JP2007272552A - 携帯端末、サーバ装置および2次元コード読み取りプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】複数の商品の多岐にわたる組み合わせによるキャンペーン応募に際し、消費者の手間を軽減し、また、個々の商品の購買証明を取得可能とする。
【解決手段】画像読み取り部2は、商品に添付されているID画像を読み取る。変換処理部4は、画像読み取り部2により読み取られたID画像を文字データに変換する。リンク処理部6は、ID画像から変換された文字データと、過去に読み取られ、記憶部8に記憶されている文字データとを、各ID画像に埋め込まれている、結合すべきID画像の組み合わせを示す結合パターンに従って結合可能か否かを判別する。合成処理部7は、結合可能と判別された文字データ同士を結合する。無線通信部10は、結合された文字データに従って、無線通信によって基地局を介して、インターネット上のWEBページにアクセスする。
【選択図】図4
【解決手段】画像読み取り部2は、商品に添付されているID画像を読み取る。変換処理部4は、画像読み取り部2により読み取られたID画像を文字データに変換する。リンク処理部6は、ID画像から変換された文字データと、過去に読み取られ、記憶部8に記憶されている文字データとを、各ID画像に埋め込まれている、結合すべきID画像の組み合わせを示す結合パターンに従って結合可能か否かを判別する。合成処理部7は、結合可能と判別された文字データ同士を結合する。無線通信部10は、結合された文字データに従って、無線通信によって基地局を介して、インターネット上のWEBページにアクセスする。
【選択図】図4
Description
本発明は、携帯端末、サーバ装置および2次元コード読み取りプログラムに関する。
従来、複数のブランドにまたがった商品の購入が必要なキャンペーンなどを実施する場合、例えば、「シールを10種類集めて応募」、「バーコードを10種類、10枚貼り付けて葉書で応募」、「指定されたIDを10個、WEB上にて1回ずつ登録」などの方法が一般的である。
例えば、あるブランドのシャンプー、リンス、洗顔料の全ての商品を購入して、購入したそれぞれの商品に添付されているバーコードを葉書に貼って一口応募したり、あるブランドの商品を購入する度に商品に添付されたID番号をWEBページで登録したりするなどして応募する。しかしながら、このような方法では、1回毎の登録に通信が必要であるので手間がかかり、また、購入していない商品のバーコード番号が記載されて不正な登録が行われるなどの問題があった。
そこで、商品にID画像(2次元コード)を添付し、携帯電話1などの携帯端末によりID画像を撮影し、ID画像から得られる文字データから、所定のWEBページへのアクセスを可能にしたりする仕組みが考えられる(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−048428号公報
しかしながら、上述した従来技術では、複数のID画像の各々から得られる文字データを結合して、1つの情報、例えば、WEBページのアクセスアドレスを生成することしかできない。このため、前述したような複数の異なる商品に対するキャンペーン応募などでは、単純な商品構成では効果的であるが、様々な商品の組み合わせに応じて消費者に異なる情報を提示するができない。
例えば、商品Aと、商品Bまたは商品Cのいずれか1つと、商品Dとの組み合わせにおいて、A+B+Dの場合には、WEBページABDにアクセスさせ、A+C+Dの場合には、WEBページACDにアクセスさせようとした場合、従来技術では、A+B+Dに対応するID画像A、B、Dを作成する一方、他の組み合わせである、A+C+Dに対応するID画像A’、C、D’も作成しなければならない。
この結果、1つの商品、例えば、商品AにはID画像AとID画像A’を添付し、商品DにはID画像DとID画像D’を添付しなければならなくなり、商品の組み合わせが複数になると、対応することができなくなる。また、同様の理由により、従来技術では、実際に個々の商品を購入したことを証明する購買証明を得ることができないという問題があった。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、その目的は、複数の商品の多岐にわたる組み合わせによるキャンペーン応募に際し、消費者の手間を軽減することができ、また、個々の商品の購買証明を得ることができる携帯端末、サーバ装置および2次元コード読み取りプログラムを提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明は、2次元コード化された情報を読み取る携帯端末であって、複数の2次元コードを順次読み取る読取手段と、前記読取手段によって順次読み取られる2次元コードの各々を文字情報に変換する変換手段と、前記変換手段によって順次変換される複数の文字情報を、所定の結合パターンに規定されている2次元コードの組み合わせに基づいて結合する結合手段とを具備することを特徴とする。
本発明は、上記の発明において、前記結合手段によって結合された文字情報に基づいて、ネットワーク上のサーバにアクセスする通信手段を具備することを特徴とする。
本発明は、上記の発明において、前記変換手段によって変換された文字情報を記憶する文字情報記憶手段を具備することを特徴とする。
本発明は、上記の発明において、前記結合手段は、前記2次元コードの各々に埋め込まれている結合パターンに基づいて、複数の2次元コードの各々から変換された複数の文字情報を結合することを特徴とする。
本発明は、上記の発明において、前記結合パターンを記憶する結合パターン記憶手段を具備し、前記結合手段は、前記結合パターン記憶手段に記憶されている結合パターンに基づいて、複数の2次元コードの各々から変換された複数の文字情報を結合することを特徴とする。
また、上述した課題を解決するために、本発明は、ネットワーク上のサーバ装置であって、前記ネットワークを介して携帯端末から送信されてくる複数の2次元コードの各々から得られた複数の文字情報を受信する受信手段と、前記受信手段によって受信した複数の文字情報を、所定の結合パターンに規定されている2次元コードの組み合わせに基づいて結合する結合手段とを具備することを特徴とする。
本発明は、上記の発明において、前記結合手段によって結合した文字情報を前記携帯端末に送信する送信手段を具備することを特徴とする。
また、上述した課題を解決するために、本発明は、コンピュータに、複数の2次元コードを順次読み取るステップと、前記順次読み取られる2次元コードの各々を文字情報に変換するステップと、前記変換された複数の文字情報を、所定の結合パターンに規定されている2次元コードの組み合わせに基づいて結合するステップとを実現することを特徴とする。
この発明によれば、読取手段によって、複数の2次元コードを順次読み取り、変換手段によって、順次読み取られる2次元コードの各々を文字情報に変換し、結合手段によって、順次変換される複数の文字情報を、所定の結合パターンに規定されている2次元コードの組み合わせに基づいて結合する。したがって、複数の2次元コードを一括して読み取ることで、複数の多岐にわたる組み合わせにも対応することができ、ユーザの手間を軽減することができ、また、個々の商品の購買証明を得ることができるという利点が得られる。
また、本発明によれば、通信手段によって、結合された文字情報に基づいて、ネットワーク上のサーバにアクセスする。したがって、一括して読み取った複数の2次元コードから得られる文字情報でサーバにアクセスすることで、複数の多岐にわたる組み合わせに応じて、異なるサイトにアクセスさせることができ、提示可能な情報の種類を増やすことができるという利点が得られる。また、サイト毎に携帯端末のユーザの動向を調査することができ、また、個々の商品の購買証明を得ることができるという利点が得られる。
また、本発明によれば、変換手段によって変換された文字情報を文字情報記憶手段に順次記憶する。したがって、2次元コードの読み取りにタイムラグがあっても、その都度、読み取りを再開することができ、携帯端末のユーザの利便性を向上させることができるという利点が得られる。
また、本発明によれば、結合手段によって、2次元コードの各々に埋め込まれている結合パターンに基づいて、複数の2次元コードの各々から変換された複数の文字情報を結合する。したがって、複数の多岐にわたる組み合わせにも対応することができるという利点が得られる。
また、本発明によれば、結合パターンを結合パターン記憶手段に記憶しておき、結合手段によって、記憶されている結合パターンに基づいて、複数の2次元コードの各々から変換された複数の文字情報を結合する。したがって、複数の多岐にわたる組み合わせにも対応することができるという利点が得られる。また、結合パターンに変更があった場合でも、結合パターン記憶手段の結合パターンを変えればよく、柔軟に対応することができるという利点が得られる。
また、この発明によれば、受信手段によって、ネットワークを介して携帯端末から送信されてくる複数の2次元コードの各々から得られた複数の文字情報を受信し、結合手段によって、受信した複数の文字情報を、所定の結合パターンに規定されている2次元コードの組み合わせに基づいて結合する。したがって、複数の2次元コードをサーバ装置側で一括して結合することで、複数の多岐にわたる組み合わせにも対応することができ、ユーザの手間を軽減することができ、また、個々の商品の購買証明を得ることができるという利点が得られる。
また、本発明によれば、送信手段によって、結合した文字情報を携帯端末に送信する。したがって、携帯端末側では、結合された文字情報を受信すればよく、負担を軽減することができるという利点が得られる。
また、この発明によれば、コンピュータに、複数の2次元コードを順次読み取るステップと、前記順次読み取られる2次元コードの各々を文字情報に変換するステップと、前記変換された複数の文字情報を、所定の結合パターンに規定されている2次元コードの組み合わせに基づいて結合するステップとを実現する。したがって、複数の2次元コードを一括して読み取ることで、複数の多岐にわたる組み合わせにも対応することができ、ユーザの手間を軽減することができ、また、個々の商品の購買証明を得ることができるという利点が得られる。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
A.本発明の原理
まず、本発明の原理について説明する。
図1は、本発明によるID画像の構成例を示す概念図である。図示の例では、ID画像A、B、C、D、Eを用いている。ID画像Aには、情報として、「http://www.aa.jp/」という文字データが2次元化されて挿入されており、この情報種別は、サーバ情報である。また、ID画像Bには、情報として、「campaign」という文字データが2次元化されて挿入されており、この情報種別は、サイトのアドレスの一部であるサイト情報である。
まず、本発明の原理について説明する。
図1は、本発明によるID画像の構成例を示す概念図である。図示の例では、ID画像A、B、C、D、Eを用いている。ID画像Aには、情報として、「http://www.aa.jp/」という文字データが2次元化されて挿入されており、この情報種別は、サーバ情報である。また、ID画像Bには、情報として、「campaign」という文字データが2次元化されて挿入されており、この情報種別は、サイトのアドレスの一部であるサイト情報である。
また、ID画像Cには、情報として、「Trace」という文字列が挿入されており、この情報種別は、サイトのアドレスの一部であるサイト情報である。また、ID画像Dには、情報として、「123456789123456789」という文字データが挿入されており、この情報種別は、商品を識別するためのシリアルナンバである。同様に、ID画像Eには、情報として、「987654321987654321」という文字データが挿入されており、この情報種別は、商品を識別するためのシリアルナンバである。
次に、図2は、上記ID画像に埋め込まれた情報の結合の組み合わせを示す概念図である。ID画像Aは、ID画像B、Cに結合可能であることを示している。同様に、ID画像Bは、ID画像DとID画像E、ID画像Cは、ID画像DとID画像Eと結合可能であることを示している。したがって、ID画像A〜Eによる結合の組み合わせは、A+B+D、A+B+E、A+C+D、A+C+Eの4通り存在する。以下、該結合の組み合わせを上述した結合パターンという。なお、上記結合パターンは、結合の順序のみを規定するものであって、読み取るID画像の順番を規定していない。例えば、結合パターン(A+B+D)の場合、ID画像を読み取る順番は、A→B→Dとは限らず、B→D→Aでも、D→B→Aであってもよい。
次に、図3は、上記結合パターン毎に得られる文字データとその文字データに従って実行される動作とを示す概念図である。図示するように、結合パターン(A+B+D)では、結合結果「http://www.aa.jp/campaign/cpp.XX?s=123456789123456789」が得られ、該文字データに従ってキャンペーンページにアクセスする。同様に、結合パターン(A+B+E)では、結合結果「http://www.aa.jp/campaign/cpp.XX?s=987654321987654321」が得られ、該文字データに従って、上記キャンペーンページとは異なるキャンペーンページにアクセスする。
また、結合パターン(A+C+D)では、結合結果「http://www.aa.jp/trace/cpp.XX?s=123456789123456789」が得られ、該文字データに従ってトレーサビリティページにアクセスする。同様に、結合パターン(A+C+E)では、結合結果「http://www.aa.jp/trace/cpp.XX?s=987654321987654321」が得られ、該文字データに従って、上記トレーサビリティページとは異なるトレーサビリティページにアクセスする。また、例えば、結合パターン(A+C+C)は、結合しても無意味な文字列になってしまうので、結合エラーと判定され(実際には、リンク処理部6によりリンク不可となり)、「A+C」と「C」の情報が記憶部5に保存されることになる。
本発明では、上述したように、ID画像に少なくとも1つ以上の情報を埋め込み、ID画像を種別で分類し、どの種別のID画像であるかが判別できるように、種別情報も埋め込む。また、結合パターンを予め携帯電話もしくはアクセス先のWEBサーバ上に保持しておく。そして、携帯電話でID画像を順次読み取り、文字データに変換し、結合パターンに従って、文字データを結合する。そして、結合した文字データに従ってWEBサーバにアクセスする。
なお、WEBサーバ上で結合する場合には、携帯電話から変換した文字データをWEBサーバに順次送信し、WEBサーバから結合結果を返信するようにしてもよい。携帯電話は、受信した結合結果に従って、所定のWEBページにアクセスする。これにより、結合パターンに従って、ID画像を様々な組み合わせで結合することが可能になり、様々な商品の組み合わせに対応することができるようになる。
例えば、前述した例によると、商品Aと、商品Bまたは商品Cのいずれか1つと、商品Dとの組み合わせにおいて、A+B+Dの場合には、WEBページABDにアクセスさせ、A+C+Dの場合には、WEBページACDにアクセスさせようとした場合、本発明では、ID画像A、B、C、Dを作成し、商品AにはID画像Aを添付し、商品BにはID画像Bを添付し、商品CにはID画像Cを添付し、商品DにはID画像Dを添付すればよい。また、図2に示すように、ID画像に埋め込む情報として、シリアルナンバを用いることで、購入したことを証明する購買証明を得ることも可能となる。以下では、本発明をより具体的に実施するための例について説明する。
B.第1実施形態
図4は、本発明の第1実施形態による携帯電話1の構成を示すブロック図である。図において、画像読み取り部2は、CCD、光学系などからなる撮像手段であり、一般にはデジタルカメラのように映像を撮像する。本第1実施形態では、画像読み取り部2は、商品に添付されているID画像を読み取る。制御部3は、変換処理部4、データチェック処理部5、リンク処理部6、合成処理部7からなる。変換処理部4は、画像読み取り部2により読み取られたID画像を文字データに変換する。なお、ID画像、文字データの詳細については後述する。
図4は、本発明の第1実施形態による携帯電話1の構成を示すブロック図である。図において、画像読み取り部2は、CCD、光学系などからなる撮像手段であり、一般にはデジタルカメラのように映像を撮像する。本第1実施形態では、画像読み取り部2は、商品に添付されているID画像を読み取る。制御部3は、変換処理部4、データチェック処理部5、リンク処理部6、合成処理部7からなる。変換処理部4は、画像読み取り部2により読み取られたID画像を文字データに変換する。なお、ID画像、文字データの詳細については後述する。
データチェック処理部5は、変換処理部4により変換された文字データに基づいて、読み取ったID画像の正当性をチェックする。正当性がチェックされた文字データは、記憶部8に記憶される。リンク処理部6は、ID画像から変換された文字データと、過去に読み取られ、記憶部8に記憶されている文字データとを、予め決められている結合パターンに従って結合可能か否かを判別する。結合パターンは、結合すべきID画像の組み合わせを示すデータであり、本第1実施形態では、各ID画像に埋め込まれている。すなわち、ID画像を文字データに変換することで、当該ID画像とどのID画像とが結合可能であるかが判別できるようになっている。
合成処理部7は、リンク処理部6により結合可能と判別された文字データ同士を結合する。該結合された文字データは、記憶部8に記憶されてもよい。記憶部8は、読み取られたID画像から変換された文字データを順次記憶する。表示部9は、画像読み取り部2によりID画像を読み取る際に撮像されるID画像を表示したり、変換された文字データを表示したり、結合結果を表示したりする。無線通信部10は、合成処理部7により結合された文字データに従って、無線通信によって基地局を介して、インターネット上のWEBページにアクセスする。
次に、図5は、ID画像毎の結合パターン、ID画像の種類、埋め込む情報を示す概念図である。本第1実施形態では、一例として、5つのID画像を用いている。ID画像には、結合パターン、種類、情報が埋め込まれている。No.1のID画像には、結合パターンとして「A+B+C」、種類「A」、情報として、サイトアドレス「http://www.aa.jp/」、シリアルナンバ「12345」が埋め込まれている。同様に、No.2のID画像には、結合パターンとして「A+B+C」、種類「B」、情報として、サイトアドレス「http://www.aa.jp/」、シリアルナンバ「56789」が埋め込まれている。また、No.3のID画像には、結合パターンとして「A+B+C」、種類「C」、情報として、サイトアドレス「http://www.aa.jp/」、シリアルナンバ「09876」が埋め込まれている。
また、No.4のID画像には、結合パターンとして「A+B+C」、種類「A」、情報として、サイトアドレス「http://www.bb.jp/」、シリアルナンバ「66253」が埋め込まれている。そして、No.5のID画像には、結合パターンとして「A+A+A」、種類「A」、情報として、サイトアドレス「http://www.bb.jp/」、シリアルナンバ「55553」が埋め込まれている。
このように、ID画像にそれ自体の種類、結合パターンを埋め込むことにより、ID画像を文字データに変換することで、そのID画像から得られた情報(文字データ)と、どのID画像の情報(文字データ)とを結合すればよいかを判別することが可能となっている。
図6(a)、(b)は、上記ID画像の結合可能例(結合不可例)を示す概念図である。例えば、No.1、No.2、No.3のID画像の場合には、それぞれの種類が「A」、「B」、「C」であるので、結合パターン「A+B+C」に合致する。したがって、この場合、No.1、No.2、No.3のID画像が結合可能であると判定できるので、それぞれのID画像から変換した文字データを結合する。なお、本第1実施形態では、結合時にどのように埋め込まれた情報を結合するかを決める所定のルール(結合規則)を設けている。
本第1実施形態でのルールでは、最初のID画像に対しては、そのID画像に埋め込まれているサイトアドレスとシリアルナンバを用い、そのサイトアドレスに「index.php?s=」を付加した後、2番目以降のID画像に対しては、それぞれのID画像に埋め込まれているシリアルナンバのみを用いるようになっている。なお、「index.php」は、サイトのファイルを示し、「?s=」は、シリアルナンバをパラメータとしてアドレスに付与するための文字列である。
したがって、No.1、No.2、No.3のID画像の場合には、No.1のID画像に埋め込まれているサイトアドレス「http://www.aa.jp/」+「index.php?s=」+No.1のシリアルナンバ「12345」+No.2のシリアルナンバ「56789」+No.3のシリアルナンバ「09876」となり、最終的な結合結果は、図6(a)に示するように、「http://www.aa.jp/index.php?s=12345 56789 09876」となる。
同様に、No.4、No.2、No.3のID画像の場合には、それぞれの種類が「A」、「B」、「C」であるので、結合パターン「A+B+C」に合致するので、結合可能であることが分かる。したがって、この場合には、No.4のID画像に埋め込まれているサイトアドレス「http://www.bb.jp/」+「index.php?s=」+No.4のシリアルナンバ「66253」+No.2のシリアルナンバ「56789」+No.3のシリアルナンバ「09876」となり、最終的な結合結果は、図6(a)に示するように、「http://www.bb.jp/index.php?s=66253 56789 09876」となる。
これに対して、図6(b)に示す、No.1、No.2、No.4のID画像の場合には、それぞれの種類が「A」、「B」、「A」であるので、種類「C」のID画像がない。したがって、No.1、No.2、No.4のID画像では、結合不可となる。また、No.1、No.4、No.5のID画像の場合には、No.5の結合パターンが「A+A+A」で他と結合パターンが異なる。したがって、この場合も結合不可となる。
次に、上述した本第1実施形態の動作について説明する。
ここで、図7は、本第1実施形態による携帯電話の動作を説明するためのフローチャートである。まず、画像読み取り部2によりID画像を読み取り、変換処理部4により文字データに変換する(S10)。次に、データチェック処理部5により、正しい読み取りデータであるか否かを判定し(S11)、正しくない読み取りデータであった場合には、当該処理を終了する。
ここで、図7は、本第1実施形態による携帯電話の動作を説明するためのフローチャートである。まず、画像読み取り部2によりID画像を読み取り、変換処理部4により文字データに変換する(S10)。次に、データチェック処理部5により、正しい読み取りデータであるか否かを判定し(S11)、正しくない読み取りデータであった場合には、当該処理を終了する。
一方、正しい読み取りデータであった場合には、読み取った文字データ、すなわち情報(結合パターン、種類、サイトアドレス、シリアルナンバ)を記憶部8に保存する(S12)。次に、リンク処理部6により、結合パターンに従って、読み取った文字データに結合可能な読み取り情報が記憶部8に保存されているか否かを判定する(S13)。
そして、結合可能な読み取り情報が保存されていなければ、まだ、読み取るべきID画像があるというユーザ指示があるか否かを判定する(S16)。そして、ユーザにより読み取るべきID画像がないという指示があった場合には、当該処理を終了する。一方、ユーザによりまだ読み取るべきID画像があるという指示があった場合には、ステップS10に戻り、次のID画像を読み取る。このように、結合不可のID画像が読み取られた場合には、ID画像から読み取った情報を記憶部8に順次記憶していく。
一方、ステップS13において、読み取った文字データに結合可能な読み取り情報が記憶部8に保存されている場合には、合成処理部7により、結合可能な読み取り情報と結合する(S14)。次に、結合すべき情報に対応するID画像を全て読み取ったか否かを判定し(S15)、まだ読み取っていないID画像がある場合には、まだ、読み取るべきID画像があるというユーザ指示があるか否かを判定し(S16)、ユーザにより読み取るべきID画像がないという指示があった場合には、当該処理を終了する一方、ユーザによりまだ読み取るべきID画像があるという指示があった場合には、ステップS10に戻り、次のID画像を読み取る。
このようにして、結合可能なID画像を読み取った場合には、読み取る度に順次結合していく。図5に示す例で説明すると、例えば、最初にNo.1のID画像を読み取ると、該ID画像の情報として、結合パターン「A+B+C」、種類「A」、サイトアドレス「http://www.aa.jp/」、シリアルナンバ「12345」が保存される。次に、例えば、No.2のID画像を読み取ると、該ID画像の情報として、結合パターン「A+B+C」、種類「B」、サイトアドレス「http://www.aa.jp/」、シリアルナンバ「56789」が保存される。
そして、No.2のID画像の結合パターンが「A+B+C」であるので、先に読み取られたNo.1のID画像の結合パターン「A+B+C」に一致し、かつ種類「A」であるので、結合可能であると判定され、サイトアドレス「http://www.aa.jp/」+「index.php?s=」+No.1のシリアルナンバ「12345」+No.2のシリアルナンバ「56789」となり、この段階での結合結果は、「http://www.aa.jp/index.php?s=12345 56789」となる。
同様にして、次に、No.3のID画像を読み取ると、該ID画像の情報として、結合パターン「A+B+C」、種類「C」、サイトアドレス「http://www.aa.jp/」、シリアルナンバ「09876」が保存される。
そして、上述したNo.1とNo.2の結合結果の結合パターンが「A+B+C」であり、今回のNo.3のID画像の種類が「C」であるので、結合可能であると判定され、最終的な結合結果として、図6(a)に示すように、「http://www.aa.jp/index.php?s=12345 56789 09876」が得られる。
そして、結合すべき情報に対応するID画像を全て読み取った場合には、それまでに結合した情報を表示部9に表示し(S17)、結合した情報がWEBサーバに送信可能であるか(結合した情報がWEBサーバのサイトアドレスであるか)否かを判定し(S18)、WEBサーバに送信不可な情報であれば、当該処理を終了する。
一方、WEBサーバに送信可能であれば、無線通信部10により、結合した情報(上述した例では、「http://www.aa.jp/index.php?s=12345 56789 09876」)をWEBサーバに送信する(S19)。そして、WEBサーバから送信されてくる情報(WEBページ)を受信して表示部9に表示し(S20)、当該処理を終了する。
なお、上述した第1実施形態では、ID画像に結合パターンが埋め込まれているが、これに限らず、予め携帯電話1に保持されていても、適宜、ネットワーク上のサーバなどからダウンロードされたものを保持するようにしてもよい。
C.第2実施形態
次に、本発明の第2実施形態について説明する。本第2実施形態では、ID画像に埋め込まれた情報をサーバ上で結合し、該結合された情報を携帯電話1で受信し、受信した結合された情報に従ってWEBページにアクセスすることを特徴とする。なお、携帯電話1の構成は図4と同様であるので説明を省略する。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。本第2実施形態では、ID画像に埋め込まれた情報をサーバ上で結合し、該結合された情報を携帯電話1で受信し、受信した結合された情報に従ってWEBページにアクセスすることを特徴とする。なお、携帯電話1の構成は図4と同様であるので説明を省略する。
本第2実施形態では、ID画像に埋め込まれた情報の種別を示す種類と情報とを埋め込む。ここで、図8は、第2実施形態において、種類と情報種別との関係を示す概念図である。種類「A」はサーバ情報、種類「B」はサイト情報、種類「C」はシリアルナンバである。
また、図9は、本第2実施形態で用いたID画像と埋め込まれた情報との一例を示す概念図である。No.1のID画像には、種類「A」と情報としてサーバ情報「http://www.aa,jp/」とが埋め込まれている。同様に、No.2のID画像には、種類「B」と情報としてサイト情報「campaign」とが埋め込まれ、No.3のID画像には、種類「B」と情報としてサイト情報「Trace」とが埋め込まれ、No.4のID画像には、種類「C」と情報としてシリアルナンバ「123456789123456789」とが埋め込まれ、No.5のID画像には、種類「C」と情報としてシリアルナンバ「987654321987654321」とが埋め込まれている。
図10は、サーバに保持される結合パターンと、該結合パターンに従って結合された結合結果を示す概念図である。サーバには、図示するように、どのような種別同士が結合可能であるかを示す結合パターンとして、「A+B」、「A+B+C」、「A+B+B+D」、「A+C」、「A+B+B+C+C」が保持されている。携帯電話1は、読み取ったID画像を文字データ(種類、情報)に変換し、その都度、あるいはまとめてサーバに送信する。サーバでは、図10に示す結合パターンに従って、結合可能な情報があるか判定し、結合可能な情報を結合する。
例えば、No.1のID画像の文字データ(種類、情報)とNo.3のID画像の文字データ(種類、情報)が送信されてくると、サーバは、No.1のID画像の種類が「A」で、No.2のID画像の種類が「B」であるので、結合パターン「A+B」に一致するので結合可能であると判定する。そして、No.1のID画像の情報とNo.3のID画像の情報とを結合し、図示する「http://www.aa.co.jp/Trace」とし、携帯電話1に送信する。
携帯電話では、上記結合結果「http://www.aa.co.jp/Trace」を受信すると、結合された情報に従ってWEBページにアクセスする。その他、図10に示すように、「No.1+No.2+No.4」についても、「No.1+No.2+No.3+No.5」、「No.1+No.4」、「No.1+No.2+No.3+No.4+No.5」についても、同様に行うことができる。結合パターンにない、例えば、「A+B+C+C」や、「A」のみ、あるいは「A+B+B+B+C」といった組み合わせは結合できない。
また、第1実施形態でも述べたが、結合時にどのように埋め込まれた情報を結合するか、また、結合する際に必要な情報を付け足すなどを決める所定のルール(結合規則)を設けてもよい。例えば、図10に示す例において、「A+B」の際には、結合結果としてサイトアドレスを示すため、No.1のID画像とNo.3のID画像と結合した結果の最後に、「/(スラッシュ)」を追加している。また、「A+B+B+C」の場合には、「/(スラッシュ)」の他にサイトのファイルを示す「index.php」や、シリアルナンバをパラメータとしてアドレスに付与するための「?s=」などの文字列を追加している。
本第1実施形態でのルールでは、最初のID画像に対しては、そのID画像に埋め込まれているサイトアドレスとシリアルナンバを用い、そのサイトアドレスに「index.php?s=」を付加した後、2番目以降のID画像に対しては、それぞれのID画像に埋め込まれているシリアルナンバのみを用いるようになっている。
上述した実施形態によれば、複数のID画像を一括して読み取ることで、複数の商品の多岐にわたる組み合わせによるキャンペーン応募であっても対応することができる。また、消費者の手間を軽減することができる。また、商品毎に異なるシリアルナンバなど、個々の商品に関する情報も埋め込むことができるので、購買証明を得ることができる。また、ID画像の組み合わせに応じて、異なるサイトにアクセスさせることができ、提示可能な情報の種類を増やすことができる。また、サイト毎に携帯端末のユーザの動向を調査することができる。
また、上述した実施形態によれば、ID画像から得られる文字データを保存するようにしたので、全てのID画像が揃っていなくても、その都度、ID画像を読み取り、得られた文字データを保存しておけばよく、消費者の利便性を向上させることができる。また、結合可能なID画像の中から、消費者が結合する文字データを選択できるようにすることで、ユーザが所望する情報を提示することが可能になる。
例えば、全ての商品を同時に購入できない場合であっても、一時保存し、次回購入時にキャンペーンに参加することができる。また、携帯電話でID画像を読み取って文字データを保存しておくことにより、常に携帯でき、いつでも追加登録することが可能になる。また、通年で実施するようなキャンペーンであっても、文字データを保存しておくことで、キャンペーン期間中であれば、商品購入の時期に空きがあっても既に購入した商品のID画像が無駄にならない。
D.応用例
本発明は、複数の商品の多岐にわたる組み合わせによるキャンペーン応募に適用可能であるが、それ以外も様々なビジネスに適用可能である。以下に、適用可能なビジネスシーンを説明する。
本発明は、複数の商品の多岐にわたる組み合わせによるキャンペーン応募に適用可能であるが、それ以外も様々なビジネスに適用可能である。以下に、適用可能なビジネスシーンを説明する。
(1)WEBアクセスの振り分け
購入した商品種類の組み合わせによって取得できる情報を変更することができるので、購買に即した情報を提供することができる。例えば購入した化粧品の組み合わせによって、異なるメイクアップアドバイスが提示されるWEBページへ導入することができる。または、食材の組み合わせに応じてアクセスするWEBサイトを変更することで、例えば、「ジャガイモ+肉」であれば、肉じゃがレシピサイトへアクセスさせ、「ジャガイモ+マヨネーズ」であれば、ポテトサラダレシピサイトへアクセスさせることができる。
購入した商品種類の組み合わせによって取得できる情報を変更することができるので、購買に即した情報を提供することができる。例えば購入した化粧品の組み合わせによって、異なるメイクアップアドバイスが提示されるWEBページへ導入することができる。または、食材の組み合わせに応じてアクセスするWEBサイトを変更することで、例えば、「ジャガイモ+肉」であれば、肉じゃがレシピサイトへアクセスさせ、「ジャガイモ+マヨネーズ」であれば、ポテトサラダレシピサイトへアクセスさせることができる。
(2)購買動向調査
商品に分割されたユニークなID画像を貼り付けることにより、携帯電話1が送信する組み合わせ情報をサーバで解析し、例えば、いつ、何を、どの組み合わせで購入しているかなど、複数の商品の組み合わせによる購買動向を調査することができる。また、同時購入商品を把握することで、消費者の商品の購買動向として商品マーケティング調査に利用することができる。
商品に分割されたユニークなID画像を貼り付けることにより、携帯電話1が送信する組み合わせ情報をサーバで解析し、例えば、いつ、何を、どの組み合わせで購入しているかなど、複数の商品の組み合わせによる購買動向を調査することができる。また、同時購入商品を把握することで、消費者の商品の購買動向として商品マーケティング調査に利用することができる。
例えば、セット販売や組み合わせて利用する商品を、消費者がどの組み合わせで購入したかを把握することができる。これを利用して購買動向を調査することが可能となる。例えば、消費者毎にどのような商品を組み合わせて購入したかを把握することができるので、消費者をデータベースで管理し、消費者毎に商品を好きなように組み合わせて購入させるキャンペーンなどを行うことができる。
(3)イベント利用者
指定されたチェックポイントでID画像を読み取らせ、読み取らせたID画像に応じて次の指示を与えるポイントラリーなどで利用することできる。
指定されたチェックポイントでID画像を読み取らせ、読み取らせたID画像に応じて次の指示を与えるポイントラリーなどで利用することできる。
(4)物流ピッキングへの利用
商品発送の際のピッキング作業において、正しい組み合わせでピッキングが行われているかを、ピッキングリストのID画像と作業者のID画像と商品毎のID画像の結合結果とWEBサーバなどへ送信して確認する。
商品発送の際のピッキング作業において、正しい組み合わせでピッキングが行われているかを、ピッキングリストのID画像と作業者のID画像と商品毎のID画像の結合結果とWEBサーバなどへ送信して確認する。
なお上述の携帯電話やWebサーバは内部に、コンピュータシステムを有している。そして、上述した処理の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。ここでコンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしても良い。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
1 携帯電話
2 画像読み取り部(読取手段)
3 制御部
4 変換処理部(変換手段)
5 データチェック部
6 リンク処理部
7 合成処理部(結合手段)
8 記憶部(文字情報記憶手段、結合パターン記憶手段)
9 表示部
10 無線通信部(通信手段)
2 画像読み取り部(読取手段)
3 制御部
4 変換処理部(変換手段)
5 データチェック部
6 リンク処理部
7 合成処理部(結合手段)
8 記憶部(文字情報記憶手段、結合パターン記憶手段)
9 表示部
10 無線通信部(通信手段)
Claims (8)
- 2次元コード化された情報を読み取る携帯端末であって、
複数の2次元コードを読み取る読取手段と、
前記読取手段によって順次読み取られる2次元コードの各々を文字情報に変換する変換手段と、
前記変換手段によって順次変換される複数の文字情報を、所定の結合パターンに規定されている2次元コードの組み合わせに基づいて結合する結合手段と
を具備することを特徴とする携帯端末。 - 前記結合手段によって結合された文字情報に基づいて、ネットワーク上のサーバにアクセスする通信手段を具備することを特徴とする請求項1記載の携帯端末。
- 前記変換手段によって変換された文字情報を記憶する文字情報記憶手段を具備することを特徴とする請求項1または2に記載の携帯端末。
- 前記結合手段は、前記2次元コードの各々に埋め込まれている結合パターンに基づいて、複数の2次元コードの各々から変換された複数の文字情報を結合することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の携帯端末。
- 前記結合パターンを記憶する結合パターン記憶手段を具備し、
前記結合手段は、前記結合パターン記憶手段に記憶されている結合パターンに基づいて、複数の2次元コードの各々から変換された複数の文字情報を結合することを特徴とする請求項項1ないし3のいずれかに記載の携帯端末。 - ネットワーク上のサーバ装置であって、
前記ネットワークを介して携帯端末から送信されてくる複数の2次元コードの各々から得られた複数の文字情報を受信する受信手段と、
前記受信手段によって受信した複数の文字情報を、所定の結合パターンに規定されている2次元コードの組み合わせに基づいて結合する結合手段と
を具備することを特徴とするサーバ装置。 - 前記結合手段によって結合した文字情報を前記携帯端末に送信する送信手段を具備することを特徴とする請求項6記載のサーバ装置。
- コンピュータに、
複数の2次元コードを順次読み取るステップと、
前記順次読み取られる2次元コードの各々を文字情報に変換するステップと、
前記変換された複数の文字情報を、所定の結合パターンに規定されている2次元コードの組み合わせに基づいて結合するステップと
を実現することを特徴とする2次元コード読み取りプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006097292A JP2007272552A (ja) | 2006-03-31 | 2006-03-31 | 携帯端末、サーバ装置および2次元コード読み取りプログラム |
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- 2006-03-31 JP JP2006097292A patent/JP2007272552A/ja active Pending
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