JP2007272496A - ストレージ装置、ストレージ制御ファームウェアの活性プログラム交換方法及びストレージ制御プログラム活性交換のためのプログラム - Google Patents
ストレージ装置、ストレージ制御ファームウェアの活性プログラム交換方法及びストレージ制御プログラム活性交換のためのプログラム Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】ストレージ制御装置2Aに、ホストインタフェース制御部3と、ストレージ制御ファームウェアAと、電気的に書き換え可能な不揮発性メモリ7を備え、不揮発性メモリ7を使用して、ストレージ制御ファームウェアAの活性プログラム交換中に必要な情報を格納し、この情報を使用してホスト1とのコネクションを切断することなく、ホスト1からのコマンドにエラー応答することなく、活性プログラム交換を行う。
【選択図】 図1
Description
図7は従来例1の説明図である。以下、図7に基づき従来例1を説明する。
図8は従来例2の説明図である。以下、図8に基づき従来例2を説明する。
以下、特許文献1を従来例3として説明する。従来例3は入出力制御装置およびそのファームウェア更新方法に関するものであり、次のような内容が記載されている。
(b) :磁気ディスク制御装置(入出力制御装置)を成す全てのファームウェアを活性交換できるようにして、磁気ディスク制御装置を有するシステムを確実に24時間稼働できるようにするとともに、ポインタテーブル等の書換え、更新を不要にして、ファームウェアの活性交換(更新)に要する時間の短縮をはかった。入出力制御装置およびそのファームウェア更新方法を提供することを目的とする。(段落番号[0029]参照)
(4) :従来例4
以下、特許文献2を従来例4として説明する。従来例4は、ディスク制御装置に関するものであり、次のような内容が記載されている。
(b) :前記チャネルプロセッサと前記ドライブプロセッサは、前記入出力要求を、新しいプログラムをローディング中は旧プログラムを使って処理し、前記チャネルプロセッサと前記ドライブプロセッサは、前記入出力要求を、前記新しいプログラムが前記チャネルプロセッサと前記ドライブプロセッサの両方において使用可能となった後は、前記新しいプログラムを使って処理することを特徴とするディスク制御装置を提供する。(段落番号[0004]参照)
(5) :従来例5
以下、特許文献3を従来例5として説明する。従来例5は、ポートを内蔵したストレージに関するものであり、次のような内容が記載されている。
(b) :SAN(ストレージエリアネットワーク)環境のストレージにスペアポートを一つ以上設定する。ストレージに設けられたポートのマイクロプログラム交換時、交換対象のポートからそのポートの持つ属性情報をスペアポートにコピーし、スペアポートにサーバとストレージの接続を切り替える。(要約の欄を参照)
(a) :ストレージ制御ファームウェアの活性プログラム交換開始時、外部からの指示が出された時点以降にホストから受け取ったコマンドの処理を停止し、前記ホストから受け取ったコマンドとイベントの順序関係を保持するため、前記不揮発性メモリに両者の情報を分けて格納すると共に、ホストが発行したコマンドのキャンセルを指示してきた場合、そのキャンセルに対応するコマンドを検索し、無効状態にする第1の手段と、
(b) :前記コマンド処理停止が完了した際、ホストインタフェース制御部から前記ストレージ制御ファームウェアへの割り込みを抑止し、ホストから受け取ったコマンドは前記不揮発性メモリへ転送し続け、不揮発性メモリ内のコマンドキューの入力ポインタは更新し、前記ストレージ制御ファームウェアの処理は行わないように制御を行う第2の手段と、
(c) :前記ストレージ制御ファームウェアの活性プログラム交換後の新プログラムを有する新ストレージ制御ファームウェアを起動して該ストレージ制御ファームウェアを有効にすると共に、前記不揮発性メモリの内容は保持するように制御を行う第3の手段と、
(d) :前記新ストレージ制御ファームウェアによる起動時は、ホストインタフェース制御部の初期設定を実施しないように、コネクションを切断せずに、ホストとの論理的な接続状態を保持することで、ホストインタフェース制御部はリセットされずに起動前の状態のまま動作し続けさせる制御を行う第4の手段と、
(e) :前記ストレージ制御ファームウェア側は前記新ストレージ制御ファームウェアが起動されたことでホストとの論理的な接続状態を忘れているため、前記起動後のホストコマンド処理を開始する前に、論理的な接続状態を復元させるホストコネクションの復元を行う第5の手段とを備えていることを特徴とするストレージ装置。
(a) :ストレージ制御ファームウェアの活性プログラム交換開始時、外部からの指示が出された時点以降にホストから受け取ったコマンドの処理を停止し、前記ホストから受け取ったコマンドとイベントの順序関係を保持するため、前記不揮発性メモリに両者の情報を分けて格納すると共に、ホストが発行したコマンドのキャンセルを指示してきた場合、そのキャンセルに対応するコマンドを検索し、無効状態にする第1の手順と、
(b) :前記コマンド処理停止が完了した際、ホストインタフェース制御部から前記ストレージ制御ファームウェアへの割り込みを抑止し、ホストから受け取ったコマンドは前記不揮発性メモリへ転送し続け、不揮発性メモリ内のコマンドキューの入力ポインタは更新し、前記ストレージ制御ファームウェアの処理は行わないように制御を行う第2の手順と、
(c) :前記ストレージ制御ファームウェアの活性プログラム交換後の新プログラムを有する新ストレージ制御ファームウェアを起動して該ストレージ制御ファームウェアを有効にすると共に、前記不揮発性メモリの内容は保持するように制御を行う第3の手順と、
(d) :前記新ストレージ制御ファームウェアによる起動時は、ホストインタフェース制御部の初期設定を実施しないように、コネクションを切断せずに、ホストとの論理的な接続状態を保持することで、ホストインタフェース制御部はリセットされずに起動前の状態のまま動作し続けさせる制御を行う第4の手順と、
(e) :前記ストレージ制御ファームウェア側は前記新ストレージ制御ファームウェアが起動されたことでホストとの論理的な接続状態を忘れているため、前記起動後のホストコマンド処理を開始する前に、論理的な接続状態を復元させるホストコネクションの復元を行う第5の手順とを備えていることを特徴とするストレージ制御ファームウェアの活性プログラム交換方法。
(a) :ストレージ制御ファームウェアの活性プログラム交換開始時、外部からの指示が出された時点以降にホストから受け取ったコマンドの処理を停止し、前記ホストから受け取ったコマンドとイベントの順序関係を保持するため、前記不揮発性メモリに両者の情報を分けて格納すると共に、ホストが発行したコマンドのキャンセルを指示してきた場合、そのキャンセルに対応するコマンドを検索し、無効状態にする第1の手順と、
(b) :前記コマンド処理停止が完了した際、ホストインタフェース制御部から前記ストレージ制御ファームウェアへの割り込みを抑止し、ホストから受け取ったコマンドは前記不揮発性メモリへ転送し続け、不揮発性メモリ内のコマンドキューの入力ポインタは更新し、前記ストレージ制御ファームウェアの処理は行わないように制御を行う第2の手順と、
(c) :前記ストレージ制御ファームウェアの活性プログラム交換後の新プログラムを有する新ストレージ制御ファームウェアを起動して該ストレージ制御ファームウェアを有効にすると共に、前記不揮発性メモリの内容は保持するように制御を行う第3の手順と、
(d) :前記新ストレージ制御ファームウェアによる起動時は、ホストインタフェース制御部の初期設定を実施しないように、コネクションを切断せずに、ホストとの論理的な接続状態を保持することで、ホストインタフェース制御部はリセットされずに起動前の状態のまま動作し続けさせる制御を行う第4の手順と、
(e) :前記ストレージ制御ファームウェア側は前記新ストレージ制御ファームウェアが起動されたことでホストとの論理的な接続状態を忘れているため、前記起動後のホストコマンド処理を開始する前に、論理的な接続状態を復元させるホストコネクションの復元を行う第5の手順とを備えていることを特徴とするストレージ制御ファームウェアの活性プログラム交換方法。
以下、図1を参照しながら前記構成に基づく本発明の作用を説明する。
前記ホスト1に接続されたストレージ制御装置2では次のような作用がある。
(1) :ストレージ制御ファームウェアの活性プログラム交換中に必要な情報を電気的に書き換え可能な不揮発性メモリに格納し、この情報を使用してホストとのコネクションを切断することなく、ホストからのコマンドにエラー応答することなく、前記活性プログラム交換を行える。
以下、図1に基づき、システムの概要を説明する。
図2はシステム構成図である。以下、前記ストレージ装置の具体例としてディスク装置(RAID構成の磁気ディスク装置)の例について説明する。
図3はディスク制御装置の動作説明図(その1)であり、A図はコマンドキューの動作、B図はコマンドとイベントの順序関係保持の動作を示す。図4はディスク制御装置の動作の説明図(その2)であり、A図はキャンセルコマンドの処理を示す。図5はディスク制御装置の動作の説明図(その3)であり、A図は例1の新ファームとホスト間のコネクション復元動作、B図は例2の新ファームとホスト間のコネクション復元動作を示す。以下、図3乃至図5に基づいて、ディスク制御装置の動作を説明する。
ホストI/F制御部3がホスト1からコマンドを受け取ると、そのコマンドを電気的に書き換え可能な不揮発性メモリ7のコマンドキュー11に順次格納して蓄積する。そして、このコマンドキュー11は、入力Pの位置がコマンドの入力位置を示している。また、出力Pは、一旦、コマンドキュー11に入力されたコマンドが実行されるために取り出されると、その位置が入力P側へ移動する。
活性プログラム交換用順序テーブル12は、ファームAの活性プログラム交換時の処理順序を保持するために使用するものである。ホストI/F制御部3からは、コマンドキュー11に入るコマンドだけでなく、ホストI/F制御部3内のレジスタ群で通知されるイベントもあるため、このイベントとコマンドキュー11に入るコマンドとの順序関係を保持するため、活性プログラム交換用順序テーブル12と、イベントテーブル13を使用する。
さらに、ホスト1から既に受信済みのコマンドの中から、或るコマンドがキャンセルになったとの指示がホストから出された場合、処理すべきコマンド群からキャンセル対象のコマンド(例えば、コマンド2)を検索して特定し、そのコマンド(例えば、コマンド2)に「無効」印を付ける。
ファームAの新プログラムによる起動(ファームAの活性プログラム交換後の新プログラムによる新ファームAの起動)では、ホストI/F制御部3から新ファームAにコマンドによる割り込みを発生することで、交換された新ファームAを起動(リブート)し、新ファームAが有効になる。
ホストコネクションの復元動作では、新ファームA側は、リブート(起動)されたことで、ホスト1との論理的な接続(Login)状態は忘れている。そのため、リブート(起動)後のホストコマンド処理を開始する前に論理的な接続(Login)状態を復元させる必要がある。
図6はディスク制御装置の処理フローチャートである。以下、図6に基づいて、ファームAの活性プログラム交換を行う際のディスク制御装置の処理を説明する。なお、図6において、S1〜S6は各処理ステップを示す。
ホスト1からのコマンド処理停止:Suspend 処理で、外部からの指示が出された時点以降のホスト1からのコマンドを処理しないようにする。前記コマンドは、通常動作中から書き換え可能な不揮発性メモリ7内のコマンドキュー11の領域に、ホストI/F制御部3から入れるようにしているが、このタイミングで以降のコマンドは起動せずに、コマンドを処理しないようにする。(図3のA図参照)
ホストI/F制御部3からは、コマンドキュー11に入るコマンドだけでなく、ホストI/F制御部3内のレジスタ群で通知されるイベントもあるため、このイベントとコマンドキュー11に入るコマンドとの順序関係を保持するため、活性プログラム交換用順序テーブル12と、イベントテーブル13を使用する。(図3のB図参照)更に、ホスト1が発行したコマンドを、その後、ホスト1からキャンセルを指示してきた場合、そのキャンセルに対応するコマンドを検索し、無効状態にする。(図4のA図参照)。
内部保持コマンド処理終了(Suspend 完了)時、すなわち、ファームAの活性プログラム交換前にホスト1から受けたコマンドの処理を終了させるための内部保持コマンド処理終了時、ホストI/F制御部3からのファームAへの割り込みを抑止する。ホストI/F制御部3は新規に受信したコマンドは不揮発性メモリ7内のコマンドキュー11に転送し続け、コマンドキューの入力ポインタ(図3のA図の入力Pを参照)は更新されるが、ファームAの処理はされないという動作になる。
この動作では、ホストI/F制御部3から新ファームAにコマンドによる割り込みを発生することで、交換された新ファームAを起動(リブート)し、新ファームAが有効になる。この時、電気的に書き換え可能な不揮発性メモリ7の内容は保持するようにする(Warm Reboot)。
新ファームAによるリブート(活性プログラム交換のリブート)時は、ホストI/F制御部3の初期設定を実施しないようにし、コネクションを切断せずに、ホスト1との論理的な接続(Login)状態を保持する。ホストI/F制御部3は、リセットされないため、リブート前の状態のまま動作し続けている。
一方、新ファームA側は、リブートされたことで、ホストとの論理的な接続(Login)状態は忘れている。そのため、リブート後のホストコマンド処理を開始する前に論理的な接続(Login)状態を復元させる必要がある。その方法には次の2つの方法がある。
この段階まできて、ファームAの活性プログラム交換中に受信していた、コマンドやイベントを起動する。最初にホストI/F制御部3の新ファームAへの割り込みを有効にする。ファームAの活性プログラム交換中に受信したコマンドやイベントの順序性を保証するために、活性プログラム交換用順序テーブル12の順序に従って起動する。
図2に示したディスク制御装置2のホストI/F制御部3内のコントローラ4、ファームB(ホストインタフェース制御ファームウェア)、ファームA(ディスク制御用ファームウェア)等は、何れもプログラムを備えている。
前記の説明に対し、次の構成を付記する。
ストレージの制御を行い、ホストに接続して運用されるストレージ制御装置に、ホスト間のインタフェース制御を行うホストインタフェース制御部と、ストレージ制御用のプログラムを有するストレージ制御ファームウェアと、電気的に書き換え可能な不揮発性メモリを備え、
前記不揮発性メモリを使用して、前記ストレージ制御ファームウェアの活性プログラム交換中に必要な情報を格納し、この情報を使用してホストとのコネクションを切断することなく、ホストからのコマンドにエラー応答することなく、前記活性プログラム交換を行うストレージ装置であって、
(a) :ストレージ制御ファームウェアの活性プログラム交換開始時、外部からの指示が出された時点以降にホストから受け取ったコマンドの処理を停止し、前記ホストから受け取ったコマンドとイベントの順序関係を保持するため、前記不揮発性メモリに両者の情報を分けて格納すると共に、ホストが発行したコマンドのキャンセルを指示してきた場合、そのキャンセルに対応するコマンドを検索し、無効状態にする第1の手段と、
(b) :前記コマンド処理停止が完了した際、ホストインタフェース制御部から前記ストレージ制御ファームウェアへの割り込みを抑止し、ホストから受け取ったコマンドは前記不揮発性メモリへ転送し続け、不揮発性メモリ内のコマンドキューの入力ポインタは更新し、前記ストレージ制御ファームウェアの処理は行わないように制御を行う第2の手段と、
(c) :前記ストレージ制御ファームウェアの活性プログラム交換後の新プログラムを有する新ストレージ制御ファームウェアを起動して該ストレージ制御ファームウェアを有効にすると共に、前記不揮発性メモリの内容は保持するように制御を行う第3の手段と、
(d) :前記新ストレージ制御ファームウェアによる起動時は、ホストインタフェース制御部の初期設定を実施しないように、コネクションを切断せずに、ホストとの論理的な接続状態を保持することで、ホストインタフェース制御部はリセットされずに起動前の状態のまま動作し続けさせる制御を行う第4の手段と、
(e) :前記ストレージ制御ファームウェア側は前記新ストレージ制御ファームウェアが起動されたことでホストとの論理的な接続状態を忘れているため、前記起動後のホストコマンド処理を開始する前に、論理的な接続状態を復元させるホストコネクションの復元を行う第5の手段と、
を備えていることを特徴とするストレージ装置。
ストレージと、このストレージを制御するストレージ制御装置を備え、前記ストレージ制御装置をホストに接続して運用すると共に、
前記ストレージ制御装置には、ホストとの間のインタフェース制御を行うホストインタフェース制御部と、前記ストレージの制御を行うプログラムを有するストレージ制御ファームウェアを備えたストレージ装置において、
前記ホストインタフェース制御部は、ホスト間のインタフェース制御を行うプログラムを有するホストインタフェース制御ファームウェアを備え、前記ホストインタフェース制御ファームウェアは、前記ストレージ制御ファームウェアの活性プログラム交換中もホストインタフェース制御部が動作し続けられるようにする機能を備えると共に、
前記ストレージ制御装置に、前記ストレージ制御ファームウェアの活性プログラム交換後の起動中もクリアされない電気的に書き換え可能な不揮発性メモリを備え、
前記不揮発性メモリには、ホストから受け取ったコマンドを順次格納するコマンドキューと、前記ストレージ制御ファームウェアの活性プログラム交換をする際の順序情報を格納する活性プログラム交換用順序テーブルと、ホストから受け取ったイベント情報を格納するイベントテーブルと、ホストの情報を格納するホスト情報領域とを備え、
前記ホストインタフェース制御部が前記不揮発性メモリを使用して、前記ストレージ制御ファームウェアの活性プログラム交換中に必要な情報を格納し、これらの情報を使用して、ホストとのコネクションを切断することなく、ホストからのコマンドにエラー応答することなく、前記ストレージ制御ファームウェアの活性プログラム交換を行わせる機能を備えていることを特徴とするストレージ装置。
ストレージの制御を行い、ホストに接続して運用されるストレージ制御装置に、ホスト間のインタフェース制御を行うホストインタフェース制御部と、ストレージ制御用のプログラムを有するストレージ制御ファームウェアと、電気的に書き換え可能な不揮発性メモリを備え、
前記不揮発性メモリを使用して、前記ストレージ制御ファームウェアの活性プログラム交換中に必要な情報を格納し、この情報を使用してホストとのコネクションを切断することなく、ホストからのコマンドにエラー応答することなく前記活性プログラム交換を行うストレージ装置のストレージ制御ファームウェアの活性プログラム交換方法であって、
(a) :ストレージ制御ファームウェアの活性プログラム交換開始時、外部からの指示が出された時点以降にホストから受け取ったコマンドの処理を停止し、前記ホストから受け取ったコマンドとイベントの順序関係を保持するため、前記不揮発性メモリに両者の情報を分けて格納すると共に、ホストが発行したコマンドのキャンセルを指示してきた場合、そのキャンセルに対応するコマンドを検索し、無効状態にする第1の手順と、
(b) :前記コマンド処理停止が完了した際、ホストインタフェース制御部から前記ストレージ制御ファームウェアへの割り込みを抑止し、ホストから受け取ったコマンドは前記不揮発性メモリへ転送し続け、不揮発性メモリ内のコマンドキューの入力ポインタは更新し、前記ストレージ制御ファームウェアの処理は行わないように制御を行う第2の手順と、
(c) :前記ストレージ制御ファームウェアの活性プログラム交換後の新プログラムを有する新ストレージ制御ファームウェアを起動して該ストレージ制御ファームウェアを有効にすると共に、前記不揮発性メモリの内容は保持するように制御を行う第3の手順と、
(d) :前記新ストレージ制御ファームウェアによる起動時は、ホストインタフェース制御部の初期設定を実施しないように、コネクションを切断せずに、ホストとの論理的な接続状態を保持することで、ホストインタフェース制御部はリセットされずに起動前の状態のまま動作し続けさせる制御を行う第4の手順と、
(e) :前記ストレージ制御ファームウェア側は前記新ストレージ制御ファームウェアが起動されたことでホストとの論理的な接続状態を忘れているため、前記起動後のホストコマンド処理を開始する前に、論理的な接続状態を復元させるホストコネクションの復元を行う第5の手順と、
を備えていることを特徴とするストレージ制御ファームウェアの活性プログラム交換方法。
ストレージと、このストレージを制御するストレージ制御装置を備え、前記ストレージ制御装置をホストに接続して運用すると共に、
前記ストレージ制御装置には、ホストとの間のインタフェース制御を行うホストインタフェース制御部と、前記ストレージの制御を行うプログラムを有するストレージ制御ファームウェアを備えたストレージ装置のストレージ制御ファームウェアの活性プログラム交換方法において、
前記ホストインタフェース制御部は、ホスト間のインタフェース制御を行うプログラムを有するホストインタフェース制御ファームウェアを備え、前記ホストインタフェース制御ファームウェアは、前記ストレージ制御ファームウェアの活性プログラム交換中もホストインタフェース制御部が動作し続けられるようにする機能を備えると共に、
前記ストレージ制御装置に、前記ストレージ制御ファームウェアの活性プログラム交換後の起動中もクリアされない電気的に書き換え可能な不揮発性メモリを備え、
前記ホストインタフェース制御部が前記不揮発性メモリを使用して、前記ストレージ制御ファームウェアの活性プログラム交換中に必要な情報を格納し、これらの情報を使用することにより、
(a) :ストレージ制御ファームウェアの活性プログラム交換開始時、外部からの指示が出された時点以降にホストから受け取ったコマンドの処理を停止し、前記ホストから受け取ったコマンドとイベントの順序関係を保持するため、前記不揮発性メモリに両者の情報を分けて格納すると共に、ホストが発行したコマンドのキャンセルを指示してきた場合、そのキャンセルに対応するコマンドを検索し、無効状態にする第1の手順と、
(b) :前記コマンド処理停止が完了した際、ホストインタフェース制御部から前記ストレージ制御ファームウェアへの割り込みを抑止し、ホストから受け取ったコマンドは前記不揮発性メモリへ転送し続け、不揮発性メモリ内のコマンドキューの入力ポインタは更新し、前記ストレージ制御ファームウェアの処理は行わないように制御を行う第2の手順と、
(c) :前記ストレージ制御ファームウェアの活性プログラム交換後の新プログラムを有する新ストレージ制御ファームウェアを起動して該ストレージ制御ファームウェアを有効にすると共に、前記不揮発性メモリの内容は保持するように制御を行う第3の手順と、
(d) :前記新ストレージ制御ファームウェアによる起動時は、ホストインタフェース制御部の初期設定を実施しないように、コネクションを切断せずに、ホストとの論理的な接続状態を保持することで、ホストインタフェース制御部はリセットされずに起動前の状態のまま動作し続けさせる制御を行う第4の手順と、
(e) :前記ストレージ制御ファームウェア側は前記新ストレージ制御ファームウェアが起動されたことでホストとの論理的な接続状態を忘れているため、前記起動後のホストコマンド処理を開始する前に、論理的な接続状態を復元させるホストコネクションの復元を行う第5の手順と、
を備えていることを特徴とするストレージ制御ファームウェアの活性プログラム交換方法。
ストレージの制御を行い、ホストに接続して運用されるストレージ制御装置に、ホスト間のインタフェース制御を行うホストインタフェース制御部と、ストレージ制御用のプログラムを有するストレージ制御ファームウェアと、電気的に書き換え可能な不揮発性メモリを備え、
前記不揮発性メモリを使用して、前記ストレージ制御ファームウェアの活性プログラム交換中に必要な情報を格納し、この情報を使用してホストとのコネクションを切断することなく、ホストからのコマンドにエラー応答することなく前記活性プログラム交換を行うストレージ装置に、
(a) :ストレージ制御ファームウェアの活性プログラム交換開始時、外部からの指示が出された時点以降にホストから受け取ったコマンドの処理を停止し、前記ホストから受け取ったコマンドとイベントの順序関係を保持するため、前記不揮発性メモリに両者の情報を分けて格納すると共に、ホストが発行したコマンドのキャンセルを指示してきた場合、そのキャンセルに対応するコマンドを検索し、無効状態にする第1の手順と、
(b) :前記コマンド処理停止が完了した際、ホストインタフェース制御部から前記ストレージ制御ファームウェアへの割り込みを抑止し、ホストから受け取ったコマンドは前記不揮発性メモリへ転送し続け、不揮発性メモリ内のコマンドキューの入力ポインタは更新し、前記ストレージ制御ファームウェアの処理は行わないように制御を行う第2の手順と、
(c) :前記ストレージ制御ファームウェアの活性プログラム交換後の新プログラムを有する新ストレージ制御ファームウェアを起動して該ストレージ制御ファームウェアを有効にすると共に、前記不揮発性メモリの内容は保持するように制御を行う第3の手順と、
(d) :前記新ストレージ制御ファームウェアによる起動時は、ホストインタフェース制御部の初期設定を実施しないように、コネクションを切断せずに、ホストとの論理的な接続状態を保持することで、ホストインタフェース制御部はリセットされずに起動前の状態のまま動作し続けさせる制御を行う第4の手順と、
(e) :前記ストレージ制御ファームウェア側は前記新ストレージ制御ファームウェアが起動されたことでホストとの論理的な接続状態を忘れているため、前記起動後のホストコマンド処理を開始する前に、論理的な接続状態を復元させるホストコネクションの復元を行う第5の手順と、
を実現させるためのプログラム。
ストレージの制御を行い、ホストに接続して運用されるストレージ制御装置に、ホスト間のインタフェース制御を行うホストインタフェース制御部と、ストレージ制御用のプログラムを有するストレージ制御ファームウェアと、電気的に書き換え可能な不揮発性メモリを備え、
前記不揮発性メモリを使用して、前記ストレージ制御ファームウェアの活性プログラム交換中に必要な情報を格納し、この情報を使用してホストとのコネクションを切断することなく、ホストからのコマンドにエラー応答することなく前記活性プログラム交換を行うストレージ装置に、
(a) :ストレージ制御ファームウェアの活性プログラム交換開始時、外部からの指示が出された時点以降にホストから受け取ったコマンドの処理を停止し、前記ホストから受け取ったコマンドとイベントの順序関係を保持するため、前記不揮発性メモリに両者の情報を分けて格納すると共に、ホストが発行したコマンドのキャンセルを指示してきた場合、そのキャンセルに対応するコマンドを検索し、無効状態にする第1の手順と、
(b) :前記コマンド処理停止が完了した際、ホストインタフェース制御部から前記ストレージ制御ファームウェアへの割り込みを抑止し、ホストから受け取ったコマンドは前記不揮発性メモリへ転送し続け、不揮発性メモリ内のコマンドキューの入力ポインタは更新し、前記ストレージ制御ファームウェアの処理は行わないように制御を行う第2の手順と、
(c) :前記ストレージ制御ファームウェアの活性プログラム交換後の新プログラムを有する新ストレージ制御ファームウェアを起動して該ストレージ制御ファームウェアを有効にすると共に、前記不揮発性メモリの内容は保持するように制御を行う第3の手順と、
(d) :前記新ストレージ制御ファームウェアによる起動時は、ホストインタフェース制御部の初期設定を実施しないように、コネクションを切断せずに、ホストとの論理的な接続状態を保持することで、ホストインタフェース制御部はリセットされずに起動前の状態のまま動作し続けさせる制御を行う第4の手順と、
(e) :前記ストレージ制御ファームウェア側は前記新ストレージ制御ファームウェアが起動されたことでホストとの論理的な接続状態を忘れているため、前記起動後のホストコマンド処理を開始する前に、論理的な接続状態を復元させるホストコネクションの復元を行う第5の手順と、
を実現させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
2 ディスク制御装置
2A ストレージ制御装置
3 ホストI/F制御部(ホストインタフェース制御部)
4 コントローラ
5 マルチパス管理部
7 電気的に書き換え可能な不揮発性メモリ
8 揮発性メモリ
11 コマンドキュー
12 活性プログラム交換用順序テーブル
13 イベントテーブル
14 ホスト情報格納領域
17 制御領域
18 ホスト管理テーブル
Claims (5)
- ストレージの制御を行い、ホストに接続して運用されるストレージ制御装置に、ホスト間のインタフェース制御を行うホストインタフェース制御部と、ストレージ制御用のプログラムを有するストレージ制御ファームウェアと、電気的に書き換え可能な不揮発性メモリを備え、
前記不揮発性メモリを使用して、前記ストレージ制御ファームウェアの活性プログラム交換中に必要な情報を格納し、この情報を使用してホストとのコネクションを切断することなく、ホストからのコマンドにエラー応答することなく、前記活性プログラム交換を行うストレージ装置であって、
(a) :ストレージ制御ファームウェアの活性プログラム交換開始時、外部からの指示が出された時点以降にホストから受け取ったコマンドの処理を停止し、前記ホストから受け取ったコマンドとイベントの順序関係を保持するため、前記不揮発性メモリに両者の情報を分けて格納すると共に、ホストが発行したコマンドのキャンセルを指示してきた場合、そのキャンセルに対応するコマンドを検索し、無効状態にする第1の手段と、
(b) :前記コマンド処理停止が完了した際、ホストインタフェース制御部から前記ストレージ制御ファームウェアへの割り込みを抑止し、ホストから受け取ったコマンドは前記不揮発性メモリへ転送し続け、不揮発性メモリ内のコマンドキューの入力ポインタは更新し、前記ストレージ制御ファームウェアの処理は行わないように制御を行う第2の手段と、
(c) :前記ストレージ制御ファームウェアの活性プログラム交換後の新プログラムを有する新ストレージ制御ファームウェアを起動し該新ストレージ制御ファームウェアを有効にすると共に、前記不揮発性メモリの内容は保持するように制御を行う第3の手段と、
(d) :前記新ストレージ制御ファームウェアによる起動時は、ホストインタフェース制御部の初期設定を実施しないように、コネクションを切断せずに、ホストとの論理的な接続状態を保持することで、ホストインタフェース制御部はリセットされずに起動前の状態のまま動作し続けさせる制御を行う第4の手段と、
(e) :前記ストレージ制御ファームウェア側は前記新ストレージ制御ファームウェアが起動されたことでホストとの論理的な接続状態を忘れているため、前記起動後のホストコマンド処理を開始する前に、論理的な接続状態を復元させるホストコネクションの復元を行う第5の手段と、
を備えていることを特徴とするストレージ装置。 - ストレージと、このストレージを制御するストレージ制御装置を備え、前記ストレージ制御装置をホストに接続して運用すると共に、
前記ストレージ制御装置には、ホストとの間のインタフェース制御を行うホストインタフェース制御部と、前記ストレージの制御を行うプログラムを有するストレージ制御ファームウェアを備えたストレージ装置において、
前記ホストインタフェース制御部は、ホスト間のインタフェース制御を行うプログラムを有するホストインタフェース制御ファームウェアを備え、前記ホストインタフェース制御ファームウェアは、前記ストレージ制御ファームウェアの活性プログラム交換中もホストインタフェース制御部が動作し続けられるようにする機能を備えると共に、
前記ストレージ制御装置に、前記ストレージ制御ファームウェアの活性プログラム交換後の起動中もクリアされない電気的に書き換え可能な不揮発性メモリを備え、
前記不揮発性メモリには、ホストから受け取ったコマンドを順次格納するコマンドキューと、前記ストレージ制御ファームウェアの活性プログラム交換をする際の順序情報を格納する活性プログラム交換用順序テーブルと、ホストから受け取ったイベント情報を格納するイベントテーブルと、ホストの情報を格納するホスト情報領域とを備え、
前記ホストインタフェース制御部が前記不揮発性メモリを使用して、前記ストレージ制御ファームウェアの活性プログラム交換中に必要な情報を格納し、これらの情報を使用して、ホストとのコネクションを切断することなく、ホストからのコマンドにエラー応答することなく、前記ストレージ制御ファームウェアの活性プログラム交換を行わせる機能を備えていることを特徴とするストレージ装置。 - ストレージの制御を行い、ホストに接続して運用されるストレージ制御装置に、ホスト間のインタフェース制御を行うホストインタフェース制御部と、ストレージ制御用のプログラムを有するストレージ制御ファームウェアと、電気的に書き換え可能な不揮発性メモリを備え、
前記不揮発性メモリを使用して、前記ストレージ制御ファームウェアの活性プログラム交換中に必要な情報を格納し、この情報を使用してホストとのコネクションを切断することなく、ホストからのコマンドにエラー応答することなく前記活性プログラム交換を行うストレージ装置のストレージ制御ファームウェアの活性プログラム交換方法であって、
(a) :ストレージ制御ファームウェアの活性プログラム交換開始時、外部からの指示が出された時点以降にホストから受け取ったコマンドの処理を停止し、前記ホストから受け取ったコマンドとイベントの順序関係を保持するため、前記不揮発性メモリに両者の情報を分けて格納すると共に、ホストが発行したコマンドのキャンセルを指示してきた場合、そのキャンセルに対応するコマンドを検索し、無効状態にする第1の手順と、
(b) :前記コマンド処理停止が完了した際、ホストインタフェース制御部から前記ストレージ制御ファームウェアへの割り込みを抑止し、ホストから受け取ったコマンドは前記不揮発性メモリへ転送し続け、不揮発性メモリ内のコマンドキューの入力ポインタは更新し、前記ストレージ制御ファームウェアの処理は行わないように制御を行う第2の手順と、
(c) :前記ストレージ制御ファームウェアの活性プログラム交換後の新プログラムを有する新ストレージ制御ファームウェアを起動し該新ストレージ制御ファームウェアを有効にすると共に、前記不揮発性メモリの内容は保持するように制御を行う第3の手順と、
(d) :前記新ストレージ制御ファームウェアによる起動時は、ホストインタフェース制御部の初期設定を実施しないように、コネクションを切断せずに、ホストとの論理的な接続状態を保持することで、ホストインタフェース制御部はリセットされずに起動前の状態のまま動作し続けさせる制御を行う第4の手順と、
(e) :前記ストレージ制御ファームウェア側は前記新ストレージ制御ファームウェアが起動されたことでホストとの論理的な接続状態を忘れているため、前記起動後のホストコマンド処理を開始する前に、論理的な接続状態を復元させるホストコネクションの復元を行う第5の手順と、
を備えていることを特徴とするストレージ制御ファームウェアの活性プログラム交換方法。 - ストレージと、このストレージを制御するストレージ制御装置を備え、前記ストレージ制御装置をホストに接続して運用すると共に、
前記ストレージ制御装置には、ホストとの間のインタフェース制御を行うホストインタフェース制御部と、前記ストレージの制御を行うプログラムを有するストレージ制御ファームウェアを備えたストレージ装置のストレージ制御ファームウェアの活性プログラム交換方法において、
前記ホストインタフェース制御部は、ホスト間のインタフェース制御を行うプログラムを有するホストインタフェース制御ファームウェアを備え、前記ホストインタフェース制御ファームウェアは、前記ストレージ制御ファームウェアの活性プログラム交換中もホストインタフェース制御部が動作し続けられるようにする機能を備えると共に、
前記ストレージ制御装置に、前記ストレージ制御ファームウェアの活性プログラム交換後の起動中もクリアされない電気的に書き換え可能な不揮発性メモリを備え、
前記ホストインタフェース制御部が前記不揮発性メモリを使用して、前記ストレージ制御ファームウェアの活性プログラム交換中に必要な情報を格納し、これらの情報を使用することにより、
(a) :ストレージ制御ファームウェアの活性プログラム交換開始時、外部からの指示が出された時点以降にホストから受け取ったコマンドの処理を停止し、前記ホストから受け取ったコマンドとイベントの順序関係を保持するため、前記不揮発性メモリに両者の情報を分けて格納すると共に、ホストが発行したコマンドのキャンセルを指示してきた場合、そのキャンセルに対応するコマンドを検索し、無効状態にする第1の手順と、
(b) :前記コマンド処理停止が完了した際、ホストインタフェース制御部から前記ストレージ制御ファームウェアへの割り込みを抑止し、ホストから受け取ったコマンドは前記不揮発性メモリへ転送し続け、不揮発性メモリ内のコマンドキューの入力ポインタは更新し、前記ストレージ制御ファームウェアの処理は行わないように制御を行う第2の手順と、
(c) :前記ストレージ制御ファームウェアの活性プログラム交換後の新プログラムを有する新ストレージ制御ファームウェアを起動し該新ストレージ制御ファームウェアを有効にすると共に、前記不揮発性メモリの内容は保持するように制御を行う第3の手順と、
(d) :前記新ストレージ制御ファームウェアによる起動時は、ホストインタフェース制御部の初期設定を実施しないように、コネクションを切断せずに、ホストとの論理的な接続状態を保持することで、ホストインタフェース制御部はリセットされずに起動前の状態のまま動作し続けさせる制御を行う第4の手順と、
(e) :前記ストレージ制御ファームウェア側は前記新ストレージ制御ファームウェアが起動されたことでホストとの論理的な接続状態を忘れているため、前記起動後のホストコマンド処理を開始する前に、論理的な接続状態を復元させるホストコネクションの復元を行う第5の手順と、
を備えていることを特徴とするストレージ制御ファームウェアの活性プログラム交換方法。 - ストレージの制御を行い、ホストに接続して運用されるストレージ制御装置に、ホスト間のインタフェース制御を行うホストインタフェース制御部と、ストレージ制御用のプログラムを有するストレージ制御ファームウェアと、電気的に書き換え可能な不揮発性メモリを備え、
前記不揮発性メモリを使用して、前記ストレージ制御ファームウェアの活性プログラム交換中に必要な情報を格納し、この情報を使用してホストとのコネクションを切断することなく、ホストからのコマンドにエラー応答することなく前記活性プログラム交換を行うストレージ装置に、
(a) :ストレージ制御ファームウェアの活性プログラム交換開始時、外部からの指示が出された時点以降にホストから受け取ったコマンドの処理を停止し、前記ホストから受け取ったコマンドとイベントの順序関係を保持するため、前記不揮発性メモリに両者の情報を分けて格納すると共に、ホストが発行したコマンドのキャンセルを指示してきた場合、そのキャンセルに対応するコマンドを検索し、無効状態にする第1の手順と、
(b) :前記コマンド処理停止が完了した際、ホストインタフェース制御部から前記ストレージ制御ファームウェアへの割り込みを抑止し、ホストから受け取ったコマンドは前記不揮発性メモリへ転送し続け、不揮発性メモリ内のコマンドキューの入力ポインタは更新し、前記ストレージ制御ファームウェアの処理は行わないように制御を行う第2の手順と、
(c) :前記ストレージ制御ファームウェアの活性プログラム交換後の新プログラムを有する新ストレージ制御ファームウェアを起動し該新ストレージ制御ファームウェアを有効にすると共に、前記不揮発性メモリの内容は保持するように制御を行う第3の手順と、
(d) :前記新ストレージ制御ファームウェアによる起動時は、ホストインタフェース制御部の初期設定を実施しないように、コネクションを切断せずに、ホストとの論理的な接続状態を保持することで、ホストインタフェース制御部はリセットされずに起動前の状態のまま動作し続けさせる制御を行う第4の手順と、
(e) :前記ストレージ制御ファームウェア側は前記新ストレージ制御ファームウェアが起動されたことでホストとの論理的な接続状態を忘れているため、前記起動後のホストコマンド処理を開始する前に、論理的な接続状態を復元させるホストコネクションの復元を行う第5の手順と、
を実現させるためのプログラム。
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