JP2007280776A - 電池状態判定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両に搭載された鉛電池の劣化状態を正確に判定可能な電池状態判定装置を提供する。
【解決手段】電池状態判定装置は、エンジン始動時の鉛電池のデジタル電圧値を高分解能で取り込むために、サンプリング速度が1msecのA/Dコンバータをマイコン10に内蔵しており、エンジン始動の度に、最低電圧値Vstを精度よく抽出してEEPROMに記憶し(S116)、EEPROMから読み出した最低電圧値Vstのうち、上限電圧値以上の最低電圧値Vst及び下限電圧値以下の最低電圧値を除くことで、誤測定データとみなされるデータを排除して、残りの最低電圧値Vstの平均値を算出し(S120)、鉛電池の劣化状態を判定する(S122)。
【選択図】図2

Description

本発明は電池状態判定装置に係り、特に、車両に搭載された鉛電池の劣化状態を判定する電池状態判定装置に関する。
車両に搭載された鉛電池(自動車用鉛電池)は、車両のみならず車載された各種電気機器へ電力を供給している。また、車両には、エンジンにより駆動される発電機(オルタネータ)が装備されており、鉛電池はオルタネータの作動制御により充電され容量が保たれている。近年、例えば、カーナビ等車両の電気負荷が増し、また環境問題への配慮から電動モータとエンジンを組み合わせたハイブリッド電気自動車や信号停止時等にエンジンを停止させ発進時に再始動させる(ISSシステムを備えた)自動車等が開発されてきている。
このような鉛電池の使用環境下では、鉛電池の劣化状態を正確に検知し、現在の充電状態を把握することで常に車両走行への支障をなくすため(例えば、エンジン停止中に各種電気機器の負荷により鉛電池の残容量が小さくなると、エンジンを始動する充分な出力が得られなくなり、エンジン停止後再始動することができなくなるおそれがあるため)、鉛電池の劣化状態を正確に検知する技術が重要となってくる。
鉛電池の状態検知技術として、スタータモータが機能してエンジンが始動されるとき、すなわち、エンジンが回転し始める時の鉛電池電圧の瞬間的な落ち込み、つまり、最低電圧値(Vst)を検出し(図3参照)、落ち込みが閾値を超えないかどうかを監視する手法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平7−631141号公報
鉛電池の電池状態判定装置の商品化を考える場合、定常的に最低電圧値(Vst)を検出することは困難であるため、鉛電池周辺に最低電圧検出装置を設けるか一体型とする等車載状況下での使用が必要であると容易に想像できる。また、最低電圧検出装置を常時車載状況下で使用するとエンジンルームのスペースに限りがあることから大掛かりな装置を搭載することは難しくコンパクトな装置を搭載する必要があると考えられる。
一方、最低電圧値(Vst)を複数回取得して、例えば、その平均値を真の最低電圧値とする場合、車両のエンジンルーム内で最低電圧値の測定を行なうと、車両の電磁波によって、頻度としては少ないが誤測定が行なわれることがある。また、最低電圧値の精度を高めるために、エンジン始動時の鉛電池の電圧測定は一般に100Hz以上の高速で行われる(サンプリング速度が100Hz以上のA/Dコンバータが使用される)が、このような高速で電圧測定を行なうと、より誤測定が生じ易くなる。この誤測定は何点かに1点、不定期に検出されるため、鉛電池の電圧から鉛電池の状態を検知する電池状態判定装置では非常に厄介なものとなっていた。
本発明は上記事案に鑑み、車両に搭載された鉛電池の劣化状態を正確に判定可能な電池状態判定装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は、車両に搭載された鉛電池の劣化状態を判定する電池状態判定装置において、前記鉛電池のエンジン始動時のアナログ電圧を100Hz以上の速度でデジタル電圧値に変換する変換手段と、前記変換手段で変換されたデジタル電圧値の中から前記鉛電池のエンジン始動時の最低電圧値(Vst)を抽出する最低電圧値抽出手段と、前記最低電圧値抽出手段でエンジン始動の度に抽出された複数の前記最低電圧値(Vst)のうち、予め設定された上限電圧値以上の最低電圧値及び予め設定された下限電圧値以下の最低電圧値を削除し、残りの最低電圧値の中央値、最頻値、平均値のいずれかが予め設定された判定基準電圧値以下かを判定する判定手段と、を備える。
本発明では、変換手段により鉛電池のエンジン始動時のアナログ電圧が100Hz以上の速度でデジタル電圧値に変換され、最低電圧値抽出手段により変換手段で変換されたデジタル電圧値の中から鉛電池のエンジン始動時の最低電圧値(Vst)が抽出され、判定手段により、最低電圧値抽出手段でエンジン始動の度に抽出された複数の最低電圧値(Vst)のうち、予め設定された上限電圧値以上の最低電圧値及び予め設定された下限電圧値以下の最低電圧値が削除され、残りの最低電圧値の中央値、最頻値、平均値のいずれかが予め設定された判定基準電圧値以下かが判定されることで鉛電池の劣化状態が判定される。本発明によれば、判定手段により、最低電圧値抽出手段で抽出された複数の最低電圧値のうち、誤測定と考えられる、上限電圧値以上の最低電圧値及び下限電圧値以下の最低電圧値が削除され、残りの最低電圧値の中央値、最頻値、平均値のいずれかが予め設定された判定基準電圧値以下かが判定されるので、鉛電池の劣化状態を正確に判定することができる。
本発明において、例えば、上限電圧値を10.5V、下限電圧値を3.0Vに設定してもよく、又は、上限電圧値を最低電圧値(Vst)のうちの最大値、下限電圧値を最低電圧値(Vst)のうちの最小値に設定してもよい。また、最低電圧値抽出手段で抽出された最低電圧値(Vst)を記憶する不揮発性記憶手段を更に備え、判定手段は記憶手段に記憶された複数の前記最低電圧値(Vst)を読み出すようにしてもよい。更に、鉛電池による充放電分極による電圧測定の不正確さを排除するために、エンジン始動がエンジン停止後所定時間以上経てなされたかを判断するエンジン始動間隔判断手段を更に備え、エンジン始動間隔判断手段が肯定判断したときに、最低電圧値抽出手段が変換手段で変換されたデジタル電圧値の中から前記鉛電池のエンジン始動時の最低電圧値(Vst)を抽出するようにしてもよい。
本発明によれば、判定手段により、最低電圧値抽出手段で抽出された複数の最低電圧値のうち、誤測定と考えられる、上限電圧値以上の最低電圧値及び下限電圧値以下の最低電圧値が削除され、残りの最低電圧値の中央値、最頻値、平均値のいずれかが予め設定された判定基準電圧値以下かが判定されるので、鉛電池の劣化状態を正確に判定することができる、という効果を得ることができる。
以下、図面を参照して、本発明に係る電池状態判定装置の最良の実施の形態について説明する。
(構成)
図1に示すように、本実施形態の電池状態判定装置1は、差動増幅回路等を有し鉛電池2の端子間電圧を測定する電圧センサ3及び鉛電池2の電池状態を判定するマイクロコンピュータ(以下、マイコンという。)10を備えており、自動車のエンジンルーム内に配置されている。
鉛電池2は、電池容器となる略角型の電槽を有している。電槽の材質には、成形性、電気的絶縁性、耐腐食性及び耐久性等の点で優れる、例えば、アクリルブタジエンスチレン(ABS)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)等の高分子樹脂を選択することができる。電槽には合計6組の極板群が収容されている。各極板群は、複数枚の負極板及び正極板がセパレータを介して積層されており、セル電圧は2.0Vとされている。従って、鉛電池2の公称電圧は12Vである。電槽の上部は、電槽の上部開口部を密閉するABS、PP、PE等の高分子樹脂製の上蓋に接着ないし溶着されている。上蓋には、鉛電池を電源として外部へ電力を供給するための正極外部出力端子及び負極外部出力端子が立設されている。
鉛電池2の正極外部出力端子は、イグニッションスイッチ(以下、IGNスイッチという。)5の中央端子に接続されている。IGNスイッチ5は、中央端子とは別に、OFF端子、ON/ACC端子及びSTART端子を有しており、中央端子とこれらOFF、ON/ACC及びSTART端子のいずれかとは、ロータリー式に切り替え接続が可能である。
START端子はエンジン始動用セルモータ(スタータ)9に接続されている。セルモータ9は、図示しないクラッチ機構を介してエンジン8の回転軸に回転駆動力の伝達が可能である。
また、ON/ACC端子は、エアコン、ラジオ、ランプ等の補機6及び一方向への電流の流れを許容し電圧を平滑化するレギュレータを介してエンジン8の回転により発電する発電機7の一端に接続されている。すなわち、レギュレータの一端側(アノード側)は発電機7の一端に、他端(カソード側)はON/ACC端子に接続されている。エンジン8の回転軸は、不図示のクラッチ機構を介して発電機7に動力の伝達が可能である。このため、エンジン8が回転状態にあるときは、不図示のクラッチ機構を介して発電機7が作動し発電機7からの電力が補機6や鉛電池2に供給(充電)される。なお、OFF端子はいずれにも接続されていない。
鉛電池2の外部出力端子は、電圧センサ3に接続されており、電圧センサ3の出力側はマイコン10に内蔵された変換手段としてのA/Dコンバータに接続されている。A/Dコンバータは、電圧センサ3から入力されたアナログ電圧をデジタル電圧値に変換する。このため、マイコン10は、鉛電池2の電圧をデジタル値で取り込むことができる。
マイコン10は、中央演算処理装置として機能するCPU、電池状態判定装置1の基本制御プログラムや後述する判定基準電圧値等のプログラムデータが格納されたROM、CPUのワークエリアとして働くとともにデータを一時的に記憶するRAM等を含んで構成されている。また、マイコン10の外部バスには、記憶手段としての不図示のEEPROM(不揮発性メモリ)が接続されている。発電機7、セルモータ9及び補機6の他端、鉛電池2の負極外部出力端子及びマイコンは、それぞれグランドに接続されている。なお、本実施形態のマイコン10は、エンジン始動時の鉛電池2の電圧を1m秒間隔でサンプリングし、サンプリング結果をRAMに格納する。
(動作)
次に、フローチャートを参照して、本実施形態の電池状態判定装置1の動作について、マイコン10のCPUを主体として説明する。マイコン10に電源が投入されると、CPUは、鉛電池2の電池状態を判定するための電池状態判定ルーチンを実行する。なお、ROMに格納されたプログラムやプログラムデータは、マイコン10への電源投入後の図示しない初期設定処理によりRAMに展開される。
図2に示すように、電池状態判定ルーチンでは、ステップ112において、IGNスイッチ5の中央端子がSTART端子に接続された旨の報知を受けたか否かを判断することにより、エンジンが始動したか否かを判断する。中央端子がSTART端子に接続された旨の報知は、IGNスイッチ5から直接又は車両制御システム11を介して受けてもよい。
次のステップ114では、エンジン始動時の鉛電池2の電圧データを取り込む(RAMに格納する)。上述したように、マイコン10に内蔵されたA/Dコンバータのサンプリング速度は1msecであり、エンジン始動時の鉛電池2の電圧を精度よく取り込むことができるが、サンプリング速度が100Hz未満のものを用いると低分解能となるため(図3参照)、最低電圧値Vstを精度よく取り込むことができなくなる。
次にステップ116において、RAMに格納されたエンジン始動時の鉛電池2の電圧データのうちの最小値を抽出してエンジン始動時の鉛電池2の最低電圧値Vstとして、EEPROMに書き込む。
ステップ118では、エンジン始動の度にEEPROMに書き込まれた複数の最低電圧値Vstを読み出す。次いで、ステップ120において、読み出した最低電圧値Vstのうち、予め設定された上限電圧値(例えば、10.5V)以上の最低電圧値Vst及び予め設定された下限電圧値(例えば、3.0V)以下の最低電圧値を除くことで、誤測定データとみなされるデータを排除し、残りの最低電圧値Vstの平均値を算出する。
次にステップ122において、ステップ120で算出した平均値が予め設定された判定基準電圧値(例えば、8.00V)以下か否かを判断することで、鉛電池2が劣化したか否かを判断する。肯定判断のときは、次のステップ124において、鉛電池2が劣化した旨を車両制御システム11に報知して電池状態判定ルーチンを終了する。鉛電池2が劣化した旨の報知を受けた車両制御システム11は、停車後エンジン再始動(ISS)ができなくなるおそれがあるため、インストールメントパネルに鉛電池2が劣化した旨を表示してドライバに鉛電池2の交換を促す。一方、ステップ122で否定判断のときは、電池状態判定ルーチンを終了する。
(作用・効果等)
次に、本実施形態の電池状態判定装置1の作用・効果等について説明する。
本実施形態の電池状態判定装置1では、エンジン始動時の鉛電池2のデジタル電圧値を高分解能で取り込むために、サンプリング速度が1msecのA/Dコンバータをマイコン10に内蔵しており、エンジン始動の度に、最低電圧値Vstを精度よく抽出してEEPROMに記憶し(ステップ116)、EEPROMから読み出した最低電圧値Vstのうち、上限電圧値以上の最低電圧値Vst及び下限電圧値以下の最低電圧値を除くことで、誤測定データとみなされるデータを排除して、残りの最低電圧値Vstの平均値を算出し(ステップ120)、鉛電池2の劣化状態を判定している(ステップ122)。本実施形態の電池状態判定装置1によれば、高速のA/Dコンバータを用い電磁波等の影響を受けやすいエンジンルーム内に配置されていても、誤測定データとみなされる最低電圧値Vstのデータが排除されるので、鉛電池2の劣化状態を正確に判定することができる。
なお、本実施形態では、誤測定データとみなされるデータを排除して残りの最低電圧値Vstの平均値を算出し(ステップ120)、該平均値と判定基準電圧値とを比較することで鉛電池2の劣化状態を判定する(ステップ122)例を示したが、本発明はこれに限らず、最低電圧値Vstの中央値や最頻値を算出し、該中央値ないし最頻値と判定基準電圧値とを比較するようにしてもよい。
また、本実施形態では、EEPROMから読み出した最低電圧値Vstのうち、上限電圧値(10.3V)以上の最低電圧値Vst及び下限電圧値(3.0V)以下の最低電圧値を除くことで、誤測定データとみなされるデータを排除する例を示したが、本発明はこれに制限されず、例えば、最低電圧値Vstのうちの最大値、最低電圧値Vstのうち最小値を排除するようにしてもよい。
更に、本実施形態では、鉛電池2の消費電力を抑えるために、車両が駐車中に、電池状態判定装置1に作動電力が供給されない例を示したが、本発明はこれに制約されず、ステップ124での処理の後、及び、ステップ122の否定判断のときに、ステップ112に戻るようにしてもよい。この場合には、電池状態判定装置1には常に作動電力が供給されるので、コスト高となるEEPROMを使用する必要がなくなる。
また、本実施形態では、エンジン始動の度に最低電圧値Vstを測定する例を示したが、鉛電池2が放電している間(車両の運転中)放電分極が蓄積され、分極が解消された状態とはならないため、エンジン停止後所定時間(例えば、6時間、好ましくは8時間以上)が経過したか否かを判断し、肯定判断のときに、最低電圧値Vstを抽出するようにしてもよい。このような判断は、上述した電池状態判定ルーチンにおいては、ステップ116より前に行われることが望ましい。なお、エンジン停止後所定時間が経過したか否かを判断は、マイコン10が内部時計により計時してもよいし、別にタイマ(IC)を備えるようにしてもよいし、更に、車両制御システム11からエンジンの停止時刻、エンジンの始動開始時刻(現在の時刻)等の報知を受けてマイコン10が判断するようにしてもよい。そして、本実施形態では、変換手段として1msecのサンプリング速度(1000Hz)を有するA/Dコンバータを例示したが、本発明はこれに限らず、100Hz以上でエンジン始動時の鉛電池2の電圧をサンプリングできればよい。
(試験)
上述した実施形態に従い以下の試験を行なった。鉛電池2を搭載した車両として排気量1800ccのガソリンエンジン車を任意に選んだ。下表1に示すように、1msec間隔で電圧測定が可能な電圧計を用いて、エンジン始動電圧データを計24回取得した。なお、エンジン始動の間隔はエンジン停止させてから6h以上放置後とした。
Figure 2007280776
データ1、13、23がノイズデータと考えられる。得られた24個の最低電圧値Vstすべての平均値を計算により導く簡単なプログラムと、得られた24個の最低電圧値Vstのうち10.5V以上の最低電圧値Vst、3V以下の最低電圧値Vstをすべて除去し、残りの最低電圧値Vstの平均値を計算により導く簡単なプログラムを組み、両者の値を比較した(表2)。
Figure 2007280776
表2から分かるように両者のデータ間には約0.6Vの差があり、この値は誤判定を起こしかねない数値ということができる。
本発明は車両に搭載された鉛電池の劣化状態を正確に判定可能な電池状態判定装置を提供するものであるため、電池状態判定装置の製造、販売に寄与するので、産業上の利用可能性を有する。
本発明が適用可能な実施形態の電池状態判定装置及び車両のブロック配線図である。 実施形態の電池状態判定装置のマイコンのCPUが実行する電池状態判定ルーチンのフローチャートである。 一般的な鉛電池のエンジン始動時の最低電圧を示すグラフである。
符号の説明
1 電池状態判定装置
2 鉛電池
3 電圧センサ(変換手段の一部)
10 マイコン(変換手段の一部、最低電圧値抽出手段、判定手段、エンジン始動間隔判断手段)

Claims (5)

  1. 車両に搭載された鉛電池の劣化状態を判定する電池状態判定装置において、
    前記鉛電池のエンジン始動時のアナログ電圧を100Hz以上の速度でデジタル電圧値に変換する変換手段と、
    前記変換手段で変換されたデジタル電圧値の中から前記鉛電池のエンジン始動時の最低電圧値(Vst)を抽出する最低電圧値抽出手段と、
    前記最低電圧値抽出手段でエンジン始動の度に抽出された複数の前記最低電圧値(Vst)のうち、予め設定された上限電圧値以上の最低電圧値及び予め設定された下限電圧値以下の最低電圧値を削除し、残りの最低電圧値の中央値、最頻値、平均値のいずれかが予め設定された判定基準電圧値以下かを判定する判定手段と、
    を備えた電池状態判定装置。
  2. 前記上限電圧値は10.5Vであり、前記下限電圧値は3.0Vであることを特徴とする請求項1に記載の電池状態判定装置。
  3. 前記上限電圧値は前記最低電圧値(Vst)のうちの最大値であり、前記下限電圧値は前記最低電圧値(Vst)のうちの最小値であることを特徴とする請求項1に記載の電池状態判定装置。
  4. 前記最低電圧値抽出手段で抽出された最低電圧値(Vst)を記憶する不揮発性記憶手段を更に備え、前記判定手段は前記記憶手段に記憶された複数の前記最低電圧値(Vst)を読み出すことを特徴とする請求項1に記載の電池状態判定装置。
  5. エンジン始動がエンジン停止後所定時間以上経てなされたかを判断するエンジン始動間隔判断手段を更に備え、前記エンジン始動間隔判断手段が肯定判断したときに、前記最低電圧値抽出手段が前記変換手段で変換されたデジタル電圧値の中から前記鉛電池のエンジン始動時の最低電圧値(Vst)を抽出することを特徴とする請求項1又は請求項4に記載の電池状態判定装置。
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