JP2007276690A - 自転車のサドル昇降装置 - Google Patents

自転車のサドル昇降装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007276690A
JP2007276690A JP2006107556A JP2006107556A JP2007276690A JP 2007276690 A JP2007276690 A JP 2007276690A JP 2006107556 A JP2006107556 A JP 2006107556A JP 2006107556 A JP2006107556 A JP 2006107556A JP 2007276690 A JP2007276690 A JP 2007276690A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
saddle
bicycle
shock absorber
piston
spring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006107556A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisao Fujiwara
久男 藤原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujiwara Wheel Kk
Original Assignee
Fujiwara Wheel Kk
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujiwara Wheel Kk filed Critical Fujiwara Wheel Kk
Priority to JP2006107556A priority Critical patent/JP2007276690A/ja
Publication of JP2007276690A publication Critical patent/JP2007276690A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Vibration Dampers (AREA)

Abstract

【課題】サドルの上昇速度を抑制できると共に、サドルが迅速に下降し、堅牢で耐久性に優れた自転車のサドル昇降装置を提供する。
【解決手段】自転車のサドルを乗車中に昇降可能とするため、サドルを上昇方向へ付勢するばね1を設け、サドルの急激な昇降を抑制するショックアブソーバ2を備え、ショックアブソーバ2のシリンダ3とピストン4とを開閉するリンク7で連結し、ハンドル側での操作によるリンク7の開閉の制限及びその解除に伴い、サドルの昇降の許容・阻止を切り替える自転車のサドル昇降装置において、ショックアブソーバ2には、シリンダ3内に保持されたスクリューロッド18と、ピストン4内に保持されたスクリューナット19とが螺合して、サドルの上昇時にその一方が、下降時に他方が回転し、サドルの上昇時に下降時よりも大きな回転抵抗が付与されるものを用いる。
【選択図】図1

Description

この発明は、自転車のサドルを乗車中に昇降させ、走行中にはペダルを漕ぎやすく、停車時には足を着きやすくするための装置に関するものである。
一般に、自転車のサドルは、車体フレームの立パイプにスライド自在に挿入されたサドルポストの上端に取り付けられ、サドルポストを任意の位置でクランプにより立パイプに締め付けて、適宜の高さに設定される。
ところで、サドルの高さは、走行中には高めに設定しておいたほうがペダルを漕ぎやすく、停車時には低くしたほうが地面に足を着きやすくて安全であるが、上記のような通常の高さ調整機構では、乗車中にサドルの高さを変更することはできない。
このため、従来より、サドルを乗車中に昇降させる装置として、サドルをばねで上昇方向へ付勢し、サドルの急激な昇降を抑制するショックアブソーバを備え、ハンドル側での操作に伴い、サドル昇降の許容・阻止を切り替えるものが多数提案されている。
また、本出願人は、下記特許文献1において、ショックアブソーバのシリンダとピストンとを開閉するリンクで連結し、リンクの開閉の制限及びその解除に伴い、サドルの昇降の許容・阻止を切り替えるものを提案している。このショックアブソーバには、粘性を有する油の流動を利用した油圧式のものが使用されている。
特開2006−27497号公報
上記のような自転車のサドル昇降装置において、サドルを上昇方向へ付勢するばねとして、付勢力が自転車の顧客層の標準的な体重よりもやや小さい程度の強力なばねを使用すると、停車状態からの発進時に、運転者が自らペダル上に立ち上がろうとしなくても、サドルを上昇させることができる。
このように、強力なばねを使用したサドル昇降装置では、サドルに腰掛けていない状態で、サドルを上昇させる操作をしたときの危険を防止するため、サドルの上昇時には、その上昇速度を抑制する必要があり、一方、停車時には、足着性を確保するため、サドルをばねの付勢力に抗して迅速に下降させる必要がある。
しかしながら、ショックアブソーバとして、油圧式のものを使用すると、サドルの上昇方向と下降方向の減衰力に大きな差を設けることができないことから、上記要件を満たすことが難しく、また、シリンダからの油漏れ等による故障が発生するおそれもある。
そこで、この発明は、サドルの上昇速度を抑制できると共に、サドルが迅速に下降し、堅牢で耐久性に優れた自転車のサドル昇降装置を提供しようとするものである。
上記のような課題を解決するため、この発明では、自転車のサドルを乗車中に昇降可能とするため、サドルを上昇方向へ付勢するばねを設け、サドルの急激な昇降を抑制するショックアブソーバを備え、ショックアブソーバのシリンダとピストンとを開閉するリンクで連結し、ハンドル側での操作によるリンクの開閉の制限及びその解除に伴い、サドルの昇降の許容・阻止を切り替える自転車のサドル昇降装置において、ショックアブソーバには、シリンダ内に保持されたスクリューロッドと、ピストン内に保持されたスクリューナットとが螺合して、サドルの上昇時にその一方が、下降時に他方が回転し、サドルの上昇時に下降時よりも大きな回転抵抗が付与されるものを用いたのである。
また、このサドル昇降装置において、サドルの上昇時にショックアブソーバのスクリューロッドが固定され、スクリューナットが回転し、スクリューナットに圧接子がばねで押し付けられて、回転抵抗が付与されるようにし、スクリューナットへ圧接子を押し付けるばねの付勢力を、調整ねじの回転に伴い調整できるようにしたのである。
このような自転車のサドル昇降装置では、ショックアブソーバ内でスクリューロッドとスクリューナットとを噛合させ、サドルの上昇時には、その一方の部材だけが大きな回転抵抗を付与されつつ回転するようにしたので、サドルを強力なばねで上昇方向に付勢しても、サドルの上昇速度が抑制され、サドルの下降時には、他方の部材があまり抵抗を受けることなく回転するので、サドルが迅速に下降する。さらに、減衰に流体を使用しないため、油漏れ等の故障の発生が防止される。
以下、この発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
このサドル昇降装置は、通常の自転車に装着される汎用のものであり、図1乃至図4に示すように、サドル50を車体フレームの立パイプ51の上方に昇降可能に支持する構成とされ、サドル50を上昇方向に付勢するねじりコイル式のばね1と、サドル50の急激な昇降を抑制するショックアブソーバ2とを備えている。
ばね1の付勢力は、停車状態からの発進時に、運転者が自らペダル上に立ち上がろうとしなくても、サドルを上昇させることができるように、例えば、婦人用の自転車の場合、婦人の標準的な体重よりもやや小さい程度の強力なものとされている。
ショックアブソーバ2は、シリンダ3に対してピストン4がスライドするものであり、シリンダ3は、既存の自転車のサドルポストに代えて、立パイプ51に挿入され、クランプ52により立パイプ51に締め付けて固定される。ピストン4の上部には、サドル50のサドルフレーム53に取り付けられた保持具54により、サドル50が固定される。
シリンダ3の上部には下受具5が、ピストン4の上部には上受具6がそれぞれ取り付けられ、下受具5と上受具6とは、左右一対のリンク7で連結されている。リンク7は、下リンク片8と上リンク片9とがピストン4のスライドに伴い所定範囲で開閉する構成とされ、その開閉によりサドル50が昇降する。
下受具5と下リンク片8及び上受具6と上リンク片9の結節部では、組立性を向上させるため、相対する片側の下受具5と上受具6の軸受穴が開放されているが、ばね1の付勢力が作用しているので、軸受穴から軸が抜けることはない。
リンク7の下リンク片8と上リンク片9の連結部では、上リンク片9の基端部が固定された大径のボス10の内側に、下リンク片8の基端部が固定された小径のボス11が回動自在に挿入されている。
この連結部には、サドルの昇降切替機構として、小径のボス11の空隙部に下降止用と上昇止用のラチェット爪12が設けられ、大径のボス10の内側にラチェットギヤ13が形成されている。ラチェット爪12は、ばねで突出方向に付勢されている。
小径のボス11の内側には、カムとして作用する切替筒14が挿入され、切替筒14の一方の端部にはワイヤドラム15が一体回転可能に係合し、他端には締付ボルト16の頭部が当接して、締付ボルト16のねじ部がワイヤドラム15にねじ込まれている。
ワイヤドラム15には、ハンドルに取り付けた昇降操作レバーへ延びるワイヤ17が接続され、ワイヤ17は、ワイヤドラム15の外周の溝に沿って巻き付けられている。切替筒14には、小径のボス11との間に介在するばねにより復元力が付与されている。
このサドルの昇降切替機構では、図5(a)に示すように、2個のラチェット爪12によりサドルが上端位置で固定された状態から、図5(b)に示すように、切替筒14を一方向に回転させると、下降止用のラチェット爪12とラチェットギヤ13との係合が解除され、サドルの上昇を阻止しつつ下降のみを許容する下降限定状態に切り替わる。
一方、図6(a)に示すように、2個のラチェット爪12によりサドルが下端位置で固定された状態から、図6(b)に示すように、切替筒14を他方向に回転させると、上昇止用のラチェット爪12とラチェットギヤ13との係合が解除され、サドルの下降を阻止しつつ上昇のみを許容する上昇限定状態に切り替わる。
また、ショックアブソーバ2においては、図7に示すように、シリンダ3の内部に保持されたスクリューロッド18と、ピストン4の内部に保持されたスクリューナット19とが螺合している。シリンダ3の内面には、ピストン4のスライドを滑らかにする摺動メタル20が嵌着されている。
スクリューロッド18の下端には、歯皿部21が設けられ、その上面はシリンダ3に固定された歯環部22に放射状の歯型により噛合するようになっている。スクリューロッド18は、歯皿部21の下方からばね23により上方へ付勢され、シリンダ3の下端には底蓋24が嵌められている。
スクリューナット19は、ピストン4の縦溝に係合して回り止めされた圧接子25と、ピストン4の下端に固着された底環26との間に挟まれ、スクリューナット19の上面には、押圧筒27を介してばね28の付勢力により圧接子25が押し付けられている。ばね28の付勢力は、調整ねじ29の回転に伴い、調整できるようになっている。
上記のようなサドル昇降装置では、サドル50を上昇させる操作をした場合、ショックアブソーバ2のスクリューロッド18が歯皿部21と歯環部22の噛合により固定され、スクリューナット19が圧接子25により大きな回転抵抗を付与されつつ回転し、サドル50の上昇速度が抑制されるので、サドル50の急激な上昇による危険が防止される。
一方、サドル50を下降させる操作をした場合、スクリューナット19は付与された回転抵抗により回転せず、スクリューロッド18はピストン4により下方へ押されて、歯皿部21と歯環部22の噛合が解除され、大きな抵抗を受けることなく自由に回転することから、サドル50が迅速に下降して、停車時の良好な足着性が確保される。
なお、このサドル昇降装置を出荷する際には、初期状態として、ショックアブソーバ2の調整ねじ29のねじ込み量を大きくしておくことにより、サドル50の上昇速度を極力抑えておき、購入者が自己の体重に応じて、調整ねじ29のねじ込み量を適宜調整し、最適な上昇速度を得るようにするとよい。
この発明に係る自転車のサドル昇降装置の実施形態を示す斜視図 同上のサドル上昇状態を示す左側からの要部断面図 同上の後方からの要部断面図 同上のサドル下降状態を示す左側からの要部断面図 (a)昇降切替機構の上端固定状態を示す断面図、(b)同上の下降限定状態を示す断面図 (a)昇降切替機構の下端固定状態を示す断面図、(b)同上の上昇限定状態を示す断面図 同上のショックアブソーバの断面図
符号の説明
1 ばね
2 ショックアブソーバ
3 シリンダ
4 ピストン
5 下受具
6 上受具
7 リンク
8 下リンク片
9 上リンク片
10,11 ボス
12 ラチェット爪
13 ラチェットギヤ
14 切替筒
15 ワイヤドラム
16 締付ボルト
17 ワイヤ
18 スクリューロッド
19 スクリューナット
20 摺動メタル
21 歯皿部
22 歯環部
23 ばね
24 底蓋
25 圧接子
26 底環
27 押圧筒
28 ばね
29 調整ねじ
50 サドル
51 立パイプ
52 クランプ
53 サドルフレーム
54 保持具

Claims (3)

  1. 自転車のサドルを乗車中に昇降可能とするため、サドルを上昇方向へ付勢するばねを設け、サドルの急激な昇降を抑制するショックアブソーバを備え、ショックアブソーバのシリンダとピストンとを開閉するリンクで連結し、ハンドル側での操作によるリンクの開閉の制限及びその解除に伴い、サドルの昇降の許容・阻止を切り替える自転車のサドル昇降装置において、ショックアブソーバには、シリンダ内に保持されたスクリューロッドと、ピストン内に保持されたスクリューナットとが螺合して、サドルの上昇時にその一方が、下降時に他方が回転し、サドルの上昇時に下降時よりも大きな回転抵抗が付与されるものを用いたことを特徴とする自転車のサドル昇降装置。
  2. 請求項1に記載の自転車のサドル昇降装置において、サドルの上昇時にショックアブソーバのスクリューロッドが固定され、スクリューナットが回転し、スクリューナットに圧接子がばねで押し付けられて、回転抵抗が付与されるようにしたことを特徴とする自転車のサドル昇降装置。
  3. 請求項2に記載の自転車のサドル昇降装置において、スクリューナットへ圧接子を押し付けるばねの付勢力を、調整ねじの回転に伴い調整できるようにしたことを特徴とする自転車のサドル昇降装置。
JP2006107556A 2006-04-10 2006-04-10 自転車のサドル昇降装置 Pending JP2007276690A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006107556A JP2007276690A (ja) 2006-04-10 2006-04-10 自転車のサドル昇降装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006107556A JP2007276690A (ja) 2006-04-10 2006-04-10 自転車のサドル昇降装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007276690A true JP2007276690A (ja) 2007-10-25

Family

ID=38678602

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006107556A Pending JP2007276690A (ja) 2006-04-10 2006-04-10 自転車のサドル昇降装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007276690A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101458840B1 (ko) * 2013-11-27 2014-11-07 이상수 자전거 안장 승강장치
KR101570435B1 (ko) * 2014-08-11 2015-11-19 이상수 자전거 안장 승강장치
CN114228879A (zh) * 2022-01-25 2022-03-25 杭州新兴车料有限公司 一种自行车车架用减震装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101458840B1 (ko) * 2013-11-27 2014-11-07 이상수 자전거 안장 승강장치
KR101570435B1 (ko) * 2014-08-11 2015-11-19 이상수 자전거 안장 승강장치
CN114228879A (zh) * 2022-01-25 2022-03-25 杭州新兴车料有限公司 一种自行车车架用减震装置
CN114228879B (zh) * 2022-01-25 2022-12-09 杭州新兴车料有限公司 一种自行车车架用减震装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4084400B2 (ja) 自転車のサドル昇降装置
TWI661967B (zh) 用於操作自行車組件的自行車控制裝置
TW201343468A (zh) 具有阻尼總成的變速器
WO2009083206A1 (en) Device for the vertical adjustment of a saddle support
CN103782055A (zh) 用于鼓式制动器的制动杆
JP2007276690A (ja) 自転車のサドル昇降装置
JP2006193128A (ja) 自転車のサドル昇降装置
US9656717B2 (en) Bicycle operating device
GB2451647A (en) A belt drive bicycle frame with an eccentric bottom bracket
TW202134103A (zh) 座墊昇降裝置
FR2836435A1 (fr) Dispositif de blocage pour arbre de dirction et appareil de direction comportant ce dispositif.
JP2020104744A (ja) タイヤリフター
JP2009083839A (ja) 自転車のサドル昇降装置
DE102022125941A1 (de) Absenkbare sattelstützstangenbaugruppe mit einer am unteren ende montierten gasfederpatrone
JPS6323120B2 (ja)
KR101756799B1 (ko) 자전거 안장 각도조절장치
US5692731A (en) Safety device for hydraulic engine hoist
CN202670031U (zh) 可刹车自行车脚撑
EP3202653A1 (en) Lockout device for bicycle fork shock absorber
JP2003165474A (ja) 自転車
JP4537030B2 (ja) 車両整備用リフト
JP2010091064A (ja) チェーンテンショナおよびその組立方法
JPS58216895A (ja) レバ−式小型巻上兼牽引装置における遊転装置
US8851497B2 (en) Support for bicycle saddle
CN210416165U (zh) 汽车车门内部扶手用皮革安装用按压装置