JP2007281527A - 半導体レーザ及びその製造方法 - Google Patents

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川 正 行 石
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Abstract

【課題】複雑なプロセスをなくし、歩留まりが高く、低コスト化に必要な量産性があり、良好な初期特性や信頼性をもつ半導体装置、半導体レーザを提供する。
【解決手段】複数のIII族元素を含む窒化物半導体層が凹凸のある基体表面上に形成されてなることにより、上記窒化物半導体層におけるIII族元素の組成比、バンドギャップエネルギ、屈折率、導電性、抵抗率の少なくとも一つが、上記基体の凹凸に対応して、層内で変化するようにする。また、水素を含む雰囲気中で加熱しAlを含む層をエッチングストップ層として用いることにより、エッチング深さのばらつき等の影響を受けず制御性の向上と歩留まりの向上を図れる。
また、エッチングおよび再成長を連続して行えるため、安価なプロセスが可能である。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体装置、半導体レーザ及びその製造方法並びにエッチング方法に関わり、特に窒化物半導体を用いたもので、電流狭窄構造などの選択的に加工が必要な半導体装置などに関する。また、本発明は、特に、電流狭窄や横モード制御された高性能の半導体レーザ及びその製造方法に関する。
III族窒化物半導体材料は、III−V族化合物半導体材料の中で最大のバンドギャップエネルギを実現でき、ヘテロ接合を形成できることから、短波長で発光する半導体レーザや発光ダイオード、或いは、高速、高出力の電子デバイス用材料として期待されている。III族窒化物半導体材料を用いる一般的なデバイスでは、その能動領域において、有機金属気相成長法(MOCVD:metel-organic chemical vapor deposition)、分子線エピタキシー法(MBE:molecular beam epitaxy)などの薄膜積層技術が用いられている。特に、半導体レーザ、発光ダイオード、ヘテロ接合を有する電子デバイスでは、複数のIII族元素を含有する混晶におけるIII族元素の組成比の異なる薄膜層を積層することにより実現される光や電子の閉じ込め機能が不可欠である場合が多い。
これらの混晶薄膜層は、通常は種々の基体上に形成され、そのバンドギャップエネルギ、屈折率、導電性、抵抗率といった物理的な性質は基体上に形成した薄膜層の全面にわたって均一であることが通常であった。不均一が発生する例として、InGaN薄膜層中における組成の異なる微小な析出領域の形成が報告されているが、マクロに見ると上述したような物理的性質は基体上の薄膜層形成領域にわたって均一と見なされるものでしかなかった。また原子層の数倍から数十倍程度の厚みの複数の極薄膜を周期的に積層して形成した、いわゆる「超格子」の形成がIII族窒化物半導体においても報告されているが、超格子層全体としての上述したような物理的性質は基体上の薄膜層の全面にわたって均一と見なされるものでしかなかった。
このように、基体上に形成される窒化物混晶薄膜層の物理的性質が、基体上の薄膜層の全面にわたって均一にしか形成できなかったために、基体上に形成される薄膜層を積層して能動部を形成する半導体レーザ、発光ダイオード、電子デバイスなどにおいて、基体の面内方向にバンドギャップエネルギ、屈折率、導電性、抵抗率といった物理的な性質を変化させ、機能を引き出すためには、複数のエピタキシャル成長工程とエッチング工程、さらにはこれらに伴う複雑な位置合わせ工程を適用する必要があった。
図12は、従来の半導体レーザの構成を例示する断面図である。すなわち、同図のレーザは、基体となるサファイア基板910の主面上に、面内に均一な薄膜層として、n型GaNコンタクト層912、n型AlGaNクラッド層914、InGaN系量子井戸活性層916、p型AlGaNクラッド層918、p型GaNコンタクト層920を積層した構成を有する。ここで、p型クラッド層918は、光導波効率を高めるためにリッジ状に形成されている。さらに、電流狭窄のために、p型クラッド層918のリッジの上面に開口を有する絶縁膜930が形成され、この開口を介してp側電極950が設けられている。また、n型コンタクト層912にはn側電極940が接続されている。
しかし、図12に例示した半導体レーザにおいては、電流狭窄や光導波あるいは電極コンタクト形成のためにp型クラッド層などの選択的なエッチング、絶縁膜930の形成、p側電極950、n側940電極の形成など複雑なプロセスが必要である。このために歩留まりが低く、低コスト化に必要な量産性が低いという問題があった。また、エッチングなどのプロセスを行う際の結晶へのダメージがデバイスの初期特性や信頼性を損ねるといった問題があった。
上述のように、従来は、基体上に形成される窒化物混晶薄膜層の物理的性質が、基体上の薄膜層の全面にわたって均一にしか形成できなかったことにより、基体上に形成される薄膜層を積層して能動部を形成する半導体レーザ、発光ダイオード、電子デバイスなどでは、基体の水平面内でバンドギャップエネルギ、屈折率、導電性、抵抗率といった物理的な性質を変化させ、機能を引き出すためには、複数のエピタキシャル成長や、複雑な位置合わせを必要とする加工技術を適用する必要があり、これが歩留まりが低く、低コスト化に必要な量産性が低い、あるいはこのような加工技術を適用する際の結晶へのダメージがデバイスの初期特性や信頼性を損ねるといった問題があった。
一方、このような問題とは別に、窒化物半導体を用いた半導体レーザにおいては、所定のエッチング深さでエッチングを確実に停止することができる技術が必要とされていた。
すなわち、近年、InGaAlNなどの窒化物半導体を用いた青色半導体レーザは、短波長であるがゆえに小さなビーム径が得られるため、光ディスクなどの高密度情報処理用の光源として期待されている。光ディスクシステム等への応用では、半導体レーザの出射ビームを極小スポットに絞ることが必要であるとともに、基本横モード発振が不可欠である。
窒化物半導体レーザとしては、従来リッジ構造の素子が多く報告されている。
しかしリッジ構造は、横モード制御に重要なリッジ部とリッジの外側との実効屈折率差が、リッジ形成のエッチング深さに強く依存するという特徴がある。従来より、このリッジ形成のためのエッチング工程には、反応性イオンエッチング(RIE)や反応性イオンビームエッチング(RIBE)などに代表されるドライエッチング法が広く用いられている。しかし、窒化物半導体のドライエッチング法では、選択エッチング法のような、目標のエッチング深さでエッチングを停止させられる技術は未だ確立されておらず、エッチング時間による制御、あるいはレーザ干渉等を用いたエッチング深さのモニターリングが行われている。しかし、このようなエッチング深さの制御法では、エッチングする層の膜厚に分布がある場合など、下の層との界面でエッチングを停止したり、ウエハー全面で任意の膜厚を残してエッチングを停止することは困難であり、十分なエッチング深さの制御をおこなうことはできない。
このように、従来のエッチング技術では、十分なエッチング深さの制御ができない。また、リッジ構造は、結晶成長による膜厚分布やエッチング深さの分布などの影響を受け、良好な歩留まりで基本横モードが制御された素子を形成することは困難であった。すなわち、従来のリッジ構造のInGaAlN系半導体レーザでは、構造そのものがプロセス上の精度、不均一さに特性が大きく影響される構造である。このため、基本横モードで連続発振するレーザを良好な歩留まりで作成することが困難であった。
本発明の目的は、エッチング深さの制御性やエッチングダメージなどによる素子特性の劣化などの影響を受けず、歩留まりなどの生産性に優れた横モード制御構造の窒化物半導体レーザを提供することにある。
本発明の一態様によれば、基板と、
前記基板上に設けられた窒化物半導体からなるエッチングストップ層と、
前記エッチングストップ層の上に接して設けられ窒化物半導体からなりストライプ状の開口を有する電流阻止層と、
前記ストライプ状の開口を埋め込むように前記電流阻止層の上に設けられた窒化物半導体からなる埋め込み層と、
前記埋め込み層の上に設けられた活性層と、
を備え、
前記電流阻止層は、前記エッチングストップ層に隣接して設けられた窒化物半導体からなるエッチング層と、前記エッチング層の上に設けられた窒化物半導体からなるエッチングマスク層と、を有し、
前記エッチング層は、前記エッチングマスク層及び前記エッチングストップ層よりもエッチングされやすい材料からなることを特徴とする半導体レーザが提供される。
また、本発明の一態様によれば、基板と、
前記基板上に設けられた第1の窒化物半導体層と、
前記第1の窒化物半導体層の上に接して設けられ窒化物半導体からなりストライプ状の開口を有する電流阻止層と、
前記ストライプ状の開口を埋め込むように前記電流阻止層の上に設けられた窒化物半導体からなる埋め込み層と、
前記埋め込み層の上に設けられた活性層と、
を備え、
前記電流阻止層は、前記第1の窒化物半導体層に隣接して設けられた第2の窒化物半導体層と、前記第2の窒化物半導体層の上に設けられた第3の窒化物半導体層と、を有し、
前記第2の窒化物半導体層のアルミニウムの組成は、前記第1及び第3の窒化物半導体層のアルミニウムの組成よりも低いことを特徴とする半導体レーザが提供される。
また、本発明の一態様によれば、基板上に、第1の窒化物半導体からなるエッチングストップ層と、前記エッチングストップ層の上に設けられた第2の窒化物半導体からなるエッチング層と、前記エッチング層の上に設けられた第3の窒化物半導体からなるエッチングマスク層と、を有する積層体を形成する第1の堆積工程と、
前記エッチングマスク層の一部を第1のエッチング方法によりエッチングしてストライプ状の開口を形成し前記開口に前記エッチング層を露出させる第1のエッチング工程と、
前記積層体を、窒素、アンモニア、ヘリウム、アルゴン、キセノン及びネオンのうちの少なくとも1種と水素との混合雰囲気、または窒素とアンモニアとの混合雰囲気、または水素雰囲気中で加熱することにより、前記開口に露出した前記エッチング層をエッチングして前記エッチングストップ層を露出させることにより、前記ストライプ状の開口を有する電流阻止層を形成する、第2のエッチング工程と、
前記ストライプ状の開口を窒化物半導体からなる埋め込み層で埋め込み、さらにその上に活性層を形成する第2の堆積工程と、
を備えたことを特徴とする半導体レーザの製造方法が提供される。
本発明によれば、所定のエッチング深さを確実且つ容易に再現でき、エッチング深さ制御の精度に影響されず、かつ横モード制御された安定した素子特性の窒化物半導体レーザを歩留まりよく製造できる。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。
まず、本発明の実施の形態にかかる半導体装置の基本構成について例示する。
図1は、本発明の実施形態の形態に係る半導体装置の要部断面構造を表す概念図である。すなわち、同図は、本発明を適用して得られる端面発光型の半導体レーザをその出射端面から眺めた断面構成を表し、n型基板101上に、n型バッファ層102、n型第1クラッド層103、電流阻止層106、n型第2クラッド層108、活性層109、p型クラッド層110、p型コンタクト層111が順次積層されている。ここで、電流阻止層106は、図面に対して略垂直方向に延在するストライプ状の開口Sを有し、この開口が第2クラッド層108により埋め込まれた構成を有する。
また、p型コンタクト層111上にはp側電極112が形成され、n型基板101の裏面側にはn側電極113が形成されている。
また、バッファ層102〜p型コンタクト層111に至る各層は、窒化物半導体よりなるものとすることができる。
ここで、各層の役割について説明すると、まず、バッファ層102は、基板101の上に形成する各層の結晶性を改善するための緩衝層として作用する。
次に、各クラッド層103、108及び110は、活性層109よりも大きなバンドギャップを有し、キャリアと光を活性層109に閉じ込めてレーザ発振を生じさせる役割を有する。
また、後に詳述するように、第1クラッド層103は電流阻止層106をエッチングする際のエッチングストップ層としての作用も有する。
電流阻止層106は、外部から注入される電流をストライプ状のコア領域に狭窄するためのブロック層として作用する。また、後に詳述するように、凹凸を有することにより、その上に成長させる第2クラッド層108の面内組成を変調させる作用も有する。
活性層109は、注入されたキャリアを再結合させてそのバンドギャップに応じた発光を生ずる作用を有する。
p型コンタクト層111は、その上に形成する電極との接触抵抗を低減させる作用を有する。
なお、本発明は、図示した導電型には限定されず、各層の導電型を反転した構成としても良い。また、例えば、電流阻止層は、活性層の上側に設けられていても良い。
以上説明した基本構成を参照しつつ、以下、本発明の実施の形態について説明する。
(第1の実施の形態)
まず、図1を参照しつつ、本発明の第1の実施の形態について説明する。本実施形態においては、第2クラッド層108の組成がストライプ状の開口Sの部分とそれ以外の部分とで異なる点に特徴を有する。すなわち、本実施形態においては、第2クラッド層108は、2種類以上のIII族元素を含んだ窒化物半導体からなる。そして、これらのIII属元素の組成比がストライプ状の開口Sとそれ以外の部分で異なる。
例えば、クラッド層108をAlGaNにより形成した場合には、ストライプ開口Sにおけるクラッド層108のAl組成は、それ以外の部分におけるクラッド層108のAl組成よりも低い。このため、クラッド層108の内部において、導波路ストライプに対応した屈折率の分布が生ずる。すなわち、ストライプ開口Sの凹部に形成したAlGaNクラッド層108の屈折率が、開口S以外の部分に比べて高くなり、クラッド層108に光を導波する導波路としての機能を作りつけることができる。その結果として、半導体レーザ内を伝搬する光の水平横モードを導波路内に効率的に閉じ込めることができ、発振特性を大幅に改善することができる。
このようなクラッド層108の組成の面内分布は、その下地の凹凸によって生じさせることができる。
図2は、電流阻止層106の上にクラッド層108を成長させる過程を概念的に表した断面図である。ストライプ状の開口Sを有する電流阻止層106の上に、例えばMOCVD法やMBE法などの各種の堆積方法によりAlGaNクラッド層108を成長させると、はじめは図2(a)に表したように、開口Sの凹凸形状を反映して結晶成長が開始するが、結晶成長が進行するにつれて同図(b)に表すように徐々に開口Sの凹凸が埋め込まれ、ある程度の厚みまで堆積すると、開口Sはほぼ完全に埋め込まれ、同図(c)に表したようにクラッド層108の表面は略平坦になる。
この時に、開口Sの凹部が埋め込まれてクラッド層108の表面が平坦になるためには、電流阻止層106の上に飛来した堆積粒子が、図2に矢印Mで表したように、開口Sの凹部にマイグレート(移動)する必要がある。
しかし、気相成長などの方法によって基体上に供給されるIII族原料ないしその分解生成物(III族元素そのものを含む)において、例えば、Al(アルミニウム)とそれ以外の元素(ここではGa(ガリウム))とは、基体表面を覆う材料との結合力に差異があるとともに、凹部と凸部あるいは平坦部で結合力に差異があることによることが推察される。つまり、基体の表面において、Alまたはその分解生成物は、Ga及びその分解生成物よりもマイグレートしにくい。その結果として、ストライプ開口Sに対しては、AlよりもGaが顕著にマイグレートし、開口凹部のAl組成が低下する。
以上説明したように、本実施形態によれば、電流阻止層106にストライプ状の開口Sを設け、この開口凹部を埋め込むようにしてクラッド層108を形成することにより、クラッド層のIII属組成を変調させ、屈折率分布を生じさせて光閉じ込め効率を改善することができる。この効果をより顕著に得るためには、クラッド層108を構成する複数のIII属元素のマイグレート速度の差異が大きく、その結果として、屈折率などの差異か生じやすいものであることが望ましい。
窒化物半導体レーザを形成する場合には、クラッド層108を構成する窒化物半導体として、Alとそれ以外のIII属元素を含むものを採用すると、組成の変調を生じやすい。
また、本実施形態によれば、基体表面の凹凸に応じて成長層の組成を変調させることができるので、屈折率に分布を設けるのみでなく、バンドギャップエネルギ、導電性、抵抗率あるいはその他の各種の物性を空間的に変調させることができる。従って、半導体レーザのみならず、各種の光デバイス・電子デバイスに応用することが可能である。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。本実施形態は、例えば図1に例示した半導体レーザにおいて、電流阻止層106のストライプ開口Sを確実且つ容易に形成することができる構造及びそのエッチングプロセスに関するものである。
図3は、図1に例示した半導体レーザの電流阻止層106の周辺を表す要部拡大断面図である。すなわち、本実施形態においては、電流阻止層106は、エッチング層104とエッチングマスク層105とを積層してなる。ここで、エッチング層104は、所定のエッチング条件において、エッチングマスク層105よりもエッチング速度が低い材料によって構成される。
例えば、窒化物半導体を用いる場合には、エッチング層104のAl組成をエッチングマスク層105のAl組成よりも低くする。
また、電流阻止層106の下の第1クラッド層103は、エッチングストップ層として作用する。つまり、第1クラッド層103の材料は、所定のエッチング条件において、エッチング層104よりもエッチング速度が低い材料を用いる。
例えば、窒化物半導体を用いる場合には、第1クラッド層103のAl組成をエッチング層104よりも高いものとする。
以上説明したように、本実施形態においては、エッチングストップ層(第1クラッド層103)、エッチング層104、エッチングマスク層105からなる3層構成を採用する。
図4は、本実施形態に係るエッチングプロセスを表す概略工程断面図である。
まず、図4(a)に表したように、エッチングストップ層(第1クラッド層103)、エッチング層104、エッチングマスク層105を順次積層する。
次に、同図(b)に表したように、エッチングマスク層105の上に、所定の開口Oを有するマスク800を形成する。マスク800の材料としては、例えば、レジストや酸化シリコンなどの各種の材料を適宜用いることができる。
次に、同図(c)に表したように、第1のエッチング方法を用いてエッチングマスク層105を選択的にエッチングする。第1のエッチング方法は、エッチングマスク層105のみがエッチングされ、エッチング層104はエッチングされないような条件で行うことができる。
また、第1のエッチング方法として、エッチング層104がエッチングされる条件で行っても良い。但し、この場合には開口Oに露出するエッチング層104が完全にエッチング除去される前にエッチングを停止する必要がある。
窒化物半導体を対象とする場合に、第1のエッチング方法としては、例えばCDE(chemical dry etching)やRIE(reactive ion etching)あるいはイオンミリングなどのドライエッチング法や、KOHなどのエッチング液を用いたウェットエッチング法を用いることができる。
次に、同図(d)に表したように、マスク800を除去する。但し、この工程は、同図(e)に表した工程の後に行ってもよい。
マスク800を除去した後に、エッチングマスク層105をマスクとして用い、第2のエッチング方法でエッチング層104をエッチングする。ここで、第2のエッチング方法は、エッチング層104に対するエッチング速度が高く、エッチングストップ層(第1クラッド層)103に対するエッチング速度は低くなる条件で行う。すると、エッチング層104がエッチングされ、エッチングストップ層103が露出した状態でエッチングを確実に停止させることができる。
具体的には、窒化物半導体を対象とする場合を例に挙げると、第2のエッチング方法として、本発明者が独自に発明した気相エッチング法を用いることができる。例えば、エッチングストップ層103がAlGaNからなり、エッチング層104がGaN(あるいはAl組成の低いAlGaN)からなり、エッチングマスク層105がAlGaNからなる場合を例に挙げる。この場合には、水素を含有する雰囲気中で1000℃前後に昇温すると、エッチング層104はエッチングされ、エッチングストップ層103とエッチングマスク層105は殆どエッチングされない。つまり、エッチング層104のみを選択的にエッチングし、エッチングストップ層103でエッチングを確実に停止させることができる。つまり、オーバーエッチングやアンダーエッチングを生ずることなく、所定のエッチング形状を得ることができる。しかも、気相エッチング法を用いる場合は、エッチング・ガスやプラズマなどによる結晶の損傷を生ずることもない。
また、本発明者の検討の結果、窒化物半導体に対して気相エッチングの効果が得られる雰囲気としては、窒素、アンモニア、ヘリウム、アルゴン、キセノン及びネオンのうちのいずれかと水素との混合雰囲気、またはこれらのうちの2以上と水素との混合雰囲気、または窒素とアンモニアとの混合雰囲気、または水素雰囲気を用いることができることが判明した。
これらの雰囲気は、従来のCDEやRIEなどのドライエッチングにおいて用いられてきたいわゆるエッチングガスとは異なり、窒化物半導体に対して化学的な反応を顕著には生じない点で特徴がある。つまり、本発明の気相エッチング法においては、従来用いられてきた腐食性の反応性ガスは用いない点において独特の構成を有する。
以上説明したように、本実施形態によれば、エッチングストップ層103、エッチング層104及びエッチングマスク層105の3層構造を採用し、エッチング方法を適宜調節することにより、エッチングをエッチングストップ層103で確実且つ容易に停止させ、所望のエッチング構造を得ることができる。従って、電流狭窄構造や光閉じ込め構造などの各種の構造を正確且つ再現性良く形成することができる。
(実施例)
以上説明した第1及び第2の実施形態に関して、具体例としての実施例を挙げつつ、さらに詳細に説明する。
(第1の実施例)
まず、本発明の第1の実施例として、上述した第1実施形態の具体例を説明する。
図5(a)は、本発明の第1の実施例としての半導体レーザの要部を表す概念断面図である。同図については、図1〜図4に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を伏した。すなわち、n型GaN基板101上にはn型GaNバッファ層102が形成されており、n型GaNバッファ層102上にはn型AlGaN第1クラッド層103が形成されている。n型AlGaNクラッド層103上にはGaN層104とp型AlGaN層105からなる電流阻止層106が形成され、電流阻止層106にはn型AlGaNクラッド層に達するストライプ溝状の凹部Sが形成されて基体107をなしている。このストライプ溝状の凹部Sを有する基体107の上には、n型AlGaN第2クラッド層108が形成されている。
n型AlGaN第2クラッド層108上には、InGaNからなる量子井戸構造領域を含む活性層109が形成され、活性層109上にはp型AlGaNクラッド層110、p型GaNコンタクト層111が形成されている。p型GaNコンタクト層111上にはPt(白金)/Au(金)などからなるp側電極112が形成され、n型GaN基板101の活性層109と反対側にはTi(チタン)/Al(アルミニウム)またはTi(チタン)/Au(金)からなるn側電極113が形成されている。
図5(a)に表した構造では、ストライプ溝状の凹部Sが形成された基体107上にp型AlGaNクラッド層108が形成されており、凹部Sにおけるp型AlGaNクラッド層108のAl組成が、凹部S以外におけるp型AlGaNクラッド層108のAl組成よりも低いものとして形成されている。このため半導体レーザ内を伝播する光の水平横モードをストライプ溝部分に閉じ込めることができる。
次に、図5(a)の半導体レーザ装置の製造方法について説明する。
まず、(0001)面を主面とするSiドープn型GaN基板101上に、有機金属気相成長法(MOCVD法)によりSiドープn型GaNバッファ層102を1μmの厚さで成長する。引き続きSiドープn型Al0.07Ga0.93Nクラッド層103を0.6μmの厚さで形成する。引き続きアンドープGaN層104を0.2μm、Mgドープp型Al0.07Ga0.93N層105を0.2μmからなる電流阻止層106を形成する。
次に、ウェーハを成長装置から取り出し、マスク形成と反応性イオンエッチング(RIE)法による選択エッチングにより、幅3μmのストライプ溝状のエッチングを施す。このときエッチング溝は、少なくともMgドープp型AlGaN層105を貫き、アンドープGaN層104に達するような深さ、例えば0.3μmを狙ってエッチングを行う。また、ストライプの方向はGaN基板101(1−100)面の法線方向となるように形成する。
次に、ウェーハを成長装置に戻し、水素、窒素、アンモニアの混合ガス雰囲気中で成長温度まで昇温する。成長開始するためにIII族原料を流す前に、エッチングされた溝部においてアンドープGaN層104は再蒸発によりエッチングされ、n型n型AlGaNクラッド層103の表面が露出する。これによって、表面に凹凸のある基体107が形成されたことになる。
引き続き、MOCVD法によりSiドープn型AlGaN第2クラッド層108を形成する。このときAlの組成が凹部S以外の部分でAl0.1Ga0.9Nとなるように設定し、その厚さを0.2μmとなるように形成することにより、凹部Sの部分のAl組成はそれ以外の場所に比べて低くなり、Al0.07Ga0.93Nとなり、溝部での厚さは0.6μmとなり、表面をほぼ平坦にするようにすることができた。
次に、n型AlGaN第2クラッド層108上に、0.1μmのアンドープGaN層、10nmのSiドープIn0.02Ga0.98Nからなる障壁層、4nmのアンドープIn0.08Ga0.92Nからなる量子井戸層および10nmのSiドープIn0.02Ga0.98Nからなる障壁層を2周期繰り返してなる量子井戸構造領域、20nmのアンドープIn0.02Ga0.98Nおよび20nmのMgドープAl0.2Ga0.8Nからなるキャップ層、0.1μmのMgドープGaN層からなる量子井戸構造領域を含む活性層109を形成する。また、活性層109上には、0.6μmのMgドープp型Al0.07Ga0.93Nクラッド層110、0.2μmのMgドープp型GaNコンタクト層111を形成する。
次に、このようにして結晶成長したウェーハを成長装置から取り出し、p型GaNコンタクト層111上にPt/Auからなるp側電極112を形成する。また、n型GaN基板101の裏面を厚み80μm程度になるまで研磨し、Ti/Auからなるn側電極113をn型GaN基板101の裏面に形成する。
次に、このように形成したウェーハを、レーザのストライプ方向に対して垂直な方向すなわちGaN基板101(1−100)面が端面になるようにバー状にへき開する。へき開されたバーの端面には、適切な端面コートが施された後、各素子をダイシングとブレーキングによりチップ状に分離する。チップ状のレーザ素子はヒートシンク上にAuSn(金・すず)などのはんだによりp側電極112側を下に融着する。
上述のようにして形成された半導体レーザは、電流狭窄性はもとより、光ディスクの書き込みに用いる50mWを超える高光出力においても、垂直方向、水平方向の横モードが基本モードに保たれるとともに、発振しきい値電流付近での自然放出による光出力が十分小さく、低出力の読み出しにおいても雑音の少ない特性を得ることができた。
すなわち、従来困難であった、基体上に形成される窒化物混晶薄膜層の物理的性質を、基体の水平面内で変化させるにより、複雑なプロセスをなくし、歩留まりが高く、低コスト化に必要な量産性があり、良好な初期特性や信頼性をもつ半導体レーザ装置を提供することができた。
このような高性能の素子を形成できたポイントは、ストライプ溝状の凹部Sを有する基体107上にはAlGaN層108を形成する際に溝部分のAl組成は溝以外の場所に比べて低く、厚さが厚く表面をほぼ平坦にするようにすることができたことにより、溝部での屈折率が溝以外に比べて高くなり、光を導波する導波路としての機能を作りつけることができたことによる。
このような構成を形成できるのは、気相成長によって基体上に供給されるIII族原料ないしその分解生成物(III族元素そのものを含む)において、Alを含むものとそれ以外(ここではGa)で基体表面を覆う材料との結合力に差異があるとともに、凹部と凸部あるいは平坦部で結合力に差異があることによることが推察される。
すなわち、Al原料ないしその分解生成物はGa原料ないしその分解生成物に対して基体表面にあるAlGaNに対する結合力が大きく、これらの窒化物層の結晶成長を行う1000〜1100℃の温度では基体表面をマイグレートするか結晶化するために結合するかの程度の差により、ストライプ溝のある凹部SにはAlの組成の低いものが、平坦部にはAlの組成の高いものが析出することになるからであると推察される。ストライプ溝のある凹部で成長速度が速くなるのもこのためと推察される。このような効果は基体表面への結晶成長が進行し、表面が平坦になるにつれ弱まってくる。これによって、AlGaN層表面は平坦化されることが考えられる。
上述の実施例においては、n型AlGaNクラッド層をAlとGaが混合されたバルク状のものとしたが、GaN層とAlGaN層の薄膜層を周期的に繰り返して作成された超格子AlGaN層としてもよい。
図5(b)は、このような超格子AlGaN層を有する半導体レーザの要部構成を概念的に表す拡大断面図である。すなわち、クラッド層108は、AlGaNバリア層108AとGaNウエル層108Bとを交互に積層した構成とされている。このような超格子構造により開口Sを埋め込んだ場合にも、III属元素の組成の変調を同様に生じさせることができる。すなわち、超格子を構成する各薄膜層それぞれの組成、厚さが開口Sとそれ以外で変化することにより、バルク状のものと同等の光導波構造を構成できる。具体的には、AlGaNバリア層108AのAl組成は、開口Sの部分においては、それ以外の部分よりも低い。その結果として、超格子クラッド層108の平均の屈折率は、開口Sの部分においてそれ以外の部分よりも高くなり、光の閉じ込め効率を上昇させることが可能となる。
なお、図5(b)においては、簡単のために、超格子構造を簡略化して表示したが、実際には、バリア層108Aとウエル層108Bの層厚は図示したものよりも薄く、それぞれの層数も図示したものより多くすることができる。
また上述の実施例においては、基板を導電性のあるGaNとしたものについて記述したが、サファイアなどの絶縁性基板を用いp、n両電極を基板と反対側に形成するようなものに適用でき、従来困難であった基体上に形成される窒化物混晶薄膜層の物理的性質を、基体の水平面内で変化させるにより、複雑なプロセスをなくし、歩留まりが高く、低コスト化に必要な量産性があり、良好な初期特性や信頼性をもつ半導体レーザ装置を提供することができる。
上述の実施例ではストライプ溝状の凹部を基体としその基体上に少なくともAlを含む複数のIII族元素を含む窒化物半導体層を形成した半導体レーザを例としてあげたが、凹部はストライプ状に限るものではなく、円形または矩形上の開口部による同様の狭窄構造であれば面発光レーザなどにも適用でき、従来困難であった基体上に形成される窒化物混晶薄膜層の物理的性質を、基体の水平面内で変化させるにより、複雑なプロセスをなくし、歩留まりが高く、低コスト化に必要な量産性があり、良好な初期特性や信頼性をもつ半導体レーザ装置を提供することができる。
また、上述の実施例では半導体レーザを例としてあげたが、凹凸のある基体上に形成され複数のIII族元素を含む窒化物半導体層におけるIII族元素の組成比、バンドギャップエネルギ、屈折率、導電性、抵抗率の少なくとも一つが、上記基体の凹凸に対応して、層内で変化し、電流の狭窄、または光の導波、またはその両方を担う機能を提供するようにしてなるものであれば、発光ダイオード、光導波路、光スイッチなどに適用でき、従来困難であった基体上に形成される窒化物混晶薄膜層の物理的性質を、基体の水平面内で変化させるにより、複雑なプロセスをなくし、歩留まりが高く、低コスト化に必要な量産性があり、良好な初期特性や信頼性をもつ半導体装置を提供することができる。
(第2の実施例)
次に、本発明の第2の実施例として、前述した第2実施形態の具体例について説明する。
図6は、本実施例に係わる窒化物半導体レーザの断面構造を示す。すなわち、同図のレーザにおいては、サファイア基板201上にGaNバッファ層202、SiドープGaNのn型コンタクト層203、SiドープGaAlNからなるn型エッチングストップ層204、ノンドープGaNエッチング層205、MgドープGaAlNのp型エッチングマスク層206が積層形成され、エッチングマスク層206およびエッチング層205にはストライプ状の開口Sが形成され、さらに、SiドープGaNの埋め込み層207により平坦に埋め込まれている。
ここで、MgドープGaAlNエッチングマスク層206は、電流阻止層として作用する。
SiドープGaNの埋め込み層207上には、SiドープGaAlNのn型クラッド層208、SiドープGaNのn型光ガイド層209、InGan型多重量子井戸(MQW)活性層210、MgドープGaAlNのp型ブロック層211、MgドープGaNのp型光ガイド層212、MgドープGaAlNのp型クラッド層213、MgドープGaNのp型コンタクト層214が積層される。
そして、p型コンタクト層214からn型コンタクト層203の途中まで部分的にエッチングされ、露出したn型コンタクト層203の表面にはn側電極216が形成され、p型コンタクト層214の表面にはp側電極215が形成される。
従来のリッジ構造レーザでは、p側電極215を幅約2μmのリッジ上面に形成する必要があり、プロセス上の再現性に問題があり、歩留まりの低下をもたらす原因となっていた。これに対して、本実施例によれば、電流狭窄構造すなわち電流阻止層として作用するエッチングマスク層206を活性層210より基板側のn型層中に形成するとともに、平坦化埋め込みを行っているため、p側電極215を平坦な広い面上に形成することができる点で有利である。
また、既に述べたようにリッジ構造においては、横モード制御に重要なリッジ部とリッジの外側との実効屈折率差が、リッジ形成のエッチング深さに強く依存するという特徴がある。このため、エッチングプロセスの制御性、膜厚分布などの影響を大きく受け、やはり歩留まり低下の原因となる。これに対して、本実施例によれば、エッチング深さ制御の精度に影響されず、歩留まりよく、安定した素子特性が得られるという特徴がある。
次に、図6に図示の窒化物半導体レーザの製造方法について説明する。
図7は、本実施例の半導体レーザの製造方法を表す工程断面図である。
まず、図7(a)に表したように、サファイア基板201上に有機金属気相成長法(MOCVD法)によりGaN、AlN、AlGaNからなるバッファ層202を10〜200nm程度の膜厚で成長し、その上にSiドープGaNのn型コンタクト層203を3μmの膜厚で成長する。続いて、SiドープGa0.93Al0.07Nのn型エッチングストップ層204を0.1μm、ノンドープGaNのエッチング層205を0.2μm、MgドープGa0.8Al0.2Nのp型エッチングマスク層206を0.1μm積層する。
次に、図7(b)に表したように、エッチングマスク層206をエッチングする。すなわち、基板をMOCVD装置より取り出し、光露光プロセスによりストライプ状の開口Oを有するレジストあるいはSiOのマスク800を形成する。そして、このマスクを用いて、p型エッチングマスク層206を選択エッチング除去し、ストライプ状の開口をp型エッチングマスク層106に形成する。この時のエッチングには、ドライエッチング法やKOH等のエッチング液を用いたウエットエッチング法を用いる。次に、レジストあるいはSiOのマスク800を除去し、基板を再びMOCVD装置へセットする。
次に、図7(c)に表したように、エッチング層204をエッチングする。具体的には、窒素ガスを20SLM流し、基板温度を1000℃まで昇温する。この過程において、窒素雰囲気で加熱昇温することにより、基板に付着していた水分や不純物ガスが除去される。一方、GaNやGaAlNのエッチングは生じない。基板温度が1000℃に達したところで、水素ガスの導入を開始し、窒素ガス20SLMと水素ガス10SLMの混合ガスを流した。この雰囲気において、1000℃で2分間保持した。この工程において、MgドープGa0.8Al0.2Nのp型エッチングマスク層206のエッチングは生じないが、ノンドープGaNのエッチング層205のエッチングが生じる。すなわち、この過程では、GaAlNとGaNの選択エッチングが達成される。
ここでGaNがエッチングされるのは、水素との反応により、分解して昇華するからであると考えられる。例えば、GaNの場合、水素と反応することによってGa(気相)とNH(気相)とに分解してエッチングされることが推測される。また、AlGaNがエッチングされないのは、Alを含有することにより、V属元素との結合力が強くなって分解が生じにくくなるからであると考えられる。
GaNエッチング層205は、p型エッチングマスク層206のストライプ状の開口部のみにおいてエッチング除去され、エッチングがSiドープGa0.93Al0.07Nのn型エッチングストップ層204に達したところで深さ方向へのエッチングは進行しなくなる。このようにして、開口Sを形成することができる。
次に、図7(d)に表したように、各層を結晶成長する。
すなわち、まず、水素ガスの供給を停止するとともに、アンモニアガスの供給を開始し、窒素ガス20SLM、アンモニアガス10SLMの混合ガスを流す。
同時に、基板温度を1080℃まで昇温する。この過程では、窒素ガスとアンモニアガスの混合ガスの雰囲気で昇温することにより、GaNエッチング層205の横方向へのエッチングを抑制しながら、昇温することが可能である。
そして、基板温度が1080℃に達すると同時に、トリメチルガリウム(TMG)およびシランガスおよび水素ガスの供給を開始し、SiドープGaNの埋め込み層207を成長する。この層の成長中に、上記のエッチング過程で形成した、深さ0.3μmの開口Sは、SiドープGaNを0.2μm成長することにより、完全に平坦に埋め込まれた。
さらに、SiドープGaAlNのn型クラッド層208、SiドープGaNのn型光ガイド層209、InGan型多重量子井戸(MQW)活性層210、MgドープGaAlNのp型ブロック層211、MgドープGaNのp型光ガイド層212、MgドープGaAlNのp型クラッド層213、MgドープGaNのp型コンタクト層214を順次積層する。
次に、図7(e)に表したように、積層構造体をエッチングしてn型コンタクト層203を露出させる。すなわち、MOCVD装置より基板を取り出し、光露光プロセスにより、p型コンタクト層214上にマスク802を形成し、ドライエッチングにより、n型コンタクト層203の途中まで部分的にエッチングを行った。
そして、図7(f)に表したように、露出したn型コンタクト層203の表面にはn側電極216を形成し、さらに、p型コンタクト層214の表面にはp側電極215を形成した。
さらに、サファイア基板の裏面側より、厚さが80μm以下になるように研磨した後、へき開することにより、レーザ端面及びチップ化を行った。なお、レーザ端面の片側には、SiOとTiOの多層膜の高反射コートを行った。チップ化した基板は、ヒートシンク上にマウントし、n側電極、p側電極のそれぞれにワイヤのボンディングを行うことで、レーザ装置が完成した。
以上説明したように、本実施例においては、電流狭窄構造を形成する方法として、気相エッチングによる選択エッチング過程と再成長という一連の過程を用いる。気相エッチングによる選択エッチングでは、GaNエッチング層205とGaAlNエッチングストップ層206の界面でエッチングを停止させることができる。すなわち、成長したエッチング層の膜厚に面内分布があっても、確実にGaNエッチング層205をエッチング除去し、電流狭窄構造を形成することができる。
これに対して、電流狭窄構造の形成を従来のドライエッチング法で行った場合には、未だ十分な選択エッチング条件は得られていないため、ウェーハ面内で膜厚分布があるような場合には、面内全面にわたり界面でエッチングを停止させるのは不可能であり、局部的にエッチングストップ層が残留したり、あるいはオーバーエッチングをしてしまい、よい歩留まりは得られない。また、ドライエッチングによるダメージが残留するという問題もある。
本実施例によれば、容易に基板の広い範囲で再現性よく電流狭窄構造を得ることができた。
(第3の実施例)
次に、本発明の第3の実施例として、前述した第2実施例の変型例について説明する。
図8は、本実施例の半導体レーザの断面構造を表す概念図である。同図については、図6乃至図7に表したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
前述した第2実施例では、図6に表したように、エッチング層205としてノンドープのGaN層を用いた。これに対して、本実施例においては、図8に表したように、エッチング層205を、SiドープあるいはノンドープGaN層205AとMgドープGaN層205Bとの2層構造とした。
本来、電流阻止層として作用するMgドープGaAlN層206は、Al組成が大きくかつ膜厚が厚いほど望ましい。しかし、このようにするとクラックが発生する可能性が増大するため、実質的に電流阻止層として機能するために十分な厚さにできない場合がある。そこで、本実施例においては、GaNエッチング層205にMgをドーピングすることにより、電流阻止層としての厚さを実効的に厚くする。
しかし、MgドープGaN層のみをエッチング層として用いた場合には、1回目の結晶成長過程において、MgがSiドープGaAlNエッチングストップ層204に拡散し、n型GaAlNエッチングストップ層とp型GaNエッチング層との界面にp型GaAlN層が形成されてしまい、電流狭窄構造の開口部Sへのn型GaNによる埋め込み後、この層が障壁となる可能性がある。このため、本実施例においては、p型GaNエッチング層205Bとn型GaAlNエッチングストップ層204との間にn型GaNあるいはノンドープGaN層205Aを挿入した。この構造の採用により、高Al組成のGaAlNエッチングマスク層(電流阻止層)206を用いても、電流リークの原因となるクラックなどのない、電流狭窄構造が形成できた。
(第4の実施例)
次に、本発明の第4の実施例として、第2実施例および第3実施例で用いたGaNエッチング層205の代わりに、GaInN層を用いた具体例について説明する。
図9は、本実施例の半導体レーザの断面構造を表す概念図である。同図については、図6乃至図8に表したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
図9に表したように、本実施例の半導体レーザにおいては、GaInNからなるエッチング層205Cが設けられている。GaInN層をエッチング層として用いた場合、気相エッチングの温度が1000℃以下でも十分なエッチング速度が得られる。このため、GaAlNエッチングストップ層およびGaAlNエッチングマスク層のAl組成を低くすることができる。
例えば、図6乃至図8に表したようなGaAlNエッチングストップ層204を省略して、SiドープGaNコンタクト層203をエッチングストップ層として用い、MgドープGaNをエッチングマスク層206として用いることもできる。この場合、GaInNエッチング層205Cのエッチングは、GaN層の気相エッチング速度が実質的に無視できる800℃以下の温度で行うことができる。また、SiドープGaNのn型コンタクト層203をエッチングストップ層として用いることにより、素子構造を簡単にすることができる。
(第5の実施例)
次に、本発明の本発明の第5の実施例として、電流狭窄構造の開口部の両側にボイドを形成した構造について説明する。
図10は、本実施例の半導体レーザの断面構造を表す概念図である。同図については、図6乃至図9に表したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
図10に表したように、本実施例の半導体レーザは、電流狭窄構造の開口部Sの両側にボイド(空洞)を有する。このようなボイドを形成することにより、開口部Sの内外の実効屈折率差を大きくして、基本横モードで発振するレーザを容易に作成することができる。つまり、導波路への光の閉じ込め効率をあげて、発振モードを改善することができる。
図11は、本実施例の半導体レーザの製造方法を表す概略工程断面図である。
基本的な層構造および製造方法は、図7の具体例と類似する。
まず、図11(a)に表したように、第1回目の結晶成長により、サファイア基板201上に有機金属気相成長法(MOCVD法)によりGaN、AlN、AlGaN等からなるバッファ層202を10〜200nm程度の膜厚で成長し、その上にSiドープGaNのn型コンタクト層203を3μmの膜厚で成長する。
続いて、SiドープGa0.93Al0.07Nのn型エッチングストップ層204を0.1μm、ノンドープGaNのエッチング層205を0.2μm、MgドープGa0.8Al0.2Nのp型エッチングマスク層206を0.1μm積層する。
次に、図11(b)に表したように、エッチングマスク層206をエッチングする。すなわち、基板をMOCVD装置より取り出し、光露光プロセスによりストライプ状の窓を有するレジストあるいはSiOのマスク800を形成する。
このマスクを用いて、MgドープGa0.8Al0.2Nのp型エッチングマスク層206をエッチング除去し、ストライプ状の開口Oをp型エッチングマスク層206に形成する。この時のエッチングには、ドライエッチング法やKOH等のエッチング液を用いたウエットエッチング法を用いる。
次に、図11(c)に表したように、エッチング層205をエッチングしてボイドVを形成する。
すなわち、まず、マスク800を除去し、基板を再びMOCVD装置へセットする。そして、窒素ガスを20SLM流し、基板温度を1000℃まで昇温する。この過程において、窒素雰囲気で加熱昇温することにより、基板に付着していた水分や不純物ガスが除去される。一方、GaNやGaAlNのエッチングは生じない。基板温度が1000℃に達したところで、水素ガスの導入を開始し、窒素ガス20SLMと水素ガス10SLMの混合ガスを流した。この雰囲気において、1000℃で5分間保持した。すでに述べたように、この過程では、GaAlNとGaNの選択エッチングが達成される。MgドープGa0.8Al0.2Nのp型エッチングマスク層206のエッチングは生じないが、ノンドープGaNのエッチング層205のエッチングが生じる。
エッチングは、SiドープGa0.93Al0.07Nのn型エッチングストップ層204に達したところで深さ方向へのエッチングは進行しなくなるが、エッチング時間を長くすると、その時間に応じてサイドエッチングを生じさせることができる。本実施例においては、5分間の気相エッチングにより、約5μm幅のサイドエッチングを生じさせることができた。
次に、図11(d)に表したように埋め込み成長をする。
まず、水素ガスの供給を停止するとともに、アンモニアガスの供給を開始し、窒素ガス20SLM、アンモニアガス10SLMの混合ガスを流すことにより、気相エッチングを抑制するとともに、基板温度を1080℃まで昇温する。基板温度が1080℃に達すると同時に、トリメチルガリウム(TMG)およびシランガスおよび水素ガスの供給を開始し、SiドープGaNの埋め込み層207を成長する。この層の成長により、幅約5μmのサイドエッチング部はボイドVとして空洞状に残り、電流狭窄構造の開口Sは、SiドープGaNを0.2μm成長することにより、完全に平坦に埋め込まれた。
その後は、第2実施例と同様に、SiドープGaAlNのn型クラッド層208、SiドープGaNのn型光ガイド層209、InGan型多重量子井戸(MQW)活性層210、MgドープGaAlNのp型ブロック層211、MgドープGaNのp型光ガイド層212、MgドープGaAlNのp型クラッド層213、MgドープGaNのp型コンタクト層214を順次積層する。
さらに、MOCVD装置より基板を取り出し、光露光プロセスにより、p型コンタクト層214上にマスク802を形成し、ドライエッチングにより、図11(e)に表したようにn型コンタクト層203の途中まで部分的にエッチングを行った。
そして、図11(f)に表したように、露出したn型コンタクト層203の表面にはn側電極216を形成し、さらに、p型コンタクト層214の表面にはp側電極216を形成した。
以上詳述したように、本実施例によれば、気相エッチングの時間あるいは条件を調節することにより、エッチング層205にサイドエッチングを生じさせ、その後埋め込み層207で埋め込むことによって電流狭窄部の開口Sの両側にボイドVを確実且つ容易に形成することができる。その結果として、電流狭窄構造の内外の屈折率差を大きくし、導波路の光閉じ込め効率を改善して、基本横モードで発振する半導体レーザを容易に歩留まりよく作成することができる。
以上、具体例を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明は、これらの具体例に限定されるものではない。
例えば、本発明を適用する半導体レーザの素子構造や材料については、当業者が公知の技術を適宜選択し設計を加えることにより、同様の効果を得ることができる。
さらに、本発明は、半導体レーザのみならず、発光ダイオードやその他各種の光デバイス、電子デバイスに適用して同様の効果を得ることができる。
本発明は、以上詳述した形態で実施され以下に説明する効果を奏する。
まず、本発明によれば、複数のIII族元素を含む窒化物半導体層が凹凸のある基体表面上に形成されてなることにより、窒化物半導体層におけるIII族元素の組成比、バンドギャップエネルギ、屈折率、導電性、抵抗率の少なくとも一つが、上記基体の凹凸に対応して、層内で変化するようになすことにより、従来困難であった基体上に形成される窒化物混晶薄膜層の物理的性質を、基体の水平面内で変化させるにより、複雑なプロセスをなくし、歩留まりが高く、低コスト化に必要な量産性があり、良好な初期特性や信頼性をもつ半導体装置を提供することができる。
また、本発明によれば、凹凸のある基体上に形成され複数のIII族元素を含む窒化物半導体層を有する半導体レーザ装置において、上記凹凸のある基体上に形成され複数のIII族元素を含む窒化物半導体層におけるIII族元素の組成比、バンドギャップエネルギ、屈折率、導電性、抵抗率の少なくとも一つが、上記基体の凹凸に対応して、層内で変化し、電流の狭窄、または光の導波、またはその両方を担う機能を提供するようにすることにより、従来困難であった基体上に形成される窒化物混晶薄膜層の物理的性質を、基体の水平面内で変化させるにより、複雑なプロセスをなくし、歩留まりが高く、低コスト化に必要な量産性があり、良好な初期特性や信頼性をもつ半導体レーザ装置を提供することができる。
また、本発明によれば、所定のエッチング深さを確実且つ容易に再現でき、エッチング深さ制御の精度に影響されず、かつ横モード制御された安定した素子特性の窒化物半導体レーザを歩留まりよく製造できる。
本発明の実施形態の形態に係る半導体装置の要部断面構造を表す概念図である。 電流阻止層106の上にクラッド層108を成長させる過程を概念的に表した断面図である。 図1に例示した半導体レーザの電流阻止層106の周辺を表す要部拡大断面図である。 本発明の第2実施形態に係るエッチングプロセスを表す概略工程断面図である。 (a)は、本発明の第1の実施例としての半導体レーザの要部を表す概念断面図であり、(b)は、超格子AlGaN層を有する半導体レーザの要部構成を概念的に表す拡大断面図である。 本発明の第2の実施例に係わる窒化物半導体レーザの断面構造を示す。 本発明の第3の実施例の半導体レーザの製造方法を表す工程断面図である。 本発明の第3の実施例の半導体レーザの断面構造を表す概念図である。 本発明の第4の実施例の半導体レーザの断面構造を表す概念図である。 本発明の第5の実施例の半導体レーザの断面構造を表す概念図である。 本発明の第5の実施例の半導体レーザの製造方法を表す概略工程断面図である。 従来の半導体レーザの構成を例示する断面図である。
符号の説明
101 n型GaN基板
102 n型GaNバッファ層
103 n型GaAlN第1クラッド層
104 GaN層
105 p型AlGaN層
106 電流阻止層
107 基体
108 n型AlGaN第2クラッド層
109 活性層
110 p型AlGaNクラッド層
111 p型GaNコンタクト層
112 p側電極
113 n側電極
201 基板
202 バッファ層
203 n型コンタクト層
204 n型エッチングストップ層
205 エッチング層
206 p型エッチングマスク層
207 n型埋め込み層
208 n型クラッド層
209 n型ガイド層
210 MQW活性層
211 p型バリア層
212 p型ガイド層
213 p型クラッド層
214 p型コンタクト層
215 p側電極
216 n側電極

Claims (3)

  1. 基板と、
    前記基板上に設けられた窒化物半導体からなるエッチングストップ層と、
    前記エッチングストップ層の上に接して設けられ窒化物半導体からなりストライプ状の開口を有する電流阻止層と、
    前記ストライプ状の開口を埋め込むように前記電流阻止層の上に設けられた窒化物半導体からなる埋め込み層と、
    前記埋め込み層の上に設けられた活性層と、
    を備え、
    前記電流阻止層は、前記エッチングストップ層に隣接して設けられた窒化物半導体からなるエッチング層と、前記エッチング層の上に設けられた窒化物半導体からなるエッチングマスク層と、を有し、
    前記エッチング層は、前記エッチングマスク層及び前記エッチングストップ層よりもエッチングされやすい材料からなることを特徴とする半導体レーザ。
  2. 基板と、
    前記基板上に設けられた第1の窒化物半導体層と、
    前記第1の窒化物半導体層の上に接して設けられ窒化物半導体からなりストライプ状の開口を有する電流阻止層と、
    前記ストライプ状の開口を埋め込むように前記電流阻止層の上に設けられた窒化物半導体からなる埋め込み層と、
    前記埋め込み層の上に設けられた活性層と、
    を備え、
    前記電流阻止層は、前記第1の窒化物半導体層に隣接して設けられた第2の窒化物半導体層と、前記第2の窒化物半導体層の上に設けられた第3の窒化物半導体層と、を有し、
    前記第2の窒化物半導体層のアルミニウムの組成は、前記第1及び第3の窒化物半導体層のアルミニウムの組成よりも低いことを特徴とする半導体レーザ。
  3. 基板上に、第1の窒化物半導体からなるエッチングストップ層と、前記エッチングストップ層の上に設けられた第2の窒化物半導体からなるエッチング層と、前記エッチング層の上に設けられた第3の窒化物半導体からなるエッチングマスク層と、を有する積層体を形成する第1の堆積工程と、
    前記エッチングマスク層の一部を第1のエッチング方法によりエッチングしてストライプ状の開口を形成し前記開口に前記エッチング層を露出させる第1のエッチング工程と、
    前記積層体を、窒素、アンモニア、ヘリウム、アルゴン、キセノン及びネオンのうちの少なくとも1種と水素との混合雰囲気、または窒素とアンモニアとの混合雰囲気、または水素雰囲気中で加熱することにより、前記開口に露出した前記エッチング層をエッチングして前記エッチングストップ層を露出させることにより、前記ストライプ状の開口を有する電流阻止層を形成する、第2のエッチング工程と、
    前記ストライプ状の開口を窒化物半導体からなる埋め込み層で埋め込み、さらにその上に活性層を形成する第2の堆積工程と、
    を備えたことを特徴とする半導体レーザの製造方法。
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