JP2007271122A - 熱交換器 - Google Patents
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Abstract
【課題】伝熱性能の向上を図ることができる熱交換器を提供する。
【解決手段】大径管2と、大径管2の内径より小さい外径を有する小径管3とを備え、大径管2の内部で管軸方向に沿って、小径管3を設けた熱交換器1であって、小径管3は、外管4と、外管4の内部に同軸に設けられた内管5とからなり、外管4と内管5との間に空間部6が形成された二重管であると共に、内管5はその内面に管軸方向に平行な溝およびフィン、または、らせん状の溝およびフィンが形成された内面溝付管であり、大径管2と小径管3との間の外側流路7を第1熱媒体の流路とし、内管5の内部を第2熱媒体の流路とすることを特徴とする。
【選択図】図2
【解決手段】大径管2と、大径管2の内径より小さい外径を有する小径管3とを備え、大径管2の内部で管軸方向に沿って、小径管3を設けた熱交換器1であって、小径管3は、外管4と、外管4の内部に同軸に設けられた内管5とからなり、外管4と内管5との間に空間部6が形成された二重管であると共に、内管5はその内面に管軸方向に平行な溝およびフィン、または、らせん状の溝およびフィンが形成された内面溝付管であり、大径管2と小径管3との間の外側流路7を第1熱媒体の流路とし、内管5の内部を第2熱媒体の流路とすることを特徴とする。
【選択図】図2
Description
本発明は、例えば、給湯器、床暖房、冷蔵庫、冷凍庫等に用いる熱交換器に関するもので、より詳しくは、大径管と小径管とを流れる熱媒体の間で管壁を通して相互に熱交換する熱交換器に関する。
一般に、熱交換器の構成としては、大径管と、その大径管の内部に小径管を備える構成のものが知られている。そして、冷蔵庫、冷凍庫用熱交換器においては、大径管および小径管の内部に熱媒体としてのフロン、代替フロン等の冷媒が流され、大径管と小径管とを流れる冷媒間で熱交換が行なわれるものである。また、給湯器用ヒートポンプユニットの熱交換器においては、大径管の内部に水、小径管の内部に二酸化炭素、代替フロン冷媒が流される。また、床暖房用熱交換器の熱交換器においては、大径管の内部に水、小径管の内部にフロン、代替フロン等の冷媒が流されるものである。
前記構成の熱交換器の具体的なものとして、特に、給湯器用ヒートポンプユニットの熱交換器が特許文献1に提案されている。図10に示すように、特許文献1の熱交換器101は、1本の大径管102と、その大径管102の内部に小径管103を備え、小径管103が外管104と内管105とからなる二重管であって、外管104と内管105との間に漏洩検知溝106を有する。そして、内管105の内部に形成された冷媒用流路に冷媒を流し、大径管102と小径管103との間に形成された外側流路107を流れる水等の流体との間で熱交換させる。使用中に、小径管103を構成する外管104または内管105に腐食が発生し、外管104の外側を流れる流体または内管105の内側を流れる冷媒が漏洩した際には、漏洩検知溝106で冷媒の漏洩を検知している。また、水を流したときのスケール付着を抑制し、熱交換効率と耐用年数を向上させるために、大径管102の曲げ半径、冷媒用流路の断面積と水用流路(外側流路107)の断面積との比、漏洩検知溝106の深さを一定範囲に規定している。
特開2005−69620号公報(請求項1〜請求項4、段落0013〜0017、図1、図2、図5)
ところで、前記のような二重管式熱交換器により水と冷媒とを熱交換させて温水を作る場合、より高温の温水を得るには、大径管内に配置する小径管の本数を多くして冷媒の熱量を増加させる、水の流速を遅くして小径管と接触する時間を長くする等の方法がとられる。しかしながら、大径管内に配置する小径管の本数を多くすると、冷媒供給量が増加するため水温の上昇には有利であるが、スケールがより付着しやすくなる(スケールの主体であるCaCO3は水温が高くなるほど付着しやすくなる)。また、スケール付着により伝熱効率が低下すると共に、水の流れる断面積がより小さくなるので圧力損失が増加し、水を流通させるポンプの負荷が大きくなってしまう。また、水の流速を遅くして小径管と接触する時間を長くすると、冷媒から水への熱伝達量が増加して水温を高くすることができるが、これに伴い、スケールがより付着しやすくなるため伝熱効率が低下してしまう。
熱交換器が組み込まれる給湯器用ヒートポンプユニット(以下、給湯器と称す)においては、夜間蓄熱+昼間追い炊きのため、給湯器での負荷変動が大きく、熱交換器における熱媒体(水)の流量変動幅が大きい。このような使用環境の中で、熱交換器の性能向上による給湯の夜間蓄熱の時間短縮化、蓄熱量の改善、昼間の追い炊き時における給湯器のエネルギー消費効率COP(Coefficient of Performance)の改善が望まれている。そのため、給湯器に組み込まれる熱交換器においては、その伝熱性能を改善する必要がある。また、家庭用給湯器においては、給湯器の設置容積を大きくできないので、熱交換器においては、給湯器に占める熱交換器の容積を小さくしつつ、伝熱性能を向上することが望まれている。
そこで、本発明は、このような問題を解決すべく創案されたもので、その目的は、伝熱性能の向上を図ることができる熱交換器を提供することにある。
前記課題を解決するために、請求項1に係る発明は、大径管と、前記大径管の内径より小さい外径を有する小径管とを備え、前記大径管の内部で管軸方向に沿って、前記小径管を設けた熱交換器であって、前記小径管は、外管と、前記外管の内部に同軸に設けられた内管とからなり、前記外管と前記内管との間に空間部が形成された二重管であると共に、前記内管はその内面に管軸方向に平行な溝およびフィン、または、らせん状の溝およびフィンが形成された内面溝付管であり、前記大径管と前記小径管との間の外側流路を第1熱媒体の流路とし、前記内管の内部を第2熱媒体の流路とする熱交換器として構成したものである。
前記構成によれば、小径管を構成する内管が管軸方向に平行な溝およびフィン、または、らせん状の溝およびフィンが形成された内面溝付管であるため、内管内の表面積が増加し、また管内のフィンにより第2熱媒体が攪拌されるため、第2熱媒体から第1熱媒体への伝熱量が増大する。また、小径管が外管と内管とからなる二重管であるため、内管に腐食等による破損が発生しても、内管と外側流路(第1熱媒体の流路)が連通状態になることがなく、第1熱媒体に異物が混入するおそれがなくなる。また、同様に、外管に腐食等による破損が発生しても、第2熱媒体に異物が混入するおそれがなくなる。
また、外管と内管との間に空間部が形成されているため、内管に腐食等による破損が発生しても、外管と内管の間に形成された空間部から内管内の第2熱媒体の漏洩を小径管の両端2カ所において検知することが可能になり、熱交換器の運転を止め、破損状況を調べることができる。
請求項2に係る発明は、前記内面溝付管において、前記フィンの高さ(hf)が0.1〜0.3mm、前記溝のねじれ角(θ)が5〜45°、前記フィンの山頂角(δ)が10〜45°、前記溝の溝数が30〜70である熱交換器として構成したものである。
前記構成によれば、内管の表面積の増大及び管内の第2冷媒の攪拌効果により、第2熱媒体から第1熱媒体への伝熱量が増大する。
前記構成によれば、内管の表面積の増大及び管内の第2冷媒の攪拌効果により、第2熱媒体から第1熱媒体への伝熱量が増大する。
また、請求項3に係る発明は、前記小径管が複数本設けられている熱交換器として構成したものである。
前記構成によれば、第1熱媒体と第2熱媒体とが熱交換する小径管(外管)の外表面積、すなわち伝熱面積が大きくなる。その結果、第2熱媒体から第1熱媒体への伝熱量が増大する。
前記構成によれば、第1熱媒体と第2熱媒体とが熱交換する小径管(外管)の外表面積、すなわち伝熱面積が大きくなる。その結果、第2熱媒体から第1熱媒体への伝熱量が増大する。
また、請求項4に係る発明は、前記第2熱媒体が二酸化炭素であり、前記第1熱媒体が水である熱交換器として構成したものである。
前記構成によれば、自然冷媒である水および二酸化炭素を媒体として使用するため、環境負荷が小さくなる。
前記構成によれば、自然冷媒である水および二酸化炭素を媒体として使用するため、環境負荷が小さくなる。
また、請求項5に係る発明は、前記二酸化炭素は、冷凍機油を0.1〜6.0mass%含有する熱交換器として構成したものである。
前記構成によれば、二酸化炭素に冷媒油が含有されるため、冷媒の圧縮に使用される熱交換器のコンプレッサーの磨耗が小さくなる。
前記構成によれば、二酸化炭素に冷媒油が含有されるため、冷媒の圧縮に使用される熱交換器のコンプレッサーの磨耗が小さくなる。
また、請求項6に係る発明は、前記二酸化炭素は、超臨界状態である熱交換器として構成したものである。
前記構成によれば、二酸化炭素の熱伝達性能が一層向上すると共に、圧力損失が小さくなる。
前記構成によれば、二酸化炭素の熱伝達性能が一層向上すると共に、圧力損失が小さくなる。
請求項1に係る発明によれば、小径管を構成する内管が内面溝付管であることによって、熱交換器の伝熱性能を向上させることができる。また、外管と内管との間に空間部が形成されていることによって、熱交換器の安全性を向上させることができる。
請求項2に係る発明によれば、小径管を構成する内管の溝形状が所定の形状であることによって、熱交換器の伝熱性能をより一層向上させることができる。
請求項3に係る発明によれば、小径管が複数本設けられていることによって、熱交換器の伝熱性能をより一層向上させることができる。
請求項4に係る発明によれば、第1熱媒体として水、第2熱媒体として二酸化炭素を使用することによって、環境にやさしい熱交換器が提供できる。
請求項5に係る発明によれば、第2熱媒体としての二酸化炭素が冷凍機油を含有することによって、コンプレッサーの寿命が向上し、熱交換器をより長期にわたって使用することできる。
請求項6に係る発明によれば、第2熱媒体としての二酸化炭素が超臨界状態であることによって、熱交換器の伝熱性能をより一層向上させることができると共に、COPに優れた熱交換器を提供できる。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。図1は熱交換器の構成を示す一部破断斜視図、図2(a)は図1のA−A線に沿った管軸直交断面図、(b)は小径管の拡大端面図、図3(a)は内管の管軸方向に沿った断面図、(b)は(a)のB−B線に沿った管軸直交断面における拡大図、図4は大径管に凹凸部が形成された熱交換器の構成を示し、(a)は一部破断側面図、(b)は(a)のC−C線に沿った管軸直交断面図、図5はバッフル材が配置された熱交換器の構成を示す一部破断斜視図、図6は二酸化炭素の温度と局所熱伝達率の関係を示すグラフ、図7〜図8は巻回部が形成された熱交換器の構成を示す斜視図、図9は熱交換器を使用した給湯器の構成を模式的に示す説明図である。
本発明の熱交換器の実施形態を図1、図2(a)、(b)に示す。図1、図2(a)、(b)に示すように、本発明の熱交換器1は、大径管2と、大径管2の内径より小さい外径を有する小径管3とを備え、大径管2の内部で管軸方向に沿って小径管3を設けたものである。以下、各構成について説明する。
(1)大径管
大径管2は、後記する小径管3との間に外側流路7を形成し、外側流路7を第1熱媒体Wの流路としたものである。また、大径管2の内径は、後記する小径管3の外径より大きく、且つ、外側流路7に第1熱媒体Wを流すのに十分な内径、及び耐圧強度を持てばよく、一例として、外径は4〜30mm、肉厚は0.2〜2.5mm、長さは100mm以上が好ましい。また、大径管2の寸法は、後記する小径管3の寸法との関係、本発明の熱交換器1が組み込まれる給湯器30(図9参照)等の寸法、熱容量、加工性を考慮して決められ、熱交換器1の伝熱性能、圧力損失の点から、管軸直交断面における1本の小径管3の流路断面積と、大径管2と小径管3との間の外側流路7の断面積との比(外側流路/小径管)が10〜50の範囲内を満足するように設定することがより好ましい。
大径管2は、後記する小径管3との間に外側流路7を形成し、外側流路7を第1熱媒体Wの流路としたものである。また、大径管2の内径は、後記する小径管3の外径より大きく、且つ、外側流路7に第1熱媒体Wを流すのに十分な内径、及び耐圧強度を持てばよく、一例として、外径は4〜30mm、肉厚は0.2〜2.5mm、長さは100mm以上が好ましい。また、大径管2の寸法は、後記する小径管3の寸法との関係、本発明の熱交換器1が組み込まれる給湯器30(図9参照)等の寸法、熱容量、加工性を考慮して決められ、熱交換器1の伝熱性能、圧力損失の点から、管軸直交断面における1本の小径管3の流路断面積と、大径管2と小径管3との間の外側流路7の断面積との比(外側流路/小径管)が10〜50の範囲内を満足するように設定することがより好ましい。
また、熱交換器1の伝熱性能の向上を目的として、大径管2の内部を流れる第1熱媒体Wに撹拌または旋回流を与えて乱流を発生させたい(第1熱媒体Wの温度を均一化させたい)場合、あるいは管内の伝熱面積を増やしたい(第1熱媒体Wの流路長を増やしたい)場合等には、大径管2は、その全長の少なくとも一部の領域に凹凸部を形成した形状としてもよい(図4(a)、(b)参照)。凹凸部9は、例えば、大径管2をコルゲート状に加工することによって、凸部の高さhdを0.5〜2mm、凸部のピッチPdを5〜20mmに形成することが好ましく、凸部(高さhdおよびピッチPd)が前記範囲未満であると、凹凸部9の成形加工がしにくく、凸部が前記範囲を超えると第1熱媒体Wの圧力損失が大きくなりやい。
また、凹凸部9は、熱交換器1の実際の運転において、小径管3(内管)の内部を流れる第2熱媒体Xが二酸化炭素である場合には、二酸化炭素の局所熱伝達率が極大となる許容温度範囲(20〜80℃、図6参照)を満足する領域Sに対応する大径管2に形成することが好ましい。そして、凹凸部9の形態は、外側流路7内の第1熱媒体Wに乱流が発生すると共に、圧力損失が大きくならなければ、前記コルゲート状に限定されず、例えば、大径管2の内表面の少なくとも一部に管軸方向に平行な溝およびフィン、または、らせん状の溝およびフィンを形成してもよい。
大径管2の材質としては、(1)熱伝導性が優れ、大径管2および後記する小径管3の内部を流れる熱媒体間で効率良く熱交換できる、(2)熱交換器1が使用される種々の雰囲気で耐食性に優れる、(3)凹凸部の形成、後記するらせん状、渦巻状の巻回部の形成、給湯器30等に組み込まれる際の曲げ加工などの塑性加工性に優れる(加工により割れ等が生じない機械的性質を備える)、(4)給湯器30等に組み込まれる際の他の管とのロウ付け性、はんだ付け性または接着剤による接着性に優れる、(5)熱交換器1が使用される圧力で耐圧性に優れる、などの特性を満足するものが好ましい。
これらの(1)〜(5)の特性を満足する材質としては、エアコン、大型空調機器などの熱交換器として広く用いられているJISH3300に規定する合金番号C1101の無酸素銅、合金番号C1201及びC1220のりん脱酸銅のいずれかが好ましい。
また、前記の材質のみに限定する必要はなく、特に熱伝導性と耐圧強度が必要な場合は、JISH3300に規定された銅または銅合金や、例えばFe、P、Ni、Co、Mn、Sn、Si、Mg、Ag、Al等の元素より選択する1種または2種以上を総計で数%以下Cuに含有させたJISH3300に規定されていない銅合金を用いることも可能である。
さらに、特に耐食性と耐圧強度が必要な場合には、JISH3300に規定された合金番号C7060、C7100、C7150などのCu−Ni系合金、TiまたはTi合金、ステンレス鋼などを用いることも可能である。また、軽量化が求められる場合には、耐食性、強度、加工性などの特性を考慮して、アルミニウム、アルミニウム合金の中から所定の特性を有するものを選択することも可能である。
大径管2を構成する管は、押出し素管を圧延、抽伸して製作される継目無し管、あるいは所定幅の板条の幅方向の端面を溶接して製作される溶接管を用いてもよい。
通常、大径管2としては管内面が平滑である平滑管が用いられることが多いが、大径管2として内面溝付管を使用する場合には、内面溝付管は平滑管内部に溝付プラグを挿入し、管外面に回転する転造体(転造ボール、圧延ロール)を押し当てて溝を転造する方法、または、条材の表面に溝を圧延し、条の端部同士を溶接する方法により製作することができる。
通常、大径管2としては管内面が平滑である平滑管が用いられることが多いが、大径管2として内面溝付管を使用する場合には、内面溝付管は平滑管内部に溝付プラグを挿入し、管外面に回転する転造体(転造ボール、圧延ロール)を押し当てて溝を転造する方法、または、条材の表面に溝を圧延し、条の端部同士を溶接する方法により製作することができる。
(2)小径管
図2(b)に示すように、小径管3は、外管4と内管5とからなり、外管4と内管5との間に空間部6が形成された二重管であると共に、内管5の内部を第2熱媒体X(図1参照)の流路としたものである。また、第2熱媒体Xの供給量をふやすことにより伝熱性能を向上させたい場合には、小径管3を大径管2の管軸方向に沿って複数設けることが好ましい。小径管3を複数設ける場合には、大径管2内の小径管3の配置としては、図2(a)に示すように、外側流路7を均等に分割する配置が好ましい。このように小径管3を配置することによって、小径管3からの外側流路7(大径管2)への熱伝達が向上し、第1熱媒体Wの圧力損失も低くなる。しかしながら、熱伝達が向上し、圧力損失も低ければ、図2(a)以外の配置でもよい。
図2(b)に示すように、小径管3は、外管4と内管5とからなり、外管4と内管5との間に空間部6が形成された二重管であると共に、内管5の内部を第2熱媒体X(図1参照)の流路としたものである。また、第2熱媒体Xの供給量をふやすことにより伝熱性能を向上させたい場合には、小径管3を大径管2の管軸方向に沿って複数設けることが好ましい。小径管3を複数設ける場合には、大径管2内の小径管3の配置としては、図2(a)に示すように、外側流路7を均等に分割する配置が好ましい。このように小径管3を配置することによって、小径管3からの外側流路7(大径管2)への熱伝達が向上し、第1熱媒体Wの圧力損失も低くなる。しかしながら、熱伝達が向上し、圧力損失も低ければ、図2(a)以外の配置でもよい。
(2−1)外管
図2(a)に示すように、外管4は、大径管2の内部に外側流路7を形成するように、大径管2の管軸方向に沿って設けられ、且つ、外側流路7に第1熱媒体W(図1参照)が必要量流通することが可能な寸法に形成されている。一例として、外径は1〜8mm、肉厚は0.2〜2.5mm、長さは100mm以上が好ましい。また、外管4の寸法は、熱交換器1の伝熱性能、第1熱媒体Wおよび第2熱媒体Xの圧力損失の点から、管軸直交断面における1本の小径管3の流路断面積と、大径管2と小径管3との間の外側流路7の断面積との比(外側流路/小径管)が10〜50の範囲を満足するように設定することがより好ましい。また、外管4の材質は、前記大径管2で選択されたものと同様な材質が適用され、大径管2と同じものまたは異なるものを適宜選択する。
図2(a)に示すように、外管4は、大径管2の内部に外側流路7を形成するように、大径管2の管軸方向に沿って設けられ、且つ、外側流路7に第1熱媒体W(図1参照)が必要量流通することが可能な寸法に形成されている。一例として、外径は1〜8mm、肉厚は0.2〜2.5mm、長さは100mm以上が好ましい。また、外管4の寸法は、熱交換器1の伝熱性能、第1熱媒体Wおよび第2熱媒体Xの圧力損失の点から、管軸直交断面における1本の小径管3の流路断面積と、大径管2と小径管3との間の外側流路7の断面積との比(外側流路/小径管)が10〜50の範囲を満足するように設定することがより好ましい。また、外管4の材質は、前記大径管2で選択されたものと同様な材質が適用され、大径管2と同じものまたは異なるものを適宜選択する。
外管4を構成する管は、その内部に設けられる内管5の内圧を高くして運転されることが多いため、管の外径に対する肉厚を大きくすることが多く、一般には、押出し素管を圧延、抽伸して製作される継目無し管を用いることが多い。管の肉厚は、熱交換器の運転圧力に基づいて計算される耐圧強度から決定すればよい。耐圧強度が要求値を満たせば、溶接管を用いてもよい。
外管4は、後記する内管5との間に空間部6が形成されるように、管内面の少なくとも一部に管軸方向に平行な溝およびフィン、または、らせん状の溝およびフィン(図示せず)が形成された内面溝付管を用いることが好ましい。しかしながら、内管5として管外表面に突起部が設けられた管を用いる場合には、外管4として、管内面が平滑である平滑管を用いてもよい。
(2−2)内管
図2(a)、(b)に示すように、内管5は、外管4の内部に同軸に設けられ、外管4より外径の小さい外径を有し、管内面に管軸方向に平行な溝およびフィン、または、らせん状の溝およびフィンが形成された内面溝付管であり、更に外管4との間に空間部6を形成すると共に、その内部に第2熱媒体X(図1参照)が必要量流通することが可能な寸法に形成されている。一例として、外径は1〜8mm、肉厚は0.2〜2mm、長さは100mm以上が好ましく、管軸直交断面における1本の小径管3の流路断面積と、大径管2と小径管3との間の外側流路7の断面積との比(外側流路/小径管)が10〜50の範囲を満足するように設定することがより好ましい。また、内管5の材質は、前記外管4と同じものまたは異なるものを適宜選択する。
図2(a)、(b)に示すように、内管5は、外管4の内部に同軸に設けられ、外管4より外径の小さい外径を有し、管内面に管軸方向に平行な溝およびフィン、または、らせん状の溝およびフィンが形成された内面溝付管であり、更に外管4との間に空間部6を形成すると共に、その内部に第2熱媒体X(図1参照)が必要量流通することが可能な寸法に形成されている。一例として、外径は1〜8mm、肉厚は0.2〜2mm、長さは100mm以上が好ましく、管軸直交断面における1本の小径管3の流路断面積と、大径管2と小径管3との間の外側流路7の断面積との比(外側流路/小径管)が10〜50の範囲を満足するように設定することがより好ましい。また、内管5の材質は、前記外管4と同じものまたは異なるものを適宜選択する。
(外径:1〜8mm、好ましくは2〜6mm)
外径が1mm未満であると熱伝達率の増加量よりも圧力損失の増加量の方が多くなり、結果として熱交換器としての性能が低下しやすい。一方、外径が8mmを超えると、熱交換器内の圧力の関係で、小径管(内管)の厚さを厚くする必要が生じやすい。このため、内管の外径を制限したほうが好ましい。
外径が1mm未満であると熱伝達率の増加量よりも圧力損失の増加量の方が多くなり、結果として熱交換器としての性能が低下しやすい。一方、外径が8mmを超えると、熱交換器内の圧力の関係で、小径管(内管)の厚さを厚くする必要が生じやすい。このため、内管の外径を制限したほうが好ましい。
また、内管5を内面溝付管とすることにより、管内の熱媒体が撹拌され、旋回流が与えられ、また、管内の伝熱面積が増加するため、第2熱媒体X(図1参照)の熱伝達性能が向上する。特に、冷凍機油を0.1〜6.0mass%含む二酸化炭素を第2熱媒体Xとして用いる場合は、圧力損失の増加を抑えながら、平滑管に比べて伝熱性能を向上させることが可能になるため、適当な形状の内面溝付管を用いることが好ましい。なお、内面溝付管は、平滑管内部に溝付プラグを挿入し、管外面に回転する転造体(転造ボール、圧延ロール)を押し当て、溝を転造する方法、または条材の表面に溝を圧延し、条の端部同士を溶接する方法により製作することができる。
図3(a)、(b)に示すように、内管5の内面溝付管の溝形状としては、以下の形状とすることが好ましい。
(フィンの高さhf:0.1〜0.3mm)
管軸直交断面において、管内の溝5bの間に形成されるフィン5aは、その高さhfが高いほど、管内の伝熱面積が増大し、また冷媒の攪拌効果も大きくなり、その熱伝達率も高くなる。しかしながら、フィン5aの高さhfが0.3mmを超えると、圧力損失の増加が大きくなりやすい。一方、フィン5aの高さhfが0.1mm未満の場合、熱伝達率の向上効果が小さくなりやすい。したがって、フィン5aの高さhfの適当な範囲は0.1〜0.3mmが好ましい。
(フィンの高さhf:0.1〜0.3mm)
管軸直交断面において、管内の溝5bの間に形成されるフィン5aは、その高さhfが高いほど、管内の伝熱面積が増大し、また冷媒の攪拌効果も大きくなり、その熱伝達率も高くなる。しかしながら、フィン5aの高さhfが0.3mmを超えると、圧力損失の増加が大きくなりやすい。一方、フィン5aの高さhfが0.1mm未満の場合、熱伝達率の向上効果が小さくなりやすい。したがって、フィン5aの高さhfの適当な範囲は0.1〜0.3mmが好ましい。
(溝のねじれ角θ:5〜45°)
管内の溝5bは、管軸方向に平行な溝またはらせん状の溝である。ねじれ角θは、管内面における管軸方向に平行な直線と溝5bが伸びる方向とがなす角度で定義され、平行な溝はねじれ角θ=0°となる。また、ねじれ角θが大きいほうが、冷媒の攪拌効果も大きくなり、また管内の伝熱面積が増大し、熱伝達率が大きくなるため、溝5bはらせん状の溝が好ましい。そして、ねじれ角θが、5°未満の場合、平滑管と比較して熱伝達率向上の効果が小さくなりやすい。一方、ねじれ角θが45°を超えると、圧力損失が増加しやすい、また内面溝付管の加工が難しくなりやすい。したがって、ねじれ角θは5〜45°が好ましい。
管内の溝5bは、管軸方向に平行な溝またはらせん状の溝である。ねじれ角θは、管内面における管軸方向に平行な直線と溝5bが伸びる方向とがなす角度で定義され、平行な溝はねじれ角θ=0°となる。また、ねじれ角θが大きいほうが、冷媒の攪拌効果も大きくなり、また管内の伝熱面積が増大し、熱伝達率が大きくなるため、溝5bはらせん状の溝が好ましい。そして、ねじれ角θが、5°未満の場合、平滑管と比較して熱伝達率向上の効果が小さくなりやすい。一方、ねじれ角θが45°を超えると、圧力損失が増加しやすい、また内面溝付管の加工が難しくなりやすい。したがって、ねじれ角θは5〜45°が好ましい。
(フィンの山頂角δ:10〜45°)
山頂角δは、管軸直交断面において、フィン5aの斜面が成す角度である。山頂角δが小さいほど、その熱伝達率も高くなる。しかしながら、山頂角δが10°未満の場合、内面溝付管を加工した場合に、フィン5aが倒れやすくなり、目的とする伝熱性能が得られにくくなる。一方、山頂角δが45°を超えると、管内の表面積が低下して伝熱性能が低下すると共に、管の質量が大きくなりやすい。したがって、山頂角δは10〜45°が好ましい。
山頂角δは、管軸直交断面において、フィン5aの斜面が成す角度である。山頂角δが小さいほど、その熱伝達率も高くなる。しかしながら、山頂角δが10°未満の場合、内面溝付管を加工した場合に、フィン5aが倒れやすくなり、目的とする伝熱性能が得られにくくなる。一方、山頂角δが45°を超えると、管内の表面積が低下して伝熱性能が低下すると共に、管の質量が大きくなりやすい。したがって、山頂角δは10〜45°が好ましい。
(溝数:30〜70)
溝数が多いほど、その熱伝達率も高くなる。しかしながら、溝数が70を超えると熱伝達率の増加量よりも圧力損失の方が大きくなりやすい。溝数が30未満の場合、熱伝達率が向上しにくい。したがって、溝数は30〜70が好ましい。
溝数が多いほど、その熱伝達率も高くなる。しかしながら、溝数が70を超えると熱伝達率の増加量よりも圧力損失の方が大きくなりやすい。溝数が30未満の場合、熱伝達率が向上しにくい。したがって、溝数は30〜70が好ましい。
なお、伝熱性能の点から、管軸直交断面における溝5bの形状は、台形状が三角状より好ましい。台形状の溝5bであると、三角状の溝に比べて、断面積が増大すると共に、溝5bの底部に熱媒体の液膜が形成しやすいため、伝熱性能が向上する。また、管の肉厚は溝部において最小になるが、その値(底肉厚T)は、冷媒の運転圧力により決まる耐圧強度と管の引張り強さより求めることができる。
内管5を構成する管は、断面積が小さいが、その内部を流れる第2熱媒体Xの流通量を多くしたい場合が多いので、内圧を高くして運転されることが多い。そのため、管の外径に対する肉厚を大きくすることが多く、一般には、押出し素管を圧延、抽伸して製作される継目無し管を用いることが多い。管の肉厚は、熱交換器の運転圧力に基づいて計算される耐圧強度から決定すればよい。耐圧強度が要求値を満たせば、溶接管を用いてもよい。
(2−3)空間部
図2(a)、(b)に示すように、空間部6は、内管5が腐食等で破損した際に、外側流路7(第1熱媒体W、図1参照)に異物等が混入するのを防ぐ作用を有すると共に、内管5の内部を流れる第2熱媒体X(図1参照)が流入するため、その流入した第2熱媒体X、例えば、二酸化炭素等の量を外部から測定することにより、内管5の破損(腐食等)状況を外部から検知させる作用を有する。そのため、空間部6の断面積は0.5〜3mm2が好ましい。断面積が0.5mm2未満であると空間部6に流入した第2熱媒体Xが外部にまで到達しにくく、第2熱媒体Xが検知しにくくなる。また、断面積が3mm2を超えると内管5と外管4の接触面積が小さくなり第2熱媒体Xからの伝熱量が低下しやすい。
図2(a)、(b)に示すように、空間部6は、内管5が腐食等で破損した際に、外側流路7(第1熱媒体W、図1参照)に異物等が混入するのを防ぐ作用を有すると共に、内管5の内部を流れる第2熱媒体X(図1参照)が流入するため、その流入した第2熱媒体X、例えば、二酸化炭素等の量を外部から測定することにより、内管5の破損(腐食等)状況を外部から検知させる作用を有する。そのため、空間部6の断面積は0.5〜3mm2が好ましい。断面積が0.5mm2未満であると空間部6に流入した第2熱媒体Xが外部にまで到達しにくく、第2熱媒体Xが検知しにくくなる。また、断面積が3mm2を超えると内管5と外管4の接触面積が小さくなり第2熱媒体Xからの伝熱量が低下しやすい。
空間部6は、例えば、外管4(内面溝付管)に内管5を挿入して、空引きして外管4に内管5をかしめることによって作製する。しかしながら、異物混入防止、内管5の破損(腐食等)状況の検知作用を有する空間部6が作製できれば、前記作製方法に限定されない。例えば、外管4(平滑管)との間に空間部6を形成するために、管外表面に突起部を設けた管を内管5として使用してもよい。
(3)熱媒体
図1に示すように、第1熱媒体Wおよび第2熱媒体Xは、水、フロンまたは代替フロン等の冷媒、二酸化炭素等の自然冷媒から、熱交換器が組み込まれる熱交換システムの用途を考慮して、適宜選択される。特に、給湯器30(熱交換システム、図9参照)の熱交換器には、第1熱媒体Wとして水を、第2熱媒体Xとして二酸化炭素またはハイドロフルオロカーボン(HFC)系冷媒を使用することが好ましい。また、第2熱媒体Xは、環境面からは二酸化炭素が好ましく、さらに、熱効率が優れる点で、二酸化炭素を超臨界状態で使用することがより好ましい。超臨界状態とは気相と液相の境界がなくなった状態であり、密度及び粘度が気相状態に近似した低い状態であるにもかかわらず、熱伝達率が気相状態の2倍以上の高い値を示す。このため、小径管3の内管に内面溝付管を用いても、平滑管を用いた場合に比べ、管内の圧力損失の増加を低くしながら、管内熱伝達率を高めることが可能になる。
図1に示すように、第1熱媒体Wおよび第2熱媒体Xは、水、フロンまたは代替フロン等の冷媒、二酸化炭素等の自然冷媒から、熱交換器が組み込まれる熱交換システムの用途を考慮して、適宜選択される。特に、給湯器30(熱交換システム、図9参照)の熱交換器には、第1熱媒体Wとして水を、第2熱媒体Xとして二酸化炭素またはハイドロフルオロカーボン(HFC)系冷媒を使用することが好ましい。また、第2熱媒体Xは、環境面からは二酸化炭素が好ましく、さらに、熱効率が優れる点で、二酸化炭素を超臨界状態で使用することがより好ましい。超臨界状態とは気相と液相の境界がなくなった状態であり、密度及び粘度が気相状態に近似した低い状態であるにもかかわらず、熱伝達率が気相状態の2倍以上の高い値を示す。このため、小径管3の内管に内面溝付管を用いても、平滑管を用いた場合に比べ、管内の圧力損失の増加を低くしながら、管内熱伝達率を高めることが可能になる。
第2熱媒体Xとして二酸化炭素を用いる場合、二酸化炭素そのものは潤滑作用を持たないため、熱交換システムのコンプレッサーを磨耗させてしまうことがある。このため、二酸化炭素に0.1〜6.0mass%の冷凍機油を含有させることが好ましい。冷凍機油には、通常ポリアルキレングリコール(PAG)等が用いられる。その含有量が、0.1mass%未満であると、潤滑効果が低く、熱交換システムのコンプレッサーを磨耗させやすい、また6.0mass%を超えて含有させると、第2熱媒体X(二酸化炭素)の伝熱性能が低下しやすい。
また、熱交換システムまたは熱交換器1の成績効率(COP)を考慮すると、第2熱媒体Xは、ハイドロフルオロカーボン(HFC)系冷媒が好ましい。ハイドロフルオロカーボン(HFC)系冷媒は、従来使用されていたクロロフルオロカーボン(CFC)系、ハイドロクロロフルオロカーボン(HCFC)系冷媒の塩素全部を水素に置換したもので、オゾンを破壊しない冷媒である。代表的なHFC系冷媒としては、R32とR125を混合した非共沸混合冷媒であるR410Aがある。さらに、HFC系冷媒もほぼ臨界状態で使用することがより好ましい。
図1では、第2熱媒体Xの流れる方向と、第1熱媒体Wの流れる方向とが対向している。これにより、第2熱媒体Xからの第1熱媒体Wへの伝熱が効率よく行われる。しかしながら、十分な伝熱量が得られれば、第2熱媒体Xおよび第1熱媒体Wの流れる方向を同一方向としてもよい。
次に、本発明の熱交換器の他の実施形態について説明する。
本発明の熱交換器は、第1熱媒体と第2熱媒体の熱交換を更に促進するために、伝熱促進部材が設けられたものであってもよい。
本発明の熱交換器は、第1熱媒体と第2熱媒体の熱交換を更に促進するために、伝熱促進部材が設けられたものであってもよい。
図5に示すように、伝熱促進部材の1つであるバッフル板8を小径管3の外面に接触させ、大径管2の管軸方向に沿って複数配置した熱交換器1であってもよい。このようにバッフル板8を配置することによって、第1熱媒体Wの流路長の増大および乱流発生による第1熱媒体Wの温度の均一化が進み、第2熱媒体Xからの第1熱媒体Wへの伝熱量がより一層増大すると共に、第1熱媒体Wの圧力損失も低くなる。
伝熱促進部材(バッフル板8)を配置する領域S(長さ)は、外側流路7を流れる第1熱媒体Wの圧力損失が大きくならない長さに設定し、かつ、領域Sでの小径管3(内管5、図2(a)、(b)参照)を流れる第2熱媒体Xの温度を考慮して設定することが好ましい。具体的には、図6に示すように、熱交換器の実際の運転において、第2熱媒体Xが二酸化炭素の場合には、二酸化炭素の局所熱伝達率が極大となる許容温度範囲(20〜80℃)を満足する領域を設定する。
しかしながら、伝熱促進部材は、第1熱媒体Wの流れの一部に対して妨げとなり、第1熱媒体Wの流れに乱流を発生させると共に、第1熱媒体Wの圧力損失が大きくならないものであれば、バッフル板8に限定されない。例えば、図示しないが、複数の小径管3の間に挿入されるインナー材、複数の小径管3を束ねる束ね部材であってもよい。
本発明の熱交換器は、図7、図8に示すように、大径管2の少なくとも一部に渦巻状に巻回した巻回部10、らせん状に巻回した巻回部11を設けて、熱交換器1の省スペース化を図ったものであってもよい。このような巻回部10、11を設けることによって、熱交換システム(給湯器30、図9参照)において、熱交換器が所定の筐体に収納可能となる。
なお、巻回部10、11の巻回軸Yに対して直交する断面形状は、円形形状(図7参照)、直線路とその直線路の両側に形成された半円状の湾曲部とからなる小判形状(図8参照)であることが好ましい。また、一定体積内で、熱交換器の熱容量を大きくしたい場合には、図7の渦巻状の巻回部10を上下2段にする、あるいは図8のらせん状の巻回部11を内外2層とする等の方法を用いればよい。
次に、本発明の熱交換器を給湯器(熱交換システム)に使用した例を図9で説明する。熱交換器1において、大径管(図示せず)に水を流通させ、小径管(図示せず)にCO2を流通させる。CO2は、冷媒ユニット22の蒸発器24において大気熱を吸収した後、圧縮器25により圧縮され、高温高圧の流体として、熱交換器1の小径管に送られる。小径管に供給されたCO2は、大径管内の水と熱交換して低温の流体となって冷媒ユニット22の膨張弁26に送られる。CO2は膨張弁26により膨張し、蒸発器24で再度吸熱する。一方、水ユニット21の貯湯タンク23の水は、ポンプPで熱交換器1の大径管に送られる。大径管に送られた水は、小径管と接触することにより加熱され、高温の水(湯)となって貯湯タンク23に戻る。
以下、本発明の実施例を挙げて具体的に説明する。
(1)第1の実施例(実施例1〜3、比較例1、2)
実施例1〜3として、大径管の内部に管軸方向に沿って1〜4本の小径管を設け(図1参照)、その大径管の全長の一部に渦巻状の巻回部(図7参照)を形成した熱交換器を作製した。各構成については、以下の通りである(表1参照)。
(1)第1の実施例(実施例1〜3、比較例1、2)
実施例1〜3として、大径管の内部に管軸方向に沿って1〜4本の小径管を設け(図1参照)、その大径管の全長の一部に渦巻状の巻回部(図7参照)を形成した熱交換器を作製した。各構成については、以下の通りである(表1参照)。
(大径管)
大径管として、JISH3300に規定された合金番号C1220のりん脱酸銅で作製された、外径15.88mm、内径14.28mm、全長8mの平滑管を使用した。
大径管として、JISH3300に規定された合金番号C1220のりん脱酸銅で作製された、外径15.88mm、内径14.28mm、全長8mの平滑管を使用した。
(小径管)
小径管として、外管(内面溝付管)に内管(内面溝付管)を挿入して、空引きすることにより外管に内管をかしめ、外管と内管の間に空間部(管軸直交断面積:1.2mm2)が形成された二重管(図2(b)参照)を使用した。
小径管として、外管(内面溝付管)に内管(内面溝付管)を挿入して、空引きすることにより外管に内管をかしめ、外管と内管の間に空間部(管軸直交断面積:1.2mm2)が形成された二重管(図2(b)参照)を使用した。
(外管)
外管として、JISH3300に規定された合金番号C1220のりん脱酸銅で作製された、外径4.6mm、内径3.8mm、全長8mの内面溝付管を使用した。溝形状としては、溝数50、溝リード角0°(管軸方向に平行)、溝間に形成されるフィンの高さ0.2mm、フィンの山頂角20°、フィンピッチ0.22mmとした。
外管として、JISH3300に規定された合金番号C1220のりん脱酸銅で作製された、外径4.6mm、内径3.8mm、全長8mの内面溝付管を使用した。溝形状としては、溝数50、溝リード角0°(管軸方向に平行)、溝間に形成されるフィンの高さ0.2mm、フィンの山頂角20°、フィンピッチ0.22mmとした。
(内管)
内管として、JISH3300に規定された合金番号C1220のりん脱酸銅で作製された外径3.8mm、底肉厚(T)0.5mm、フィンの高さ(hf)0.13mm、ねじれ角(θ)15°、山頂角(δ)20°、溝数40、全長8mの内面溝付管を使用した(図3(a)、(b)参照)。
内管として、JISH3300に規定された合金番号C1220のりん脱酸銅で作製された外径3.8mm、底肉厚(T)0.5mm、フィンの高さ(hf)0.13mm、ねじれ角(θ)15°、山頂角(δ)20°、溝数40、全長8mの内面溝付管を使用した(図3(a)、(b)参照)。
(巻回部)
大径管の全長の一部に、最大外径(OD)300mm、最小内径(ID)150mmの渦巻状の巻回部を二層に形成した。なお、巻回部の高さ(H)は32mmとした。
大径管の全長の一部に、最大外径(OD)300mm、最小内径(ID)150mmの渦巻状の巻回部を二層に形成した。なお、巻回部の高さ(H)は32mmとした。
比較例1として、内管を同材質で作製された外径3.8mm、内径2.8mm、全長8mの平滑管を使用した以外は実施例1と同様にして熱交換器を作製した。比較例2として、内管を同材質で作製された外径3.8mm、内径2.8mm、全長8mの平滑管を使用した以外は実施例3と同様にして熱交換器を作製した。
作製した実施例1〜3および比較例1、2の熱交換器について、図9の給湯器に組込み、熱媒体を使用した際の伝熱性能および圧力損失を以下の方法で確認した。熱交換器の大径管に流量0.55〜1.3L/minの水を流し、小径管に0.85〜1.3kg/min、9〜11MPaの二酸化炭素を対向するように流した。二酸化炭素に含まれる冷凍機油の量は1.5mass%であった。
(伝熱性能)
これらの熱交換器を1時間運転し、熱交換器出口の水温を測定し、水の比熱、流量、水温より、熱交換器出口を通過した水の総熱量を算出した。比較例2の熱交換器における総熱量を100とし、各熱交換器の総熱量をその比として表した。その結果を表1に示す。
これらの熱交換器を1時間運転し、熱交換器出口の水温を測定し、水の比熱、流量、水温より、熱交換器出口を通過した水の総熱量を算出した。比較例2の熱交換器における総熱量を100とし、各熱交換器の総熱量をその比として表した。その結果を表1に示す。
(圧力損失)
これらの熱交換器の水入側および水出側での水圧を測定し、圧力損失(水入側−水出側)を計算し、30kPa以下のときを良好「○」、30kPaを超えるときを不良(従来と同様)「△」とした。その結果を表1に示す。
これらの熱交換器の水入側および水出側での水圧を測定し、圧力損失(水入側−水出側)を計算し、30kPa以下のときを良好「○」、30kPaを超えるときを不良(従来と同様)「△」とした。その結果を表1に示す。
表1に示すように、実施例1〜3の熱交換器は、比較例1、2の熱交換器に比べて、伝熱性能が優れていることが確認された。圧力損失はほぼ同じであった。
(2)第2の実施例(実施例4〜7)
実施例4として、冷凍機油の含有量を実施例3より減少させたこと以外は実施例3と同様にして熱交換器を作製した。実施例5として、熱交換器の大径管の内部の外側流路にバッフル材を配置したこと以外は実施例4と同様にして熱交換器(図5参照)を作製した。実施例6、7として、冷凍機油の含有量を実施例5より増加したこと以外は実施例5と同様にして熱交換器を作製した(表2参照)。
(バッフル材)
りん脱酸銅薄板より製作した厚さ1mm、管軸直交断面積が外側流路の断面積に対して40%の板状体バッフル材を、3本の小径管に挿通し、小径管の全長8mに250mm間隔にスパイラル状(図5参照)に配置した。
実施例4として、冷凍機油の含有量を実施例3より減少させたこと以外は実施例3と同様にして熱交換器を作製した。実施例5として、熱交換器の大径管の内部の外側流路にバッフル材を配置したこと以外は実施例4と同様にして熱交換器(図5参照)を作製した。実施例6、7として、冷凍機油の含有量を実施例5より増加したこと以外は実施例5と同様にして熱交換器を作製した(表2参照)。
(バッフル材)
りん脱酸銅薄板より製作した厚さ1mm、管軸直交断面積が外側流路の断面積に対して40%の板状体バッフル材を、3本の小径管に挿通し、小径管の全長8mに250mm間隔にスパイラル状(図5参照)に配置した。
作製した実施例4〜6の熱交換器について、第1の実施例と同様にして、伝熱性能(第1の実施例の比較例2の熱交換器の伝熱性能を100とした)および圧力損失を測定し、その結果を表2に示す。
表2に示すように、実施例4の熱交換器は、外側流路にバッフル材を有するため、バッフル材のない実施例3の熱交換器より伝熱性能が向上した。また、実施例4〜6の結果から、冷凍機油の含有量が増加するにつれて、熱交換器の伝熱性能が低下していくことが分かる。なお、圧力損失についてはほぼ同じであった。
1 熱交換器
2 大径管
3 小径管
4 外管
5 内管
6 空間部
7 外側流路
X 第2熱媒体
W 第1熱媒体
2 大径管
3 小径管
4 外管
5 内管
6 空間部
7 外側流路
X 第2熱媒体
W 第1熱媒体
Claims (6)
- 大径管と、前記大径管の内径より小さい外径を有する小径管とを備え、
前記大径管の内部で管軸方向に沿って、前記小径管を設けた熱交換器であって、
前記小径管は、外管と、前記外管の内部に同軸に設けられた内管とからなり、前記外管と前記内管との間に空間部が形成された二重管であると共に、
前記内管はその内面に管軸方向に平行な溝およびフィン、または、らせん状の溝およびフィンが形成された内面溝付管であり、
前記大径管と前記小径管との間の外側流路を第1熱媒体の流路とし、前記内管の内部を第2熱媒体の流路とすることを特徴とする熱交換器。 - 前記内面溝付管は、前記フィンの高さ(hf)が0.1〜0.3mm、前記溝のねじれ角(θ)が5〜45°、前記フィンの山頂角(δ)が10〜45°、前記溝の溝数が30〜70であることを特徴とする請求項1に記載の熱交換器。
- 前記小径管が複数本設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の熱交換器。
- 前記第2熱媒体が二酸化炭素であり、前記第1熱媒体が水であることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の熱交換器。
- 前記二酸化炭素は、冷凍機油を0.1〜6.0mass%含有することを特徴とする請求項4に記載の熱交換器。
- 前記二酸化炭素は、超臨界状態であることを特徴とする請求項4または請求項5に記載の熱交換器。
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2006
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