JP2007270738A - 水力発電機 - Google Patents

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Abstract

【課題】角度調整が可能なブレードを備えた水力発電機を提供する。
【解決手段】水力によって水車2のインペラ5を回転駆動させることにより、インペラ5に連結される発電機60を駆動させて、電気エネルギーを生じさせる水力発電機1であって、インペラ5は、発電機60の回転子63に連結されて、回転子63と一体に回転駆動するボス6と、ボス6に回動可能に設けられる複数のブレード25と、ボス6に設けられるとともに、複数のブレード25の回動角度を調整する角度調整機構31と、角度調整機構31を駆動させる駆動源とからなる。駆動源には油漏れ等が生じることのない電動機が使用される。
【選択図】図2

Description

本発明は、水力発電機に関し、特に、水力によって水車を回転駆動させることにより、水車に連結される発電機を駆動させて電気エネルギーを生じさせる水力発電機に関する。
水力発電機の一例として、ケーシング内に固定子と回転子とを設けてなる発電機と、導入管の内部にインペラを回転自在に設けた水車とを連結し、インペラの回転に連動させて回転子を回転させるように構成した水力発電機が知られている(例えば、非特許文献1参照。)。
このような構成の水力発電機にあっては、水路等に水没した状態で設置し、水路等を流れる水を導入管に導き、その水圧を導入管の内部のインペラに作用させて回転駆動させることにより、インペラに連動して発電機の回転子が回転駆動し、回転子の回転に応じた電気エネルギーを生じさせることができるものである。
イームル工業株式会社ホームページ、製品紹介、水中タービン発電機、[online]、平成17年12月26日検索、インターネット<URL:http://www.eaml.co.jp/syokai/index.html
ところで、上記のような構成の水力発電機にあっては、水路等を流れる水の水量又は落差が低下した場合に、水車のインペラに作用する水の水圧が低下するため、発電機の回転子を所定の回転数で回転させることが困難になり、所定の電気エネルギーを生じさせることができなくなる。
上記のような問題に対処するために、水車のインペラのブレード角度を油圧機構によって調整可能に構成した水力発電機が提案されている。このような構成の水力発電機にあっては、水路等を流れる水の水量又は落差が変化した場合に、それに応じて水車のインペラのブレードの角度を調整することにより、インペラに所定の水圧を作用させ続けることができるので、水量又は落差が変化した場合であっても、所定の電気エネルギーを生じさせることができるものである。
しかし、インペラのブレードの角度の調整に油圧機構を用いているために、油圧系統の各部の損傷、シール部のシール性の低下等によって油漏れが生じることがあり、水路等を流れる水に油が混入して、周辺の環境を汚染することがある。
本発明は、上記のような従来の問題に鑑みなされたものであって、水路等を流れる水の水量や落差の変化に影響されることなく、常に所定の電気エネルギーを生じさせることができるとともに、水路等を流れる水内に油等が混入して、周辺の環境を汚染するようなことがない水力発電機を提供することを目的とする。
上記のような課題を解決するために、本発明は、以下のような手段を採用している。
すなわち、本発明の請求項1に係る発明は、水力によって水車のインペラを回転駆動させることにより、インペラに連結される発電機を駆動させて、電気エネルギーを生じさせる水力発電機であって、前記インペラは、前記発電機の回転子に連結されて、該回転子と一体に回転駆動するボスと、該ボスに回動可能に設けられる複数のブレードと、該ボスに設けられるとともに、前記複数のブレードの回動角度を調整する角度調整機構と、該角度調整機構を駆動させる駆動源とからなることを特徴とする。
本発明による水力発電機によれば、駆動源を駆動させて角度調整機構を駆動させることにより、インペラの複数のブレードを回動させて角度を調整することができるので、インペラに作用する水圧が変化した場合に、それに応じてブレードの角度を調整することにより、水圧の変化に影響されることなく、インペラを所定の回転数で回転させることができ、所定の電気エネルギーを生じさせることができる。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の水力発電機であって、前記駆動源は、電動機であることを特徴とする。
本発明による水力発電機によれば、電動機によって角度調整機構を駆動させることになるので、油圧機構を使用した場合のように、油漏れによって周辺の環境を汚損するようなことはない。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に記載の水力発電機であって、前記角度調整機構は、前記ボスに回転運動可能に設けられるスピンドルと、前記ボスに直線運動可能に設けられるロッドと、前記スピンドルと前記ロッドとの間に設けられて、前記スピンドルの回転運動を直線運動に変換して前記ロッドに伝達させる第1伝達機構と、前記ロッドと前記ブレードとの間に設けられて、前記ロッドの直線運動を回動運動に変換して前記ブレードに伝達させる第2伝達機構とからなることを特徴とする。
本発明による水力発電機によれば、電動機によってスピンドルを回転駆動させることにより、スピンドルの回転運動が第1伝達機構によって直線運動に変換させてロッドに伝達されてロッドが直線運動し、ロッドの直線運動が第2伝達機構によって回動運動に変換されてブレードに伝達され、ブレードが回動して角度が調整されることになる。
請求項4に係る発明は、請求項3に記載の水力発電機であって、前記第1伝達機構は、前記スピンドルに設けられる第1歯車と、前記ロッドに設けられるとともに、前記第1歯車と噛み合い係合する第2歯車と、前記ロッドと前記第2歯車との間に設けられて、前記第2歯車の回転運動を直線運動に変換して前記ロッドに伝達させるねじ手段とを備えていることを特徴とする。
本発明による水力発電機によれば、第1伝達機構の第1歯車がスピンドルと一体に回転することにより、第1歯車に噛み合い係合している第2歯車が回転し、第2歯車の回転がねじ手段によって直線運動に変換されてロッドに伝達され、ロッドが直線運動することになる。
請求項5に係る発明は、請求項4に記載の水力発電機であって、前記ねじ手段は、前記第2歯車に設けられる雌ねじと、前記ロッドに設けられるとともに、前記雌ねじと相互に螺合する雄ねじとからなることを特徴とする。
本発明による水力発電機によれば、第2歯車が回転することにより、第2歯車と一体にねじ手段の雌ねじが雄ねじに対して相対的に回転し、その回転に追従してロッドが直線運動することになる。
請求項6に係る発明は、請求項3から5の何れかに記載の水力発電機であって、前記第2伝達機構は、前記ブレードに連結されてブレードと一体に回動するアームと、前記アームの前記ブレードの回動中心から偏心した位置に設けられる支持ピンと、該支持ピンに対応する前記ロッド側の部分に設けられて、該支持ピンを回動自在に係合させる係合部とからなることを特徴とする。
本発明による水力発電機によれば、ロッドの直線運動は、第2伝達機構の係合部がロッドと一体に直線運動し、係合部に係合している支持ピンを中心としてアームが揺動することにより、アームの揺動に追従してブレードが回動することになる。
以上、説明したように、本発明による水力発電機によれば、駆動源の駆動によって角度調整機構を駆動させることによりブレードを回動させることができるので、水量又は落差の変化によってブレードに作用する水圧が変化した場合に、それに応じてブレードを回動させてブレードの角度を調整することにより、ブレードに所定の水圧を作用させ続けることができるので、インペラを所定の回転数で回転させ続けることができ、所定の電気エネルギーを生じさせ続けることができる。
また、駆動源として電動機を使用しているので、油圧機構を使用した場合のように、油漏れによって周辺の環境を汚染するようなことはなく、環境の保全を図ることができる。
以下、図面に示す本発明の実施の形態について説明する。
図1〜図3には、本発明による水力発電機の一実施の形態が示されていて、図1は水力発電機の全体を示す概略図、図2は図1の水車の拡大断面図、図3は図2のA方向からみた説明図である。
すなわち、本実施の形態の水力発電機1は、図1に示すように、水路等の水の流れの中に水没した状態で設置されるものであって、水路等を流れる水の水圧により回転駆動する水車2と、水車2に連動して回転駆動して電気エネルギーを生じさせる発電機60とを備えている。
発電機60は、図1に示すように、ケーシング61と、ケーシング61内に固定される固定子62と、ケーシング61の固定子62の内側の部分に回転自在に設けられる回転子63とからなり、回転子63の出力軸に後述する水車2のインペラ5が直接に又は増速機を介して連結されている(本実施の形態においては直接に連結されている)。
水車2は、図1〜図3に示すように、発電機60のケーシング61に連結される略筒状の導入管3と、導入管3の内側に回転自在に設けられるとともに、発電機60の回転子63の出力軸に連結されるインペラ5とから構成されている。
導入管3の上端開口部には、周方向に所定の間隔ごとに複数の板状のガイドベーン4が設けられ、隣接するガイドベーン4、4間の開口部を介して導入管3の内側の部分に水路等を流れる水が導かれるようになっている。
インペラ5は、発電機60の回転子63に連結されるボス6と、ボス6の周面に放射状をなすように設けられる角度調整が可能な複数のブレード25と、ブレード25の角度を調整する角度調整機構31と、角度調整機構31を駆動させる駆動源(図示せず)とからなり、ガイドベーン3、3間の開口部を介して導入管3の内部に導いた水を複数のブレード25に作用させることにより、インペラ5が回転駆動するように構成されている。
ボス6は、内部に空所を有する略円錐形状をなすものであって、底部が上方を向き頂部が下方を向くように、発電機60の回転子63に連結されている。ボス6は、上ボス部7と中ボス部15と下ボス部20の3つに分割され、上ボス部7が発電機60の回転子63に連結され、中ボス部15が上ボス部7の下部にボルト65を介して連結され、下ボス部20が中ボス部15の下部に相対的に回転自在に連結されている。
上ボス部7の側壁8には、上ボス部7の内外を貫通する支持孔9が周方向に向かって所定の間隔ごとに複数箇所(本実施の形態においては4箇所)に設けられ、各支持孔9内にブレード25がそれぞれ回動自在に取り付けられている。各支持孔9は、大径部10と、大径部10よりも小径の小径部11の2段にそれぞれ形成され、小径部11の内周面に環状の軸受12が嵌合されている。
ブレード25は、略長方形板状をなすものを所定の角度で湾曲させて構成したブレード本体26と、ブレード本体26の長手方向の一端部に一体に設けられる取付け部27とから構成され、取付け部27を介して上ボス部7の支持孔9に回動自在に取り付けられている。
ブレード25の取付け部37は、円柱状をなすものであって、ブレード本体36側に位置する大径部38と、大径部28に連続して設けられる大径部28よりも小径の中径部29と、中径部29に連続して設けられる中径部29よりも小径の小径部30の3段に形成されている。
取付け部27は、中径部29が支持孔9の軸受12の内周側に回動自在に挿入され、大径部28が支持孔9の大径部10の内周側に挿入され、小径部30が支持孔9を貫通して上ボス部7の内部に突出し、その突出している部分に後述する第2伝達機構56のアーム57が取り付けられている。
角度調整機構31は、ボス6の内部中央部に上下方向に直線運動可能に設けられるロッド32と、ロッド32の上部に連結されてロッド32と一体に上下方向に直線運動可能なスライド部材41と、ボス6の下端部に回転運動可能に設けられるスピンドル47と、スピンドル37とロッド32との間に設けられて、スピンドル47の回転運動を直線運動に変換してロッド32に伝達させる第1伝達機構50と、スライド部材41とブレード25との間に設けられて、スライド部材41の直線運動を回動運動に変換してブレード25に伝達させる第2伝達機構56とを備えている。
スライド部材41は、下端が閉塞された円筒状をなすものであって、内部が仕切板42によって上下方向に2つの空間43、44に区画されている。スライド部材41の閉塞されている下端中央部には、下側の空間44内外を上下方向に貫通する挿通孔45が設けられ、この挿通孔45内をロッド32が挿通している。スライド部材41の下端部外周側には、径方向外方に環状に張り出るフランジ部46が一体に設けられている。
スライド部材41は、上ボス部7の内部中央部の上端部に一体に垂下されている円柱状の支持部13を上側の空間43内に挿入させ、下端部のフランジ部46の外周側を中ボス部15の内周側に設けられている内方に環状に突出する支持部16に接触させることにより、上下方向にスライド自在に支持されている。この場合、中ボス部15の支持部16には環状の軸受17が嵌合され、この軸受17の内周側によってスライド部材41の下端部がスライド自在に支持されている。
ロッド32は、スライド部材41の下側の空間44内に挿入される頭部33と、頭部33の下端に一体に設けられる脚部37とから構成され、頭部33がスライド部材41の下側の空間44内に挿入され、脚部37が中ボス部15及び下ボス部20の中央部によって上下方向に直線運動可能に支持されている。
頭部33は、周面がスライド部材41の下側の空間44の内周面に接触する円柱状の大径部34と、大径部34の上端に一体に設けられる大径部34よりも小径の小径部35とから構成され、小径部35の上端面が仕切板42の下端に接触している。小径部35の周面と下側の空間44の内周面との間には軸受36が介装され、この軸受36によって頭部33が下側の空間44内にスライド部材41に対して相対的に回転自在に挿入されている。
脚部37は、頭部33の大径部34の下端に一体に設けられる大径部38と、大径部38の下端に一体に設けられる大径部38よりも小径の中径部39と、中径部39の下端に一体に設けられる中径部39よりも小径の小径部40とから構成されている。
脚部37の大径部38は、スライド部材41の下端部の挿通孔45を上下方向にスライド自在に挿通し、大径部38及び中径部39は、中ボス部15と下ボス部20の中央部間に垂直に設けられている筒状の支持部21の内側を上下方向にスライド自在に挿通し、小径部40は、下ボス部20の下端部に設けられている挿通孔22を上下方向にスライド自在に挿通している。
支持部21は、下ボス部20の中央部に垂直に立設される筒状をなすものであって、中ボス部15の下端部中央部に設けられている中ボス部15を上下方向に貫通する貫通孔18内に相対的に回転自在に挿入されている。中ボス部15の貫通孔18の内周側には、支持部21を回転自在に支持するための環状の軸受22が設けられている。
下ボス部20と中ボス部15とを支持部21及び軸受22を介して相対的に回動自在に連結することにより、下ボス部20を固定した状態で上ボス部7及び中ボス部15を回転駆動させることができ、上ボス部7に取り付けられている複数のブレード25を回転駆動させることができる。
スピンドル47は、導入管3と下ボス部20との間に水平に架設されている管状の保護管48の内側に回転自在に挿着され、導入管3の外面側に設けられている駆動源である電動機(図示せず)の出力軸に後端部が連結され、電動機の駆動により回転駆動するように構成されている。
第1伝達機構50は、スピンドル47の先端部に一体に取り付けられる第1歯車51と、ロッド32の脚部37の中径部39に取り付けられるとともに、第1歯車51と相互に噛み合い係合する第2歯車52と、第2歯車52とロッド32との間に設けられて、第2歯車52の回転運動を直線運動に変換してロッド32に伝達させるねじ手段53とから構成されている。
ねじ手段53は、第2歯車52の中心部に貫通した状態で設けられる雌ねじ54と、ロッド32の脚部37の中径部39の周面に設けられるとともに、雌ねじ54と相互に螺合する雄ねじ55とから構成されている。第2歯車52は、上端が下ボス部20の支持部21の下端に当接することにより、下ボス部20の中央部に回転自在に保持され、これにより、第2歯車52の回転が雌ねじ54と雄ねじ55との協働により上下方向への直線運動に変換され、ロッド32が上下方向に直線運動することになる。
なお、ねじ手段53としては、雌ねじ54と雄ねじ55との組合せに限らず、ボールねじ等を用いてもよい。
かかる構成によれば、電動機を駆動させてスピンドル47を回転させることにより、スピンドル47と一体に第1伝達機構50の第1歯車51が回転し、第1歯車51に連動して第2歯車52が回転し、第2歯車52の回転に追従して雌ねじ54と雄ねじ55との協働により、ロッド32が回転しながら上下方向へ直線運動し、これに応じてスライド部材41が上下方向に直線運動することになる。
第2伝達機構56は、ブレード25の取付け部27の小径部30にブレード25と直交するように取り付けられる板状のアーム57と、ブレード25の取付け部27の小径部30の中心から偏心したアーム57の部分に取り付けられる支持ピン58と、支持ピン58に対応するスライド部材41の周面の部分に設けられるとともに、支持ピン58を回動自在に係合させる係合部59とから構成されている。
かかる構成によれば、スピンドル47が回転し、スライド部材41が上下方向に直線運動すると、スライド部材41の係合部59に係合している支持ピン58を中心としてアーム57が上下方向に揺動し、このアーム57の揺動に追従してブレード25が支持孔9内で回動し、ブレード本体26の角度が調整される。
そして、上記のように構成した本実施の形態による水力発電機1を水路等に水没した状態で設置し、水路等を流れる水を導入管3内に導くと、その水圧がインペラ5のブレード25に作用してインペラ5が回転駆動し、インペラ5の回転駆動に連動して発電機60の回転子63が回転駆動し、回転子63と固定子62との協働により電気エネルギーが生じる。
この場合、水路等を流れる水の水量又は落差が低下する方向に変化して、水車2のインペラ5に作用する水圧が低下し、インペラ5を所定の回転数で回転させることが困難になり、所定の電気エネルギーを生じさせることができなくなることがある。
このような場合には、電動機を駆動させて角度調整機構31を駆動させて、インペラ5の各ブレード25の角度を調整することにより、インペラ25に作用する水圧を調整することができるので、インペラ25を所定の回転数で回転させることができ、所定の電気エネルギーを生じさせることができる。
なお、電動機は、手動で駆動させて、角度調製機構31を駆動させるように構成してもよいし、水路等を流れる水の水量又は落差をセンサにより検知し、そのセンサが検知した信号によって電動機を駆動させて、角度調整機構31を駆動させるように構成してもよい。
上記のように構成した本実施の形態による水力発電機1にあっては、水車2のインペラ5のブレード25の角度を調整する角度調整機構31の駆動源に電動機を使用しているので、油圧機構によってブレードの角度を調整するように構成したもののように、油圧系統の各部の損傷、シール部のシール性の低下等によって油が漏れ出るようなことはなく、漏れ出た油によって周辺の環境を汚染するようなことなく、環境を汚染することなく所定の電気エネルギーを取り出すことができる。
本発明による水力発電機の全体を示した概略図である。 図1の水力発電機の水車の拡大断面図である。 図2のA方向から見た概略図であって、スライド部材とブレードとの関係を示した説明図である。
符号の説明
1 水力発電機、2 水車、3 導入管、4 ガイドベーン、5 インペラ、
6 ボス、7 上ボス部、8 側壁、9 支持孔、10 大径部、
11 小径部、12 軸受、13 支持部、15 中ボス部、16 支持部、
17 軸受、18 貫通孔、19 軸受、20 下ボス部、21 支持部、
22 挿通孔、23 軸受、25 ブレード、26 ブレード本体、
27 取付け部、28 大径部、29 中径部、30 小径部、
31 角度調整機構、32 ロッド、33 頭部、34 大径部、35 小径部、
36 軸受、37 脚部、38 大径部、39 中径部、40 小径部、
41 スライド部材、42 仕切り板、43 上側の空間、44 下側の空間、
45 挿通孔、46 フランジ部、47 スピンドル、48 保護管、
50 第1伝達機構、51 第1歯車、52 第2歯車、53 ねじ手段、
54 雌ねじ、55 雄ねじ、56 第2伝達機構、57 アーム、
58 支持ピン、59 係合部、60 発電機、61 ケーシング、
62 固定子、63 回転子、65 ボルト

Claims (6)

  1. 水力によって水車のインペラを回転駆動させることにより、インペラに連結される発電機を駆動させて、電気エネルギーを生じさせる水力発電機であって、
    前記インペラは、前記発電機の回転子に連結されて、該回転子と一体に回転駆動するボスと、該ボスに回動可能に設けられる複数のブレードと、該ボスに設けられるとともに、前記複数のブレードの回動角度を調整する角度調整機構と、該角度調整機構を駆動させる駆動源とからなることを特徴とする水力発電機。
  2. 前記駆動源は、電動機であることを特徴とする請求項1に記載の水力発電機。
  3. 前記角度調整機構は、前記ボスに回転運動可能に設けられるスピンドルと、前記ボスに直線運動可能に設けられるロッドと、前記スピンドルと前記ロッドとの間に設けられて、前記スピンドルの回転運動を直線運動に変換して前記ロッドに伝達させる第1伝達機構と、前記ロッドと前記ブレードとの間に設けられて、前記ロッドの直線運動を回動運動に変換して前記ブレードに伝達させる第2伝達機構とからなることを特徴とする請求項1又は2に記載の水力発電機。
  4. 前記第1伝達機構は、前記スピンドルに設けられる第1歯車と、前記ロッドに設けられるとともに、前記第1歯車と噛み合い係合する第2歯車と、前記ロッドと前記第2歯車との間に設けられて、前記第2歯車の回転運動を直線運動に変換して前記ロッドに伝達させるねじ手段とを備えていることを特徴とする請求項3に記載の水力発電機。
  5. 前記ねじ手段は、前記第2歯車に設けられる雌ねじと、前記ロッドに設けられるとともに、前記雌ねじと相互に螺合する雄ねじとからなることを特徴とする請求項4に記載の水力発電機。
  6. 前記第2伝達機構は、前記ブレードに連結されてブレードと一体に回動するアームと、前記アームの前記ブレードの回動中心から偏心した位置に設けられる支持ピンと、該支持ピンに対応する前記ロッド側の部分に設けられて、該支持ピンを回動自在に係合させる係合部とからなることを特徴とする請求項3から5の何れかに記載の水力発電機。

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