JP2007319448A - 電気掃除機 - Google Patents

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Abstract

【課題】布団掃除等、被掃除物の吸込み口への吸い付きにより電気掃除機の操作性が低下を防止する制御方法を提供すること。することを、吸い付きによる風量低下が発生した場合には、入力を減少させることで、被掃除物への吸い付きを抑えることができるため、使用性の良い電気掃除機を提供できるものである。
【解決手段】ファンモータ1と、風量検出手段6と、ファンモータの入力を制御する制御手段3とを備え、制御手段3は風量検出手段6からの信号が、風量低下状態から開放状態に復帰した場合、風量低下する前の開放状態の入力よりも、ファンモータ1の入力を減少させることにより、布団掃除に最適な入力に設定することができるため、布団の吸い付きを抑えられた使用性の良い電気掃除機を提供できるものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、布団掃除する際に使用する電気掃除機の制御方法に関するものである。
生活環境の変化により、ハウスダストに対する関心が高まっている。なかでもアトピー性皮膚炎や喘息などのアレルギーを引き起こす原因だと言われているダニアレルゲン(ダニやダニの排泄物等)が注目されつつある。その多くは寝具に潜んでおり、その駆除方法としては、天日干しや、叩く方法もあるが、寝具に掃除機をかけて、布団の中のダニアレルゲンを駆除するのが最も効果的とされている。
従来、この種の電気掃除機としては、使用者の感覚で掃除を行なっていた布団掃除を、しっかりとダニを吸い取ることが出来るように、使用者が布団掃除運転モードに切替えて、吸込具の前進・後退の反転時期を指示する指示音を一定時間毎に発音して報知するものがあった(例えば、特許文献1参照)。
その他、塵埃が通過する空気経路内に設けた塵埃検出センサーによって、塵埃の大きさや数を判断し、ファンモータの制御を行い、均一な掃除を行うものがあった(例えば、特許文献2参照)。
特開平2−121616号公報 特公平7−28847号公報
しかしながら、上記従来の方式では、布団や毛布等、重量の軽い物を掃除しようとすると、電気掃除機の吸い込み力が強すぎると、電気掃除機の吸い込み口に被掃除物が吸い込まれてしまい、其の都度使用者が被掃除物を取り除くか、或いは電気掃除機の運転を停止させて、吸着を解除する必要性があり、使用性が良いとはいえないものであった。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、使用者が布団掃除を行う際に、布団の電気掃除機の吸い込み口への吸い付きを抑え、操作性の良い電気掃除機を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために本発明の電気掃除機は、吸引風を発生するためのファンモータと、塵埃を吸い込むための開口部を有する吸込具と、前記吸込具と前記ファンモータとを連通する吸気経路部と、前記吸気経路部内を流れる吸引風の風量を検出する風量検出手段と、運転モードの切り替え操作を受け付ける入力設定手段と、前記入力設定手段及び前記風量検出手段からの信号により前記ファンモータの入力を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記開口部が閉塞されることにより風量が所定量以上低下した後、閉塞が解除されて風量が増加した場合、前記ファンモータの入力を風量が低下する前よりも減少させることを特徴としたもので、布団掃除等、被掃除物の吸込み口への吸い付きにより電気掃除機の操作性が低下することを、吸い付きによる風量低下が発生した場合には、入力を減少させることで、被掃除物への吸い付きを抑えることができるため、使用性の良い電気掃除機を提供できるものである。
本発明の電気掃除機は、吸い込み口に布団等の被掃除物が吸着する一時的な風量低下から復帰する度に電気掃除機の入力を下げることで、風量低下と復帰を繰り返すうちに掃除対象の被掃除物に最適な入力に設定することができるので、吸い付きの無い、使用性の良い電気掃除機を提供できるものである。
第1の発明は、吸引風を発生するためのファンモータと、塵埃を吸い込むための開口部を有する吸込具と、前記吸込具と前記ファンモータとを連通する吸気経路部と、前記吸気経路部内を流れる吸引風の風量を検出する風量検出手段と、運転モードの切り替え操作を受け付ける入力設定手段と、前記入力設定手段及び前記風量検出手段からの信号により前記ファンモータの入力を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記開口部が閉塞されることにより風量が所定量以上低下した後、閉塞が解除されて風量が増加した場合、前記ファンモータの入力を風量が低下する前よりも減少させることを特徴としたものである。
そして、布団等を掃除している場合に風量が低下するのは、電気掃除機内部に塵埃が堆積し、風量が低下する場合では無く、吸い込み口に布団等が吸着する一時的なものが非常に多いため、使用者が吸着を取り除き、電気掃除機が風量低下から復帰する度に、入力を下げることで、風量低下と復帰を繰り返すうちに布団掃除に最適な入力に設定することができるため、布団の吸い付きが抑えられた使用性の良い電気掃除機を提供できるものである。
第2の発明は、特に第1の発明において、制御手段は、入力設定手段によってファンモータが停止した場合、ファンモータへの入力を初期値に戻すことを特徴としたもので、使用者が別の布団を掃除するために電気掃除機を停止モードへ切替えた際には、掃除を終えた布団に合わせていた再設定することで、その次の布団での最適な入力にすることができ、使用性の良い電気掃除機を提供できるものである。
第3の発明は、吸引風を発生するためのファンモータと、塵埃を吸い込むための開口部を有する吸込具と、前記吸込具と前記ファンモータとを連通する吸気経路部と、前記吸気経路部内に設けられた塵埃検出手段と、前記吸気経路部内を流れる吸引風の風量を検出する風量検出手段と、運転モードの切り替え操作を受け付ける入力設定手段と、前記入力設定手段及び前記風量検出手段からの信号により前記ファンモータの入力を制御すると共に、前記塵埃検出手段からの信号により所定の変動幅で入力を可変するで制御手段とを備え、前記制御手段は、前記開口部が閉塞されることにより風量が所定量以上低下した後、閉塞が解除されて風量が増加した場合、前記ファンモータの入力を風量が低下する前よりも減少させると共に、前記変動幅を小さくすることを特徴としたものである。
そして、第1の発明の効果に加え、塵埃検出手段の信号に応じて所定の変動幅でファンモータの入力を変更できるので閉塞によりファンモータの入力が低下したとしても、塵埃が多いときは一時的に入力を大きくすることで確実な集塵を行うことが出来る。
第4の発明は、特に第3の発明において、制御手段は、入力設定手段によってファンモータが停止した場合、ファンモータへの入力量及び変動幅を初期値に戻すことを特徴としたもので、使用者が別の布団を掃除するために電気掃除機を停止モードへ切替えた際には、掃除を終えた布団に合わせていた再設定することで、その次の布団での最適な入力にすることができ、使用性の良い電気掃除機を提供できるものである。
第5の発明は、使用者に塵埃の有無を報知する報知手段と、塵埃検出手段からの信号を受信し、前記報知手段への通電動作信号を出力する報知制御手段を備え、報知制御手段は開口部の閉塞と閉塞の解除の繰り返しによる入力の低減度合い応じて、報知する時間を変更することを特徴としたもので、風量低下と風量復帰を繰り返し、ファンモータの通電時間が減少し、入力が低下すると、電気掃除機の吸い込み力が低下するため、塵埃を捕集する能力が減少する。そのため、制御手段は塵埃検出手段から検出された信号が同じであっても、その時の入力が低ければ低いほど、報知手段で報知する時間を増加させることにより、使用者に掃除をするよう促し、入力の大小に関わらず同程度の掃除効果を実現できることとなり、布団の吸着も抑制され、かつ、集塵性能の高い電気掃除機を提供できるものである。
第6の発明は、制御手段は塵埃検出手段で検出された塵埃量の時間当たりの変化量が所定値より大きい時、ファンモータの入力を初期値に戻すことを特徴としたもので、塵埃量が急激に変化するのは、使用者が別の布団を掃除し始めたと考えられるため、それまでに入力を減少させてたものを元に戻すことで、その次の布団での最適な入力にすることができ、使用性の良い電気掃除機を提供できるものである。
第7の発明は、吸引風を発生するためのファンモータと、塵埃を吸い込むための開口部を有する吸込具と、前記吸込具と前記ファンモータとを連通する吸気経路部と、前記吸気経路部内を流れる吸引風の風量を検出する風量検出手段と、運転モードの切り替え操作を受け付ける入力設定手段と、前記入力設定手段、及び、前記風量検出手段からの信号により前記ファンモータへ入力を制御する制御手段と、使用者に塵埃の有無を報知する報知手段と、前記塵埃検出手段からの信号を受信し、前記報知手段への通電動作信号を出力する報知制御手段とを備え、報知制御手段は塵埃の量に応じて報知手段の報知時間を可変すると共に、制御手段はファンモータの入力は変化させない運転モードを有することを特徴としたもので、吸い込み口に布団が吸着しないような入力で一定に保ち、報知制御手段が塵埃検出手段で検出した塵埃の量に応じて報知時間を変動させることにより、布団が吸い込み口に吸着しない入力で、使用者は報知手段の報知時間に合わせて布団の掃除を行うこととなり、布団の吸着は抑制され、かつ、集塵性能の高い電気掃除機を提供できるものである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態によって本発明が限定されるものでは無い。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における電気掃除機の制御ブロック図であり、図2は同実施の形態における電気掃除機の概略図であり、図3は同実施の形態における布団掃除における吸引風の風量とファンモータの入力の関係を示すグラフ、図4は同実施の形態における入力とゴミ取れ性の相関図、図5は電気掃除機で布団掃除を行った際の塵埃量の推移図である。
図1、2において、ファンモータ1は電気掃除機本体8に塵埃を吸引するための吸込力を発生させるものである。集塵手段10はファンモータ1よりも吸気側に備えられており、ファンモータ1によって吸引された塵埃と吸気風の内、吸気風のみを通過させることで塵埃を集塵する。
ホース11は塵埃を集塵手段10へ中継するもので、電気掃除機本体8と、入力設定手段2とを接続している。吸気経路部5はファンモータ1とホース11との間にあり、両者を繋いでいる。塵埃検出手段12は吸気経路部5内部に設置されており、赤外発光ダイオード12a(以下、発光部と称す)とフォトトランジスタ12b(以下、受光部と称す)で構成されている。この塵埃検出手段12は制御手段3及び、報知制御手段16に接続されている。報知手段13は報知制御手段16からの信号で駆動し、使用者に塵埃の存在を報知する。本実施の形態では報知手段13を可視発光ダイオード15で構成している。
入力設定手段2は、使用者が入力の高い強運転モードや、布団を掃除するための布団モードや、入力の低い弱運転モード等を選択し、制御手段3に信号を伝達する運転切替スイッチ2aと、操作することでファンモータ1を停止させる信号を制御手段3に伝達する運転停止スイッチ2bから構成されている。制御手段3は入力設定手段2、塵埃検出手段12、及び風量検出手段6からの信号に応じて、ファンモータ駆動手段4への動作信号を変化させて位相制御を行うことで、ファンモータ1の入力を可変させる。延長パイプ9は、入力設定手段2があるホース11の先端部に着脱自在に接続されており、伸縮自在となっており、且つその先端部には吸引風により、塵埃を吸引するたのめ開口部を有する吸込具7が着脱自在に接続してある。
風量検出手段6は、電気掃除機の吸気側の風量を検出するもので、本実施の形態では、電流値を測定できるカレントトランス14でファンモータ1の電流値を検出することで、擬似的に風量を検出する。このカレントトランス14は制御手段3に接続されている。
以上のように構成された電気掃除機について、以下、図3、及び4を用いてその動作、作用について説明する。
まず、電気掃除機本体8を商用電源(図示せず)に接続し、使用者は入力設定手段2によって運転開始を指示する。入力設定手段2から制御手段3に操作信号が送られ、操作された内容にしたがって、制御手段3は初期値(例えば800W)の電力で運転が行われるようにファンモータ駆動手段4へ駆動信号を送る。ファンモータ駆動手段4は送られてきた信号によってファンモータ1への通電を行い、ファンモータ1は回転を開始し、吸引力が発生する。
この吸引力によって、吸込具7より吸引された塵埃は、延長パイプ9の中を通って、ホース11を経て本体1内の集塵手段10へ集塵される。この間、塵埃検出手段12の吸引経路内を塵埃が通過する。つまり発光部12aと受光部12bの間を塵埃が通過することとなり、受光部12bが受ける受光量が変化するので塵埃検出手段12は検出信号として制御手段3に信号を送る。制御手段3はその信号に応じて報知手段13に駆動信号を発信するとともに、ファンモータ駆動手段4へも入力可変信号を発信する。この信号を受信した報知手段13は点灯することで使用者に塵埃が吸い込まれていることを報知する。
一方、制御手段3からの入力可変信号を受信したファンモータ駆動手段4は、受信した信号レベルに応じて、ファンモータ1への通電時間を可変し、ファンモータ1の入力を所定の変動幅で変化させる。例えば、図3に示す様に開放時の入力が800Wである点Hで動作していた場合に塵埃を検出すると、その塵埃の量に応じてXだけ入力を上昇させる。本実施の形態ではXは100Wに設定しており、ファンモータ1の入力は900Wまで上昇する。そして所定の時間経過後800Wに戻すといった動作である。
使用者が布団を掃除するために入力設定手段2を操作し、電気掃除機を布団掃除モードにする。布団に含まれている塵埃や、ダニ等が塵埃検出手段12によって検出され、制御手段3に伝達される。制御手段3は可視発光ダイオード15を点灯させる信号を発信し、可視発光ダイオード15は点灯することで、使用者に塵埃を吸引していることを報知する。
この時、布団が吸い込み具7に吸着してしまった場合の動作について図3を用いて説明する。
開放状態で入力が800Wで掃除動作を行っているとする(図3点H)。そして、吸込み具7への布団の吸い付きが発生すると、その影響で電気掃除機の風量は低下し、カレントトランス14に流れる電流値が減少するため、入力も減少する(図3点A)。制御手段3はファンモータ1に流れる風量が低下したことで発熱が増えるため、ファンモータ1を保護する動作を行う。例えば入力が800Wであったものを開放状態で200Wに入力を減少させる(図3点B)。
この動作で入力が下がることにより、発熱が低減できる。
その後、使用者が吸い込み具7に吸着した布団を取り除くと、吸引風量が増加し、カレントトランス14に流れる電流も増加するため、入力も増加する(図3点C)。この時、制御手段3は布団が吸い込み具7に吸着する前の開放時の入力800Wには戻さずに、その入力よりも一段階下げた、例えば700Wとし(図3点D)、塵埃検出手段12による入力の変動幅Yも一段階下げ80W(X>Y)としている。これは入力を800Wに戻すと、再び吸込み具7に布団が吸着してしまうと推定されるため、800Wよりも低い入力にする。また合わせて塵埃検出手段12による入力変動の幅もより小さくすることで、布団の吸着を低減するためである。開放時の入力が700Wとなった後も、布団が吸い込み具7に吸着すると、電気掃除機の風量は低下し、入力が減少する(図3点E)。すると、制御手段3は再び開放入力を200Wに減少させる(図3点F)。使用者が吸着した布団を取り除くと、風量が上昇し、入力が増加する(図3点C)。この時、制御手段3は入力を700Wには戻さずに、今度は更に1段階下げた、例えば600Wとする(図3点G)。この様に布団が吸い込み具7に吸着しない入力となるまで、このサイクルを繰り返す。
以上にように、布団を掃除している場合に風量が低下するのは、電気掃除機本体8内部に塵埃が堆積し、風量が低下する場合は少なく、吸い込み具7に布団が吸着する一時的なものが多いため、使用者が布団の吸着を取り除き、電気掃除機が風量低下から復帰する度に、入力を下げることによって、風量低下と復帰を繰り返すうちに、掃除中の布団に最適な入力としていき、吸い付きの抑制された、使用性の良い電気掃除機を提供できるものである。
なお、本実施の形態の電気掃除機では、風量検出手段6として、ファンモータ1の電流を検知して説明したが、圧力、ファンモータ1の回転数、風量で検知してもよいことは言うまでもない。
つぎに、使用者が布団掃除モードから、運転停止スイッチ2bを操作して、電気掃除機を停止させて、その後、再び布団掃除モードで運転を開始すると、使用者が今まで掃除していた布団の掃除を終了し、別の布団掃除を開始したことが考えられる。
布団が変わると、布団の材質、重量等が変わるため、それまでの布団に対して設定されていた入力では、吸い込み具7にその布団が吸着する可能性もあり、また逆に吸い込み力が足りずに、布団内部の塵埃を吸引できない可能性もある。
そこで、制御手段3は、前回までの布団に合わせて設定されていた入力情報をリセットし、再び今回の布団に合わせた入力に設定するように、ファンモータ駆動手段4に信号を出力する。即ち、初期値(本実施の形態においては入力は800W、変動幅は100W)に戻して、同様の制御を開始するようにする。
なお、本実施の形態においては、塵埃検出手段を有するもので説明を行ったが、塵埃検出手段を用いなくても、閉塞と閉塞の解除により入力を段階的に低減するだけでも、布団の掃除において吸い付きを低減して操作性を向上させるという主要な効果を得ることが出来ることは言うまでもない。
以上のように、布団掃除後に運転停止スイッチ2bを操作されると、それまでの入力情報をリセットすることで、別の布団にも最適な入力で掃除を行うことができ、布団の吸着が少なく、かつ集塵力のある電気掃除機を提供できるものである。
或いは、図4のように運転開始時に開放状態で入力が800Wで掃除動作を行っているとすると、吸込み具7への布団の吸い付きと、使用者による吸い付きの除去を繰り返された結果、その布団に対して最適な入力(吸込み具7に吸い付かない入力、例えば500W)まで低下したとする。
電気掃除機に塵埃が吸引された場合に、これら2つの入力即ち800Wと500Wとで同じ時間だけ可視発光ダイオード15が点灯すると、使用者は同じ時間をかけて布団を掃除することとなる。すると、同一の風量である場合、800W入力であるとき(図4点α)と比較して、500W入力であるとき(図4点β)はZ分入力が低いため、集塵性は悪くなってしまう。そこで、入力が低ければ低いほど、可視発光ダイオード15の点灯時間を長くすることで、使用者により長く布団の掃除を促すことで、集塵性が低下した分時間を長くすることができるので、吸い込み具7に布団の吸着も抑制され、かつ、集塵性能の良い電気掃除機を提供できるものである。
また、2枚の異なった材質の布団を掃除する場合を図5を用いて説明する。
例えば、1枚目の布団(図5のA期間)の掃除において、初期はそれまでの塵埃が布団内に堆積しているので、多くの塵埃が集塵される(t1)。継続して掃除をするうちにあるピーク、例えばDを越えた後、過渡的に塵埃量はCまで減少していく(t1〜t2の区間)。ここで、使用者が1枚目の布団掃除を終了し、2枚目の布団掃除を開始する(t2〜t3)。2枚目の布団掃除が開始されると(t3)、1枚目の布団掃除と同様に、堆積された塵埃が一気に集塵され、塵埃検出手段12に検出される塵埃量は、急激に増大する。以降は1枚目の布団と同様である。
ここで、上記動作において、2枚の布団の材質が異なっており、例えば1枚目の布団は綿で、2枚目の布団は綿よりも軽い羽毛であるとする。綿布団に対して最適に設定された入力のまま、羽毛布団を掃除すると、羽毛布団の方が柔らかいため、吸い込み具7に布団が吸着してしまう。
そこで制御手段3は、塵埃検出手段12で検出された塵埃量が急激に増大すると、前回までの布団に合わせて設定されていた入力情報をリセットし、再び今回の布団に合わせた入力に設定するように、ファンモータ駆動手段4に信号を出力する。即ち、初期値(本実施の形態においては800W)に戻して同様の制御を開始するようにする。
これによって、別の布団にも最適な入力で掃除を行うことができ、布団の吸着が抑制され、かつ集塵力のある電気掃除機を提供できるものである。
(実施の形態2)
図6は本実施の形態の可視発光ダイオード15の動作の説明図であり、図7は本実施の形態における制御ブロック図である。なお、上記実施の形態と同一部分については同一符号を付してその説明を省略する。
図7において制御手段3は入力設定手段2、及び風量検出手段6からの信号に応じて、ファンモータ駆動手段4により位相制御を行うことで、ファンモータ1の入力を可変させる。
入力設定手段2は使用者が入力の高い強運転モードや、入力の低い弱運転モード等を選択し、制御手段3に信号を伝達する運転切替スイッチ2aと、操作することでファンモータ1を停止させる信号を制御手段3に伝達する運転停止スイッチ2b及び、塵埃検出手段12で検出した塵埃の量によりファンモータ1の入力変動を行わないようにする信号を制御手段3に伝達する入力不変スイッチ2cから構成されている。
以上のように構成された電気掃除機について、以下、図6、及び7を用いてその動作、作用について説明する。
使用者が入力不変スイッチ2cを操作すると、制御手段3に信号が入力される。この信号を受けた制御手段3は塵埃検出手段12からの出力信号に関わらず、所定の入力でファンモータ1を動作するように制御する。
ここで、塵埃検出手段12で検出された塵埃量が少なかったとする(図6A状態)。すると、ファンモータ1の入力は一定であるが、報知制御手段16は短い時間だけ可視発光ダイオード15を点灯させる。逆に、塵埃検出手段12で検出された塵埃量が多かった場合は(図6B状態)、塵埃量が少なかった場合と同様、入力一定状態で報知制御手段16は可視発光ダイオード15を長い時間点灯させる。
以上のように、布団を掃除する際に塵埃の量に応じて制御手段3がファンモータ1の入力を変化させるのではなく、報知手段13の報知時間を変動させることにより、布団が吸い込み口に吸着しない入力で、使用者は報知手段の報知時間に合わせて布団の掃除を行うこととなり、布団の吸着もなく、かつ、集塵性能の高い電気掃除機を提供できるものである。
以上のように、本発明にかかる電気掃除機は、より多くの種類と数を掃除する必要がある布団用業務用電気掃除機等への応用展開も有用である。
本発明の第1の実施の形態における電気掃除機の制御ブロック図 同実施の形態における電気掃除機の概略図 同実施の形態における布団掃除時の風量と入力の関係を示すグラフ 同一風量時における入力の違いとゴミ取れ性説明のためのグラフ 電気掃除機で布団掃除を行った際の塵埃量の推移図 本発明の第2の実施の形態に赤外発光ダイオードの動作説明図 本発明の第2の実施の形態における電気掃除機の制御ブロック図
符号の説明
1 ファンモータ
2 入力設定手段
3 制御手段
4 ファンモータ駆動手段
5 吸気経路部
6 風量検出手段
12 塵埃検出手段
13 報知手段
16 報知制御手段

Claims (7)

  1. 吸引風を発生するためのファンモータと、塵埃を吸い込むための開口部を有する吸込具と、前記吸込具と前記ファンモータとを連通する吸気経路部と、前記吸気経路部内を流れる吸引風の風量を検出する風量検出手段と、運転モードの切り替え操作を受け付ける入力設定手段と、前記入力設定手段及び前記風量検出手段からの信号により前記ファンモータの入力を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記開口部が閉塞されることにより風量が所定量以上低下した後、閉塞が解除されて風量が増加した場合、前記ファンモータの入力を風量が低下する前よりも減少させることを特徴とした電気掃除機。
  2. 制御手段は、入力設定手段によってファンモータが停止した場合、ファンモータへの入力を初期値に戻すことを特徴とした請求項1に記載の電気掃除機。
  3. 吸引風を発生するためのファンモータと、塵埃を吸い込むための開口部を有する吸込具と、前記吸込具と前記ファンモータとを連通する吸気経路部と、前記吸気経路部内に設けられた塵埃検出手段と、前記吸気経路部内を流れる吸引風の風量を検出する風量検出手段と、運転モードの切り替え操作を受け付ける入力設定手段と、前記入力設定手段及び前記風量検出手段からの信号により前記ファンモータの入力を制御すると共に、前記塵埃検出手段からの信号により所定の変動幅で入力を可変するで制御手段とを備え、前記制御手段は、前記開口部が閉塞されることにより風量が所定量以上低下した後、閉塞が解除されて風量が増加した場合、前記ファンモータの入力を風量が低下する前よりも減少させると共に、前記変動幅を小さくすることを特徴とした電気掃除機。
  4. 制御手段は、入力設定手段によってファンモータが停止した場合、ファンモータへの入力量及び変動幅を初期値に戻すことを特徴とした請求項1に記載の電気掃除機。
  5. 使用者に塵埃の有無を報知する報知手段と、塵埃検出手段からの信号を受信し、前記報知手段への通電動作信号を出力する報知制御手段を備え、報知制御手段は開口部の閉塞と閉塞の解除の繰り返しによる入力の低減度合い応じて、報知する時間を変更することを特徴とした請求項3または4に記載の電気掃除機。
  6. 制御手段は塵埃検出手段で検出された塵埃量の時間当たりの変化量が所定値より大きい時、ファンモータの入力を初期値に戻すことを特徴とした請求項3〜5のいずれか1項に記載の電気掃除機。
  7. 吸引風を発生するためのファンモータと、塵埃を吸い込むための開口部を有する吸込具と、前記吸込具と前記ファンモータとを連通する吸気経路部と、前記吸気経路部内を流れる吸引風の風量を検出する風量検出手段と、運転モードの切り替え操作を受け付ける入力設定手段と、前記入力設定手段、及び、前記風量検出手段からの信号により前記ファンモータへ入力を制御する制御手段と、使用者に塵埃の有無を報知する報知手段と、前記塵埃検出手段からの信号を受信し、前記報知手段への通電動作信号を出力する報知制御手段とを備え、報知制御手段は塵埃の量に応じて報知手段の報知時間を可変すると共に、制御手段はファンモータの入力は変化させない運転モードを有することを特徴とした電気掃除機。
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