JP2007277212A - 外用組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】化粧用または外用組成物およびこれらの使用を提供する。
【解決手段】金属酸化還元触媒からなる郡と酸化還元酵素からなる群と還元剤からなる郡からなる三郡の中の少なくとも二郡が選択され、その中から少なくとも二種の成分から選択される外用組成物、特に抗しわ、美白、抗にきび用化粧用または外用組成物である。この組成物は、主に、局所使用の際に抗老化反応を制限するのに使用される。
【選択図】なし

Description

発明の詳細な説明
本発明は水系媒質に不溶性の金属酸化還元触媒又は酸化還元酵素を、少なくとも一種の化粧組成物または外用組成物に許容し得る賦形剤と混合して含む化粧用または外用組成物およびそれらの使用に関する。
本発明は、主に上述のような組成物の局所使用中のしわ、抗老化および/またはメラニン生成を制限するための使用に関する。
従来、α−ヒドロキシ酸類(AHA)は、化粧品業界では主に「抗しわ」剤として用いられている。
有効性が非常に高いにもかかわらず、AHAは強い角質溶解活性を有する他の製品(サリチル酸、果物酸)と同様に、激しい炎症反応を誘発することがあり、有効濃度よりもはるかに低い濃度でこれらの炎症反応が発生する場合がある。(スラビン(Slavin),「クリニカル・プラスチック・サージャリー(Clinical Plastic Surgery)」,米国,1998年,第25巻,p.45−52(非特許文献3)参照)。
その他の角質溶解活性物としては、プロテアーゼまたはリパーゼのような酵素を使用することである。実際、正常なヒトの皮膚にはタンパク質分解活性を有する二種の酵素が皮膚剥離の過程に関与しており、角質層キモトリプシン酵素(SCCE)および角質層トリプシン酵素(SCTE)が知られている(ルントシュトレーム(Lundstroem)他,「アクタ・デルマトロギア・ベネレオロギカ(Acta Dermato−Venereologica)」,ノルウェー国,1991年,第41巻,p.471−474(非特許文献4);エクホルム(Ekholm)他,「ザ・ジャーナル・オブ・インベスチゲイティブ・ダーマトロジー(The Journal of Investigative Dermatology)」,米国,2000年,第114巻,p.56−63(非特許文献5)参照)。リパーゼまたはグリコシダーゼのような酵素を使用して脂質または糖類の有機的構造を破壊して皮膚剥離の効果を増大し、最終的にケラチン合成細胞の増殖作用の強化を誘発し、抗しわ効果を誘発するとされている。
しかしながら、化粧品で酵素類を使用すると、特に水系では不安定で速やかに失活するため使用がきわめて制限されるという問題がある。このために例えばペプチド部位を修飾すること(バラリエイ(Varallyay),「バイオケミカル・アンド・バイオフィジカル・リサーチ・コミュニケーションズ(Biochemical and Biophysical Research Communications)」,米国,1998年,第4巻,第243号,p.56−60(非特許文献6);ファン・デン・ブルク(Van den Burg),「バイオテクノロジー・アンド・アプライド・バイオケミストリー(Boptechnology and Applied Biochemistry)」,1998年,第27巻,p.125−132(非特許文献7)参照)、酵素を溶解性ポリマーと共有結合させることにより酵素を固定化すること(リー(Lee)他,「バイオテクノロジー・プログレス(Biotechnology Progress)」,米国,1998年,第14巻,第3号,p.508−516(非特許文献8)参照)、または酵素を疎水性相中に懸濁して水相を酵素から分離すること(米国特許第5,811,812号明細書(米国特許出願1997年第866916号))(特許文献1)などの方法により酵素の安定化を保持しようとしているがいずれの方法でも十分な安定性は得られていない。
第二の問題は酵素が、非常に高いアレルギー性を持っている点である(ペプシ(Pepsy)他,「クリニカル・アラジー(Clinical Allergy)」,英国,1985年,第15巻,p.101−115(非特許文献9);ソト−メラ(Soto−Mera)他,「アラジー(Allergy)」,デンマーク国,2000年,第55巻,p.983−984(非特許文献10)参照)。
米国特許第5,811,812号明細書(米国特許出願1997年第866916号) ファン・スコット他(Van Scott et al.),「ジャーナル・オブ・アメリカン・アカデミー・オブ・ダーマトロジー(Journal of American Academy of Dermatology)」,米国,1984年,第11巻,p.867−879 ズー・ドレロス(Zoe Draelos),「コスメティック・ダーマトロジー(Cosmetic Dermatology)」,米国,2000年,第10巻,p.51−57 スラビン(Slavin),「クリニカル・プラスチック・サージャリー(Clinical Plastic Surgery)」,米国,1998年,第25巻,p.45−52 ルントシュトレーム(Lundstr・m)他,「アクタ・デルマトロギア・ベネレオロギカ(Acta Dermato−Venereologica)」,ノルウェー国,1991年,第41巻,p.471−474 エクホルム(Ekholm)他,「ザ・ジャーナル・オブ・インベスチゲイティブ・ダーマトロジー(The Journal of Investigative Dermatology)」,米国,2000年,第114巻,p.56−63 バラリエイ(Varallyay),「バイオケミカル・アンド・バイオフィジカル・リサーチ・コミュニケーションズ(Biochemical and Biophysical Research Communications)」,米国,1998年,第4巻,第243号,p.56−60 ファン・デン・ブルク(Van den Burg),「バイオテクノロジー・アンド・アプライド・バイオケミストリー(Boptechnology and Applied Biochemistry)」,1998年,第27巻,p.125−132 リー(Lee)他,「バイオテクノロジー・プログレス(Biotechnology Progress)」,米国,1998年,第14巻,第3号,p.508−516 ペプシ(Pepsy)他,「クリニカル・アラジー(Clnical Allergy)」,英国,1985年,第15巻,p.101−115 ソト−メラ(Soto−Mera)他,「アラジー(Allergy)」,デンマーク国,2000年,第55巻,p.983−984
発明が解決しようとする課題
本発明の主な目的は金属酸化還元触媒又は酸化還元酵素を含む安全で安定なそしてきわめて大きな効果のある抗老化、抗しわ、美白、抗ニキビの外用組成物を提供することである。
本発明の他の目的は金属酸化還元触媒からなる郡と酸化還元酵素からなる群と還元剤からなる郡からなる三郡の中の少なくとも二郡が選択され、その中から少なくとも二種の成分から選択される外用組成物を提供することにより上記の問題を解決することである。
本発明の他の目的は、老化した生体組織又は酸化した生態成分に対して金属酸化還元触媒からなる郡と酸化還元酵素からなる群と還元剤からなる郡からなる三郡の中の少なくとも二郡が選択され、その中から少なくとも二種の成分から選択される外用組成物による強力な酸化及び還元作用を発揮してこれらの組織や成分に対して強力な抗老化及び抗酸化作用を与え組織を健全な形で保持し生体成分を活性化させ又は活性力を持続させることである。
本発明の他の目的は、シワを抑制し、メラニン生成を抑制して美白し、アクネを改善し、皮膚の老化を抑制し、ケラチン合成細胞の増殖作用の強化し、皮膚バリアーの再構築を促進する、金属酸化還元触媒からなる郡と酸化還元酵素からなる群と還元剤からなる郡からなる三郡の中の少なくとも二郡が選択され、その中から少なくとも二種の成分から選択される外用組成物を提供することからなる新規な技術的課題を解決することである。
さらに、本発明の他の目的は、乾燥肌または油性肌の治療を可能にする、金属酸化還元触媒からなる郡と酸化還元酵素からなる群と還元剤からなる郡からなる三郡の中の少なくとも二郡が選択され、その中から少なくとも二種の成分から選択される外用組成物を提供することからなる新規な技術的課題を解決することである。
課題を解決するための手段
これらの技術的課題のすべてが本発明によりはじめて同時に解決される。
このように、本発明では、水系媒質に不溶性の金属酸化還元触媒又は酸化還元酵素類が化粧用または外用組成物に特にアレルギーの問題なしに安全にしかも安定に使用できることが発見された。
従って、第一の態様において、本発明は水系媒質に不溶性である少なくとも一種の金属酸化還元触媒からなる郡と酸化還元酵素からなる群と還元剤からなる郡からなる三郡の中の少なくとも二郡が選択され、その中から少なくとも二種の成分から選択される外用組成物に関する。
「賦形剤」とは、本発明者によれば、不溶性の形態の金属酸化還元触媒又は酸化還元酵素である有効成分以外の成分のすべてを意味する。
本発明の金属酸化還元触媒とは、たとえば、鉄、チタン(Ti)、ジルコニウム(Zr)、バナジウム(V)、ニオブ(Nb)、クロム(Cr)、モリブデン(Mo)、アルミニウム(Al)、ロジウム(Rh)、イリジウム(Ir)、プラチナ(Pt)、ルテニウム(Ru)、パラジウム(Pd)、ガリウム(Ga)、マグネシウム(Mg)、スカンジウム(Sc)、ニッケル(Ni)、銅(Cu)、ネオジム(Nd)及び活性炭上のパラジウムを用いることができる。適切な触媒は活性炭上のパラジウム及びシリカ/アルミナ上のニッケルである。前記鉄としては、鋳鉄粉、還元鉄粉、電解鉄粉、アトマイズ鉄粉の少なくともいずれかひとつの純鉄粉を用いることもできる。本発明の金属酸化還元触媒は、鉄、インジウム、スズ、マグネシウム、セリウム、チタン、ジルコニウム、バナジウム、ニオブ、クロム、モリブデン、アルミニウム、ガリウム、マグネシウム、スカンジウム、ニッケル、銅、ネオジム、ロジウム、イリジウム、プラチナ、ルテニウム、パラジウム、フラーレン、グルコース6リン酸、イソクエン酸、リンゴ酸、6−ホスホグルコン酸、L−キシリトール、L−グロン酸、L−グロノ−γ−ラクトン、アルジトールおよびグリセロール等の電子供与体から選択されるのが好ましい。
本発明で使用できる酸化還元酵素は、リパーゼ、酸化還元酵素、カルボヒドラーゼ、プロテアーゼ、サブチリシン、トリプシン、キモトリプシンまたはサーモリシンのようなプロテアーゼ、リパーゼ、ホスホリパーゼ、α−アミラーゼもしくはβ−アミラーゼまたはグルコアミラーゼのようなアミラーゼ、β−D−グルコシダーゼ、セレブロシダーゼ、スーパーオキサイド・ジスムターゼ、ペルオキシダーゼおよびリポキシゲナーゼ、グルコース6リン酸脱水素酵素、イソクエン酸脱水素酵素、リンゴ酸脱水素酵素、6−ホスホグルコン酸脱水素酵素、L−キシロース還元酵素、グルクロン酸還元酵素、グルクロノラクトン還元酵素、アルドース還元酵素、デヒドロアスコルビン酸還元酵素、酸化型トコフェロール還元酵素およびグリセロール脱水素酵素、2−ニトロプロパンジオキシゲナーゼ、アセチルトランスフェラーゼ、酸化還元酵素、転写レギュレーター、アシルトランスフェラーゼ、UDP−グルコースデヒドロゲナーゼ、ホスホリボシルグリシンアミドホルミルトランスフェラーゼ、1,4−ジヒドロキシ−2−ナフトエートオクタプレニル、gmc型酸化還元酵素、3−ヒドロキシイソ酪酸デヒドロゲナーゼ、メチルマロン酸セミアルデヒドデヒドロゲナーゼ、デヒドロゲナーゼ、水銀レダクターゼ、グルタチオンレダクターゼ、NADPH、NADH、ジヒドロリポアミド、トランスポゼース、プロリンイミノペプチダーゼ、プロリルアミノペプチダーゼ、キノロン流出ポンプ、グリシンベタイントランスポーター、ホスファチジルエタノールアミンN−メチルトランスフェラーゼ、カルコンシンターゼ2、スルホトランスフェラーゼ、グリコシルトランスフェラーゼ、フマル酸レダクターゼフラビンタンパク質、8−アミノ−7−オキソノナン酸シンターゼ、アミノトランスフェラーゼクラスIIピリドキサールリン酸、バクテリオファージHK97プロヘッドプロテアーゼ、ペニシリン結合タンパク質、脂肪アシル−CoAラセマーゼ、ニトリロトリアセテートモノオキシゲナーゼ、ヒスチジンキナーゼ応答レギュレーター、ペプチダーゼ、LysR転写レギュレーター、除去酵素、オルニチンアミノトランスフェラーゼ、リンゴ酸酸化還元酵素、チオ硫酸結合タンパク質、エノイル−CoAヒドラターゼ、アシル−CoAシンセターゼ、メチルトランスフェラーゼ、シロヘムシンターゼ、透過酵素、グルタリル7−acaアシラーゼ、sn−グリセロール−3−リン酸輸送系透過酵素、エノイル−CoAヒドラターゼ/イソメラーゼ、アシル−CoAデヒドロゲナーゼ、エステラーゼ、リパーゼ、シチジンデアミナーゼ、クロトナーゼ、脂質輸送タンパク質、アセチル−CoA C−アセチルトランスフェラーゼ、アミノトランスフェラーゼ、ヒドロラーゼ、および2−アミノ−4−ヒドロキシ−6−ヒドロキシメチルジヒドロプテリンピロホスホキナーゼからなる群から選ばれるのが好適である。この酸化還元酵素は還元酵素からなる群から選ばれるのが好適である。
本発明で使用できる還元剤は、アスコルビン酸、アスコルビン酸−2−リン酸、アスコルビン酸−2−グルコシド、アスコルビン酸燐酸パルミチン酸、アスコルビン酸パルミチン酸、アスコルビン酸ステア燐酸、トコフェリル燐酸塩、トコフェリルジメチルグリシン、亜硫酸水素ナトリウム、亜硫酸ナトリウム、エリソルビン酸、エリソルビン酸ナトリウム、チオジプロピオン酸ジラウリル、トコフェロール、システイン、グルタチオン、還元型ペプチド、トリルビグアナイド、ノルジヒドログアヤレチン酸、カロチン、アスタキサンチン、クリプトキサンチン、カロチノイド類、αリポ酸、コエンザイムQ10、コエンザイムA、パラヒドロキシアニソール、ブチルヒドロキシアニソール、ジブチルヒドロキシトルエン、ステアリン酸アスコルビル、パルミチン酸アスコルビル、没食子酸オクチル、没食子酸プロピル、カロチノイド、フラボノイド類、カテキン類、ピクノジェノール、フラバンジェノール、フラーレンC60、水酸化フラーレンC60、フラーレンC70、水酸化フラーレンC70、還元性芳香族化合物類、タンニン、リグナン、サポニン、リンゴエキスやチョウジエキス及びこれらの誘導体、及びこれらのNa、Ca、K、Mg、Cl等の塩類から選択される少なくともいずれか1つであるからなる郡から選ばれるのが好適である。
本発明が網羅する実施形態のすべてのうちから、本発明者は以下の本発明の3つの特定の実施形態を推奨する:
−第1の好適な実施形態は、金属酸化還元触媒からなる郡と酸化還元酵素からなる群又は還元剤からなる郡を結晶化して不溶性タンパク質結晶を形成し、ついでこれらの結晶を例えばグルタルアルデヒドにより化学的に架橋してこれらの粒子を不溶化し、かつそれらを水系媒質に不溶性にすることからなる。
−第2の好適な実施形態は、金属酸化還元触媒からなる郡と酸化還元酵素からなる群又は還元剤からなる郡を水系媒質に不溶性であるように選ばれたポリマー上に接合することからなる。
−第3の好適な実施形態は、金属酸化還元触媒からなる郡と酸化還元酵素からなる群又は還元剤からなる郡を粒子、好ましくはマイクロメーターまたはナノメーター級の粒子であって、好ましくは球、カプセルまたはスポンジであり、すべて水系媒質に不溶性である粒子上に接合することからなる。
これらのポリマーまたはこれらの粒子は、水系媒質に不溶性であり、それらの表面上に少なくとも一種の修飾可能な化学官能基を有し、この官能基が金属酸化還元触媒又は酸化還元酵素と共有結合を形成するのに使用できるのが好適である。例えば、これらのポリマーまたはこれらの粒子は下記のものの少なくとも一種:すなわち、一種のセルロース、一種のポリスチレン、一種のアルキルシアノアクリレート、一種のシリカ、一種のナイロン、一種のポリアミド(合成、または天然ポリアミド由来)、一種のポリエステル(合成、または天然ポリエステル由来)、またはそれらの混合物の一種を含む。
本発明の文脈において、球は、米国特許第5,395,620号明細書、フランス国特許第2,683,159号(米国特許第6,303,150号)明細書、国際公開第94/04261号(米国特許第号5,691,060号)明細書、米国特許第5,912,016号明細書、フランス国特許第2,780,901号(米国特許第6,197,757号)明細書、フランス国特許第2,703,927号(米国特許第5,635,609号)明細書に記載されているような球であり得る。
上記第1の実施形態について、結晶化され、かつ架橋された金属酸化還元触媒又は酸化還元酵素は結晶の形態である。これらの結晶は0.2〜50μm、好ましくは1〜5μmの大きさを持つ。これらの結晶は特に針状または卵形の形態を有し、上記の大きさはそれらの最大の大きさに相当する。
これらの結晶は、特に架橋による金属酸化還元触媒からなる郡と酸化還元酵素からなる群又は還元剤からなる郡の結晶の不溶化技術により、他の点に関しては文献に記載されているように形成される(「架橋金属酸化還元触媒又は酸化還元酵素結晶」、「トレンズ・イン・バイオテクノロジー(TIBTECH)」,1996年,第14巻,第7(150)号,p.219−259)。
これらの結晶はゲル、特に皮膚および/または頭皮、および/または毛髪に対して許容し得るゲル中に希釈して化粧用または外用組成物を調製するのが好ましい。
本発明に使用可能な好適な賦形剤は、ブチレングリコール、水、ステアレス−2、ステアレス−21、グリコール−15・ステアリル・エーテル、セテアリルアルコール、フェノキシエタノール、メチルパラベン、エチルパラベン、プロピルパラベン、ブチルパラベン、ブチレングリコール、天然トコフェロール、グリセロール、ジヒドロキシセチルナトリウム、イソプロピル・ヒドロキシセチル・エーテル、グリコール・ステアレート、トリイソノナオイン、オクチル・ココエート、ポリアクリルアミド、イソパラフィン、ラウレス−7、カルボマー、プロピレングリコール、グリセロール・ビスアボロール、ジメチコン、水酸化ナトリウム、香料、PEG30−ジポリヒドロキシステアレート、カプリン酸/カプリル酸トリグリセリド、セテアリル・オクタノエート、ジブチル・アジペート、ブドウ種子油、ホホバ油、硫酸マグネシウム、EDTA、シクロメチコン、キサンタンガム、クエン酸、ラウリル硫酸ナトリウム、ミネラルワックスおよび鉱油、イソステアリル・イソステアレート、プロピレングリコール・ジペラルゴネート、プロピレングリコール・イソステアレート、PEG8−ミツロウ、水素化ヤシ心材油グリセリド、水素化ヤシ油グリセリド、ラノリン油、ゴマ油、セチル・ラクテート、ラノリンアルコール、ヒマシ油、二酸化チタン、着色剤、および顔料からなる群から選ばれる少なくとも一種の化合物を含む。
好適には、上記の組成物は、水系または油系である溶液、水系クリームもしくはゲルまたは油系ゲル、特にポットまたはチューブ入りのもの、特にシャワージェル、シャンプー;乳液;エマルジョン、マイクロエマルジョンもしくはナノエマルジョン、特に水中油型もしくは油中水型もしくは複合もしくはシリコーン含有マイクロエマルジョンまたはナノエマルジョン;ローション、特にガラス瓶、プラスチック瓶もしくは計量瓶入りのもの、またはエーロゾルのもの;アンプル;液状石鹸;皮膚科用棒石鹸(dermatological bar);軟膏;フォーム;無水製品、好ましくは液状、ペースト状もしくは固形無水製品、例えばスティックの形態、特にリップスティックの形態のものからなる群から選ばれる形態に配合される。
好適には、金属酸化還元触媒からなる郡と酸化還元酵素からなる群又は還元剤からなる郡は水相に不溶性の粒子またはポリマー上に共有結合により接合される。
好適には、金属酸化還元触媒からなる郡と酸化還元酵素からなる群又は還元剤からなる郡は、カルボジイミドのような二官能性剤で活性化することにより接合すべき金属酸化還元触媒又は酸化還元酵素と反応するように調製されている球上に接合される。
一般に、これらの粒子上に金属酸化還元触媒からなる郡と酸化還元酵素からなる群又は還元剤からなる郡を接合する際に用いられるポリマーまたは粒子は、活性化剤により活性化することができる。この活性化は主にポリマーまたは粒子の外表面上に存在する化学的機能を活性化することからなる。
好適には、結晶化され、架橋された金属酸化還元触媒からなる郡と酸化還元酵素からなる群又は還元剤からなる郡はグルタルアルデヒドで架橋されている。
一般に、かつ意外にも、本発明者は本発明を実現する際に、金属酸化還元触媒からなる郡と酸化還元酵素からなる群又は還元剤からなる郡の不溶化時に精製工程が得られること、および可溶性の形態で使用されるアレルゲン性金属酸化還元触媒からなる郡と酸化還元酵素からなる群又は還元剤からなる郡がひとたび不溶性の形態で使用されると全く低アレルゲン性になることをも示した。
さらに、金属酸化還元触媒からなる郡と酸化還元酵素からなる群又は還元剤からなる郡を不溶性の形態で使用すると金属酸化還元触媒からなる郡と酸化還元酵素からなる群又は還元剤からなる郡を安定化することが可能となり、かつこれによりそれらの化粧用途および皮膚薬用途における使用を予想することができる。
水系媒質に不溶性にした金属酸化還元触媒又は酸化還元酵素は、皮膚の耐性の系統的な改善を可能にする。
又、これらの金属酸化還元触媒又は酸化還元酵素を化粧用または皮膚薬用配合剤、特に通常はそれらが用いられない低アレルゲン性の化粧品または皮膚薬剤において使用することが可能となる。
本発明は、第二の態様として、好ましくは上述のような化粧用または外用組成物を形成するように化粧組成物または外用組成物に許容し得る賦形剤と混合した、水系媒質に不溶性である金属酸化還元触媒からなる郡と酸化還元酵素からなる群と還元剤からなる郡からなる三郡の中の少なくとも二郡が選択され、その中から少なくとも二種の成分から選択される外用組成物は、化粧組成物または外用組成物ケアを行うために使用することができる。
有利なことに、この金属酸化還元触媒からなる郡と酸化還元酵素からなる群と還元剤からなる郡からなる三郡の中の少なくとも二郡が選択され、その中から少なくとも二種の成分から選択される外用組成物は、化粧用または外用組成物を形成するために混合したものであるのが好ましく、局所使用の際の抗老化および/またはメラニン生成を制限するのに使用できる。
有利なことに、この金属酸化還元触媒からなる郡と酸化還元酵素からなる群と還元剤からなる郡からなる三郡の中の少なくとも二郡が選択され、その中から少なくとも二種の成分から選択される外用組成物はそれを含む化粧用もしくは外用組成物の使用は、特に皮膚および/または毛髪のケラチンのケラチン合成細胞の増殖作用の強化を行うことを可能とし、特に皮膚を明色化することができ、この酸化還元酵素はプロテアーゼであるのが好ましい。
有利なことに、この金属酸化還元触媒からなる郡と酸化還元酵素からなる群と還元剤からなる郡からなる三郡の中の少なくとも二郡が選択され、その中から少なくとも二種の成分から選択される外用組成物は、抗しわ効果を奏するために使用することができる。
有利なことに、この金属酸化還元触媒からなる郡と酸化還元酵素からなる群と還元剤からなる郡からなる三郡の中の少なくとも二郡が選択され、その中から少なくとも二種の成分から選択される外用組成物は、皮膚バリアーを再構築してバリアー効果を得るのに用いることができ、この酸化還元酵素はリパーゼまたはアミラーゼであるのが好ましい。
有利なことに、この金属酸化還元触媒からなる郡と酸化還元酵素からなる群と還元剤からなる郡からなる三郡の中の少なくとも二郡が選択され、その中から少なくとも二種の成分から選択される外用組成物は、油性肌に局所適用することにより過剰な皮脂を除去し、皮膚が光る効果を消失させることができ、この金属酸化還元触媒又は酸化還元酵素はリパーゼであるのが好ましい。
有利なことに、この金属酸化還元触媒からなる郡と酸化還元酵素からなる群と還元剤からなる郡からなる三郡の中の少なくとも二郡が選択され、その中から少なくとも二種の成分から選択される外用組成物は、鱗屑の消失を可能とし、乾燥肌に局所適用することにより正常な状態への復帰を可能とし、この酸化還元酵素はプロテアーゼまたはアミラーゼであるのが好ましい。
有利なことに、この金属酸化還元触媒からなる郡と酸化還元酵素からなる群と還元剤からなる郡からなる三郡の中の少なくとも二郡が選択され、その中から少なくとも二種の成分から選択される外用組成物(不溶性形態のこの金属酸化還元触媒又は酸化還元酵素以外)を含む化粧用もしくは外用組成物は、この組成物中に含まれる少なくともこの有効成分の経皮浸透を増加させることができる。
第3の態様として、本発明は上記のような金属酸化還元触媒からなる郡と酸化還元酵素からなる群と還元剤からなる郡からなる三郡の中の少なくとも二郡が選択され、その中から少なくとも二種の成分から選択される外用組成物を局所適用することを含む化粧組成物ケア方法に関する。
第4の態様として、本発明は上記のような金属酸化還元触媒からなる郡と酸化還元酵素からなる群と還元剤からなる郡からなる三郡の中の少なくとも二郡が選択され、その中から少なくとも二種の成分から選択される外用組成物を局所適用することを含む外用組成物ケア方法に関する。
特に、本発明のすべての態様について、この局所適用は特に皮膚および/または頭皮、および/または毛髪への外部適用に関する。
本発明の他の目的、特徴および利点は、単に説明のために示され本発明の範囲を何ら限定しない実施例を参照して詳細な説明を読む際に当業者には明白であろう。
実施例は本発明の一部分を成し、実施例を含む説明全体から従来の技術水準に対して新規であると思われるいかなる特徴も、その機能および一般性において本発明の一部分を成す。
従って、すべての実施例は包括的な範囲を有する。
さらに、実施例において、特に指示しない限り%はすべて重量により、周囲温度は特に指示しない限り℃であり、圧力は特に指示しない限り気圧である。
実施例1:不溶性結晶化形態のプロテアーゼ
まず、サブチリシンを結晶化すると、不純物を除去することができ、ついでこの結晶形態をグルタルアルデヒドによりタンパク質を架橋することにより安定化する。使用した技法は「トレンズ・イン・バイオテクノロジー(TIBTECH)」,1996年,第14巻,第7(150)号,p.219−259のような種々の刊行物に記載されているものである。
このようにして得られたタンパク質の結晶は水系媒質に完全に不溶性である。この方法により、酸化還元酵素分子それ自体の間の相互作用が低減され、酸化還元酵素の活性部位により認識される開裂部位の数が減少する。このようにしてプロテアーゼの自己溶解は低減され、従ってそれにより水系媒質中で非常に良好な酸化還元酵素の安定性を得ることができる。
このようにして得られた結晶は、0.2〜50μmの大きさを持ち、そのため皮膚組織の深い層に浸透することができず、それにより従来、遊離酵素を使用したときに観察される不耐性の反応が制限または除去される。
ゲルは、上記結晶と白金コロイド中でpH=5.8に予備緩衝(100mM酢酸ナトリウム緩衝液、CaCl20mM)した0.5%キサンタンゲル中で上記結晶が10%の濃度、白金コロイドが0.1%重量濃度になるように希釈することにより形成する。全体を10分間機械撹拌し、次いで3%L−アスコルビン酸−2−リン酸エステル−6−パルミテートと1%フラーレンC60及び2%の防腐剤を添加して生成物を細菌学的に安定化した本発明の外用組成物を得た。
本発明の有効性をまず第一にDHAを用いた試験により評価し、一般に用いられているα−ヒドロキシ酸、グリコール酸と比較した。手短にいうと、この試験の原理は次の通りである。24人のボランティアの前腕の4つの領域をDHA5%を含む化粧品を用いて1日2回3日間処置した。DHAと皮膚のタンパク質との反応の結果強い着色が誘発される。種々の角質溶解配合剤を毎日適用の下、消失するこの着色を彩度測定法(chromametric method)(ミノルタ・クロマメーター(Minolta Chromameter))を用いて追跡し、比較することができる。
上記ゲル2%を含む配合剤を使用すると、対照領域に対してメラニン指数を15%低下させることができる。この低下はプラセボ・クリームで処置した後に観察されたものよりも191%大きく、グリコール酸3%を含むクリームで処置した後に観察されたものよりも135%大きい。本発明のゲルを含む配合剤は、従って、落屑性を有することで周知である角質溶解活性物であるグリコール酸3%を含む配合に対して2倍有効である。
このように上述の角質溶解効果から必然的に生じる抗しわ効果を、第2のシリーズの実験において評価した。実施例1で調製したゲル2%を含む配合剤を28日間24人のボランティアに適用した後、外観としわの発展を「ケノポジウム」油中のシリコーン型により検討したところ、プラセボ配合剤を施した対照領域に比べて大きく低下した(15日間処置後−30%)。
モルモットにおける皮膚感作能力の評価
上述のゲルを、OECDの第406号指令に従ったプロトコルであるマグヌッソン(Magnusson)およびクリーグマン(Kligmann)により記載された最大化試験にかけた結果、比較例の酵素単体はアレルゲン性が高かったにもかかわらず本発明の実施例1の外用組成物のアレルゲン性は極めて低かった。
実施例2
不溶性架橋結晶化サブチリシン(以下、「サブチリシン結晶」と呼ぶ)を含む実施例1のゲルと、市販のサブチリシン(バチルス・リケニホルミス(Bacillus licheniformis)から抽出)を含むゲルを4℃、20℃、および45℃に置く。
プロテアーゼ活性の測定は上述の技法により行う。
得られた結果は、測定活性値対T=0における当初活性値の%で与えられるが、それらは室温で1年経過後に活性が測定された結果、実施例1の本発明の外用組成物は90%以上の安定性を有していたのに対して、市販のサブチリシンの酵素活性は50%以下であった。従って、本発明は、非常に高い酵素安定性を有する。
実施例3:その他の架橋結晶化酸化還元酵素
本発明の白金コロイド0.1%重量とフラーレンC60、1%重量の2種の組み合わせ、及び白金コロイド0.1%重量とL−アスコルビン酸リン酸Na5%重量の組み合わせ、及びフラーレンC60とトコトリエノールと酸化マグネシウムによりそれぞれ本発明の外用組成物を得た。
上記のような本発明の化合物は化粧用途に使用することが可能であった。
実施例4:水相に不溶性の粒子上へのスーパーオキサイド・ジスムターゼの接合
実施例4: スーパーオキサイド・ジスムターゼ(Sigma)を下記の3段階を含むプロトコルにより不溶性粒子に接合した。
−コレティカ社の米国特許第5,395,620号明細書の記載に従って調製される不溶性粒子の調製のために使用するタンパク質のカルボキシル官能基を活性化する段階。この工程は、10mMヘペス(hepes)緩衝液、pH7.5に溶解した1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド(Sigma)0.4gを栓子(plug)としてのマイクロスフェアー100gに添加することにより行った。この溶液を周囲温度で1時間撹拌し、次いで球を2,300rpmで3分間遠心して回収した。この栓子を10mMヘペス緩衝液、pH7.5で3回洗浄した。
−金属酸化還元触媒と結合する段階、ここではスーパーオキサイド・ジスムターゼを0.1M白金コロイド溶液、pH8.5に0.04%の白金コロイド及びL−アスコルビン酸−2−リン酸Mg含有量で添加溶解する。
−この溶液を周囲温度で1時間撹拌する。
−洗浄段階、遊離金属酸化還元触媒又は酸化還元酵素を除去する目的:溶液を2,300rpmで3分間遠心し、次いで上清を除去する。金属酸化還元触媒を接合した球を0.1M酢酸塩緩衝液、pH6.2で3回洗浄する。
この洗浄した接合された球を0.1M酢酸塩緩衝媒質、pH6.2に含有量が20%となるように溶解した。
接合による金属触媒と酵素の安定化の証明
実施例4から得た生成物をスーパーオキサイド・ジスムターゼ活性について測定し、室温においてスーパーオキサイド・ジスムターゼの経時安定性を検討した。市販の遊離スーパーオキサイド・ジスムターゼを0.1M酢酸塩緩衝液、pH6.2に同じ濃度で溶解することにより構成されるサンプルを調製し、室温で安定性を試験した。
この結果本発明の実施例4から得たスーパーオキサイド・ジスムターゼを含有する外用組成物の活性は室温で一年間保存された結果本発明の外用組成物は市販の遊離スーパーオキサイド・ジスムターゼに比較し約10倍の安定性を保っていた。
以下に外用組成物の実施例を示すが、以下に記載された本発明の製品とは上記実施例1から4に示された本発明の外用組成物のいずれでも良い。
実施例6:水中油型エマルジョンの化粧用または皮膚薬用配合剤における本発明の製品の使用
Figure 2007277212
Figure 2007277212
Figure 2007277212
本発明の実施例7:油中水型配合剤における本発明の製品の使用
Figure 2007277212
本発明の実施例8:シャンプーまたはシャワージェル型の配合剤における本発明の製品の使用
Figure 2007277212
本発明の実施例9:リップスティック型その他の無水製品の配合剤における本発明の製品の使用
Figure 2007277212
本発明の実施例10:水性ジェルの配合剤における本発明の製品の使用(眼の周囲、減量者等)
Figure 2007277212
実施例11:本発明の外用組成物の安定性の評価
実施例1により得られた化合物についてウサギにおける眼刺激試験、ラットにおける単独経口投与急性毒性試験、およびモルモットにおける感作性毒性試験を行ったが全てに対して異常が認められなかった。
次いで、ヒトのボランティアに対するアレルゲン性試験の検討を、実施例1に記載の化合物を0.45%カルボポールゲル、pH5.8に10%に希釈した標品を用いて行ったが人に対するアレルゲン性は認められなかった。

Claims (17)

  1. 金属酸化還元触媒からなる郡と酸化還元酵素からなる群と還元剤からなる郡からなる三郡の中の少なくとも二郡が選択され、その中から少なくとも二種の成分から選択される外用組成物。
  2. 金属酸化還元触媒からなる郡と酸化還元酵素からなる群と還元剤からなる郡からなる三郡の中の少なくとも二郡が選択され、その中から少なくとも二種の成分から選択される外用組成物に許容し得る賦形剤に混合された外用組成物。
  3. 前記金属酸化還元触媒が鉄、インジウム、スズ、セリウム、チタン、ジルコニウム、バナジウム、ニオブ、クロム、モリブデン、アルミニウム、ガリウム、マグネシウム、スカンジウム、ニッケル、銅、ネオジム、ロジウム、イリジウム、プラチナ、ルテニウム、パラジウム、から選択される物質またはこれらの物質を含む化合物、またはその酸化物、またはその有機酸金属塩類、またはその誘導体、またはその塩類から選択される少なくともいずれか1つである請求項1及び2記載の外用組成物。
  4. 前記還元剤がアスコルビン酸、アスコルビン酸−2−リン酸、アスコルビン酸−2−グルコシド、アスコルビン酸燐酸パルミチン酸、アスコルビン酸パルミチン酸、アスコルビン酸ステア燐酸、トコフェリル燐酸塩、トコフェリルジメチルグリシン、亜硫酸水素ナトリウム、亜硫酸ナトリウム、エリソルビン酸、エリソルビン酸ナトリウム、チオジプロピオン酸ジラウリル、トコフェロール、システイン、グルタチオン、還元型ペプチド、トリルビグアナイド、ノルジヒドログアヤレチン酸、カロチン、アスタキサンチン、クリプトキサンチン、カロチノイド類、αリポ酸、コエンザイムQ10、コエンザイムA、パラヒドロキシアニソール、ブチルヒドロキシアニソール、ジブチルヒドロキシトルエン、ステアリン酸アスコルビル、パルミチン酸アスコルビル、没食子酸オクチル、没食子酸プロピル、カロチノイド、フラボノイド類、カテキン類、ピクノジェノール、フラバンジェノール、還元性芳香族化合物類、タンニン、リグナン、サポニン、Fullelenes、水酸化Fullelenes、リンゴエキスやチョウジエキス及びこれらの誘導体、及びこれらのNa、Ca、K、Mg、Cl等の塩類から選択される少なくともいずれか1つである請求項1及び2記載の外用組成物。
  5. 前記酸化還元酵素が、リパーゼ、酸化還元酵素、カルボヒドラーゼ、プロテアーゼ、サブチリシン、トリプシン、キモトリプシンまたはサーモリシンのようなプロテアーゼ、リパーゼ、ホスホリパーゼ、α−アミラーゼもしくはβ−アミラーゼまたはグルコアミラーゼのようなアミラーゼ、β−D−グルコシダーゼ、セレブロシダーゼ、スーパーオキサイド・ジスムターゼ、ペルオキシダーゼおよびリポキシゲナーゼ、グルコース6リン酸脱水素酵素、イソクエン酸脱水素酵素、リンゴ酸脱水素酵素、6−ホスホグルコン酸脱水素酵素、L−キシロース還元酵素、グルクロン酸還元酵素、グルクロノラクトン還元酵素、アルドース還元酵素、デヒドロアスコルビン酸還元酵素、酸化型トコフェロール還元酵素およびグリセロール脱水素酵素、2−ニトロプロパンジオキシゲナーゼ、アセチルトランスフェラーゼ、酸化還元酵素、転写レギュレーター、アシルトランスフェラーゼ、UDP−グルコースデヒドロゲナーゼ、ホスホリボシルグリシンアミドホルミルトランスフェラーゼ、1,4−ジヒドロキシ−2−ナフトエートオクタプレニル、gmc型酸化還元酵素、3−ヒドロキシイソ酪酸デヒドロゲナーゼ、メチルマロン酸セミアルデヒドデヒドロゲナーゼ、デヒドロゲナーゼ、水銀レダクターゼ、グルタチオンレダクターゼ、NADPH、NADH、ジヒドロリポアミド、トランスポゼース、プロリンイミノペプチダーゼ、プロリルアミノペプチダーゼ、キノロン流出ポンプ、グリシンベタイントランスポーター、ホスファチジルエタノールアミンN−メチルトランスフェラーゼ、カルコンシンターゼ2、スルホトランスフェラーゼ、グリコシルトランスフェラーゼ、フマル酸レダクターゼフラビンタンパク質、8−アミノ−7−オキソノナン酸シンターゼ、アミノトランスフェラーゼクラスIIピリドキサールリン酸、バクテリオファージHK97プロヘッドプロテアーゼ、ペニシリン結合タンパク質、脂肪アシル−CoAラセマーゼ、ニトリロトリアセテートモノオキシゲナーゼ、ヒスチジンキナーゼ応答レギュレーター、ペプチダーゼ、LysR転写レギュレーター、除去酵素、オルニチンアミノトランスフェラーゼ、リンゴ酸酸化還元酵素、チオ硫酸結合タンパク質、エノイル−CoAヒドラターゼ、アシル−CoAシンセターゼ、メチルトランスフェラーゼ、シロヘムシンターゼ、透過酵素、グルタリル7−acaアシラーゼ、sn−グリセロール−3−リン酸輸送系透過酵素、エノイル−CoAヒドラターゼ/イソメラーゼ、アシル−CoAデヒドロゲナーゼ、エステラーゼ、リパーゼ、シチジンデアミナーゼ、クロトナーゼ、脂質輸送タンパク質、アセチル−CoA C−アセチルトランスフェラーゼ、アミノトランスフェラーゼ、ヒドロラーゼ、および2−アミノ−4−ヒドロキシ−6−ヒドロキシメチルジヒドロプテリンピロホスホキナーゼからなる群から選ばれることを特徴とする請求項1及び2記載の外用組成物。
  6. 前記金属酸化還元触媒と還元剤又は酸化還元酵素は、結晶化され、かつ架橋された金属酸化還元触媒と還元剤又は酸化還元酵素、または不溶性ポリマー上に接合された金属酸化還元触媒又は酸化還元酵素、または粒子、好ましくはマイクロメーターもしくはナノメーター級の粒子であって、好ましくは球、カプセルまたはスポンジである粒子上に接合された金属酸化還元触媒又は酸化還元酵素であることを特徴とする請求項1及び2記載の外用組成物。
  7. 前記不溶性ポリマーまたは粒子は、それらの表面上に前記金属酸化還元触媒と還元剤又は酸化還元酵素と共有結合を形成するのに使用できる少なくとも一種の修飾可能な化学官能基を有し、例えば前記粒子は一種のセルロース、一種のポリスチレン、一種のアルキルシアノアクリレート、一種のシリカ、一種のナイロン、一種のポリアミド(合成、または天然ポリアミド由来)、一種のポリエステル(合成、または天然ポリエステル由来)、一種のセラミクス、一種のセメント、一種のガラス質またはそれらの混合物の一種を少なくとも含むことを特徴とする請求項1及び2記載の外用組成物。
  8. 前記不溶性ポリマーまたは粒子は、(1)リン酸カルシウムを主成分とするアパタイト型結晶部と、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート等のポリオキシエチレンソルビタンエステル、ポリオキシエチレンアルキルフェニールエーテルよりなる群から選択された非イオン界面活性剤一種、または、前記一種にさらにノナエチレングリコールモノヘキサデシルエーテル等のポリオキシエチレンアルキルエーテル類、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル類よりなる群から選択された非イオン界面活性剤一種を合わせてなる二種類の非イオン界面活性剤またはその加水分解生成物からなる40〜60重量%の界面活性剤部から構成され、かつ幅5〜9nm、長さ50nm以上の鎖形超薄片状形態を有することを特徴とするヒドロキシアパタイト/界面活性剤複合体であることを特徴とする請求項1及び2記載の外用組成物。
  9. 前記結晶化され、かつ架橋された金属酸化還元触媒又は酸化還元酵素が0.2〜50μm、好ましくは1〜5μmの大きさを持つ結晶を形成することを特徴とする請求項1及び2記載の外用組成物。
  10. 前記賦形剤は、ブチレングリコール、水、ステアレス−2、ステアレス−21、グリコール−15・ステアリル・エーテル、セテアリルアルコール、フェノキシエタノール、メチルパラベン、エチルパラベン、プロピルパラベン、ブチルパラベン、ブチレングリコール、天然トコフェロール、グリセロール、ジヒドロキシセチルナトリウム、イソプロピル・ヒドロキシセチル・エーテル、グリコール・ステアレート、トリイソノナオイン、オクチル・ココエート、ポリアクリルアミド、イソパラフィン、ラウレス−7、カルボマー、プロピレングリコール、グリセロール、ビスアボロール、ジメチコン、水酸化ナトリウム、香料、PEG30−ジポリヒドロキシステアレート、カプリン酸/カプリル酸トリグリセリド、セテアリル・オクタノエート、ジブチル・アジペート、ブドウ種子油、ホホバ油、硫酸マグネシウム、EDTA、シクロメチコン、キサンタンガム、クエン酸、ラウリル硫酸ナトリウム、ミネラルワックスおよび鉱油、イソステアリル・イソステアレート、プロピレングリコール・ジペラルゴネート、プロピレングリコール・イソステアレート、PEG8−ミツロウ、水素化ヤシ心材油グリセリド、水素化ヤシ油グリセリド、ラノリン油、ゴマ油、セチル・ラクテート、ラノリンアルコール、ヒマシ油、二酸化チタン、セラミクス、ガラス、着色剤、および顔料からなる群から選ばれる少なくとも一種の化合物を含むことを特徴とする請求項1及び2記載の外用組成物。
  11. 前記組成物は、水系または油系である溶液、水系クリームもしくはゲルまたは油系ゲル、特にポットまたはチューブ入りのもの、特にシャワージェル、シャンプー;乳液;エマルジョン、マイクロエマルジョンもしくはナノエマルジョン、特に水中油型もしくは油中水型もしくは複合もしくはシリコーン含有マイクロエマルジョンまたはナノエマルジョン;ローション、特にガラス瓶、プラスチック瓶もしくは計量瓶入りのもの、またはエーロゾルのもの;アンプル;液状石鹸;皮膚科用棒石鹸(dermatological bar);軟膏;フォーム;無水製品、好ましくは液状、ペースト状もしくは固形無水製品、例えばスティックの形態、特にリップスティックの形態のものからなる群から選ばれる形態に配合されていることを特徴とする請求項1及び2記載の外用組成物。
  12. 前記金属酸化還元触媒又は酸化還元酵素は、水相に不溶性の粒子またはポリマー上に共有結合により接合されていることを特徴とする請求項1及び2記載の外用組成物。
  13. 前記金属酸化還元触媒又は酸化還元酵素の局所使用の際の抗老化、抗しわ、抗にきび、美白、皮膚バリアー機能を促進するための前記の水系媒質に不溶性である金属酸化還元触媒と還元剤又は酸化還元酵素の使用。
  14. 酸化損傷を受けた皮膚組織及び生体成分を、還元剤又は酸化還元酵素の存在下、金属酸化還元触媒で、酸化した組織及び生体成分を還元することによって、皮膚の抗老化機能を発揮する請求項1〜13のいずれか一項に記載の方法。
  15. 酸化した酸化型補酵素を、電子供与体の存在下、酸化還元酵素により還元する請求項14のいずれか一項に記載の方法。
  16. 前記電子供与体が、鉄、インジウム、スズ、マグネシウム、セリウム、チタン、ジルコニウム、バナジウム、ニオブ、クロム、モリブデン、アルミニウム、ガリウム、マグネシウム、スカンジウム、ニッケル、銅、ネオジム、ロジウム、イリジウム、プラチナ、ルテニウム、パラジウム、フラーレン、水酸化フラーレン、グルコース6リン酸、イソクエン酸、リンゴ酸、6−ホスホグルコン酸、L−キシリトール、L−グロン酸、L−グロノ−γ−ラクトン、アルジトールおよびグリセロールからなる群から選択された少なくとも一つの物質である請求項16記載の方法。
  17. 酸化還元剤及び酸化還元酵素により生態組織及び生理活性成分に対し還元作用を及ぼすことにより生態組織及び生理活性成分の活性を高め又は活性期間を持続させることにより生態組織及び生理活性成分の老化を抑制する請求項1及び2記載の外用組成物。
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