JP2007271668A - 立体映像表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】立体再生像の解像度特性の劣化を防止することができ、設置場所が限定されることのない立体映像表示装置を提供する。
【解決手段】立体映像表示装置1は、立体映像を構成するための複数の要素画像からなる要素画像群を投射する映像投射手段3から、所定位置に配置したハーフミラー7および平面鏡11を介し、ハーフミラー7で光路の向きを変えて平面鏡11で反射し、再びハーフミラー7を透過して観察される立体映像の観察位置までの光路を有するものであって、第一レンズ群9と、レンズ5と、を備える構成とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、立体映像を表示する立体映像表示装置に関する。
従来、立体映像を表示する方式、特に、立体映像を観察者が観察する時に特殊なメガネを用いない方式(以下、従来のメガネなし方式という)の開発・検討が盛んに行われている。従来のメガネなし方式の多くは、ホログラフィ方式を除くと、通常の2次元の映像情報を表示する液晶等のフラットパネル型表示装置の表示部の前面に、レンチキュラースクリーン、パララックスバリア等を配置して構成したものである。
これら従来のメガネなし方式では、2眼方式、つまり、左右眼に相当する2種の視差画像を提供するように構成するだけではなく、3眼以上の多眼方式、つまり、3種以上の視差画像を提供するように構成することが可能である。
従来のメガネなし方式の中で、2次元的にレンズやピンホールを配置した方式(以下、レンズ板方式という)があり、任意の視点(観察点)から自由に見られる立体映像方式の一つとして、平面上に配列された凸レンズ群或いはピンホール群を用いた、いわゆるインテグラルフォトグラフィ(以下,IP方式という)が知られている。
ここで、レンズ群を用いたIP方式、すなわちIP方式によるIP装置について、図22、図23および図24を参照して説明する。図22に示すように、IP装置101は、被写体Hの要素画像群(複数の要素画像)を撮像して、立体再生像(立体映像)として表示するもので、この被写体Hに対向して同一平面上に配置した複数の凸レンズ103、103、103、・・・、103からなるレンズ群103と、このレンズ群103によって結像する被写体Hの要素画像群を撮像する写真フィルム105とを備えている。なお、このIP装置101において、a側をレンズ群103の前方、b側をレンズ群103の後方とし、要素画像をY、Y、Y、・・・、Yとする。
また、図23に示すように、IP装置101は、被写体Hの要素画像群が撮像されている写真フィルム105を現像し、この現像した写真フィルム105を、レンズ群103に対して撮像したときと同じ位置になるように配置している。そして、この状態でレンズ群103の前方から観察者が写真フィルム105を観察すると、立体再生像(立体映像)Sを観察することができる。ここで、観察者から観察される立体再生像Sについて言及しておくと、立体再生像Sの映像情報(輝度と色)は撮影時に被写体Hをレンズ群103側から見たものとなるが、立体再生像Sの奥行き(凹凸)は撮影時には表示時の観察者位置に相当する方向から見たものとなる。このため、観察される立体再生像Sは被写体Hの正しい立体像とはならず、奥行きが反転した像(逆奥行き像)となる。
従来、この逆奥行き像を生じないようにするために、図23で表示される立体再生像Sを再度撮像し、この再度撮像した立体再生像(再撮像立体再生像)を図23のようにして、表示する必要がある。なお、再撮像立体再生像は、電子的な処理によって得ることができる。この電子的な処理とは、各凸レンズ103、103、103、・・・、103の光軸位置を中心に点対称になるように、要素画像を変換することである。なお、この変換の詳細については、非特許文献1によって開示されている。
IP装置101のレンズ群103と写真フィルム105との位置を入れ替えると共に、これら再撮像または電子的な処理を施して、逆奥行き像を回避するようにして得られた要素画像群を用いて表示を行うと、図24に示したように、c側、すなわち、被写体Hを撮像した際の撮像側から観察した場合と同様に、正しい奥行きを持つ立体再生像が得られる。
また、凸レンズ103、103、103、・・・、103の代わりに、特許文献1で開示されているファイバー光学系を用いれば、再撮像および電子的な処理も不要とすることができる。
なお、IP方式において、要素画像群を、電子的な手段によって表示する場合、要素画像を多数表示する必要があるため、高精細映像を表示可能なLCD(液晶ディスプレイ:Liquid Crystal Display)等を用いて、このLCDの表示面側にレンズ板を置く方式が採用されている。
また、IP方式において、要素画像群を表示するのに、当該要素画像群を直接表示する直視型のFPDを用いるのではなく、当該要素画像群を、映像投射手段を用いてスクリーンに投射し、投射側の反対側にレンズ板を置いて、このレンズ板とスクリーンとが対向している側の反対側(観察側)から観察することにより、投射した要素画像群(投射型の映像)を複数つなぎあわせて解像度(総画素数)の向上を図った例も報告されている(例えば、非特許文献2参照)。
一般に、IP方式では、要素画像群の中で、ある要素画像に着目した場合、レンズ板を構成するレンズ群の中に対応する1つのレンズ(凸レンズ)が存在する。そして、立体再生像(立体映像)を観察者が観察する際には、当該観察者は、各々のレンズを通して、対応する各々の要素画像の一部を観察する。
このため、IP方式では、要素画像の大きさ、レンズの焦点距離により、立体再生像の観察可能な範囲(視域)が決定される。ちなみに、要素画像は、レンズからおおよそ焦点距離隔てた位置に表示される。ここで、レンズ板の各レンズの位置と要素画像との関係について、図25を参照して説明する。例えば、レンズ板の各レンズの位置と要素画像との関係は、各レンズの光軸と対応する要素画像の中心とが一致するように、且つ、レンズ相互の間隔と要素画像相互の間隔とを同一にするように配置される。
この図25に示した例ではこの方法とは異なり、ある特定の観察距離Vにおいて、観察者が立体再生像を観察可能な領域の幅Wが最大になるように、レンズ板の各レンズ間隔に対し、要素画像の間隔を若干大きくするように各要素画像の配置が決定されている(例えば、非特許文献3参照)。
また、図26に示したように、立体再生像を観察可能な領域の幅W以外に、観察者は、ある要素画像に対し、対応するレンズと隣接したレンズとによって再生される立体再生像を、隣接視域において観察することができる。なお、逆方向(図26において、下側(観察者から見て左側))に隣接するレンズとした場合には、一方方向(図26において、上側(観察者から見て右側)だけではなく逆方向にも、また、レンズが二次元的に配置される場合には、左右方向だけではなく、上下方向に隣接したレンズを通して立体再生像を観察することができる。
さらに、IP方式では、1つ隣のレンズではなく、2個、3個、・・・、N個隔てた位置にあるレンズを通しても、立体再生像を観察することができ、別の視域を形成する可能性が生じる。このように、IP方式では、予め設計(想定)した視域(正しい視域)の他に、当該視域の周辺に多数の視域が生じる。
そして、従来のIP方式では、予め設計した視域以外に、当該視域の周辺に新たな視域が生じることで、複数の人数で同時に立体再生像を観察することができるというメリットが生じる反面、予め設計した視域以外の周辺の視域では幾何学的な歪みを伴う場合がある。また、2つの視域の境界を跨ぐような位置で、立体再生像を観察した場合、当該立体再生像の奥行きが反転してしまう、いわゆる、逆視が生じてしまうことがあり、正しい立体再生像を再現する観点からすると、正しい視域でのみ観察できることが好ましい。
ところで、従来のIP方式において、立体再生像を表示するのに、投写型のディスプレイを使用することができれば、当該投写型のディスプレイは高性能化に伴って高画質が実現されているので、画面サイズを大きくする、すなわち、表示する立体再生像を大きくしても、高画質を維持することができる。また、投写型のディスプレイを設置する場所に応じて、画面サイズを大きくまたは小さく調整して使用することができる自由度がある。
ちなみに、投写型のディスプレイによって通常の映像を表示する場合、当該映像を表示する投写の仕方には、映像を表示する表示画面となるスクリーンの前面から投射する前面投写型とスクリーンの背面から投射する背面投写型との2種類がある。IP方式では、立体再生像を表示する表示画面に近接するようにレンズ板を配置する必要があるため、使用する投写型のディスプレイは背面投写型に限定される。
特開平10−150675号公報 山田光穂 「インテグラル立体テレビ」、月刊ディスプレイ、vol.7、No.6、p.29−34、2001年6月 電子情報通信学会論文誌 D−II Vol.J87−D−II,No.12,pp.2198−2208 Analysis of resolution limitation of integral photography,J.Opt.Soc.Am.A Vol.15,No.8(1998) pp.2064 Fig10および式(29)
しかしながら、この背面投写型のディスプレイでは、映像を表示する表示画面となるスクリーンを、プラズマディスプレイや液晶ディスプレイ等の直視型の表示画面と同様に扱えるため、使い勝手がよいが、以下に述べる問題がある。
背面投写型のディスプレイにおいて、映像を表示する表示画面となるスクリーンは一般に透過型であり、等方性の拡散層を有していることから、解像度の低下が避けられないといった問題がある。また、スクリーンを挟んで観察位置と反対側に映像投射手段が設置されているので、当該映像投射手段の設置スペースを確保しなければならず、当該背面投写型のディスプレイを設置する設置場所が限定されてしまうといった問題がある。
そこで、本発明では、前記した問題を解決し、立体再生像の解像度特性の劣化を防止することができ、設置場所が限定されることのない立体映像表示装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、請求項1に記載の立体映像表示装置は、立体映像を構成するための複数の要素画像からなる要素画像群を投射する映像投射手段から、所定位置に配置した平面鏡を介して反射して、前記立体映像を観察する観察位置までの光路を有する立体映像表示装置であって、第一レンズ群と、レンズと、を備える構成とした。
かかる構成によれば、立体映像表示装置は、映像投射手段によって、立体映像を構成する要素画像群を投射する。そして、立体映像表示装置は、この投射した光路上において、要素画像群を成す光線群が入射して、平面鏡に出射する位置であると共に、平面鏡から反射した光線群を観察位置に向かって出射する位置に、要素画像に対応した視野レンズおよび要素レンズとして作用するレンズ系を一平面上に複数配列した第一レンズ群を配置している。また、立体映像表示装置は、当該光路上の所定位置に、要素画像群を成す光線群を、当該光線群の主光線が互いに平行な光線群とするレンズを配置している。なお、このレンズを配置する光路上の所定位置は、映像投射手段から投射された要素画像群を成す光線群が入射する位置でもよいし、第一レンズ群から出射した光線群が入射する位置でもよい。さらに、このレンズの形態は、両凸レンズでもよいし、平面鏡に密着するようにした平凸レンズでもよい。
請求項2に記載の立体映像表示装置は、立体映像を構成するための複数の要素画像からなる要素画像群を投射する映像投射手段から、所定位置に配置した凹面鏡を介して反射して、前記立体映像を観察する観察位置までの光路を有する立体映像表示装置であって、第一レンズ群を備える構成とした。
かかる構成によれば、立体映像表示装置は、映像投射手段によって、立体映像を構成する要素画像群を投射する。そして、立体映像表示装置は、この投射した光路上において、要素画像群を成す光線群が入射して、凹面鏡に出射する位置であると共に、凹面鏡から反射した光線群を観察位置に向かって出射する位置に、要素画像に対応した視野レンズおよび要素レンズとして作用するレンズ系を一平面上に複数配列した第一レンズ群を配置している。
請求項3に記載の立体映像表示装置は、立体映像を構成するための複数の要素画像からなる要素画像群を投射する映像投射手段から、所定位置に配置したハーフミラーおよび平面鏡を介し、前記ハーフミラーで光路の向きを変えて前記平面鏡で反射し、再び前記ハーフミラーを透過して観察される前記立体映像の観察位置までの光路を有する立体映像表示装置であって、第一レンズ群と、レンズと、を備える構成とした。
かかる構成によれば、立体映像表示装置は、映像投射手段によって、立体映像を構成する要素画像群を投射する。そして、立体映像表示装置は、この投射した光路上において、要素画像群を成す光線群が入射して、平面鏡に出射する位置であると共に、平面鏡から反射した光線群を観察位置に向かって出射する位置に、要素画像に対応した視野レンズおよび要素レンズとして作用するレンズ系を一平面上に複数配列した第一レンズ群を配置している。また、立体映像表示装置は、当該光路上の所定位置に、要素画像群を成す光線群を、当該光線群の主光線が互いに平行な光線群とするレンズを配置している。なお、このレンズを配置する光路上の所定位置は、映像投射手段から投射された要素画像群を成す光線群が入射する位置でもよいし、第一レンズ群から出射した光線群が入射する位置でもよい。さらに、このレンズの形態は、両凸レンズでもよいし、平面鏡に密着するようにした平凸レンズでもよい。この立体映像表示装置では、ハーフミラーを備えたことで、映像投射手段を第一レンズ群の背後(立体映像を観察者が観察する観察位置の反対側)に設置せずに、観察位置から見た場合、右側または左側に設置することができ、当該装置を設置する際の奥行きの設置スペースを節約できる。
請求項4に記載の立体映像表示装置は、立体映像を構成するための複数の要素画像からなる要素画像群を投射する映像投射手段から、所定位置に配置したハーフミラーおよび凹面鏡を介し、前記ハーフミラーで光路の向きを変えて前記凹面鏡で反射し、再び前記ハーフミラーを透過して観察される前記立体映像の観察位置までの光路を有する立体映像表示装置であって、第一レンズ群を備える構成とした。
かかる構成によれば、立体映像表示装置は、映像投射手段によって、立体映像を構成する要素画像群を投射する。そして、立体映像表示装置は、この投射した光路上において、要素画像群を成す光線群が入射して、凹面鏡に出射する位置であると共に、凹面鏡から反射した光線群を観察位置に向かって出射する位置に、要素画像に対応した視野レンズおよび要素レンズとして作用するレンズ系を一平面上に複数配列した第一レンズ群を配置している。
請求項1、3に記載の発明によれば、要素画像群を投射する際に、観察者が立体映像を観察する側から行っており、背面から投射していないので、立体再生像の解像度特性の劣化を防止することができ、しかも、観察者が観察する側に映像投射手段が配置されることになるので、例えば、前面投射型のディスプレイのように映像投射手段を天井等に設置すれば、装置を設置する際に当該装置の奥行きを確保する必要がなく、設置場所が限定されることがない。
請求項2、4に記載の発明によれば、光線群を反射させるのに、平面鏡の代わりに凹面鏡を用いることで、レンズを省略することができ、さらに、装置を設置する際に当該装置の奥行きを確保する必要がなく、設置場所が限定されることがない。
次に、本発明の実施形態について、適宜、図面を参照しながら詳細に説明する。
これより、立体映像表示装置について、6つの実施形態(第一実施形態〜第六実施形態)について説明する。各実施形態の構成を説明し、続いて動作を説明する。
(立体映像表示装置[第一実施形態]の構成)
図1は、立体映像表示装置(第一実施形態)の概略図である。この図1に示すように、立体映像表示装置1は、IP原理に基づいて、入力された(または生成された)要素画像群により立体映像を表示するものであって、映像投射手段3と、凸レンズ(レンズ)5と、ハーフミラー7と、第一レンズ群9と、平面鏡11とを備えている。
そして、この立体映像表示装置1は、立体映像を構成するための複数の要素画像からなる要素画像群を投射する映像投射手段3から、所定位置に配置したハーフミラー7および平面鏡11を介し、ハーフミラー7で光路の向きを変えて平面鏡11で反射し、再びハーフミラー7を透過して観察される立体映像の観察位置までの光路を有している。
映像投射手段3は、入力された要素画像群により構成される2次元映像を投射するものである。なお、要素画像群は、表示される立体映像が逆奥行き像になることを回避するために、処理が施されたもの、或いは、逆奥行き像を回避するような撮像方法に従って取得されたものである。
凸レンズ5は、映像投射手段3で投射された要素画像群を成す光線群を、主光線が互いに平行な光線群(以下、平行光線群とする)にするものである。この凸レンズ5は、大口径、映像投射手段3の近傍に配置された際に映像投射手段3の画角をカバーできる大きさを備えている。なお、この凸レンズ5で平行光線群にする光線群において、主光線とは、映像投射手段3の投射レンズ(図示せず)の絞りの中心を通過する光の束である。
ハーフミラー7は、凸レンズ5から出射された平行光線群を、第一レンズ群9が構成する平面に垂直に入射するように方向を変換すると共に、当該平行光線群が反射された反射光を透過するものである。
第一レンズ群9は、平行光線群(要素画像群)に含まれる1つ1つの要素画像に対応するように複数の微小な視野レンズが一平面上に配列されたもので、ハーフミラー7で方向が変換された平行光線群およびこの平行光線群が反射された反射光を透過するものである。なお、ハーフミラー7で方向が変換され、この第一レンズ群9に入射する平行光線群は、映像投射手段3の投射レンズ(図示せず)の作用により、当該第一レンズ群9が構成する平面上に要素画像が結像するように予め調整されている。また、この平行光線群の主光線のうち、当該第一レンズ群9を構成する各視野レンズの中央に入射する成分は、レンズの中央を透過した後も互いに平行であり、透過した後に平面鏡11で反射した反射光も当該第一レンズ群9が構成する平面に対して、垂直に入射することになる。
平面鏡11は、第一レンズ群9を通過した平行光線群(要素画像群)を反射させ、この反射させた反射光を、再び第一レンズ9に入射するものである。なお、この平面鏡11で反射された反射光は、互いに平行な光線であり、第一レンズ群9が構成する平面に垂直に入射し、当該第一レンズ群9およびハーフミラー7を透過し、観察者Oが立体映像を観察する方向に進む。
これまで、この立体映像表示装置1において、映像投射手段3で投射された要素画像群の中で、凸レンズ5、ハーフミラー7を介して、第一レンズ9の各視野レンズの中心を透過する光線(主光線)について説明してきたが、ここで、図2を参照して、第一レンズ9の各視野レンズを透過する主光線以外の周辺の光線を含めて一連の作用(光線群の進行方向等)を詳細に説明する。
図2(a)は、映像投射手段で投射された要素画像群を成す光線群が凸レンズ、第一レンズ群を介して、平面鏡に至るまでを示した図である。なお、この図2(a)では、ハーフミラー7を省略して、要素画像群を成す光線群が直進するように図示している。この図2(a)に示すように、映像投射手段3の射出瞳の位置は、凸レンズ5の焦点距離fになるように設計されている。この射出瞳の中心から投射される要素画像群を成す光線群の中で、主光線群(主光線の束)が互いに平行な平行光線群になる。
図2(b)および図2(c)は、第一レンズ群および平面鏡付近における光線群を示した図である。図2(b)に示すように、第一レンズ群9および平面鏡11は、当該第一レンズ群9を構成する視野レンズ9aの焦点距離fの1/2(f/2)隔てて配置されている。そして、図2(b)および図2(c)に示すように、平面鏡11では、平行光線群を反射する際に、あたかも、当該平面鏡11を挟んで第一レンズ群9と左右対称となるレンズ群が存在して、このレンズ群を透過するような光線群を、反射光として出射している。なお、図2(b)では、第一レンズ群9と左右対称となるレンズ群を点線で図示している。
そして、第一レンズ群9の各視野レンズ9aの位置に結像した要素画像は、点線で示したレンズ群の各レンズに集光し、当該要素画像群内の位置に応じた角度をもって、平面鏡11から出射されている。すなわち、第一レンズ群9と左右対称となるレンズ群はIP方式における要素レンズとして作用することになる。図2(c)では、この作用を平面鏡11の反射光として図示したものであり、要素画像群を投射した投射側から見て同じ側に視域が形成されることになる。
また、図2(d)は、立体映像表示装置による視域形成の様子を示した図である。この図2(d)に示すように、第一レンズ群9を構成する各視野レンズ9aから出射される要素画像群によって構成される角度範囲に視域が形成される。
このように、図1に示した立体映像表示装置1によれば、前面(要素画像群の投射側であり、且つ、立体映像の観察側)から要素画像群を投射することで、立体映像(IP立体映像)を観察することができ、且つ、従来の装置のように、拡散板を用いた場合に発生するような解像度が劣化することのない立体映像が得られる。
なお、この立体映像表示装置1では、縦横を含めた全方向に視差を再現することが可能なように、第一レンズ群9を構成する視野レンズを2次元状に配置した構成を想定している。しかし、立体映像を利用する利用分野によっては、水平方向のみ視差を実現すればよい場合がある。この場合、各要素画像を垂直方向に短冊状に配置し、第一レンズ群9の各視野レンズを、水平方向のみに屈折作用のあるレンチキュラーレンズを用いるものとする。この場合さらに、垂直方向のみの拡散特性を有する拡散シートまたはピッチが十分に細かい水平方向の配列を持ったレンチキュラーレンズシートを用いる。
(立体映像表示装置[第一実施形態]の動作)
次に、図3に示すフローチャートを参照して、立体映像表示装置1の動作を説明する(適宜、図1参照)。
まず、立体映像表示装置1は、映像投射手段3によって、入力された要素画像群を、凸レンズ5に投射する(ステップS1)。続いて、立体映像表示装置1は、凸レンズ5によって、要素画像群を成す光線群を、平行光線群とし、ハーフミラー7によって、当該平行光線群の進行方向を変換する(ステップS2)。
そして、立体映像表示装置1は、第一レンズ群9によって、平行光線群を透過させ、平面鏡11によって、当該平行光線群を反射して(ステップS3)、この反射した反射光を第一レンズ群9およびハーフミラー7を透過させることで、立体映像を表示する(ステップS4)。
(立体映像表示装置[第二実施形態]の構成)
次に、図4を参照して、立体映像表示装置(第二実施形態)の構成を説明する。図4は、立体映像表示装置(第二実施形態)の概略図である。この図4に示すように、立体映像表示装置1Aは、IP原理に基づいて、入力された(または生成された)要素画像群により立体映像を表示するものであって、映像投射手段3と、ハーフミラー7と、第一レンズ群9と、平面鏡11と、凸レンズ13とを備えている。図1に示した立体映像表示装置1と同様の構成については、同じ符号を付してその説明を省略する。
凸レンズ13は、図1に示した凸レンズ5を、第一レンズ群9に近接した位置に配置したものである。この凸レンズ13は、映像投射手段3から投射された要素画像群を成す光線群の主光線を、第一レンズ群9が構成する平面上に垂直に入射するようにするものである。
この凸レンズ13により第一レンズ群9に入射した光線群は、当該第一レンズ群9を経由して、平面鏡11で全反射され、全反射された反射光は、再び第一レンズ群9に入射する。この場合に、光線群が平面鏡11で反射した反射光は凸レンズ13により再び集束作用を受けるので、観察者が立体映像を観察する観察位置に、効果的に視域が集束することになる。なお、この凸レンズ13によって、集束作用を受けた反射光を集束反射光という。
これら、立体映像表示装置1Aの一連の作用(光線群の進行方向等)について、図5を参照して説明する(適宜、図4参照)。
図5(a)は、映像投射手段で投射された要素画像群を成す光線群が凸レンズ、第一レンズ群を介して、平面鏡に至るまでを示した図である。なお、この図5(a)では、ハーフミラー7を省略して、要素画像群を成す光線群が直進するように図示している。この図5(a)に示すように、映像投射手段3の射出瞳の位置は、凸レンズ5の焦点距離fになるように設計されている。この射出瞳の中心から投射される要素画像群を成す光線群の中で、主光線群(主光線の束)が互いに平行な平行光線群になる。
この図5(a)において、第一レンズ群9と平面鏡11とは、当該第一レンズ群9を構成する視野レンズ9aの焦点距離fの1/2(f/2)離れて配置されている。
なお、この立体映像表示装置1Aにおいて、映像投射手段3によって投射される要素画像群は、映像投射手段3の投射レンズ3aの作用により、第一レンズ群9が構成する平面上に結像するように調整されている。さらに、第一レンズ群9が構成する平面上に結像する像のサイズは、各要素画像が当該第一レンズ群9を構成する各視野レンズのサイズに予め調整されている。
図5(b)は、凸レンズ、第一レンズ群および平面鏡付近における光線群について、平面鏡の反射作用を示した図である。この図5(b)に示すように、平面鏡11の反射作用によって当該平面鏡11で反射した光線群は、再び第一レンズ群9および凸レンズ13の作用を受ける。すなわち、平面鏡11では、平行光線群を反射する際に、あたかも、当該平面鏡11を挟んで第一レンズ群9および凸レンズ13と左右対称となるレンズ群およびレンズが存在して、このレンズ群およびレンズを透過するような光線群を、反射光として出射している。すなわち、第一レンズ群9および凸レンズ13と左右対称となるレンズ群およびレンズは、IPの原理における要素レンズおよび出射側に配置される集光レンズとして作用する。
そして、第一レンズ群9の各視野レンズ9aの位置に結像した要素画像は、点線で示したレンズ群の各レンズに集光し、当該要素画像群内の位置に応じた角度をもって、平面鏡11から出射されている。
この図5(b)において、平面鏡11の左側に図示した部分は、光線群が当該平面鏡11にて反射した後の様子を示したものである(実際には平面鏡11で反射してしまうので、この図5(b)はあくまでも原理の説明上示したものである)。この部分は、第一レンズ群9および凸レンズ13と左右対称となるレンズ群およびレンズを透過した後の光線群を示している。このうち、上方に示した光線群は要素画像内の1つの画素がどのような経路をとるかを、下方に示した光線群は1つの要素画像全体がどのような経路をとるかを示している。この光線群は、凸レンズ13と左右対称となるレンズの作用を受け、焦点距離f離れた位置に集束し、この集束した位置付近に視域を形成する。この集束した位置付近に形成される視域を、図5(c)に示す。なお、図5(c)は、平面鏡で光線群が反射した際の視域について示した図である。
この図5(c)に示すように、平面鏡11で反射した反射光は、第一レンズ群9を構成する視野レンズ9aにおいてそれぞれ要素画像に対して要素レンズとして作用し、凸レンズ13によって、一定幅の視域を構成する。
この立体映像表示装置1Aによれば、前面(要素画像群の投射側であり、且つ、立体映像の観察側)から要素画像群を投射することで、立体映像(IP立体映像)を観察することができ、且つ、従来の装置のように、拡散板を用いた場合に発生するような解像度が劣化することのない立体映像が得られる。
なお、この立体映像表示装置1Aでは、縦横を含めた全方向に視差を再現することが可能なように、第一レンズ群9を構成する視野レンズを2次元状に配置した構成を想定している。しかし、立体映像を利用する利用分野によっては、水平方向のみ視差を実現すればよい場合がある。この場合、第一レンズ群9を垂直方向に短冊状に配置し、第一レンズ群9の各視野レンズを、水平方向のみに屈折作用のあるレンチキュラーレンズを用いるものとする。この場合さらに、垂直方向のみの拡散特性を有する拡散シートまたはピッチが十分に細かい水平方向の配列を持ったレンチキュラーレンズシートを用いる。
(立体映像表示装置[第二実施形態]の動作)
次に、図6に示すフローチャートを参照して、立体映像表示装置1Aの動作を説明する(適宜、図4参照)。
まず、立体映像表示装置1Aは、映像投射手段3によって、入力された要素画像群を、ハーフミラー7に投射する(ステップS11)。続いて、立体映像表示装置1Aは、ハーフミラー7によって、当該光線群の進行方向を変換する(ステップS12)。
そして、立体映像表示装置1Aは、凸レンズ13および第一レンズ群9によって、光線群を透過させ、平面鏡11によって、当該光線群を反射して(ステップS13)、この反射した反射光を第一レンズ群9、凸レンズ13およびハーフミラー7を透過させることで、立体映像を表示する(ステップS14)。なお、この立体映像表示装置1Aでは、反射光が凸レンズ13を透過する際に集束し、集束反射光となって、観察側に出射されることになる。
(立体映像表示装置[第三実施形態]の構成)
次に、図7を参照して、立体映像表示装置(第三実施形態)の構成を説明する。図7は、立体映像表示装置(第三実施形態)の概略図である。この図7に示すように、立体映像表示装置1Bは、IP原理に基づいて、入力された(または生成された)要素画像群により立体映像を表示するものであって、映像投射手段3と、ハーフミラー7と、第一レンズ群9と、凸レンズ15と、平面鏡11とを備えている。図1に示した立体映像表示装置1と同様の構成については、同じ符号を付してその説明を省略する。
凸レンズ15は、図1に示した凸レンズ5を、平面鏡11に密接して設けられたものである。この凸レンズ15は、映像投射手段3から投射された要素画像群を成す光線群の主光線を、第一レンズ群9を経由した後に、平面鏡11が構成する平面上に垂直に入射するようにするものである。
なお、この凸レンズ15を透過した光線群は、平面鏡11で反射後、再び凸レンズ15を通り、ここで、光線群の主光線は、集束作用を受けた後、第一レンズ群9を再度経由して、観察者が位置する観察位置に効果的に集束する。ここで、図8を参照して、これら一連の作用(光線群の進行方向等)を詳細に説明する。
図8はハーフミラーの作用を含めて(反射作用を考慮せず)、立体映像表示装置の作用を説明した図である。なお、図8では、当該ハーフミラー7の図示を省略している。この図8に示すように、立体映像表示装置1Bにおいて、映像投射手段3の射出瞳の位置は、大口径の凸レンズ15の焦点距離になるように配置されている。
そして、この映像投射手段3で投射する要素画像群は、当該映像投射手段3の投射レンズ3aの作用により、第一レンズ群9の位置に結像するように調整されている。なお、結像する要素画像の像サイズは、当該第一レンズ群9を構成する各視野レンズ9aに対応するように調整されている。
これによって、映像投射手段3で投射される光線群の複数の主光線(主光線群)は、凸レンズ15を経由した後、互いに平行になり、この状態で平面鏡11において反射作用を受ける。そして、平面鏡11で反射された主光線群は、観察者が位置する観察位置に向けて、第一レンズ群9と等価であり、左右対称となる仮想的なレンズからの焦点距離において視域を形成し、当該仮想的なレンズの作用により集束する。
ここで、立体映像表示装置1Bにおいて、凸レンズ15の作用を実現する手段について、図9を参照して説明する(適宜、図7参照)。図9では、ハーフミラー7(図7)の反射作用および透過作用を含めた形式で且つ当該ハーフミラー7の図示を省略している。
凸レンズ15は、図9(a)に示したように、両凸レンズの他、図9(b)に示したように、平凸レンズとして構成し、平面側を鏡面加工することにより、平面鏡11(図7)と凸レンズ15の作用を同時に有すことができる。
また、図9(c)に示したように、凸レンズ15を用いずに、平面鏡11(図7)の代わりに、焦点距離が凸レンズ15の焦点距離の1/2である凹面鏡15aによって構成することができる。さらに、図示をしていないが、凹面鏡15aには、反射面が平面上にそろって形成されるフレネルミラーを用いることもできる。
この立体映像表示装置1Bによれば、前面(要素画像群の投射側であり、且つ、立体映像の観察側)から要素画像群を投射することで、立体映像(IP立体映像)を観察することができ、且つ、従来の装置のように、拡散板を用いた場合に発生するような解像度が劣化することのない立体映像が得られる。
なお、この立体映像表示装置1Bでは、縦横を含めた全方向に視差を再現することが可能なように、第一レンズ群9を構成する視野レンズを2次元状に配置した構成を想定している。しかし、立体映像を利用する利用分野によっては、水平方向のみ視差を実現すればよい場合がある。この場合、各要素画像を垂直方向に短冊状に配置し、第一レンズ群9の各視野レンズを、水平方向のみに屈折作用のあるレンチキュラーレンズを用いるものとする。この場合さらに、垂直方向のみの拡散特性を有する拡散シートまたはピッチが十分に細かい水平方向の配列を持ったレンチキュラーレンズシートを用いる。
(立体映像表示装置[第三実施形態]の動作)
次に、図10に示すフローチャートを参照して、立体映像表示装置1Bの動作を説明する(適宜、図7参照)。
まず、立体映像表示装置1Bは、映像投射手段3によって、入力された要素画像群を、ハーフミラー7に投射する(ステップS21)。続いて、立体映像表示装置1Bは、ハーフミラー7によって、当該光線群の進行方向を変換する(ステップS22)。
そして、立体映像表示装置1Bは、第一レンズ群9および凸レンズ15によって、光線群を透過させ、平面鏡11によって、当該光線群を反射して(ステップS23)、この反射した反射光を凸レンズ15、第一レンズ群9およびハーフミラー7を透過させることで、立体映像を表示する(ステップS24)。なお、この立体映像表示装置1Bでは、反射光が凸レンズ15を透過する際に集束し、集束反射光となって、観察側に出射されることになる。
(立体映像表示装置[第四実施形態]の構成)
次に、図11を参照して、立体映像表示装置(第四実施形態)の構成を説明する。図11は、立体映像表示装置(第四実施形態)の概略図である。この図11に示すように、立体映像表示装置1Cは、IP原理に基づいて、入力された(または生成された)要素画像群により立体映像を表示するものであって、映像投射手段3と、凸レンズ5と、第一レンズ群9と、平面鏡11とを備えている。図1に示した立体映像表示装置1と同様の構成については、同じ符号を付してその説明を省略する。
そして、この立体映像表示装置1Cは、立体映像を構成するための複数の要素画像からなる要素画像群を投射する映像投射手段3から、所定位置に配置した平面鏡11を介して反射して、立体映像を観察する観察位置までの光路を有している。
この立体映像表示装置1Cでは、前面投写型の構成、映像投射手段3から要素画像群を投射する方向を、立体映像を観察する方向と同じ方向に保ったままで、図1に示した立体映像表示装置1の構成から、ハーフミラー7を省略するようにしたものである。
なお、この立体映像表示装置1Cでは、映像投射手段3によって、要素画像群により構成される2次元映像を投射すると、当該2次元映像を構成する光線群が、大口径の凸レンズ5によって、当該光線群の主光線群が互いに平行なものになる。
また、この映像投射手段3では、投射レンズ3aと2次元映像を表示するマイクロディスプレイデバイスとの配置関係が、いわゆるレンズシフトされた関係となっており、映像投射の画角が下方向(図11中)に偏った投射作用を有するように構成されている。そして、映像投射手段3によって投射される2次元映像の有効画角の中央を示す直線(一点鎖線)をこの場合の光軸とすると、この光軸は映像投射手段3の絞りの中心と、凸レンズ5の中心とを通り、第一レンズ群9および平面鏡11が構成する平面の中心に達するものとしている。
そして、この場合の光軸と、第一レンズ群9および平面鏡11が構成する平面とがなす角度θは、後記する一定の条件を満たしている。この条件の下で、平面鏡11で反射された光線群は、図11に示したように、画面の斜め上方(図11中)から2次元映像を投射した場合には、斜め下方(図11中)に、立体映像が観察可能な視域を形成することとなる。
ここで、図12を参照して、第一レンズ群9および平面鏡11の作用を詳細に説明する(適宜、図11参照)。
ここでは、映像投射手段3から凸レンズ5を経由して、第一レンズ群9に達した光線群のうち、第一レンズ群9を構成する視野レンズ9aの中心を通る主光線に着目して、第一レンズ群9および平面鏡11の作用を詳細に説明する。
図12(a)は、主光線が平面鏡で反射される直前を、図12(b)は、当該主光線が平面鏡で反射された直後を示した図である。この図12に示したように、第一レンズ群9と平面鏡11とは、第一レンズ群9を構成する視野レンズ9aの焦点距離fの1/2(f/2)だけ隔てて配置されている。
第一レンズ群9を構成する視野レンズ9aの中心を通る主光線が、当該第一レンズ群9を通過し、平面鏡11で反射して再び第一レンズ群9に達したとき、当該主光線は、当初通過した視野レンズではなく、隣接する視野レンズを通過する。これを満たす各θの条件は、θ=tan−1(p/f) ・・・数式(1)
である。
この数式(1)において、fは第一レンズ群9を構成する視野レンズの焦点距離であり、pは反射前の当該主光線が通過した視野レンズと反射後に当該主光線が通過した視野レンズの間隔を示している。
この数式(1)を満たすように、立体映像表示装置1Cを構成することで、映像投射手段3が配置されているのと同じ側に、図13に示すように、立体映像を観察可能な視域を形成することができる。
この立体映像表示装置1Cによれば、前面(要素画像群の投射側であり、且つ、立体映像の観察側)から要素画像群を投射することで、立体映像(IP立体映像)を観察することができ、且つ、従来の装置のように、拡散板を用いた場合に発生するような解像度が劣化することのない立体映像が得られる。
なお、この立体映像表示装置1Cでは、縦横を含めた全方向に視差を再現することが可能なように、第一レンズ群9を構成する視野レンズを2次元状に配置した構成を想定している。しかし、立体映像を利用する利用分野によっては、水平方向のみ視差を実現すればよい場合がある。この場合、各要素画像を垂直方向に短冊状に配置し、第一レンズ群9の各視野レンズを、水平方向のみに屈折作用のあるレンチキュラーレンズを用いるものとする。この場合さらに、垂直方向のみの拡散特性を有する拡散シートまたはピッチが十分に細かい水平方向の配列を持ったレンチキュラーレンズシートを用いる。
(立体映像表示装置[第四実施形態]の動作)
次に、図14に示すフローチャートを参照して、立体映像表示装置1Cの動作を説明する(適宜、図11参照)。
まず、立体映像表示装置1Cは、映像投射手段3によって、入力された要素画像群を、凸レンズ5に投射する(ステップS31)。続いて、立体映像表示装置1Cは、凸レンズ5および第一レンズ群9によって、光線群を透過させ、平面鏡11によって、当該光線群を反射して(ステップS32)、この反射した反射光を、第一レンズ群9を透過させることで、立体映像を表示する(ステップS33)。
(立体映像表示装置[第五実施形態]の構成)
次に、図15を参照して、立体映像表示装置(第五実施形態)の構成を説明する。図15は、立体映像表示装置(第五実施形態)の概略図である。この図15に示すように、立体映像表示装置1Dは、IP原理に基づいて、入力された(または生成された)要素画像群により立体映像を表示するものであって、映像投射手段3と、凸レンズ5と、第一レンズ群9と、平面鏡11とを備えている。図1に示した立体映像表示装置1と同様の構成については、同じ符号を付してその説明を省略する。
この立体映像表示装置1Dでは、凸レンズ5を第一レンズ群9の直前に配置したものであり、第四実施形態と同様に、平面鏡11から見て斜めから要素画像群を構成する2次元映像を映像投射手段3が投射することで、ハーフミラーを使用することなく、立体映像を観察可能な視域を形成したものである。なお、この立体映像表示装置1Dでは、角度θの条件も第四実施形態と同様に設定されている。
ここで、立体映像表示装置1Dによる視域の形成の様子を図16に示す。この図16に示すように、反射の作用により、凸レンズ5は2つ存在するのと同等であり、その間隔は実際には十分に小さくなるようにレンズ群9に近接して配置されている。このため、装置全体の光軸(1点鎖線で示す)は反射の前後でいずれも凸レンズ5の中心を通ると考えられる。また、この図16に示すように、映像投射手段3が配置されているのと同じ側で且つ平面鏡11から見て当該映像投射手段3が配置されている逆の方向(図16中、下方向)に、立体映像を観察可能な視域を形成することができる。
(立体映像表示装置[第五実施形態]の動作)
次に、図17に示すフローチャートを参照して、立体映像表示装置1Dの動作を説明する(適宜、図15参照)。
まず、立体映像表示装置1Dは、映像投射手段3によって、入力された要素画像群を、凸レンズ5に投射する(ステップS41)。続いて、立体映像表示装置1Dは、凸レンズ5および第一レンズ群9によって、光線群を透過させ、平面鏡11によって、当該光線群を反射して(ステップS42)、この反射した反射光を、第一レンズ群9を透過させることで、立体映像を表示する(ステップS43)。
(立体映像表示装置[第六実施形態]の構成)
次に、図18を参照して、立体映像表示装置(第六実施形態)の構成を説明する。図18は、立体映像表示装置(第六実施形態)の概略図である。この図18に示すように、立体映像表示装置1Eは、IP原理に基づいて、入力された(または生成された)要素画像群により立体映像を表示するものであって、映像投射手段3と、第一レンズ群9と、凸レンズ5と、平面鏡11とを備えている。図1に示した立体映像表示装置1と同様の構成については、同じ符号を付してその説明を省略する。
この立体映像表示装置1Eでは、凸レンズ5を平面鏡11の直前に配置したものであり、第四実施形態および第五実施形態と同様に、平面鏡11から見て斜めから要素画像群を構成する2次元映像を映像投射手段3が投射することで、ハーフミラーを使用することなく、立体映像を観察可能な視域を形成したものである。なお、この立体映像表示装置1Eでは、角度θの条件も第四実施形態と同様に設定されている。
ここで、立体映像表示装置1Eによる視域の形成の様子を図19に示す。この図19に示すように、反射の作用により、凸レンズ5は2つ存在するのと同等であり、その間隔は実際には十分に小さくなるようにレンズ群9に近接して配置されている。このため、装置全体の光軸(1点鎖線で示す)は反射の前後でいずれも凸レンズ5の中心を通ると考えられる。また、この図19に示すように、映像投射手段3が配置されているのと同じ側で且つ平面鏡11から見て当該映像投射手段3が配置されている逆の方向(図19中、下方向)に、立体映像を観察可能な視域を形成することができる。
また、図20(a)に示すように、凸レンズ5として、平面鏡と密着した両凸レンズを用いてもよいし、図20(b)に示すように、凸レンズ5として、平面側に鏡面を形成した平凸レンズ鏡を用いてもよい。
さらに、図20(c)に示すように、凸レンズ5および平面鏡11の代わりとして、凹面鏡15aを用いてもよい。これらの場合、立体映像表示装置1Eと同様の効果が得られる。
(立体映像表示装置[第六実施形態]の動作)
次に、図21に示すフローチャートを参照して、立体映像表示装置1Eの動作を説明する(適宜、図18参照)。
まず、立体映像表示装置1Eは、映像投射手段3によって、入力された要素画像群を、第一レンズ群9に投射する(ステップS51)。続いて、立体映像表示装置1Eは、第一レンズ群9および凸レンズ5によって、光線群を透過させ、平面鏡11によって、当該光線群を反射して(ステップS52)、この反射した反射光を、第一レンズ群9を透過させることで、立体映像を表示する(ステップS53)。
なお、第四実施形態から第六実施形態までに記載した立体映像表示装置1C、1D、1Eの映像投射手段3と第一レンズ群9とによって角度θの形成される方向は、図面上では、上下方向としているが、左右方向、斜め方向のどの方向でもよい。
ただし、第一レンズ群9のパターン(レンズの配置パターン)は、角度θを付す方向に当該間隔pのズレを発生するが、パターン全体を、角度θを付す方向に間隔pずらした場合、もとのパターンと一致する条件を満たすことが必要である。この条件を満たせば、角度θを付す方向はどの方向でもよい。また、ずらしの量(間隔)pは、レンズ同士が最も近接する量ではなく、2つまたは3つの隣のレンズのずれ量でよい。この場合、角度θが大きな値となる。
また、立体映像表示装置1〜1Eで用いられている凸レンズ5、13、15や、代替えの構成として示した凹面鏡の代わりに、ホログラフィック光学素子により集光作用を与えることで、このホログラフィック光学素子を透過型または反射型の集光作用を有する光学素子として用いることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態には限定されない。例えば、本実施形態において、視域の形成については、各々図示された視域、すなわち、設計された視域だけが形成され、正しい視域以外の隣接視域は発生しない。一般的に隣接視域では、厳密に幾何学的に正しくない立体映像が再生され、また、観察者が複数の視域を跨いで立体映像を観察した場合には、いわゆる逆視が発生するため、隣接視域が発生しないということは、こういった現象を防止することができる。
本発明の実施形態に係る立体映像表示装置(第一実施形態)の概略を示した図である。 立体映像表示装置(第一実施形態)の一連の作用(光線群の進行方向等)について説明するための図である。 図1に示した立体映像表示装置(第一実施形態)の動作を示したフローチャートである。 本発明の実施形態に係る立体映像表示装置(第二実施形態)の概略を示した図である。 立体映像表示装置(第二実施形態)の一連の作用(光線群の進行方向等)について説明するための図である。 図4に示した立体映像表示装置(第二実施形態)の動作を示したフローチャートである。 本発明の実施形態に係る立体映像表示装置(第三実施形態)の概略を示した図である。 立体映像表示装置(第三実施形態)の一連の作用(光線群の進行方向等)について説明するための図である。 立体映像表示装置(第三実施形態)における凸レンズのバリエーションを示した図である。 図7に示した立体映像表示装置(第三実施形態)の動作を示したフローチャートである。 本発明の実施形態に係る立体映像表示装置(第四実施形態)の概略を示した図である。 立体映像表示装置(第四実施形態)の一連の作用(光線群の進行方向等)について説明するための図である。 立体映像表示装置(第四実施形態)における視域について示した図である。 図11に示した立体映像表示装置(第四実施形態)の動作を示したフローチャートである。 本発明の実施形態に係る立体映像表示装置(第五実施形態)の概略を示した図である。 立体映像表示装置(第五実施形態)の一連の作用(光線群の進行方向等)について説明するための図である。 図15に示した立体映像表示装置(第五実施形態)の動作を示したフローチャートである。 本発明の実施形態に係る立体映像表示装置(第六実施形態)の概略を示した図である。 立体映像表示装置(第六実施形態)の一連の作用(光線群の進行方向等)について説明するための図である。 立体映像表示装置(第六実施形態)における凸レンズのバリエーションを示した図である。 図18に示した立体映像表示装置(第六実施形態)の動作を示したフローチャートである。 従来のIP装置の概略図である。 従来のIP装置の概略図である。 従来のIP装置の概略図である。 従来のIP装置による視域について示した図である。 従来のIP装置による視域について示した図である。
符号の説明
1、1A、1B、1C、1D、1E 立体映像表示装置
3 映像投射手段
5、13、15 凸レンズ(レンズ)
15a 凹面鏡
7 ハーフミラー
9 第一レンズ群
11 平面鏡

Claims (4)

  1. 立体映像を構成するための複数の要素画像からなる要素画像群を投射する映像投射手段から、所定位置に配置した平面鏡を介して反射して、前記立体映像を観察する観察位置までの光路を有する立体映像表示装置であって、
    前記光路上において、前記要素画像群を成す光線群が入射して、前記平面鏡に出射する位置であると共に、前記平面鏡から反射した前記光線群を前記観察位置に向かって出射する位置に配置され、前記要素画像に対応した視野レンズおよび要素レンズとして作用するレンズ系を一平面上に複数配列した第一レンズ群と、
    前記光路上の所定位置に配置され、前記要素画像群を成す光線群を、当該光線群の主光線が互いに平行な光線群とするレンズと、
    を備えることを特徴とする立体映像表示装置。
  2. 立体映像を構成するための複数の要素画像からなる要素画像群を投射する映像投射手段から、所定位置に配置した凹面鏡を介して反射して、前記立体映像を観察する観察位置までの光路を有する立体映像表示装置であって、
    前記光路上において、前記要素画像群を成す光線群が入射して、前記凹面鏡に出射する位置であると共に、前記凹面鏡から反射した前記光線群を前記観察位置に向かって出射する位置に配置され、前記要素画像に対応した視野レンズおよび要素レンズとして作用するレンズ系を一平面上に複数配列した第一レンズ群
    を備えることを特徴とする立体映像表示装置。
  3. 立体映像を構成するための複数の要素画像からなる要素画像群を投射する映像投射手段から、所定位置に配置したハーフミラーおよび平面鏡を介し、前記ハーフミラーで光路の向きを変えて前記平面鏡で反射し、再び前記ハーフミラーを透過して観察される前記立体映像の観察位置までの光路を有する立体映像表示装置であって、
    前記光路上において、前記要素画像群を成す光線群が入射して、前記平面鏡に出射する位置であると共に、前記平面鏡から反射した前記光線群を前記観察位置に向かって出射する位置に配置され、前記要素画像に対応した視野レンズおよび要素レンズとして作用するレンズ系を一平面上に複数配列した第一レンズ群と、
    前記光路上の所定位置に配置され、前記要素画像群を成す光線群を、当該光線群の主光線が互いに平行な光線群とするレンズと、
    を備えることを特徴とする立体映像表示装置。
  4. 立体映像を構成するための複数の要素画像からなる要素画像群を投射する映像投射手段から、所定位置に配置したハーフミラーおよび凹面鏡を介し、前記ハーフミラーで光路の向きを変えて前記凹面鏡で反射し、再び前記ハーフミラーを透過して観察される前記立体映像の観察位置までの光路を有する立体映像表示装置であって、
    前記光路上において、前記要素画像群を成す光線群が入射して、前記凹面鏡に出射する位置であると共に、前記凹面鏡から反射した前記光線群を前記観察位置に向かって出射する位置に配置され、前記要素画像に対応した視野レンズおよび要素レンズとして作用するレンズ系を一平面上に複数配列した第一レンズ群
    を備えることを特徴とする立体映像表示装置。
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