JP5531718B2 - 電気掃除機 - Google Patents

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Description

本発明は、一般家庭において使用される電気掃除機に関する。
従来、この種の電気掃除機においては、吸込具が障害物に接触したことを検出する検知部が吸込具に設けられており、検知部により吸込具が障害物に接触したことが検知された場合、電動送風機の入力を増大させる構成を有する電気掃除機が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
このような従来の電気掃除機としては、例えば、図7に示す構成を有する電気掃除機が提案されている。
図7に示すように、吸込具210の下面には、被清掃面の塵埃を吸引する吸込口211が設けられており、この吸込口211内には、被清掃面の塵埃を掻き上げる回転ブラシ212が設けられている。また、吸込具210の前面には、吸込口211と略同じ幅の開口213が設けられており、この開口213は、吸込具210の前面に設けられた閉塞体214により開閉されるように構成されている。閉塞体214は、その上方に設けられ、ゴム等で作られたバンパー216と一体に形成されており、バンパー216の前部が障害物によって後方に押し込まれたときに、前上方向に折れ上がって開口213を開放するように構成されている。吸込具210内には、バンパー216の前部が後方に押し込まれた時にオンに切り替わる壁面検出スイッチ218が設けられている。
このような構成において、使用者が掃除を行っている時、バンパー9の前部が壁などの障害物に接触し後方に押し込まれた場合、閉塞体214が前上方向に折れ上がって開口213を開放するとともに、壁面検出スイッチ10がオンされ、制御部は、掃除機本体内の電動送風機や吸込具210内の回転ブラシ212を駆動するブラシモータの入力を増加させるように構成されている。
特開平8−299235号公報
しかしながら、上記従来の電気掃除機においては、無駄なエネルギーの消費を十分に抑えるという観点からは未だ改善の余地があった。
すなわち、上記従来の電気掃除機においては、吸込具に設けられた壁面検出スイッチが押し込まれることで、吸込具が壁面に衝突したことを検知するものであるため、使用者が壁面等の障害物付近を意図的に掃除していない場合、すなわち、使用者が壁面等の障害物に吸込具を不用意に軽く衝突させてしまった場合であっても、壁面検出スイッチが押し込まれ、電動送風機の入力が増加されてしまい、無駄なエネルギーを消費してしまう場合があることを本発明者らは見出した。
本発明は、上記従来技術の有する課題に鑑みてなされたものであり、無駄なエネルギーの消費を十分に抑制するとともに、効率的に掃除を行うことが可能な使い勝手の良い電気掃除機を提供することを目的とする。
上記従来技術の有する課題を解決するために、本発明は、吸引風を発生する電動送風機と、電動送風機への入力を制御する制御部とを有する掃除機本体と、下面に吸引口が設けられており、被清掃面の塵埃を吸引する吸込具と、一端が前記掃除機本体に接続されるホースと、一端が前記ホースの他端に接続され、他端が前記吸込具に接続される延長管と、を備え、吸込具には、吸込具が障害物に衝突した強さを検知する障害物検知部が設けられており、障害物検知部により検出される強さとして第1の基準値と、第1の基準値よりも高い第2の基準値とが設定され、制御部は、障害物検知部により検出される強さが、前記第1の基準値以上で、かつ、第2の基準値未満である場合には、第1の所定時間が経過するまで電動送風機の入力を第1の入力値に増加させ、障害物検知部により検出される強さが、第2の基準値以上である場合には、第2の所定時間が経過するまで電動送風機の入力を第1の基準値よりも高い第2の入力値に増加させる電気掃除機を提供する。
これにより、制御部は、障害物検知部により検出される強さが第1の基準値以上である場合には、第1の所定時間が経過するまで電動送風機の入力を第1の入力値に増加させるため、使用者が被清掃面を掃除している際に、吸込具を不用意に軽く壁等の障害物に衝突させてしまった場合であっても、制御部は、障害物検知部によって検出される強さが第1の基準値以上でなければ電動送風機の入力を増加させないため、無駄な電力の消費を十分に抑制することができる。
また、使用者が意図的に壁面等の障害物付近を掃除している場合には、第1の所定時間が経過するまで電動送風機の入力を第1の入力値に増加させるため、壁面等の障害物付近の塵埃を効率よく吸引することができるとともに、無駄なエネルギーの消費を十分に抑制することができる。
また、制御部は、障害物検知部により検出される強さが、第2の基準値以上である場合には、使用者が壁際の塵埃が多い場所を掃除していると判断し、第2の所定時間が経過するまで電動送風機の入力を第2の入力値に増加させる。これにより、壁際等の塵埃が多いところで強力な吸引力を提供することができ、被清掃面上の塵埃を効率的に吸引することができる。
本発明の電気掃除機によれば、無駄なエネルギーの消費を十分に抑制するとともに、効率的に掃除を行うことが可能な使い勝手の良い電気掃除機を提供することができる。
本発明の電気掃除機の実施の形態1を示す概観図 本発明の電気掃除機の実施の形態1における吸込具を示す概略図 本発明の電気掃除機の実施の形態1における掃除機本体、ホース、及び吸込具の構成を示すブロック図 本発明の電気掃除機の実施の形態1におけるタイミングチャート 本発明の電気掃除機の実施の形態2におけるタイミングチャート 本発明の電気掃除機の実施の形態3におけるタイミングチャート 従来の電気掃除機用吸込具の側部断面図
の発明は、吸引風を発生する電動送風機と、前記電動送風機への入力を制御する制御部とを有する掃除機本体と、下面に吸引口が設けられており、被清掃面の塵埃を吸引する吸込具と、一端が前記掃除機本体に接続されるホースと、一端が前記ホースの他端に接続され、他端が前記吸込具に接続される延長管と、を備え、前記吸込具には、前記吸込具が障害物に衝突した強さを検知する障害物検知部が設けられており、前記障害物検知部により検出される前記強さとして第1の基準値と、前記第1の基準値よりも高い第2の基準値とが設定され、前記制御部は、前記障害物検知部により検出される前記強さが、前記第1の基準値以上で、かつ、前記第2の基準値未満である場合には、第1の所定時間が経過するまで前記電動送風機の入力を第1の入力値に増加させ、前記障害物検知部により検出される前記強さが、前記第2の基準値以上である場合には、第2の所定時間が経過するまで前記電動送風機の入力を前記第1の基準値よりも高い第2の入力値に増加させる電気掃除機としたものある。
これにより、使用者が被清掃面を掃除している際に、吸込具を不用意に軽く壁等の障害物に衝突させてしまった場合であっても、制御部は、障害物検知部によって検出される強さが第1の基準値以上でなければ電動送風機の入力を増加させないため、無駄な電力の消費を十分に抑制することができる。
また、使用者が意図的に壁面等の障害物付近を掃除している場合には、第1の所定時間が経過するまで電動送風機の入力を第1の入力値に増加させるため、壁面等の障害物付近の塵埃を効率よく吸引することができるとともに、無駄なエネルギーの消費を十分に抑制することができる。
一般的に、壁際の塵埃が多い場合、使用者は通常よりも速い速度で吸込具を壁際めがけて操作する場合がある。通常よりも速い速度で吸込具が壁などの障害物に衝突した場合に吸込具に加わる衝撃は、通常の速度で吸込具が壁などの障害物に衝突した場合に吸込具に加わる衝撃よりも大きくなる。そのため、通常よりも速い速度で吸込具が壁などの障害物に衝突した場合に障害物検知部により検出される強さも、通常の速度で吸込具が壁などの障害物に衝突した場合に障害物検知部により検出される強さに比べ大きくなる。
そこで、制御部は、障害物検知部により検出される強さが、第2の基準値以上である場合には、使用者が壁際の塵埃が多い場所を掃除していると判断し、第2の所定時間が経過するまで電動送風機の入力を第2の入力値に増加させる。これにより、壁際等の塵埃が多いところで強力な吸引力を提供することができ、被清掃面上の塵埃を効率的に吸引するこ
とができる。
以下、図面を参照しながら本発明の電気掃除機の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、以下の説明では、同一または相当部分には同一符号付し、重複する説明は省略する。
(実施の形態1)
本発明の電気掃除機の実施の形態1について、図1〜図3を用いて説明する。
図1は、本発明の電気掃除機の実施の形態1を示す概観図である。また、図2は、本発明の電気掃除機の実施の形態1における吸込具を示す概略図である。さらに、図3は、本発明の電気掃除機の実施の形態1における掃除機本体、ホース、及び吸込具の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、電気掃除機100は、主として、掃除機本体1と、ホース4と、延長管と6と、下面に吸入口(図示せず)が設けられた吸込具7とから構成されている。
掃除機本体1は、主として、被清掃面の塵埃を吸引する吸引風を発生させる電動送風機2と、この電動送風機2よりも吸引側に配置されており、電動送風機2によって吸引された塵埃を捕集する集塵部(図示せず)と、電動送風機2の入力を制御する制御部3とから構成されている。
掃除機本体1の前方には、ホース4が着脱自在に接続されている。また、ホース4の他端には、使用者が電動送風機2を動作させる運転モード(例えば強・中・弱・停止等の吸込み力)を選択する操作部5が設けられている。ホース4の操作部5が設けられている他端側には、延長管6の一端が着脱自在に接続されている。延長管6の他端は吸込具7に接続されており、吸込具7から吸込まれた塵埃を含む吸引風は、延長管6、ホース4を介して掃除基本体1内の集塵部(図示せず)に集塵される。
図1及ぶ図2に示すように、吸込具7の内部には、吸込具7が壁等の障害物に衝突したことを検出するための障害物検知部8が設けられている。この障害物検知部8は、通常モールドされた電子部品で構成されており、障害物検知部8の内部に塵埃が侵入しない構成となっている。
また、図2に示すように、障害物検知部8の配置場所としては、吸込具7の前方の中央部で、被清掃面から吸引された塵埃が通過する通風路とは隔離された場所に配置されている。これにより、障害物検知部8に塵埃が直接かかることを防止することができ、吸込具7を長期間使用した場合においても、障害物検知部8を正常に動作させることができる。さらに、障害物検知部8を構成する電子部品の表面にポッティング等の保護材を塗布することにより、障害物検知部8に塵埃が直接かかり、障害物検知部8が正常に動作しなくなることをさらに十分に抑制することができる。
図3に示すように、制御部3は、使用者が任意に選択した電動送風機2を動作させる運転モード(例えば強・中・弱・停止等の吸込み力)の信号及び障害物検知部8からの信号に基づき、電動送風機2の入力を制御する。
以上のように構成された電気掃除機について、以下、その動作及び作用を説明する。
通常、使用者が被清掃面の掃除を行う場合、使用者は、吸込具7を前後に動作させて被清掃面の塵埃を吸込具7により吸引する。この際に、吸込具7が壁や机の脚等の障害物に
衝突する場合がある。吸込具7が障害物に衝突した場合、吸込具7に衝撃が加わるのと同時に、吸込具7の内部に設けられた障害物検知部8にも衝撃が加わる。
障害物検知部8に衝撃が加わると、障害物検知部8の内部にある圧電セラミックに圧力がかかり、電荷が発生する。この電荷量は、障害物検知部8に加わった衝撃の大きさに比例して発生する。この電荷量は、障害物検知部8内で、電圧に変換及び増幅された後、障害物検知部8からの信号として制御部3に送信される。制御部3は、障害物検知部8からの信号に基づき、障害物検知部8に加わった衝撃の大きさを判断し、吸込具7が障害物に衝突したかどうかを判断する。そして、制御部3は、吸込具7が障害物に衝突したと判断した場合には、電動送風機2の入力を増加させる制御を行う。
以下に制御部3における制御動作について図4を加えて説明する。
図4は、本発明の電気掃除機の実施の形態1におけるタイミングチャートである。ここで、図4中の「標準」とは、使用者が操作部5により任意に選択している電動送風機2の入力である。
制御部3には、吸込具7が障害物に衝突したことを判断するための第1の基準値である電圧値Aが予め記憶されており、制御部3は、障害物検知部8からの信号と電圧値Aとに基づき、吸込具7が障害物に衝突したかどうかを判断する。
吸込具7が障害物に衝突した勢いが小さい場合、すなわち、障害物検知部8からの信号が電圧値Aよりも小さい場合、制御部3は、吸込具7が障害物に衝突していないと判断し、使用者により選択されている電動送風機2の入力を維持する制御を行う。
吸込具7が障害物に衝突した勢いが大きい場合、すなわち、障害物検知部8からの信号が電圧値A以上の場合、制御部3は、吸込具7が障害物に衝突したと判断し、電動送風機2の入力を使用者により選択されている入力(図4中の「標準」)よりも高い入力である第1の入力値(図4中の「強1」)へと増加させる制御を行う。
電動送風機2の入力を増加させる時間としては、障害物検知部8からの信号が電圧値A以上となった時間T0から予め定められた終了時間T1までの第1の所定時間としている。第1の所定時間が経過した後、制御部3は、使用者により選択された電動送風機2の入力に戻すように電動送風機2の入力を制御する。
ここで、「第1の基準値」、「第1の入力値」、及び「第1の所定時間」は、使用者の性別、年齢、腕力、被清掃面の種類、被清掃面上の塵埃量などにより決定されるもので、これらを考慮して、実験、シミュレーション、及びモニターのうちの何れかにより予め求めて設定しておいてもよい。
障害物検知部8から制御部3への信号送信、制御部3による電動送風機2の入力の制御は、図3に示すブロック図にしたがって行われるものとする。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2について、図5を加えて説明する。なお、上述した実施の形態1と重複する構成については、説明を省略する。
図5は、本発明の電気掃除機の実施の形態2におけるタイミングチャートである。ここで、図5中の「標準」とは、使用者が操作部5により任意に選択している電動送風機2の入力である。
実施の形態2に係る電気掃除機が、実施の形態1に係る電気掃除機と異なるのは、以下の点である。
壁際の塵埃が多い場合、使用者は通常よりも速い速度で吸込具7を壁際めがけて操作する場合がある。通常よりも速い速度で吸込具7が壁などの障害物に衝突した場合、吸込具7に加わる衝撃は、通常の速度で吸込具7が壁などの障害物に衝突した場合に吸込具7に加わる衝撃よりも大きくなるため、障害物検知部8から制御部3に送られる信号も大きくなる。
そこで、制御部3には、吸込具7が障害物に衝突したことを判断するための第1の基準値である電圧値Aと、第1の基準値よりも高い第2の基準値である電圧値Bとが予め記憶されており、制御部3は、障害物検知部8からの信号、電圧値A、及び電圧値Bに基づき、吸込具7が障害物に衝突したかどうかを判断するように構成されている。
制御部3は、障害物検知部8からの信号が電圧値Aよりも小さい場合、吸込具7が障害物に衝突していないと判断し、使用者により選択されている電動送風機2の入力を維持する制御を行う。
また、制御部3は、障害物検知部8からの信号が電圧値A以上で、かつ、電圧値B未満の場合、制御部3は、吸込具7が通常の速度で障害物に衝突したと判断し、電動送風機2の入力を使用者により選択されている入力(図4及び図5中の「標準」)よりも高い入力(図4及び図5中の「強1」)へと増加させる制御を行う。
さらに、制御部3は、障害物検知部8からの信号が電圧値B以上の場合、制御部3は、吸込具7が通常よりも速い速度で障害物に衝突したと判断し、電動送風機2の入力を「強1」よりも高い入力である第2の入力値(図5中の「強2」)に増加させる制御を行う。
これにより、壁際の塵埃が多いところで強力な吸引力を提供することができ、効率よく掃除を行うことができるようになる。
電動送風機2の入力を「強1」に増加させる時間としては、上述した実施の形態1と同様に、障害物検知部8からの信号が電圧値A以上となった時間T0から予め定められた終了時間T1までの第1の所定時間であってもよく、また、第1の所定時間とは異なる時間であってもよい。また、電動送風機2の入力を「強2」に増加させる時間としては、障害物検知部8からの信号が電圧値B以上となった時間T0から予め定められた終了時間T2までの第2の所定時間としている。この第2の所定時間の終了時間T2は、上述した実施の形態1における第1の終了時間T1と同一であってもよく、また、上述した実施の形態1における第1の終了時間T1とは異なった時間であってもよい。第2の所定時間が経過した後、制御部3は、使用者により選択された電動送風機2の入力に戻すように電動送風機2の入力を制御する。
ここで、「第2の基準値」、「第2の入力値」、及び「第2の所定時間」は、上述した「第1の基準値」、「第1の入力値」、及び「第1の所定時間」と同様に、使用者の性別、年齢、腕力、被清掃面の種類、被清掃面上の塵埃量などにより決定されるもので、これらを考慮して、実験、シミュレーション、及びモニターのうちの何れかにより予め求めて設定しておいてもよい。
なお、本実施の形態においては、障害物検知部8からの信号が電圧値B以上の場合、制御部3は、電動送風機2の入力を「強1」よりも高い入力(図5中の「強2」)へと増加
させる制御を行うように構成されているが、電動送風機2の入力を「強1」とする時間を増加させるようにしてもよい。
図5(b)に示すように、制御部3は、障害物検知部8からの信号が電圧値B以上の場合、制御部3は、電動送風機2の入力を「強1」に増加させる時間が第2の所定時間よりも長くなるように終了時間T3を設定し、この開始時間T0から終了時間T3までの第3の所定時間の間、電動送風機2の入力を「強1」に増加させる制御を行う。
これにより、電動送風機2の入力を「強1」よりも高い入力(図5中の「強2」)へと増加させる制御を行った場合と同様に、壁際の塵埃を十分に吸引し効率的な掃除を行うことができるようになる。
「第3の所定時間」は、使用者の性別、年齢、腕力、被清掃面の種類、被清掃面上の塵埃量などにより決定されるもので、これらを考慮して、実験、シミュレーション、及びモニターのうちの何れかにより予め求めて設定しておいてもよい。
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3について、図6を加えて説明する。なお、上述した実施の形態1及び実施の形態2と重複する構成については、説明を省略する。
図6は、本発明の電気掃除機の実施の形態3におけるタイミングチャートである。ここで、図6中の「標準」とは、使用者が操作部5により任意に選択している電動送風機2の入力である。
実施の形態3に係る電気掃除機が、実施の形態1及び実施の形態2に係る電気掃除機と異なるのは、以下の点である。
障害物検知部8からの信号が、所定時間以内に複数回、電圧値A以上となった場合、使用者が壁際を念入りに掃除している状況であると考えられる。
そこで、本実施の形態においては、制御部3は、電圧値A以上の信号が検出されたときから第4の所定時間以内に、再度、電圧値A以上の信号が検出される回数を計測しており、この回数が所定回数以上となった場合、電動送風機2の入力を増加させるように制御している。
例えば、図6に示すように、電圧値A以上の信号が2回検出され、1回目の電圧値A以上の信号が検出された後、第4の所定時間以内に1回以上の電圧値A以上の信号が検出された場合に電動送風機2の入力を増加させる構成について説明する。
図6(a)に示すように、制御部3には、吸込具7が障害物に衝突したことを判断するための第1の基準値である電圧値Aと、第1の基準値よりも高い第2の基準値である電圧値Bとが予め記憶されており、制御部3は、障害物検知部8からの信号、電圧値A、及び電圧値Bに基づき、吸込具7が障害物に衝突したかどうかを判断するように構成されている。
制御部3は、障害物検知部8からの信号が電圧値A以上の場合、吸込具7が障害物に衝突したと判断し、電動送風機2の入力を使用者により選択されている入力(図6(a)中の「標準」)よりも高い入力(図6(a)中の「強1」)に増加させる制御を行う。制御部3は、1回目の電圧値A以上の信号が検出された後、第4の所定時間(図5中、T3からT7)の間、障害物検知部8からの信号が電圧値A以上となった回数をカウントしてい
る。
制御部3は、1回目の電圧値A以上の信号P1が検出されたあと、一定時間(図6中、T4からT5)以内に、2回目の電圧値A以上の信号が検出されなかった場合、上述した実施の形態1と同様に、所定時間が経過した後、使用者により選択された電動送風機2の入力に戻すように電動送風機2の入力を制御する。
制御部3は、吸込具7が障害物に衝突したと判断した後、一定時間(図6(a)中、T4からT5)以内に、2回目の電圧値A以上の信号P2が検出された場合、第5の所定時間(図6(a)中、T5からT6)の間、電動送風機2の入力を「強1」よりも高い入力である第2の入力値(図6(a)中の「強2」)に増加させる制御を行う。
ここで、「第4の所定時間」は、使用者が清掃時に吸込具7を往復運動させる時間、及び予め設定される所定回数によるもので、例えば、所定回数を1回、使用者が吸込具7を往復運動させる時間を1秒とすると、第4の所定時間は1秒となる。また、所定回数を3回、使用者が吸込具7を往復運動させる時間を1秒とすると、第4の所定時間は3秒となる。
「第4の所定時間」、「所定回数」、及び「第5の所定時間」は、使用者の性別、年齢、腕力、被清掃面の種類、被清掃面上の塵埃量などにより決定されるもので、これらを考慮して、実験、シミュレーション、及びモニターのうちの何れかにより予め求めて設定しておいてもよい。
ここで、本実施の形態においては、電圧値A以上の信号が検出される回数を2回検出された場合について説明したが、電圧値A以上の信号が検出される回数が3回以上の場合も同様の制御を行うことができる。
電圧値A以上の信号が検出される回数が3回の場合、制御部3が電動送風機2の入力を「強1」から「強2」へと増加させるタイミングは、1回目の電圧値A以上の信号P1が検出されたあと、所定時間以内に2回目の電圧値A以上の信号P2が検出されたときでもよく、また1回目の電圧値A以上の信号P1が検出されたあと、所定時間以内に5回目の電圧値A以上の信号が検出されたときであってもよく、1回目の電圧値A以上の信号P1が検出されたあと、所定時間以内に何回目の電圧値A以上の信号が検出されたとき電動送風機2の入力を増加させるかは、上述した実験、シミュレーション、及びモニターのうちの何れかにより予め求めて設定しておけばよい。
また、電動送風機2の入力として「強2」よりも高い入力の「強3」を設け、制御部は、1回目の電圧値A以上の信号P1が検出されたとき「強1」へと増加させ、1回目の電圧値A以上の信号P1が検出された後、所定時間以内に2回目の電圧値A以上の信号P2が検出されたとき「強1」から「強2」へと増加させ、さらに2回目の電圧値A以上の信号P1が検出された後、所定時間以内に3回目の電圧値A以上の信号が検出されたとき「強2」から「強3」へと増加させるようにしてもよい。
なお、本実施の形態においては、1回目の電圧値A以上の信号P1が検出されたあと、所定時間以内に2回目の電圧値A以上の信号P2が検出された場合、制御部3は、電動送風機2の入力を「強1」から「強2」に増加させる制御を行うように構成されているが、電動送風機2の入力を「強1」とする時間を増加させるようにしてもよい。
図6(b)に示すように、制御部3は、1回目の電圧値A以上の信号P1が検出されたあと、所定時間以内に2回目の電圧値A以上の信号P2が検出された場合、制御部3は、
電動送風機2の入力を「強1」に増加させる時間が、図6(a)に示す電動送風機2の「強2」での運転終了時間T7よりも長くなるように図6(b)中の終了時間T8を設定し、この開始時間T0から終了時間T8までの第6の所定時間の間、電動送風機2の入力を「強1」に増加させる制御を行う。
この「第6の所定時間」は、使用者の性別、年齢、腕力、被清掃面の種類、被清掃面上の塵埃量などにより決定されるもので、これらを考慮して、実験、シミュレーション、及びモニターのうちの何れかにより予め求めて設定しておいてもよい。
以上のように本発明に係る電気掃除機は、吸込具が障害物に衝突したことにより障害物の種類を判断し状況に応じた制御を行うものであるため、家庭用の電気掃除機だけでなく、業務用の電気掃除機への応用展開も有用である。
1 電気掃除機本体
2 電動送風機
3 制御部
4 ホース
5 操作部
6 延長管
7 吸込具
8 障害物検知部

Claims (1)

  1. 吸引風を発生する電動送風機と、
    前記電動送風機への入力を制御する制御部とを有する掃除機本体と、
    下面に吸引口が設けられており、被清掃面の塵埃を吸引する吸込具と、
    一端が前記掃除機本体に接続されるホースと、
    一端が前記ホースの他端に接続され、他端が前記吸込具に接続される延長管と、を備え、前記吸込具には、前記吸込具が障害物に衝突した強さを検知する障害物検知部が設けられており、
    前記障害物検知部により検出される前記強さとして第1の基準値と、前記第1の基準値よりも高い第2の基準値とが設定され、
    前記制御部は、前記障害物検知部により検出される前記強さが、前記第1の基準値以上で、かつ、前記第2の基準値未満である場合には、第1の所定時間が経過するまで前記電動送風機の入力を第1の入力値に増加させ、前記障害物検知部により検出される前記強さが、前記第2の基準値以上である場合には、第2の所定時間が経過するまで前記電動送風機の入力を前記第1の基準値よりも高い第2の入力値に増加させる電気掃除機。
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