JP2007277108A - メイクアップ化粧料 - Google Patents
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【解決手段】次の成分(A)、(B)及び(C):
(A)ガラスフレークに、無彩色の金属を被覆し、その上層を有彩色の金属で被覆した光輝性ガラスフレークであって、平均粒径が1〜500μm、平均厚さが0.1〜10μmである光輝性ガラスフレーク、
(B)25℃における粘度が10000〜800000mPa・sである水添ポリイソブテン、
(C)分子内に2個のエステル結合及び1個の水酸基を有するエステル油
を含有するメイクアップ化粧料。
【選択図】なし
Description
(A)ガラスフレークに、無彩色の金属を被覆し、その上層を有彩色の金属で被覆した光輝性ガラスフレークであって、平均粒径が1〜500μm、平均厚さが0.1〜10μmである光輝性ガラスフレーク、
(B)25℃における粘度が10000〜800000mPa・sである水添ポリイソブテン、
(C)分子内に2個のエステル結合及び1個の水酸基を有するエステル油
を含有するメイクアップ化粧料を提供するものである。
無彩色の金属としては、銀、ニッケル、クロム等が挙げられ、有彩色の金属としては、金、銅、青銅等が挙げられる。また、これらの金属を含む合金であっても良い。特に、下層が銀で、上層が金であるのが好ましい。
平均粒径が前記範囲内であることにより、肌への付着性が良く、十分な光輝感が得られる。また、平均厚さが0.1μm未満では、化粧料製造時に破砕されやすく、光輝感が低下し、10μmを超えると、均一な仕上がりが得にくい。
また、成分(A)の光輝性ガラスフレークは、更に表面をシリカで被覆したものであっても良い。
撥水化処理剤としては、一般に粉体の撥水化処理に使用されるものであればいずれでも良く、例えば鎖状シリコーン、環状シリコーン、変性シリコーン等のシリコーン油;炭素数12〜18の脂肪酸のカルシウム、マグネシウム、亜鉛、アルミニウム等の脂肪酸金属塩;合計炭素数8〜45のアルキル基又はアルケニル基を有するモノ又はジーリン酸エステル及びそのアルカリ金属塩又はアミン塩;N−モノ長鎖(炭素数8〜22)脂肪族アシル塩基性アミノ酸;パーフルオロアルキル基を有するフッ素化合物(米国特許第3632744号明細書、特開昭62−25074号公報、特開昭55−167209号公報、特開平2−218603号公報)等が挙げられる。
なお、粘度は、成分(B)の粘度が、10000〜100000mPa・sの場合、B型粘度計:B8L、ローター:No.4、回転数:6回転(トキメック社製)、成分(B)の粘度が、100000〜800000mPa・sの場合、B型粘度計(ヘリカルタイプ):B8R、スピンドル:T−D、回転数:5回転(トキメック社製)をそれぞれ使用し、25℃で測定されるものである。
より具体的には、リンゴ酸ジイソステアリル、ジミリスチン酸グリセリル、ジイソステアリン酸グリセリル、ミリスチン酸・イソステアリン酸グリセリル等が挙げられる。
かかる粉体としては、例えば、シリカ、ポリアミド、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリウレタン、ビニル樹脂、尿素樹脂、フェノール樹脂、ケイ素樹脂、アクリル樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、ポリカーボネート樹脂、ジビニルベンゼン・スチレン共重合体、シルクパウダー、セルロース、ナイロン、シリコーン樹脂等、及びこれらの複合粉体などが挙げられる。なお、これらの紛体の粒子形状は、球状、板状、針状、粒状及び不定形等いずれの形状でもよい。
なお、平均粒径は、測定対象の粉体を走査型電子顕微鏡にて撮影した、電子顕微鏡写真を用い、200個の粒子の直径を測定した平均値を算出することにより求められる。
また、成分(A)と成分(D)の含有割合は、質量比で、(A):(D)=200:1〜1:20、特に100:1〜1:10であるのが、高い光輝感と良好な使用感を、同時に得られるので好ましい。
成分(E)は、全組成中に0.1〜30質量%、特に1〜20質量%含有するのが好ましい。
油性基剤として、前記以外のワックス(固体脂)及びオイル(液油)を用いることができる。
ワックスとしては、常温で固体又は半固体の炭化水素、脂肪酸エステル、トリグリセライド、脂肪酸、高級アルコール及びこれらの誘導体が用いられ、具体的には、固体パラフィン、セレシン、マイクロクリスタリンワックス、低分子ポリエチレン、低分子ポリオレフィン、ワセリン、ラノリン、ミツロウ、カルナウパワックス、キャンデリラワックス、ステアリルアルコール、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、ベヘニン酸等が挙げられる。
体質顔料としては、例えばケイ酸マグネシウム、タルク、セリサイト、マイカ、カオリン、クレー、ベントナイト、オキシ塩化ビスマス、酸化ジルコニウム、酸化マグネシウム、酸化亜鉛、酸化アルミニウム、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、硫酸マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム等の無機顔料及びこれらの複合粉体などが挙げられる。
これらの顔料は、成分(A)の光輝性ガラスフレークと同様に、撥水処理、撥水・撥油化処理等の各種表面処理を施して用いても良い。
非イオン界面活性剤としては、例えば、モノグリセライド、ソルビタン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、アルカノールアミド、アミンオキサイド、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリンモノ脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンプロピレングリコールモノ脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレン脂肪酸アミド、ポリオキシエチレンアルキルアミン、アルキルサッカライド、α−モノアルキルグリセリルエーテル、ジメチルポリシロキサン・ポリオキシアルキレン共重合体、ジメチルポリシロキサン・モノアルキルグリセリルエーテル共重合体(特開平6−135871号)等が挙げられる。
カチオン界面活性剤としては、脂肪族炭化水素基を有する第1級、第2級、第3級アミン塩、第4級アンモニウム塩等が挙げられる。
両性界面活性剤としては、β−ラウリルアミノプロピオン酸ナトリウム、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン等が挙げられる。
表2に示す組成の口紅を製造し、外観の光輝感、塗布しやすさ、塗布時の感触、仕上がりの光輝感及び化粧持続性を評価した。結果を表2に併せて示す。
表1の各成分を秤量して加熱し、ワックス成分等を融解させた状態で混合し、口紅ベースを得る。成分(2)〜(11)を秤量してステンレス容器に入れ、これを加熱し、撹拌機にて分散混合した後、成分(1)を加えて均一になるまで混合する。これを減圧脱泡した後、金型に流し込み、スティック状の口紅を得た。
専門パネル10名が、各口紅の外観観察、及び実際に塗布して使用したとき、各項目について、下記基準により評価し、その合計点数を求めた。
<評価項目>
・化粧料外観の光輝感
・化粧料の塗布のし易さ
・塗布後の感触の滑らかさ
・仕上りの光輝感
・化粧持続性
<評価基準>
良好である:5点。
やや良好である:4点。
どちらともいえない:3点。
やや良好ではない:2点。
良好ではない:1点。
表3に示す組成のリップグロスを製造し、実施例1〜4と同様にして、外観の光輝感、塗布しやすさ、塗布時の感触、仕上がりの光輝感及び化粧持続性を評価した。結果を表3に併せて示す。
成分(2)〜(11)を秤量してステンレス容器に入れ、これを加熱し、撹拌機にて分散混合した後、成分(1)を加え、均一になるまで混合する。これを減圧脱泡した後、透明樹脂製容器に充填して、リップグロスを得た。
Claims (5)
- 次の成分(A)、(B)及び(C):
(A)ガラスフレークに、無彩色の金属を被覆し、その上層を有彩色の金属で被覆した光輝性ガラスフレークであって、平均粒径が1〜500μm、平均厚さが0.1〜10μmである光輝性ガラスフレーク、
(B)25℃における粘度が10000〜800000mPa・sである水添ポリイソブテン、
(C)分子内に2個のエステル結合及び1個の水酸基を有するエステル油
を含有するメイクアップ化粧料。 - 成分(A)において、無彩色の金属が、銀、ニッケル及びクロムから選ばれるものであり、有彩色の金属が、金、銅及び青銅から選ばれるものである請求項1記載のメイクアップ化粧料。
- 成分(A)において、無彩色の金属が銀であり、有彩色の金属が金である請求項1又は2記載のメイクアップ化粧料。
- 更に、(D)平均粒径が2μm以下の粉体を含有する請求項1〜3のいずれか1項記載のメイクアップ化粧料。
- 更に、(E)ポリオキシアルキレン変性シリコーンオイル及びアルキルグリセリルエーテル変性シリコーンオイルから選ばれる1種又は2種を含有する請求項1〜4のいずれか1項記載のメイクアップ化粧料。
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