JP2007275502A - 電気掃除機 - Google Patents

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Abstract

【課題】塵埃の大きさに応じて精度良く制御し、使用性を向上した電気掃除機を提供する。
【解決手段】塵埃を集塵する集塵室13と、吸引風量を検出する風量検出手段20で検出された風量が所定の風量になった時にそれを報知する集塵量報知手段26と、塵埃を検出する塵埃検出手段11の出力信号より、大きめ以上の塵埃の数と、小さめ以上の塵埃の数を計数する第1、2の塵埃計数手段24、25と、第1、2の塵埃計数手段24、25と風量検出手段20からの信号を受けて電動送風機2、集塵量報知手段26を制御する判断制御手段22を備え、判断制御手段22は、第1、2の塵埃計数手段24、25で計数された塵埃の数に応じて所定の風量を補正するもので、例えば、大きな塵埃が多い時は所定の風量を開放側に、小さな塵埃が多い時は所定の風量を密閉側に、補正した上で塵埃を捨てるように報知することにより、集塵室13の蓄積量にあったゴミ捨て報知が行える。
【選択図】図1

Description

本発明は、電気掃除機に関するもので、特に、集塵室内の塵埃量報知の制御に関するものである。
近年、さまざまな機能をもつ電気掃除機が提案されており、塵埃が通過する空気経路内に発光部と受光部からなる塵埃センサーを設けて、その塵埃センサーによって、塵埃量を判断し、その塵埃量に応じてごみ捨て報知や電動送風機の制御などを行うものが提案されている(例えば、特許文献1、2参照)。
特公平7−28847号公報 特許第3006145号公報
しかしながら、前記特許文献1、2に開示された従来の電気掃除機の構成においては、塵埃の数については、検出信号であるパルスの数で、塵埃の大きさについては、パルスの幅で判断するようにしているが、この場合、塵埃の大きさをパルスの幅で見るための変換部の回路特性を考慮すると、検出できる塵埃の大きさに制限があることが解かってきた。例えば家庭内にある種々の塵埃の大きさは、電気掃除機で掃除するものだけでも面積的に数千倍以上の差があり、回路特性(主に、信号の増幅率やその周波数特性など)を小さな塵埃に合わせると、大きめの塵埃にて、パルス数としては反応できてもパルス幅での判断は困難となり、その逆にある程度の大きさの塵埃に特性を合わせると、今度は小さい塵埃に対する反応が困難になるといった現象が発生する。
また、検出部より十分に小さく、吸気の流速とほぼ同速で吸引される小さい塵埃に対しては、その大きさがパルス信号の幅として判断できるものではなかった。例えば、通過する塵埃の大きさを直径Xの球体とし、受光部の大きさを直径Yの円、通過速度を吸気速度とほぼ等しいZとすると、通過時間は(X+Y)/Zであるが、ここでX<<Yであるときには通過時間はY/Zとなり、塵埃の大きさによる通過時間の変化はほぼ無くなってしまうことになる。
逆に、ある程度の大きさがあれば、通過時間にXの数値が影響を与えるとともに、吸気速度に対してその通過速度も遅くなる傾向もでてくるため、開示されている従来技術のようにパルス信号の幅による塵埃の大きさ判断が可能になる。よって、これまではある程度の大きさの塵埃に特性を合わせており、その制御についても十分に小さな塵埃に対しての有効な電力制御や表示制御を行うことができなかった。
その状態で予め設定された風量でごみ捨て報知や入力低減を行っていたために、綿ごみやペット毛などの通気性のよい大きな塵埃を多く集塵した場合には風量変化が小さく、集塵室から塵埃があふれてしまったり、砂ごみやダニの死骸や糞などフィルタ部に目詰まり易い小さな塵埃を多く集塵した場合には風量変化が大きく、集塵室に塵埃が多く集塵される前にごみ捨て報知や入力低減をしてしまうという課題があった。
本発明は、これら従来の課題を解決するもので、塵埃の大きさを精度良く検知して、より精度よく塵埃の大きさに応じた制御ができ、使用性が向上した電気掃除機を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の電気掃除機は、吸引力を発生させる電動送風機と、吸引された塵埃を集塵する集塵室と、吸引風量を検出する風量検出手段と、前記風量検出手段で検出された風量が所定の風量になった時にそれを報知する報知手段と、吸引される塵埃を検出する塵埃検出手段と、前記塵埃検出手段の出力信号より、大きめ以上の塵埃の数と、小さめ以上の塵埃の数を計数する塵埃計数手段と、前記塵埃計数手段と前記風量検出手段からの信号を受けて前記電動送風機及び前記報知手段を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記塵埃計数手段で計数された塵埃の数に応じて前記所定の風量を補正するもので、塵埃の大きさを、小さな塵埃に適した検出信号と、大きな塵埃に適した検出信号とでより精度よく判断することができ、例えば、綿ゴミやペット毛などの大きな塵埃の検出が多い場合には予め設定している風量から開放側に精度よく補正した風量で塵埃を捨てるように報知し、また砂ゴミやダニの死骸や糞などの小さな塵埃の検出が多い場合には予め設定している風量から密閉側に精度よく補正した風量で塵埃を捨てるように報知することにより、集塵室の蓄積量にあったゴミ捨て報知が行える使い勝手のよい電気掃除機を提供できる。
又、本発明の電気掃除機は、吸引力を発生させる電動送風機と、吸引された塵埃を集塵する集塵室と、吸引風量を検出する風量検出手段と、吸引される塵埃を検出する塵埃検出手段と、前記塵埃検出手段の出力信号より、大きめ以上の塵埃の数と、小さめ以上の塵埃の数を計数する塵埃計数手段と、前記風量検出手段で検出された風量が所定の風量になった時に、前記電動送風機の吸い込み力を低下または前記電動送風機を停止させる制御手段とを備え、前記制御手段は、前記塵埃計数手段で計数された塵埃の数に応じて前記所定の風量を補正するもので、塵埃の大きさを、小さな塵埃に適した検出信号と、大きな塵埃に適した検出信号とでより精度よく判断することができ、例えば、綿ゴミやペット毛などの大きな塵埃の検出が多い場合には予め設定している風量から開放側に精度よく補正した風量で吸い込み力を低下または停止し、また砂ゴミやダニの死骸や糞などの小さな塵埃の検出が多い場合には予め設定している風量から密閉側に精度よく補正した風量で吸い込み力を低下または停止させることができ、集塵室の蓄積量にあった吸い込み力低下または停止といった電動送風機の制御ができる使い勝手のよい電気掃除機を提供できる。
本発明の電気掃除機は、塵埃の大きさを小さな塵埃に適した検出信号とより大きな塵埃に適した検出信号とでより精度よく検出し、複数の塵埃検出手段が検出する塵埃量に応じて報知する風量を制度よく補正することで綿ごみやペット毛などの大きな塵埃の集塵が多い場合では塵埃が集塵室から溢れる前に報知でき、また砂ごみやダニの死骸や糞などの小さな塵埃の検出が多い場合でも集塵室に塵埃が蓄積した状態で報知でき、使用実感にあったごみ捨て報知を行える使い勝手のよい電気掃除機を提供することができる。
第1の発明は、吸引力を発生させる電動送風機と、吸引された塵埃を集塵する集塵室と、吸引風量を検出する風量検出手段と、前記風量検出手段で検出された風量が所定の風量になった時にそれを報知する報知手段と、吸引される塵埃を検出する塵埃検出手段と、前記塵埃検出手段の出力信号より、大きめ以上の塵埃の数と、小さめ以上の塵埃の数を計数する塵埃計数手段と、前記塵埃計数手段と前記風量検出手段からの信号を受けて前記電動送風機及び前記報知手段を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記塵埃計数手段で計数された塵埃の数に応じて前記所定の風量を補正するもので、塵埃の大きさを、小さな塵埃に適した検出信号と、大きな塵埃に適した検出信号とでより精度よく判断することができ、例えば、綿ゴミやペット毛などの大きな塵埃の検出が多い場合には予め設定している風量から開放側に精度よく補正した風量で塵埃を捨てるように報知し、また砂ゴミやダニの死骸や糞などの小さな塵埃の検出が多い場合には予め設定している風量から密閉側に精度よく補正した風量で塵埃を捨てるように報知することにより、集塵室の蓄積量にあったゴミ捨て報知が行える使い勝手のよい電気掃除機を提供できる。
第2の発明は、吸引力を発生させる電動送風機と、吸引された塵埃を集塵する集塵室と、吸引風量を検出する風量検出手段と、吸引される塵埃を検出する塵埃検出手段と、前記塵埃検出手段の出力信号より、大きめ以上の塵埃の数と、小さめ以上の塵埃の数を計数する塵埃計数手段と、前記風量検出手段で検出された風量が所定の風量になった時に、前記電動送風機の吸い込み力を低下または前記電動送風機を停止させる制御手段とを備え、前記制御手段は、前記塵埃計数手段で計数された塵埃の数に応じて前記所定の風量を補正するもので、塵埃の大きさを、小さな塵埃に適した検出信号と、大きな塵埃に適した検出信号とでより精度よく判断することができ、例えば、綿ゴミやペット毛などの大きな塵埃の検出が多い場合には予め設定している風量から開放側に精度よく補正した風量で吸い込み力を低下または停止し、また砂ゴミやダニの死骸や糞などの小さな塵埃の検出が多い場合には予め設定している風量から密閉側に精度よく補正した風量で吸い込み力を低下または停止させることができ、集塵室の蓄積量にあった吸い込み力低下または停止といった電動送風機の制御ができる使い勝手のよい電気掃除機を提供できる。
第3の発明は、特に、第2の発明の電動送風機の吸い込み力を低下させる際、複数段階に分けて低下させると共に、その段階数又は低下させる割合を、塵埃計数手段で計数された塵埃の数に応じて変えるようにしたもので、例えば、綿ゴミやペット毛などの大きな塵埃の検出が多い場合には吸い込み力低下を著しく行い、砂ゴミやダニの死骸や糞などの小さな塵埃の検出が多い場合には複数段階に分けて段階的に低下させるようにすれば、目詰まりする塵埃が多い場合でも集塵室の蓄積量を多くすることができる使い勝手のよい電気掃除機を提供できる。
第4の発明は、特に、第1〜3のいずれか一つの発明の塵埃計数手段による塵埃の計数結果および電動送風機停止直前の風量を記憶する記憶手段を備え、集塵室内の塵埃蓄積により徐々に風量が低下し、その風量が予め設定した風量より増加したときに、前記記憶手段に記憶された前記塵埃の計数結果をリセットするもので、ゴミ捨てが行われるまでの集塵量が複数の塵埃検出手段の積算量と風量変化量で制御することができるため、より精度よく集塵量を判断することができ、さらにカーテンが吸い込み具に吸い付いたときの風量低下は塵埃検出量が少なく風量変化が大きいことから吸い付きによる風量低下であると判断し、ゴミ捨て報知は行わないようにすることができるため誤作動のない使い勝手のよい電気掃除機を提供できる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なおこの実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における電気掃除機の回路ブロック図、図2は、同電気掃除機の外観図を示すものである。
図1、2において、1は、電気掃除機本体(以下「掃除機本体1」という)であり、吸引力を発生させ、塵埃を塵埃捕集手段である集塵室13に集塵するための電動送風機2を内蔵している。3はホースであり、一端に運転ポジションを切り替える手元操作部4を備え、他端は、接続部9を介して掃除機本体1に接続される。6は吸込み具であり、被掃除面の塵埃をかきあげる回転ブラシ7と回転ブラシ7を駆動する電動機8を内蔵している。5は延長管で、前記吸込具6と前記ホース3とを連通させており伸縮自在になっている。手元操作部4を操作し、前記電動送風機2および電動機8を駆動させることで、吸込み具6から被掃除面の塵埃がかきあげられ、空気と共に前記塵埃は、吸気経路を形成する延長管5、ホース3を通って掃除機本体1へと運搬され、塵埃は掃除機本体1内に内蔵された集塵室13に集塵されるとともに、きれいになった吸込み風は、前記掃除機本体1の後部より排出される。
前記手元操作部4からの操作を受けて、電動送風機2および電動機8の動作を制御している制御回路(図示せず)は掃除機本体1に内蔵されていて後述する風量検出手段20を備えている。またホース3と本体1とを接続すると共に吸気経路の一部である接続部9には、塵埃の通過を検出するための塵埃検出手段11が設けられている。
図1は、この電気掃除機の制御ブロック図で、21は、電動送風機2を駆動するための双方向性サイリスタなどで構成された駆動手段である。22はマイクロコンピュータなどで構成される判断制御手段である。判断制御手段22は、手元操作部4からの操作信号を受けて判断し、駆動手段21へ駆動信号を送る。塵埃検出手段11は、接続部9に収納され、赤外発光ダイオードなどからなる発光部11aとフォトトランジスタなどからなる受光部11bで構成されている。
23は、分別信号出力手段で、オペアンプやコンパレータなどで構成され塵埃検出手段11からの出力信号を増幅すると共にフィルタ機能を有する第1の増幅手段27と、第1の増幅手段27で増幅された信号をパルス波形信号に変換して第1の塵埃検出信号を出力する第1のパルス変換手段28と、第1の増幅手段27よりも増幅率が大きく同じく塵埃検出手段11からの出力信号を増幅する第2増幅手段29と、第2増幅手段29で増幅された信号をパルス波形信号に変換して第2の塵埃検出信号を出力する第2のパルス変換手段30から構成されている。
24は、第1の塵埃検出信号を受けてカウントする第1塵埃計数手段であり、25は、第2の塵埃検出信号を受けてカウントする第2塵埃計数手段である。
20は、例えば集塵室13に塵埃が集塵されることで風量が低下してくると、電動送風機2の負荷が低減することで電流が小さくなる特性をカレントトランス等で検出することで風量を検出する風量検出手段であり、判断制御手段22に入力されている。26はLEDなどで構成された集塵量報知手段であり、集塵室13の集塵量に応じて判断制御手段22からの信号を受けて表示し、使用者に報知するものである。
以上のように構成された電気掃除機について、以下その動作、作用を説明する。
まず、掃除機本体1を商用電源(図示せず)に接続し、使用者は手元操作部4を操作して運転を指示する。手元操作部4から、判断制御手段22に操作信号が送られ、操作された内容にしたがって、判断制御手段22は初期値(例えば900W)の電力で電動送風機2の運転が行われるように駆動手段21へ駆動信号を送る。駆動手段21は送られてきた信号によって電動送風機2に通電し、電動送風機2は回転を開始し、吸引力が発生する。
この吸引力によって、吸込具6で空気と共に吸引された塵埃は、ホース3を経て本体1内の集塵室13へ集塵される。この間、吸気経路の一部を形成する接続部9を塵埃が通過する、つまり図3、4に示すように、発光部11aと受光部11bとの間を塵埃が通過することで受光量が変化し、塵埃検出手段11の受光部電圧VS(図1参照)が変化するので、塵埃検出手段11は、分別信号出力手段23に検出信号を出力する。
分別信号出力手段23では、受けた信号をまず、第1の増幅手段27で増幅し、第1のパルス変換手段28で、この結果が所定の閾値を越えていれば、第1の塵埃検出信号としてパルス出力する。さらに、第1の塵埃検出信号として出力するレベルであるかないかに関わらず、第2増幅手段29での増幅結果が、第2のパルス変換手段30で所定の閾値を越えていれば、第2の塵埃検出信号としてパルス出力する。つまり、比較的大きな塵埃の場合には、大きな塵埃対象の第1の増幅手段27での第1増幅率でも反応した(図4c実線)と判定できるので、第1の塵埃検出信号、第2の塵埃検出信号ともに出力される。
一方、小さな塵埃の場合には、大きな塵埃対象の第1の増幅手段27での第1増幅率では判定レベルに達せず(図4c破線)、小さな塵埃対象の第2の増幅手段29での第2増幅率でのみ反応した(図4d破線)と判定できるので、第2の塵埃検出信号のみが検出される。このように、増幅率の差で判定を分別することで、発光部11aと受光部11b間での通過速度が等しく、パルス幅では十分な差が得られない塵埃(例えば径が0.1mmの塵埃と0.03mmの塵埃)であっても、信号として区別することができる。
次に、電動送風機2が動作することで塵埃を集塵し、集塵室13に蓄積されてくると、蓄積された塵埃で風量が低下してくる。風量が低下してくると電動送風機2の負荷が軽くなるため電動送風機2に流れる電流値が小さくなる。よって集塵室13のごみ捨て報知風量は、塵埃が入力されていない初期状態では、開放風量が2.3m3/minあるため、例えば1.4m3/minに予め設定しておく。この設定は一般的な家庭塵埃で集塵室13がある程度蓄積された状態を実験にて確認した値である。この初期の風量の狙いは電動送風機2の入力ばらつきがあるため、電動送風機2に対して補正されることがよいことはいうまでもない。
次に図5に示すように第1の塵埃計数手段24は、第1の塵埃検出信号をカウントし、また第2の塵埃計数手段25は、第2の塵埃検出信号を同様にカウントし、第2の塵埃検出信号のカウント値が例えば1000カウントしたところで、第1の塵埃検出信号のカウント値と第2の塵埃検出信号のカウント値を判断制御手段22に送信する。判断制御手段22は、第1の塵埃計数手段24の計数結果から、例えば、第1の塵埃計数手段24の計数結果が800以上であるときは通気性のよい大きな塵埃ばかり集塵したと判断し、集塵量報知手段26を動作させるときの風量(以下、「ごみ捨て報知風量」という)を1.44m3/minに補正して報知を行い、例えば、第1の塵埃計数手段24の計数結果が600から800の範囲である場合には、大きな塵埃と小さな塵埃の比は大きな塵埃がやや多めにあると判断し1.42m3/minに補正して報知を行う。
また、第1の塵埃計数手段24の計数結果が200から400の範囲である場合には目詰まりのしやすい塵埃が多めにあると判断し、ごみ捨て報知風量を1.38m3/minに補正して報知を行い、0から200の範囲である場合には目詰まりのしやすい塵埃ばかり集塵したと判断しごみ捨て報知風量を1.36m3/minに補正して報知を行う。
掃除を継続して行って、次回の第2の塵埃検出信号のカウント値1000カウントしたところで第1の塵埃検出信号のカウント値と第2の塵埃検出信号のカウント値が判断制御手段22に送信された値は、前回の風量補正した風量を基に補正するように動作する。掃除を行っている間はこの補正を繰り返し行う。
また塵埃が集塵室13に入り過ぎないように吸い込み力を低下または電動送風機2の運転を停止させる時の風量も、同様に予め設定している1.2m3/minを中心に小さな塵埃検出(第2の塵埃検出信号のカウント値)1000カウント値に対する大きな塵埃検出カウント値によって判断している。
例えば、第1の塵埃検出信号のカウント値が、800以上であるときは1.24m3/minに補正し、600から800の範囲である場合には1.22m3/minに補正して吸い込み力を低下または電動送風機2の運転を停止させる。また200から400の範囲である場合には1.18m3/minに補正し、0から200の範囲である場合には1.16m3/minに補正して吸い込み力を低下または停止させる。図6に風量に対する消費電力特性を示す。
停止されたときには、補正された風量を記憶手段(図示せず)に記憶しておき、次回の掃除の時に、記憶された風量を基に補正するようにする。
また次回の掃除時に、この記憶された風量と比較して開放側に風量が変化していることと、この風量が予め設定している例えば2.0m3/min以上になっていれば、集塵室13の塵埃が取り除かれた(例えば、集塵室13内の紙袋が新しいものと交換された)と判断し、補正された風量は、リセットされ、初期化されたごみ捨て風量1.4m3/minおよび吸い込み力低下または停止風量1.2m3/minから補正を開始するように動作する。集塵室13のごみ捨ての判断は、集塵室13の塵埃の取り出しに連動されたスイッチなどで行ってもよいことはいうまでもない。
本実施の形態は、第2の塵埃計数手段25の塵埃検出信号1000カウント値における第1の塵埃計数手段24の塵埃検出信号カウント値によっての風量補正を説明したが、すべてのカウント値を積算して大きな塵埃と小さな塵埃の積算値または積算比で風量補正を行ってもよいことは言うまでもない。また、上記実施の形態では、風量検出手段20として電流検知で行うようにしたが、電動送風機2の負荷低下を、回転数や圧力、風量変化で検出してもよいことは言うまでもない。
以上のように本実施の形態によれば、塵埃の大きさを、小さな塵埃に適した検出信号とより大きな塵埃に適した検出信号とでより精度よく塵埃の大きさを判断することができ、綿ゴミやペット毛などの大きな塵埃の検出が多い場合には予め設定している風量から開放側に精度よく補正した風量で塵埃を捨てるように報知し、また砂ゴミやダニの死骸や糞などの小さな塵埃の検出が多い場合には予め設定している風量から密閉側に精度よく補正した風量で塵埃を捨てるように報知することができ、さらに綿ゴミやペット毛などの大きな塵埃の検出が多い場合には予め設定している風量から開放側に精度よく補正した風量で吸い込み力を低下または電動送風機2の運転を停止させ、また砂ゴミやダニの死骸や糞などの小さな塵埃の検出が多い場合には予め設定している風量から密閉側に精度よく補正した風量で吸い込み力を低下または電動送風機2の運転を停止することができる。よって集塵室13の蓄積量にあった吸い込み力低下または運転停止が行える使い勝手のよい電気掃除機を提供できる。
(実施の形態2)
図7は、本発明の第2の実施の形態における電気掃除機の制御内容を示すフローチャート、図8は、同電気掃除機の風量−消費電力特性を示す図である。なお、上記第1の実施の形態と同一部分については、同一符号を付してその説明を省略する。
塵埃を集塵しながら掃除を行う際に、予め設定されている1.3m3/minの風量で吸い込み力が低下するようになっている。ここでの吸い込み力低下の風量は固定風量のため上記実施の形態1で説明した風量よりも開放側に移動した状態に設定しておく。ここで図7に示すように、第1の塵埃計数手段24と第2の塵埃計数手段25は風量検出手段20からの風量信号が、予め設定している1.3m3/minになるまで塵埃量をカウントしておき、設定された風量になると、第1の塵埃計数手段24の計数結果/第2の塵埃計数手段25の計数結果の算出動作を行う。
これにより集塵室13に集塵された塵埃について、大きな塵埃の多いときは満杯に近い状態となるし、逆に小さい塵埃が多いときは満杯まで達していないことになる。これらを判断するため次のような動作を行う。この算出によって総塵埃量に対する大きな塵埃の量が判断できる。ここで風量検出手段20からの風量信号が予め設定している1.3m3/minになった場合に入力低下の仕方を変えるわけであるが、例えば算出値が25%以下の場合には、判断制御手段22は目詰まりのしやすい塵埃をかなり多く集塵しているため設定している風量では、集塵室13には十分蓄積されていないと判断でき、吸い込み力を例えば消費電力800Wまで低下させる。
消費電力800Wで0.1m3/min風量低下が生じると吸い込み力は、例えば消費電力600Wに低下する。このように0.1m3/min風量低下する毎に、消費電力を200W間隔で200Wまで段階的に下げていく。また50%以下の場合には判断制御手段22は目詰まりのしやすい塵埃を多く集塵していると判断できるため、設定している風量では集塵室13には満足に蓄積されていないと判断でき、消費電力を800W、600Wの2段階を経由して200Wまで低下させる。75%以下の場合には判断制御手段22は、大きな塵埃が多く、設定している風量である程度は集塵室13に塵埃が蓄積していると判断し、吸い込み力を、消費電力800Wまで低下させる。消費電力800Wで0.1m3/min風量低下が生じると吸い込み力は200Wに低下する。
また100%以下の場合には、判断制御手段22は、通気性のよい塵埃をかなり多く集塵しており、設定している風量で、集塵室13には十分蓄積されていると判断し吸い込み力を、消費電力200Wまで大きく低下させる。塵埃の積算値を集塵室13の塵埃を取り除いたときにリセットする動作は実施の形態1と同様のため説明は省略する。また大きい塵埃と小さい塵埃カウント値は実施の形態1のように小さな塵埃1000カウントに対する大きな塵埃のカウント数で段階を決定してもよいことはいうまでもない。図8に風量に対する消費電力特性を示す。
以上のように、本実施の形態によれば、綿ゴミやペット毛などの大きな塵埃の検出が多い場合には、吸い込み力を低下させる段階を少なくし、砂ゴミやダニの死骸や糞などの小さな塵埃の検出が多い場合には、複数段階に分けて段階的に低下させていくことことにより、目詰まりする塵埃が多い場合でも集塵室13の蓄積量を多くすることができると共に電動送風機2の温度上昇も抑えられ寿命も長くなり、使い勝手のよい電気掃除機を提供できる。
なお、上記実施の形態では、分別信号出力として、第1の塵埃検出信号と第2の塵埃検出信号の2種類で行ったが、周波数特性などを考慮して、より多数の信号にわけて制御してもよい。
以上のように、塵埃の大きさに対して特性を合わせた複数の検出信号を判断することで、より精度よく電力制御を行え、使用性の高い電気掃除機を提供することができる。
以上のように、本発明にかかる電気掃除機は、小さな塵埃に適した検出信号とより大きな塵埃に適した検出信号とを分別判断し制御することで、より精度よく電力制御を行え、塵埃検出制御を行う家庭用、業務用電気掃除機に適用できる。
本発明の実施の形態1における電気掃除機の回路ブロック図 同電気掃除機の外観図 (a)、(b)同電気掃除機の塵埃検出手段の動作を説明する図 (a)〜(d)同電気掃除機の塵埃検出手段の塵埃大きさの違いによる検出動作説明図 同電気掃除機の塵埃検出信号処理の一例を示すフローチャート 同電気掃除機の風量−消費電力特性のグラフ 本発明の実施の形態2における電気掃除機の制御内容を示すフローチャート 同電気掃除機の風量−消費電力特性のグラフ
符号の説明
2 電動送風機
11 塵埃検出手段
13 集塵室
20 風量検出手段
22 判断制御手段
24 第1の塵埃計数手段(塵埃計数手段)
25 第2の塵埃計数手段(塵埃計数手段)
26 集塵量報知手段

Claims (4)

  1. 吸引力を発生させる電動送風機と、吸引された塵埃を集塵する集塵室と、吸引風量を検出する風量検出手段と、前記風量検出手段で検出された風量が所定の風量になった時にそれを報知する報知手段と、吸引される塵埃を検出する塵埃検出手段と、前記塵埃検出手段の出力信号より、大きめ以上の塵埃の数と、小さめ以上の塵埃の数を計数する塵埃計数手段と、前記塵埃計数手段と前記風量検出手段からの信号を受けて前記電動送風機及び前記報知手段を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記塵埃計数手段で計数された塵埃の数に応じて前記所定の風量を補正することを特徴とする電気掃除機。
  2. 吸引力を発生させる電動送風機と、吸引された塵埃を集塵する集塵室と、吸引風量を検出する風量検出手段と、吸引される塵埃を検出する塵埃検出手段と、前記塵埃検出手段の出力信号より、大きめ以上の塵埃の数と、小さめ以上の塵埃の数を計数する塵埃計数手段と、前記風量検出手段で検出された風量が所定の風量になった時に、前記電動送風機の吸い込み力を低下または前記電動送風機を停止させる制御手段とを備え、前記制御手段は、前記塵埃計数手段で計数された塵埃の数に応じて前記所定の風量を補正することを特徴とする電気掃除機。
  3. 電動送風機の吸い込み力を低下させる際、複数段階に分けて低下させると共に、その段階数又は低下させる割合を、塵埃計数手段で計数された塵埃の数に応じて変えるようにした請求項2に記載の電気掃除機。
  4. 塵埃計数手段による塵埃の計数結果および電動送風機停止直前の風量を記憶する記憶手段を備え、集塵室内の塵埃蓄積により徐々に風量が低下し、その風量が予め設定した風量より増加したときに、前記記憶手段に記憶された前記塵埃の計数結果をリセットすることを特徴とした請求項1〜3のいずれか1項に記載の電気掃除機。
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JP2011229728A (ja) * 2010-04-28 2011-11-17 Toshiba Corp 電気掃除機
WO2020158880A1 (ja) * 2019-01-31 2020-08-06 シャープ株式会社 電気掃除機

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