JP2007277287A - 縁無印刷用のインク組成物及びインクジェットプリンタ - Google Patents

縁無印刷用のインク組成物及びインクジェットプリンタ Download PDF

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英彦 小松
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Abstract

【課題】インクジェットプリンタによる縁無印刷において、捕捉部材での優れた堆積防止
効果を長期的に維持することがインク組成物、及びそのインク組成物と捕捉部材とを備え
るインクジェットプリンタを提供する。
【解決手段】インク組成物は、一般式(1):
(R)NH−C(=O)−N(R)(R) (1)
〔式中、R及びRは、それぞれ独立に、水素原子又は炭素原子数1〜4のアルキル基
であり、Rは、炭素原子数1〜4のアルキル基又は−C(=O)−NH基である〕
で表される尿素誘導体を含む。インクジェットプリンタは、前記尿素誘導体と捕捉部材と
を含む。
【選択図】なし

Description

本発明は、縁無印刷用のインク組成物及びインクジェットプリンタに関する。本発明に
よれば、インクジェット記録方式による縁無印刷において、記録媒体以外の領域に吐出さ
せるインク滴を捕捉する捕捉部材の状態を長期間にわたって良好な状態に維持することが
できる。
インクジェット記録方式においても、銀塩写真と同様の縁無印刷が行われている。縁無
印刷では、記録媒体の縁端部に非画像領域(余白)を全く残さずに、全表面を画像領域と
する必要がある。そこで、記録媒体の表面から縁端部の外側にまで、プリンタヘッドから
インク滴を連続的に吐出させることにより、記録媒体の縁端部にまで適正な画像を形成さ
せることができる。このように、従来から行われている縁無印刷の原理を、以下、添付図
面に沿って説明する。
最初に、縁無印刷の原理を模式的に図1及び図2に示す。図1は、インクジェット記録
方式による縁無印刷の工程を模式的に示す要部拡大斜視図であり、図1(A)は、記録媒
体前縁部を印刷している状態を示し、図1(B)は記録媒体側縁部を印刷している状態を
示し、図1(C)は記録媒体後縁部を印刷している状態を示す。図2は、図1(A)の状
態の模式的要部側面図である。
図1及び図2に示すように、インクジェット記録装置10は、主走査方向(すなわち、
記録用紙11の幅方向;図1の矢印Bの方向)に延びるガイド軸12に沿って往復移動す
るキャリッジ14に搭載された記録ヘッド13と、この記録ヘッド13の下方に対向して
配置されたプラテン(図示せず)を有しており、記録用紙11は、前記記録ヘッド13と
前記プラテンとの間を、紙送り手段(図示せず)によって副走査方向(図1及び図2の矢
印Aの方向)に搬送される。
記録用紙11の前縁部11aが記録ヘッド13の下方まで搬送されると、図1(A)及
び図2に示すように、前縁部11aの印字が開始される。すなわち、記録ヘッド13は、
ガイド軸12に沿って主走査方向(矢印B方向)に往復移動しながら、記録用紙11の方
向に向けてインク滴19を吐出させることにより印刷が開始される。このとき、記録用紙
11の前縁部11aに余白を残さずに印刷を実行するために、記録用紙11の前縁部11
aの外側にもインク滴19を吐出させる。記録用紙11の外側に吐出されたインク滴19
は、プラテンに設けた捕捉部材30に直接に付着し、更に捕捉部材30の内部に浸透して
、インク液捕捉領域31を形成する。
記録用紙11の前縁部11aの印刷が終了すると、記録用紙11が副走査方向(矢印A
方向)に搬送され、記録用紙11の中央部の印刷が行われる。中央部の印刷においては、
記録用紙11の両側の側縁部11bに余白を残さずに印刷を実行するために、図1(B)
に示すように、記録用紙11の側縁部11bの外側にもインク滴19を吐出させ、このよ
うに外側に吐出されたインク滴19は、プラテンに設けた捕捉部材30に直接に付着して
捕捉される。更に、記録用紙11の中央部の印刷が終了すると、記録用紙11が副走査方
向(矢印A方向)に搬送され、記録用紙11の後縁部11cの印刷が行われる。後縁部1
1cの印刷においても、記録用紙11の後縁部11cに余白を残さずに印刷を実行するた
めに、図1(C)に示すように、記録用紙11の後縁部11cの外側にもインク滴19を
吐出させ、そのインク滴19は、プラテンに設けた捕捉部材30に直接に付着して捕捉さ
れる。
図1及び図2に示すように、縁無印刷を実施するには、記録用紙11の外側にもインク
滴19を吐出させる。従って、記録用紙11の外側に吐出されたインク滴19が記録用紙
11の裏面などを汚すことを防止する目的で、プラテンに捕捉部材を設ける必要がある。
このような捕捉部材をプラテンに設けた代表的なインクジェット記録装置を図3〜図5に
示す。
図3は、代表的なインクジェット記録装置10Aの斜視図であり、そのケースカバー1
を開放して、特に印刷機構部を示す。印刷機構部には、インクカートリッジ2,3や記録
ヘッド4Aを搭載したキャリッジ4と、その移動経路に対向する位置にプラテン5が配置
されており、更にそのプラテン5を挟む位置に、記録用紙の排出方向の上流側に第1の紙
押えローラ6が配置され、下流側に第2の紙押えローラ7が配置されている。図4は、図
3に示すインクジェット記録装置10の印刷機構部の部分平面図であり、図5は、図3に
示すインクジェット記録装置10の印刷機構部の部分断面図である。
特に、図4及び図5に示すように、プラテン5の一部に、プラテン開口部5a,5b,
5cを設け、プラテン5の下方部には捕捉部材20を配置する。プラテン開口部5aは、
記録用紙Pの前縁部印刷の際に、プラテン5の表面にインク滴を付着させたり、インクミ
ストを発生させたりせずに、捕捉部材20に直接捕捉させるための窓であり、プラテン開
口部5b及びプラテン開口部5cは、それぞれ、記録用紙Pの側縁部印刷及び後縁部印刷
の際に用いる窓である。すなわち、記録ヘッド4Aから吐出されたインク滴の内、記録用
紙Pの外側に吐出されたインク滴の全ては、プラテン開口部5a,5b,5cを通過して
、捕捉部材20に直接捕捉される。なお、記録用紙Pの裏面は、プラテン5の表面と接触
しながら搬送され、その際に記録用紙Pの裏面が、捕捉部材20の上面と接触することの
ない高さに捕捉部材20を配置する必要がある。
捕捉部材20は、図5に示すように、支持部材8に担持されており、更に、その支持部
材8には支持部材開口部8aが設けられており、この支持部材の下方には廃インクタンク
9が設けられているので、捕捉部材20に一時的に捕捉されたインク液は、支持部材開口
部8aから徐々に、廃インクタンク9に導かれ、廃インクタンク9に通常設けられている
吸収保持材に吸収されて保持される。
なお、本明細書において、プリンタに関して「下方」又は「上方」は、プリンタによっ
て印刷が行われている状態での重力方向に関する下方又は上方を意味する。
最近は印刷物の保存性の向上を主な目的として、顔料インクが採用されている。前記の
ような捕捉部材は、通常、多孔質材料(例えば、ウレタンフォーム又は焼結多孔性プラス
チック)から形成されているので、特に顔料インクの場合には、溶剤成分のみが内部に浸
透し、顔料粒子が多孔質捕捉部材の表面に残留して、堆積する傾向がある。顔料粒子の堆
積が、多孔質捕捉部材の表面上で次第に成長してプラテン開口部の上方に突出すると、記
録用紙の裏面に顔料粒子が付着したり、更に、その記録用紙の裏面からプラテン表面に転
写されて、別の記録用紙の裏面まで汚したりすることになる。
このような顔料粒子の堆積を防止する技術は、主に水系インクを中心に、既に、提案さ
れており、例えば、前記の捕捉部材に有機溶剤を含浸させる技術が知られている(特許文
献1)。また、顔料インクの色種に対応して選択した有機溶剤を含浸させる技術も知られ
ている(特許文献2)。
特開2003−191545号公報 特開2004−174978号公報
しかしながら、インクジェットプリンタによる縁無印刷において、堆積防止効果を有す
る化合物(すなわち、含浸剤)を捕捉部材に単に含浸させておくだけでは、顔料粒子の堆
積防止効果が徐々に低下していく。これは、捕捉部材にインク液滴が次々に吐出され、捕
捉部材の内部に浸透していくので、インク液の浸透と共に含浸剤も捕捉部材から徐々に洗
い流され、担持量が減少していくからである。
こうした含浸剤の流出を防止して、捕捉部材における堆積防止効果を長期的に維持する
には、インク組成物中に含浸剤を含ませておく必要がある。この場合、インク組成物中に
含有させる含浸剤は、インク組成物のインク適性に対して悪影響を与えてはならない。
例えば、尿素は優れた堆積防止効果を有するので、捕捉部材に予め担持させる含浸剤と
して使用することができるが、尿素をインク組成物に添加すると、分解してしまうのでイ
ンクの保存安定性の点で問題があった。
本発明者は、前記のような欠点を示さないインクジェットプリンタによる縁無印刷に関
して鋭意研究した結果、特定の尿素誘導体は、捕捉部材において優れた堆積防止効果を有
すると共に、インク組成物に添加してもインクの保存安定性に悪影響を与えることがない
ことを見出した。
本発明は、こうした知見に基づくものである。
従って、本発明は、一般式(1):
(R)NH−C(=O)−N(R)(R) (1)
〔式中、R及びRは、それぞれ独立に、水素原子又は炭素原子数1〜4のアルキル基
であり、Rは、炭素原子数1〜4のアルキル基又は−C(=O)−NH基である〕
で表される尿素誘導体を含むことを特徴とする、インクジェット記録方法による縁無印刷
用のインク組成物に関する。
本発明によるインク組成物の好ましい態様においては、前記尿素誘導体が、R及びR
がそれぞれ水素原子であり、Rが−C(=O)−NH基である前記一般式(1)で
表される化合物である。
本発明によるインク組成物の別の好ましい態様においては、前記尿素誘導体が、R
びRのいずれか一方が水素原子であり、R及びRの他方が炭素原子数1〜4のアル
キル基であり、Rが炭素原子数1〜4のアルキル基である前記一般式(1)で表される
化合物である。
本発明によるインク組成物の更に別の好ましい態様においては、前記尿素誘導体が、R
、R、及びRが、炭素原子数1〜4のアルキル基である前記一般式(1)で表され
る化合物である。
本発明によるインク組成物の更に別の好ましい態様においては、水系顔料インク組成物
である。
また、本発明は、インクジェット記録用プリンタヘッドから吐出されるインク滴のうち
、記録媒体以外の領域に吐出されるインク滴を直接に捕捉する捕捉部材と、
前記インク組成物と
を備えることを特徴とする、インクジェットプリンタにも関する。
本発明によるインクジェットプリンタの好ましい態様においては、前記捕捉部材が、プ
ラスチック粒子を焼結成形して製造した多孔性プラスチック、プラスチック製の発泡体シ
ート若しくは有孔体シート、又は繊維質材料のシートである。
本発明によるインクジェットプリンタの別の好ましい態様においては、前記プラスチッ
ク粒子が、ポリオレフィン系樹脂、ビニル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹
脂、ポリスチレン系樹脂、アクリル系樹脂、ポリスルホン樹脂、ポリエーテルスルホン樹
脂、ポリエチレンスルファイド樹脂、フッ素系樹脂、又は架橋ポリオレフィン系樹脂の粒
子、あるいはそれらの粒子の混合物である。
本発明によるインクジェットプリンタの更に別の好ましい態様においては、前記捕捉部
材が、前記一般式(1)で表される尿素誘導体を含浸して含む。
本発明によれば、インクジェットプリンタによる縁無印刷において、優れた堆積防止効
果を有する尿素誘導体がインク組成物から次々に捕捉部材に補充されるので、堆積防止効
果が長期的に維持されると共に、インク組成物のインク適性に対して悪影響を与えること
がない。
本発明によるインクジェット記録方法用インク組成物は、前記一般式(1)で表される
尿素誘導体を含む。本明細書において炭素原子数1〜4のアルキル基は、直鎖状又は分岐
状のアルキル基を含み、具体的には、メチル基、エチル基、n−プロピル基、i−プロピ
ル基、n−ブチル基、i−−ブチル基、sec−ブチル基、又はt−ブチル基を挙げるこ
とができる。
前記一般式(1)で表される尿素誘導体において、特に好ましい化合物は、例えば、R
及びRがそれぞれ水素原子であり、Rが−C(=O)−NH基である化合物(ビ
ウレット)、R及びRのいずれか一方が水素原子であり、R及びRの他方が炭素
原子数1〜4のアルキル基であり、Rが炭素原子数1〜4のアルキル基である化合物(
ジアルキル尿素)、R及びRのいずれか一方が水素原子であり、R及びRの他方
が炭素原子数1〜4のアルキル基であり、Rが炭素原子数1〜4のアルキル基である化
合物(トリアルキル尿素)を挙げることができる。
前記ジアルキル尿素としては、具体的には、1,3−ジメチル尿素を挙げることができ
、前記トリアルキル尿素としては、具体的には、トリメチル尿素を挙げることができる。
本発明によるインクジェット記録方法用インク組成物は、前記一般式(1)で表される
尿素誘導体を、インク組成物の全重量に対して、好ましくは0.1〜20重量%、より好
ましくは0.5〜10重量%の量で含むことができる。前記尿素誘導体の含有量を0.1
重量%以上とすることで、捕捉部材における堆積防止作用を有効に維持させることができ
、20重量%以下とすることで、インクの保存安定性に悪影響を与えないことができる。
前記一般式(1)で表される尿素誘導体は、インク組成物に含有させるだけでなく、予
め捕捉部材に含浸させておくことが好ましい。これは、捕捉部材における初期の堆積防止
効果を補償するためである。従って、予め捕捉部材に含浸させておく尿素誘導体としては
、インク組成物に含有させる尿素誘導体とは異なる尿素誘導体を用いることもできる。あ
るいは、前記一般式(1)で表される尿素誘導体とは全く別異の化合物(含浸剤)を用い
ることもできる。
本発明のインク組成物は、インクジェット記録方法による縁無印刷用の水系又は非水系
であることができるが、水系であることが好ましい。また、着色剤としても、染料又は顔
料のいずれも用いることができるが、堆積が発生しやすい顔料インク組成物に関して好適
に利用することができる。
本発明のインク組成物は、前記一般式(1)で表される尿素誘導体を含有していること
以外は、従来公知のインクジェット記録方法用インク組成物を構成する成分を含有してい
ることができる。
本発明のインク組成物は、インクジェット記録方法による縁無印刷において、捕捉部材
に直接に吐出させることのあるインク組成物として使用する。本明細書において「捕捉部
材」とは、インクジェット記録用プリンタヘッドから吐出されるインク滴のうち、記録媒
体以外の領域に吐出されるインク滴を直接に着弾させて捕捉する部材として使用されるも
のであり、従来から同様の目的で、インクジェット記録用プリンタにおいて「インク吸収
材」などと称されて使用されている。また、「記録媒体以外の領域」とは、記録媒体表面
以外にインク滴を吐出する任意の領域であり、代表的には、縁無印刷の際の記録媒体周縁
に隣接する外側領域であり、更には、プリンタヘッドのクリーニング処理の際の吐出領域
を含む。前記のクリーニング処理は、記録媒体が搬送されない所定のホームポジションに
おいて、プリンタヘッドにインク組成物を強制的に通過・吐出させてプリンタヘッドの吐
出不良を回避する目的で実施する処理である。このホームポジションにも前記の捕捉部材
を設けることができる。
本発明で用いる捕捉部材は、従来の同種の捕捉部材と同様に、インクヘッドから吐出さ
れたインク滴を直接に着弾させて受け入れ、完全に捕捉する必要がある。例えば、縁無印
刷の際に、記録媒体の外側領域に吐出されるインク滴が完全に捕捉されずに記録媒体の周
縁部でミスト化された状態で浮遊すると、記録画像や記録媒体を汚染し、更にはプラテン
表面の記録媒体接触面を汚染することがある。また、捕捉部材にインク液が捕捉されてい
る状態で、プリンタ設置場所の変更などの際にプリンタが90°程度回転させられること
があっても、インク液を漏出させない程度の保持能を有することが好ましい。更に、捕捉
部材は、捕捉したインク液を、順次、廃インクタンクに移動させ、次のインク滴を捕捉す
るための受容能を維持する必要がある。
本発明で用いる捕捉部材は、前記の機能を有する任意の材料から調整することができ、
従来から、捕捉部材として用いられている多孔質材料からなることが好ましく、特に好ま
しくは、個々の気孔が連通している連続多孔質材料からなることがより好ましい。
多孔質材料としては、例えば、プラスチック製の発泡体シート又は有孔体シート、ある
いは繊維質材料(例えば、ウエブ、網状体、織物、編物、又は不織布)のシートを用いる
ことができる。プラスチック製発泡体としては、例えば、ポリウレタンフォーム、ポリビ
ニルアルコール(PVA)スポンジ、フッ素樹脂多孔質体などを挙げることができる。
本発明で用いる捕捉部材は、単層構造であることも、2層以上の多層構造であることも
できる。2層からなる場合は、インク受容層とインク拡散層とからなることが好ましい。
前記インク受容層は、プリンタヘッドから吐出されたインク滴を直接に着弾させて、捕捉
する層であり、前記インク拡散層は、インク受容層に捕捉されたインク液を保持しつつ、
廃インクタンクに移動させる層である。インク受容層とインク拡散層は少なくともその一
部を接触させ、インク拡散層にインク受容層よりインク吸収性の高い材料を用いることが
より好ましい。また、これらのインク受容層及びインク拡散層が、それぞれ、2層以上の
多層構造を有することもできる。
前記インク受容層と前記インク拡散層との組合せとしては、例えば、撥水性を有する高
分子化合物製(例えば、フッ素樹脂製)の網状シートと、親水性高分子化合物製の多孔質
シートやフェルト材との組合せ、あるいはポリウレタンフォームシートとPVAスポンジ
シートとの組合せを挙げることができる。
本発明で用いる捕捉部材は、プラスチック粒子を焼結成形して製造した多孔性プラスチ
ックであることもできる。前記のプラスチック粒子としては、熱可塑性プラスチック粒子
を用いることができる。例えば、ポリオレフィン系樹脂(例えば、超高分子量ポリエチレ
ン、高密度ポリエチレンなどのポリエチレンやポリプロピレン)、ビニル系樹脂(例えば
、ポリ塩化ビニル樹脂)、ポリエステル系樹脂(例えば、ポリアリレート)、ポリアミド
系樹脂、ポリスチレン系樹脂、アクリル系樹脂、ポリスルホン樹脂、ポリエーテルスルホ
ン樹脂、ポリエチレンスルファイド樹脂、フッ素系樹脂、又は架橋ポリオレフィン系樹脂
の粒子、あるいはそれらの粒子混合物を用いることができる。
フッ素系樹脂としては、例えば、ポリテトラフルオロエチレン、ポリフルオロアクリル
アクリレート、ポリフッ化ビニリデン、ポリフッ化ビニル、又はヘキサフルオロプロピレ
ンなどを挙げることができる。
架橋ポリオレフィン系樹脂材料とは、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、若し
くは高密度ポリエチレンなどのポリエチレン又はポリプロピレンなどのポリオレフィン系
樹脂に、γ線やX線などの電離性放射線を照射して架橋させるか、あるいは、架橋剤とし
て塩化アルミニウム又はフッ化窒素などの無機化合物や、t−ブチル−クミル−パーオキ
サイド、ジクミル−パーオキサイド、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオ
キシ)ヘキサン、又はアセチレンパーオキサイドなどの有機過酸化物を用いて化学的に架
橋させたものである。
前記プラスチック粒子の平均粒径は、特に限定されるものではないが、例えば、1,0
00μm以下であることが好ましい。また、メルトフローレイト(MFR)も、特に限定
されるものではないが、例えば、0.01以下の材料を使用すると、均一な孔径を有する
焼結多孔性プラスチックを得ることができる点で好適である。
本発明で用いる多孔質プラスチックは、前記熱可塑性プラスチック粒子を、静的成形法
や動的成形法によって焼結成形することによって製造することができる。
前記の静的成形法は、いわゆる型内焼結法であって、例えば、成形型の間隙部に形成さ
れるキャビテイ内に熱可塑性プラスチック粒子を充填した後、成形型と共に、加熱する方
法である。
前記の動的成形法としては、(1)先端部に成形型を有し、温度調整が可能なシリンダ
内に往復運動をするピストン(プランジャー)を内蔵したラム式押出機を用いて行うラム
押出法、(2)先端部に成形型を有し、温度調整が可能なシリンダ内にスクリュウを内蔵
した射出成形機を用いて行う射出成形法、(3)先端部に成形型を有し、温度調整が可能
なシリンダ内にスクリュウを内蔵した押出成形機を用いて行う押出成形法、(4)雌型と
その内径部に挿人される雄型よりなる成形型を用い、雌型の内部に形成されるキャビテイ
内に原料を充填した後、成形型を加熱する圧縮成形機を用いて行う圧縮成形法、(5)先
端部に上下方一対の移動式ベルトあるいは下方の移動式ベルトで構成される成形型を有す
る温度調整が可能なシリンダでこの成形型内に原料を押出しする連続式プレス機を用いて
行う連続式プレス法などである。
これら静的成形法や動的成形法などの方法の内から、本発明で用いる多孔質プラスチッ
クの最終的な形状や物性などの要求に応じて、適切な方法を適宜選択することができる。
こうして得られた焼結多孔性プラスチックの成形体(成形板)は、外観上は通常のプラ
スチックの成形体(成形板)のように見えるが、実際には、多方向に相互に連結した無数
の孔を有している。また、前記の焼結多孔性プラスチックの成形体は、市販されており、
種々の孔径を有する成形体(成形板)を容易に入手することができる〔例えば、ポアレッ
クス・ポーラスプラスチック(Porex technologies社);フィルダス(三菱樹脂社)〕。
以下、実施例によって本発明を具体的に説明するが、これらは本発明の範囲を限定する
ものではない。
<実施例1>
(1)分散樹脂Aの合成
攪拌機、温度計、還流管及び滴下ロートを備えた反応容器を窒素置換した後、スチレン
25g、n−ドデシルメタクリレート30g、メトキシポリエチレングリコールメタクリ
レート20g、ブチルメタクリレート16g、及びメタクリル酸9.5gをメチルエチル
ケトン100gに溶解して、窒素ガス置換を行った。
滴下ロートにも同様のモノマー混合物/メチルエチルケトン溶液を入れ、更に2,2’
−アゾビス(2,4−イソメチルバレロニトリル)0.2gを加えて窒素ガス置換を行っ
た。
窒素雰囲気下、65℃に加温して滴下ロートの溶液を3時間かけて加えながら重合反応
を行った。得られた共重合体溶液を減圧乾燥とメチルエチルケトン溶解及び濾過を繰り返
して精製した後、樹脂の固形分が50重量%になるようにメチルエチルケトンを加えて希
釈した。酸価が約70KOHmg/gであり、平均分子量が50,000である分散樹脂
Aの樹脂溶液を得た。
(2)分散液Aの調製
顔料として有機顔料のC.I.ピグメントレッド122(200g)を用い、これと前
項(1)で調製した樹脂溶液A(100g)とを混合・攪拌してスラリーを作製した。こ
のスラリーに10重量%水酸化カリウム水溶液38gを加え、超高圧ホモジナイザーにて
分散を行った。
続いてこの分散液を、攪拌下の純水400gに徐々に加え、更に減圧下で60℃にてメ
チルエチルケトンの全部と水の一部とを除去して、更に顔料濃度が15重量%になるよう
に超純水を加え、分散液Aを得た。
(3)インク組成物Aの調製
前項(2)で調製した分散液A(40g)、尿素誘導体であるビウレット(1g)、ア
セチレングリコール系界面活性剤であるサーフィノール104(0.2g)及びサーフィ
ノール465(1g)(前記サーフィノールは2種共に商品名;Air Product
s and Chemicals.Inc.社製)、トリエチレングリコールモノエチル
エーテル(3g)、1,2−ヘキサンジオール(2g)、トリエタノールアミン(1g)
、グリセリン(15g)、2−ピロリドン(4g)、更に超純水を加えて全量を100g
として2時間攪拌した後、孔径約1.2μmのメンブランフィルタ(商品名;日本ミリポ
ア・リミテッド製)にて濾過して水性インク組成物Aを調製した。
<実施例2>
(1)分散液Bの調製
実施例1(2)に記載の分散液Aの調製方法において、顔料として有機顔料のC.I.
ピグメントイエロー74(150g)を用い、10重量%水酸化カリウム水溶液の添加量
を38gに代えること以外は、実施例1(2)と同様な方法で分散液を作製した。これを
分散液Bとする。
(2)インク組成物Bの調製
前項(1)で調製した分散液B(40g)、尿素誘導体である1,3−ジメチル尿素(
5g)、アセチレングリコール系界面活性剤であるオルフィンE1010(1g)(商品
名;日信化学工業株式会社製)、トリエチレングリコールモノエチルエーテル(3g)、
1,2−ヘキサンジオール(2g)、トリエタノールアミン(1g)、トリエチレングリ
コール(15g)、2−ピロリドン(4g)、更に超純水を加えて全量を100gとして
2時間攪拌した後、孔径約1.2μmのメンブランフィルタ(商品名;日本ミリポア・リ
ミテッド製)にて濾過して水性インク組成物Bを調製した。
<実施例3>
インク組成物Cを調製した。
具体的には、前記実施例2に記載のインク組成物Bの調製方法において、尿素誘導体と
して、1,3−ジメチル尿素(5g)の代わりに、トリメチル尿素(5g)を用いること
以外は、実施例2と同様な方法で水性インク組成物Cを調製した。
<比較例1>
インク組成物Dを調製した。
具体的には、実施例1(2)で調製した分散液A(40g)、尿素(5g)、アセチレ
ングリコール系界面活性剤であるサーフィノール104(0.2g)及びサーフィノール
465(1g)、トリエチレングリコールモノエチルエーテル(3g)、1,2−ヘキサ
ンジオール(2g)、トリエタノールアミン(1g)、グリセリン(15g)、2−ピロ
リドン(4g)、更に超純水を加えて全量を100gとして2時間攪拌した後、孔径約1
.2μmのメンブランフィルタ(商品名;日本ミリポア・リミテッド製)にて濾過して水
性インク組成物Dを調製した。
<比較例2>
インク組成物Eを調製した。
具体的には、実施例2(1)で調製した分散液B(40g)、尿素誘導体としてのテト
ラメチル尿素(1g)、アセチレングリコール系界面活性剤であるオルフィンE1010
(1g)(商品名;日信化学工業株式会社製)、トリエチレングリコールモノエチルエー
テル(3g)、1,2−ヘキサンジオール(2g)、トリエタノールアミン(1g)、ト
リエチレングリコール(15g)、2−ピロリドン(4g)、更に超純水を加えて全量を
100gとして2時間攪拌した後、孔径約1.2μmのメンブランフィルタ(商品名;日
本ミリポア・リミテッド製)にて濾過して水性インク組成物Eを調製した。
[物性評価]
(1)保存安定性
実施例1〜3、並びに比較例1及び2で調製した水性インク組成物を70℃で1週間放
置して、インク調製直後の粘度と放置後の粘度とを比較した。判定基準は以下のとおりで
ある。結果を表1に示す。
判定
A:変動幅が±5%未満
B:変動幅が±5%以上、±10%未満
C:変動幅が±10%以上
(2)発泡ポリウレタン上での堆積評価
実施例1〜3、並びに比較例1及び2で調製した水性インク組成物をインクジェットプ
リンタ(PX−V630;セイコーエプソン社)にセットし、縁無し印字の連続印字を実
施して、プラテン部の捕捉部材へのインク堆積状況を評価した。捕捉部材としては、発泡
ポリウレタン製捕捉部材を用いた。
評価は40℃及び相対湿度15%の環境下において、インクジェット印刷用葉書用紙に
縁無印刷を連続して実施し、裏面汚れが発生するまでの印刷回数(枚数)を調べた。なお
、裏面汚れの発生は、印刷後の葉書用紙を目視によって判断した。その結果を表1に示す

判定
A:500枚以上印字しても裏面汚れが発生しない。
B:200枚以上500枚未満で裏面汚れが発生しない。
但し、500枚を超えた枚数を印字すると裏面汚れが発生する。
C:200枚未満の印字で裏面汚れが発生する。
(3)多孔質プラスチック上での堆積評価
プラテン部の捕捉部材を多孔質プラスチック製捕捉部材に変更して、前項(2)と同様
に堆積状況を評価した。
多孔質プラスチックは、以下の方法で調製した。すなわち、平均粒子径が150μmで
メルトフローレイト(MFR)が0.01以下である高分子ポリエチレンを、層の厚み比
率が最終フィルタ全体の厚みの70%になるように、断面積が長方形の成形金型の間隙部
に充填し、160〜220℃の温度で30分間加熱し、多孔質プラスチックの捕捉部材を
得た。
実施例1〜3、並びに比較例1及び2で調製した水性インク組成物をインクジェットプ
リンタ(PX−V630;セイコーエプソン社)にセットし、縁無し印字の連続印字を実
施して、プラテン部の捕捉部材へのインク堆積状況を評価した。
評価は40℃及び相対湿度15%の環境下において、インクジェット印刷用葉書用紙に
縁無印刷を連続して実施し、裏面汚れが発生するまでの印刷回数(枚数)を調べた。なお
、裏面汚れの発生は、印刷後の葉書用紙を目視によって判断した。その結果を表1に示す

判定
A:500枚以上印字しても裏面汚れが発生しない。
B:200枚以上500枚未満で裏面汚れが発生しない。
但し、500枚を超えた枚数を印字すると裏面汚れが発生する。
C:200枚未満の印字で裏面汚れが発生する。
(4)結果
Figure 2007277287
本発明によるインク組成物によれば、優れた堆積防止効果を有する尿素誘導体をインク
組成物から次々に捕捉部材に補充することができるので、インクジェットプリンタによる
縁無印刷において、優れた堆積防止効果を長期的に維持することができる。特に、顔料イ
ンク組成物を用いるインクジェットプリンタによる縁無印刷において、効果的に利用する
ことができる。
インクジェット記録方式による縁無印刷の工程を模式的に示す要部拡大斜視図である。 図1(A)の状態の模式的要部側面図である。 代表的なインクジェット記録装置の斜視図である。 図3に示すインクジェット記録装置の印刷機構部の部分平面図である。 図3に示すインクジェット記録装置の印刷機構部の部分断面図である。
符号の説明
1・・・ケースカバー;2,3・・・インクカートリッジ;4・・・キャリッジ;
4A・・・記録ヘッド;5・・・プラテン;5a,5b,5c・・・プラテン開口部;
6・・・第1の紙押えローラ;7・・・第2の紙押えローラ;
8・・・支持部材;8a・・・支持部材開口部
9・・・廃インクタンク;10,10A・・・インクジェット記録装置;
11・・・記録用紙;11a・・・記録用紙の前縁部;11b・・・記録用紙の側縁部;
11c・・・記録用紙の後縁部;12・・・ガイド軸;13・・・記録ヘッド;
14・・・キャリッジ;19・・・インク滴;20・・・捕捉部材;
30・・・捕捉部材;31・・・インク液捕捉領域。

Claims (9)

  1. 一般式(1):
    (R)NH−C(=O)−N(R)(R) (1)
    〔式中、R及びRは、それぞれ独立に、水素原子又は炭素原子数1〜4のアルキル基
    であり、Rは、炭素原子数1〜4のアルキル基又は−C(=O)−NH基である〕
    で表される尿素誘導体を含むことを特徴とする、インクジェット記録方法による縁無印刷
    用のインク組成物。
  2. 前記尿素誘導体が、R及びRがそれぞれ水素原子であり、Rが−C(=O)−N
    基である前記一般式(1)で表される化合物である、請求項1に記載のインク組成物
  3. 前記尿素誘導体が、R及びRのいずれか一方が水素原子であり、R及びRの他
    方が炭素原子数1〜4のアルキル基であり、Rが炭素原子数1〜4のアルキル基である
    前記一般式(1)で表される化合物である、請求項1に記載のインク組成物。
  4. 前記尿素誘導体が、R、R、及びRが、炭素原子数1〜4のアルキル基である前
    記一般式(1)で表される化合物である、請求項1に記載のインク組成物。
  5. 水系顔料インク組成物である、請求項1〜4のいずれか一項に記載のインク組成物。
  6. インクジェット記録用プリンタヘッドから吐出されるインク滴のうち、記録媒体以外の
    領域に吐出されるインク滴を直接に捕捉する捕捉部材と、
    請求項1〜5のいずれか一項に記載のインク組成物と
    を備えることを特徴とする、インクジェットプリンタ。
  7. 前記捕捉部材が、プラスチック粒子を焼結成形して製造した多孔性プラスチック、プラ
    スチック製の発泡体シート若しくは有孔体シート、又は繊維質材料のシートである、請求
    項6に記載のインクジェットプリンタ。
  8. 前記プラスチック粒子が、ポリオレフィン系樹脂、ビニル系樹脂、ポリエステル系樹脂
    、ポリアミド系樹脂、ポリスチレン系樹脂、アクリル系樹脂、ポリスルホン樹脂、ポリエ
    ーテルスルホン樹脂、ポリエチレンスルファイド樹脂、フッ素系樹脂、又は架橋ポリオレ
    フィン系樹脂の粒子、あるいはそれらの粒子の混合物である、請求項7に記載のインクジ
    ェットプリンタ。
  9. 前記捕捉部材が、前記一般式(1)で表される尿素誘導体を含浸して含む、請求項6〜
    8のいずれか一項に記載のインクジェットプリンタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015137319A (ja) * 2014-01-23 2015-07-30 サカタインクス株式会社 水性インクジェット用インク組成物
JP7463608B1 (ja) 2023-11-22 2024-04-08 artience株式会社 水性インクジェットインキ及び印刷物

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