JP2007274851A - 車両用電源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】2つの電源の相互の充電を可能とした上で1の電源の離脱作業を安全に行えるようにした車両用電源装置を提供する。
【解決手段】被電力供給装置20に電気エネルギを供給すると共に発電機4により充電される第1電源11及び同第1電源より大電流を放電可能な第2電源12を備え、両電源11、12を接続すると共に並列配備される第1、第2配線21,22を備え、第1配線に第1開閉器23及びダイオード30を設け、第2配線に第2開閉器24を設け、定常時に第1開閉器を遮断し第2開閉器を接続する2連スイッチSW1を設け、第1電源から配線を離脱する操作に応じた離脱操作検知信号s1を検知する離脱操作検知手段30を備え、2連スイッチSW1は離脱操作検知信号s1に応じて第1開閉器を接続し第2開閉器を遮断する。
【選択図】図1

Description

本発明は、被電力供給装置に対して電気エネルギを供給する2つの電源を備えた車両用電源装置、特に、1の電源がメンテナンスを必要とした時の作業を安全に行える電源装置に関する。
自動車用エンジンには、ファンやポンプ等の各種エンジン補機を駆動したり、あるいは始動時のクランキングを行うスタータモータを駆動したりするために、鉛蓄電池を設けており、この鉛蓄電池及び各種エンジン補機に電力を供給するためにエンジン駆動の車載発電機であるオルタネータを備えている。
この車両用電源装置のうち、特に、被電力供給装置に対して電気エネルギを供給する2つの電源を備えたものが知られており、例えば、特開平10−184506号公報(特許文献1)に電気エネルギを供給する2つの電源を備えた車両用電源装置の一例が開示されている。この種の車両用電源装置では第1電源である鉛蓄電池によりエンジン補機や、灯火装置、車内補機等の被電力供給装置に電力を供給し、比較的内部抵抗が低く大電流放電や急速充電が可能なキャパシタを第2電源とし、これより始動装置や電動過給機等の比較的大電流を必要とする機器に電力を供給している。
ところで、この種の2つの電源を備えた車両用電源装置の一般的な構成を図6(a)に基づいて簡単に説明すると、被電力供給装置として大電流アクチュエータ100とその他の電装品110を備え、これらに対して2つの電源である鉛蓄電池120とキャパシタ130を並列配備し、更に、両電源及び被電力供給装置に充電電流を供給するオルタネータ140を装備している。
このような車両用電源装置で用いる鉛蓄電池120は充放電を繰り返すことで劣化し、耐用期間を過ぎると交換を必要としている。なお、キャパシタ130は半永久的に使用可能のため、車体側に固着されている。そこで、鉛蓄電池120が経時的に劣化するとメンテナンス作業時に、鉛蓄電池120の交換作業が成される。
この場合、図6(a)に示すように、鉛蓄電池120(第1電源)の+端子とキャパシタ130(第2電源)の+端子とは電源配線150で接続されており、鉛蓄電池120(第1電源)の+端子には、電源ケーブル150の接続端子が不図示のボルト締め締結手段により固着され、−端子側も−電源ケーブルの接続端子と接続されている。
特開平10−184506号公報
ところで、鉛蓄電池120の交換作業では、鉛蓄電池120の両端子より両電源ケーブルを外すこととなる。まず、不図示のボルト締め締結手段を緩め処理して、電源ケーブル150の接続端子を鉛蓄電池120の+端子より離脱作業するが、この際、図6(b)に示すように、キャパシタ130(第2電源)より電源ケーブルの接続端子を経て鉛蓄電池120の+端子に向かう電流Idで作業者が感電する可能性があり、作業者の安全上問題となる。そこで、特許文献1等に開示されるように、キャパシタ130側への電流のみを許容するダイオードを電源ケーブルに設けることが考えられる。しかし、この場合、キャパシタ130より鉛蓄電池120への電流供給が成されず、鉛蓄電池120の充電量の低下時にキャパシタ130側からの補充が成されないという問題が生じ、しかも、電源ケーブルに対する各被電力供給装置の接続上の規制が多くなり、配線レイアウト上も問題となっている。
本発明は、上記の問題に着目してなされたもので、目的とするところは、2つの電源の相互の充電を可能とした上で1の電源の離脱作業を安全に行えるようにした車両用電源装置を提供することにある。
上述の目的を達成するために、請求項1記載の車両用電源装置は、被電力供給装置に対して電気エネルギを供給すると共に車載発電機により充電される第1電源及び同第1電源より大電流を放電可能な第2電源を備えた車両用電源装置において、上記第1電源と第2電源を接続すると共に互いに並列配備される第1、第2配線を備え、上記第1配線上に第1開閉器及びこれと直列に上記第2電源への電流のみを許容するダイオードを設け、上記第2配線上に第2開閉器を設け、上記第1開閉器と第2開閉器には定常時に上記第1開閉器を遮断し第2開閉器を接続する2連スイッチを設け、上記第1電源から配線を離脱する操作に応じた信号を検知する離脱操作検知手段を備え、上記2連スイッチは上記離脱操作検知信号に応じて第1開閉器を接続し上記第2開閉器を遮断することを特徴とする。
請求項2記載の車両用電源装置は、請求項1記載の車両用電源装置において、上記離脱操作検知手段は、上記第1、第2配線側の共用接続端子を上記第1電源から離脱操作するのに応じた作動信号を検知するよう構成され、上記第1電源の端子とこれに接続される上記共用接続端子とを覆うカバー部材と、同カバー部材の接続端子覆い位置からの離脱に応じてオンする離脱検知スイッチとからなることを特徴とする。
請求項3記載の車両用電源装置は、請求項1または2記載の車両用電源装置において、上記第1電源は鉛蓄電池であり、上記第2電源は電気二重層コンデンサであることを特徴とする。
請求項1記載の車両用電源装置によれば、2連スイッチは、第2開閉器を接続し第1開閉器を遮断する定常時においては、第1電源及び第2電源間の電流の流れを十分に確保するようにでき、第1電源から配線が離脱操作される場合には、2連スイッチが切換えられ、第2開閉器を遮断し第1開閉器を接続する。このため、配線が第1電源から離脱される際には、第2配線は遮断されて第1配線が有効になるが第1配線の第1開閉器と直列配備されるダイオードによって第2電源より第1電源に向かう電流を確実に遮断することができ、特に、離脱作業時の放電を防止でき、作業者の安全性を確保できる。このために定常時は2つの電源の相互の充電を可能としながら、第1電源のメンテナンス時には第1電源の離脱作業等を安全に行える。
請求項2記載の車両用電源装置によれば、カバー部材が接続端子部から離脱作動すると離脱検知スイッチがオンし、この離脱操作検知信号が2連スイッチを切換え、第2配線は遮断されて第1配線が有効になるが第1開閉器と直列配備されるダイオードによって第2電源より第1配線を経て第1電源に向かう電流を遮断でき、第2電源より電源ケーブルの共用接続端子を経て第1電源の+端子に向かう電流を確実に遮断でき、特に、離脱作業時の放電を防止でき、作業者の安全性を確保できる。
請求項3記載の車両用電源装置によれば、配線を離脱操作する際、電気二重層コンデンサより鉛蓄電池側に向かう電流をダイオードにより確実に遮断することができ、特に、離脱作業時の放電を防止でき、作業者の安全性を確保できる。
図1,2には、この発明の一実施形態としての車両用電源装置1を示し、この車両用電源装置は車載されるエンジン2に装着されている。
ここで、エンジン2はその本体3内の不図示のクランク軸の一端に不図示の無端ベルトを介して発電機としてのオルタネータ4が取り付けられ、他端には不図示のリングギヤに適時に噛み合うピニオンギヤを備えたスタータダイナモ5が取り付けられている。更にエンジン2はその本体3に結合されている吸気管6の途中に電動コンプレッサ7を配設し、これにより吸気過給を適時に行えるようにしている。
ここでスタータダイナモ5と電動コンプレッサ7とはそれぞれの電動機8、9が大電流を消費する大電流アクチュエータをなし、これらが車両用電源装置1の後述の主電源ケーブル15に接続されている。
車両用電源装置1は第1電源としての鉛バッテリー11と第2電源としてのキャパシタ12とを備え、これらの両+端子13,14が主電源ケーブル15によって互いに接続されている。なお、各―端子16,17は車体側に各アースケーブル18でアースされている。
ここで、オルタネータ4は車両動力であるエンジンの回転駆動力を受けて発電し、主電源ケーブル15を介して鉛バッテリー11やキャパシタ12を充電し、直接にエンジン補機や、灯火装置、車内補機等の被電力供給装置20にも電気エネルギーを供給でき、その回転速度とエンジンの回転速度とは所定のプーリ比に固定されている。
第1電源である鉛バッテリー11は、所定容量の電力を蓄えることができると共に、車両に搭載されたエンジン補機や、灯火装置、車内補機等の被電力供給装置20に対してそれぞれ電気エネルギを供給することができる充放電可能な機能を備え、12V程度の定格電圧を有する。
第2電源であるキャパシタ12は、鉛バッテリー11とは別個に設けられ、電力を蓄えることが可能な電気2重層キャパシタをなしている。このキャパシタ12は非常に表面積の大きい金属電極と固体電解質からなり、単位体積あたりの静電容量が比較的大きい構造を備えている。
主電源ケーブル15は鉛バッテリー11(第1電源)の+端子13とキャパシタ12(第2電源)の+端子14を互いに接続している部分eにおいて、その中間部に互いに並列配備される第1配線21及び第2配線22が分岐して接続されている。
このうち、第1配線21上には第1開閉器23と、キャパシタ12(第2電源)への電流のみを許容するダイオード30とを直列的に配備している。
第2配線上22には第2開閉器24が配備される。
ここで第1開閉器23と第2開閉器24とは互いに対向配備され、2連スイッチSW1として形成されている。
2連スイッチSW1の可動片25はソレノイド26とスプリング27との協働作用により、オフ時にオフ位置P1にあり、第1開閉器23を遮断し,第2開閉器24を接続し、オン時にオン位置P2に切換わり、第1開閉器23を接続し、第2開閉器24を遮断する。なお、ソレノイド26は後述のコントローラ34からの駆動信号Sdで切り替え作動できる。
主電源ケーブル15の接続部aは鉛バッテリー11(第1電源)側の+端子13と着脱可能に形成されている。即ち、図3、図4(a),(b)に示すように、主電源ケーブル15の接続部aは第1配線21、第2配線22、被電力供給装置20側の共用接続端子28を備え、鉛バッテリー11(第1電源)の+端子13に締結ボルト29及びナット30で締め付け結合されている。
図4(a),(b)に示すように、共用接続端子28は+端子13を挟持する一対の挟持部281とそれらの基端より延出し互いに一体結合されている基部282と、一対の挟持部281の先端で締結ボルト29及びナット30で締め付けられる締結部283とを備える。基部282の下面には主電源ケーブル15の端部の締結部151が重ねられ、これらはケーブル用ボルト284で締結されている。
共用接続端子28全体はその上方をカバー部材31により覆われる。このカバー部材31は基部282を覆う固定部311と、固定部311の一側より、樹脂ヒンジ312を介して+端子13側に延びる矩形蓋部313と、固定部311の一部より矩形蓋部313の一方の側壁に沿って延びる膨出部314とを備え、これらは樹脂により一体成形され不図示の締結ボルトで基部282側に締結されている。
図4(a),(b)に示すように、矩形蓋部313は固定部311に対して樹脂ヒンジ312を介して搖動自在に連結され、回動端及び左右端の周縁部からは下向きフランジwfが連続して延出形成されている。
膨出部314内には離脱操作検知手段としてのリミットスイッチ32が取り付け支持されている。
離脱操作検知手段であるリミットスイッチ32は、その本体321が膨出部314の内壁に固着され、可動接点321が矩形蓋部313の側壁を成す下向きフランジwfに対向配備される。ここで、固定部311に対して樹脂ヒンジ312を介して連結された矩形蓋部313は、定常の覆い位置(図4(b)の実線位置)Q1と、開放位置(図4(b)の2点鎖線の位置)Q2とに切り替え移動可能である。開放位置Q2では共用接続端子28と+端子13を上方に開放でき、両者の締結、解除作業である締結ボルト29及びナット30の締め付け、解除操作を行うことができる。
このような矩形蓋部313と対向するリミットスイッチ32は、矩形蓋部313が覆い位置Q1にあるとその可動接点321がオフ位置に保持される。一方、矩形蓋部313が開放位置Q2に切り替え移動すると、可動接点321が突き出し方向gに変位し、オン位置を保持できる。このような突き出し変位に伴い生じたオン、オフ信号はコントローラ34に入力される。
コントローラ34は電源回路制御装置としての機能を有するものであれば良く、ここではエンジン制御装置を用いており、その機能の一部として電源回路制御部Aとしての機能を発揮するよう構成されている。
電源回路制御部Aは,リミットスイッチ32からの離脱操作検知信号であるオン信号s1の未入力時には、2連スイッチSW1のソレノイド26を非励磁に保持し、オン信号s1の入力時には、駆動信号Sdを出力して2連スイッチSW1のソレノイド26を励磁するよう機能する。
リミットスイッチ32のオフ時(オン信号s1非入力時)には、2連スイッチSW1はオフ状態(P1状態)であり、第1開閉器23及び第1配線21が遮断し、第2開閉器24及び第2配線22が導通する。この場合、第2配線22で結ばれた鉛バッテリー11(第1電源)側とキャパシタ12(第2電源)側の間には抵抗値を高める部材がほとんどなく、鉛バッテリー11(第1電源)側とキャパシタ12(第2電源)側の相互の充放電が可能となる。しかも、鉛バッテリー11の充電量が低下しても、主電源ケーブル15に接続される被電力供給装置20側へキャパシタ12側より電力供給を容易に行え、ダイオード30の影響を受けることがない。
リミットスイッチ32がオン時(オン信号s1出力時)には、コントローラ34は2連スイッチSW1に駆動信号Sdを出力し、2連スイッチSW1はオン状態(P2状態)であり、これにより、第1開閉器23及び第1配線21が導通し、第2開閉器24及び第2配線22が遮断する。この場合、ダイオード30を介して第1配線21で結ばれた鉛バッテリー11(第1電源)側とキャパシタ12(第2電源)側は、鉛バッテリー11側よりキャパシタ12側への電流を許容し、逆のキャパシタ12より鉛バッテリー11への電流の流れを阻止する。
このような車両用電源装置1を備えた車両は、始動時には、コントローラ34がスタータダイナモ5の電動機8を駆動し、エンジン駆動後は、適時にオルタネータ4が駆動されて発電が成され、鉛バッテリー11及びキャパシタ12が充電される。更に、エンジン負荷とエンジン回転速度に基づく運転域が適宜の過給運転域に達すると、コントローラ34が電動コンプレッサ7の電動機9を駆動して吸気過給作動してエンジン出力向上を図れる。
このような車両の鉛バッテリー11が経時劣化して、適宜のメンテナンス時に、交換されるとする。
このバッテリ交換作業時には、まず、鉛バッテリー11の+端子13より第1、第2配線21,22側の共用接続端子28が離脱操作される。この離脱操作に入るには、これに先立ち、まず、共用接続端子28側を開放するため、カバー部材の矩形蓋部313を覆い位置Q1より開放位置Q2に切り替え操作する。すると、これに連動してリミットスイッチ32の可動接点321がオフ位置より突き出し変位して離脱操作検知信号であるオン信号s1がコントローラ34に出力される。
これにより、コントローラ34は駆動信号Sdを出力し、2連スイッチSW1をオン位置P2に切換え、第1配線21が導通し、第2配線22が遮断し、この場合、キャパシタ12より鉛バッテリー11への電流の流れはダイオード30によって阻止される状態となる。
このような状態で、共用接続端子28側の締結ボルト29及びナット30の締め付け解除操作を行い、その後に共用接続端子28が+端子13より離脱される。この際、キャパシタ12より鉛バッテリー11への電流の流れはダイオード30によって阻止されるので、キャパシタ12の放電や、作業者の感電といった事態を招くことはなく、安全に共用接続端子28の取り外し作業を行える。
この後、―端子16よりアースケーブル18を外し、バッテリ固定ブラケットBK用の複数のナットNKを順次取り外す。このような処理の後、旧バッテリを新品に変える。その後、新品のバッテリは取り外し時と逆の手順で車体に装着され、最後に共用接続端子28が+端子13に嵌合され、締結ボルト29及びナット30の締め付け操作でバッテリ交換が完了する。この場合も、接続端子28が+端子13に嵌合される際、キャパシタ12より鉛バッテリー11への電流の流れは阻止されているので、放電や、感電といった事態を招くことはなく、安全に共用接続端子28の取り付け作業を行える。
なお、この後、カバー部材の矩形蓋部313を開放位置Q2より覆い位置Q1に戻すと、リミットスイッチ32の可動接点321がオンよりオフに戻り、離脱操作検知信号であるオン信号s1がオフし、コントローラ34の駆動信号Sdは出力停止され、2連スイッチSW1がオフ位置P1に戻され、第2配線22が導通し、鉛バッテリー11(第1電源)側とキャパシタ12(第2電源)側が結ばれタ定常状態に戻る。このため、定常状態では鉛バッテリー11の充電量の低下時にキャパシタ12側からの補充電が容易に成されるし、主電源ケーブル15に対する各被電力供給装置20の接続上の規制もなく、配線レイアウトの自由度も得られる。
上述のところにおいて、図1の車両用電源装置1が用いていた離脱操作検知手段はリミットスイッチ32であったが、これに代えて、図5に示すような、フォトカプラー40からなる離脱操作検知手段を用いても良い。このフォトカプラー40はカバー部材31の膨出部314に取り付けられ、特に、フォトカプラー40の検知隙間t1に矩形蓋部313の下向きフランジwfの一部が突入、離脱可能に嵌合できる。この場合、矩形蓋部313が覆い位置Q1にあると、下向きフランジwfの一部が検知隙間t1に突入状態を保持でき、この状態でフォトカプラー40がオフ状態を保持する。一方、矩形蓋部313が開放位置Q2に切り替え操作されると、下向きフランジwfの一部が検知隙間t1より離脱し、この状態でフォトカプラー40がオンに切換わる。このオン信号Sdは離脱操作検知信号として、コントローラ34に出力される。
これにより、コントローラ34は2連スイッチSW1を切換え、第1配線21が導通し、第2配線22が遮断し、キャパシタ12より鉛バッテリー11への電流の流れをダイオード30によって阻止できる、これにより、接続端子28が+端子13に着脱操作される際の放電や感電といった事態を招くことはなく、安全に共用接続端子28の取り付け作業を行える。
上述のところにおいて、図1の車両用電源装置1が用いていた第2電源は電気2重層キャパシタ12であったが、場合により、第2電源も鉛バッテリであっても良く、このような場合も図1の車両用電源装置1とほぼ同様の作用効果が得られる。
本発明の一実施形態としての車両用電源装置及び同装置を装備するエンジンの概略構成図である。 図1の車両用電源装置の概略配線図である。 図1の車両用電源装置で用いる鉛バッテリの拡大平面図である。 図1の車両用電源装置で用いる鉛バッテリの+端子部分及びカバー部材の拡大図で、(a)が切欠平面図、(b)が切欠断面図である。 図1の車両用電源装置で用いるカバー部材内の変形例としてのフォトカプラの配置説明図である。 従来の車両用電源装置の概略配線図で、(a)が定常状態での平面図、(b)がバッテリ交換作業時の感電説明図である。
符号の説明
1 車両用電源装置
4 オルタネータ(車載発電機)
8 スタータダイナモの電動機
9 電動コンプレッサの電動機
11 鉛バッテリ(第1電源)
12 キャパシタ(第2電源)
13 第1電源の+端子
14 第2電源の+端子
15 主電源ケーブル
20 被電力供給装置
21,22 第1、第2配線
23 第1開閉器
24 第2開閉器
28 共用接続端子
30 ダイオード
31 カバー部材
313 矩形蓋部
34 コントローラ
39 2連スイッチ
40 フォトカプラー
s1 オン信号(離脱操作検知信号)

Claims (3)

  1. 被電力供給装置に対して電気エネルギを供給すると共に車載発電機により充電される第1電源及び同第1電源より大電流を放電可能な第2電源を備えた車両用電源装置において、
    上記第1電源と第2電源を接続すると共に互いに並列配備される第1、第2配線を備え、
    上記第1配線上に第1開閉器及びこれと直列に上記第2電源への電流のみを許容するダイオードを設け、
    上記第2配線上に第2開閉器を設け、
    上記第1開閉器と第2開閉器には定常時に上記第1開閉器を遮断し第2開閉器を接続する2連スイッチを設け、
    上記第1電源から配線を離脱する操作に応じた信号を検知する離脱操作検知手段を備え、
    上記2連スイッチは上記離脱操作検知信号に応じて第1開閉器を接続し上記第2開閉器を遮断することを特徴とする車両用電源装置。
  2. 請求項1記載の車両用電源装置において、
    上記離脱操作検知手段は、上記第1、第2配線側の共用接続端子を上記第1電源から離脱操作するのに応じた作動信号を検知するよう構成され、上記第1電源の端子とこれに接続される上記共用接続端子とを覆うカバー部材と、同カバー部材の接続端子覆い位置からの離脱に応じてオンする離脱検知スイッチとからなることを特徴とする車両用電源装置。
  3. 請求項1または2記載の車両用電源装置において、
    上記第1電源は鉛蓄電池であり、上記第2電源は電気二重層コンデンサであることを特徴とする車両用電源装置。
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JP2011074828A (ja) * 2009-09-30 2011-04-14 Mitsubishi Electric Corp エンジンの始動方法

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