JP5034574B2 - 電気掃除機 - Google Patents

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Description

本発明は、一般家庭などにおいて掃除に使用される電気掃除機の制御に関するものである。
近年、さまざまな機能をもつ掃除機が提案されており、塵埃が通過する空気経路内に設けた塵埃センサーによって、塵埃量を判断し電動送風機の制御などを行うものも提案されている(例えば、特許文献1、2参照)。
特公平7−28847号公報 特許第3006145号公報
しかしながら、前記従来の電気掃除機の構成では、塵埃の数について検出信号であるパルスの数で、その大きさについてはパルスの幅で判断しているが、この場合に塵埃の大きさをパルス幅で見るための変換部の回路特性を考慮すると、検出できる塵埃の大きさには制限があることが解かってきた。家庭内にある塵埃の大きさは、掃除機で掃除するものだけでも面積的に数千倍以上の差があり、検出回路の特性(主に、信号の増幅率やその周波数特性など)を小さな塵埃に合わせると大きめの塵埃に対し、パルス数としては反応できてもパルス幅での判断は困難であり、その逆にある程度の大きさに特性を合わせると小さい塵埃に対する反応が困難になる。
また、吸気の流速とほぼ同速で吸引される検出部より十分に小さい塵埃に対しては、その大きさがパルス信号の幅として判断できるものではなかった。例えば、通過する塵埃の大きさを直径Xの球体、受光部の大きさを直径Yの円、通過速度を吸気速度とほぼ等しいZとすると、通過時間は(X+Y)/Zであるが、ここでX<<Yであるときには通過時間はY/Zとなり、塵埃の大きさによる通過時間の変化はほぼ無くなってしまうことになる。逆に、ある程度の大きさがあれば、通過時間にXの数値が影響を与えるとともに、吸気速度に対してその通過速度も遅くなる傾向もでてくるため、開示されている従来技術のようにパルス信号の幅による塵埃の大きさ判断が可能になる。よって、これまではある程度の大きさの塵埃に特性を合わせており、その制御についても十分に小さな塵埃に対しての有効な電力制御や表示制御を行うことができなかった。
本発明は、これら従来の課題を解決するもので、さまざまな塵埃の大きさに対して特性を合わせた複数の検出信号を出力できる検出部を備えた上で、複数の検出信号に対する判断をすることで、より精度よく小さい塵埃に対する制御を行え、併せて吸引力の低下を検出して、吸引力の低下に対応した電動送風機の制御も、精度良く行うことができる、使用性を向上した電気掃除機を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の電気掃除機は、含塵空気を吸引する電動送風機と、吸引した塵埃を集塵する集塵部と、所定の大きさの塵埃に対して反応する第1塵埃検出手段と、前記所定の大きさより小さな塵埃に対して反応可能な第2塵埃検出手段と、判断制御手段とを備え、前記判断制御手段は、前記各検出手段の検出結果に基づいて、前記電動送風機への電力供給量を制御すると共に、前記第2塵埃検出手段による塵埃検出のみが、所定時間継続して確認された場合には、前記集塵部に塵埃が溜まっていることにより吸引力が低下していると判断して、前記電動送風機への電力供給量を増やし、その後、所定時間が経過しても、前記第1塵埃検出手段による塵埃検出が確認できないときは、前記判断制御手段は、前記第2塵埃検出手段による塵埃検出のみが所定時間継続して確認されたことが、前記集塵部に塵埃が溜まっていることに起因するものではないと判断して、前記電動送風機への電力供給量を元に戻すものである。
これにより、塵埃の大きさについて小さな塵埃に適した検出信号とより大きな塵埃に適した検出信号とで判断して、より精度よく電動送風機の制御を行うことができ、また小さな塵埃のみを継続して吸引している状態から、集塵部のごみの溜まりによる吸引力の低下を検出して、吸引力の低下に対応した電動送風機の制御も、迅速且つ精度良く行うことができる。また、一度は、第2塵埃検出手段のみによる塵埃検出が所定時間継続して確認されたことが、集塵部に塵埃が溜まっていることによるものと判断したが、第1塵埃検出手段で検出できる大きさの塵埃が、そもそも床面等に存在していない場合など、前記判断が誤っていたことが直後に判明した場合に、電動送風機への電力供給量を元に戻すことができ、誤判断を修正して、制御の精度をさらに高めた、使い勝手の良い電気掃除機を提供することができる。
本発明の電気掃除機は、塵埃の大きさについて小さな塵埃に適した検出信号とより大きな塵埃に適した検出信号とで判断して、より精度よく電動送風機の制御を行うことができ、併せて、吸引力の低下を検出して、吸引力の低下に対応した電動送風機の制御も、迅速かつ精度良く行うことができるので、使用性を向上した電気掃除機を提供することができる。
の発明は、含塵空気を吸引する電動送風機と、吸引した塵埃を集塵する集塵部と、所定の大きさの塵埃に対して反応する第1塵埃検出手段と、前記所定の大きさより小さな塵埃に対して反応可能な第2塵埃検出手段と、判断制御手段とを備え、前記判断制御手段は、前記各検出手段の検出結果に基づいて、前記電動送風機への電力供給量を制御すると
共に、前記第2塵埃検出手段による塵埃検出のみが、所定時間継続して確認された場合には、前記集塵部に塵埃が溜まっていることにより吸引力が低下していると判断して、前記電動送風機への電力供給量を増やし、その後、所定時間が経過しても、前記第1塵埃検出手段による塵埃検出が確認できないときは、前記判断制御手段は、前記第2塵埃検出手段による塵埃検出のみが所定時間継続して確認されたことが、前記集塵部に塵埃が溜まっていることに起因するものではないと判断して、前記電動送風機への電力供給量を元に戻すことを特徴とするもので、一度は、第2塵埃検出手段のみによる塵埃検出が所定時間継続して確認されたことが、集塵部に塵埃が溜まっていることによるものと判断したが、第1塵埃検出手段で検出できる大きさの塵埃が、そもそも床面等に存在していない場合など、前記判断が誤っていたことが直後に判明した場合に、電動送風機への電力供給量を元に戻すことができ、誤判断を修正して、制御の精度をさらに高めた、使い勝手の良い電気掃除機を提供することができる。
の発明は、含塵空気を吸引する電動送風機と、吸引した塵埃を集塵する集塵部と、所定の大きさの塵埃に対して反応する第1塵埃検出手段と、前記所定の大きさより小さな塵埃に対して反応可能な第2塵埃検出手段と、判断制御手段とを備え、前記判断制御手段は、前記各検出手段の検出結果に基づいて、前記電動送風機への電力供給量を制御すると共に、前記第2塵埃検出手段による塵埃検出のみが、所定時間継続して確認された場合には、前記集塵部に塵埃が溜まっていることにより吸引力が低下していると判断して、前記電動送風機への電力供給量を増やし、その後、所定時間が経過するまでに、前記第1塵埃検出手段による塵埃検出が確認されたときは、前記集塵部に塵埃が溜まっている旨の報知を行うことを特徴とするもので、第2塵埃検出手段による塵埃検出のみが所定時間継続して確認されたことが、集塵部に塵埃が溜まっていることによるものとの判断が間違っていなかったことが、その後の電動送風機への電力供給量を増やしてから第1塵埃検出手段による塵埃検出が確認できたことで証明され、やはり、第1塵埃検出手段で検出できる大きさの塵埃が、床面等に存在していたけれども、集塵部のごみの溜まりにより吸引力が低下し、吸引できなかったことが事後的に証明され、その後、確信をもって集塵部に塵埃が溜まっている旨の報知を行えるものであり、さらに使い勝手の良い電気掃除機を提供することができる。
の発明は、含塵空気を吸引する電動送風機と、吸引した塵埃を集塵する集塵部と、所定の大きさの塵埃に対して反応する第1塵埃検出手段と、前記所定の大きさより小さな塵埃に対して反応可能な第2塵埃検出手段と、判断制御手段と、前記第1、第2の塵埃検出手段の検出結果より、前記第1、第2の塵埃検出手段が収納された塵埃検出部を通過する塵埃量を検知する塵埃量検知手段と、を備え、前記判断制御手段は、前記各検出手段の検出結果に基づいて、前記電動送風機への電力供給量を制御すると共に、前記第2塵埃検出手段による塵埃検出のみが、所定時間継続して確認された場合には、同時に前記塵埃量検知手段が検知する塵埃量を確認し、前記塵埃量からも、前記集塵部内に塵埃が溜まっていることにより吸引力が低下していると判断したときに、初めて、前記電動送風機への電力供給量を増やすようにしたことを特徴とするもので、集塵部のごみの溜まりにより吸引
力が低下を、さらに精度良く確認でき、誤った判断をすることがない、制御の精度をさらに高めた、使い勝手の良い電気掃除機を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
以下、本発明の第1の実施の形態について図面を用いて説明する。
図8は、電気掃除機の斜視外観図で、図9はその略断面図である。1は掃除機本体(以下、本体と称す)で、2は本体1内に収納される吸引力を発生させる電動送風機2である。本体1にはホース3が接続され、その一部に使用者が操作する操作部4が設けられている。また、本体1内には集塵袋(集塵部)5を収納した集塵室6がある。またホース3に設けられている7は後述する第1塵埃検出手段10および第2塵埃検出手段11が収納されている塵埃検出部で、図7はこの部分の略断面図である。
次に、図1は、この電気掃除機の制御ブロック図で、8は電動送風機2を駆動するための双方向性サイリスタなどで構成された駆動手段である。9はマイクロコンピュータなどで構成される判断制御手段である。判断制御手段9は操作部4からの操作信号を受けて判断し、駆動手段8へ駆動信号を送る。10は第1塵埃検出手段、11は第2塵埃検出手段であり、その構成として、赤外発光ダイオードとフォトトランジスタなどで構成された塵埃感知部12と、塵埃感知部12の出力信号に対して、オペアンプやコンパレータなどで構成された増幅機能とフィルタ機能を有した所定の第1増幅率をもって検出信号を判定出力する第1塵埃検出手段10と、さらに大きな第2増幅率をもつ第2増幅部をもって検出信号を判定出力する第2塵埃検出手段11からなっている。これらの検出手段の検出結果を判断制御手段9へ送信する手段の例として、塵埃の検出をパルス信号に変換してそのパルス数をカウントする方式を説明する。13は第1塵埃検出手段の検出信号を受けてカウントする第1塵埃計数手段であり、14は第2塵埃検出手段の検出信号を受けてカウントする第2塵埃計数手段である。15は、第1塵埃計数手段13や第2塵埃計数手段から構成された塵埃量検知手段で、塵埃検出信号から判断制御手段9に対して判断できる塵埃量を送るものである。また、20はLEDなどで構成された検出報知手段であり、塵埃の検出状況を判断制御手段9からの信号を受けて使用者に報知するものである。
21はLEDなどで構成された集塵量報知手段であり、集塵袋5に蓄積された塵埃量すなわち集塵量に応じて判断制御手段9からの信号を受けて表示し、使用者に報知するもので、22は集塵袋5を交換した場合に判断制御手段9が判断している蓄積量をクリア処理するためのスイッチなどで構成された蓄積クリア入力手段であり、この入力によって、判断制御手段9は蓄積量をクリアし、次の蓄積量判断を始める。23は、例えばスライドスイッチなどで構成された塵埃検出結果に対する電力制御則や報知制御則の設定を使用者が切り替えるための設定入力手段であり、この設定により、どの大きさの塵埃をどのくらい検出したかによる電動送風機2の通電量の制御や使用者への報知レベルを変更することができるものである。また、25は吸込具を特定するための吸込具設定手段で、24は吸込具設定手段25からどの吸込具が接続されているかを判断する吸込具判断手段である。この構成としては、25を所定の抵抗で構成して所定の電流を流し、抵抗値によって生じる電位差から吸込具判断手段24が接続されている吸込具を特定する方式を例として説明するが、接続された吸込具を特定することが目的であるので、なんらかの送受信手段を備えて、個別認識が行えればよいのは言うまでもない。
以下、これらの動作を説明する。
まず、本体1を商用電源(図示せず)に接続し、使用者は操作部4によって運転を指示する。操作部4から判断制御手段9に操作信号が送られ、操作された内容にしたがって、判断制御手段9は所定の初期値(例えば300W)の電力で運転が行われるように駆動手段8へ駆動信号を送る。駆動手段8は送られてきた信号によって電動送風機2への通電を行い、電動送風機2は回転を開始し、吸引力が発生する。
この吸引力によって、吸引された塵埃は、ホース3を経て本体1内の集塵室6の集塵袋5へ集塵される。この間、図7に示すように、集塵検出部7の吸引経路内を塵埃が通過する、つまり発光部と受光部の間を塵埃が通過することで受光量が変化し、その変化量は塵埃の大きさに依存する。つまり、塵埃感知部12での受光量の変化が、第1塵埃検出手段10と第2塵埃検出手段11に信号を送られ、まず、第1塵埃検出手段10で受けた信号を第1増幅部で増幅し、この結果が、所定の閾値を越えていれば、第1の塵埃検出信号として出力する。さらに、第1塵埃検出手段10の出力結果に関わらず、第2塵埃検出手段11では、受けた信号を第2増幅部での増幅し、所定の閾値を越えていれば、第2の塵埃検出信号として出力する。このとき、第2の増幅率は第1の増幅率よりも大きく設定しておくことで、比較的大きな塵埃の場合には、第1増幅率でも反応したと判定でき、第1の塵埃検出信号、第2の塵埃検出信号ともに出力される。小さな塵埃の場合には第1増幅率では判定レベルに達せず、第2増幅率でのみ反応したと判定でき、第2の塵埃検出信号のみが検出され出力される。増幅率の差で大きさ判定を分別することで、受発光部分の通過速度が等しく、パルス幅では十分な差が得られない塵埃(例えば径が0.1mmの塵埃と0.03mmの塵埃)であっても、信号として区別できる。
次に、塵埃量検知手段15では、第1塵埃計数手段13が第1の塵埃検出信号をあらかじめ定めた所定単位時間カウントし、第2塵埃計数手段14が第2の塵埃検出信号を同様に所定単位時間カウントし、そのカウント結果を判断制御手段9へ送られる。判断制御手段9は、図2に示すように個別にまず判断し、表1に示すようにそれぞれのカウントされた塵埃量に対し、電力設定を一旦設定する。この設定は第2の塵埃計数手段14によってカウントされる塵埃が、第1の塵埃計数手段13によってカウントされる塵埃より小さく、その数が多くなることから、汚れ度判定の絶対値を大きくし、同時に吸引のためのパワーは少なくて済むので、電力設定値は小さくしている。これを考慮して、実際に表1のような個別に適応させた設定ができる。その上で、第1の塵埃計数手段13及び第2の塵埃計数手段14の結果にもとづく電力設定から大きい方の電力値を判断制御手段9は電動送風機2の電力供給量として決定して、駆動手段8への信号を送る。駆動手段8はその信号に従って電動送風機2を駆動し、塵埃の量と大きさに応じた電動送風機2の運転が可能となり、エネルギー効率もよい使用性の高い制御が可能になる。
Figure 0005034574
また、これらの汚れ度に応じて、検出報知手段20を用いて表示することで、使用者に検出状況を報知すれば、汚れ度すなわち清掃状況に応じた掃除ができるので、効率的な清掃が可能となる。また、小さい塵埃とより大きな塵埃とを区別して表示すればさらに塵埃の分布などもわかり、汚れのたまり具合なども予想できるため、さらに効率的な運転ができる。もちろん、表示ではなく、音声などによる報知でも同様の効果がある。
ちなみに、第1塵埃計数手段13でカウントできる塵埃は、第2塵埃計数手段14でも同時にカウントされるので、通常はこれを考慮して設定するが、回路構成によって第1の塵埃検出信号と第2の塵埃検出信号の出力が排他的な処理を行ってどちらかしか出力されないようにし、通信回路の効率化を図ることでコストを抑える方法もあるので、その場合には、塵埃量検知手段15において自動的に第1の塵埃計数結果を第2の塵埃計数結果に加算する選択機能を持たせることで、回路構成に左右されることなく制御を合わせることができる。
また、複数の制御則を準備して、操作部4もしくは別途、例えば掃除機本体1の上部などに設定入力手段23をスライドスイッチとして設けて、被掃除面の状況により、使用者が使いたい運転を選択させてもよい。通常、人の動きが活発な環境や就寝時のみ使用する環境、あるいはスポット的にのみ使用する場合など、その塵埃の大きさや量に対する電力制御則や報知制御則の最適設定は異なる。例えば、就寝時のみ使用する環境では、大きな塵埃の発生頻度は少なく、より清潔さを求めるのに対し、人の動きが活発な環境やスポット掃除に用いる場合には、どちらかと言えば、ある程度の大きさをもった塵埃の吸引が主な目的になると考えられる。使用者がこういった使用環境あるいは用途に応じて、設定を変更できるように入力手段をもつことで、より使い勝手を高めることもできる。
さらに、特定の吸込具、例えばふとん掃除用、スキマ用、衣服がけ用、といった個別の吸込具に、吸込具設定手段25として、それぞれ異なる抵抗を配し、ホース3などを介して所定の電流を流すことで、そのときに生じる電位差を吸込具判断手段24によって区別判断し、制御側を切り替えることも効果がある。例えば、衣服がけ用吸込具は、塵埃量としては敏感に報知できるよう設定するとともに、衣服にダメージを与えないように、また操作する上で吸い付き過ぎないように電力制御量を小さめに抑えるとよい。また、ふとん掃除用やスキマ用の吸込具は、電力制御量も大きめにしておき、十分な吸引能力を持たせるようにするなどして、自動的に電力制御則や報知制御則を切り替えることで、より使い勝手を高めることもできる。さらなる展開として、多目的な吸込具を考慮した場合に、その吸込具の形状の一部変化に連動して、制御則が切り替わるように吸込具設定手段25の設定(例えば合成抵抗値)が切り替わる構成も考えられ、より使い勝手を高めることも可能である。
また、判断制御手段9は、第1の塵埃計数手段13及び第2の塵埃計数手段14の結果から集塵袋5へ集塵された蓄積量が大きさを考慮して判断できるので従来のものより精度よく、その蓄積量を集塵量報知手段21によって使用者へ報知できる。このとき集塵袋5を交換するなどした場合には、蓄積クリア入力手段22から信号を判断制御手段9へ送り、その蓄積量のクリア処理を行えるようにする。蓄積クリア手段22は使用者が操作するスイッチで構成した入力手段でも良いが、集塵袋5の交換を集塵室6内にスイッチやセンサなどを設けて自動的に処理できるようにしてもよいのは言うまでもない。
また、上記に加えて、第2塵埃検出手段11による塵埃検出のみが、所定時間(例えば、数分間)継続して確認された場合には、所定の大きさより小さな塵埃のみが吸引されていることになり、集塵袋5に塵埃が溜まっていることにより吸引力が低下しているものと類推できるため、電動送風機2への電力供給量を増やすことで吸引力を大きくし、吸引力の低下に対応した電動送風機2の制御を、迅速かつ精度良く行うことができるものである。
尚、前記、第1塵埃計数手段13や第2塵埃計数手段から構成された塵埃量検知手段15によっても集塵袋5内の塵埃量が検知できるため、上記第2塵埃検出手段11による塵埃検出のみが、所定時間継続して確認された場合に、塵埃量検知手段15の情報も併せて確認するようにすれば、吸引力の低下に関する、さらに精度の高い制御が可能となるものである。
さらに、上記集塵袋5のごみの溜まりにより吸引力が低下していると判断して、電動送風機2への電力供給量を増やした後に、所定時間が経過しても、第1塵埃検出手段10による塵埃の検出が確認できないときは、電動送風機2への電力供給量を元に戻すことで、第1塵埃検出手段10で検出できる大きさの塵埃が、そもそも床面等に存在していない場合など、第2塵埃検出手段11のみによる塵埃検出が所定時間継続して確認されたことが、集塵袋5に塵埃が溜まっていることによるものであるとする判断が、実は誤っていたと認識できる場合に、電動送風機2への電力供給量を元に戻すことができ、誤判断を修正して、制御の精度をさらに高めた、使い勝手の良い電気掃除機を提供することができる。
また、上記集塵袋5のごみの溜まりにより吸引力が低下していると判断して、電動送風機2への電力供給量を増やした後、所定時間が経過するまでに、第1塵埃検出手段10による塵埃検出が確認できたときは、やはり、第1塵埃検出手段10で検出できる大きさの塵埃が、床面等に存在はしていたけれど、集塵袋5のごみの溜まりにより吸引力が低下し、吸引できなかったことが事後的に確認でき、その後、集塵袋5に塵埃が溜まっている旨の報知を行う際も、確信をもって行うことができ、さらに使い勝手の良い電気掃除機を提供することができる。
また本実施の形態において、集塵部を集塵袋を例にとって説明してきたが、これに限定されるものではなく、例えば集塵室から着脱自在な、樹脂等で構成された集塵ケース、あるいは、前記集塵室そのものであっても支障がないものである。
(実施の形態2)
以下、本発明の第2の実施の形態について図面を用いて説明する。第1の実施の形態と同一構成部分については、同一番号を付与して説明を省略する。
第1塵埃検出手段10と第2塵埃検出手段11の出力から塵埃量検知手段15で塵埃量を検知するための別の構成例として、パルス信号のカウント処理を行わず、信号用の電圧をトランジスタとツェナーダイオードあるいは抵抗などから構成して複数の電圧レベルに変化させて、判断制御手段9へ検出信号として送る方法もある。図3に示すように、塵埃量検知手段15を第1電圧判定手段16と第2電圧判定手段17から構成する。
動作としては、第1塵埃検出手段10が塵埃を検出した場合の出力電圧と、第2塵埃検出手段11が塵埃を検出した場合の出力電圧とをあらかじめ定めておき、図4に示すように塵埃量検知手段15内の第1電圧判定手段16と第2電圧判定手段17とが個別に判断を行い、その検出結果を判断制御手段9へ伝える。このとき、大きい方の塵埃の検出結果には小さい方を検出もあったものとして処理させてもよいし、結果の電圧の出力を時分割し、タイミングを分けて第1電圧判定手段16の判定と第2電圧判定手段17の判定を個々に行うようにしてもよい。
さらに、別の構成として、図5に示すように、一旦、第1塵埃検出手段10と第2塵埃検出手段11の出力から塵埃信号重畳手段18で、あらかじめ定めた通信則で信号として重畳し、塵埃量検知手段15の中に塵埃信号分離手段19を設けて、重畳時の処理に基づいて、再度どちらかあるいは両方から検出信号が入力されたかを検知できるようにする例も考えられる。
この動作としては、塵埃信号重畳手段18が、例えば出力結果を基準のタイミングから時分割あるいは周波数帯を分けて、重畳した信号パルスとして送信し、塵埃量検知手段15の中に塵埃信号分離手段19は、これを受信して、図6のように再度、それぞれの出力結果を判断して、判断制御手段9へ伝える。この構成の場合は無線通信を用いるなど、さらに情報量を増やして制御させることも容易に考えられる。
また、吸込具設定手段25と吸込具判断手段24の構成も、その接続された吸込具が特定できれば、その方法は問わないため、無線や赤外線などの通信を使った場合には、塵埃を検出した信号と復号して送ることで、効率的な処理を行って検出報知を含め、使い勝手の良い掃除機を提供することも可能であろう。
また、ここまでの実施の形態としては塵埃検出手段を2種類として説明したが、使用目的や周波数特性などを考慮して、より大きさの区別を増やしたり検出精度向上の目的でより多数の塵埃検出信号にわけて制御してもよい。基本的な動作の流れは変わらないが、電力制御則や報知制御則を、塵埃検出信号として区別する数にあわせて用意し、かつ統合判断する制御則を用意して電動送風機2の電力制御や検出報知手段20の報知制御を行えばよい。例えば、一番多く反応した塵埃の制御設定を用いたり、一番強い制御設定を用いるなどが考えられる。
以上のように、塵埃の大きさに対して特性を合わせた複数の検出信号を判断することで、より精度よく電力制御を行え、使用性の高い電気掃除機を提供することができる。
以上のように、本発明にかかる電気掃除機は、塵埃検出について小さな塵埃に適した検出信号とより大きな塵埃に適した検出信号とを分別判断し制御することで、より精度よく電力制御を行え、塵埃検出制御を行う電気掃除機に特に有用である。
本発明の実施の形態1における電気掃除機の制御システムブロック図 同電気掃除機の塵埃検出信号処理の一例を示すフローチャート 本発明の実施の形態2における電気掃除機の制御システムブロック図 同電気掃除機の塵埃検出信号処理の一例を示すフローチャート 本発明の実施の形態2における電気掃除機の別の例を示す制御システムブロック図 同電気掃除機の塵埃検出信号処理の一例を示すフローチャート 本発明の電気掃除機の塵埃検出部を示す略断面図 同電気掃除機の外観斜視図 同電気掃除機の略断面図
符号の説明
1 本体
2 電動送風機
4 操作部
5 集塵袋(集塵部)
8 駆動手段
9 判断制御手段
10 第1塵埃検出手段
11 第2塵埃検出手段
13 第1塵埃計数手段
14 第2塵埃計数手段
15 塵埃量検知手段
16 第1電圧判定手段
17 第2電圧判定手段
18 塵埃信号重畳手段
19 塵埃信号分離手段
20 検出報知手段
21 集塵量報知手段
23 設定入力手段
24 吸込具判断手段
25 吸込具設定手段

Claims (3)

  1. 含塵空気を吸引する電動送風機と、吸引した塵埃を集塵する集塵部と、所定の大きさの塵埃に対して反応する第1塵埃検出手段と、前記所定の大きさより小さな塵埃に対して反応可能な第2塵埃検出手段と、判断制御手段とを備え、前記判断制御手段は、前記各検出手段の検出結果に基づいて、前記電動送風機への電力供給量を制御すると共に、前記第2塵埃検出手段による塵埃検出のみが、所定時間継続して確認された場合には、前記集塵部に塵埃が溜まっていることにより吸引力が低下していると判断して、前記電動送風機への電力供給量を増やし、その後、所定時間が経過しても、前記第1塵埃検出手段による塵埃検出が確認できないときは、前記判断制御手段は、前記第2塵埃検出手段による塵埃検出のみが所定時間継続して確認されたことが、前記集塵部に塵埃が溜まっていることに起因するものではないと判断して、前記電動送風機への電力供給量を元に戻すことを特徴とする電気掃除機。
  2. 含塵空気を吸引する電動送風機と、吸引した塵埃を集塵する集塵部と、所定の大きさの塵埃に対して反応する第1塵埃検出手段と、前記所定の大きさより小さな塵埃に対して反応可能な第2塵埃検出手段と、判断制御手段とを備え、前記判断制御手段は、前記各検出手段の検出結果に基づいて、前記電動送風機への電力供給量を制御すると共に、前記第2塵埃検出手段による塵埃検出のみが、所定時間継続して確認された場合には、前記集塵部に塵埃が溜まっていることにより吸引力が低下していると判断して、前記電動送風機への電力供給量を増やし、その後、所定時間が経過するまでに、前記第1塵埃検出手段による塵埃検出が確認されたときは、前記集塵部に塵埃が溜まっている旨の報知を行うことを特徴とする電気掃除機。
  3. 含塵空気を吸引する電動送風機と、吸引した塵埃を集塵する集塵部と、所定の大きさの塵埃に対して反応する第1塵埃検出手段と、前記所定の大きさより小さな塵埃に対して反応可能な第2塵埃検出手段と、判断制御手段と、前記第1、第2の塵埃検出手段の検出結果より、前記第1、第2の塵埃検出手段が収納された塵埃検出部を通過する塵埃量を検知する塵埃量検知手段と、を備え、前記判断制御手段は、前記各検出手段の検出結果に基づいて、前記電動送風機への電力供給量を制御すると共に、前記第2塵埃検出手段による塵埃検出のみが、所定時間継続して確認された場合には、同時に前記塵埃量検知手段が検知す
    る塵埃量を確認し、前記塵埃量からも、前記集塵部内に塵埃が溜まっていることにより吸引力が低下していると判断したときに、初めて、前記電動送風機への電力供給量を増やすようにしたことを特徴とする電気掃除機。
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