JP2007270671A - 吸気制御装置 - Google Patents

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正行 山下
Kenji Goshima
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Abstract

【課題】内燃機関の状態に応じて付着燃料の霧化促進とタンブル流の強化とを使い分けて未燃HCの排出を低減しながら燃費向上を図れる吸気制御装置を提供する。
【解決手段】内燃機関1の燃焼室40に通じる吸気流路12に設けられて吸気流路を狭めることにより吸気流動を促進させるように構成されるとともに、吸気流路に設けられる燃料噴射弁15の上流側に配置され吸気流路を狭める方向として燃料噴射弁に対向する吸気流路内壁面側の流速を上げる第1の方向と、燃焼室40内のタンブル流を強化する第2の方向とに切換可能に構成された吸気流動制御弁37を、温度状態検出手段36で検出される内燃機関の温度状態と、始動検出手段で検出される内燃機関の始動状態とから冷態始動を検出した場合には、吸気流動制御弁37を第1の方向へ作動させるように制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、吸気流路内に設けた吸気流動制御弁を備えた吸気制御装置に関する。
内燃機関の燃焼室に通じ燃料噴射弁が設けられた吸気流路に、吸気量を制御するスロットル弁とは別に吸気流動制御弁を開閉自在に設ける技術が知られている。この吸気流動制御弁は、吸気流路面積を狭める方向に作動することで燃焼室内にタンブル流やスワール流などの筒内流動を生じさせるように設けられている。この吸気流動制御弁の作動は、内燃機関の始動後のアイドル時やパーシャル時などの、筒内流動が弱く燃焼が不安定になり易い時に行われ、筒内流動を強化させて燃焼の安定性を向上させている。このような吸気流動制御弁を用いて筒内流動を強化する公知例として特許文献1が挙げられる。特許文献1では、吸気流動制御弁の位置を変更するのに回動とスライド機構を用いて行っている。
特開2005−240598号公報
特許文献1の構成では、吸気流動制御弁の位置を変更するのに回動とスライド機構の双方を用いているが、吸気流路を狭める方向は一方向であり、改良の余地がある。例えば、燃料噴射弁から噴射されて吸気流路に付着した燃料の霧化を促進する方向とタンブル流を強化する方向とは異なる場合が多く、特許文献1の技術では付着燃料の霧化促進とタンブル流の強化の双方を効果的に対応するのは困難である。
本発明は、内燃機関の状態に応じて付着燃料の霧化促進とタンブル流の強化とを使い分けて未燃HCの排出を低減しながら燃費向上を図れる吸気制御装置を提供することをその目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1の発明では、内燃機関の燃焼室に通じる吸気流路に設けられて前記吸気流路を狭めることにより吸気流動を促進させるように構成されるとともに、吸気流路に設けられる燃料噴射弁の上流側に配置され吸気流路を狭める方向として燃料噴射弁に対向する吸気流路内壁面側の流速を上げる第1の方向と、燃焼室内のタンブル流を強化する第2の方向とに切換可能に構成された吸気流動制御弁と、内燃機関の温度状態を検出する温度状態検出手段と、内燃機関の始動状態を検出する始動検出手段と、温度状態検出手段からの検出出力と状態検出手段の検出出力とから冷態始動を検出した場合には、吸気流動制御弁を第1の方向へ作動させるように制御する制御手段とを備えたことを特徴としている。
請求項2の発明では、内燃機関の負荷状態を検出する負荷検出手段を有し、上記制御手段が、温度検出手段により内燃機関の冷態始動が検出され、かつ負荷検出手段で内燃機関のパーシャル負荷状態が検出された場合には、吸気流動制御弁を第1の方向へ作動させるように制御することを特徴としている。
請求項3の発明は、内燃機関の負荷状態を検出する負荷検出手段を有し、制御手段が、温度検出手段により内燃機関の温態状態が検出され、負荷検出手段で内燃機関のパーシャル負荷状態が検出された場合には、吸気流動制御弁を第2の方向へ作動させるように制御することを特徴としている。
請求項4の発明では、内燃機関の負荷状態を検出する負荷検出手段を有し、制御手段が、負荷検出手段が高負荷状態を検出した場合には吸気流動制御弁を吸気流路と略平行となる中間位置を占める方向へ作動させるように制御することを特徴としている。
本発明によれば、吸気流動制御弁が、燃料噴射弁に対向する吸気流路内壁面側の流速を上げる第1の方向と、燃焼室内のタンブル流を強化する第2の方向とに選択的に切換えられるので、燃料噴霧先端の霧化促進と壁面付着低減を図って、未燃HCの排出を低減したり、タンブル流の強化で燃費を低減したりすることができる。特に、冷態始動を検出した場合には、吸気流動制御弁が燃料噴射弁に対向する吸気流路内壁面側の流速を上げる第1の方向に作動するので、冷態時には燃料噴霧先端の霧化促進と壁面付着低減を図ることができ、未燃HCの排出を抑えることができる。
本発明によれば、冷態でパーシャ負荷ル状態を検出した場合には、吸気流動制御弁が第1の方向へ作動するので、特に筒内流動が弱く燃焼が不安定になり易い冷態時のパーシャル状態では、燃料噴霧先端の霧化促進と壁面付着低減を図れ、未燃HCの排出を抑えることができる。
本発明によれば、温態でパーシャ負荷ル状態を検出した場合には、吸気流動制御弁を第2の方向へ作動させるので、温態時のパーシャル状態ではタンブル流を強化できるため、燃費を低減することができる。
本発明によれば、高負荷状態を検出した場合には、吸気流動制御弁が吸気流路と略平行となる中間位置を占める方向へ作動するので、吸気流路内での吸気流動制御弁による吸気抵抗が低減し、十分な吸気を燃焼室内に導入することができ、未燃HCの排出を抑制や燃費低減を図りつつも、出力性能の維持することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。図1において、符号1は内燃機関であるエンジンを示す。このエンジン1は、吸気流路12の一部を構成する吸気ポート11に燃料を噴射するエンジンとして構成されており、その動弁機構としてはDOHC4バルブ式が採用されている。エンジン1を構成するシリンダーブロック2aの上部には、シリンダーヘッド2が装着されている。吸気側の動弁機構50は、吸気流路12と燃焼室40とを連通するようにシリンダーヘッド2に形成された吸気ポート11を開閉する吸気弁7aと、吸気弁7aの上端に図示しないロッカーアームを介して当接する吸気カム3aが形成された吸気カムシャフト21と、吸気弁7aを閉弁方向に付勢する周知のバルブスプリングとから構成されている。排気側の動弁機構51は、燃焼室40に通じるようにシリンダーヘッド2に形成された排気ポート17を開閉する排気弁7bと、排気弁7bの上端に図示しないロッカーアームを介して当接する排気カム3bが形成された排気カムシャフト22と、排気弁7bを閉弁方向に付勢する周知のバルブスプリングとから構成されている。
吸気カムシャフト21と排気カムシャフト22の各端には、タイミングプーリ4a,4bがそれぞれ装着されている。これらタイミングプーリ4a,4bは図示しないタイミングベルトを介してクランク軸6に連結されている。タイミングプーリ4a,4bとカムシャフト21,22は、クランク軸6の回転に伴って回転駆動され、これらのカムシャフト21,22により吸気弁7a及び排気弁7bがエンジン1の回転に同期して開閉駆動される。
シリンダーヘッド2には、吸気ポート11へ燃料を噴射する燃料噴射手段としての電磁式の燃料噴射弁15と、燃焼室40に臨み燃焼室40内において点火を行う点火手段としての点火プラグ19が設けられている。点火プラグ19はECU31と接続されていて、後述するECU31で制御された点火信号が印加されることで点火する。
吸気経路12内にはスロットル弁14と、吸気流路12を狭める方向に作動することで吸気流動を促進させる吸気流動制御弁(以下「FCV」と記す)37とが設けられている。スロットル弁14は、図示しないワイヤまたは電子制御機構を介してアクセルペダル34と連結されていて、アクセルペダル34の踏込量に応じてその開度が調整されるようになっている。
吸気制御装置39は、FCV37と、FCV37の位置を変位させる駆動手段となるステッピングモータ38と、制御手段となるECU31を備えている。FCV37は、燃料噴射弁15よりも吸気上流側、すなわち燃料噴射弁15とスロットル弁14の間に位置する吸気流路12に図示しないフランジによって回動自在に支持されていて、その回動中心が弁の全長に対してオフセットされている。つまり、FCV37は図2に示すように、吸気流路12に回動自在に支持され、ステッピングモータ38によって回動される軸部370と、吸気流路12の上流側から下流側に向かって延在して軸部370と一体的に設けられた弁体371とを有している。この弁体371は上流端部371a及び下流端部371bから軸部370に向かってそれぞれ厚肉になり、軸部370の最外径部370aと曲面372a,372bと曲面373a,373bでつながる流線形とされている。本形態において、FCV37の軸部370は、下流端部371b寄りにオフセットされている。FCV37は、上流側上面の曲面372a及び下流側上面の曲面372bが図2において吸気流路12の上方内壁面12a側に位置し、上流側下面の曲面373a及び下流側下面の曲面373bが図2において吸気流路12の下方内壁面12b側に位置するように配置されている。
FCV37は、図2に実線で示す吸気流路12の流路面積が最も大きくなる吸気流路12と略平行な中立位置と、図2に一点鎖線で示す第1の位置を占める矢印A1で示すD第1の方向と、第1の方向とは逆方向であり図2に二点鎖線で示す第2の位置を占める矢印A2で示す第2の方向へ移動可能とされている。
FCV37は、第1の位置を占めるときに上流端部371aが上方内面12aに接触し、下流端部371bと下方内壁面12bとの間の空間が形成される。FCV37は第2の位置を占めると上流端部371aが下方内壁面12bに接触し、下流端部371bと上方内壁面12aとの間を空間が形成される。FCV37が中立位置を占めるときに、弁体371は吸気流路12に対して略平行になり、弁体371と上方内壁面12a及び下方内壁面12bとの間に空間がそれぞれ形成される。
ECU31は、図示しない入出力装置、制御プログラムや制御マップ等の記憶に供される記憶装置(ROM,RAM等)、中央処理装置(CPU)、タイマカウンタ等を備えたエンジン制御ユニットであり、車室内に設置されている。
ECU31には、エンジン1の回転状態を検出する回転検出手段となるエンジン回転数センサ32と、スロットル弁14の開度検出手段となるスロットル開度センサ33と、吸気流路12を構成する吸気マニホールド内の圧力を検出する圧力センサ35と、エンジン1の温度を検出する温度状態検出手段としての水温センサ36と、ステッピングモータ39が接続されている。ECU31は、これらセンサから入力される情報に応じて、エンジン1の始動状態と温度状態、エンジン1の負荷状態などを判断する。本形態において、圧力センサ35とスロットル開度センサ33はエンジンの負荷状態を検出する負荷検出手段を構成する。
ECU31のROMには、冷態と温態を判断するための水温情報WT1、スロットル弁14の開度TPSを判定する設定値TPS1と、パーシャル状態を判断するための所定の範囲情報となる設定値AP1、AP2、エンジン1が高負荷であるか否かを判断するための設定値P1が予めされている。
ECU31は、これら各センサ類で検出される情報からエンジン1の運転状態を判断して総合的な制御を行うとともに吸気制御手段39を制御する。吸気制御手段39の制御とは、エンジン1の運転状態に応じてステッピングモータ38の回転方向とステップ数を制御し、FCV37を中立位置、第1の位置、第2の位置の何れかの位置に向かって移動させることである。
このような構成において、吸気流路12内には、エンジン1の始動に伴いシリンダー2b内を図1において上下に往復移動するピストン16の下降に伴って、エアクリーナ13から吸入空気が導入され、吸気経路12内のスロットルバルブ14の開度に応じて流量調整された後に燃料噴射弁15からの噴射燃料と混合され、吸気ポート11を経て吸気弁7aの開弁時にシリンダー2b内に流入する。燃料噴射弁15は、エンジン1の運転状態に対応して燃料噴射量が設定され、ECU31から噴射信号が印加されることで燃焼に最適なタイミングで燃料噴射を実行する。点火プラグ19はエンジン1の運転状態に対応して点火時期が設定され、点火信号が印加されることで最適なタイミングで点火を実行する。排気ポート17と接続する排気経路18には、燃焼室40内での燃焼後の排ガスが、排気弁7bの開弁時にピストン16の上昇に伴って排気ポート17から案内され、排気経路18上に設けられた触媒としての三元触媒20及び図示しない消音器を経て外部に排出される。
次に吸気制御装置39の制御処理とその動作の一例を図4に示すフローチャートを用いて説明する。図4のフローチャートはECU31により実行されるものである。本形態において、ECU31は、冷態始動を検出した場合と、冷態始動時や冷態でのパーシャル負荷状態の場合には、FCV37を第1の方向A1へ移動させて第1の位置へ置き、温態始動時や温態でパーシャル負荷状態を検出した場合には、FCV37を第2の方向A2へ移動させて第2の位置へ置き、パーシャル状態でない場合には中立位置を占めるようステッピングモータ38の駆動を制御する。
以下、図4のフローチャートに沿ってECU31による制御動作を説明する。図4のステップS1では、各種センサからの情報が取り込まれる。この中には、水温情報WT、スロットル開度情報TPS、マニ圧情報AP、エンジン回転情報Ne含まれている。
ステップS2では、水温センサ36からの温度情報Tと水温情報WT1とを比較し、エンジンが冷態始動であるか否かを判断する。ここで温度情報Tが水温情報WT1に満たない場合にはステップS3に進んで冷態フラグをオンとしてステップS5に進み、温度情報Tが水温情報WT1に達している場合には、冷態フラグをオフしてステップS5に進む。
ステップS5ではフラグの状態から始動モードが冷態か否かを判断し、冷態始動モードである場合にはステップS6に進む。ステップS6ではステッピングモータ38を駆動して、FCV37が図2に一点鎖線で示す第1の位置を占めるまでFCV37を第1の方向A1に向かって移動する。吸入空気が流れる吸気通路12内においてFCV37が第1の位置を占めると、図3(a)に示すように、上流端部371aが上方内壁面12aに接触して矢印で示す吸入空気に対してFCV37が傾斜し、下流端部371bと下方内壁面12bとの間の空間が形成される。そして吸入空気はFCV37にぶつかり、その一面を構成する上流端部371a側の曲面373aから曲面373bに沿って流れ、下流端部371bと下方内壁面12bとの間の空間に案内される。このため、燃料噴射弁19に対向する側の吸気流路内壁面となる下方内壁面12b側の流速が上がるので、燃料噴霧190の先端190aの霧化促進と燃料の壁面付着を低減するとともに、未燃HCの排出も低減することができる。
ステップS5において冷態始動モードでない場合にはステップS7に進んで冷態フラグの状態を判断し、オンしている場合には冷態状態であるとしてステップS6に進み、オンしていない場合には温態状態であるとしてステップS8に進む。ステップS8ではステッピングモータ38を駆動して、FCV37が図2に二点鎖線で示す第2の位置を占めるまでFCV37を第2の方向A2に向かって移動する。FCV37は第2の位置を占めると、上流端部371aが下方内壁面12bに接触し、下流端部371bと上方内壁面12aとの間を空間が形成される。そして、吸入空気はFCV37にぶつかり、その他面を構成する上流端部371a側の曲面372aから曲面372bに沿って流れ端部371bと上方内面12aとの間を空間に案内される。このため、燃料噴射弁19が設けられている吸気流路内壁面となる上面内壁面12a側の流速が上がるので、筒内のタンブル流を強化させることができ、燃費向上効果を期待することができる。
ステップS9では、スロットル弁14の開度情報ATPと設定値ATP1とからスロットル弁14が設定値AP1より開いているか否かを判断する。そして、スロットル弁14が設定値AP1より開いている場合には、パーシャル負荷より高い負荷であると判断してステップS10に進み、設定値AP1より開いていない場合には、パーシャル負荷以下の負荷である判断して、ステップS6又はステップS8でのFCV37の作動制御(FCV37の位置)を維持したこの制御を終える。
ステップS10では、センサから取り込んだ開度情報ATPが、所定の範囲AP1<AP<AP2内にあるか否かを判断し、この範囲内にある場合には過度ノックを回避すべく、ステップS11に進んでFCV37を図3(b)に示す第2の位置へと移動すべくステッピングモータ38を駆動する。この場合には、上面内壁面12a側の流速が上がるので、筒内のタンブル流を強化することができ、安定した燃焼と燃費向上効果を期待することができる。
一方、圧力センサ35から取り込んだ圧力APが、所定の範囲AP1<AP<AP2から外れている場合には、図2に実線で示す中立位置へ向かってFCV37を移動させる。FCV37が図3(c)に示すように中立位置を占めると、弁体371は吸気流路12に対して略平行になり、弁体371と上方内壁面12a及び下方内壁面12bとの間に空間がそれぞれ形成される。この状態は、吸気抵抗の第1の位置及び第2の位置に比べて低く、流路面積が確保されることから十分な吸入空気を燃焼室40内へ導入でき、設定したエンジン1の出力を得ることができる。
図4に示す制御形態では、ステップS10,S11でスロットル弁14やマニホールド内の圧力の状態に応じてFCV37を第1の位置と第2の位置とに選択的に移動したが、エンジン1の算出負荷に応じてFCV37の位置を移動するようにしてもよい。この制御について図5のフローチャートを用いて説明する。図5のフローチャートはECU31により実行されるものである。図5において、ステップV1〜ステップV8までは、図4のステップS1〜ステップS8までと同一内容であるので、ここでは詳細な説明は省略しステップV9の説明から始める。
図5のステップV9では、エンジン回転情報Neとスロットル弁14の開度情報から求められる算出負荷情報Pと設定値P1とが比較される。そして、算出負荷情報Pが設定値P1よりも大きい場合には、パーシャル負荷より高い負荷と判断して、図2に実線で示す中立位置へ向かってFCV37を移動させるべく、ステッピングモータ38を駆動する。FCV37が図3(c)に示すように中立位置を占めると、弁体371は吸気流路12に対して略平行になり、弁体371と上方内壁面12a及び下方内壁面12bとの間に空間がそれぞれ形成される。この状態は、吸気抵抗が第1の位置及び第2の位置に比べて低く、流路面積が確保されることから高負荷に対応して十分な吸入空気を燃焼室40内へ導入でき、設定したエンジン1の出力を得ることができる。
一方、負荷情報Pが設定値P1よりも大きくない場合には、パーシャル負荷より低い負荷と判断して、ステップS6又はステップS8でのFCV37の作動制御(FCV37の位置)を維持したこの制御を終える。
図4、図5において、設定値AP1,AP2と設定値P1は固定値として説明したが、設定値AP1,AP2及び設定値P1を、エンジン回転数Neとスロットル弁14の開度に応じたマップデータとして予めROMに記憶しておき、エンジン回転情報Neとスロットル開度情報TPSに応じて、適宜更新するようにすることで、エンジン1の運転状態にリニアに対応した制御を実行することができる。
上記形態では、FCV37が吸気流路12に回動自在に支持され、その回動中心を弁体371の全長に対してオフセットするように配置しているので、FCV37をステッピングモータ38で回動させるという簡素な構成により吸気流路12を狭める方向を容易に変更することができる。また、FCV37は、吸気流路12に回動自在に支持されステッピングモータ38によって回動される軸部370と、吸気流路12の上流側から下流側に向かって延在して軸部370に設けられた弁体371とを有し、弁体371が上流両端371a及び下流端部371bが軸部370に向かって厚肉になり、軸部370の最外径部と各曲面でつながる流線形に形成されているので、軸部370が弁体371から突出しないため、吸入空気の流れがスムーズになり吸気抵抗を低減することができる。
また、FCV37が、燃料噴射弁19の上流側に設けられ、燃料噴射弁19に対向する吸気流路内壁面側の流速を上げる方向と、燃焼室40内のタンブル流を強化する方向とに切換えられるので、燃料噴霧190の先端190aの霧化促進と壁面付着低減を図る機能と、タンブル流強化で燃費を低減する機能を簡素な構成で実現することができる。
本発明の第1の実施形態にかかる吸気制御装置を備えた内燃機関の概略構成を示す図である。 吸気流動制御弁の構成と、その吸気流路に対する位置関係を占め拡大図である。 吸気流動制御弁の位置による吸入空気の流れを示す拡大図である。 制御手段による制御の一形態を示すフローチャートである。 制御手段による制御の別な形態を示すフローチャートである。
符号の説明
1 内燃機関
12 吸気流路
19 燃料噴射弁
32 始動状態検出手段
33 開度検出手段(負荷検出手段)
35 圧力センサ(負荷検出手段)
36 温度状態検出手段
37 吸気流動制御弁
39 吸気制御装置
40 燃焼室
A1 第1の方向
A2 第2の方向

Claims (4)

  1. 内燃機関の燃焼室に通じる吸気流路に設けられて前記吸気流路を狭めることにより吸気流動を促進させるように構成されるとともに、前記吸気流路に設けられる燃料噴射弁の上流側に配置され、前記吸気流路を狭める方向として前記燃料噴射弁に対向する吸気流路内壁面側の流速を上げる第1の方向と、前記燃焼室内のタンブル流を強化する第2の方向とに切換可能に構成された吸気流動制御弁と、
    前記内燃機関の温度状態を検出する温度状態検出手段と、
    前記内燃機関の始動状態を検出する始動検出手段と、
    前記温度状態検出手段からの検出出力と前記状態検出手段の検出出力とから冷態始動を検出した場合には、前記吸気流動制御弁を第1の方向へ作動させるように制御する制御手段とを備えたことを特徴とする吸気制御装置。
  2. 請求項1記載の吸気制御装置において、
    前記内燃機関の負荷状態を検出する負荷検出手段を有し、
    前記制御手段は、前記温度検出手段により前記内燃機関の冷態始動が検出され、かつ前記負荷検出手段で前記内燃機関のパーシャル負荷状態が検出された場合には、前記吸気流動制御弁を第1の方向へ作動させるように制御することを特徴とする吸気制御装置。
  3. 請求項1または2記載の吸気制御装置において、
    前記内燃機関の負荷状態を検出する負荷検出手段を有し、
    前記制御手段は、前記温度検出手段により前記内燃機関の温態状態が検出され、前記負荷検出手段で前記内燃機関のパーシャル負荷状態が検出された場合には、前記吸気流動制御弁を第2の方向へ作動させるように制御することを特徴とする吸気制御装置。
  4. 請求項1、2または3記載の吸気制御装置において、
    前記内燃機関の負荷状態を検出する負荷検出手段を有し、
    前記制御手段は、前記負荷検出手段が高負荷状態を検出した場合には前記吸気流動制御弁を前記吸気流路と略平行となる中間位置を占める方向へ作動させるように制御することを特徴とする吸気制御装置。
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