JP2007268974A - 画像形成装置および画像形成方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】中間転写体上の混合液から効果的でかつ持続的な溶媒液体の除去を図り、高速にかつ安定した高画質の画像を形成する画像形成装置と画像形成方法を提供すること。
【解決手段】中間転写体上に形成された画像を記録媒体に転写することにより前記記録媒体上に画像を形成する画像形成装置であって、色材を含有するインク液を前記中間転写体に付与するインク液付与手段と、インク液中の色材を凝集させる作用を有する処理液を前記中間転写体に付与する処理液付与手段と、前記処理液付与手段により付与された前記処理液と、前記インク液付与手段により付与された前記インク液との混合液が表面に形成された前記中間転写体に接触して前記混合液の液体成分を吸収する複数の液体吸収手段と、前記複数の液体吸収手段のうちいずれかを選択的に前記中間転写体に接触させる駆動手段と、を有することを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は画像形成装置および画像形成方法に係り、特に中間転写体上の混合液から効果的でかつ持続的な溶媒除去を図ることにより、高速にかつ安定した高画質の画像を形成する画像形成装置および画像形成方法に関する。
中間転写方式における画像形成装置においては、色材を含有したインク滴を打滴する前にインク中の色材を不溶化、或いは、非分散化させ、インク中の色材を凝集させる作用を有する処理液を打滴する。そして、中間転写体に打滴されたインク滴と処理液の混合液は、色材凝集体と溶媒分であった液体に固液分離した状態となる。そこで、良好な画像を記録媒体上に転写形成する為には、混合液の溶媒分であった液体を予め記録媒体への転写前に除去することが望ましい。
ここで、溶媒分の液体を除去する方法に関して、以下の特許文献が存在する。図13は、特許文献1の画像形成装置における実施形態の概略を示す側面図である。図13に示すように、特許文献1の画像形成装置101は、まず、インクジェットデバイス102により中間部材103の上に一次像を形成し、像凝集プロセスゾーン104にて一次像内の粒子を凝集させて凝集像を形成する。そして、過剰液体除去プロセスゾーン105にて凝集像から過剰な液体を除去して液体枯渇像を形成する。そしてその後、転写プロセスゾーン106にて中間部材103から受取部材107へ液体枯渇像を転写する。
このような特許文献1の画像形成装置101においては、過剰液体除去プロセスゾーン105において接触型吸収媒体を使用して凝集像から過剰な液体を除去することが開示されている。
特開2003−136689号公報
しかしながら、特許文献1には、過剰液体除去プロセスゾーン105が1つのみ形成されているに過ぎない。そのため、形成される過剰液体除去プロセスゾーン105の特性によっての液体除去能力は一義的に決まり、液体の特性によっては凝集像から十分な液体を除去することができなくなり液体枯渇像を形成できないおそれがある。したがって、過剰な液体を含んだままの凝集像がそのまま、転写プロセスゾーン106にて中間部材103から受取部材107へ転写され、画像の画質が低下してしまうおそれがある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、中間転写体上の混合液から効果的でかつ持続的な溶媒分であった液体の除去を図ることにより、高速にかつ安定した高画質の画像を形成する画像形成装置および画像形成方法を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために請求項1に係る発明は、中間転写体上に形成された画像を記録媒体に転写することにより前記記録媒体上に画像を形成する画像形成装置であって、色材を含有するインク液を前記中間転写体に付与するインク液付与手段と、インク液中の色材を凝集させる作用を有する処理液を前記中間転写体に付与する処理液付与手段と、前記処理液付与手段により付与された前記処理液と、前記インク液付与手段により付与された前記インク液との混合液が表面に形成された前記中間転写体に接触して前記混合液の液体成分を吸収する複数の液体吸収手段と、前記複数の液体吸収手段のうちいずれかを選択的に前記中間転写体に接触させる駆動手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、中間転写体の表面に形成された混合液中の液体成分(以降、溶媒液体と呼ぶ)を吸収する液体吸収手段が複数設けられている。そして、複数の液体吸収手段のうちいずれかを選択的に前記中間転写体に接触させて溶媒液体を吸収させることにより、効果的にかつ持続的に中間転写体の表面に形成された混合液から溶媒液体を除去することができる。そのため、色材凝集体を中間転写体から記録媒体に転写して形成する画像について、高速にかつ安定した高画質の画像を形成することができる。
ここで、液体吸収条件においては、液体吸収容量や、液体の種類との相性による液体吸収効果の程度、などが考慮される。
本発明における処理液付与手段により処理液を付与させる手法としては、インクジェット方式の吐出ヘッドにより処理液を液滴状に吐出することに限らず、処理液を中間転写体の上に塗布することとしてもよい。また、インク液付与手段には、描画用の画像情報(印字データ)に基づいてインク液を吐出するインクジェット方式の吐出ヘッドが好適に用いられる。
例えば、本発明の画像形成装置におけるインク液吐出ヘッドの構成例として、記録媒体の全幅に対応する長さにわたって複数のノズル(吐出口)を配列させたノズル列を有するフルライン型のインクジェットヘッドを用いることができる。この場合、記録媒体の全幅に対応する長さに満たないノズル列を有する比較的短尺の吐出ヘッドモジュールを複数個組み合わせ、これらを繋ぎ合わせることで全体として記録媒体の全幅に対応する長さのノズル列を構成する態様がある。
フルライン型のインクジェットヘッドは、通常、記録媒体の相対的な送り方向(相対的搬送方向)と直交する方向に沿って配置されるが、搬送方向と直交する方向に対して、ある所定の角度を持たせた斜め方向に沿ってインクジェットヘッドを配置する態様もあり得る。
また、カラー画像を形成する場合は、複数色のインク(記録液)の色別にフルライン型の記録ヘッドを配置してもよいし、1つの記録ヘッドから複数色のインクを吐出可能な構成としてもよい。
記録媒体とインク液吐出ヘッドを相対的に移動させる搬送手段は、停止した(固定された)ヘッドに対して記録媒体を搬送する態様、停止した記録媒体に対してヘッドを移動させる態様、或いは、ヘッドと記録媒体の両方を移動させる態様の何れをも含む。
「記録媒体」は、インク液吐出ヘッド(記録ヘッド)から吐出される液によって画像の記録を受ける媒体(印字媒体、被画像形成媒体、被記録媒体、受像媒体、メディアなど呼ばれ得るもの)であり、連続用紙、カット紙、シール用紙、OHPシート等の樹脂シート、フイルム、布、配線パターン等が形成されるプリント基板、中間転写媒体、その他材質や形状を問わず、様々な媒体を含む。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記液体吸収手段の前記中間転写体への非接触時に前記液体吸収手段に吸収された液体を前記液体吸収手段より回収する液体回収手段を有すること、を特徴とする。
本発明によれば、液体吸収手段による液体吸収動作と、液体回収手段による液体回収動作を分離して行うので、液体吸収手段から確実に溶媒液体が回収されて液体吸収手段の吸収能力を高く維持することができる。特に、液体回収手段による液体回収の時間を多く取ることにより、より確実に多く溶媒液体を回収することが可能になる。そのため、液体吸収手段により中間転写体上の混合液から安定した効果的な溶媒液体の除去を行うことができる。したがって、色材凝集体を中間転写体から記録媒体に転写して形成する画像について、高速にかつ安定した高画質の画像を形成することができる。
請求項3に係る発明は、請求項1または2に記載の画像形成装置において、前記液体吸収手段は多孔質部材を備え、前記液体回収手段は前記液体吸収手段から前記液体を吸引する吸引手段を備えること、を特徴とする。
本発明によれば、多孔質部材の毛細管力により中間転写体上の混合液から確実に液体を吸収することができるとともに、吸引手段により液体吸収手段に吸収された液体を確実に回収することができるので、中間転写体上の混合液からより安定した効果的な溶媒液体の除去を行うことができる。したがって、色材凝集体を中間転写体から記録媒体に転写して形成する画像について、高速にかつ安定した高画質の画像を形成することができる。
請求項4に係る発明は、請求項1乃至3に記載のいずれか1項の画像形成装置において、前記液体吸収手段における前記液体の累積吸収量の情報を取得する吸収量取得手段と、前記累積吸収量が所定の閾値を超えた時に前記液体吸収手段を前記中間転写体から退避させる退避制御手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、液体吸収手段における推定累積吸収量が所定の閾値に達した時点で液体吸収手段を中間転写体から退避させるので、適切なタイミングで退避させることができ、液体吸収手段の液体吸収能力を高く維持することができる。
請求項5に係る発明は、請求項1乃至4に記載のいずれか1項の画像形成装置において、前記吸収量取得手段は、形成される画像データから前記液体の累積吸収量を算出する演算手段を備えること、を特徴とする。
本発明によれば、形成される画像データから液体の累積吸収量を算出するので、液体吸収手段における溶媒液体の累積吸収量を確実に取得することができる。そのため、より確実に適切なタイミングで液体吸収手段を中間転写体から退避させることができ、液体吸収手段の液体吸収能力を高く維持することができる。
請求項6に係る発明は、請求項1乃至4に記載のいずれか1項の画像形成装置において、前記吸収量取得手段は、前記記録媒体の出力枚数を計測する出力枚数計測手段を備えること、を特徴とする。
本発明によれば、計測した記録媒体の出力枚数をもとに、液体吸収手段における液体の累積吸収量を確実に取得することができる。そのため、より確実に適切なタイミングで液体吸収手段を中間転写体から退避させることができ、液体吸収手段の液体吸収能力を高く維持することができる。
請求項7に係る発明は、中間転写体上に一旦画像を形成した後、前記画像を記録媒体に転写することにより前記記録媒体上に画像を形成する画像形成方法であって、色材を含有するインク液中の色材を凝集させる作用を有する処理液を前記中間転写体上に付与する工程と、前記処理液の付与された前記中間転写体上に前記インク液を付与する工程と、複数の液体吸収手段のうち所望の液体吸収手段を選択し、該選択された液体吸収手段を前記処理液と前記インク液との混合液が表面に付与された前記中間転写体に接触させて前記混合液の液体成分を吸収する液体吸収工程と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、液体吸収能力の高い液体吸収手段を選択して中間転写体に接触させて液体成分を吸収させることにより、効果的にかつ持続的に中間転写体上の混合液から溶媒液体を除去することができる。そのため、色材凝集体を中間転写体から記録媒体に転写して形成する画像の画質を向上させることができる。
請求項8に係る発明は、請求項7に記載の画像形成方法であって、前記液体吸収工程において前記選択された液体吸収手段により吸収された前記混合液の液体成分を前記液体吸収手段より回収する液体回収工程を更に有することを特徴とする。
本発明によれば、液体吸収工程による液体吸収と、液体回収工程による液体回収を分離して行うので、液体吸収手段から確実に溶媒液体が回収されて液体吸収手段の吸収能力を高く維持することができる。
本発明によれば、画像形成装置において中間転写体上の混合液から効果的でかつ持続的な溶媒液体の除去を図ることにより、高速にかつ安定した高画質の画像を形成することが可能となる。
以下添付図面に従って本発明の好ましい実施の形態について詳説する。
〔インクジェット記録装置の構成〕
図1は、本発明に係る画像形成装置の一実施形態を示すインクジェット記録装置の全体構成図である。同図に示すように、このインクジェット記録装置10は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各インク、およびインク内の色材を凝集させる作用を有する処理液(P)に対応して設けられた複数のインクジェット記録ヘッド(以下、ヘッドという。)12Y、12M、12C、12K、及び、12Pを有する印字部12とを備えている。また、無端状であって複数のローラ(37〜41)により張架されている中間転写体14、中間転写体14のクリーニングを行う転写体クリーニング部18、中間転写体14に対向して配置され記録紙16の平面性を保持しながら記録紙16を搬送するベルト搬送部22も備えている。
中間転写体14は、その材質としては、例えば、ポリウレタン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリブタジエン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリエチレン系樹脂、フッ素系樹脂、ポリイミド樹脂等の通常の無端ベルト形状の転写体に用いられる公知の材質が好適に挙げられる。これらの材料からなる無端ベルトの表面に、適当な導電性材料を分散させた抵抗調整層を設けてもよく、その構成も、通常の中間転写体における構成が好適に挙げられる。また、電鋳ニッケルで形成された無端状ベルトで、表面にはシリコンまたはフッソ系の薄膜を有し、剥離特性を付与したものも、中間転写体14として好適に用いられる。本実施形態においては無端ベルト形状のものを用いたが、本発明においてはこれに限定されず、例えば、ドラム形状のものであってもよい。
そして、本発明の特徴点として、第1溶媒吸収ローラ23、第1回収部26、第2溶媒吸収ローラ24、第2回収部27、ポンプ28、回収タンク29などから構成される溶媒除去機構を備えている。この溶媒除去機構については、別途後述する。
ベルト搬送部22は、ローラ31、32、33間に無端状のベルト34が巻き掛けられた構造を有し、記録紙16はこのベルト搬送部22へと送られる。
ベルト34が巻かれているローラ31、32、33の少なくとも一つにモータ(図12中符号88)の動力が伝達されることにより、ベルト34は図1の時計回り方向に駆動され、ベルト34上に保持された記録紙16は図1の左から右へと搬送される。
なお、ベルト搬送部22に代えて、ローラ・ニップ搬送機構を用いる態様も考えられるが、印字領域をローラ・ニップ搬送すると、印字直後に用紙の印字面をローラが接触するので画像が滲み易いという問題がある。したがって、本例のように、印字領域では画像面を接触させない吸着ベルト搬送が好ましい。
印字部12の各ヘッド12P、12Y、12M、12C、12Kは、当該インクジェット記録装置10が対象とする記録紙16の最大紙幅に対応する長さを有し、そのノズル面には最大サイズの記録媒体の少なくとも一辺を超える長さ(描画可能範囲の全幅)にわたりインク吐出用のノズルが複数配列されたフルライン型のヘッドとなっている(図9(a)参照)。
ヘッド12P、12Y、12M、12C、12Kは、中間転写体14の送り方向に沿って上流側から処理液(P)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の順に配置され、それぞれのヘッド12P、12Y、12M、12C、12Kが中間転写体14の搬送方向と略直交する方向に沿って延在するように固定設置される。
まず、中間転写体14を搬送しつつ、処理液ヘッド12Pで処理液を吐出した上に、各インクヘッド12Y、12M、12C、12Kからそれぞれ異色のインクを吐出することにより中間転写体14上に色材凝集体によるカラー画像を形成する。その後、処理液、及び、インクの混合液の液体分は溶媒除去機構により取り除き(溶媒除去機構に関しては別途後述する)、中間転写体14上の色材凝集体をベルト搬送部22により搬送される記録媒体16に対して転写し、記録媒体16上にカラー画像を形成し得る。
このように、最終的に転写により画像形成される記録媒体の幅全域をカバーするノズル列を有するフルライン型のヘッド12K、12C、12M、12Yを色別に設ける構成によれば、紙送り方向(副走査方向)について記録紙16と印字部12を相対的に移動させる動作を1回行うだけで(すなわち1回の副走査で)、記録紙16の全面に画像を記録することができる。これにより、記録ヘッドが紙搬送方向と直交する方向に往復動作するシャトル型ヘッドに比べて高速印字が可能であり、生産性を向上させることができる。
本例では、KCMYの標準色(4色)の構成を例示したが、インク色や色数の組合せについては本実施形態に限定されず、必要に応じて淡インク、濃インク、特別色インクを追加してもよい。例えば、ライトシアン、ライトマゼンタなどのライト系インクを吐出するインクジェットヘッドを追加する構成も可能である。また、各色ヘッドの配置順序も特に限定はない。
また、転写時の転写率を向上させたり画像表面の光沢度を制御するために、転写時に加熱しながら転写を行っても良い。
〔溶媒除去機構の構成〕
そこで、前記した溶媒除去機構の構成について説明する。溶媒除去機構は、第1溶媒吸収ローラ23、第1回収部26、第2溶媒吸収ローラ24、第2回収部27、ポンプ28、回収タンク29などにより構成されている。
第1溶媒吸収ローラ23および第2溶媒吸収ローラ24は、その表面が多孔質部材で構成されており、中間転写体14の画像描画領域の最大幅(転写後の記録媒体の最大幅)に対応する長さを有している。第1溶媒吸収ローラ23および第2溶媒吸収ローラ24の回転軸は、中間転写体14の搬送方向と直行する方向(主走査方向)に沿って配置されている。回転軸を中心に回動自在に支持された第1溶媒吸収ローラ23および第2溶媒吸収ローラ24は、中間転写体14の搬送速度に合わせて、中間転写体14との相対速度が0となるように回動することができ、インクの擦れによる記録媒体上の画像への影響を防いでいる。
第1溶媒吸収ローラ23および第2溶媒吸収ローラ24は、本実施形態のように1本の(単一の)長尺ローラ部材によって中間転写体14の全幅に対応する長さを実現してもよいし、図2(a)に示すように、中間転写体14の搬送方向と略直交する方向(主走査方向)に沿って複数個のローラモジュールに分割し、これらを並べて所要の長さを実現してもよい。そして、図2(b)に示すように第1溶媒吸収ローラ23および第2溶媒吸収ローラ24のうちのどちらかが必ず中間転写体14に接触するように制御する。
また、第1溶媒吸収ローラ23および第2溶媒吸収ローラ24は、中間転写体14に対して上下させるための上下機構が設けられている。後述するシステム制御系の指令に応じて上下機構を制御し、第1溶媒吸収ローラ23および第2溶媒吸収ローラ24の位置(中間転写体14の転写面に直交する方向の相対位置)を調整することによって、中間転写体14との接触圧力や中間転写体14とのクリアランスを可変させることができる。
そして、中間転写体14上に形成されたインク液と処理液との混合液に、第1溶媒吸収ローラ23および第2溶媒吸収ローラ24を接触させながら中間転写体14を搬送方向に移動させる。これにより、表面に形成された多孔質部材の毛細管力によって、中間転写体14上の溶媒液体(混合液中の液体成分)が第1溶媒吸収ローラ23および第2溶媒吸収ローラ24に吸収される。こうして、第1溶媒吸収ローラ23および第2溶媒吸収ローラ24によって余分な溶媒が除去された色材凝集体は、色材同士の結合力が増し、中間転写体14から記録媒体16に転写される。また、図には示さないが、転写後の記録媒体にさらに加熱することで記録媒体上での色材凝集体の定着強度を上げるような構成を付加してもよい。
なお、本実施形態では、第1溶媒吸収ローラ23および第2溶媒吸収ローラ24は、中間転写体14の搬送方向に並べて設けられているが、この形態に限るものではない。例えば、第1溶媒吸収ローラ23および第2溶媒吸収ローラ24が中間転写体14から退避し待機する位置および中間転写体14と接触する位置をそれぞれ同じとし、交互に配置転換させる形態が考えられる。または、第1溶媒吸収ローラ23および第2溶媒吸収ローラ24が中間転写体14を挟んで幅方向に配置されスライドさせることにより、交互に中間転写体14に接触させる形態が考えられる。
図3は、第1溶媒吸収ローラ23と第1回収部26を示した構成図である。図3に示すように、第1回収部26は当接部26Aと吸引部26Bなどから構成される。ここで図4は、第1溶媒吸収ローラ23と第1回収部26を示した斜視図である。なお、説明の便宜上、吸引部26Bは破線で示し一部透写図としている。図4に示すように、当接部26Aには矩形型の開口部26Cが設けられている。そして、第1回収部26は、当接部26Aに当接する第1溶媒吸収ローラ23が吸収している溶媒を、ポンプ28による吸引力より開口部26Cを介して吸引部26Bから吸引する。そして、吸引した溶媒は回収タンク29に回収する。なお、第2溶媒吸収ローラ24と第2回収部27も同様な構成を有する。
〔溶媒除去機構の作用〕
次に、前記のような構成を有する溶媒除去機構の作用について説明する。
まず、溶媒を除去する対象となる混合液が中間転写体14上に生成される。具体的には、インク液中の色材を不溶化、あるいは、分散状態を破壊することで色材を凝集する作用を有する処理液を中間転写体14に打滴する。その後、色材を含有するインク液を中間転写体14に打滴して、処理液とインク液の混合液を生成する。すると、混合液内で色材凝集体が形成され、混合液は色材凝集体と溶媒分であった液体に固液分離する。そこで、溶媒除去機構はこの混合液に含まれる溶媒分であった液体を中間体から除去する。
具体的には、まず、イニシャル処理(装置の初期化)として、第1溶媒吸収ローラ23および第2溶媒吸収ローラ24のうち中間転写体14上の混合液中の溶媒液体除去に適した条件の方を選択する。このイニシャル処理の制御フローについては後述する。
ここでは、イニシャル処理(装置の初期化)において第1溶媒吸収ローラ23を選択した場合を考え、まず第1溶媒吸収ローラ23を中間転写体14に接触させる。すると、第1溶媒吸収ローラ23は中間転写体14の回転に従って回転し、第1溶媒吸収ローラ23の表面の多孔質部材の毛細管力により、中間転写体14上の混合液中の溶媒液体が吸収される。このとき、第2溶媒吸収ローラ24は中間転写体14から離脱し第2回収部27と当接した状態で待機している。
そして、第1溶媒吸収ローラ23が所定量の溶媒液体を吸収すると中間転写体14から離脱し、第1回収部26に当接するように制御する。同時に、第2溶媒吸収ローラ24が中間転写体14に接触し、表面の多孔質部材の毛細管力により、中間転写体14上の混合液中の溶媒液体が吸収される。なお、第1溶媒吸収ローラ23が所定量の溶媒液体を吸収すると中間転写体14から離脱し、第1回収部26に当接する際の制御フローについては後述する。
そして、第1回収部26に当接する第1溶媒吸収ローラ23からは、吸収した溶媒液体が第1回収部26により回収される。具体的には、第1溶媒吸収ローラ23が連続的にまたは間欠的に回転しながら第1回収部26の開口部26Cからポンプ28により吸引して、吸引部26Bを介して回収タンク29にて溶媒液体を回収する。そして回収が完了すると、第1溶媒吸収ローラ23は第1回収部26に当接した状態で待機する。
その後、第2溶媒吸収ローラ24は所定量の溶媒を吸収すると中間転写体14から離脱し、第2回収部27に当接する。これと同時に、第1溶媒吸収ローラ23が中間転写体14に接触し、表面の多孔質部材の毛細管力により、中間転写体14上の混合液中の溶媒液体が吸収される。その後、以上の動作を繰り返すことになる。
このように、第1溶媒吸収ローラ23と第2溶媒吸収ローラ24が交互に中間転写体14に接触し混合液中の溶媒液体を吸収する一方で、第1回収部26と第2回収部27に交互に当接して吸収した溶媒液体の回収を行う。そのため、第1溶媒吸収ローラ23や第2溶媒吸収ローラ24による溶媒吸収動作と、第1回収部26と第2回収部27による溶媒回収動作が分離して行われる。したがって、第1溶媒吸収ローラ23や第2溶媒吸収ローラ24から確実に溶媒液体が回収されて、第1溶媒吸収ローラ23や第2溶媒吸収ローラ24の吸収能力を高く維持することができる。特に、第1回収部26と第2回収部27による溶媒回収の時間を多く取ることにより、より確実に多くの溶媒液体を回収することが可能になる。
以上より、第1溶媒吸収ローラ23や第2溶媒吸収ローラ24により中間転写体14上の混合液から安定した効果的な溶媒液体の除去を行うことができ、色材凝集体を中間転写体14から記録媒体16に転写して形成する画像について高速にかつ安定した高画質の画像を形成することができる。
〔溶媒除去機構の制御内容〕
ここで、前記した溶媒除去機構の制御内容について制御フローを用いて説明する。
図5は、溶媒除去機構の基本的な全般の処理内容を示すフロー図である。図5に示すように、まず、溶媒吸収ローラ(第1溶媒吸収ローラ23または第2溶媒吸収ローラ24)が中間転写体14に接触する(ステップS51)。この時、中間転写体接触フラグを立てる。
そして、吸収溶媒の回収処理として、S51にて溶媒吸収ローラで吸収した溶媒液体を回収する処理に入る。具体的には、まず、溶媒吸収ローラを中間転写体14から離脱させて中間転写体離脱フラグを立てる(ステップS52)。そして、回収部(第1回収部26と第2回収部27)によって溶媒を回収する(ステップS53)。
そして、溶媒液体の回収が終了すると、そのまま溶媒吸収ローラを中間転写体14から離脱させた状態で待機させておく(ステップS54)。なお、この時、溶媒吸収量メモリをリセットする。以上が溶媒除去機構の基本的な処理内容である。次に、溶媒除去を開始するにあたって、第1溶媒吸収ローラ23および第2溶媒吸収ローラ24のうち中間転写体14上の混合液中の溶媒液体の除去に適した条件の方を選択するための装置の初期化(イニシャル処理)の手法について説明する。
図6は、イニシャル処理のフローを示す。まず、フラグを確認し(ステップS61)、第1溶媒吸収ローラ23に待機フラグが立っているか否かを判断する(ステップS62)。ここで、待機フラグとは吸収した溶媒液体の回収が終了し、再び中間転写体14上へ接触させて溶媒液体を吸収することができる準備が整い待機している状態を示すフラグである。
そして、第1溶媒吸収ローラ23に待機フラグが立っている場合には第2溶媒吸収ローラ24に残存する溶媒液体の回収処理を行う(ステップS63)。その後、第1溶媒吸収ローラ23を中間転写体14に接触させて第1溶媒吸収ローラ23について接触フラグを立て(ステップS64)、イニシャル処理が終了する。
一方、S62において、第1溶媒吸収ローラ23に待機フラグが立っていない場合には、第1溶媒吸収ローラ23に残存する溶媒液体の回収処理を行う(ステップS65)。次に、第2溶媒吸収ローラ24に待機フラグが立っているか否かを判断する(ステップS66)。そして、第2溶媒吸収ローラ24に待機フラグが立っている場合には、第2溶媒吸収ローラ24を中間転写体14に接触させて第2溶媒吸収ローラ24について接触フラグを立て(ステップS67)、イニシャル処理が終了する。一方、S66において、第2溶媒吸収ローラ24に待機フラグが立っていない場合には、第2溶媒吸収ローラ24に残存する溶媒液体の回収処理を行う(ステップS68)。その後、再びS62に戻り前記のフローに沿ってイニシャル処理がなされる。
このように、本実施形態では第1溶媒吸収ローラ23および第2溶媒吸収ローラ24を有するものであるところ、イニシャル処理により、第1溶媒吸収ローラ23および第2溶媒吸収ローラ24のうち中間転写体14上の混合液中の溶媒を吸収するための条件として、より適した方を選択して中間転写体14に接触させるので、効果的に混合液中の溶媒液体の除去を行うことができる。そのため、色材凝集体を中間転写体14から記録媒体16に転写して形成する画像の画質を向上させることができる。
以上が溶媒液体の除去を開始するにあたっての装置の初期化(イニシャル処理)の手法の説明である。
次に、図5のS52における溶媒吸収ローラを中間転写体14から離脱させるステップと、S53における回収部によって溶媒を回収するステップ、についての詳細な制御フローについて説明する。
図7は、図5のS52とS53における詳細な制御フローの第1例を示す図である。図7に示すように、画像形成を開始する(ステップS71)。そして、溶媒除去制御部(図12の符号78参照)の吸収量取得手段において、画像データ演算手段により中間転写体接触フラグの立っている第1溶媒吸収ローラの累積吸収量である溶媒吸収量メモリに対し、形成される画像のデータから計算により得られた溶媒吸収量を加算して、推定累積吸収量として溶媒吸収量メモリ管理値を算出する(ステップS72)。
そこで、S72で算出した溶媒吸収量メモリ管理値が所定の閾値を超えているか否かを判断する(ステップS73)。そして、溶媒吸収量メモリ管理値が所定の閾値を超えていない場合には、そのまま画像の形成を続ける(ステップS74)。その一方、溶媒吸収量メモリ管理値が所定の閾値を超えている場合には、第1溶媒吸収ローラ23に吸収した溶媒液体の回収処理を行い(ステップS75)、第2溶媒吸収ローラ24を中間転写体14に接触させて第2溶媒吸収ローラ24について中間転写体接触フラグを立てる(ステップS76)。
そして、再びS72に戻り、中間転写体接触フラグの立っている第2溶媒吸収ローラ24の溶媒吸収量メモリに対し、計算により得られた溶媒吸収量を加算して溶媒吸収量メモリ管理値を求める。その後、以上のような制御フローを繰り返すことになる。
なお、第1溶媒吸収ローラ23および第2溶媒吸収ローラ24の中間転写体14との接触または退避を、1枚の記録紙16内の転写分に対応した画像形成内で行うことなく画像形成領域と画像形成領域の間で行うように別途制御を加えてもよい。
このような制御フローによれば、溶媒吸収ローラ(第1溶媒吸収ローラ23または第2溶媒吸収ローラ24)における累積吸収量が所定の閾値に達した時点で、溶媒吸収ローラを中間転写体14から離脱させるので、適切なタイミングで離脱させることができ、溶媒吸収ローラの溶媒吸収能力を高く維持することができる。そのため、色材凝集体を中間転写体14から記録媒体16に転写して形成する画像について高速にかつ安定した高画質の画像を形成することができる。
次に、図8は、図5のS52とS53における詳細な制御フローの第2例を示す図である。図8に示すように、まず画像形成を開始することにより記録紙16の出力が開始される(ステップS81)。そして、溶媒除去制御部(図12の符号78参照)の吸収量取得手段において、出力枚数計測手段によりこの記録紙16の出力枚数を計測する(ステップS82)。
ここで、記録紙16の出力枚数と溶媒吸収ローラにおける溶媒吸収量とには相関関係がある。そこで、S82で求めた記録紙16の出力枚数の計測値が所定の閾値を超えているか否かを判断する(ステップS83)。そして、出力枚数のカウント値が所定の閾値を超えていない場合には、そのまま画像形成を続ける(ステップS84)。その一方、出力枚数のカウント値が所定の閾値を超えている場合には、中間転写体接触フラグの立っている第1溶媒吸収ローラ23で吸収した溶媒の回収処理を行い(ステップS85)、第2溶媒吸収ローラ24を中間転写体14に接触させて第2溶媒吸収ローラ24について中間転写体接触フラグを立てる(ステップS86)。そして、再びS82に戻り、記録紙16の出力枚数をカウントする。その後、以上のような制御フローを繰り返すことになる。
なお、第1溶媒吸収ローラ23および第2溶媒吸収ローラ24の中間転写体14との接触または退避を、1枚の記録紙16内の転写分に対応した画像形成内で行うことなく画像形成領域と画像形成領域の間で行うように別途制御を加えてもよい。
このような制御フローによれば、溶媒吸収ローラ(第1溶媒吸収ローラ23または第2溶媒吸収ローラ24)における累積吸収量が所定の閾値に達した時点で、溶媒吸収ローラを中間転写体14から離脱させるので、適切なタイミングで離脱させることができ、溶媒吸収ローラの溶媒吸収能力を高く維持することができる。そのため、色材凝集体を中間転写体14から記録媒体16に転写して形成する画像の画質を向上させることができる。
〔ヘッドの構造〕
次に、ヘッドの構造について説明する。各ヘッド12K、12C、12M、12Y、12Pの構造は共通しているので、以下、これらを代表して符号50によってヘッドを示すものとする。
図9(a)はヘッド50の構造例を示す平面透視図であり、図9(b)はその一部の拡大図である。また、図9(c)はヘッド50の他の構造例を示す平面透視図、図10は1つの液滴吐出素子(1つのノズル51に対応したインク室ユニット)の立体的構成を示す断面図(図9(a)、(b)中の10−10線に沿う断面図)である。
記録紙16上に印字されるドットピッチを高密度化するためには、ヘッド50におけるノズルピッチを高密度化する必要がある。本例のヘッド50は、図9(a)、(b)に示したように、インク吐出口であるノズル51と、各ノズル51に対応する圧力室52等からなる複数のインク室ユニット(液滴吐出素子)53を千鳥でマトリクス状に(2次元的に)配置させた構造を有し、これにより、ヘッド長手方向(紙送り方向と直交する方向)に沿って並ぶように投影される実質的なノズル間隔(投影ノズルピッチ)の高密度化を達成している。
中間転写体14の送り方向と略直交する方向に最大画像出力サイズの全幅に対応する長さにわたり1列以上のノズル列を構成する形態は本例に限定されない。例えば、図9(a)の構成に代えて、図9(c)に示すように、複数のノズル51が2次元に配列された短尺のヘッドモジュール50’を千鳥状に配列して繋ぎ合わせることで記録紙16の全幅に対応する長さのノズル列を有するラインヘッドを構成してもよい。
各ノズル51に対応して設けられている圧力室52は、その平面形状が概略正方形となっており(図9(a)、(b)参照)、対角線上の両隅部の一方にノズル51への流出口が設けられ、他方に供給インクの流入口(供給口)54が設けられている。なお、圧力室52の形状は、本例に限定されず、平面形状が四角形(菱形、長方形など)、五角形、六角形その他の多角形、円形、楕円形など、多様な形態があり得る。
図10に示したように、各圧力室52は供給口54を介して共通流路55と連通されている。共通流路55はインク供給源たるインクタンク(不図示)と連通しており、インクタンクから供給されるインクは共通流路55を介して各圧力室52に分配供給される。
圧力室52の一部の面(図10において天面)を構成している加圧板(共通電極と兼用される振動板)56には個別電極57を備えたアクチュエータ58が接合されている。個別電極57と共通電極間に駆動電圧を印加することによってアクチュエータ58が変形して圧力室52の容積が変化し、これに伴う圧力変化によりノズル51からインクが吐出される。なお、アクチュエータ58には、チタン酸ジルコン酸鉛やチタン酸バリウムなどの圧電体を用いた圧電素子が好適に用いられる。インク吐出後、アクチュエータ58の変位が元に戻る際に、共通流路55から供給口54を通って新しいインクが圧力室52に再充填される。
上述した構造を有するインク室ユニット53を図11に示す如く主走査方向に沿う行方向及び主走査方向に対して直交しない一定の角度θを有する斜めの列方向とに沿って一定の配列パターンで格子状に多数配列させることにより、本例の高密度ノズルヘッドが実現されている。
すなわち、主走査方向に対してある角度θの方向に沿ってインク室ユニット53を一定のピッチdで複数配列する構造により、主走査方向に並ぶように投影されたノズルのピッチPはd× cosθとなり、主走査方向については、各ノズル51が一定のピッチPで直線状に配列されたものと等価的に取り扱うことができる。このような構成により、主走査方向に並ぶように投影されるノズル列が1インチ当たり2400個(2400ノズル/インチ)におよぶ高密度のノズル構成を実現することが可能になる。
なお、印字可能幅の全幅に対応した長さのノズル列を有するフルラインヘッドで、ノズルを駆動する時には、(1)全ノズルを同時に駆動する、(2)ノズルを片方から他方に向かって順次駆動する、(3)ノズルをブロックに分割して、ブロックごとに片方から他方に向かって順次駆動する等が行われ、中間体の幅方向(中間体の搬送方向と直交する方向)に1ライン(1列のドットによるライン又は複数列のドットから成るライン)を印字するようなノズルの駆動を主走査と定義する。
特に、図11に示すようなマトリクス状に配置されたノズル51を駆動する場合は、上記(3)のような主走査が好ましい。すなわち、ノズル51-11 、51-12 、51-13 、51-14 、51-15 、51-16 を1つのブロックとし(他にはノズル51-21 、…、51-26 を1つのブロック、ノズル51-31 、…、51-36 を1つのブロック、…として)、中間転写体14の搬送速度に応じてノズル51-11 、51-12 、…、51-16 を順次駆動することで中間転写体14の幅方向に1ラインを印字する。
一方、上述したフルラインヘッドと中間転写体14とを相対移動することによって、上述した主走査で形成された1ライン(1列のドットによるライン又は複数列のドットから成るライン)の印字を繰り返し行うことを副走査と定義する。
そして、上述の主走査によって記録される1ライン(或いは帯状領域の長手方向)の示す方向を主走査方向といい、上述の副走査を行う方向を副走査方向という。すなわち、本実施形態では、中間転写体14の搬送方向が副走査方向であり、それに直交する方向が主走査方向ということになる。
本発明の実施に際してノズルの配置構造は図示の例に限定されない。また、本実施形態では、ピエゾ素子(圧電素子)に代表されるアクチュエータ58の変形によってインク滴を飛ばす方式が採用されているが、本発明の実施に際して、インクを吐出させる方式は特に限定されず、ピエゾジェット方式に代えて、ヒータなどの発熱体によってインクを加熱して気泡を発生させ、その圧力でインク滴を飛ばすサーマルジェット方式など、各種方式を適用できる。
〔インクセットの説明〕
次に、本実施形態に係るインクジェット記録装置10に適用されるインクセット(処理液とインク)について詳述する。
本例で用いる処理液は、溶媒としての水、界面活性剤、保湿剤、カチオンポリマー、色材凝集剤(例えば、多価金属塩又はpH調整剤)を含む。処理液に含まれるカチオンポリマーの材料例としては、ポリアリルアミン、ポリアミンスルホン、ポリビニルアミン、キトサン、及びこれらの酸による中和物等を用いることができる。多価金属塩としては、各種多価金属イオン、アルミニウム、カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、錫等を用いることができる。pH調整剤の材料例としては、無機酸(塩酸、硫酸、リン酸等)、有機酸(カルボン酸、スルホン酸などを含有する酸が好ましく、より具体的には、酢酸、メタンスルホン酸等)を用いることができる。
また、本例で用いるインクは、溶媒としての水、色材(顔料又は染料)、界面活性剤、及び保湿剤を含んで構成される。なお、更にアニオンポリマーを含む構成も可能である。一般に、色材(顔料又は染料)は、溶媒(水)中でマイナスイオン(アニオン)となるため、顔料又は染料自体が処理液中のカチオンポリマーと反応する反応物質となり得る。
また、必要に応じてインクに付加されるアニオンポリマーの材料例としては、ポリアクリル酸、セラック、スチレン−アクリル酸共重合物、スチレン−無水マレイン酸共重合物等を用いることができる。
処理液及びインクについてそれぞれの組成や反応に寄与する物質の濃度等を調節することによって、反応速度や各液の物性(表面張力や粘度など)を調整することができ、所望の反応性及び物性を実現できる。
また、本実施形態で用いられる色材(着色剤)には特に制限はなく、インクの使用目的に適合する色相、色濃度を達成できるものであれば、公知の水溶性染料、油溶性染料及び顔料から適宜選択して用いることができる。
着色剤は1種のみならず、2種以上を混合して使用してもよい。また、液体毎に異なった着色剤を用いても、同じであってもよい。
〔制御系の説明〕
図12は、インクジェット記録装置10のシステム構成を示すブロック図である。同図に示したように、インクジェット記録装置10は、通信インターフェース70、システムコントローラ72、画像メモリ74、ROM75、モータドライバ76、溶媒除去制御部78、プリント制御部80、画像バッファメモリ82、ヘッドドライバ84等を備えている。
通信インターフェース70は、ホストコンピュータ86から送られてくる画像データを受信する画像入力手段として機能するインターフェース部(画像入力部)である。通信インターフェース70にはUSB(Universal Serial Bus)、IEEE1394、イーサネット(登録商標)、無線ネットワークなどのシリアルインターフェースやセントロニクスなどのパラレルインターフェースを適用することができる。この部分には、通信を高速化するためのバッファメモリ(不図示)を搭載してもよい。
ホストコンピュータ86から送出された画像データは通信インターフェース70を介してインクジェット記録装置10に取り込まれ、一旦画像メモリ74に記憶される。画像メモリ74は、通信インターフェース70を介して入力された画像を格納する記憶手段であり、システムコントローラ72を通じてデータの読み書きが行われる。画像メモリ74は、半導体素子からなるメモリに限らず、ハードディスクなど磁気媒体を用いてもよい。
システムコントローラ72は、中央演算処理装置(CPU)及びその周辺回路等から構成され、所定のプログラムに従ってインクジェット記録装置10の全体を制御する制御装置として機能するとともに、各種演算を行う演算装置として機能する。すなわち、システムコントローラ72は、通信インターフェース70、画像メモリ74、モータドライバ76、溶媒除去制御部78等の各部を制御し、ホストコンピュータ86との間の通信制御、画像メモリ74及びROM75の読み書き制御等を行うとともに、搬送系のモータ88や離脱加圧駆動部89、ポンプ28を制御する制御信号を生成する。
ROM75には、システムコントローラ72のCPUが実行するプログラム及び制御に必要な各種データ(着弾位置誤差等の測定用テストパターンのデータを含む)などが格納されている。ROM75は、書換不能な記憶手段であってもよいし、EEPROMのような書換可能な記憶手段であってもよい。
画像メモリ74は、画像データの一時記憶領域として利用されるとともに、プログラムの展開領域及びCPUの演算作業領域としても利用される。
モータドライバ76は、システムコントローラ72からの指示に従って搬送系のモータ88を駆動するドライバ(駆動回路)である。
そして、本発明の特徴点である溶媒除去制御部78は、システムコントローラ72からの指示に従って離脱加圧駆動部89やポンプ28の駆動を制御する。
プリント制御部80は、システムコントローラ72の制御に従い、画像メモリ74内の画像データ(多値の入力画像のデータ)から打滴制御用の信号を生成するための各種加工、補正などの処理を行う信号処理手段として機能するとともに、生成したインク吐出データをヘッドドライバ84に供給してヘッド50の吐出駆動を制御する駆動制御手段として機能する。
プリント制御部80には画像バッファメモリ82が備えられており、プリント制御部80における画像データ処理時に画像データやパラメータなどのデータが画像バッファメモリ82に一時的に格納される。なお、図12において画像バッファメモリ82はプリント制御部80に付随する態様で示されているが、画像メモリ74と兼用することも可能である。また、プリント制御部80とシステムコントローラ72とを統合して1つのプロセッサで構成する態様も可能である。
画像入力から印字出力までの処理の流れを概説すると、印刷すべき画像のデータは、通信インターフェース70を介して外部から入力され、画像メモリ74に蓄えられる。この段階では、例えば、RGBの多値の画像データが画像メモリ74に記憶される。
インクジェット記録装置10では、インク(色材)による微細なドットの打滴密度やドットサイズを変えることによって、人の目に疑似的な連続階調の画像を形成するため、入力されたデジタル画像の階調(画像の濃淡)をできるだけ忠実に再現するようなドットパターンに変換する必要がある。そのため、画像メモリ74に蓄えられた元画像(RGB)のデータは、システムコントローラ72を介してプリント制御部80に送られ、該プリント制御部80を経てインク色ごとのドットデータに変換される。
すなわち、プリント制御部80は、入力されたRGB画像データをK,C,M,Yの4色のドットデータに変換する処理を行う。こうして、プリント制御部80で生成されたドットデータは、画像バッファメモリ82に蓄えられる。この色別ドットデータは、ヘッド50のノズルからインクを吐出するためのCMYK打滴データに変換され、印字されるインク吐出データが確定する。
ヘッドドライバ84は、プリント制御部80から与えられるインク吐出データ及び駆動波形の信号に基づき、印字内容に応じてヘッド50の各ノズル51に対応するアクチュエータ58を駆動するための駆動信号を出力する。ヘッドドライバ84にはヘッドの駆動条件を一定に保つためのフィードバック制御系を含んでいてもよい。
こうして、ヘッドドライバ84から出力された駆動信号がヘッド50に加えられることによって、該当するノズル51からインクが吐出される。
上記のように、プリント制御部80における所要の信号処理を経て生成されたインク吐出データ及び駆動信号波形に基づき、ヘッドドライバ84を介して各ノズルからのインク液滴の吐出量や吐出タイミングの制御が行われる。これにより、所望のドットサイズやドット配置が実現される。
プリント制御部80は、必要に応じてヘッド50に対する各種補正を行うとともに、必要に応じて予備吐出や吸引、ワイピング等のクリーニング動作(ノズル回復動作)を実施する制御を行う。上記構成のインクジェット記録装置によれば、濃度ムラが低減された良好な画像を得ることができる。
以上、本発明の画像形成装置及び画像形成方法について詳細に説明したが、本発明は、以上の例には限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良や変形を行ってもよいのはもちろんである。
本発明に係る画像形成装置の一実施形態を示すインクジェット記録装置の全体構成図である。 溶媒除去機構の他の構成例を示す図である。 第1溶媒吸収ローラと第1回収部を示した構成図である。 回収部の開口部を示す図である。 溶媒除去機構の基本的な処理内容を示す制御フロー図である。 イニシャル処理の制御フロー図である。 図5のS52とS53における詳細な制御フローの第1例を示す図である。 図5のS52とS53における詳細な制御フローの第2例を示す図である。 (a) はヘッドの構造例を示す平面透視図であり、(b) はその一部の拡大図であり、(c) はヘッドの他の構造例を示す平面透視図である。 1つの液滴吐出素子(1つのノズルに対応したインク室ユニット)の立体的構成を示す断面図(図9(a) 中の10−10線に沿う断面図)である。 図9(a) に示したヘッドのノズル配列を示す拡大図である。 インクジェット記録装置のシステム構成を示すブロック図である。 特許文献1の画像形成装置における実施形態の概略を示す側面図である。
符号の説明
10…インクジェット記録装置、12…印字部、12K、12C、12M、12Y、12P…ヘッド、14…中間転写体、16…記録紙(記録媒体)、22…ベルト搬送部(搬送手段)、23…第1溶媒吸収ローラ、24…第2溶媒吸収ローラ、26…第1回収部、27…第2回収部、28…ポンプ、29…回収タンク、31〜33、37〜40…ローラ、34…ベルト、41…加圧ローラ、50…ヘッド、51…ノズル(記録素子)、72…システムコントローラ、78…溶媒除去制御部、86…ホストコンピュータ、89…離脱/加圧駆動部

Claims (8)

  1. 中間転写体上に形成された画像を記録媒体に転写することにより前記記録媒体上に画像を形成する画像形成装置であって、
    色材を含有するインク液を前記中間転写体に付与するインク液付与手段と、
    インク液中の色材を凝集させる作用を有する処理液を前記中間転写体に付与する処理液付与手段と、
    前記処理液付与手段により付与された前記処理液と、前記インク液付与手段により付与された前記インク液との混合液が表面に形成された前記中間転写体に接触して前記混合液の液体成分を吸収する複数の液体吸収手段と、
    前記複数の液体吸収手段のうちいずれかを選択的に前記中間転写体に接触させる駆動手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記液体吸収手段の前記中間転写体への非接触時に前記液体吸収手段に吸収された液体を前記液体吸収手段より回収する液体回収手段を有すること、
    を特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1または2に記載の画像形成装置において、
    前記液体吸収手段は多孔質部材を備え、前記液体回収手段は前記液体吸収手段から前記液体を吸引する吸引手段を備えること、
    を特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1乃至3に記載のいずれか1項の画像形成装置において、
    前記液体吸収手段における前記液体の累積吸収量の情報を取得する吸収量取得手段と、
    前記累積吸収量が所定の閾値を超えた時に前記液体吸収手段を前記中間転写体から退避させる退避制御手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1乃至4に記載のいずれか1項の画像形成装置において、
    前記吸収量取得手段は、形成される画像データから前記液体の累積吸収量を算出する演算手段を備えること、
    を特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1乃至4に記載のいずれか1項の画像形成装置において、
    前記吸収量取得手段は、前記記録媒体の出力枚数を計測する出力枚数計測手段を備えること、
    を特徴とする画像形成装置。
  7. 中間転写体上に一旦画像を形成した後、前記画像を記録媒体に転写することにより前記記録媒体上に画像を形成する画像形成方法であって、
    色材を含有するインク液中の色材を凝集させる作用を有する処理液を前記中間転写体上に付与する工程と、
    前記処理液の付与された前記中間転写体上に前記インク液を付与する工程と、
    複数の液体吸収手段のうち所望の液体吸収手段を選択し、該選択された液体吸収手段を前記処理液と前記インク液との混合液が表面に付与された前記中間転写体に接触させて前記混合液の液体成分を吸収する液体吸収工程と、
    を有することを特徴とする画像形成方法。
  8. 前記液体吸収工程において前記選択された液体吸収手段により吸収された前記混合液の液体成分を前記液体吸収手段より回収する液体回収工程を更に有することを特徴とする請求項7に記載の画像形成方法。
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