JP3968470B2 - ディジタル放送受信装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、直交周波数分割多重化伝送(OFDM:Orthogonal Frequency Division Multiplexing)方式を採用したディジタル放送の受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ディジタル信号を伝送する方式として、直交周波数分割多重方式(OFDM:Orthogonal Frequency Division Multiplexing)なる変調方式を採用し、マルチパス歪の影響を受け難くした放送方式が普及しつつある。OFDM変調方式は、直交する多数の副搬送波(サブキャリア)を伝送帯域内に設け、伝送するデータを前記各サブキャリアの振幅及び位相に割り当て、PSK(Phase Shift Keying)やQAM(Quadrature Amplitude Modulation)によりディジタル変調する方式である。
【0003】
図5はOFDMにおける伝送シンボルを説明する図である。OFDM方式により変調された送信信号は、図5に示すようなOFDMシンボルと呼ばれる伝送シンボル単位で伝送される。変調に際しては、伝送される情報は分割され、複数のサブキャリアを用いて変調され、前記伝送シンボルの集合体として伝送される。図5において、一つのOFDMシンボル(t1〜t4)は、t1〜t2のガード期間(以下、ガードインタバルとも記す)とt2〜t4の有効シンボル期間とからなる。前記有効シンボル期間は送信時にIFFT(逆フーリエ変換)が行われる信号期間であり、この有効シンボルの最後部(t3〜t4)の波形がガード期間(ガードインタバル)にコピーされている。t1及びt4はOFDMシンボルの境界であり、ガードインタバル(t1〜t2)は、OFDMシンボルの境界から所定の区間がこれに割り当てられる。
【0004】
前記OFDM方式を採用した地上波ディジタル放送の規格としては、例えば、DVB−T(Digital Video Broadcasting-Terrestrial)やISDB−T(Integrated Services Digital Broadcasting -Terrestrial)などが提案されている。そして、例えば、DVB−T規格(2Kモード)においては、有効シンボル内に、2048本のサブキャリアが含まれており、そのサブキャリア間隔は4.464KHzとなる。また、有効シンボル内の2048本のサブキャリアのうち、1704本のサブキャリアにデータが変調されている。また、ガードインタバルは、有効シンボルの1/4、又は1/8、又は1/16、又は1/32の時間長の信号とされる。
【0005】
ここで、ディジタル放送受信装置の従来例の構成について、その概略を説明する。
図8はOFDM方式によるディジタル放送を受信する従来例のディジタル放送受信装置のブロック図を示す図である。図8に示すディジタル放送受信装置60は、チューナ31と、アナログ/ディジタル変換器(A/D)33と、直交復調器35と、有効シンボル抽出部37と、FFT39と、信号復調部41と、ウインドウ同期部50bとを備えている。ウインドウ同期部50bは、ガード相関部51、伝送パラメータデコーダ54、SP抽出部53、逆フーリエ変換部55、スイッチ56、タイミング信号生成部52を有する。
【0006】
ディジタル放送の放送波は図示しないアンテナにより受信され、RF信号としてチューナ31に与えられる。RF信号はチューナ31で増幅されるとともにIF信号に周波数変換され、A/D33に与えられる。
IF信号はA/D33でディジタル信号に変換され、直交復調器35に与えられる。A/D33は、DVB−T規格(2Kモード)においては、例えば、このOFDM時間領域信号の有効シンボルを2048サンプル、ガードインタバルを例えば512サンプルでサンプリングされるようなクロックで量子化する。直交復調器35は、所定の周波数のTCXOで生成されるクロックを用いて、A/D33でディジタル化されたIF信号を直交復調し、ベースバンドのOFDM信号を有効シンボル抽出部37及びウインドウ同期部50bのガード相関部51に与える。
【0007】
直交復調器35から出力されるベースバンドのOFDM信号は、FFT(フーリエ変換)演算される前の時間領域の信号であり、実軸成分(Iチャンネル信号)と、虚軸成分(Qチャネル信号)とからなる複素信号である。
ウインドウ同期部50bは、FFT39でのFFT演算範囲(以下、FFTウインドウとも記す)を制御するためのウインドウ同期信号WFを生成し、有効シンボル抽出部37に与える。有効シンボル抽出部37はウインドウ同期部50bから与えられたウインドウ同期信号WFに基づいて、ガード期間(ガードインタバル)の時間長分の信号をOFDMシンボルから除去することによって有効シンボルを抽出し、フーリエ変換演算を行うFFT39に与える。
【0008】
FFT39は、OFDMの時間領域信号に対してFFT演算を行って、各サブキャリアに直交変調されているデータを抽出し、信号復調部41とウインドウ同期部50bのSP抽出部53及び伝送パラメータデコーダ54へ与える。伝送パラメータはISDB−TではTMCC信号(Transmission Mode Configuration Control)として伝送され、DVB−TではTPS信号として伝送される。FFT39から出力される信号は、FFTされた後のいわゆる周波数領域の信号である。
FFT39は、有効シンボル長の範囲(例えば2048サンプルの範囲)に対してFFT演算を行う。その演算範囲(FFTウインドウ)がウインドウ同期部50bのタイミング信号生成部52から与えられるウインドウ同期信号WFに基づき制御される。FFTウインドウの開始位置は、最先に到達する受信信号におけるOFDMシンボルの境界と、最先に到達する受信信号におけるガードインタバルの終了位置との間に設定される。
【0009】
FFT39から出力されるOFDMの周波数領域信号は、OFDMの時間領域信号と同様に、実軸成分(Iチャンネル信号)と虚軸成分(Qチャネル信号)とで構成される複素信号である。
ウインドウ同期部50bは、直交復調器35から出力されるOFDMの時間領域信号からガード相関のピーク位置を求め、FFT39より出力されるOFDMの周波数領域信号から遅延プロファイルを求め、ウインドウ同期信号WFを生成して有効シンボル抽出部37に与えるが、ウインドウ同期部50bについては、後で詳述する。
【0010】
図8を用いて説明したように、OFDM方式によるディジタル放送を受信する受信装置では、受信したOFDM信号に対してFFT演算を行うことにより、OFDM信号の復調が行われる。このために、受信装置はまず、有効シンボルとガードインタバルとから構成されるOFDMシンボルに対して、有効シンボルと同一の長さの演算範囲(FFTウインドウ)を定め、定められた部分のデータを前記FFTウインドウによりOFDMシンボルから切り出し、切り出された部分のデータに対してFFT演算を行う。
【0011】
前記FFT演算の演算範囲を定めるFFTウインドウの位置を推定する方法としては、ガード相関のピーク位置を用いる方法と、遅延プロファイルを用いる方法とがある。OFDM信号のいずれのキャリアの変調方式もDQPSK(Differential Quadrature Phase Shift Keying)等の差動系である場合には、ガード相関のピーク位置からOFDMシンボルの先頭位置を推定し、OFDM信号がQPSK、16QAM、64QAM等の同期系変調方式のキャリアを含む場合は、遅延プロファイルからOFDMシンボルの先頭位置を推定する。
【0012】
ウインドウ同期部50bの伝送パラメータデコーダ54はOFDM信号から伝送パラメータを伝送する信号を抽出してスイッチ56に与える。スイッチ56は、伝送パラメータデコーダ54から出力されるOFDMの変調方式を示す情報に基づいて、タイミング信号生成部52に与える信号を切り替える。すなわち、変調方式が差動系のみである場合はガード相関部51の出力をタイミング信号生成部52に与え、変調方式が同期系を含む場合は逆フーリエ変換部55から出力される遅延プロファイルをタイミング信号生成部52に与える。
【0013】
OFDM変調方式が差動系のみである場合は、タイミング信号生成部52では、ガード相関部51から与えられたガード相関結果からガード相関がピークを示す位置を検出して、その位置情報に応じてウインドウ同期信号WFを生成する。一方、OFDM変調方式が同期系を含む場合は、タイミング信号生成部52では、逆フーリエ変換部55から与えられた遅延プロファイルから前ゴースト又は主信号の位置を検出し、その位置情報に応じてウインドウ同期信号WFを生成する。
なお、前記前ゴーストとは、受信電力が最も大きい主信号より前に到達する遅延波を指す。また、遅延プロファイルは、前ゴースト又は後ゴーストと主信号との間の遅延時間を示すとともに、各ゴースト信号と主信号との電力比を示す。
【0014】
図6はガード相関のピーク位置を説明する図である。ガード相関の算出は図8に示すガード相関部51で行われる。図6に示すように、ガード相関を算出する場合、まず、FFT演算される前のOFDM信号を、有効シンボル期間に相当する時間だけ遅延させて、この遅延波のガードインタバル部分の波形と、遅延していないOFDM信号後半部分の波形(即ち、ガードインタバルのコピー元の信号波形)との相関性を求め、OFDMシンボルの境界を求める。
具体的には、図6において、(a)は遅延していない元のOFDM信号を示し、(b)は元のOFDM信号を有効シンボル期間長だけ遅延させた信号を示す。(c)はガード相関結果を示す。
【0015】
ガード相関結果を算出するには、まず(a)の信号と(b)の信号を乗算器で乗算する。(b)に示す遅延された信号のガードインタバル部分では、(a)に示す遅延なしの信号と一致するため相関が得られ、それ以外の区間では相関が現れない。乗算結果は、積分の開始点を移動させながらガード期間長にわたってスライド積分される。この算出の結果、(c)に示すように、遅延なしの信号におけるシンボルの境界にピークが出る三角形の波形が得られる。この三角波がピークを示す位置はガード相関がピークを示す位置であり、三角波のピークからピークまでの期間はシンボル長と一致するため、この三角形の位置からフーリエ変換処理を行なうウインドウ位置を概略決めることができる。
【0016】
次に、遅延プロファイルの生成について図8を用いて説明する。図8に示すウインドウ同期部50bは遅延プロファイル演算部であるSP抽出部53とFFT55とを含む。FFT39から出力されるOFDMの周波数領域信号はSP抽出部53と伝送パラメータデコーダ54とに与えられる。伝送パラメータデコーダ54はOFDM信号から伝送パラメータを抽出してスイッチ56に与える。SP抽出部53はOFDM信号からパイロット信号(Scattered Pilot:シンボル時間及びキャリア周波数方向に周期的に分散した搬送波を特定の位相及び振幅で変調した信号)を抽出して逆フーリエ変換を行うIFFT55に与える。IFFT55はパイロット信号に対して逆FFT演算を行い、得られる遅延プロファイルをスイッチ56に与える。スイッチ56は伝送パラメータに含まれる、変調方式を示す情報に基づいて、タイミング信号生成部52に与える信号を切り替える。
【0017】
前記したように、遅延プロファイルはパイロット信号(Scattered Pilot)を用いて生成される。そして、遅延プロファイルを用いることにより、OFDM信号の後ゴーストを検出できるだけでなく、前ゴーストをも検出することができる。OFDM信号に前ゴーストが含まれる場合には、一つのFFTウインドウ内にOFDM信号の異なるシンボルが混在するのを防ぐために、FFTウインドウ位置が前ゴーストの有効シンボル期間と一致するように、ウインドウ同期信号WFを生成する。
OFDMの変調方式が全てのキャリアが差動系である場合は、前記SP信号(Scattered Pilot)が含まれないために、遅延プロファイルを生成することができず、タイミング信号生成部52は、ガード相関部51から出力されるガード相関結果を用いてウインドウ同期信号WFを生成する。この場合、前ゴーストを検出することはできないため、前記したような前ゴーストの有効シンボル期間に合わせてウインドウ同期信号WFを生成することはできない。
【0018】
図7は前ゴーストと後ゴーストとがある場合の遅延プロファイルを例示する図である。図7において、横軸は時間軸であり、(a)は受信電力が最も大きい主信号を示し、(b)は前記主信号より後に到達する後ゴーストを示し、(c)は主信号より前に到達する前ゴーストを示し、(d)は遅延プロファイルを示す。OFDM信号の変調方式が同期系を含む場合には、OFDM信号から演算によって遅延プロファイルを求めることができる。図7に示す例は、主信号に前ゴーストと後ゴーストが重畳して受信される例であり、主信号より時間的に前に到達する最先到達信号は、前ゴーストにおけるシンボル境界、すなわち前ゴーストにおけるガード期間の開始位置を示している。そして(d)に示す遅延プロファイルから、前ゴーストにおけるシンボル境界及び主信号におけるシンボル境界が検出され、FFT演算する区間(FFTウインドウ位置)は、シンボル間干渉を防止するために、主信号における有効シンボル期間ではなく前ゴーストにおける有効シンボル期間に相当する位置に制御される。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】
前記したように、OFDM信号の変調方式が同期系を含む場合には、遅延プロファイルを算出し、この遅延プロファイルを用いてFFTウインドウ位置を制御することが可能である。しかしながら、図8に示すように、遅延プロファイルの算出にはFFT演算及び逆FFT演算を行う必要があり、遅延プロファイルの演算結果が得られるまでに例えば10シンボル期間に相当する程度の長時間を要する。このため、FFTウインドウ位置の制御において、遅延プロファイルの演算時間に起因する時間遅れが、制御ループ内の伝達関数の位相遅れを大きくする。そして、FFTウインドウが正常な位置に制御されるまでに要する時間が長くなったり、制御ループのゲインを大きくできないために制御誤差が残り易くなったりするという問題があった。
【0020】
本発明は前記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、OFDM変調方式によるディジタル放送を受信する際に、前ゴースト信号を含む遅延波を受信した場合にも、速やかにFFTウインドウを適切な位置へ制御し、受信信号の品質を向上させることである。
【0021】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記課題に鑑みてなされたものであり、第1の発明は、分割した情報を複数のサブキャリアで変調して生成した有効シンボル期間と、該有効シンボル期間の一部期間の信号を複写して生成したガード期間とからなる伝送シンボルを伝送単位とする直交周波数分割多重(OFDM)信号を受信するディジタル放送受信装置において、前記一つの有効シンボル期間と同一長の演算範囲を前記伝送シンボルから切り出し、該演算範囲をフーリエ変換して情報を復調するフーリエ変換(FFT)部と、前記OFDM信号と該OFDM信号を有効シンボル期間長だけ遅延させた信号との相関を求めてガード相関結果を出力するガード相関部と、前記OFDM信号から抽出したパイロット信号を逆フーリエ変換(IFFT)して、前記OFDM信号の遅延プロファイルを求める遅延プロファイル演算部と、前記ガード相関結果に応じた信号と前記遅延プロファイルに応じた信号とを混合し、前記演算範囲を制御するタイミング信号を前記混合した結果の信号に基づいて生成するタイミング信号生成部とを備えるようにしたディジタル放送受信装置である。
【0022】
第2の発明は、第1の発明のディジタル放送受信装置において、前記タイミング信号生成部はシンボル位置検出部を含み、前記シンボル位置検出部は、前記ガード相関部の出力に基づいてガード相関のピーク位置の誤差を検出して出力し、前記遅延プロファイル演算部の出力に基づいて、最先に到達する受信信号の位置を出力するようにしたディジタル放送受信装置である。
【0023】
第3の発明は、第2の発明のディジタル放送受信装置において、前記タイミング信号生成部は、前記シンボル位置検出部から出力される前記ガード相関のピーク位置の誤差と前記位置とを所定の割合で加算する混合部を含むようにしたディジタル放送受信装置である。
【0024】
第4の発明は、第2の発明のディジタル放送受信装置において、前記シンボル位置検出部で検出されたガード相関のピーク位置の変動が予め定めた所定値以上である場合には、前記検出された所定値以上の変動を所定値で制限して出力するようにしたディジタル放送受信装置である。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について説明する。本発明のディジタル放送受信装置は、直交周波数分割多重(OFDM)信号を受信する受信装置であって、一つの有効シンボル期間と同一長の演算範囲(FFTウインドウ)を伝送シンボルから切り出し、該演算範囲をフーリエ変換して情報を復調する。OFDM信号のいずれのキャリアもSP(Scattered Pilot)を含んでいない場合には、前記FFTウインドウの位置を制御するウインドウ同期信号を、ガード相関のピーク位置に基づいて生成し、OFDM信号のキャリアが前記SPを含む場合には、前記ウインドウ同期信号を、ガード相関のピーク位置に応じた信号と遅延プロファイルに応じた信号とを混合した信号に応じて生成する。
【0026】
OFDM信号の変調方式が同期系を含み、遅延プロファイルを用いてFFTウインドウ位置を制御する場合に、ガード相関結果を算出するのに要する時間は、遅延プロファイルを演算する時間に比して短いために、受信開始後、速やかにFFTウインドウを概略正しい位置に制御できる。また、遅延プロファイルの演算時間に起因する制御系における時間遅れが、ガード相関結果を併用することによって短縮され、FFTウインドウ位置を制御する制御系のループゲインを大きくすることができ、制御時に残るFFTウインドウ位置の残存制御誤差を小さくすることができる。
【0027】
以下、本発明の実施例について、図と共に説明する。図3は本発明ディジタル放送受信装置の実施例を示すブロック図である。図3に示すディジタル放送受信装置30と、図8に示すディジタル放送受信装置60とで、同一機能、同一作用の要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。図3と図8との主たる違いは、ウインドウ同期部50bに代えてウインドウ同期部50が設けられている点である。
【0028】
ウインドウ同期部50は、FFT39でのFFT演算範囲(FFTウインドウ)を制御するためのウインドウ同期信号WSを生成し、有効シンボル抽出部37に与える。有効シンボル抽出部37はウインドウ同期部50から与えられたウインドウ同期信号WSに基づいて、ガード期間(ガードインタバル)の時間長分の信号をOFDMシンボルから除去することによって有効シンボルを抽出し、FFT39に与える。
FFT39は、OFDMの時間領域信号に対してFFT演算を行って、各サブキャリアに直交変調されているデータを抽出し、信号復調部41とウインドウ同期部50のSP抽出部53及び伝送パラメータデコーダ54へ与える。
【0029】
FFT39は、有効シンボル長の範囲(例えば2048サンプルの範囲)に対してFFT演算を行う。その演算範囲(FFTウインドウ)がウインドウ同期部50のタイミング信号生成部70から与えられるウインドウ同期信号WSに基づき制御される。FFTウインドウの開始位置は、最先に到達する受信信号におけるOFDMシンボルの境界と、最先に到達する受信信号におけるガードインタバルの終了位置との間に設定される。
FFT39から出力される信号は、FFTされた後のいわゆる周波数領域の信号であり、OFDMの時間領域信号と同様に、実軸成分(Iチャンネル信号)と虚軸成分(Qチャネル信号)とで構成される複素信号である。
【0030】
直交復調器35から出力されるベースバンドのOFDM信号は、FFT(フーリエ変換)演算される前の時間領域の信号であり、実軸成分(Iチャンネル信号)と、虚軸成分(Qチャネル信号)とからなる複素信号である。ウインドウ同期部50のガード相関部51には直交復調器35からOFDMの時間領域の信号が与えられ、ガード相関部51ではOFDM信号のガード相関係数が算出され、このガード相関結果がタイミング信号生成部70に与えられる。
一方、伝送パラメータに含まれる変調方式を示す情報が伝送パラメータデコーダ54からタイミング信号生成部70に与えられ、逆フーリエ変換部55からOFDM信号の遅延プロファイルがタイミング信号生成部70に与えられる。
【0031】
タイミング信号生成部70の動作は、伝送パラメータデコーダ54から与えられる変調方式を示す情報に基づいて制御される。すなわち、OFDM信号のいずれのキャリアもSP(Scattered Pilot)を含んでいない場合には、タイミング信号生成部70はガード相関部51から出力されるガード相関結果に基づいてウインドウ同期信号WSを生成する。また、OFDM信号のキャリアが前記SPを含む場合には、タイミング信号生成部70は前記ガード相関結果に応じた信号と前記遅延プロファイルに応じた信号とを混合し、この混合結果の信号に基づいてウインドウ同期信号WSを生成する。
そして、有効シンボル抽出部37はタイミング信号生成部70から与えられたウインドウ同期信号WSに基づいて、OFDMシンボルからその有効シンボルと同一の長さの演算範囲(FFTウインドウ)を切り出して、この切り出された演算範囲のデータに対してFFT39がフーリエ変換演算を行う。
【0032】
図4は図3に示すタイミング信号生成部70の構成を示すブロック図である。図4において、タイミング信号生成部70は、ピーク位置誤差検出部9と前ゴースト/主信号位置検出部19とからなるシンボル位置検出部10、混合部20、タイミング検出部27、信号発生部28とで構成される。
ピーク位置誤差検出部9にはガード相関部51からガード相関結果が与えられる。ピーク位置誤差検出部9は、ガード相関結果から、ガード相関のピーク位置を検出し、前記ピーク位置に応じた信号PPを混合部20に与える。前記ピーク位置に応じた信号PPは、例えばそのピーク位置の基準位置からの誤差である。前ゴースト/主信号位置検出部19には逆フーリエ変換部55から遅延プロファイルが与えられる。前ゴースト/主信号位置検出部19では、最先に到達する受信信号のシンボル境界が検出される。前ゴースト/主信号位置検出部19から混合部20に対して前記遅延プロファイルに応じた信号SBが与えられる。
【0033】
混合部20には伝送パラメータデコーダ54からOFDMの変調方式を示す情報が与えられる。混合部20は、OFDM信号のいずれのキャリアも前記SPを含んでいない場合には、ピーク位置誤差検出部9から出力された信号PPをタイミング検出部27に与える。また、OFDM信号のキャリアが前記SPを含む場合には、混合部20は前ゴースト/主信号位置検出部19から出力された信号SBとピーク位置誤差検出部9から出力された信号PPとを混合して、混合信号SMをタイミング検出部27に与える。タイミング検出部27は混合部20から与えられた混合信号SMに基づいて、ウインドウ同期信号の開始点となるタイミングを検出して信号発生部28に与え、信号発生部28はタイミング検出部27から与えられたタイミングに基づいてウインドウ同期信号WSを発生する。
【0034】
図1は本発明に係るタイミング信号生成部70の具体例を示すブロック図であり、図4に示すタイミング信号生成部70の一実施例である。
図1と図4とで、同一構成、同一作用の要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。図1において、ピーク位置誤差検出部9は図4に示すピーク位置誤差検出部9の一実施例であり、ピーク位置検出部11、減算器12、リミッタ13、ローパスフィルタ(LPF)15で構成される。ピーク位置検出部11にはガード相関部51からガード相関結果が与えられる。
【0035】
ピーク位置検出部11は、与えられたガード相関結果からガード相関結果のピーク位置を検出し、その結果を減算器12に与える。減算器12ではLPF15から与えられるピーク位置の過去の平均値との差分を得てリミッタ13に与える。リミッタ13は、入力されたピーク位置の誤差の大きさが所定の閾値を超えている場合に、その誤差の大きさを前記閾値で制限してLPF15に与える。LPF15は伝送シンボル長に対して十分大きな時定数で高域分を除去し、出力を減算器12に与える。リミッタ13は、ピーク位置の誤差信号PPを係数23へ出力する。
【0036】
図1の混合部20は図4に示す混合部20の一実施例を示し、係数23、スイッチ21、係数24、加算器25で構成される。スイッチ21は伝送パラメータデコーダ54から与えられる、OFDM信号の変調方式を示す情報により制御される。すなわち、いずれのキャリアもSP(Scattered Pilot)を含んでいない場合には、逆フーリエ変換部55で遅延プロファイルが得られないから、スイッチ21は前ゴースト/主信号位置検出部19の出力SBを係数24に与えず、いずれかのキャリアが前記SPを含む場合には、逆フーリエ変換部55で遅延プロファイルが得られるから、前ゴースト/主信号位置検出部19の出力SBを係数24に与える。
【0037】
リミッタ13から出力された信号PPと前ゴースト/主信号位置検出部19から出力された信号SBには、係数α、係数βがそれぞれ乗算され、その乗算結果同士が加算器25で加算される。すなわち、混合部20は信号PPと信号SBとを係数α、係数βで重み付けをして混合する。加算器25の出力SMはタイミング検出部27に与えられる。信号発生部28はタイミング検出部27で検出されたFFTウインドウの開始点を基準にしてウインドウ同期信号WSを発生し、有効シンボル抽出部37に出力する。
【0038】
なお、図示は省略されているが、受信開始直後に最初にガード相関のピーク位置が検出されたときには、そのピーク位置をタイミング検出部27で検出し、該検出した信号により信号発生部28をリセットする。すなわち、信号発生部28は前記検出されたピーク位置を、最先に到達した受信信号のシンボル境界であると判断してウインドウ同期信号WSの立ち上がりの位置を前記ピーク位置にリセットする。信号発生部28は一旦リセットされると、伝送シンボルのガード期間と有効シンボル期間に応じたウインドウ同期信号を出力し続けるが、その立ち上がりのタイミングがタイミング検出部27の出力により制御される。
【0039】
図2は本発明に係るFFTウインドウ位置を例示する図である。図2に示す例は、OFDM信号が同期系変調方式のキャリアを含み、且つ受信信号に後ゴーストと前ゴーストとが含まれている場合の例である。
(a)は受信電力が最も大きい主信号を示し、遅延していない直接波の信号を示す。(b)は前記主信号より後に到達する後ゴーストを示し、(c)は主信号より時間的に前に到達する前ゴーストを示す。この場合のガード相関のピーク位置は、図6を用いて説明したように、(c)に示す最先に到達した受信信号のシンボル境界に一致する。また、この場合の遅延プロファイルは、図7を用いて説明した通りであり、この遅延プロファイルから主信号のシンボル境界が検出されるとともに、最先到達信号から前ゴーストのシンボル境界が検出される。
【0040】
仮に、受信信号に前ゴーストが含まれてなく、主信号と後ゴーストだけであると仮定すると、この場合のFFTウインドウ(N)を制御するウインドウ同期信号WS(N)は、FFTウインドウ位置と主信号の有効シンボル期間とが一致するように、前記ガード相関結果に応じた信号及び前記遅延プロファイルに応じた信号によって制御される。
しかし、図2に示すように前ゴーストが含まれている場合には、FFTウインドウ(P)を制御するウインドウ同期信号WS(P)は、前ゴーストの有効シンボル期間に対応する位置に制御される。
【0041】
前記したように、本発明におけるディジタル放送受信装置においては、受信したOFDM信号のいずれのキャリアもSP(Scattered Pilot)を含んでいない場合には、遅延プロファイルが得られないから、ガード相関係数のピーク位置に応じた信号に基づいてウインドウ同期信号WSを発生する。この場合、OFDM信号に含まれるゴースト信号の位置に関係なく、FFTウインドウの位置は主信号の有効シンボル期間と一致するよう制御される。
一方、受信したOFDM信号のキャリアが前記SPを含む場合には、ガード相関のピーク位置に応じた信号と、遅延プロファイルが示すシンボル位置に応じた信号とに基づいて、ウインドウ同期信号WSを発生する。
【0042】
受信したOFDM信号が同期系変調方式のキャリアを含む場合であっても、受信開始直後は、遅延プロファイルの演算結果が出力されないので、ウインドウ同期信号WSはガード相関のピーク位置に基づいて生成され、FFTウインドウの位置は主信号の有効シンボル期間と概略一致するように制御される。その後、遅延プロファイルが出力されるようになると、ウインドウ同期信号WSはガード相関のピーク位置と遅延プロファイルとに基づいて生成され、前ゴーストがない場合は、FFTウインドウの位置は主信号の有効シンボル期間と概略一致するように制御され、前ゴーストがある場合は、FFTウインドウの位置は前ゴーストの有効シンボル期間と概略一致するように制御される。
【0043】
以上詳述したように、本発明を適用した実施の形態によれば、OFDM信号の変調方式が同期系を含む場合に、受信開始直後は、FFTウインドウ位置がガード相関のピーク位置に基づいて速やかに制御され、その後遅延プロファイルが出力されると、FFTウインドウ位置はガード相関のピーク位置と遅延プロファイルとの両方に基づいて制御されるから、受信信号に前ゴーストが含まれる場合にもFFTウインドウを正しい位置に制御することができる。また、受信中に受信信号のシンボル位置が変動すると、その変動分がガード相関のピーク位置に応じて速やかに制御系に伝達されるから、FFTウインドウ位置の制御系の時間遅れが小さくなり、制御系のループゲインを大きくすることができて、残存制御誤差を小さくすることができる。このように、受信信号のシンボル位置を速やかに検出してFFTウインドウ位置を制御することにより、ディジタル放送受信装置の受信信号の品質を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るタイミング信号生成部70の具体例を示すブロック図である。
【図2】本発明に係るFFTウインドウ位置を例示する図である。
【図3】本発明ディジタル放送受信装置の実施例を示すブロック図である。
【図4】図3に示すタイミング信号生成部70の構成を示すブロック図である。
【図5】OFDMにおける伝送シンボルを説明する図である。
【図6】ガード相関のピーク位置を説明する図である。
【図7】前ゴーストと後ゴーストとがある場合の遅延プロファイルを例示する図である。
【図8】OFDM方式によるディジタル放送を受信する従来例のディジタル放送受信装置のブロック図を示す図である。
【符号の説明】
9 ピーク位置誤差検出部
10 シンボル位置検出部
11 ピーク位置検出部
12、17 減算器
13 リミッタ
15 LPF
19 前ゴースト/主信号シンボル位置検出部
21 スイッチ
23、24 係数
25 加算器
27 タイミング検出部
28 信号発生部
35 直交復調器
37 有効シンボル抽出部
39 FFT(フーリエ変換部)
41 信号復調部
50 ウインドウ同期部
51 ガード相関部
53 パイロット信号抽出部(SP抽出部)
55 IFFT(逆フーリエ変換部)
70 タイミング信号生成部
Claims (2)
- 分割した情報を複数のサブキャリアで変調して生成した有効シンボル期間と、該有効シンボル期間の一部期間の信号を複写して生成したガード期間とからなる伝送シンボルを伝送単位とする直交周波数分割多重(OFDM)信号を受信するディジタル放送受信装置において、
前記一つの有効シンボル期間と同一長の演算範囲を前記伝送シンボルから切り出し、該演算範囲をフーリエ変換して情報を復調するフーリエ変換(FFT)部と、
前記OFDM信号と該OFDM信号を有効シンボル期間長だけ遅延させた信号との相関を求めてガード相関結果を出力するガード相関部と、
前記OFDM信号から抽出したパイロット信号を逆フーリエ変換(IFFT)して、前記OFDM信号の遅延プロファイルを求める遅延プロファイル演算部と、
前記ガード相関結果に応じた信号と前記遅延プロファイルに応じた信号とを混合し、前記演算範囲を制御するタイミング信号を前記混合した結果の信号に基づいて生成するタイミング信号生成部と、
を備え、
前記タイミング信号生成部は、
ガード相関のピーク位置を検出するピーク位置検出部と、
ピーク位置について今回のものと過去の平均値との差分としてのピーク位置の誤差を計算する減算器と、
前記遅延プロファイルに基づいて、最先に到達する受信信号におけるシンボル境界を検出するシンボル境界検出部と、
シンボル境界に応じた信号とピーク位置の誤差に応じた信号とを所定の割合で加算して前記タイミング信号の基にする混合信号を生成する混合部と、
を含むことを特徴とするディジタル放送受信装置。 - 前記混合部は、ピーク位置の誤差について所定範囲に制限して混合信号を生成することを特徴とする請求項1記載のディジタル放送受信装置。
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