JP2007268803A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 乾燥手段を有する中間転写型インクジェットヘッドの高画質化
【解決手段】 液滴を吐出する複数のノズルを有する液体吐出ヘッドと、液体吐出ヘッドより吐出された液滴により一旦画像が記録される中間転写媒体と、中間転写媒体に記録された画像を記録媒体に転写する転写手段と、中間転写媒体に記録された画像を画像検出部により画像情報として検出した後、画像不良の有無を検出する画像不良検出手段と、画像不良検出手段による画像不良の有無の検出を行うか否か制御する不良検出制御手段と、中間転写媒体の温度を測定する温度計測手段を有し、不良検出制御手段において、温度制御手段により得られた測定結果に基づき画像不良検出手段を制御することを有することを特徴とする画像形成装置を提供することにより上記課題を解決する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、中間転写媒体を有する画像形成装置に係るものであり、特に、高品位な印刷が可能な画像形成装置に関する。
従来からある画像形成装置として、多数の液体吐出ノズルを配置させたインクジェットプリンタヘッド(液体吐出ヘッド)を有し、このインクジェットヘッドと記録媒体とを相対的に移動させながら、ノズルから記録媒体に向けてインク(液体)を吐出することにより記録媒体上に画像を記録するインクジェットプリンタ(インクジェット記録装置)が知られている。
このようなインクジェットプリンタのインクジェットヘッドは、たとえばインクタンクからインク供給路を介してインクが供給される圧力室と、画像データに応じた電気信号によって駆動される圧電素子と、圧電素子の駆動によって変形する圧力室の一部を構成する振動板と、振動板の変形によって圧力室の容積が減少することにより圧力室内のインクが液滴として吐出される圧力室に連通するノズルを含む圧力発生ユニットを有している。そして、インクジェットプリンタにおいては、圧力発生ユニットのノズルから吐出されたインクによって形成されるドットを組み合わせることによって記録媒体上に1つの画像が形成される。
このようなインクジェットプリンタの方式の一つとして、中間転写媒体を用いた中間転写型インクジェットプリンタが知られている。この中間転写型インクジェットプリンタは、記録紙のつまりや紙粉がノズルに侵入することがないため、高品位なプリンタとして知られている。中間転写型インクジェットプリンタでは、中間転写媒体に着弾した液滴であるインク中の水分の一部を予め除去してから紙等の記録媒体に転写することで、転写残りの少ない良好な転写が可能となるといった効果の他、紙等の記録媒体上でのインクの滲みが低減することや、紙等の記録媒体のよれが少なくなるといった効果を有している。
この水分の除去方法としては、吸収体による吸収等もあるが、中間転写媒体の表面に直接吸収体を接触させると、インクの位置が移動し画像品位が劣化する可能性がある。このため最も簡便な方法としては、中間記録媒体の表面に熱風を吹きつける方法や、中間記録媒体の表面を加熱する方法により、中間記録媒体の表面に着弾したインクの水分を蒸発させる方法がある。また、このような乾燥除去により水分をある程度除去した後に、吸収体を接触させるとことにより、残りの水分を除去する方法もある。この場合、乾燥除去において、インクは吸収体を接触させても既に動かない状態となっているので、吸収体による水分除去を行っても画像品位が劣化することはない。
しかしながら、このような中間転写媒体の表面に熱風を吹きつける等の乾燥除去では、中間転写媒体の表面温度が上昇し、これにより隣接している液体吐出ヘッドのノズルにおいてインクが乾燥するという新たな問題が発生する。具体的には、中間転写媒体の表面温度が上昇することにより、ノズル近傍の温度が上昇し、ノズル内のインクの水分が蒸発してしまい、インクが高粘化しインクが吐出できなくなる不吐出や、ノズル面に付着しているインクが乾燥することで固化若しくは増粘しノズル面の対称性が崩れ、インクが本来の吐出方向とは異なる方向に曲がって吐出されるなどの吐出不良により、画像品位の劣化を招くといった問題が生じる。
特許文献1に記載された発明では、このような問題点を解消する方法として、中間転写媒体の表面を熱輻射が良好な黒色とすることで、放熱性を上げて中間転写媒体の表面の温度を過度に上昇させないようにする方法が開示されている。
特開平6−166177号公報
しかしながら、特許文献1に開示された発明では、放熱効率が十分とは考えられず、放熱が間に合わず、ノズル内のインクが乾燥して吐出不良の原因となる可能性が高く、特に高速印刷の際に特に大な問題となる。
ところで、このような不吐出等の現象は、印刷の際の状態、即ち、中間転写媒体の温度や、その周辺の湿度の外部要因の他、各々のノズルにおける吐出時間の間隔といった内部要因に大きく依存することが知られている。
本発明は、以上の状況に鑑みてなされたものであり、外部要因や内部要因の情報に基づく制御を行うことにより、高品位な画像を得ることが可能な、液体吐出ヘッドにより記録を行う中間転写媒体を有する画像形成装置を提供することを目的とするものである。
請求項1に記載の発明は、液滴を吐出する複数のノズルを有する液体吐出ヘッドと、前記液体吐出ヘッドより吐出された液滴により一旦画像が記録される中間転写媒体と、前記中間転写媒体に記録された画像を記録媒体に転写する転写手段と、前記中間転写媒体に記録された画像、または、前記記録媒体に転写された画像を画像検出部により画像情報として検出した後、画像不良の有無を検出する画像不良検出手段と、前記画像不良検出手段による画像不良の有無の検出を行うか否か制御する不良検出制御手段と、前記中間転写媒体の温度を測定する温度計測手段と、を有し、前記不良検出制御手段において、前記温度計測手段により得られた測定結果に基づき前記画像不良検出手段を制御することを有することを特徴とする画像形成装置である。
請求項2に記載の発明は、液滴を吐出する複数のノズルを有する液体吐出ヘッドと、前記液体吐出ヘッドより吐出された液滴により一旦画像が記録される中間転写媒体と、前記中間転写媒体に記録された画像を記録媒体に転写する転写手段と、前記中間転写媒体に記録された画像、または、前記記録媒体に転写された画像を画像検出部により画像情報として検出した後、画像不良の有無を検出する画像不良検出手段と、前記画像不良検出手段による画像不良の有無の検出を行うか否か制御する不良検出制御手段と、前記液体吐出ヘッドの各ノズルから吐出する液滴の吐出の時間間隔を算出する吐出時間算出手段と、を有し、前記不良検出制御手段において、前記吐出時間算出手段により得られた計算結果に基づき画像不良検出手段を制御することを特徴とする画像形成装置である。
請求項3に記載の発明は、前記中間転写媒体に着弾した液滴を乾燥させる乾燥手段を有することを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置である。
請求項4に記載の発明は、前記中間転写媒体における相対的な移動方向に沿い、順に、前記液体吐出ヘッド、前記乾燥手段、前記画像検出部、前記転写手段を配置したことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置である。
請求項5に記載の発明は、前記中間転写媒体に着弾した液滴を乾燥させる乾燥手段を設け、前記中間転写媒体における相対的な移動方向に沿い、順に、前記温度計測手段、前記液体吐出ヘッド、前記乾燥手段、前記画像検出部、前記転写手段を配置したことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置である。
請求項6に記載の発明は、前記温度計測手段に代えて、前記中間転写媒体の表面近傍の湿度を測定する湿度計測手段を設けたことを特徴とする請求項1または5に記載の画像形成装置である。
請求項7に記載の発明は、前記液体吐出ヘッドの各ノズルの吐出状態の回復動作を行う吐出回復手段を有し、前記画像不良検出手段において、前記中間転写媒体に記録された画像の画像不良が検出された場合には、前記吐出回復手段により各ノズルの吐出状態の回復動作を行うことを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の画像形成装置である。
請求項8に記載の発明は、前記液体吐出ヘッドを制御することにより画像補正を行う画像補正手段を有し、前記画像不良検出手段において、前記中間転写媒体に記録された画像の画像不良が検出された場合には、前記画像補正手段により画像補正を行うことを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の画像形成装置である。
請求項9に記載の発明は、前記液体吐出ヘッドと、前記乾燥手段との間に断熱手段を設けたことを特徴とする請求項3から8のいずれかに記載の画像形成装置である。
請求項10に記載の発明は、前記中間転写媒体の相対的移動方向において、前記液体吐出ヘッドの後段に、前記液体吐出ヘッドより吐出し前記中間転写媒体に着弾した液滴の液体の一部を吸収する吸収手段を有することを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載の画像形成装置である。
請求項11に記載の発明は、前記中間転写媒体の相対的移動方向において、前記液体吐出ヘッドの前段に、前記中間転写媒体に略透明な処理液を付与する処理液塗布手段を設けたことを特徴とする請求項1から10のいずれかに記載の画像形成装置である。
請求項12に記載の発明は、前記中間転写媒体における相対的な移動方向に沿い、順に、前記処理液塗布手段、前記液体吐出ヘッド、前記断熱手段、前記乾燥手段、前記画像検出部、前記吸収手段、前記転写手段を配置したことを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置である。
以上のように、本発明によれば、液体吐出ヘッドにより記録を行う中間転写媒体を有する画像形成装置において、インクの水分を効果的に乾燥させつつ、ノズルの不吐出や吐出不良が原因で生じる画質品位の劣化を防止することができ、画像形成装置の性能を最大限に発揮させることができるという効果がある。
以下、本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置について説明する。
〔画像形成装置〕
図1は、本実施の形態に係る画像形成装置としてのインクジェット記録装置の一実施形態の概略を示す全体構成図である。
図1に示すように、本実施形態のインクジェット記録装置10は、インクの色毎に設けられた、インクを液滴として吐出する複数の記録ヘッド(液滴吐出ヘッド)12(12C、12M、12Y、12K)と、各記録ヘッド12(12C、12M、12Y、12K)に供給するインクを貯蔵しておくインク貯蔵/装填部14(14C、14M、14Y、14K)と、その表面に一時的に画像が記録される中間転写媒体(中間転写回転ドラム)32と、中間転写媒体32における画像が転写されて記録がなされる記録紙16を供給する給紙部18と、記録後の記録紙16を排出する排紙部26と、を主に有して構成される。
図1に示すように、中間転写媒体32の回転方向(図中矢印で示す方向)に沿って、上流側からシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、黒(K)の順に各色インクに対応した記録ヘッド12(12C、12M、12Y、12K)が配置されている。
中間転写媒体32を回転させながら、各記録ヘッド12(12C、12M、12Y、12K)からそれぞれ各色のインクを吐出することにより、中間転写媒体32の表面に一時的に画像が記録される。
各色の記録ヘッド12(12C、12M、12Y、12K)毎に、色材(染料または顔料)を含んだ液体(以降、単にインクと呼ぶ)が充填されている。
給紙部18の一例としてロール紙(連続用紙)のマガジン(ロール紙が装填された容器)を用いてもよいし、この他に紙幅や紙質等が異なる複数のマガジンを併設してもよい。また、ロール紙のマガジンに代えて又はこれと併用して、カット紙が積層装填されたカセットによって用紙を供給するようにしてもよい。
本実施形態においては、中間転写媒体32上に一旦転写画像を形成し、これを記録紙16に転写するようにしているため、各種類の記録紙16が利用可能であり、用いることのできる記録紙16の自由度が増す。
給紙部18から送り出される記録紙16は、ロール紙としてマガジン内に装填されていたことによる巻き癖が残りカールする。このカールを除去するために、給紙部18の下流側にデカール処理部20が設けられている。デカール処理部20は、マガジンの巻き癖の方向とは逆方向に加熱ドラムで記録紙16に熱を与える。このとき、多少印刷面が外側に弱いカールとなるように加熱温度を制御するとより好ましい。
ロール紙を使用する場合には、図1に示すようにデカール処理部20の下流側に裁断用のカッター28が設けられており、カッター28によってロール紙は所望のサイズにカットされる。カットされた記録紙16は、記録面が図の上側になるようにして搬送され、記録紙16が中間転写媒体32と転写手段である転写ローラー34とにより挟み込まれる際、中間転写ドラム32上に形成された転写画像が転写される。なお、カット紙を使用する場合には、カッター28は不要である。
中間転写媒体32の周囲には、その回転方向の順に、転写ローラー34、インククリーニング手段40、温度計測手段である温度センサー41、処理液塗布手段42、各記録ヘッド12(12C、12M、12Y、12K)、断熱手段43、乾燥手段44、画像検出部45、吸収手段46が配置されている。尚、実施の形態によっては、上記各手段等をすべて有しない場合もある。
各記録ヘッド12(12C、12M、12Y、12K)として、中間転写媒体32の軸方向の最大画像形成可能幅に対応する長さを有するライン型ヘッドを中間転写媒体32の軸方向に沿って、その長手方向を中間転写媒体32の回転方向と略直交する方向(中間転写媒体32の軸方向と略平行な方向)に配置したライン型ヘッドを用いると、高速印刷に適して好ましい。またインクを吐出するための機構としては、圧電素子(ピエゾ)でも発熱抵抗体でもどちらでもよい。ピエゾ素子を用いる場合には、そのインク吐出面(ノズル面)に配列されるノズル密度を高密度化するために、2次元マトリクス状にずらして補間して配置することが好ましい。また、記録ヘッド12のノズル面は短手方向において中間転写媒体32の周に合わせて湾曲した形状となっていることが好ましい。
温度計測手段である、温度センサー41は、中間転写媒体32の表面温度を測定するものであり、放射温度計等からなる。尚、実施の形態においては、温度センサー41に代えて、湿度計測手段である湿度センサーを設けてもよく、或いは、双方設けてもよい。
処理液塗布手段42は、各記録ヘッド12(12C、12M、12Y、12K)のインクの吐出に先立ち、処理液の塗布を行うものである。処理液はインクと反応して、インクを増粘若しくはインク中の色材を凝集させる作用があるものが好ましい。処理液の塗布方法としては、図に示すようなローラーによる塗布の他、記録ヘッド12と同様のヘッドにより吐出し中間転写媒体32の表面に付着させてもよい。
ここで、インクとしては、液体の溶媒に色材が分子の状態(イオンの状態であってもよい)で溶解している染料インク、液体の溶媒に色材が微小な塊の状態で分散している顔料インク等が挙げられる。言い換えるならば、インクに含有される色材は、分子の状態イオンの状態であってもよい)で液体の溶媒に溶解する物質や、微小な塊となった状態で液体の溶媒に分散する物質が挙げられる。
一方、処理液は、インクと混合した場合に色材の凝縮物を生成する液体である。具体的には、「インクと反応してインク中の色材を析出あるいは不溶化させる処理液」、「インク中の色材を含む半固体状の物質(ゲル)を生成する処理液」等が挙げられる。
このような反応を引き起こす手段としては、インク中のアニオン性の色材を処理液中のカチオン性の化合物を反応させる方法、互いにpHの異なるインクと処理液とを混合させることでインクのpHを変化させ、インク中の顔料の分散破壊を起こし、顔料を凝集させる方法、処理液中の多価金属塩との反応によりインク中の顔料の分散破壊を起こし、顔料を凝集させる方法等がある。
乾燥手段44は、中間転写媒体32に着弾したインク及び処理液中の水分の除去(蒸発)を行うものである。具体的には、中間転写媒体32の表面に向かって熱風を吹き付けたり、中間転写媒体32の表面を赤外線ランプ等により加熱する方法が挙げられる。
断熱手段43は、各記録ヘッド12(12C、12M、12Y、12K)と乾燥手段44との間に、乾燥手段44による熱や熱風が各記録ヘッド12(12C、12M、12Y、12K)に影響を与えないよう設けられるものである。具体的には、断熱部材により構成されている。
画像検出部45は、CCDラインセンサー等からなるものであり、中間転写媒体32に記録された画像を読み取り、その情報を後述する画像不良検出手段に伝達し、画像不良検出手段において不良ノズルの特定を行う。
また、この他画像不良を検出する方法としては、図示していないが、各記録ヘッド12(12C、12M、12Y、12K)に圧力センサー等のセンサーを設置し、ヘッド内部での不吐出の検出をする方法があり、この方法も併せておこなうことにより、中間転写媒体32における画像不良の検出が、より高い精度でおこなわれる。
吸収手段46は、水分等の吸収除去を行うものである。乾燥手段44による乾燥のみでは、十分に水分等の除去することは困難な場合があるため、乾燥手段44において除去できなかった水分等の吸収ユニットで吸収する。具体的に、吸収手段46は、スポンジ等の多孔質体を中間転写媒体32の表面に押し当てて、毛細管力で水分を吸収する。図に示すように、吸収手段46では、乾燥手段44によって一旦乾燥させた後の残留している水分等を除去している。このように乾燥手段44により水分等をある程度除去することにより、インクを中間転写媒体32の表面に仮定着することができるため、吸収手段46を中間転写媒体32の表面に押し当てても、インクが移動することがなくなるからである。尚、処理液塗布手段42により塗布された処理液とインクとの反応により、吸収手段46を中間転写媒体32の表面に押し当ててもインクが移動しないのであれば、乾燥手段44の前段、即ち、乾燥手段44と各記録ヘッド12(12C、12M、12Y、12K)の間に吸収手段46を設けた構成であってもよい。
乾燥手段44、吸収手段46により、中間転写媒体32の表面に着弾したインクの水分等を所定の量まで除去した後、紙等の記録媒体16にインクを転写し、その後、中間転写媒体32の表面に残る残留物をインククリーニング手段40により除去することにより清掃する。
インククリーニング手段40は、中間転写媒体32に、一旦記録された画像を除去するためのものであり、中間転写媒体32の表面を傷つけないよう、スポンジや柔らかい繊維からなる柔らかな素材からなるものである。
また、図1に示した例では、インクについては、CMYKの標準色(4色)の構成を示したが、インク色や色数の組み合わせについては本実施形態には限定されず、必要に応じて淡インク、濃インクを追加してもよい。例えば、ライトシアンやライトマゼンタなどのライト系インクを吐出する記録ヘッドを追加した構成としてもよい。このようにすることにより、階調性をさらに高めることができる。
〔液体吐出ヘッド〕
次に、本実施の形態に用いられる液体吐出ヘッド(記録ヘッド、ヘッドという。)の構造について説明する。色別の各ヘッド12K,12C,12M,12Yの構造は共通しているので、以下、これらを代表して符号12によってヘッドを示すものとする。
図2(a)はヘッド12の構造例を示す平面透視図であり、図2(b)はその一部の拡大図である。また、図3はヘッド12の他の構造例を示す平面透視図、図4は1つの液体吐出素子(1つのノズル151に対応したインク室ユニット)の立体的構成を示す断面図(図2(a)中の4A−4B線に沿う断面図)である。
記録紙16上に記録されるドットピッチを高密度化するためには、ヘッド12におけるノズルピッチを高密度化する必要がある。本例のヘッド12は、図2(a)、(b)に示したように、インク吐出口であるノズル151と、各ノズル151に対応する圧力室152、供給口154等からなる複数のインク室ユニット(液滴吐出素子)153を千鳥でマトリクス状に(2次元的に)配置させた構造を有し、これにより、ヘッド長手方向(紙送り方向と直交する方向)に沿って並ぶように投影される実質的なノズル間隔(投影ノズルピッチ)の高密度化を達成している。
中間転写媒体32の回転方向と略直交する方向に中間転写媒体32の全幅に対応する長さにわたり1列以上のノズル列を構成する。形態は本例に限定されない。例えば、図2(a)の構成に代えて、図3に示すように、複数のノズル151が2次元に配列された短尺のヘッドモジュール12’を千鳥状に配列して繋ぎ合わせることで中間転写媒体32の全幅に対応する長さのノズル列を有するラインヘッドを構成してもよい。
各ノズル151に対応して設けられている圧力室152は、その平面形状が概略正方形となっており(図2(a)、(b)参照)、対角線上の両隅部の一方にノズル151への流出口が設けられ、他方に供給インクの流入口(供給口)154が設けられている。なお、圧力室152の形状は、本例に限定されず、平面形状が四角形(菱形、長方形など)、五角形、六角形その他の多角形、円形、楕円形など、多様な形態があり得る。
図4に示すように、各圧力室152は供給口154を介して共通流路155と連通されている。共通流路155はインク供給源たるインクタンク(不図示)と連通しており、インクタンクから供給されるインクは共通流路155を介して各圧力室152に分配供給される。
圧力室152の一部の面(図4において天面)を構成している加圧板(共通電極と兼用される振動板)156には個別電極157を備えたアクチュエータ158が接合されている。個別電極157と共通電極間に駆動電圧を印加することによってアクチュエータ158が変形して圧力室152の容積が変化し、これに伴う圧力変化によりノズル151からインクが吐出される。なお、アクチュエータ158には、チタン酸ジルコン酸鉛やチタン酸バリウムなどの圧電体を用いた圧電素子が主に用いられる。インク吐出後、アクチュエータ158の変位が元に戻る際に、共通流路155から供給口154を通って新しいインクが圧力室152に再充填される。
上述した構造を有するインク室ユニット153を図5に示す如く主走査方向に沿う行方向及び主走査方向に対して直交しない一定の角度θを有する斜めの列方向とに沿って一定の配列パターンで格子状に多数配列させることにより、本例の高密度ノズルヘッドが実現されている。
すなわち、主走査方向に対してある角度θの方向に沿ってインク室ユニット153を一定のピッチdで複数配列する構造により、主走査方向に並ぶように投影されたノズルのピッチPはd× cosθとなり、主走査方向については、各ノズル151が一定のピッチPで直線状に配列されたものと等価的に取り扱うことができる。このような構成により、主走査方向に並ぶように投影されるノズル列が1インチ当たり2400個(2400ノズル/インチ)におよぶ高密度のノズル構成を実現することが可能になる。
なお、印刷可能幅の全幅に対応した長さのノズル列を有するフルラインヘッドで、ノズルを駆動する時には、(1)全ノズルを同時に駆動する、(2)ノズルを片方から他方に向かって順次駆動する、(3)ノズルをブロックに分割して、ブロックごとに片方から他方に向かって順次駆動する等が行われ、用紙の幅方向(用紙の搬送方向と直交する方向)に1ライン(1列のドットによるライン又は複数列のドットから成るライン)を印刷するようなノズルの駆動を主走査と定義する。
特に、図5に示すようなマトリクス状に配置されたノズル151を駆動する場合は、上記(3)のような主走査が好ましい。すなわち、ノズル151-11 、151-12 、151-13 、151-14 、151-15 、151-16 を1つのブロックとし(他にはノズル151-21 、…、151-26 を1つのブロック、ノズル151-31 、…、151-36 を1つのブロック、…として)、中間転写媒体32の速度に応じてノズル151-11 、151-12 、…、151-16 を順次駆動することで中間転写媒体32の幅方向に1ラインを印刷する。
一方、上述したフルラインヘッドと中間転写媒体32とを相対移動することによって、上述した主走査で形成された1ライン(1列のドットによるライン又は複数列のドットから成るライン)の印刷を繰り返し行うことを副走査と定義する。
そして、上述の主走査によって記録される1ライン(或いは帯状領域の長手方向)の示す方向を主走査方向といい、上述の副走査を行う方向を副走査方向という。すなわち、本実施形態では、中間転写媒体32の回転方向が副走査方向であり、それに直交する方向が主走査方向ということになる。
本発明の実施に際してノズルの配置構造は図示の例に限定されない。また、本実施形態では、ピエゾ素子(圧電素子)に代表されるアクチュエータ158の変形によってインク滴を飛ばす方式が採用されているが、本発明の実施に際して、インクを吐出させる方式は特に限定されず、ピエゾジェット方式に代えて、ヒータなどの発熱体によってインクを加熱して気泡を発生させ、その圧力でインク滴を飛ばすサーマルジェット方式など、各種方式を適用できる。
〔吐出回復手段〕
図6は、インクジェット記録装置10におけるインク供給系の構成を示した概要図である。インクタンク60はヘッド12にインクを供給するための基タンクであり、図1で説明したインク貯蔵/装填部14に設置される。インクタンク60の形態には、インク残量が少なくなった場合に、補充口(図示省略)からインクを補充する方式と、タンクごと交換するカートリッジ方式とがある。使用用途に応じてインク種類を替える場合には、カートリッジ方式が適している。この場合、インクの種類情報をバーコード等で識別して、インク種類に応じて吐出制御を行うことが好ましい。なお、図6のインクタンク60は、先に記載した図1のインク貯蔵/装填部14と等価のものである。
図6に示したように、インクタンク60とヘッド12を繋ぐ管路の中間には、異物や気泡を除去するためにフィルタ62が設けられている。フィルタ・メッシュサイズはヘッド12のノズル径と同等若しくはノズル径以下(一般的には、20μm程度)とすることが好ましい。
なお、図6には示さないが、ヘッド12の近傍又はヘッド12と一体にサブタンクを設ける構成も好ましい。サブタンクは、ヘッド12の内圧変動を防止するダンパー効果及びリフィルを改善する機能を有する。
また、インクジェット記録装置10には、ノズルの乾燥防止又はノズル近傍のインク粘度上昇を防止するための手段としてのキャップ64と、ノズル面12Aの清掃手段としてのクリーニングブレード66とが設けられている。
これらキャップ64及びクリーニングブレード66を含むメンテナンスユニットは、図示を省略した移動機構によってヘッド12に対して相対移動可能であり、必要に応じて所定の退避位置からヘッド12下方のメンテナンス位置に移動されるようになっている。
キャップ64は、図示しない昇降機構によってヘッド12に対して相対的に昇降変位される。昇降機構は、電源OFF時や印刷待機時にキャップ64を所定の上昇位置まで上昇させ、ヘッド12に密着させることにより、ノズル面12Aのノズル領域をキャップ64で覆うようになっている。
クリーニングブレード66は、ゴムなどの弾性部材で構成されており、図示を省略したブレード移動機構によりヘッド12のインク吐出面(ノズル面12A)に摺動可能である。ノズル面12Aにインク液滴又は異物が付着した場合、クリーニングブレード66をノズル面12Aに摺動させることでノズル面12Aを拭き取り、ノズル面12Aを清浄化するようになっている。
印刷中又は待機中において、特定のノズル151の使用頻度が低くなり、そのノズル151近傍のインク粘度が上昇した場合、粘度が上昇して劣化したインクを排出すべく、キャップ64に向かって予備吐出が行われる。
また、ヘッド12内のインク(圧力室152内のインク)に気泡が混入した場合、ヘッド12にキャップ64を当て、吸引ポンプ67で圧力室152内のインク(気泡が混入したインク)を吸引により除去し、吸引除去したインクを回収タンク68へ送液する。この吸引動作は、初期のインクのヘッドへの装填時、或いは長時間の停止後の使用開始時にも行われ、粘度が上昇して固化した劣化インクが吸い出され除去される。
すなわち、ヘッド12は、ある時間以上吐出しない状態が続くと、ノズル近傍のインク溶媒が蒸発してノズル近傍のインクの粘度が高くなってしまい、吐出駆動用のアクチュエータ(圧電素子158)が動作してもノズル151からインクが吐出しなくなる。したがって、この様な状態になる手前で(圧電素子158の動作によってインク吐出が可能な粘度の範囲内で)、インク受けに向かって圧電素子158を動作させ、粘度が上昇したノズル近傍のインクを吐出させる「予備吐出」が行われる。また、ノズル面12Aの清掃手段として設けられているクリーニングブレード66等のワイパーによってノズル面12Aの汚れを清掃した後に、このワイパー摺擦動作によってノズル51内に異物が混入するのを防止するためにも予備吐出が行われる。なお、予備吐出は、「空吐出」、「パージ」、「唾吐き」などと呼ばれる場合もある。
また、好ましくは、キャップ64の内側が仕切壁によってノズル列に対応した複数のエリアに分割されており、これら仕切られた各エリアをセレクタ等によって選択的に吸引できる構成とする。
〔システム構成〕
図7は、本実施の形態におけるインクジェット記録装置10のシステム構成を示すブロック図である。同図に示したように、インクジェット記録装置10は、通信インターフェース70、システムコントローラ72、画像メモリ74、モータドライバ76、ヒータドライバ78、プリント制御部80、画像バッファメモリ82、ヘッドドライバ84等を備えている。
通信インターフェース70は、ホストコンピュータ86から送られてくる画像データを受信するインターフェース部(画像入力手段)である。通信インターフェース70にはUSB、IEEE1394、イーサネット、無線ネットワークなどのシリアルインターフェースやセントロニクスなどのパラレルインターフェースを適用することができる。この部分には、通信を高速化するためのバッファメモリ(不図示)を搭載してもよい。
ホストコンピュータ86から送出された画像データは通信インターフェース70を介してインクジェット記録装置10に取り込まれ、一旦画像メモリ74に記憶される。画像メモリ74は、通信インターフェース70を介して入力された画像を格納する記憶手段であり、システムコントローラ72を通じてデータの読み書きが行われる。画像メモリ74は、半導体素子からなるメモリに限らず、ハードディスクなど磁気媒体を用いてもよい。
システムコントローラ72は、中央演算処理装置(CPU)及びその周辺回路等から構成され、所定のプログラムに従ってインクジェット記録装置10の全体を制御する制御装置として機能するとともに、各種演算を行う演算装置として機能する。すなわち、システムコントローラ72は、通信インターフェース70、画像メモリ74、モータドライバ76、ヒータドライバ78等の各部を制御し、ホストコンピュータ86との間の通信制御、画像メモリ74の読み書き制御等を行うとともに、搬送系のモータ88やヒータ89を制御する制御信号を生成する。
モータドライバ76は、システムコントローラ72からの指示に従って搬送系のモータ88を駆動するドライバ(駆動回路)である。ヒータドライバ78は、システムコントローラ72からの指示に従ってヒータ89を駆動するドライバである。
プリント制御部80は、システムコントローラ72の制御に従い、画像メモリ74内の画像データ(多値の入力画像のデータ) から打滴制御用の信号を生成するための各種加工、補正などの処理を行う信号処理手段として機能するとともに、生成したインク吐出データをヘッドドライバ84に供給してヘッド12の吐出駆動を制御する駆動制御手段として機能する。
プリント制御部80には画像バッファメモリ82が備えられており、プリント制御部80における画像データ処理時に画像データやパラメータなどのデータが画像バッファメモリ82に一時的に格納される。なお、図7において画像バッファメモリ82はプリント制御部80に付随する態様で示されているが、画像メモリ74と兼用することも可能である。また、プリント制御部80とシステムコントローラ72とを統合して1つのプロセッサで構成する態様も可能である。
プリント制御部80には、画像不良検出手段96が設けられており、この画像不良検出手段96により画像不良検出が行われる。具体的には、画像不良検出手段96によりテストパターンデータが生成され、ヘッドドライバ84を介し、ヘッド12により、中間転写媒体32にテストパターンが印刷される。印刷されたテストパターンの画像情報は、CCDセンサー等により構成される画像検出部45より読み取られ、必要に応じて画像処理を行った後、所定のテストパターンが中間転写媒体32に記録されているか否かの判断を行う。この判断に基づきヘッド12における不吐出ノズルの検出及び特定、及び、曲がってインクを吐出する不良ノズルの検出及び特定がなされる。尚、テストパターンは、ドット若しくはドットラインといった既知のものでよい。
このように、画像不良検出手段96では、テストパターンにより不良ノズルの特定が行われるが、この画像不良検出手段96を制御は、不良検出制御手段94により制御される。具体的には、温度センサー41より得られた情報に基づき不良検出制御手段94において、画像不良検出の必要有と判断された場合には、画像不良検出手段96にて画像不良の検出を行うよう指示がなされる。画像不良検出手段96では、この指示に基づき画像不良の検出を行い、不吐出ノズルや不良ノズルがある場合には、それらのノズルの特定がなされる。尚、温度センサー41に代えて湿度センサーを用いた場合では、湿度センサーより得られた情報に基づき、同様の制御がなされる。
又、プリント制御部80には、画像補正手段99が設けられており、画像不良検出手段96によりノズルの不吐出、吐出不良があるものと判断された際には、画像補正が行われる。
具体的に、この画像補正手段99について、図8、図9に基づき説明する。
図8はノズルが不吐出の場合の画像補正方法の説明図である。図8は、ノズル面12Aに配列されているノズルNZ1〜NZ5から吐出させたインクが、中間転写媒体32に着弾したときのインク13の様子を示す。図8(a)では、ノズルNZ1〜NZ5のうち、ノズルNZ3が不吐出となった場合を示す。この場合、中間転写媒体32においてノズルNZ3がインクを吐出しなければいけない位置13aにはインクが存在せず、紙等の記録媒体16に印刷をした場合、白スジの入った画像になってしまう。このため、図8(b)に示すように、ノズルNZ2及びノズルNZ4の吐出頻度を増加させインク13bを着弾させることにより、ノズルNZ3の不吐出が目立たないように補正を行う。具体的には、ノズルNZ3が吐出すべき位置において、隣接するノズルNZ2及びNZ4より交互にインクを吐出する補正データにより、この領域近傍の濃度を増やし、紙等の記録媒体16に画像が形成された際、巨視的には、ノズルNZ3の不吐出による白スジを目立たないようにする補正である。尚、不吐出における補正方法は、この方法に限られず、不吐出ノズルが存在しても画像の劣化を生じさせない方法であればよい。
図9はノズルが吐出不良の場合の画像補正方法の説明図である。図9は、ノズル面12Aに配列されているノズルNZ1〜NZ5から吐出させたインクが、中間転写媒体32に着弾したときのインク13の様子を示す。図9(a)では、ノズルNZ1〜NZ5のうち、ノズルNZ3から吐出されるインクがノズルNZ2の方に曲がって吐出し、中間転写媒体32上に着弾したインク13cが所定の位置にインクが着弾しない場合である。この場合、中間転写媒体32にノズルNZ3により吐出し着弾したインク13cと、ノズルNZ4により吐出し着弾したインク13fとの間隔が広くなり、これにより、紙等の記録媒体16に印刷をした場合、この領域に白スジの入った画像となってしまう。このため、図9(b)に示すように、ノズルNZ3及びノズルNZ4の吐出頻度を増加させインク13dを着弾させると同時に、ノズルNZ2及びNZ5の吐出頻度を減少させ、本来着弾すべきインク位置13eにインクが着弾しないような補正データにより、ノズルNZ3の吐出不良の影響を目立たないように補正を行う。具体的には、ノズルNZ3及びノズルNZ4の吐出頻度を交互に増加させた分、ノズルNZ2及びノズルNZ5の吐出頻度を交互に減少させることにより、インクがノズルより曲がって吐出される吐出不良における画像補正を行う。この補正により、巨視的には紙等の記録媒体16に画像が印刷された際、ノズルNZ3の吐出不良による影響を目立たないようにすることができる。尚、吐出不良における補正方法は、この方法に限られず、吐出不良ノズルが存在しても画像の劣化を生じさせない方法であればよい。以上の方法により、ノズルの不吐出や吐出不良に対応した画像補正を行う。
又、この画像補正手段99は、画像補正が必要であると判断された際に機能させるものであり、画像補正を行わない場合には、画像補正手段99機能させる必要もなく、画像補正手段99はなくてもよい場合もある。
以上に基づき、画像入力から印刷出力までの処理の流れを概説すると、印刷すべき画像のデータは、通信インターフェース70を介して外部から入力され、画像メモリ74に蓄えられる。この段階では、例えば、RGBの多値の画像データが画像メモリ74に記憶される。
インクジェット記録装置10では、インク(色材) による微細なドットの打滴密度やドットサイズを変えることによって、人の目に疑似的な連続階調の画像を形成するため、入力されたデジタル画像の階調(画像の濃淡)をできるだけ忠実に再現するようなドットパターンに変換する必要がある。そのため、画像メモリ74に蓄えられた元画像(RGB)のデータは、システムコントローラ72を介してプリント制御部80に送られ、前記プリント制御部80において、インク色ごとのドットデータに変換される。
すなわち、プリント制御部80は、入力されたRGB画像データをC,M,Y,Kの4色のドットデータに変換する処理を行う。こうして、プリント制御部80で生成されたドットデータは、画像バッファメモリ82に蓄えられる。この色別ドットデータは、ヘッド12のノズルからインクを吐出するためのCMYK打滴データに変換され、印刷されるインク吐出データが確定する。
ヘッドドライバ84は、プリント制御部80から与えられるインク吐出データ及び駆動波形の信号に基づき、印刷内容に応じてヘッド12の各ノズル151に対応するアクチュエータ158を駆動するための駆動信号を出力する。ヘッドドライバ84にはヘッドの駆動条件を一定に保つためのフィードバック制御系を含んでいてもよい。
こうして、ヘッドドライバ84から出力された駆動信号がヘッド12に加えられることによって該当するノズル151からインクが吐出される。中間転写媒体32の回転速度に同期してヘッド12からのインク吐出を制御することにより、中間転写媒体32上に画像が記録される。
尚、温度センサー41の情報に基づき不良検出制御手段94により画像不良の検出が必要と判断された場合には、画像不良検出手段96によりテストパターン印刷、画像検出部45による中間転写媒体に記録された画像の読み取り、不吐出ノズルの特定等が行われた後、不吐出ノズル等が存在している場合に、不図示の画像補正手段による画像補正や、予備吐出や吸引、ワイピング等のクリーニング動作ヘッドの回復動作(ノズル回復動作)が行われる。
〔印刷手順〕
次に、本実施の形態における印刷の流れを図10に基づき説明する。
図7のホストコンピュータ86よりプリント指示がなされると初期設定がなされる。具体的には、ステップ102(S102)でメモリ内の格納エリアCがクリアされる。格納エリアCとは、後述する不吐出ノズル等が検出された場合に、その不吐出ノズルを特定するための番号等を記憶しておくメモリ領域の一部である。この後、ステップ104(S104)でテストパターンの印刷を行う。具体的には、プリント制御部80内の画像不良検出手段96より、テストパターン情報が生成され、このテストパターン情報がヘッドドライバ84に伝達され、各記録ヘッド12(12C、12M、12Y、12K)よりインクが吐出され中間転写媒体32にテストパターン画像が形成される。
この後、ステップ106(S106)へ移行する。ステップ106では、吐出不良ノズルの有無が判断される。具体的には、ステップ104において中間転写媒体32に形成されたテストパターンの画像情報を画像検出部45で検出し、得られたテストパターンの画像情報について、必要に応じて画像処理等を行った後、画像不良検出手段96において、ノズルの吐出不良、即ち、不吐出ノズルや吐出異常ノズルの有無について判断を行う。
ステップ106において、吐出不良なしと判断された場合には、ステップ108(S108)に移行する。一方、ステップ106において、吐出不良有と判断された場合には、ステップ150(S150)の回復処理フローF1へ移行する。この回復処理フローF1は、別途定義されたフローであり、本実施の形態において、回復処理フローF1はすべて共通である。
この回復処理フローF1について説明する。回復処理フローF1に移行した後、ステップ160(S160)で不良ノズルが格納エリアCにあるか否か判断される。具体的には、格納エリアCに不良ノズルを特定する番号等が記憶されているか否かが判断される。ステップ160で、不良ノズルが格納エリアCにあると判断された場合には、この回復処理フローF1はそのまま終了する。一方、ステップ160で、不良ノズルが格納エリアCに存在しないと判断された場合には、ステップ162(S162)へ移行する。ステップ162(S162)では、ノズルの吐出回復動作が行われる。具体的には、吐出回復動作は、図6において説明した動作が行われる。この後、ステップ164(S164)に移行する。ステップ164では、テストパターン印刷が行われる。具体的には、プリント制御部80内の画像不良検出手段96より、テストパターン情報が生成され、このテストパターン情報がヘッドドライバ84に伝達され、各記録ヘッド12(12C、12M、12Y、12K)よりインクが吐出され中間転写媒体32にテストパターン画像が形成される。
この後、ステップ166(S166)へ移行する。ステップ166では、吐出不良ノズルの有無が判断される。具体的には、ステップ164において中間転写媒体32に形成されたテストパターンの画像情報を画像検出部45により検出し、得られたテストパターンの画像情報は、必要に応じて画像処理等を行った後、画像不良検出手段96において、ノズルの吐出不良、即ち、不吐出ノズルや吐出異常ノズルの有無について判断を行う。ステップ166において、吐出不良ノズルなしと判断された場合には、この回復処理フローF1はそのまま終了する。一方、ステップ166において、吐出不良ノズルありと判断された場合には、ステップ168(S168)に移行する。ステップ168では、再度ノズルの吐出回復動作をするか否か、ユーザ(使用者)による判断がなされる。この判断は、インクジェット記録装置10に設けられた不図示の制御パネル等により、ユーザの指示に基づき行われる。ステップ168において、再度ノズルの吐出回復動作を行うと判断した場合には、ステップ162へ移行する。一方、ステップ168において、再度ノズルの吐出回復動作を行わないと判断した場合には、ステップ170(S170)へと移行する。ステップ170では、ステップ166で検出された吐出不良ノズルを特定する番号等の情報が格納エリアCに保存される。以上により回復処理フローF1は終了する。この回復処理フローF1が終了した後は、図面左側の次のステップへ移行する。
ステップ150における回復処理フローF1の終了した後、ステップ108へ移行する。ステップ108では、中間転写媒体32の表面温度である転写面温度Tの計測が行われる。具体的には、放射温度計等により転写面温度Tの計測が行われる。
この後、ステップ110(S110)に移行する。ステップ110では、転写面温度Tが所定温度T0よりも大きいか否かが判断される。尚、転写面温度Tが所定温度T0以上になると、乾燥手段44より生じる熱の影響により、ノズル12が増粘し吐出不良が生じうる状態となるため、これによる吐出不良等を回避するために、このような判断が行われる。ステップ110において、転写面温度Tが、T<T0であると判断された場合には、ステップ126(S126)に移行する。一方、ステップ110において、転写面温度Tが、T<T0ではないと判断された場合には、ステップ112(S112)に移行する。
ステップ112では、テストパターンの印刷が行われる。具体的にテストパターンの画像形成は、ステップ104と同様の手法により行われる。
この後、ステップ114(S114)に移行する。ステップ114では、ステップ112において形成されたテストパターンに基づき、吐出不良ノズルの有無が判断される。具体的には、ステップ106と同様の手法により判断が行われる。ステップ114において、吐出不良なしと判断された場合には、ステップ116(S116)に移行する。一方、ステップ114において、吐出不良有と判断された場合には、ステップ152(S152)の回復処理フローF1へ移行し、回復処理フローF1が終了した後は、ステップ122(S122)に移行する。
ステップ116では、時間t1〔s〕の間通常印刷を行い、この後、ステップ118(S118)において、テストパターンの印刷を行う。ここで、ステップ116において時間t1〔s〕間の通常印刷を行うのは、転写面温度TがT0を超えた場合において、少々時間が経過した後に、吐出不良になる傾向にあることが経験上得られているためである。よって、このことを考慮した時間である時間t1〔s〕間の通常印刷を行った後、ステップ118において、テストパターンの印刷を行う。具体的にテストパターンの画像形成は、ステップ104と同様の手法により行う。
この後、ステップ120(S120)に移行する。ステップ120では、ステップ118において形成されたテストパターンに基づき、吐出不良ノズルの有無が判断される。具体的には、ステップ106と同様の手法により判断が行われる。ステップ120において、吐出不良なしと判断された場合には、ステップ122(S122)に移行する。一方、ステップ120において、吐出不良ありと判断された場合には、ステップ154(S154)の回復処理フローF1へ移行し、回復処理フローF1が終了した後は、ステップ122に移行する。
ステップ122では、中間転写媒体32の表面温度である転写面温度Tの計測が行われる。具体的には、ステップ108と同様の手法により行われる。
この後、ステップ124(S124)に移行する。ステップ124では、転写面温度Tが所定温度T1よりも小さいか否かが判断される。
ステップ124において、転写面温度Tが、T<T1であると判断された場合には、ステップ126(S126)に移行する。一方、ステップ124において、転写面温度Tが、T<T1ではないと判断された場合には、ステップ116に移行する。尚、所定温度T1の値は、ステップ110における所定温度T0の値に対し、T1<T0と設定すること、即ち、テストパターン印刷を行うか否かの判断になる温度T0より低下していることが好ましい。
ステップ126では、時間t0〔s〕の間通常の印刷を行う。尚、時間t0の値は、ステップ116における時間t1の値に対し、t1>t0と設定することが好ましい。ステップ126において時間t0〔s〕の間通常印刷を行った後、ステップ128(S128)に移行する。尚、時間t0〔s〕を経過する以前に、ホストコンピュータ86により印刷指示のなされたものの印刷がすべて完了した場合には、残りの時間の経過を待つことなくステップ128に移行する。
この後、ステップ128(S128)において、印刷終了か否かの判断がされる。具体的には、ホストコンピュータ86より最初に印刷指示がなされたものの印刷がすべて完了し終了しているか否かの判断である。ステップ128において、印刷が終了していると判断された場合には、このフローは終了する。一方、ステップ128において、印刷が終了してないと判断された場合にはステップ108に移行する。
以上により、本実施の形態のおけるフローは終了する。
〔第2の実施の形態〕
次に、第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態は、図7に示すシステム構成のインクジェット記録装置10を用いるものであり、吐出不良等が検出された場合には、画像補正手段99による画像補正を行うものである。
以下、本実施の形態における印刷の流れを図11に基づき説明する。
図7のホストコンピュータ86よりプリント指示がなされると初期設定がなされる。具体的には、ステップ202(S202)でメモリ内の格納エリアCがクリアされる。格納エリアCとは、後述する不吐出ノズル等が検出された場合に、その不吐出ノズルを特定するための番号等を記憶しておくメモリ領域の一部である。この後、ステップ204(S204)でテストパターンの印刷を行う。具体的には、プリント制御部80内の画像不良検出手段96より、テストパターン情報が生成され、このテストパターン情報がヘッドドライバ84に伝達され、各記録ヘッド12(12C、12M、12Y、12K)よりインクが吐出され中間転写媒体32にテストパターン画像が形成される。
この後、ステップ206(S206)へ移行する。ステップ206では、吐出不良ノズルの有無が判断される。具体的には、ステップ204において中間転写媒体32に形成されたテストパターンの画像情報を画像検出部45で検出し、得られたテストパターンの画像情報について、必要に応じて画像処理等を行った後、画像不良検出手段96において、ノズルの吐出不良、即ち、不吐出ノズルや吐出異常ノズルの有無について判断を行う。
ステップ206において、吐出不良なしと判断された場合には、ステップ208(S108)に移行する。一方、ステップ206において、吐出不良有と判断された場合には、ステップ250(S250)の画像補正フローF2へ移行する。この画像補正フローF2は、別途定義されたフローであり、本実施の形態において、画像補正フローF2はすべて共通である。
この画像補正フローF2について説明する。画像補正フローF2に移行した後、ステップ260(S260)で不良ノズルが格納エリアCに存在しているか否か判断される。具体的には、格納エリアCに不良ノズルを特定する番号等が記憶されているか否かが判断される。ステップ260で、不良ノズルが格納エリアCに存在していると判断された場合には、この画像補正フローF2はそのまま終了する。一方、ステップ260で、不良ノズルが格納エリアCに存在していないと判断された場合には、ステップ262(S262)へと移行する。ステップ262(S262)では、不吐出や吐出不良のノズルが検出された場合、不吐出や吐出不良のノズルによる影響をできるだけ軽減するように、図7に示す画像補正手段99により不良ノズル領域の画像データの補正が行われる。具体的な、画像データの補正の手法は、図7において、画像補正手段99において説明した手順により行われる。以上により画像補正フローF2は終了する。この画像補正フローF2が終了した後は、図面左側の次のステップへ移行する。
ステップ250における画像補正フローF2の終了した後、ステップ208へ移行する。ステップ208では、中間転写媒体32の表面温度である転写面温度Tの計測が行われる。具体的には、放射温度計等により転写面温度Tの計測が行われる。
この後、ステップ210(S210)に移行する。ステップ210では、転写面温度Tが所定温度T0よりも大きいか否かが判断される。尚、転写面温度Tが所定温度T0以上になると、乾燥手段44より生じる熱の影響により、ノズル12が増粘し吐出不良が生じうる状態となるため、これによる吐出不良等を回避するために、このような判断が行われる。ステップ210において、転写面温度Tが、T<T0であると判断された場合には、ステップ226(S226)に移行する。一方、ステップ210において、転写面温度Tが、T<T0ではないと判断された場合には、ステップ212(S212)に移行する。
ステップ212では、テストパターンの印刷が行われる。具体的にテストパターンの画像形成は、ステップ204と同様の手法により行われる。
この後、ステップ214(S214)に移行する。ステップ214では、ステップ212において形成されたテストパターンに基づき、吐出不良ノズルの有無が判断される。具体的には、ステップ206と同様の手法により判断が行われる。ステップ214において、吐出不良なしと判断された場合には、ステップ216(S216)に移行する。一方、ステップ214において、吐出不良有と判断された場合には、ステップ252(S252)の画像補正フローF2へ移行し、画像補正フローF2が終了した後は、ステップ222(S222)に移行する。
ステップ216では、時間t1〔s〕の間通常印刷を行い、この後、ステップ218(S218)において、テストパターンの印刷を行う。ここで、ステップ216において時間t1〔s〕間の通常印刷を行うのは、転写面温度TがT0を超えた場合は、少々時間が経過した後、吐出不良になる傾向にあることが経験上得られているため、このことを考慮した時間である時間t1〔s〕間の通常印刷を行った後、ステップ218において、テストパターンの印刷を行う。具体的にテストパターンの画像形成は、ステップ204と同様の手法により行う。
この後、ステップ220(S220)に移行する。ステップ220では、ステップ218において形成されたテストパターンに基づき、吐出不良ノズルの有無が判断される。具体的には、ステップ206と同様の手法により判断が行われる。ステップ220において、吐出不良なしと判断された場合には、ステップ222(S222)に移行する。一方、ステップ220において、吐出不良ありと判断された場合には、ステップ254(S254)の画像補正フローF2へ移行し、画像補正フローF2が終了した後は、ステップ222に移行する。
ステップ222では、中間転写媒体32の表面温度である転写面温度Tの計測が行われる。具体的には、ステップ208と同様の手法により行われる。
この後、ステップ224(S224)に移行する。ステップ224では、転写面温度Tが所定温度T1よりも大きいか否かが判断される。
ステップ224において、転写面温度Tが、T<T1であると判断された場合には、ステップ226(S226)に移行する。一方、ステップ224において、転写面温度Tが、T<T1ではないと判断された場合には、ステップ216に移行する。尚、所定温度T1の値は、ステップ210における所定温度T0の値に対し、T1<T0と設定すること、即ち、テストパターン印刷を行うか否かの判断になる温度T0より低下していることが好ましい。
ステップ226では、時間t0〔s〕の間通常の印刷を行う。尚、時間t0の値は、ステップ216における時間t1の値に対し、t1>t0と設定することが好ましい。ステップ226において時間t0〔s〕の間通常印刷を行った後、ステップ228(S228)に移行する。尚、時間t0〔s〕を経過する以前に、ホストコンピュータ86により印刷指示のなされたものの印刷がすべて完了した場合には、残りの時間が経過することなくステップ228に移行する。
この後、ステップ228(S228)において、印刷終了か否かの判断がされる。具体的には、ホストコンピュータ86より最初に印刷指示がなされたものの印刷がすべて完了し終了しているか否かの判断である。ステップ228において、印刷が終了していると判断された場合には、このフローは終了する。一方、ステップ228において、印刷が終了してないと判断された場合にはステップ208に移行する。
以上により、本実施の形態のおけるフローは終了する。
〔第3の実施の形態〕
次に、第3の実施の形態について説明する。第3の実施の形態では、第1、第2の実施の形態とは異なるシステム構成のインクジェット記録装置10が用いられる。
〔第3の実施の形態のシステム構成〕
図12は、本実施の形態におけるインクジェット記録装置10のシステム構成を示すブロック図である。同図に示したように、インクジェット記録装置10は、通信インターフェース70、システムコントローラ72、画像メモリ74、モータドライバ76、ヒータドライバ78、プリント制御部80、画像バッファメモリ82、ヘッドドライバ84等を備えている。
通信インターフェース70は、ホストコンピュータ86から送られてくる画像データを受信するインターフェース部(画像入力手段)である。通信インターフェース70にはUSB、IEEE1394、イーサネット、無線ネットワークなどのシリアルインターフェースやセントロニクスなどのパラレルインターフェースを適用することができる。この部分には、通信を高速化するためのバッファメモリ(不図示)を搭載してもよい。
ホストコンピュータ86から送出された画像データは通信インターフェース70を介してインクジェット記録装置10に取り込まれ、一旦画像メモリ74に記憶される。画像メモリ74は、通信インターフェース70を介して入力された画像を格納する記憶手段であり、システムコントローラ72を通じてデータの読み書きが行われる。画像メモリ74は、半導体素子からなるメモリに限らず、ハードディスクなど磁気媒体を用いてもよい。
システムコントローラ72は、中央演算処理装置(CPU)及びその周辺回路等から構成され、所定のプログラムに従ってインクジェット記録装置10の全体を制御する制御装置として機能するとともに、各種演算を行う演算装置として機能する。すなわち、システムコントローラ72は、通信インターフェース70、画像メモリ74、モータドライバ76、ヒータドライバ78等の各部を制御し、ホストコンピュータ86との間の通信制御、画像メモリ74の読み書き制御等を行うとともに、搬送系のモータ88やヒータ89を制御する制御信号を生成する。
モータドライバ76は、システムコントローラ72からの指示に従って搬送系のモータ88を駆動するドライバ(駆動回路)である。ヒータドライバ78は、システムコントローラ72からの指示に従ってヒータ89を駆動するドライバである。
プリント制御部80は、システムコントローラ72の制御に従い、画像メモリ74内の画像データ(多値の入力画像のデータ) から打滴制御用の信号を生成するための各種加工、補正などの処理を行う信号処理手段として機能するとともに、生成したインク吐出データをヘッドドライバ84に供給してヘッド12の吐出駆動を制御する駆動制御手段として機能する。
プリント制御部80には画像バッファメモリ82が備えられており、プリント制御部80における画像データ処理時に画像データやパラメータなどのデータが画像バッファメモリ82に一時的に格納される。なお、図12において画像バッファメモリ82はプリント制御部80に付随する態様で示されているが、画像メモリ74と兼用することも可能である。また、プリント制御部80とシステムコントローラ72とを統合して1つのプロセッサで構成する態様も可能である。
プリント制御部80には、画像不良検出手段96が設けられており、この画像不良検出手段96により画像不良検出が行われる。具体的には、画像不良検出手段96によりテストパターンデータが生成され、ヘッドドライバ84を介し、ヘッド12により、中間転写媒体32にテストパターンが印刷される。印刷されたテストパターンの画像情報は、CCDセンサー等により構成される画像検出部45より読み取られ、必要に応じて画像処理を行った後、所定のテストパターンが中間転写媒体32に記録されているか否かの判断を行う。この判断に基づきヘッド12における不吐出ノズルの検出及び特定、及び、曲がってインクを吐出する不良ノズルの検出及び特定がなされる。
このように、画像不良検出手段96では、テストパターンにより不良ノズルの特定が行われるが、この画像不良検出手段96を制御は、不良検出制御手段94により制御される。具体的には、吐出時間算出手段98により、ヘッド12における各ノズルについて、インクの吐出時間の間隔である時間ΔPTを算出し、所定の時間ΔPT0よりも長い時間ΔPTを有するノズルが存在している場合には、不良検出制御手段94により、画像不良検出の必要ありと判断し、画像不良検出手段96にて画像不良の検出を行うよう指示がなされる。画像不良検出手段96では、この指示に基づき画像不良の検出を行い、不吐出ノズルや不良ノズルがある場合には、それらのノズルの特定がなされる。尚、時間ΔPT0は、長時間不使用なノズルは、乾燥手段44より中間転写媒体32に吹付けられる熱風等の影響により、ノズル内のインクが増粘しやすくなるため、このことを考慮して定められる。
又、プリント制御部80には、画像補正手段99が設けられており、画像不良検出手段96によりノズルの不吐出、吐出不良があるものと判断された際には、画像補正が行われる。画像補正方法は、第1の実施の形態において、図8、図9により説明した方法と同様の方法により行われる。
以上に基づき、画像入力から印刷出力までの処理の流れを概説すると、印刷すべき画像のデータは、通信インターフェース70を介して外部から入力され、画像メモリ74に蓄えられる。この段階では、例えば、RGBの多値の画像データが画像メモリ74に記憶される。
インクジェット記録装置10では、インク(色材) による微細なドットの打滴密度やドットサイズを変えることによって、人の目に疑似的な連続階調の画像を形成するため、入力されたデジタル画像の階調(画像の濃淡)をできるだけ忠実に再現するようなドットパターンに変換する必要がある。そのため、画像メモリ74に蓄えられた元画像(RGB)のデータは、システムコントローラ72を介してプリント制御部80に送られ、前記プリント制御部80において、インク色ごとのドットデータに変換される。
すなわち、プリント制御部80は、入力されたRGB画像データをC,M,Y,Kの4色のドットデータに変換する処理を行う。こうして、プリント制御部80で生成されたドットデータは、画像バッファメモリ82に蓄えられる。この色別ドットデータは、ヘッド12のノズルからインクを吐出するためのCMYK打滴データに変換され、印刷されるインク吐出データが確定する。
ヘッドドライバ84は、プリント制御部80から与えられるインク吐出データ及び駆動波形の信号に基づき、印刷内容に応じてヘッド12の各ノズル151に対応するアクチュエータ158を駆動するための駆動信号を出力する。ヘッドドライバ84にはヘッドの駆動条件を一定に保つためのフィードバック制御系を含んでいてもよい。
こうして、ヘッドドライバ84から出力された駆動信号がヘッド12に加えられることによって該当するノズル151からインクが吐出される。中間転写媒体32の回転速度に同期してヘッド12からのインク吐出を制御することにより、中間転写媒体32上に画像が記録される。
尚、必要に応じて、不吐出ノズル等が存在している場合に、不図示の画像補正手段による画像補正や、予備吐出や吸引、ワイピング等のクリーニング動作ヘッドの回復動作(ノズル回復動作)が行われる。
〔第3の実施の形態の印刷手順〕
次に、本実施の形態における印刷の流れを図13に基づき説明する。
図12のホストコンピュータ86よりプリント指示がなされると初期設定がなされる。具体的には、ステップ302(S302)でメモリ内の格納エリアCがクリアされる。格納エリアCとは、後述する不吐出ノズル等が検出された場合に、その不吐出ノズルを特定するための番号等を記憶しておくメモリ領域の一部である。この後、ステップ304(S304)でテストパターンの印刷を行う。具体的には、プリント制御部80内の画像不良検出手段96より、テストパターン情報が生成され、このテストパターン情報がヘッドドライバ84に伝達され、各記録ヘッド12(12C、12M、12Y、12K)よりインクが吐出され中間転写媒体32にテストパターン画像が形成される。
この後、ステップ306(S306)へ移行する。ステップ306では、吐出不良ノズルの有無が判断される。具体的には、ステップ304において中間転写媒体32に形成されたテストパターンの画像情報を画像検出部45で検出し、得られたテストパターンの画像情報について、必要に応じて画像処理等を行った後、画像不良検出手段96において、ノズルの吐出不良、即ち、不吐出ノズルや吐出異常ノズルの有無について判断を行う。
ステップ306において、吐出不良なしと判断された場合には、ステップ308(S308)に移行する。一方、ステップ306において、吐出不良有と判断された場合には、ステップ350(S350)の回復処理フローF1へ移行する。この回復処理フローF1は、別途定義されたフローであり、本実施の形態において、回復処理フローF1はすべて共通である。
この回復処理フローF1について説明する。回復処理フローF1に移行した後、ステップ160(S160)で不良ノズルが格納エリアCにあるか否か判断される。具体的には、格納エリアCに不良ノズルを特定する番号等が記憶されているか否かが判断される。ステップ160で、不良ノズルが格納エリアCにあると判断された場合には、この回復処理フローF1はそのまま終了する。一方、ステップ160で、不良ノズルが格納エリアCに存在しないと判断された場合には、ステップ162(S162)へ移行する。ステップ162(S162)では、ノズルの吐出回復動作が行われる。具体的には、吐出回復動作は、図6において説明した動作が行われる。この後、ステップ164(S164)に移行する。ステップ164では、テストパターン印刷が行われる。具体的には、プリント制御部80内の画像不良検出手段96より、テストパターン情報が生成され、このテストパターン情報がヘッドドライバ84に伝達され、各記録ヘッド12(12C、12M、12Y、12K)よりインクが吐出され中間転写媒体32にテストパターン画像が形成される。
この後、ステップ166(S166)へ移行する。ステップ166では、吐出不良ノズルの有無が判断される。具体的には、ステップ164において中間転写媒体32に形成されたテストパターンの画像情報を画像検出部45により検出し、得られたテストパターンの画像情報は、必要に応じて画像処理等を行った後、画像不良検出手段96において、ノズルの吐出不良、即ち、不吐出ノズルや吐出異常ノズルの有無について判断を行う。ステップ166において、吐出不良ノズルなしと判断された場合には、この回復処理フローF1はそのまま終了する。一方、ステップ166において、吐出不良ノズルありと判断された場合には、ステップ168(S168)に移行する。ステップ168では、再度ノズルの吐出回復動作をするか否か、ユーザ(使用者)による判断がなされる。この判断は、インクジェット記録装置10に設けられた不図示の制御パネル等により、ユーザの指示に基づき行われる。ステップ168において、再度ノズルの吐出回復動作を行うと判断した場合には、ステップ162へ移行する。一方、ステップ168において、再度ノズルの吐出回復動作を行わないと判断した場合には、ステップ170(S170)へと移行する。ステップ170では、ステップ166で検出された吐出不良ノズルを特定する番号等の情報が格納エリアCに保存される。以上により回復処理フローF1は終了する。この回復処理フローF1が終了した後は、図面左側の次のステップへ移行する。
ステップ350における回復処理フローF1の終了した後、ステップ308へ移行する。ステップ308では、印刷する画像データについて1ジョブ分の吐出データを入手する。ここで、1ジョブとは、必ずしも一枚分の画像データを意味するものではなく、一回の操作により定められた印刷枚数を意味するものである。
この後、ステップ310(S310)に移行する。ステップ310では、吐出時間算出手段98において、1ジョブにおける全てのノズルの吐出時間の間隔である時間ΔPTの値が算出される。
この後、ステップ312(S312)に移行する。ステップ312では、すべてのノズルにおける時間ΔPTのうち、時間ΔPT0以上となる時間ΔPTが存在しているか否か判断される。ステップ312において、時間ΔPT0以上となる時間ΔPTが存在していないと判断された場合には、ステップ314(S314)に移行する。ステップ314では、1ジョブ分の印刷を行い、1ジョブ分の印刷が終了した後は、ステップ322(S322)へと移行する。
一方、時間ΔPT0以上となる時間ΔPTが存在していると判断された場合には、ステップ316(S316)に移行する。ステップ316では、1ジョブ分の印刷を行い、1ジョブ分の印刷が終了した後は、ステップ318(S318)に移行する。
ステップ318では、テストパターンの印刷を行う。具体的にテストパターンの画像形成は、ステップ304と同様の手法により行う。
この後、ステップ320(S320)に移行する。ステップ320では、ステップ318において形成されたテストパターンに基づき、吐出不良ノズルの有無が判断される。具体的には、ステップ306と同様の手法により判断が行われる。ステップ320において、吐出不良なしと判断された場合には、ステップ322(S322)に移行する。一方、ステップ320において、吐出不良ありと判断された場合には、ステップ352(S352)の回復処理フローF1へ移行し、回復処理フローF1が終了した後は、ステップ322に移行する。
ステップ322(S322)では、印刷終了か否かの判断がされる。具体的には、ホストコンピュータ86より最初に印刷指示がなされたものの印刷がすべて完了し終了しているか否かの判断である。ステップ322において、印刷が終了していると判断された場合には、このフローは終了する。一方、ステップ322において、印刷が終了してないと判断された場合にはステップ308に移行する。
以上により、本実施の形態のおけるフローは終了する。
〔第4の実施の形態〕
次に、第4の実施の形態における印刷の流れを図14に基づき説明する。第4の実施の形態では、第3の実施の形態と同様の図12に記載されたシステム構成のインクジェット記録装置10が用いられる。
図12のホストコンピュータ86よりプリント指示がなされると初期設定がなされる。具体的には、ステップ402(S402)でメモリ内の格納エリアCがクリアされる。格納エリアCとは、後述する不吐出ノズル等が検出された場合に、その不吐出ノズルを特定するための番号等を記憶しておくメモリ領域の一部である。この後、ステップ404(S404)でテストパターンの印刷を行う。具体的には、プリント制御部80内の画像不良検出手段96より、テストパターン情報が生成され、このテストパターン情報がヘッドドライバ84に伝達され、各記録ヘッド12(12C、12M、12Y、12K)よりインクが吐出され中間転写媒体32にテストパターン画像が形成される。
この後、ステップ406(S406)へ移行する。ステップ406では、吐出不良ノズルの有無が判断される。具体的には、ステップ404において中間転写媒体32に形成されたテストパターンの画像情報を画像検出部45により検出し、得られたテストパターンの画像情報について、必要に応じて画像処理等を行った後、画像不良検出手段96において、ノズルの吐出不良、即ち、不吐出ノズルや吐出異常ノズルの有無について判断を行う。
ステップ406において、吐出不良なしと判断された場合には、ステップ408(S408)に移行する。一方、ステップ406において、吐出不良有と判断された場合には、ステップ450(S450)の画像補正フローF2へ移行する。この画像補正フローF2は、別途定義されたフローであり、本実施の形態において、画像補正フローF2はすべて共通である。
この画像補正フローF2について説明する。画像補正フローF2に移行した後、ステップ260(S260)で不良ノズルが格納エリアCにあるか否か判断される。具体的には、格納エリアCに不良ノズルを特定する番号等が記憶されているか否かが判断される。ステップ260で、不良ノズルが格納エリアCにあると判断された場合には、この画像補正フローF2はそのまま終了する。一方、ステップ260で、不良ノズルが格納エリアCに存在しないと判断された場合には、ステップ262(S262)へと移行する。ステップ262(S262)では、不吐出や吐出不良のノズルが検出された場合、不吐出や吐出不良のノズルによる影響をできるだけ軽減するように、図12に示す画像補正手段99により不良ノズル領域の画像データの補正が行われる。具体的な、画像データの補正の手法は、図12において、画像補正手段99において説明した手順により行われる。以上により画像補正フローF2は終了する。この画像補正フローF2が終了した後は、図面左側の次のステップへ移行する。
ステップ450における画像補正フローF2の終了した後、ステップ408へ移行する。ステップ408では、印刷する画像データについて1ジョブ分の吐出データを入手する。ここで、1ジョブとは、必ずしも一枚分の画像データを意味するものではなく、一回の操作により定められた印刷枚数を意味するものである。
この後、ステップ410(S410)に移行する。ステップ410では、吐出時間算出手段98において、1ジョブにおける全てのノズルの吐出時間の間隔である時間ΔPTの値が算出される。
この後、ステップ412(S412)に移行する。ステップ412では、すべてのノズルにおける時間ΔPTのうち、時間ΔPT0以上となる時間ΔPTが存在しているか否か判断される。ステップ412において、時間ΔPT0以上となる時間ΔPTが存在していないと判断された場合には、ステップ414(S414)に移行する。ステップ414では、1ジョブ分の印刷を行い、1ジョブ分の印刷が終了した後は、ステップ422(S422)へと移行する。
一方、時間ΔPT0以上となる時間ΔPTが存在していると判断された場合には、ステップ416(S416)に移行する。ステップ416では、1ジョブ分の印刷を行い、1ジョブ分の印刷が終了した後は、ステップ418(S418)に移行する。
ステップ418では、テストパターンの印刷を行う。具体的にテストパターンの画像形成は、ステップ404と同様の手法により行う。
この後、ステップ420(S420)に移行する。ステップ420では、ステップ418において形成されたテストパターンに基づき、吐出不良ノズルの有無が判断される。具体的には、ステップ406と同様の手法により判断が行われる。ステップ420において、吐出不良なしと判断された場合には、ステップ422(S422)に移行する。一方、ステップ420において、吐出不良ありと判断された場合には、ステップ452(S452)の画像補正フローF2へ移行し、画像補正フローF2が終了した後は、ステップ422に移行する。
ステップ422(S422)では、印刷終了か否かの判断がされる。具体的には、ホストコンピュータ86より最初に印刷指示がなされたものの印刷がすべて完了し終了しているか否かの判断である。ステップ422において、印刷が終了していると判断された場合には、このフローは終了する。一方、ステップ422において、印刷が終了してないと判断された場合にはステップ408に移行する。
以上により、本実施の形態のおけるフローは終了する。
〔第5の実施の形態〕
次に、第5の実施の形態における印刷の流れを図15に基づき説明する。本実施の形態では、第3の実施の形態と同様の図12に記載されたシステム構成のインクジェット記録装置10が用いられる。
図12のホストコンピュータ86よりプリント指示がなされると初期設定がなされる。具体的には、ステップ502(S502)でメモリ内の格納エリアCがクリアされる。格納エリアCとは、後述する不吐出ノズル等が検出された場合に、その不吐出ノズルを特定するための番号等を記憶しておくメモリ領域の一部である。この後、ステップ504(S504)でテストパターンの印刷を行う。具体的には、プリント制御部80内の画像不良検出手段96より、テストパターン情報が生成され、このテストパターン情報がヘッドドライバ84に伝達され、各記録ヘッド12(12C、12M、12Y、12K)よりインクが吐出され中間転写媒体32にテストパターン画像が形成される。
この後、ステップ506(S506)へ移行する。ステップ506では、吐出不良ノズルの有無が判断される。具体的には、ステップ504において中間転写媒体32に形成されたテストパターンの画像情報を画像検出部45により検出し、得られたテストパターンの画像情報について、必要に応じて画像処理等を行った後、画像不良検出手段96において、ノズルの吐出不良、即ち、不吐出ノズルや吐出異常ノズルの有無について判断を行う。
ステップ506において、吐出不良なしと判断された場合には、ステップ508(S508)に移行する。一方、ステップ506において、吐出不良有と判断された場合には、ステップ550(S550)の回復処理フローF1へ移行する。この回復処理フローF1は、別途定義されたフローであり、本実施の形態において、回復処理フローF1はすべて共通である。
この回復処理フローF1について説明する。回復処理フローF1に移行した後、ステップ160(S160)で不良ノズルが格納エリアCにあるか否か判断される。具体的には、格納エリアCに不良ノズルを特定する番号等が記憶されているか否かが判断される。ステップ160で、不良ノズルが格納エリアCにあると判断された場合には、この回復処理フローF1はそのまま終了する。一方、ステップ160で、不良ノズルが格納エリアCに存在しないと判断された場合には、ステップ162(S162)へ移行する。ステップ162(S162)では、ノズルの吐出回復動作が行われる。具体的には、吐出回復動作は、図6において説明した動作が行われる。この後、ステップ164(S164)に移行する。ステップ164では、テストパターン印刷が行われる。具体的には、プリント制御部80内の画像不良検出手段96より、テストパターン情報が生成され、このテストパターン情報がヘッドドライバ84に伝達され、各記録ヘッド12(12C、12M、12Y、12K)よりインクが吐出され中間転写媒体32にテストパターン画像が形成される。
この後、ステップ166(S166)へ移行する。ステップ166では、吐出不良ノズルの有無が判断される。具体的には、ステップ164において中間転写媒体32に形成されたテストパターンの画像情報を画像検出部45により検出し、得られたテストパターンの画像情報は、必要に応じて画像処理等を行った後、画像不良検出手段96において、ノズルの吐出不良、即ち、不吐出ノズルや吐出異常ノズルの有無について判断を行う。ステップ166において、吐出不良ノズルなしと判断された場合には、この回復処理フローF1はそのまま終了する。一方、ステップ166において、吐出不良ノズルありと判断された場合には、ステップ168(S168)に移行する。ステップ168では、再度ノズルの吐出回復動作をするか否か、ユーザ(使用者)による判断がなされる。この判断は、インクジェット記録装置10に設けられた不図示の制御パネル等により、ユーザの指示に基づき行われる。ステップ168において、再度ノズルの吐出回復動作を行うと判断した場合には、ステップ162へ移行する。一方、ステップ168において、再度ノズルの吐出回復動作を行わないと判断した場合には、ステップ170(S170)へと移行する。ステップ170では、ステップ166で検出された吐出不良ノズルを特定する番号等の情報が格納エリアCに保存される。以上により回復処理フローF1は終了する。この回復処理フローF1が終了した後は、図面左側の次のステップへ移行する。
ステップ550における回復処理フローF1の終了した後、ステップ508へ移行する。ステップ508では、印刷する画像データについて1ジョブ分の吐出データを入手する。ここで、1ジョブとは、必ずしも一枚分の画像データを意味するものではなく、一回の操作により定められた印刷枚数を意味するものである。
この後、ステップ510(S510)に移行する。ステップ510では、吐出時間算出手段98において、1ジョブにおける全てのノズルの吐出時間の間隔である時間ΔPTの値が算出される。
この後、ステップ512(S512)に移行する。ステップ512では、すべてのノズルにおける時間ΔPTのうち、時間ΔPT0以上となる時間ΔPTが存在しているか否か判断される。ステップ512において、時間ΔPT0以上となる時間ΔPTが存在していないと判断された場合には、ステップ514(S514)に移行する。ステップ514では、1ジョブ分の印刷を行い、1ジョブ分の印刷が終了した後は、ステップ524(S524)へと移行する。
一方、時間ΔPT0以上となる時間ΔPTが存在していると判断された場合には、ステップ516(S516)に移行する。ステップ516では、1ジョブ中に吐出不良の可能性のあるノズルからインクが吐出される直前のページまで印刷を行う。具体的には、時間ΔPT0よりも長い時間ΔPTを有しているノズルについて、前回吐出した後、時間ΔPT0が経過する直前のページまで印刷を行う。この後、ステップ518(S518)に移行する。
ステップ518では、テストパターンの印刷を行う。具体的にテストパターンの画像形成は、ステップ504と同様の手法により行う。
この後、ステップ520(S520)に移行する。ステップ520では、ステップ518において形成されたテストパターンに基づき、吐出不良ノズルの有無が判断される。具体的には、ステップ506と同様の手法により判断が行われる。ステップ520において、吐出不良なしと判断された場合には、ステップ522(S522)に移行する。一方、ステップ520において、吐出不良ありと判断された場合には、ステップ552(S552)の回復処理フローF1へ移行し、回復処理フローF1が終了した後は、ステップ522に移行する。
ステップ522では、1ジョブ分のうちステップ516において印刷した残りの分の印刷が行われる。
この後、ステップ524(S524)において、印刷終了か否かの判断がされる。具体的には、ホストコンピュータ86より最初に印刷指示がなされたものの印刷がすべて完了し終了しているか否かの判断である。ステップ524において、印刷が終了していると判断された場合には、このフローは終了する。一方、ステップ524において、印刷が終了してないと判断された場合にはステップ508に移行する。
以上により、本実施の形態のおけるフローは終了する。
〔第6の実施の形態〕
次に、第6の実施の形態における印刷の流れを図16に基づき説明する。本実施の形態では、第3の実施の形態と同様の図12に記載されたシステム構成のインクジェット記録装置10が用いられる。
図12のホストコンピュータ86よりプリント指示がなされると初期設定がなされる。具体的には、ステップ602(S602)でメモリ内の格納エリアCがクリアされる。格納エリアCとは、後述する不吐出ノズル等が検出された場合に、その不吐出ノズルを特定するための番号等を記憶しておくメモリ領域の一部である。この後、ステップ604(S604)でテストパターンの印刷を行う。具体的には、プリント制御部80内の画像不良検出手段96より、テストパターン情報が生成され、このテストパターン情報がヘッドドライバ84に伝達され、各記録ヘッド12(12C、12M、12Y、12K)よりインクが吐出され中間転写媒体32にテストパターン画像が形成される。
この後、ステップ606(S606)へ移行する。ステップ606では、吐出不良ノズルの有無が判断される。具体的には、ステップ604において中間転写媒体32に形成されたテストパターンの画像情報を画像検出部45により検出し、得られたテストパターンの画像情報について、必要に応じて画像処理等を行った後、画像不良検出手段96において、ノズルの吐出不良、即ち、不吐出ノズルや吐出異常ノズルの有無について判断を行う。
ステップ606において、吐出不良なしと判断された場合には、ステップ608(S608)に移行する。一方、ステップ606において、吐出不良有と判断された場合には、ステップ650(S650)の画像補正フローF2へ移行する。この画像補正フローF2は、別途定義されたフローであり、本実施の形態において、画像補正フローF2はすべて共通である。
この画像補正フローF2について説明する。画像補正フローF2に移行した後、ステップ260(S260)で不良ノズルが格納エリアCにあるか否か判断される。具体的には、格納エリアCに不良ノズルを特定する番号等が記憶されているか否かが判断される。ステップ260で、不良ノズルが格納エリアCにあると判断された場合には、この画像補正フローF2はそのまま終了する。一方、ステップ260で、不良ノズルが格納エリアCに存在しないと判断された場合には、ステップ262(S262)へと移行する。ステップ262(S262)では、不吐出や吐出不良のノズルが検出された場合、不吐出や吐出不良のノズルによる影響をできるだけ軽減するように、図12に示す画像補正手段99により不良ノズル領域の画像データの補正が行われる。具体的な、画像データの補正の手法は、図12において、画像補正手段99において説明した手順により行われる。以上により画像補正フローF2は終了する。この画像補正フローF2が終了した後は、図面左側の次のステップへ移行する。
ステップ650における画像補正フローF2の終了した後、ステップ608へ移行する。ステップ608では、印刷する画像データについて1ジョブ分の吐出データを入手する。ここで、1ジョブとは、必ずしも一枚分の画像データを意味するものではなく、一回の操作により定められた印刷枚数を意味するものである。
この後、ステップ610(S610)に移行する。ステップ610では、吐出時間算出手段98において、1ジョブにおける全てのノズルの吐出時間の間隔である時間ΔPTの値が算出される。
この後、ステップ612(S612)に移行する。ステップ612では、すべてのノズルにおける時間ΔPTのうち、時間ΔPT0以上となる時間ΔPTが存在しているか否か判断される。ステップ612において、時間ΔPT0以上となる時間ΔPTが存在していないと判断された場合には、ステップ614(S614)に移行する。ステップ614では、1ジョブ分の印刷を行い、1ジョブ分の印刷が終了した後は、ステップ624(S624)へと移行する。
一方、時間ΔPT0以上となる時間ΔPTが存在していると判断された場合には、ステップ616(S616)に移行する。ステップ616では、1ジョブ中に吐出不良の可能性のあるノズルからインクが吐出される直前のページまで印刷を行う。具体的には、時間ΔPT0よりも長い時間ΔPTを有しているノズルについて、前回吐出した後、時間ΔPT0が経過する直前のページまで印刷を行う。この後、ステップ618(S618)に移行する。
ステップ618では、テストパターンの印刷を行う。具体的にテストパターンの画像形成は、ステップ604と同様の手法により行う。
この後、ステップ620(S620)に移行する。ステップ620では、ステップ618において形成されたテストパターンに基づき、吐出不良ノズルの有無が判断される。具体的には、ステップ606と同様の手法により判断が行われる。ステップ620において、吐出不良なしと判断された場合には、ステップ622(S622)に移行する。一方、ステップ620において、吐出不良ありと判断された場合には、ステップ652(S652)の画像補正フローF2へ移行し、画像補正フローF2が終了した後は、ステップ622に移行する。
ステップ622では、1ジョブ分のうちステップ616において印刷した残りの分の印刷が行われる。
この後、ステップ624(S624)において、印刷終了か否かの判断がされる。具体的には、ホストコンピュータ86より最初に印刷指示がなされたものの印刷がすべて完了し終了しているか否かの判断である。ステップ624において、印刷が終了していると判断された場合には、このフローは終了する。一方、ステップ624において、印刷が終了してないと判断された場合にはステップ608に移行する。
以上により、本実施の形態のおけるフローは終了する。
〔第7の実施の形態〕
次に、第7の実施の形態における印刷の流れを図17に基づき説明する。本実施の形態は、第1の実施の形態と同様の図7に示すシステム構成のインクジェット記録装置10を用いるものである。
図7のホストコンピュータ86よりプリント指示がなされると初期設定がなされる。具体的には、ステップ702(S702)でメモリ内の格納エリアCがクリアされる。格納エリアCとは、後述する不吐出ノズル等が検出された場合に、その不吐出ノズルを特定するための番号等を記憶しておくメモリ領域の一部である。この後、ステップ704(S704)でテストパターンの印刷を行う。具体的には、プリント制御部80内の画像不良検出手段96より、テストパターン情報が生成され、このテストパターン情報がヘッドドライバ84に伝達され、各記録ヘッド12(12C、12M、12Y、12K)よりインクが吐出され中間転写媒体32にテストパターン画像が形成される。
この後、ステップ706(S706)へ移行する。ステップ706では、吐出不良ノズルの有無が判断される。具体的には、ステップ704において中間転写媒体32に形成されたテストパターンの画像情報を画像検出部45で検出し、得られたテストパターンの画像情報について、必要に応じて画像処理等を行った後、画像不良検出手段96において、ノズルの吐出不良、即ち、不吐出ノズルや吐出異常ノズルの有無について判断を行う。
ステップ706において、吐出不良なしと判断された場合には、ステップ708(S708)に移行する。一方、ステップ706において、吐出不良有と判断された場合には、ステップ750(S750)の回復・補正フローF3へ移行する。この回復・補正フローF3は、別途定義されたフローであり、本実施の形態において、回復・補正フローF3はすべて共通である。
この回復・補正フローF3について説明する。回復・補正フローF3に移行した後、ステップ760(S760)で不良ノズルが格納エリアCにあるか否か判断される。具体的には、格納エリアCに不良ノズルを特定する番号等が記憶されているか否かが判断される。ステップ760で、不良ノズルが格納エリアCにあると判断された場合には、この回復・補正フローF3はそのまま終了する。一方、ステップ760で、不良ノズルが格納エリアCに存在しないと判断された場合には、ステップ762(S762)へ移行する。ステップ762(S762)では、ノズルの吐出回復動作が行われる。具体的には、吐出回復動作は、図6において説明した動作が行われる。この後、ステップ764(S764)に移行する。ステップ764では、テストパターン印刷が行われる。具体的には、プリント制御部80内の画像不良検出手段96より、テストパターン情報が生成され、このテストパターン情報がヘッドドライバ84に伝達され、各記録ヘッド12(12C、12M、12Y、12K)よりインクが吐出され中間転写媒体32にテストパターン画像が形成される。
この後、ステップ766(S766)へ移行する。ステップ766では、吐出不良ノズルの有無が判断される。具体的には、ステップ764において中間転写媒体32に形成されたテストパターンの画像情報を画像検出部45により検出し、得られたテストパターンの画像情報は、必要に応じて画像処理等を行った後、画像不良検出手段96において、ノズルの吐出不良、即ち、不吐出ノズルや吐出異常ノズルの有無について判断を行う。ステップ766において、吐出不良ノズルなしと判断された場合には、この回復・補正処理フローF3はそのまま終了する。一方、ステップ766において、吐出不良ノズルありと判断された場合には、ステップ768(S768)に移行する。ステップ768では、再度ノズルの吐出回復動作をするか否か、ユーザ(使用者)による判断がなされる。この判断は、インクジェット記録装置10に設けられた不図示の制御パネル等により、ユーザの指示に基づき行われる。ステップ768において、再度ノズルの吐出回復動作を行うと判断した場合には、ステップ762へ移行する。一方、ステップ768において、再度ノズルの吐出回復動作を行わないと判断した場合には、ステップ770(S770)へと移行する。ステップ770では、ステップ766で検出された吐出不良ノズルを特定する番号等の情報を格納エリアCに保存するとともに、不吐出や吐出不良のノズルによる影響をできるだけ軽減するように、図7に示す画像補正手段99により不良ノズル領域の画像データの補正が行われる。具体的な、画像データの補正の手法は、図7において、画像補正手段99において説明した手順により行われる。以上により回復・補正フローF3は終了する。この回復・補正フローF3が終了した後は、図面左側の次のステップへ移行する。
ステップ750における回復・補正フローF3の終了した後、ステップ708へ移行する。ステップ708では、中間転写媒体32の表面温度である転写面温度Tの計測が行われる。具体的には、放射温度計等により転写面温度Tの計測が行われる。
この後、ステップ710(S710)に移行する。ステップ710では、転写面温度Tが所定温度T0よりも大きいか否かが判断される。尚、転写面温度Tが所定温度T0以上になると、乾燥手段44より生じる熱の影響により、ノズル12が増粘し吐出不良が生じうる状態となるため、これによる吐出不良等を回避するために、このような判断が行われる。ステップ710において、転写面温度Tが、T<T0であると判断された場合には、ステップ726(S726)に移行する。一方、ステップ710において、転写面温度Tが、T<T0ではないと判断された場合には、ステップ712(S712)に移行する。
ステップ712では、テストパターンの印刷が行われる。具体的にテストパターンの画像形成は、ステップ704と同様の手法により行われる。
この後、ステップ714(S714)に移行する。ステップ714では、ステップ712において形成されたテストパターンに基づき、吐出不良ノズルの有無が判断される。具体的には、ステップ706と同様の手法により判断が行われる。ステップ714において、吐出不良なしと判断された場合には、ステップ716(S716)に移行する。一方、ステップ714において、吐出不良有と判断された場合には、ステップ752(S752)の回復・補正フローF3へ移行し、回復・補正フローF3が終了した後は、ステップ722(S722)に移行する。
ステップ716では、時間t1〔s〕の間通常印刷を行い、この後、ステップ718(S718)において、テストパターンの印刷を行う。ここで、ステップ716において時間t1〔s〕間の通常印刷を行うのは、転写面温度TがT0を超えた場合において、少々時間が経過した後に、吐出不良になる傾向にあることが経験上得られているためである。よって、このことを考慮した時間である時間t1〔s〕間の通常印刷を行った後、ステップ718において、テストパターンの印刷を行う。具体的にテストパターンの画像形成は、ステップ704と同様の手法により行う。
この後、ステップ720(S720)に移行する。ステップ720では、ステップ718において形成されたテストパターンに基づき、吐出不良ノズルの有無が判断される。具体的には、ステップ706と同様の手法により判断が行われる。ステップ720において、吐出不良なしと判断された場合には、ステップ722(S722)に移行する。一方、ステップ720において、吐出不良ありと判断された場合には、ステップ754(S754)の回復・補正フローF3へ移行し、回復・補正フローF3が終了した後は、ステップ722に移行する。
ステップ722では、中間転写媒体32の表面温度である転写面温度Tの計測が行われる。具体的には、ステップ708と同様の手法により行われる。
この後、ステップ724(S724)に移行する。ステップ724では、転写面温度Tが所定温度T1よりも小さいか否かが判断される。
ステップ724において、転写面温度Tが、T<T1であると判断された場合には、ステップ726(S726)に移行する。一方、ステップ724において、転写面温度Tが、T<T1ではないと判断された場合には、ステップ716に移行する。尚、所定温度T1の値は、ステップ710における所定温度T0の値に対し、T1<T0と設定すること、即ち、テストパターン印刷を行うか否かの判断になる温度T0より低下していることが好ましい。
ステップ726では、時間t0〔s〕の間通常の印刷を行う。尚、時間t0の値は、ステップ716における時間t1の値に対し、t1>t0と設定することが好ましい。ステップ726において時間t0〔s〕の間通常印刷を行った後、ステップ728(S728)に移行する。尚、時間t0〔s〕を経過する以前に、ホストコンピュータ86により印刷指示のなされたものの印刷がすべて完了した場合には、残りの時間の経過を待つことなくステップ728に移行する。
この後、ステップ728において、印刷終了か否かの判断がされる。具体的には、ホストコンピュータ86より最初に印刷指示がなされたものの印刷がすべて完了し終了しているか否かの判断である。ステップ728において、印刷が終了していると判断された場合には、このフローは終了する。一方、ステップ728において、印刷が終了してないと判断された場合にはステップ708に移行する。
以上により、本実施の形態のおけるフローは終了する。
〔第8の実施の形態〕
次に、第8の実施の形態における印刷の流れを図18に基づき説明する。第8の実施の形態では、第3の実施の形態と同様の図12に記載されたシステム構成のインクジェット記録装置10が用いられる。
図12のホストコンピュータ86よりプリント指示がなされると初期設定がなされる。具体的には、ステップ802(S802)でメモリ内の格納エリアCがクリアされる。格納エリアCとは、後述する不吐出ノズル等が検出された場合に、その不吐出ノズルを特定するための番号等を記憶しておくメモリ領域の一部である。この後、ステップ804(S804)でテストパターンの印刷を行う。具体的には、プリント制御部80内の画像不良検出手段96より、テストパターン情報が生成され、このテストパターン情報がヘッドドライバ84に伝達され、各記録ヘッド12(12C、12M、12Y、12K)よりインクが吐出され中間転写媒体32にテストパターン画像が形成される。
この後、ステップ806(S806)へ移行する。ステップ806では、吐出不良ノズルの有無が判断される。具体的には、ステップ804において中間転写媒体32に形成されたテストパターンの画像情報を画像検出部45により検出し、得られたテストパターンの画像情報について、必要に応じて画像処理等を行った後、画像不良検出手段96において、ノズルの吐出不良、即ち、不吐出ノズルや吐出異常ノズルの有無について判断を行う。
ステップ406において、吐出不良なしと判断された場合には、ステップ808(S808)に移行する。一方、ステップ806において、吐出不良有と判断された場合には、ステップ850(S850)の回復・補正フローF3へ移行する。この回復・補正フローF3は、別途定義されたフローであり、本実施の形態において、回復・補正フローF3はすべて共通である。
この回復・補正フローF3について説明する。回復・補正フローF3に移行した後、ステップ760(S760)で不良ノズルが格納エリアCにあるか否か判断される。具体的には、格納エリアCに不良ノズルを特定する番号等が記憶されているか否かが判断される。ステップ760で、不良ノズルが格納エリアCにあると判断された場合には、この回復・補正フローF3はそのまま終了する。一方、ステップ760で、不良ノズルが格納エリアCに存在しないと判断された場合には、ステップ762(S762)へ移行する。ステップ762(S762)では、ノズルの吐出回復動作が行われる。具体的には、吐出回復動作は、図6において説明した動作が行われる。この後、ステップ764(S764)に移行する。ステップ764では、テストパターン印刷が行われる。具体的には、プリント制御部80内の画像不良検出手段96より、テストパターン情報が生成され、このテストパターン情報がヘッドドライバ84に伝達され、各記録ヘッド12(12C、12M、12Y、12K)よりインクが吐出され中間転写媒体32にテストパターン画像が形成される。
この後、ステップ766(S766)へ移行する。ステップ766では、吐出不良ノズルの有無が判断される。具体的には、ステップ764において中間転写媒体32に形成されたテストパターンの画像情報を画像検出部45により検出し、得られたテストパターンの画像情報は、必要に応じて画像処理等を行った後、画像不良検出手段96において、ノズルの吐出不良、即ち、不吐出ノズルや吐出異常ノズルの有無について判断を行う。ステップ766において、吐出不良ノズルなしと判断された場合には、この回復・補正処理フローF3はそのまま終了する。一方、ステップ766において、吐出不良ノズルありと判断された場合には、ステップ768(S768)に移行する。ステップ768では、再度ノズルの吐出回復動作をするか否か、ユーザ(使用者)による判断がなされる。この判断は、インクジェット記録装置10に設けられた不図示の制御パネル等により、ユーザの指示に基づき行われる。ステップ768において、再度ノズルの吐出回復動作を行うと判断した場合には、ステップ762へ移行する。一方、ステップ768において、再度ノズルの吐出回復動作を行わないと判断した場合には、ステップ770(S770)へと移行する。ステップ770では、ステップ766で検出された吐出不良ノズルを特定する番号等の情報を格納エリアCに保存するとともに、不吐出や吐出不良のノズルによる影響をできるだけ軽減するように、図12に示す画像補正手段99により不良ノズル領域の画像データの補正が行われる。具体的な、画像データの補正の手法は、図12において、画像補正手段99において説明した手順により行われる。以上により回復・補正フローF3は終了する。この回復・補正フローF3が終了した後は、図面左側の次のステップへ移行する。
ステップ850における回復・補正フローF3の終了した後、ステップ808へ移行する。ステップ808では、印刷する画像データについて1ジョブ分の吐出データを入手する。ここで、1ジョブとは、必ずしも一枚分の画像データを意味するものではなく、一回の操作により定められた印刷枚数を意味するものである。
この後、ステップ810(S810)に移行する。ステップ810では、吐出時間算出手段98において、1ジョブにおける全てのノズルの吐出時間の間隔である時間ΔPTの値が算出される。
この後、ステップ812(S812)に移行する。ステップ812では、すべてのノズルにおける時間ΔPTのうち、時間ΔPT0以上となる時間ΔPTが存在しているか否か判断される。ステップ812において、時間ΔPT0以上となる時間ΔPTが存在していないと判断された場合には、ステップ814(S814)に移行する。ステップ814では、1ジョブ分の印刷を行い、1ジョブ分の印刷が終了した後は、ステップ822(S822)へと移行する。
一方、時間ΔPT0以上となる時間ΔPTが存在していると判断された場合には、ステップ816(S816)に移行する。ステップ816では、1ジョブ分の印刷を行い、1ジョブ分の印刷が終了した後は、ステップ818(S818)に移行する。
ステップ818では、テストパターンの印刷を行う。具体的にテストパターンの画像形成は、ステップ804と同様の手法により行う。
この後、ステップ820(S820)に移行する。ステップ820では、ステップ818において形成されたテストパターンに基づき、吐出不良ノズルの有無が判断される。具体的には、ステップ806と同様の手法により判断が行われる。ステップ820において、吐出不良なしと判断された場合には、ステップ822(S822)に移行する。一方、ステップ820において、吐出不良ありと判断された場合には、ステップ852(S852)の回復・補正フローF3へ移行し、回復・補正フローF3が終了した後は、ステップ822に移行する。
ステップ822(S822)では、印刷終了か否かの判断がされる。具体的には、ホストコンピュータ86より最初に印刷指示がなされたものの印刷がすべて完了し終了しているか否かの判断である。ステップ822において、印刷が終了していると判断された場合には、このフローは終了する。一方、ステップ822において、印刷が終了してないと判断された場合にはステップ808に移行する。
以上により、本実施の形態のおけるフローは終了する。
〔第9の実施の形態〕
次に、第9の実施の形態における印刷の流れを図19に基づき説明する。本実施の形態では、第3の実施の形態と同様の図12に記載されたシステム構成のインクジェット記録装置10が用いられる
図12のホストコンピュータ86よりプリント指示がなされると初期設定がなされる。具体的には、ステップ902(S902)でメモリ内の格納エリアCがクリアされる。格納エリアCとは、後述する不吐出ノズル等が検出された場合に、その不吐出ノズルを特定するための番号等を記憶しておくメモリ領域の一部である。この後、ステップ904(S904)でテストパターンの印刷を行う。具体的には、プリント制御部80内の画像不良検出手段96より、テストパターン情報が生成され、このテストパターン情報がヘッドドライバ84に伝達され、各記録ヘッド12(12C、12M、12Y、12K)よりインクが吐出され中間転写媒体32にテストパターン画像が形成される。
この後、ステップ906(S906)へ移行する。ステップ906では、吐出不良ノズルの有無が判断される。具体的には、ステップ904において中間転写媒体32に形成されたテストパターンの画像情報を画像検出部45により検出し、得られたテストパターンの画像情報について、必要に応じて画像処理等を行った後、画像不良検出手段96において、ノズルの吐出不良、即ち、不吐出ノズルや吐出異常ノズルの有無について判断を行う。
ステップ906において、吐出不良なしと判断された場合には、ステップ908(S908)に移行する。一方、ステップ906において、吐出不良有と判断された場合には、ステップ950(S950)の回復・補正フローF3へ移行する。この回復・補正フローF3は、別途定義されたフローであり、本実施の形態において、回復・補正フローF3はすべて共通である。
この回復・補正フローF3について説明する。回復・補正フローF3に移行した後、ステップ760(S760)で不良ノズルが格納エリアCにあるか否か判断される。具体的には、格納エリアCに不良ノズルを特定する番号等が記憶されているか否かが判断される。ステップ760で、不良ノズルが格納エリアCにあると判断された場合には、この回復・補正フローF3はそのまま終了する。一方、ステップ760で、不良ノズルが格納エリアCに存在しないと判断された場合には、ステップ762(S762)へ移行する。ステップ762(S762)では、ノズルの吐出回復動作が行われる。具体的には、吐出回復動作は、図6において説明した動作が行われる。この後、ステップ764(S764)に移行する。ステップ764では、テストパターン印刷が行われる。具体的には、プリント制御部80内の画像不良検出手段96より、テストパターン情報が生成され、このテストパターン情報がヘッドドライバ84に伝達され、各記録ヘッド12(12C、12M、12Y、12K)よりインクが吐出され中間転写媒体32にテストパターン画像が形成される。
この後、ステップ766(S766)へ移行する。ステップ766では、吐出不良ノズルの有無が判断される。具体的には、ステップ764において中間転写媒体32に形成されたテストパターンの画像情報を画像検出部45により検出し、得られたテストパターンの画像情報は、必要に応じて画像処理等を行った後、画像不良検出手段96において、ノズルの吐出不良、即ち、不吐出ノズルや吐出異常ノズルの有無について判断を行う。ステップ766において、吐出不良ノズルなしと判断された場合には、この回復・補正処理フローF3はそのまま終了する。一方、ステップ766において、吐出不良ノズルありと判断された場合には、ステップ768(S768)に移行する。ステップ768では、再度ノズルの吐出回復動作をするか否か、ユーザ(使用者)による判断がなされる。この判断は、インクジェット記録装置10に設けられた不図示の制御パネル等により、ユーザの指示に基づき行われる。ステップ768において、再度ノズルの吐出回復動作を行うと判断した場合には、ステップ762へ移行する。一方、ステップ768において、再度ノズルの吐出回復動作を行わないと判断した場合には、ステップ770(S770)へと移行する。ステップ770では、ステップ766で検出された吐出不良ノズルを特定する番号等の情報を格納エリアCに保存するとともに、不吐出や吐出不良のノズルによる影響をできるだけ軽減するように、図12に示す画像補正手段99により不良ノズル領域の画像データの補正が行われる。具体的な、画像データの補正の手法は、図12において、画像補正手段99において説明した手順により行われる。以上により回復・補正フローF3は終了する。この回復・補正フローF3が終了した後は、図面左側の次のステップへ移行する。
ステップ950における回復・補正フローF3の終了した後、ステップ908へ移行する。ステップ908では、印刷する画像データについて1ジョブ分の吐出データを入手する。ここで、1ジョブとは、必ずしも一枚分の画像データを意味するものではなく、一回の操作により定められた印刷枚数を意味するものである。
この後、ステップ910(S910)に移行する。ステップ910では、吐出時間算出手段98において、1ジョブにおける全てのノズルの吐出時間の間隔である時間ΔPTの値が算出される。
この後、ステップ912(S912)に移行する。ステップ912では、すべてのノズルにおける時間ΔPTのうち、時間ΔPT0以上となる時間ΔPTが存在しているか否か判断される。ステップ912において、時間ΔPT0以上となる時間ΔPTが存在していないと判断された場合には、ステップ914(S914)に移行する。ステップ914では、1ジョブ分の印刷を行い、1ジョブ分の印刷が終了した後は、ステップ924(S924)へと移行する。
一方、時間ΔPT0以上となる時間ΔPTが存在していると判断された場合には、ステップ916(S916)に移行する。ステップ916では、1ジョブ中に吐出不良の可能性のあるノズルからインクが吐出される直前のページまで印刷を行う。具体的には、時間ΔPT0よりも長い時間ΔPTを有しているノズルについて、前回吐出した後、時間ΔPT0が経過する直前のページまで印刷を行う。この後、ステップ918(S918)に移行する。
ステップ918では、テストパターンの印刷を行う。具体的にテストパターンの画像形成は、ステップ904と同様の手法により行う。
この後、ステップ920(S920)に移行する。ステップ920では、ステップ918において形成されたテストパターンに基づき、吐出不良ノズルの有無が判断される。具体的には、ステップ906と同様の手法により判断が行われる。ステップ920において、吐出不良なしと判断された場合には、ステップ922(S922)に移行する。一方、ステップ920において、吐出不良ありと判断された場合には、ステップ952(S952)の回復・補正フローF3へ移行し、回復・補正フローF3が終了した後は、ステップ922に移行する。
ステップ922では、1ジョブ分のうちステップ916において印刷した残りの分の印刷が行われる。
この後、ステップ924(S924)において、印刷終了か否かの判断がされる。具体的には、ホストコンピュータ86より最初に印刷指示がなされたものの印刷がすべて完了し終了しているか否かの判断である。ステップ924において、印刷が終了していると判断された場合には、このフローは終了する。一方、ステップ924において、印刷が終了してないと判断された場合にはステップ908に移行する。
以上により、本実施の形態のおけるフローは終了する。
以上、本発明に係る画像形成装置について詳細に説明したが、本発明は、以上の例には限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良や変形を行うことは可能である。
本発明に係る画像形成装置であるインクジェット記録装置の全体の構成図 本発明に係る画像形成装置の記録ヘッドの構造例の(a)平面透視図、(b) 要部拡大図 フルライン型ヘッドの他の構造例を示す平面透視図 図2 中の4A−4B線に沿う断面図 図2 に示したヘッドのノズル配列を示す拡大図 本発明に係る画像形成装置の記録ヘッドの吐出回復動作の説明図 本発明に係るインクジェット記録装置のシステム構成を示す要部ブロック図 本発明に係るインクジェット記録装置の不吐出の場合の画像補正手段の説明図 本発明に係るインクジェット記録装置の吐出不良の場合の画像補正手段の説明図 本発明の第1の実施の形態における印刷動作のフローチャート 本発明の第2の実施の形態 における印刷動作のフローチャート 本発明に係るインクジェット記録装置の別のシステム構成を示す要部ブロック図 本発明の第3の実施の形態における印刷動作のフローチャート 本発明の第4の実施の形態における印刷動作のフローチャート 本発明の第5の実施の形態における印刷動作のフローチャート 本発明の第6の実施の形態における印刷動作のフローチャート 本発明の第7の実施の形態における印刷動作のフローチャート 本発明の第8の実施の形態における印刷動作のフローチャート 本発明の第9の実施の形態における印刷動作のフローチャート
符号の説明
10…インクジェット記録装置(画像形成装置)、12…記録ヘッド、14…インク貯蔵/装填部、16…記録紙、18…給紙部、20…デカール処理部、26…排紙部、28…カッター、32…中間転写媒体、34…転写ローラー、40…インククリーニング手段、41…温度センサー、42…処理液塗布手段、43…断熱手段、44…乾燥手段、45…画像検出部、46…吸収手段

Claims (12)

  1. 液滴を吐出する複数のノズルを有する液体吐出ヘッドと、
    前記液体吐出ヘッドより吐出された液滴により一旦画像が記録される中間転写媒体と、
    前記中間転写媒体に記録された画像を記録媒体に転写する転写手段と、
    前記中間転写媒体に記録された画像、または、前記記録媒体に転写された画像を画像検出部により画像情報として検出した後、画像不良の有無を検出する画像不良検出手段と、
    前記画像不良検出手段による画像不良の有無の検出を行うか否か制御する不良検出制御手段と、
    前記中間転写媒体の温度を測定する温度計測手段と、
    を有し、
    前記不良検出制御手段において、前記温度計測手段により得られた測定結果に基づき前記画像不良検出手段を制御することを有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 液滴を吐出する複数のノズルを有する液体吐出ヘッドと、
    前記液体吐出ヘッドより吐出された液滴により一旦画像が記録される中間転写媒体と、
    前記中間転写媒体に記録された画像を記録媒体に転写する転写手段と、
    前記中間転写媒体に記録された画像、または、前記記録媒体に転写された画像を画像検出部により画像情報として検出した後、画像不良の有無を検出する画像不良検出手段と、
    前記画像不良検出手段による画像不良の有無の検出を行うか否か制御する不良検出制御手段と、
    前記液体吐出ヘッドの各ノズルから吐出する液滴の吐出の時間間隔を算出する吐出時間算出手段と、
    を有し、
    前記不良検出制御手段において、前記吐出時間算出手段により得られた計算結果に基づき画像不良検出手段を制御することを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記中間転写媒体に着弾した液滴を乾燥させる乾燥手段を有することを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記中間転写媒体における相対的な移動方向に沿い、順に、前記液体吐出ヘッド、前記乾燥手段、前記画像検出部、前記転写手段を配置したことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記中間転写媒体に着弾した液滴を乾燥させる乾燥手段を設け、
    前記中間転写媒体における相対的な移動方向に沿い、順に、前記温度計測手段、前記液体吐出ヘッド、前記乾燥手段、前記画像検出部、前記転写手段を配置したことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 前記温度計測手段に代えて、前記中間転写媒体の表面近傍の湿度を測定する湿度計測手段を設けたことを特徴とする請求項1または5に記載の画像形成装置。
  7. 前記液体吐出ヘッドの各ノズルの吐出状態の回復動作を行う吐出回復手段を有し、
    前記画像不良検出手段において、前記中間転写媒体に記録された画像の画像不良が検出された場合には、前記吐出回復手段により各ノズルの吐出状態の回復動作を行うことを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 前記液体吐出ヘッドを制御することにより画像補正を行う画像補正手段を有し、
    前記画像不良検出手段において、前記中間転写媒体に記録された画像の画像不良が検出された場合には、前記画像補正手段により画像補正を行うことを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の画像形成装置。
  9. 前記液体吐出ヘッドと、前記乾燥手段との間に断熱手段を設けたことを特徴とする請求項3から8のいずれかに記載の画像形成装置。
  10. 前記中間転写媒体の相対的移動方向において、前記液体吐出ヘッドの後段に、前記液体吐出ヘッドより吐出し前記中間転写媒体に着弾した液滴の液体の一部を吸収する吸収手段を有することを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載の画像形成装置。
  11. 前記中間転写媒体の相対的移動方向において、前記液体吐出ヘッドの前段に、前記中間転写媒体に略透明な処理液を付与する処理液塗布手段を設けたことを特徴とする請求項1から10のいずれかに記載の画像形成装置。
  12. 前記中間転写媒体における相対的な移動方向に沿い、順に、前記処理液塗布手段、前記液体吐出ヘッド、前記断熱手段、前記乾燥手段、前記画像検出部、前記吸収手段、前記転写手段を配置したことを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。
JP2006095814A 2006-03-30 2006-03-30 画像形成装置 Pending JP2007268803A (ja)

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