JP2007271480A - 情報提供装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】運転者が道に迷ってしまった場合に、あらためて運転者に経路設定の操作をさせずに適当な目的地の候補の情報を提供することができる情報提供装置を提供する。
【解決手段】運転者の視線方向を顔画像ごとに検出する視線検出手段12と、車両の位置情報を取得する位置情報取得手段26と、顔画像ごとの視線方向に基づき走行経路に迷いを生じているか判定し、生じている場合、運転者の視線方向の系列を抽出する判定手段21と、複数の運転者における履歴情報を格納するデータベースに、抽出された視線方向の系列と相関関係のある視線方向の系列を含む履歴情報があるかの検索依頼情報を生成し検索を行う手段に送信する処理手段20と、情報の表示手段17と、受けた履歴情報に基づき到達地の情報と到達地までの経路情報を表示手段に表示させる表示制御手段18とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は車両を運転する運転者に車両を誘導するための情報を提供する情報提供装置に関する。
従来から目的地を設定することにより現在地から目的地までの適切な経路を検索し、検索された経路に沿って車両を誘導する経路誘導装置が下記の非特許文献1に記載されている。基本的に、このような経路誘導装置によって誘導(案内)される経路に沿って運転をすれば目的地に到達することができる。
http://www.pioneer.co.jp/carrozzeria/index_navi.html 心理生理データによる認知行動の状態推定(http://criepi.denken.or.jp/jp/hfc/DB/Bunken/1992-01556.html) 生理実験入門 第2回 視覚系指標の計測,下田宏(京都大学大学院),ヒューマンインタフェース学会誌 Vol.7,No.2 2005(http://hydro.energy.kyoto-u.ac.jp/Lab/staff/shimoda/lecture/hipp/ocular2.pdf)(http://hydro.energy.kyoto-u.ac.jp/Lab/staff/shimoda/lecture/hipp/p-psychology1.pdf) 瞳孔運動の心理学 松永勝也 著 1990.9 ナカニシヤ出版
しかしながら、運転の初心者や運転に慣れていない者などは、従来のような経路誘導装置によって経路を誘導されても経路誘導の過程で提供される目印となる交差点やランドマークなどを見失って通り過ぎたり、または目印の交差点などの手前の位置であるにもかかわらず目印を見つけられないことに不安を感じたりするなど運転者(以下、ドライバとも言う)にとって不便であった。また、ある場所で車両が道に迷った場合、過去に同じ場所で迷った他の車両があるにもかかわらず迷った後の当該他の車両の走行履歴が活かさせることがなかった。さらに、運転者が地図や自らの記憶を頼りに運転し、経路誘導装置などを用いて目的地を設定しない場合には経路誘導されることはないため、道に迷ってしまった場合、経路誘導装置などに目的地をあらためて設定して経路誘導させなければならず面倒であった。
本発明は、上記問題を解決するためのものであり、運転者が経路を見失った若しくは道に迷ってしまった場合に、あらためて運転者に経路設定の操作をさせずに運転者に適当な目的地の候補の情報を提供することができる情報提供装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明によれば、車両の運転者の複数の顔画像に基づいて、前記運転者の視線方向を前記顔画像ごとに検出する視線検出手段と、前記車両の位置情報を取得する位置情報取得手段と、前記視線検出手段によって検出された前記顔画像ごとの前記運転者の前記視線方向に基づいて、前記運転者の眼球運動による視線の移動量を算出し、算出された前記視線の移動量に基づいて前記運転者が走行経路に迷いを生じているか否かを判定し、前記運転者が迷いを生じていると判定した場合、前記位置情報取得手段によって取得された前記車両の前記位置情報と、前記判定をする際に用いられた複数の前記顔画像における前記運転者の前記視線方向とに基づいて、前記運転者の視線方向の系列を抽出する判定・抽出手段と、複数の運転者のそれぞれが過去に走行経路に迷いを生じた際の視線方向の系列と、前記迷いが生じた後に到達した到達地の情報と、前記迷いが生じた地点から前記到達地までの経路案内で目印となる目標物情報を含む前記到達地までの経路情報とからなる履歴情報をあらかじめ作成してそれぞれ格納するデータベース中に、前記判定・抽出手段によって抽出された前記視線方向の系列と所定の相関関係を有する前記視線方向の系列を含む前記履歴情報があるか否かの検索依頼のための検索依頼情報を生成し、前記検索を行う外部の手段に送信する処理手段と、情報を表示する表示手段と、前記検索を行う前記外部の手段によって検索された前記履歴情報を受け取り、受け取った前記履歴情報に基づいて前記到達地の情報及び前記迷いが生じた地点から前記到達地までの経路案内で目印となる目標物情報を含む前記到達地までの経路情報を推薦情報として前記表示手段に表示させる表示制御手段とを備える情報提供装置が提供される。この構成により、運転者が経路を見失った若しくは道に迷ってしまった場合に、あらためて運転者に経路設定の操作をさせずに運転者に適当な目的地の候補の情報を提供することができる。ここでの所定の記憶領域は、半導体メモリ以外にDVD(Digital Versatile Disk)などの記憶媒体も含む概念である。
また、本発明の情報提供装置において、前記判定・抽出手段が、算出された前記視線の移動量の情報に、前記運転者の前記視線が停留する視線停留時間の情報を更に加えて、前記運転者が走行経路に迷いを生じているか否かを判定することは、本発明の好ましい態様である。この構成により、より適切に運転者が走行経路に迷いを生じているか否かを判定することができる。
また、本発明の情報提供装置において、前記運転者が過去に走行経路に迷いを生じた際の視線方向の系列、前記迷いが生じた後に到達した到達地の情報、前記迷いが生じた地点から前記到達地までの経路案内で目印となる目標物情報を含む前記到達地までの経路情報からなる履歴情報をあらかじめ作成して格納する格納手段を更に備え、前記処理手段が、前記判定・抽出手段によって抽出された前記視線方向の系列と所定の相関関係を有する前記視線方向の系列を含む前記履歴情報が前記格納手段中にあるか否かの検索をし、前記履歴情報がない場合に前記検索依頼のための検索依頼情報を生成し、前記検索を行う前記外部の手段に送信することは、本発明の好ましい態様である。この構成により、より早期に履歴情報を得ることができる。
また、本発明の情報提供装置において、前記車両を走行させるために前記運転者によって行われる各操作の操作量を取得する操作量取得手段と、前記操作量取得手段によって取得された前記操作量に基づいて前記運転者が走行経路に迷いが生じているか否かを判定する運転操作判定手段と、前記運転操作判定手段によって判定された結果及び前記判定・抽出手段によって判定された結果に基づいて、最終的に前記運転者が前記走行経路に迷いを生じているか否かを判定する統合判定手段とを更に備えることは、本発明の好ましい態様である。この構成により、より適切に運転者が走行経路に迷いを生じているか否かを判定することができる。なお、各操作の操作量とは、車両を走行させる際に必要な操作における操作量であって、例えばハンドルをどの程度回転させたかを示す操舵量、アクセルをどの程度踏んだかを示すアクセル量、ブレーキをどの程度踏んだかを示すブレーキ量などを言う。
また、本発明の情報提供装置において、前記視線の移動量が、跳躍性眼球運動の開始時及び終了時における前記視線方向から前記跳躍性眼球運動ごとに算出されることは、本発明の好ましい態様である。この構成により、より適切に運転者が走行経路に迷いを生じているか否かを判定することができる。
また、本発明の情報提供装置において、前記視線方向の系列が、前記位置情報取得手段によって取得された前記車両の前記位置情報と、前記判定をする際に用いられた複数の前記顔画像における前記運転者の前記視線方向と、所定の記憶領域に格納されているかあるいは外部から得た地図情報とに基づいて抽出された前記運転者が視認した前記走行経路の周囲に存在する対象物の情報の系列である対象物情報系列であることは、本発明の好ましい態様である。この構成により、より適切な履歴情報を検索することができる。
本発明の情報提供装置は、上記構成を有し、運転者が経路を見失った若しくは道に迷ってしまった場合に、あらためて経路設定をしなくても適当な目的地の候補の情報を提供することができる。また、同じく、経路を見失った乗員の視線及び目の動き、さらに運転行動の履歴を蓄積することで、路側の案内標識や地図による経路誘導において何が乗員にとって分かり難いかに関わる情報を提供する。道路の管理者や地図の製作者は、その提供された情報を解析することで案内標識や地図の改善点を見出すことができ、乗員の利便性や店舗の集客力向上につなげることができる。
以下、本発明の実施の形態に係る情報提供装置について図1から図11を用いて説明する。図1は本発明の実施の形態に係る情報提供装置を含む情報提供システムの一例を示す構成図である。図2は本発明の実施の形態に係る情報提供装置における視線方向の検出フローの一例を示すフローチャートである。図3aは本発明の実施の形態に係る情報提供装置における跳躍性眼球運動(以下、サッカードとも言い、注視位置を横方向、縦方向、あるいは斜め方向に変える際に生じる急速な眼の動き)の振幅の一例について説明するための図である。図3bは本発明の実施の形態に係る情報提供装置におけるサッカードの振幅の一例について説明するための他の図である。図4は本発明の実施の形態に係る情報提供装置の視線判定部における目標物を探しているか否かを判定するフローの一例を示すフローチャートである。図5は本発明の実施の形態に係る情報提供装置を含む情報提供システムの路側情報処理装置における履歴情報データベースの構成の一例を示す図である。図6は本発明の実施の形態に係る情報提供装置の運転履歴記録部における履歴データの記録から路側情報処理装置の記録部における履歴データの記録までの一連の記録フローの一例を示すフローチャートである。
図7は本発明の実施の形態に係る情報提供装置の履歴情報データベース内からの履歴データの検索フローの一例を示すフローチャートである。図8は本発明の実施の形態に係る情報提供装置を含む情報提供システムの路側情報処理装置の履歴情報データベース内からの履歴データの検索フローの一例を示すフローチャートである。図9は本発明の実施の形態に係る情報提供装置を含む情報提供システムにおける目的地が設定されていない場合の動作フローの一例を示すフローチャートである。図10は本発明の実施の形態に係る情報提供装置を含む情報提供システムにおける目的地が設定されている場合の動作フローの一例を示すフローチャートである。図11は本発明の実施の形態に係る情報提供装置における経路や目標物の案内の処理フローの一例を示すフローチャートである。
まず、本発明の実施の形態に係る情報提供装置を含む情報提供システムについて図1を用いて説明する。図1に示すように、情報提供システムは、情報提供装置1、通信網2、路側情報処理装置3から構成されている。情報提供装置1は通信網2を介して路側情報処理装置3に接続可能であり、様々な情報の問い合わせをすることが可能である。
まず、本発明の実施の形態に係る情報提供装置の一例について図1を用いて説明する。図1に示すように、情報提供装置1は、画像撮像部11、視線検出部12、操作量入力部13、運転操作検出部14、位置検出部15、運転履歴記録部16、表示装置17、表示処理部18、判定部19、情報処理部20、通信部24、履歴情報データベース25、GPS26、カーナビゲーション装置27から構成されており、さらに判定部19は視線判定部21、運転操作判定部22、統合判定部23から構成されている。なお、情報提供装置1はこれらの構成要素に限られるものではない。
視線検出部12は、車両のドライバの複数の顔画像に基づいてドライバの視線方向を顔画像ごとに検出するものであって、具体的には、顔画像から顔の向きDf(車両の進行方向に対して顔の正面が向いている方向)を検出し、検出されたドライバの顔の向きDfを考慮したドライバの視線方向Deを検出する。ここで、ドライバの複数の顔画像は、例えば画像撮像部11によって撮像されたものである。画像撮像部11はドライバの顔を時間の経過に伴って複数回撮像するものであって、例えば車内のルームミラー(バックミラー)に設置されたCCD(Charge Coupled Device)カメラなどである。画像撮像部11は、例えば1秒間で30フレームの画像(動画像)を撮像するがこれに限られるものではなく、より撮像間隔をあけて画像(静止画像)を撮像するようにしてもよい。なお、ここでは画像撮像部11と視線検出部12とが別々の構成要素となっているが、画像撮像部11と視線検出部12を1つのユニットとしてそれぞれの機能を有した不図示の視線検出装置とすることも可能である。
上述したドライバの顔の向きDfを検出する方法としては、例えば撮像された画像に対して、両目(両瞳)及び鼻、又は両目(両瞳)及び口を結んだあらかじめ決められた逆三角形状のマスク(領域)を当て、そのずれから顔の向きDfを検出する方法がある。また、上述したドライバの視線方向Deを検出する方法としては、例えば瞳孔と角膜反射像の組み合わせから視線方向を検出する公知の方法があり、具体的には不図示の視線検出用の赤外線照射装置によってドライバの目に赤外線で照射し、反射光を不図示の赤外線カメラなどで捕らえてドライバの目を映し出し、瞳孔中心と角膜球中心を計算する。ここで、不図示の赤外線照射装置及び不図示の赤外線カメラの3次元的位置関係は既知であるため、計算された角膜球中心と瞳孔中心とを3次元的に結んだ線をコンピュータによって計算し、計算された線をドライバの視線方向Deとする(特開平7−61257号公報参照)。なお、ドライバの視線方向を検出する方法はこれに限られるものではなく、他の方法であってもよい。
ここで、ドライバの視線方向Deを検出するフローを図2に示す。図2に示すように、まず、画像撮像部11によって撮像されたドライバの顔画像を取り込む(ステップS201)。取り込まれた顔画像から顔の複数の特徴点(例えば、目、鼻、口など)を抽出する(ステップS202)。抽出された顔の複数の特徴点のそれぞれの位置と、上述したようなあらかじめ決められたマスクとに基づいて顔の向きDfを検出する(ステップS203)。検出された顔の向きDfを考慮したドライバの視線方向Deを上述したような公知の方法で検出する(ステップS204)。
なお、ここでの視線方向の検出は左右の目のうちどちらか一方の目に対して行うようにしてもよく、また両目に対して視線方向を検出し、検出された結果の平均をとるなどして視線方向を検出するようにしてもよい。また、視線方向の検出処理をせずに顔の向きDfを視線方向とすることも可能である。また、視線検出部12は、瞳孔の半径lrの収縮率及び変化量を検出することも可能である。また、視線検出部12は瞬目(瞬き)の頻度及び瞬目の継続時間を検出するようにしてもよい。なお、瞳孔の収縮率や変化量などの瞳孔運動や瞬目に関しては上述した非特許文献2から4を参照することが可能である。
操作量入力部13は、車両の走行を制御する不図示の制御部から得た、車両における操舵量、アクセル量、ブレーキ量などの情報を運転操作検出部14へ伝達するものである。運転操作検出部14は、車両を走行させるためにドライバによって行われる各操作の操作量を取得するものであり、具体的には操作量入力部13から収集した情報を所定の基準に基づいて数値化し、その情報を判定部19へ伝達するものである。なお、運転操作検出部14は、進行方向の速度及び加速度、ヨー・ピッチ・ロール量を計測して計測された量を数値化して判定部19へ伝達するようにしてもよい。GPS26は、車両の位置情報を取得するものであり、位置検出部15は、GPS26によって得られた車両の位置情報をカーナビゲーション装置27を介して取得し、視線判定部21へ伝達するものである。
視線判定部21は、視線検出部12によって検出された顔画像ごとのドライバの視線方向に基づいて、ドライバの眼球運動による視線の移動量を算出し、算出された視線の移動量に基づいてドライバが走行経路に迷いを生じているか否かを判定し、ドライバが迷いを生じていると判定した場合、GPS26によって取得された車両の位置情報と、判定をする際に用いられた複数の顔画像におけるドライバの視線方向とに基づいて、ドライバの視線方向の系列を抽出するものである。
より具体的には、視線判定部21は、視線検出部12によって検出された顔画像ごとのドライバの視線方向に基づいて、ドライバの跳躍性眼球運動の開始時及び終了時における視線方向から視線の移動量を跳躍性眼球運動ごとに算出し、算出された視線の移動量に基づいてドライバが走行経路に迷いを生じているか否かを判定し、ドライバが迷いを生じていると判定した場合、GPS26によって取得された車両の位置情報と、判定をする際に用いられた複数の顔画像におけるドライバの視線方向と、所定の記憶領域(カーナビゲーション装置27内の不図示の半導体メモリなど)に格納されているか、あるいは外部(カーナビゲーション装置27で使用可能なDVDなどの記憶媒体)から得た地図情報とに基づいて、例えば画像撮像部11によってドライバの複数の顔画像が撮像された時間のうちの所定の時間(以下、単に所定の時間とも言う)内にドライバが視認した走行経路の周囲に存在する対象物の情報の系列である対象物情報系列を抽出するものである。以下では、眼球運動の1つであるサッカードの場合に関して説明するがこれに限られるものではない。なお、所定の時間とは、判定に用いられたドライバの複数の顔画像が撮像された時間のうちの一部の時間を言うが、一部の時間ではなく撮像されていた間の時間であってもよい。以下、具体的な処理について説明する。
視線判定部21は、視線検出部12で得られたドライバの視線方向に基づいて、視線方向の変化する量としてサッカードの振幅Sθを求め、さらに視線が移動した先で視線が停留した時間Gtを求める。ここで、サッカードの振幅Sθについて図3a及び図3bを用いて説明する。図3aに示すように、ドライバは当初車両のフロントガラス越しに車両の進行方向の第1の点300又はその周辺を見ているとする。その状態からドライバが視線を動かすことによって視線が第2の点301又はその周辺に移動したとする。この場合において、図3bのようにそれぞれの視線方向を地面に対して平行な水平面上に投影した視線方向同士のなす角度θ1をサッカードの振幅Sθとする。このことを踏まえると、ドライバの視線が第2の点301から第3の点302又はその周辺へ移動した場合のサッカードの振幅は、図3bに示すようにθ2となる。なお、上述した視線停留時間Gtは、例えば図3aに示す第2の点301へ視線が移動してから第3の点302に移動するまでの時間を言う。
また、視線判定部21は、上述したサッカードの振幅Sθが所定の値以上となるサッカードの回数Srを求め、また視線停留時間Gtが所定の閾値Gtth以上となる視線停留回数Gtcを求める。そして、視線判定部21は、求められたこれらの情報からドライバが目標物を探しているか否か(迷っているか否か)を判定する。すなわち、下記の式(1)を満たした場合には目標物を探していると判定される。ここで、式(1)の左辺は探索度Sを示し、αは係数であり、Count(Gt>Gtth)は視線停留回数Gtcを示し、Gtth及びThは所定の閾値である。なお、ここではサッカードの振幅Sθと視線停留時間Gtとに基づいてドライバが目標物を探しているか否かを判定しているが、サッカードの振幅Sθの情報のみに基づいて判定するようにしてもよい。
Figure 2007271480
ここで、目標物を探しているか否かを判定するフローを図4に示す。図4に示すように、まず、視線方向の変化量としてサッカードの振幅Sθと視線停留時間Gtを算出する(ステップS401)。サッカードの回数(頻度)Srと、視線停留時間Gtが閾値Gtth以上となる視線停留回数Gtcとを算出する(ステップS402)。サッカードの回数(頻度)Srと視線停留回数Gtcの重み付き和から探索度Sを算出する(ステップS403)。そして、探索度Sが閾値Thより大きいか否かを判断し(ステップS404)、大きい場合には道に迷っている(目標物を探している)と判定される(ステップS405)。
このように、道に迷っている(何か目標物を探している)と判定されると、所定の時間内にドライバが周囲を見る視線行動によって見た標識やランドマークなど(対象物)の情報を、視線判定部21は、GPS26によって取得された車両の位置情報と、視線検出部12によって検出された視線方向と、例えばカーナビゲーション装置27が有する地図情報とに基づいて抽出する。なお、情報提供装置1のハードウェア資源に余裕があれば、道に迷っている(何か目標物を探している)と判定される前からドライバが見た標識やランドマークなど(対象物)の情報を抽出しておくことも可能である。これにより、より早い処理をすることができる。
なお、道に迷っているか(目標物を探しているか)否かを判定する他の方法として、視線判定部21は、上述したように、視線検出部12で求められた瞳孔の半径lrの収縮率及び変化量からドライバの周囲に対する注意の度合いを示す注意量を求め、ドライバが経路案内過程での目標物(目印)を探しているか若しくは見失っているかを判定するようにしてもよい。また、視線判定部21は、上述したように、視線検出部12で求められた瞬目(瞬き)の頻度及び瞬目の継続時間からドライバの周囲に対する注意の度合いを示す注意量を求め、ドライバが経路案内過程での目標物(目印)を探しているか若しくは見失っているかを判定するようにしてもよい。
また、視線判定部21は、ドライバによってあらかじめ目的地が設定され経路案内されている場合、位置検出部15によって検出された自車両の位置情報に基づいて、ドライバの視線が経路案内過程での目標物(目印)に所定の時間以上滞留したか否かをもってその目標物を発見したか否かを判断する。これに基づき、視線判定部21は自車両の位置が経路案内過程での目標物を適切に視認することができる位置を通過するまでに目標物を発見できなかったと判断された場合に見失ったと判定するようにしてもよい。一方、自車両の位置が経路案内過程での目標物を適切に視認することができる位置に到達する遥か手前の位置で目標物を探す視線行動、例えば周囲を何度も見回す行動などが検出された場合にはドライバが道に迷っていると判定するようにしてもよい。このようにして、視線判定部21は、ドライバが道に迷っているか否か、目標物を探しているか否かなどを判定することもできる。
運転操作判定部22は、運転操作検出部14によって取得された操作量に基づいて運転者が走行経路に迷いが生じている(目標物を探している)か否かを判定するものであり、例えば所定期間内でアクセル量が変化する頻度(回数)Acr及びブレーキ量が変化する頻度(回数)Bcrが所定の閾値を超えた場合や、所定期間内でステアリングの操舵量が変化する頻度(回数)Scrが所定の閾値を超えた場合にドライバが目標物を探している、道に迷っているなどと判定する。
統合判定部23は、運転操作判定部22によって判定された結果及び視線判定部21によって判定された結果に基づいて、最終的にドライバが走行経路に迷いを生じているか否かを判定するものであり、具体的には運転操作判定部22によって判定された際のアクセル量などの変化の頻度(回数)及び視線判定部21によって判定された際の数値の重み付き和を計算し、所定の閾値以上となった場合にドライバが目標物を探している、道に迷っているなどと最終的に判断するものである。そして、ドライバが道に迷っている(目標物を探している)などと判断した場合、統合判定部23はドライバが道に迷っているなどの旨の情報、現在の車両の位置情報、所定の時間内にドライバが周囲を見る視線行動によって見た標識やランドマークなど(対象物)の視線判定部21によって抽出された情報などを情報処理部20へ伝達する。
なお、ドライバが道に迷っているなどと判断する場合、視線判定部21と運転操作判定部22の判定結果の両方を用いて判断しているが、視線判定部21の判定結果のみでドライバが道に迷っているか否かなどを判断してもよい。この場合、統合判定部23は特に判定の処理をすることはなく視線判定部21から伝達される判定結果に基づくドライバが道に迷っている旨の情報、現在の車両の位置情報、所定の時間内にドライバが周囲を見る視線行動によって見た標識やランドマークなどの視線判定部21によって抽出された情報などを情報処理部20へ伝達する。
情報処理部20は、複数のドライバのそれぞれが過去に走行経路に迷いを生じた際の視線方向の系列と、迷いが生じた後に到達した到達地の情報と、迷いが生じた地点から到達地までの経路案内で目印となる目標物情報を含む到達地までの経路情報とからなる履歴情報をあらかじめ作成してそれぞれ格納する履歴情報データベース34中に、視線判定部21によって抽出された視線方向の系列と所定の相関関係を有する視線方向の系列を含む履歴情報があるか否かの検索依頼のための検索依頼情報を生成し、検索を行う外部の手段(検索・推薦部32)に送信するものである。
より具体的には、情報処理部20は、複数のドライバのそれぞれが過去に走行経路に迷いを生じた際に視認した走行経路の周囲に存在する対象物の情報の系列である対象物情報系列と、迷いが生じた後に到達した到達地の情報と、迷いが生じた地点から到達地までの経路案内で目印となる目標物情報を含む到達地までの経路情報とからなる履歴情報をあらかじめ作成してそれぞれ格納する履歴情報データベース34中に、視線判定部21によって抽出された対象物情報系列と所定の相関関係を有する対象物情報系列を含む履歴情報があるか否かの検索依頼のための検索依頼情報を生成し、検索を行う外部の手段(検索・推薦部32)に送信するものである。具体的には、統合判定部23から受けた情報を含めた検索依頼情報(以下、通信要求情報とも言う)を生成し、生成された通信要求情報を通信部24を介して路側情報処理装置3に送信する。
次に、路側情報処理装置3について説明する。路側情報処理装置3は、通信部31、検索・推薦部32、記録部33、履歴情報データベース34から構成されているがこれらの構成要素に限られるものではない。通信部31は、情報提供装置1からの通信要求情報を受信したり、検索・推薦部32によって検索された情報を情報提供装置1に送信したりするものである。検索・推薦部32は、通信部31からの通信要求情報を受信した後、通信要求情報に含まれる車両の位置情報及び所定の時間内にドライバが周囲を見る視線行動によって見た標識やランドマークなどの情報に基づいて、過去に類似した視線行動を取ったドライバが運転する車両がいないかを履歴情報データベース34から検索するものである。具体的な検索方法については後述する。
履歴情報データベース34は、過去に道に迷った車両のドライバの所定の時間内における視線行動によって見た標識やランドマークなどの情報と、その車両がどこに到達したかを示す到達地の情報と、その到達地までの経路情報とを関連付けて格納している。なお、関連付けられて格納されたこれらの情報は、それぞれのドライバが道に迷った際に履歴情報として登録されていくが、デフォルトの情報としてあらかじめ車両の運転に不慣れな複数のドライバが実際に走行し、道に迷った際の情報を履歴情報として格納しておいてもよい。履歴情報データベース34の一例を図5に示す。図5に示すように、例えば検索位置は「東京都文京区××」であり、この検索位置はこれから検索しようとする車両の位置情報に基づいて抽出されたものである。
抽出された検索位置において、例えば過去に東京ドームに到達したドライバAは、該当する検索位置において所定の時間内に「標識a」及び「建物a」を見ていた。また、過去に水道橋駅に到達したドライバBは、該当する検索位置において所定の時間内に「標識a」、「標識b」、「標識c」、「建物c」を見ていた。なお、図5中に示された数値「1」は該当する標識や建物などを見たことを示し、数値「0」は見ていないことを示している。また、経路情報の欄にはその到達地までの経路データ及び経路案内過程で目標となる目標物の情報を含む情報が格納されている。
ここで、検索・推薦部32による具体的な検索方法について説明する。検索・推薦部32は、通信部31を介して通信要求情報を受け取る。その通信要求情報に含まれる車両の位置情報が、例えば「東京都文京区××」を示すものであり、該当する検索位置において所定の時間内にドライバの視線行動によって見た標識やランドマークなどの情報が、例えば「標識a」及び「建物a」の情報である場合、検索・推薦部32は図5に示す履歴情報データベース34から類似した視線行動をしたドライバの履歴データを検索する。この場合、検索・推薦部32は、例えば公知の協調フィルタリングの相関係数法(http://www.ipsj.or.jp/katsudou/sig/sighp/fi/sympo/2002/proceedings/invited/yamanishi.pdfを参照)を用いることにより、現在迷っている車両のドライバと過去に東京ドームに到達したドライバAの視線行動が最も類似していると判断し、到達地(この例では東京ドーム)とそこまでの経路データ、そして経路案内過程での目標物(目印)の情報を推薦情報として通信部31へ伝達する。
なお、推薦情報は1組の情報に限られるものではなく複数組の情報であってもよい。ここでの協調フィルタリングの相関係数法は、ドライバの現在地までの一定時間(一定区間)においてドライバが視認した対象物(標識やランドマークなど)の系列と、履歴情報データベース34に格納されたドライバがその一定時間(一定区間)において視認した対象物の系列とを比較し、その相関の大きさ(類似度)と所定の閾値とによって、類似した視線行動をとっている過去のドライバを選定するものである。
通信部31は検索・推薦部32から受けた到達地(この例では東京ドーム)とそこまでの経路データ、そして経路案内過程での目標物(目印)の情報を推薦情報として通信網2を介して情報提供装置1に送信する。そして、情報処理部20は、通信部31から受けた到達地(この例では東京ドーム)とそこまでの経路データ、そして経路案内過程での目標物(目印)の情報を表示処理部18に伝達する。
表示処理部18は、検索を行う手段(検索・推薦部32)によって検索された履歴情報を受け取り、受け取った履歴情報に基づいて到達地の情報及び迷いが生じた地点から到達地までの経路案内で目印となる目標物情報を含む到達地までの経路情報を推薦情報として表示手段に表示させるものであり、具体的には、得られた推薦情報を表示装置17に表示するための制御を行うものであり、到達地の候補が複数ある場合には、現在地から近い順、人気順(過去に推薦情報として推薦された回数の多い順)、データ更新の新しい順などで表示装置17に表示させ、ドライバに推薦する情報を提供する。そして、推薦された情報の中からドライバが到達地を選択した場合、表示処理部18は選択された到達地までの経路及びその経路案内過程での目標物の情報を表示装置17に表示させる。
運転履歴記録部16は、車両が目的地に到着した後、目的地とそこまでに走行した経路の情報、そして経路上での視線行動の履歴を関連付けて1つの履歴データとして自車両内の履歴情報データベース25に記録し、記録された履歴データは情報処理部20及び通信部24を経由して路側情報処理装置3の記録部33によって履歴情報データベース34に記録される。
この一連の記録フローを図6に示す。図6に示すように、情報提供装置1は車両が目的地に到着したか否かを判断する(ステップS601)。目的地に到着したと判断した場合、自身の履歴情報データベース25に、目的地とそこまでに走行した経路の情報、そして経路上での視線行動の履歴を関連付けて1つの履歴データを記録する(ステップS602)。一方、路側情報処理装置3の履歴情報データベース34にも同様の履歴データを記録するため、情報処理部20及び通信部24を介して路側情報処理装置3に送信し、記録させる(ステップS603)。このようにすることによって、今後他の車両が道に迷ったなどの場合、道に迷った車両からの問い合わせに対して履歴データを提供することができる。
上述したように情報提供装置1は、路側情報処理装置3に対して自身の車両と類似した視線行動を行ったドライバの履歴データがあるか検索を依頼し、あれば履歴データを取得するように構成されている。しかし、情報提供装置1は、道に迷ったなどですぐに路側情報処理装置3に検索の依頼をするのではなく、自身が搭載された車両のドライバが過去に迷った際の視線行動の履歴データを格納した履歴情報データベース25に、該当する履歴データがあるか自身で検索するようにし、該当する履歴データがない場合に路側情報処理装置3に検索の依頼をするようにしてもよい。この場合、履歴情報データベース25は、履歴情報データベース34と同様に、ドライバが過去に走行経路に迷いを生じた際に視認した走行経路の周囲に存在する対象物の情報の系列である対象物情報系列、迷いが生じた後に到達した到達地の情報、迷いが生じた地点から到達地までの経路案内で目印となる目標物情報を含む到達地までの経路情報からなる履歴情報を格納している。このような検索のフローを図7に示す。
図7に示すように、まず、カーナビゲーション装置27などで目的地が設定されているか否かを判断する(ステップS701)。目的地が設定されている場合には、情報提供装置1は自身の履歴情報データベース25内で目的地が一致若しくは近傍の履歴データの中から、現在位置付近で過去に当該ドライバが類似した視線行動をとった履歴データがあるか検索する(ステップS702)。一方、目的地が設定されていない場合には、情報提供装置1は自身の履歴情報データベース25内の履歴データの中から、現在位置付近で過去に当該ドライバが類似した視線行動をとった履歴データがあるか検索する(ステップS703)。
また、上述したように、路側情報処理装置3の検索・推薦部32が履歴情報データベース34から履歴データを検索する際、車両の位置情報が示す位置付近での履歴データを検索していたが、車両の目的地情報も合わせて情報提供装置1から路側情報処理装置3に送信された場合には、その目的地情報も考慮して検索するようにしてもよい。その場合の検索フローを図8に示す。図8に示すように、路側情報処理装置3はカーナビゲーション装置27などで設定された目的地の情報を受信したか否かを判断する(ステップS801)。
目的地情報を受信した場合には、検索・推薦部32は履歴情報データベース34内で目的地が一致若しくは近傍の履歴データの中から、現在位置付近で過去に他人又は当該ドライバ自身が類似した視線行動をとった履歴データがあるか検索する(ステップS802)。一方、目的地情報を受信しない場合には、上述したように検索・推薦部32は履歴情報データベース34内の履歴データの中から、現在位置付近で過去に他人又は当該ドライバ自身が類似した視線行動をとった履歴データがあるか検索する(ステップS803)。
次に、本発明の実施の形態に係る情報提供装置を含む情報提供システムおける動作フローの一例について図9及び図10を用いて説明する。なお、図9及び図10に示すフローでは、まず情報提供装置1の履歴情報データベース25内の履歴データを検索した後、適当な履歴データが検出されない場合に路側情報処理装置3の履歴情報データベース34内の履歴データを検索するようにしている。ここで、情報提供装置1の履歴情報データベース25の構成は、上述した図5に示す路側情報処理装置3の履歴情報データベース34と同様の構成をしている。
また、この動作フローは一例であって、上述したように情報提供装置1の履歴情報データベース25内の履歴データを検索せずに即座に路側情報処理装置3の履歴情報データベース34内の履歴データを検索するようにしてもよい。また、図9はカーナビゲーション装置27などで目的地が設定されていない場合のフローであり、図10は目的地が設定されている場合のフローである。まず、目的地が設定されていない場合の動作フローについて説明する。
まず、位置検出部15が車両の位置情報を取得する処理(車両位置・挙動検出処理)を行う(ステップS901)。図2で説明したように視線検出部12が画像撮像部11によって撮像された複数の顔画像に基づいてドライバの視線方向を検出する処理(視線行動検出処理)を行う(ステップS902)。なお、上述したように、運転操作判定部22による判定も考慮する場合には、アクセル量が変化する頻度(回数)Acr、ブレーキ量が変化する頻度(回数)Bcr、ステアリングの操舵量が変化する頻度(回数)Scrなどを求める処理(運動行動抽出処理)を行う(ステップS903)。そして、統合判定部23が目標物を探しているか否かを判定する処理(理解度判定処理)を行う(ステップS904)と同時に、道に迷っている(目標物を探している)と判定された場合、上述したようなドライバの視認行動によって見た標識やランドマークなどの情報の系列を抽出する。
そして、図7で説明したように情報処理部20が、抽出された情報の系列に基づいて、履歴情報データベース25内の履歴データの中から過去に自車両のドライバが類似した視線行動をとった履歴データがあるか検索する処理(類似行動圏策処理(自車両))を行う(ステップS905)。なお、図9に示すフローの場合、目的地が設定されていないため図7のステップS703に進むことになる。情報処理部20が路側情報処理装置3の検索・推薦部32が行う判断と同様の協調フィルタリングの相関係数法によって、ドライバの所定の時間内においてドライバが視認した対象物(標識やランドマークなど)の系列と、履歴情報データベース25に格納されたドライバが視認した対象物の系列とを比較し、その相関の大きさ(類似度)が所定の閾値以上か否かを判断する(ステップS906)。
所定の閾値以上である場合、情報処理部20は類似した視線行動により向かった目的地とそこへの経路及び経路案内過程での目標物を推薦情報として抽出する(ステップS907)。一方、ステップS906で所定の閾値以上でない場合、図8で説明したように情報処理部20から通信部24を経由して送信された検索依頼に基づいて、検索・推薦部32は履歴情報データベース34内の履歴データの中から過去に類似した視線行動をとったドライバの履歴データがあるか検索する処理(類似行動圏策処理(他車両))を行う(ステップS908)。なお、図9に示すフローの場合、目的地が設定されていないため図8のステップS803に進むことになる。
検索・推薦部32は協調フィルタリングの相関係数法によって、ドライバの所定の時間内においてドライバが視認した対象物(標識やランドマークなど)の系列と、履歴情報データベース34に格納されたドライバが視認した対象物の系列とを比較し、その相関の大きさ(類似度)が所定の閾値以上か否かを判断する(ステップS909)。所定の閾値以上である場合、検索・推薦部32は類似した視線行動をとったドライバが向かった目的地とその目的地までの経路及び経路案内過程での目標物を推薦情報として抽出し、通信部24及び情報処理部20へ送信する(ステップS910)。一方、所定の閾値以上でない場合には終了する。
表示処理部18は、抽出又は送信された目的地の候補を自車両のドライバがあらかじめ選択した基準(例えば、現在地から近い順、情報の新しい順など)で表示装置17に表示する(ステップS911)。そして、統合判定部23は後述する経路・目標物案内処理を行う(ステップS912)。ここで、経路・目標物案内処理について図11を用いて説明する。図11に示すように、統合判定部23は、現在の位置が案内開始地点より手前か、経路案内過程での目標物が視認できる地点より手前か、経路案内過程での目標物が視認できる地点か、目標物を通過したかを判断する(ステップS1101)。
現在の位置が案内開始地点より手前の場合、例えば「しばらく道なりです」などとそのまま進むことを促す(ステップS1102)。経路案内過程での目標物が視認できる地点より手前の場合、目標物より手前にある別の目標物を追加して通知する(ステップS1103)。経路案内過程での目標物が視認できる地点の場合、目標物と別の視認しやすい目標物を追加して通知する(ステップS1104)。目標物を通過した場合、経路を再探索し、新たな目標物と合わせて通知する(ステップS1105)。
次に、目的地が設定されている場合の動作フローについて図10を用いて説明する。まず、図9と同様に位置検出部15が車両の位置情報を取得する処理(車両位置・挙動検出処理)を行う(ステップS1001)。そして、統合判定部23は現在の位置と設定された目的地とが所定の範囲(例えば、半径1kmなど)内に含まれる程度の近さか否かを判定する(ステップS1002)。所定の範囲内に含まれる程度の近さでない場合、図9のステップS902からS910と同様の処理をステップS1003からS1011で行う。なお、ステップS1006及びステップS1009における類似行動検索処理では、目的地が設定されているためステップS702及びステップS802に進む。その他行われる処理については基本的に同様であるため説明は省略する。そして、ステップS1008又はステップS1011で抽出又は送信された情報に基づいて、統合判定部23は後述する経路・目標物案内処理を行う(ステップS1012)。
本発明に係る情報提供装置は、運転者が経路を見失った若しくは道に迷ってしまった場合に、あらためて運転者に経路設定の操作をさせずに運転者に適当な目的地の候補の情報を提供することができるため、車両を運転する運転者に車両を誘導するための情報を提供する情報提供装置などに有用である。
本発明の実施の形態に係る情報提供装置を含む情報提供システムの一例を示す構成図である。 本発明の実施の形態に係る情報提供装置における視線方向の検出フローの一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る情報提供装置におけるサッカードの振幅の一例について説明するための図である。 本発明の実施の形態に係る情報提供装置におけるサッカードの振幅の一例について説明するための他の図である。 本発明の実施の形態に係る情報提供装置の視線判定部における目標物を探しているか否かを判定するフローの一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る情報提供装置を含む情報提供システムの路側情報処理装置における履歴情報データベースの構成の一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る情報提供装置の運転履歴記録部における履歴データの記録から路側情報処理装置の記録部における履歴データの記録までの一連の記録フローの一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る情報提供装置の履歴情報データベース内からの履歴データの検索フローの一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る情報提供装置を含む情報提供システムの路側情報処理装置の履歴情報データベース内からの履歴データの検索フローの一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る情報提供装置を含む情報提供システムにおける目的地が設定されていない場合の動作フローの一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る情報提供装置を含む情報提供システムにおける目的地が設定されている場合の動作フローの一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る情報提供装置における経路や目標物の案内の処理フローの一例を示すフローチャートである。
符号の説明
1 情報提供装置
2 通信網
3 路側情報処理装置
11 画像撮像部
12 視線検出部(視線検出手段)
13 操作量入力部
14 運転操作検出部(操作量取得手段)
15 位置検出部
16 運転履歴記録部
17 表示装置(表示手段)
18 表示処理部(表示制御手段)
19 判定部
20 情報処理部(処理手段)
21 視線判定部(判定・抽出手段)
22 運転操作判定部(運転操作判定手段)
23 統合判定部(統合判定手段)
24、31 通信部
25 履歴情報データベース(格納手段)
26 GPS(位置情報取得手段)
27 カーナビゲーション装置
32 検索・推薦部
33 記録部
34 履歴情報データベース
300 第1の点
301 第2の点
302 第3の点

Claims (6)

  1. 車両の運転者の複数の顔画像に基づいて、前記運転者の視線方向を前記顔画像ごとに検出する視線検出手段と、
    前記車両の位置情報を取得する位置情報取得手段と、
    前記視線検出手段によって検出された前記顔画像ごとの前記運転者の前記視線方向に基づいて、前記運転者の眼球運動による視線の移動量を算出し、算出された前記視線の移動量に基づいて前記運転者が走行経路に迷いを生じているか否かを判定し、前記運転者が迷いを生じていると判定した場合、前記位置情報取得手段によって取得された前記車両の前記位置情報と、前記判定をする際に用いられた複数の前記顔画像における前記運転者の前記視線方向とに基づいて、前記運転者の視線方向の系列を抽出する判定・抽出手段と、
    複数の運転者のそれぞれが過去に走行経路に迷いを生じた際の視線方向の系列と、前記迷いが生じた後に到達した到達地の情報と、前記迷いが生じた地点から前記到達地までの経路案内で目印となる目標物情報を含む前記到達地までの経路情報とからなる履歴情報をあらかじめ作成してそれぞれ格納するデータベース中に、前記判定・抽出手段によって抽出された前記視線方向の系列と所定の相関関係を有する前記視線方向の系列を含む前記履歴情報があるか否かの検索依頼のための検索依頼情報を生成し、前記検索を行う外部の手段に送信する処理手段と、
    情報を表示する表示手段と、
    前記検索を行う前記外部の手段によって検索された前記履歴情報を受け取り、受け取った前記履歴情報に基づいて前記到達地の情報及び前記迷いが生じた地点から前記到達地までの経路案内で目印となる目標物情報を含む前記到達地までの経路情報を推薦情報として前記表示手段に表示させる表示制御手段とを、
    備える情報提供装置。
  2. 前記判定・抽出手段は、算出された前記視線の移動量の情報に、前記運転者の前記視線が停留する視線停留時間の情報を更に加えて、前記運転者が走行経路に迷いを生じているか否かを判定する請求項1に記載の情報提供装置。
  3. 前記運転者が過去に走行経路に迷いを生じた際の視線方向の系列、前記迷いが生じた後に到達した到達地の情報、前記迷いが生じた地点から前記到達地までの経路案内で目印となる目標物情報を含む前記到達地までの経路情報からなる履歴情報をあらかじめ作成して格納する格納手段を更に備え、
    前記処理手段は、前記判定・抽出手段によって抽出された前記視線方向の系列と所定の相関関係を有する前記視線方向の系列を含む前記履歴情報が前記格納手段中にあるか否かの検索をし、前記履歴情報がない場合に前記検索依頼のための検索依頼情報を生成し、前記検索を行う前記外部の手段に送信する請求項1又は2に記載の情報提供装置。
  4. 前記車両を走行させるために前記運転者によって行われる各操作の操作量を取得する操作量取得手段と、
    前記操作量取得手段によって取得された前記操作量に基づいて前記運転者が走行経路に迷いが生じているか否かを判定する運転操作判定手段と、
    前記運転操作判定手段によって判定された結果及び前記判定・抽出手段によって判定された結果に基づいて、最終的に前記運転者が前記走行経路に迷いを生じているか否かを判定する統合判定手段とを更に備える請求項1から3のいずれか1つに記載の情報提供装置。
  5. 前記視線の移動量は、跳躍性眼球運動の開始時及び終了時における前記視線方向から前記跳躍性眼球運動ごとに算出される請求項1から4のいずれか1つに記載の情報提供装置。
  6. 前記視線方向の系列が、前記位置情報取得手段によって取得された前記車両の前記位置情報と、前記判定をする際に用いられた複数の前記顔画像における前記運転者の前記視線方向と、所定の記憶領域に格納されているかあるいは外部から得た地図情報とに基づいて抽出された前記運転者が視認した前記走行経路の周囲に存在する対象物の情報の系列である対象物情報系列である請求項1から5のいずれか1つに記載の情報提供装置。
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