JP2007265359A - サーバー装置、クライアント装置、サーバーベースコンピューティングシステムおよびプログラム - Google Patents

サーバー装置、クライアント装置、サーバーベースコンピューティングシステムおよびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】サーバーとクライアント間の通信の伝送遅延がない場合は、サーバーによる処理レベルの高い仮名漢字変換の処理を実行し、サーバーとクライアント間の通信の伝送遅延が発生した場合は、クライアントによる仮名漢字変換の処理を実行し、伝送遅延により仮名漢字変換の操作性が悪化することを防ぐことが可能なサーバーベースコンピューティングシステムを提供すること。
【解決手段】ネットワークのトラフィック状態を取得する手段と、仮名文字情報を入力する手段と、取得されたトラフィック状態に基づいて、入力された仮名文字情報をサーバーへ送信する手段と、取得されたトラフィック状態に基づいて、入力された仮名文字情報を対応する仮名漢字文字情報に変換する手段と、変換された仮名漢字文字情報をサーバーへ送信する手段とを備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、アプリケーションプログラムを動作させるサーバー装置に対してサービス要求を行うクライアント装置とクライアント装置からのサービス要求に基づいてアプリケーションプログラムを動作させるサーバー装置とがネットワークを介して相互に接続可能に構成されたサーバーベースコンピューティングシステムに関する。
近年、企業によるサーバーベースコンピューティングの採用が急速に進んでいる。
サーバーベースコンピューティングとは、クライアント装置とサーバー装置とがネットワークを介して相互に接続可能に構成されたシステムにおいて、クライアント装置がサーバー装置に対してサービス要求を行うと、サーバー装置がクライアント装置からのサービス要求に基づいて、データの管理およびアプリケーションプログラムを動作させるというものである(例えば、特許文献1、非特許文献1参照。)。
サーバー装置はクライアント用の表示データを作成し、これをクライアント装置に送る。クライアント装置(シンクライアント装置とも呼ばれる)では、使用者のキーやマウス等の操作情報を、ネットワークを介してサーバー装置へ送り、前記サーバー装置側で作成されたクライアント用の表示データを受け取って表示する。クライアント装置は、ネットワーク機器、表示装置、マウスやキーボード等の入力装置を備えているだけでよく、データをクライアント装置内に持たないためハードディスク等のストレージが不要であり、アプリケーションプログラムの実行を行わないためクライアント装置に必要となる処理の負荷は軽い。
企業はサーバーベースコンピューティングを導入することにより、データやアプリケーションプログラム等の資源がサーバー装置側で一元管理できるため、運用コストを削減することができるというメリットがある。また、クライアント装置は従来のパソコンに比べて安価に調達することができるというメリットがある。セキュリティ面においても、サーバー装置内のデータへのアクセス制限をかけたり、アクセスログを取ったりすることにより、情報への不正アクセスのリスクを減らすことが出来る。ウイルスに対しても、サーバー装置で一括対処することが可能となる。
上述のように、サーバーベースコンピューティングシステムにおいて、サーバー装置側でアプリケーション等の実行を行い、クライアント装置側では画面表示、マウス、キー等による入出力のみを行う技術では、一般的にはクライアント装置側では常にマウスやキーの入力をサーバー装置に送信し続け、特に日本語入力が可能なアプリケーション等で仮名漢字変換を行う場合にもユーザーが入力したキー情報をサーバー装置へ常に送信し、サーバー装置側で仮名漢字変換処理を行っている。
このような技術を伝送遅延が大きい移動体通信網等のネットワークで利用した場合、非常に作業効率が悪くなることが予想され、この問題を解決するために、クライアント装置側にサーバー装置側のGUIを擬似的に実現する環境(GUIエミュレータ)を用意し、仮名漢字変換もクライアント装置側で実行し、確定した情報(変換後の漢字)を送信することで伝送遅延の問題を減少させている技術が開示されている(例えば、特許文献2参照。)。
特開2005−228227号公報 特開2003−323402号公報 http://www.keyman.or.jp/search/30000031_1.html(サーバベースコンピューティング)
しかしながら、上述のような技術においては、クライアント装置側でGUIを擬似的に実行する環境(GUIエミュレータ)を用意しているが、これはクライアント装置側の処理を考慮して、サーバー装置側のアプリケーションの動作よりも処理を簡易にして実行することが想定されており、サーバー装置で実行されるアプリケーションよりも機能が限定されてしまうという問題点があった。
例えば、仮名漢字変換の処理においては、サーバー装置側で実行する場合は高性能なハードウェアが使用できるので、変換辞書の容量を大きくし、多くの種類の専門辞書を用意し、変換のアルゴリズムが高度なソフトが搭載でき、アプリケーションと連携して見易い位置に変換の候補を表示することができが、クライアント装置側で実行する場合は、コストや筐体の大きさ等の制約により高性能なハードウェアが使用できないので、変換辞書の容量が小さくなり、専門辞書は搭載しづらく、変換のアルゴリズムには制約が付き、アプリケーションと連携ができないので固定的な位置にしか変換の候補を表示することができないという問題点があった。
すなわち、クライアント装置側で仮名漢字変換処理を実行する場合、仮名漢字変換の処理レベルと操作時の見易さが、サーバー装置側で実行する場合に比べて低下するという問題点があった。
また、伝送遅延の大小に関わらずクライアント装置側がサーバー装置に接続する場合は、GUIエミュレータを介して接続しているので、LANなどの遅延の小さなネットワークに接続する場合でも、仮名漢字変換の処理レベルと操作時の見易さがサーバー装置側で実行する場合に比べて低下するという問題があった。
そこで、本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、サーバーベースコンピューティングシステムにおいて、サーバー装置とクライアント装置間の通信の伝送遅延がない場合は、サーバー装置による処理レベルの高い仮名漢字変換の処理を実行し、サーバー装置とクライアント装置間の通信の伝送遅延が発生した場合は、クライアント装置による仮名漢字変換の処理を実行し、伝送遅延により仮名漢字変換の操作性が悪化することを防ぐことが可能なサーバーベースコンピューティングシステムを提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するため、下記のような構成を採用した。
すなわち、本発明の一態様によれば、本発明のクライアント装置は、アプリケーションプログラムを動作させるサーバー装置に対してネットワークを介してサービス要求を行うクライアント装置であって、前記ネットワークのトラフィック状態を取得するトラフィック状態取得手段と、仮名文字情報を入力する仮名文字入力手段と、前記トラフィック状態取得手段によって取得されたトラフィック状態に基づいて、前記仮名文字入力手段によって入力された仮名文字情報を前記サーバー装置へ送信する入力仮名文字送信手段と、前記トラフィック状態取得手段によって取得されたトラフィック状態に基づいて、前記仮名文字入力手段によって入力された仮名文字情報を対応する仮名漢字文字情報に変換する仮名漢字変換手段と、前記仮名漢字変換手段によって変換された仮名漢字文字情報を前記サーバー装置へ送信する変換文字送信手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明のクライアント装置は、前記トラフィック状態取得手段が、前記ネットワーク上を流れるデータの通信速度を測定した測定結果をトラフィック状態として取得することが望ましい。
また、本発明のクライアント装置は、さらに、前記トラフィック状態取得手段によって取得した通信速度が予め定めた基準速度以上である否かを判断する通信状態判断手段を備え、前記入力仮名文字送信手段が、前記通信状態判断手段によって前記通信速度が前記基準速度以上であると判断された場合、前記仮名文字入力手段によって入力された仮名文字情報を前記サーバー装置へ送信し、前記仮名漢字変換手段が、前記通信状態判断手段によって前記通信速度が前記基準速度未満であると判断された場合、前記仮名文字入力手段によって入力された仮名文字情報を対応する仮名漢字文字情報に変換することが望ましい。
また、本発明のクライアント装置は、前記トラフィック状態取得手段が、前記サーバー装置に対して送信した所定の検査用パケットの送信時刻から返信時刻までの通信時間および前記サーバー装置までの通信距離に基づいて前記通信速度を算出することが望ましい。
また、本発明のクライアント装置は、前記トラフィック状態取得手段が、前記サーバー装置において前記アプリケーションプログラムのタスクが起動されると、前記通信速度を測定することが望ましい。
また、本発明の一態様によれば、本発明のサーバー装置は、ネットワークを介したクライアント装置からのサービス要求に基づいてアプリケーションプログラムを動作させるサーバー装置であって、前記クライアント装置から送信された文字情報を受信する文字情報受信手段と、前記文字情報受信手段によって受信した文字情報に基づいて、前記文字情報を対応する仮名漢字文字情報に変換する仮名漢字変換手段と、前記文字情報受信手段によって受信した文字情報または前記仮名漢字変換手段によって変換した仮名漢字文字情報を、前記アプリケーションプログラムのタスクへの入力情報とするアプリケーション入力手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明のサーバー装置は、さらに、前記文字情報受信手段によって受信した文字情報が仮名文字情報であるのか仮名漢字文字情報であるのかを判別する文字情報判別手段を備え、前記文字情報判別手段によって仮名文字情報と判別された場合、前記仮名漢字変換手段が、前記文字情報判別手段によって判別された仮名文字情報を対応する仮名漢字文字情報に変換し、前記文字情報判別手段によって仮名漢字文字情報と判別された場合、前記アプリケーション入力手段が、前記文字情報判別手段によって判別された仮名漢字文字情報を、前記アプリケーションプログラムのタスクへの入力情報とすることが望ましい。
また、本発明のサーバー装置は、さらに、前記ネットワークのトラフィック状態を取得するトラフィック状態取得手段と、前記トラフィック状態取得手段によって取得したトラフィック状態を前記クライアント装置へ送信するトラフィック状態送信手段とを備えることが望ましい。
また、本発明の一態様によれば、本発明のプログラムは、アプリケーションプログラムを動作させるサーバー装置に対してネットワークを介してサービス要求を行うクライアント装置のコンピュータを、前記ネットワークのトラフィック状態を取得するトラフィック状態取得手段、仮名文字情報を入力する仮名文字入力手段、前記トラフィック状態取得手段によって取得されたトラフィック状態に基づいて、前記仮名文字入力手段によって入力された仮名文字情報を前記サーバー装置へ送信する入力仮名文字送信手段、前記トラフィック状態取得手段によって取得されたトラフィック状態に基づいて、前記仮名文字入力手段によって入力された仮名文字情報を対応する仮名漢字文字情報に変換する仮名漢字変換手段、前記仮名漢字変換手段によって変換された仮名漢字文字情報を前記サーバー装置へ送信する変換文字送信手段として機能させるためのプログラムである。
また、本発明の一態様によれば、本発明のプログラムは、ネットワークを介したクライアント装置からのサービス要求に基づいてアプリケーションプログラムを動作させるサーバー装置のコンピュータを、前記クライアント装置から送信された文字情報を受信する文字情報受信手段、前記文字情報受信手段によって受信した文字情報に基づいて、前記文字情報を対応する仮名漢字文字情報に変換する仮名漢字変換手段、前記文字情報受信手段によって受信した文字情報または前記仮名漢字変換手段によって変換した仮名漢字文字情報を、前記アプリケーションプログラムのタスクへの入力情報とするアプリケーション入力手段として機能させるためのプログラムである。
本発明によれば、サーバーベースコンピューティングシステムにおいて、サーバー装置とクライアント装置間の通信の伝送遅延を計測し、伝送遅延の状態を把握して、遅延が小さい場合は仮名漢字変換をサーバー装置側で実行し、遅延が大きい場合は仮名漢字変換をクライアント装置側で実行するようにしたので、サーバー装置とクライアント装置間の通信の伝送遅延が小さい場合は、サーバー装置による処理レベルが高い仮名漢字変換の処理と見易い操作を実現することができ、サーバー装置とクライアント装置間の通信の大きな伝送遅延が発生した場合は、クライアント装置側で仮名漢字変換を行い、確定した情報を送信する伝送するようにしたので、伝送遅延の影響を少なくして仮名漢字変換の操作性を確保することが出来る。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、サーバーベースコンピューティングシステム1のネットワーク構成の概略を示す図である。
図1において、サーバーベースコンピューティングシステム1は、サーバー装置10に対してサービス要求を行うクライアント装置20と、前記クライアント装置20からのサービス要求に基づいてアプリケーションプログラムを動作させる前記サーバー装置10とが、ネットワーク網31、32または34を介して相互に接続可能に構成されている。
サーバーベースコンピューティングシステム1は、サーバー装置10側でアプリケーションプログラムを実行して、データ等もサーバー装置10側に保存し、クライアント装置20側はキーやマウス等の入出力情報をサーバー装置10側へ伝送し、サーバー装置10側で実行されているアプリケーションプログラムの画面変更情報を受信してクライアント装置20側で表示を行うような、いわゆるシンクライアントのサーバー実行型である。
そして、サーバー装置10とクライアント装置20とを接続しているLAN等のネットワーク網31または構内無線LAN等のネットワーク網32は、比較的帯域幅が広いので伝送遅延が発生し難い。また、携帯電話網等のネットワーク網34は、比較的帯域幅が狭いので伝送遅延が発生し易い。
図2は、サーバー装置10のハードウェア構成の概略を示す図である。
図2において、サーバー装置10は、CPU(中央処理装置:Central Processing Unit)202、各種のデータや信号等を入力するためのキー入力部203、画像やその他の情報を表示するための表示部204、サーバー装置10において実行する処理を実行するプログラムの他、サーバー装置10の各機能を制御し実行するための制御プログラムが収納されたROM205やRAM206、表示部204に表示するための画像を一時的に格納するV−RAM207、LAN等のネットワーク網31に接続するための通信I/F208、漢字文字とその読みを示す仮名文字とを対応付けて格納した仮名漢字変換用辞書209、画像を始め様々な情報を記録するための外部記憶部210がバス201に接続されて構成され、CPU202がこれらの各部を制御している。
このようなハードウェアを備えるサーバー装置10は、本発明を実現するための機能として、文字情報受信部と文字情報判別部と仮名漢字変換部とアプリケーション入力部とトラフィック状態取得部とトラフィック状態送信部とを有している。
文字情報受信部は、前記クライアント装置20から送信された文字情報を受信し、文字情報判別部は、前記文字情報受信部によって受信した文字情報が仮名漢字変換前の仮名文字情報であるのか仮名漢字変換後の仮名漢字文字情報であるのかを判別する。
そして、文字情報が仮名文字情報であれば、仮名漢字変換部は、前記文字情報受信部によって受信した前記文字情報(仮名文字情報)を対応する仮名漢字文字情報に変換する。
アプリケーション入力部は、文字情報が仮名漢字文字情報であれば、前記文字情報受信部によって受信した文字情報(仮名漢字文字情報)をアプリケーションプログラムのタスクへの入力情報とし、文字情報が仮名文字情報であれば、前記仮名漢字変換部によって変換した仮名漢字文字情報を前記アプリケーションプログラムのタスクへの入力情報とする。
トラフィック状態取得部は、例えばネットワーク網31、32または34上を流れるデータの通信速度を測定した測定結果をトラフィック状態として取得し、トラフィック状態送信部は、前記トラフィック状態取得部によって取得したトラフィック状態を前記クライアント装置20へ送信する。
前記文字情報判別部によって仮名文字情報と判別された場合、前記仮名漢字変換部は、前記文字情報判別部によって判別された仮名文字情報を対応する仮名漢字文字情報に変換し、前記文字情報判別部によって仮名漢字文字情報と判別された場合、前記アプリケーション入力部は、前記文字情報判別部によって判別された仮名漢字文字情報を、前記アプリケーションプログラムのタスクへの入力情報とする。
図3は、クライアント装置20のハードウェア構成の概略を示す図である。
図3において、クライアント装置20は、CPU(中央処理装置:Central Processing Unit)302、各種のデータや信号等を入力するためのキー入力部303、画像やその他の情報を表示するための表示部304、クライアント装置20において実行する処理を実行するプログラムの他、クライアント装置20の各機能を制御し実行するための制御プログラムが収納されたROM305やRAM306、表示部304に表示するための画像を一時的に格納するV−RAM307、無線LAN等のネットワークに接続するための通信I/F308、漢字文字とその読みを示す仮名文字とを対応付けて格納した仮名漢字変換用辞書309、形態電話網等のネットワークに接続するための通信I/F310がバス301に接続されて構成され、CPU302がこれらの各部を制御している。
このようなハードウェアを備えるクライアント装置20は、本発明を実現するための機能として、トラフィック状態取得部と通信状態判断部と仮名文字入力部と入力仮名文字送信部と仮名漢字変換部と変換文字送信部とを有している。
トラフィック状態取得部は、例えばネットワーク網31、32または34上を流れるデータの通信速度を測定した測定結果をトラフィック状態として取得するか、あるいは前記サーバー装置10が測定した前記ネットワーク網31、32または34上を流れるデータの通信速度をトラフィック状態として取得し、通信状態判断部は、前記トラフィック状態取得部によって取得した通信速度が予め定めた基準速度以上である否かを判断する。
前記通信状態判断部によって前記通信速度が前記基準速度以上であると判断された場合は、前記入力仮名文字送信部が前記仮名文字入力部によって入力された仮名文字情報を前記サーバー装置10へ送信し、前記通信状態判断部によって前記通信速度が前記基準速度未満であると判断された場合は、前記仮名漢字変換部が前記仮名文字入力部によって入力された仮名文字情報を対応する仮名漢字文字情報に変換する。
通信速度を測定するには、例えばクライアント装置20から前記サーバー装置10に対して送信した所定の検査用パケットの送信時刻から返信時刻までの通信時間および前記クライアント装置20から前記サーバー装置10までの通信距離に基づいて前記通信速度を算出する。
なお、前記サーバー装置10との接続が確立されると、前記通信速度を測定するようにしてもよいし、前記サーバー装置10において前記アプリケーションプログラムのタスクが起動されると、前記通信速度を測定するようにしてもよい。
仮名文字入力部は、仮名文字情報を入力し、入力仮名文字送信部は、前記トラフィック状態取得部によって取得されたトラフィック状態に基づいて、前記仮名文字入力部によって入力された仮名文字情報を前記サーバー装置10へ送信する。
仮名漢字変換部は、前記トラフィック状態取得部によって取得されたトラフィック状態に基づいて、前記仮名文字入力部によって入力された仮名文字情報を対応する仮名漢字文字情報に変換し、変換文字送信部は、前記仮名漢字変換部によって変換された仮名漢字文字情報を前記サーバー装置10へ送信する。
上述のように構成されたサーバーベースコンピューティングシステム1における実行されるサーバー装置10およびクライアント装置20の動作例を説明する。
図4は、サーバー装置10とクライアント装置20間の動作例(その1)を示すシーケンス図である。
図4中の右側がサーバー装置10側のシーケンスであり、左側がクライアント装置20側のシーケンスである。
まず、クライアント装置20は、ステップS401において、接続開始動作を開始し、ステップS402において、ソフトウェアの初期化処理を行う。そして、ステップS403において、接続確立処理を行いサーバー装置10との接続を開始する。
サーバー装置10は、ステップS404において、接続確立処理を実行後、ステップS405において、画面イメージの送信処理を開始する。
クライアント装置20は、ステップS406において、サーバー装置10から受け取った表示情報に従って画面表示に反映し、ステップS407において、ログイン名およびパスワードを入力することによりログイン処理を実行する。
サーバー装置10は、ステップS408において、クライアント装置20で入力されたログイン名およびパスワードに基づいてユーザー認証処理を実行する。
すると、クライアント装置20は、ログイン後の表示画面にする。
以上の処理は、通常の接続処理である。
次に、本発明の最も大きな特徴のひとつであるトラフィック状態を取得する処理を実行する。
クライアント装置20は、ネットワーク網31、32または34のトラフィックの状態を取得するために、ステップS411において、検査用パケット(パイロットパケット)をサーバー装置10へ送信する。この時点からクライアント装置20は、前記送信されたパイロットパケットの応答である応答パイロットパケットがサーバー装置10から届くまでの応答時間を計測するために、応答待ちタイマーを起動する。
サーバー装置20は、ステップS412において、クライアント装置20からの送信されたパイロットパケットを受信し、これを認識したら即座に応答用の応答パイロットパケットをクライアント装置20へ送信する。
そして、クライアント装置20は、ステップS413において、サーバー装置10からの応答パイロットパケットを受信したら応答待ちタイマーを停止し、応答待ちタイマーの開始から停止まで、すなわちクライアント装置20がパイロットパケットを送信した時点から応答パイロットパケットを受信するまでの時間を計測し、その計測時間を記録する。この計測時間をΔT1とし、計測時間の精度を保つために複数回(のn回:nは任意)行ってΔT1乃至ΔTnの値を記憶する。そして、ステップS414において、記憶したΔT1乃至ΔTnの平均値Taを算出し、この平均値Taとクライアント装置20−サーバー装置10間の通信距離とから、トラフィック状態として通信速度を求める。この通信速度をあらかじめ定めたネットワーク網31、32または34のトラフィックの遅延の大きさを判別するための閾値Xと比較し、低遅延トラフィック状態か高遅延トラフィック状態かを判断する。なお、パイロットパケットのフォーマットはパイロットパケットであることが判別するためのIDとパケットの長さを示すLength情報だけでもよいが、ネットワーク網31、32または34によってはある程度のデータの長さが必要なケースも考えられるのでダミーのデータを追加してもよい。
次に、ステップS415において、ステップS414で高遅延トラフィック状態と判断した場合は、クライアント装置20で仮名漢字変換処理を実行するためのモード(クライアント仮名漢字変換モード)のフラグ(クライアント仮名漢字変換モードフラグ)をオンに設定し、低遅延トラフィック状態と判断した場合は、クライアント仮名漢字変換モードフラグをオフにする。このクライアント仮名漢字変換モードフラグは常にクライアント装置20で実行しているアプリケーションプログラムが参照できるものとする。
そして、サーバー装置10は、ステップS416において、文字入力状態の通知を行い、クライアント装置20に対して現在の文字入力のモード(英数入力か漢字入力か等)を通知する。なお、低遅延トラフィック状態であるならばこの通知は意味のないものとなるが、高遅延トラフィック状態の場合であればキー入力での動作を判断するための非常に重要な情報となる。
図5は、クライアント装置20において実行される処理の流れを示すフローチャートである。
まず、ステップS501において、キー入力、マウス操作等の何かしらのイベントが発生しているか否かを判断する。
そして、ステップS501で何かしらのイベントが発生したと判断された場合(ステップS501:Yes)は、ステップS502において、そのイベントがキー入力であるか否かを判断する。
発生したイベントがキー入力以外であるとステップS502で判断された場合(ステップS502:No)は、ステップS503において、そのイベントに従った処理を実行する。
他方、発生したイベントがキー入力であるとステップS502で判断された場合(ステップS502:Yes)は、ステップS504において、サブルーチン「文字入力処理」を実行する。
図6は、クライアント装置20において実行される文字入力処理の流れを示すフローチャートであり、図7は、クライアント装置20において仮名漢字変換が実行される場合の画面表示例(その1)を示す図である。
図7を参照しながら図6のフローチャートを説明する。
まず、図6のステップS601において、図5のステップS502でキー入力であると判断された入力キーを判別し、ステップS602において、仮名漢字変換モードがクライアント装置20で仮名漢字変換処理を実行するクライアント仮名漢字変換モードであるか否かを判断する。
そして、クライアント装置20で仮名漢字変換処理を実行するクライアント仮名漢字変換モードであるとステップS602で判断された場合(ステップS602:Yes)は、ステップS603において、現在文字列の入力中であるか否かを判断する。
ステップS603で文字列入力中でないと判断された場合(ステップS603:No)、すなわちステップS602でクライアント仮名漢字変換モードであると判断された直後は、表示画面70中に入力文字を表示するための文字入力ウィンドウ73(図7参照)が未だ開いていないので、ステップS604において、文字入力ウィンドウ73(図7参照)を開き、ステップS606において、キー入力に対応する入力文字731(図7参照。ただし図7の例は仮名漢字変換後。)を文字入力ウィンドウ73(図7参照)に表示してステップS601に戻る。
そして、ステップS603で文字列入力中であると判断された場合、すなわち既に文字入力ウィンドウ73(図7参照)が開いている場合(ステップS603:Yes)は、ステップS605において、図5のステップS502でキー入力であると判断された入力キーが文字入力キーであるか否かを判断する。ステップS605で文字入力キーであると判断された場合(ステップS605:Yes)は、ステップS606において、文字入力キーに対応する入力文字731(図7参照)を文字入力ウィンドウ73(図7参照)に表示してステップS601に戻る。通常、ステップS605乃至S606の流れが複数回実行され、複数の入力文字731(図7参照。ただし図7の例は仮名漢字変換後。)が文字入力ウィンドウ73(図7参照)に表示される。
次に、ステップS605で文字入力キーでないと判断された場合(ステップS605:No)は、ステップS607において、図5のステップS502でキー入力であると判断された入力キーが変換キーであるか否かを判断する。ステップS607で変換キーであると判断された場合(ステップS607:Yes)は、ステップS608において、今までに入力されステップS606で表示されている入力文字731(図7参照)を対象にして仮名漢字変換処理を実行する。そして、ステップS609において、変換候補表示ウィンドウ72を開き変換候補721等を変換候補表示ウィンドウ72内に表示するとともに変換対象の入力文字731を文字入力ウィンドウ73に表示してステップS601に戻る。
次に、ステップS607で変換キーでないと判断された場合、すなわち文字入力キーでもなく変換キーでもないと判断された場合(ステップS607:No)は、ステップS610において、図5のステップS502でキー入力であると判断された入力キーが確定キーであるか否かを判断する。ステップS610で確定キーでないと判断された場合(ステップS610:No)は、ステップS601に戻り、ステップS610で確定キーであると判断された場合(ステップS610:Yes)は、ステップS611において、ステップS609で文字入力ウィンドウ73に表示されている変換対象の入力文字731を確定させる。
そして、ステップS612において、ステップS611で確定した入力文字731をサーバー装置10へ送信し、ステップS613において、文字入力ウィンドウ73を閉じる。すると、サーバー装置10で実行中のアプリケーションプログラムからの表示画像として、文字入力領域71の入力カーソル711の位置に確定した文字列を表示した画像がクライアント装置20に送信され、クライアント装置20でこの表示画像を表示する。
他方、ステップS602でクライアント仮名漢字変換モードでないと判断された場合、すなわちサーバー装置10で仮名漢字変換処理を実行するサーバー仮名漢字変換モードであると判断された場合(ステップS602:No)は、ステップS614において、サーバー装置10に対して入力されたキー情報を送信する。
図8は、サーバー装置10において実行される処理の流れを示すフローチャートであり、図9は、サーバー装置10において仮名漢字変換が実行される場合の画面表示例を示す図である。
まず、図8のステップS801において、図6のステップS602でクライアント仮名漢字変換モードでないと判断され、ステップS614で送信されたキー情報、あるいはステップS612で送信された確定した入力文字731を受信したか否かを判断する。
ステップS801で前記何れかを受信したと判断した場合(ステップS801:Yes)は、ステップS802において、上記何れであるのか、すなわちステップS614で送信されたキー情報であるのかステップS612で送信された確定した入力文字731であるのかを判別する。具体的には、ステップS803において、キー情報の一部(ヘッダ等)に付された識別情報として例えばID=2であれば(ステップS803:ID=2)、ステップS801で受信したのがステップS614でクライアント装置20から送信されたキー情報であると判別し、ステップS804において、サーバー装置10で仮名漢字変換処理を実行する。
なお、サーバー装置10での仮名漢字変換処理においては、仮名漢字変換前の仮名文字情報が表示画面70の文字入力領域71中の入力カーソル711の位置に入力されて変換キーが押されると、図9に示すように、変換候補表示ウィンドウ92を開き変換候補921等を変換候補表示ウィンドウ92内に表示するとともに変換対象の入力文字912を入力カーソル711の前の位置に表示する(いわゆるオンザスポット形式。)。
他方、ステップS803において、キー情報の一部(ヘッダ等)に付された識別情報として例えばID=1であれば(ステップS803:ID=1)、ステップS801で受信したのがステップS612でクライアント装置20から送信された確定した入力文字731であると判別し、ステップS805において、確定した入力文字731を受信する。
そして、ステップS806において、ステップS804で仮名漢字変換した変換仮名漢字文字、あるいはステップS805で受信した確定した入力文字731を、アプリケーションプログラムに渡して本処理を終了する。
上述したように、サーバー装置10で仮名漢字変換処理を実行すると、アプリケーションの文字入力領域71に仮名漢字変換前、変換中および確定前変換後の入力文字912の文字列が直接表示されること、アプリケーションによっては様々なフォントや文字色が使用でき、変換中でも様々な文字表示が可能であること、また、アプリケーションの表示レイアウトに対して行の折り返し等、忠実に入力文字912を反映できる。さらに、サーバー装置10はディスクメモリ領域が豊富であるので専用辞書等の拡張がしやすい。
図10は、クライアント装置20において仮名漢字変換が実行される場合の画面表示例(その2)を示す図である。
図7に示した例では、文字入力ウィンドウ73に表示された仮名漢字変換後の入力文字731が確定されると、入力文字731は入力カーソル711の前の位置に表示され、文字入力ウィンドウ73は閉じてしまうが、図10に示した例では、文字入力ウィンドウ73に表示された仮名漢字変換後の入力文字731は、仮名漢字変換が確定された後も文字入力ウィンドウ73が閉じずに仮名漢字変換後の入力文字731がそのまま文字入力ウィンドウ73内に表示され、複数回の仮名漢字変換を繰り返した後にユーザーの意思によるOKボタン732の押下によってそれまでに入力および仮名漢字変換された仮名漢字変換後の入力文字731が一括して入力カーソル711の前の位置に表示される。
これにより、サーバー装置10との通信回数を抑制することを可能とし、比較的帯域幅が狭いので伝送遅延が発生し易い携帯電話網等のネットワーク網34での性能向上を実現することが可能となる。
また、OKボタン732の押下の代わりに、入力文字列731が予め設定された長さに達した時点、あるいは、句読点のような特別な文字が入力された時点で、それまでに入力および仮名漢字変換された仮名漢字変換後の入力文字731が一括して入力カーソル711の前の位置に表示されるようにしてもよい。
図11は、サーバー装置10とクライアント装置20間の動作例(その2)を示すシーケンス図である。
図4を用いて説明したシーケンスは、クライアント装置20とサーバー装置10とが接続を確立した時点で仮名漢字変換のモードを確定して(クライアント仮名漢字変換モードにするか否か)、クライアント装置20とサーバー装置10との接続中はネットワーク網31、32または34のトラフィック状態が変化しないことを前提としていたが、図11に示したシーケンスの例は、クライアント装置20がネットワーク網31、32または34へ接続する制御を動的に切り替えることが可能であることを想定する。例えば、クライアント装置20が比較的帯域幅が狭いので伝送遅延が発生し易い携帯電話網等のネットワーク網34に接続している状態から、比較的帯域幅が広いので伝送遅延が発生し難いLAN等のネットワーク網31または構内無線LAN等のネットワーク網32にも接続できる状態(両方が接続可能な状態)に移動した場合、図4を用いて説明したシーケンスでは、移動後に伝送遅延が発生しなくなったにも関わらず接続確立時に伝送遅延が発生しているとそのままクライアント仮名漢字変換モードが継続してしまう。
よって、図11に示した例では、クライアント装置20とサーバー装置10とが接続を確立した後、任意の時点で、ステップS1101において、ユーザーのマウス操作やキー操作等により、サーバー装置10にその(マウス操作やキー操作等の)イベント情報を送信する。
すると、サーバー装置10は、ステップS1102において、イベント情報を受信し、ステップS1103において、アプリケーションプログラムの起動や切り替えを実行する。そして、ステップS1104において、アプリケーションプログラムの起動や切替が発生したことをクライアント装置20に通知する。
クライアント装置20は、ステップS1105において、このアプリケーションプログラムの起動あるいは切替通知を受信し、その後、図4のシーケンスと同様に、サーバー装置10との接続状態が遅延の大きいトラフィック状態か、遅延の小さいトラフィック状態かを判断するためにパイロットパケットを送信し、伝送の遅延状態を判別する(ステップS411乃至S414)。また、それ以降(ステップS415以降)も図4のシーケンスと同様である。
このように、サーバー装置10においてアプリケーションプログラムの切替の度にトラフィック状態を計測することを可能にしたことで、クライアント装置20が動的にトラフィック状態の変更を行った場合でも、再接続せずに仮名漢字変換のモード切替を行うことが可能となり、ユーザーの利便性が向上する。
また、アプリケーションプログラムの起動あるいは切替のタイミングでトラフィック状態を確認する代わりに、クライアント装置20が定期的にタイマーを設定してトラフィック状態をチェックすることにしてもよい。更に、構内無線LAN等のネットワーク網32または携帯電話網等のネットワーク網34の電波強度状態の変化をチェックするトリガーにしてもよい。
また、クライアント装置20にトラフィック状態を測定するためのトリガーをユーザーインタフェースとして提供してもよい。例えば、クライアント装置20にトラフィック状態測定を開始するためのハードウェアキーを設けたり、GUIとして測定開始ボタンを画面内に搭載したりしてもよい。これらをユーザーが、自らの意思で任意のタイミングで実行可能にすることで、自動的にトラフィック状態の検出が困難な場合にもネットワーク網31、32または34のトラフィック状態をチェックすることが可能になる。
また、ネットワーク網31、32または34のトラフィック状態の計測を、クライアント装置20が行うのではなく、サーバー装置10が行うようにしてもよい。この場合は、トラフィック状態の計測結果はサーバー装置10からクライアント装置20に通知し、その計測結果をクライアント装置20で判別する。
また、トラフィック状態の計測は、データパケットを送受信して計測したが、他の方法を用いてもよい。
なお、上述してきた本発明の実施の形態は、サーバー装置またはクライアント装置の一機能としてハードウェアまたはDSP(Digital Signal Processor)ボードやCPUボードでのファームウェアもしくはソフトウェアにより実現することができる。
以上、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明してきたが、本発明が適用されるサーバー装置およびクライアント装置は、その機能が実行されるのであれば、上述の実施の形態に限定されることなく、単体の装置であっても、複数の装置からなるシステムあるいは統合装置であっても、LAN、WAN等のネットワークを介して処理が行なわれるシステムであってもよいことは言うまでもない。
また、バスに接続されたCPU、ROMやRAMのメモリ、入力装置、出力装置、外部記録装置、媒体駆動装置、ネットワーク接続装置で構成されるシステムでも実現できる。すなわち、前述してきた実施の形態のシステムを実現するソフトェアのプログラムを記録したROMやRAMのメモリ、外部記録装置、可搬記録媒体を、サーバー装置およびクライアント装置に供給し、それらのサーバー装置およびクライアント装置のコンピュータがプログラムを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
この場合、可搬記録媒体等から読み出されたプログラム自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムを記録した可搬記録媒体等は本発明を構成することになる。
プログラムを供給するための可搬記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、DVD−ROM、DVD−RAM、磁気テープ、不揮発性のメモリーカード、ROMカード、電子メールやパソコン通信等のネットワーク接続装置(言い換えれば、通信回線)を介して記録した種々の記録媒体などを用いることができる。
また、コンピュータ(情報処理装置)がメモリ上に読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施の形態の機能が実現される他、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によっても前述した実施の形態の機能が実現される。
さらに、可搬型記録媒体から読み出されたプログラムやプログラム(データ)提供者から提供されたプログラム(データ)が、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によっても前述した実施の形態の機能が実現され得る。
すなわち、本発明は、以上に述べた実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の構成または形状を取ることができる。
サーバーベースコンピューティングシステム1のネットワーク構成の概略を示す図である。 サーバー装置10のハードウェア構成の概略を示す図である。 クライアント装置20のハードウェア構成の概略を示す図である。 サーバー装置10とクライアント装置20間の動作例(その1)を示すシーケンス図である。 クライアント装置20において実行される処理の流れを示すフローチャートである。 クライアント装置20において実行される文字入力処理の流れを示すフローチャートである。 クライアント装置20において仮名漢字変換が実行される場合の画面表示例(その1)を示す図である。 サーバー装置10において実行される処理の流れを示すフローチャートである。 サーバー装置10において仮名漢字変換が実行される場合の画面表示例を示す図である。 クライアント装置20において仮名漢字変換が実行される場合の画面表示例(その2)を示す図である。 サーバー装置10とクライアント装置20間の動作例(その2)を示すシーケンス図である。
符号の説明
1 サーバーベースコンピューティングシステム
10 サーバー装置
20 クライアント装置
31 ネットワーク網(LAN等)
32 ネットワーク網(無線LAN等)
33 アクセスポイント
34 ネットワーク網(携帯電話網等)
35 基地局
70 表示画面
71 文字入力領域
72 変換候補表示ウィンドウ
73 文字入力ウィンドウ
92 変換候補表示ウィンドウ
201 バス
202 CPU
203 キー入力部
204 表示部
205 ROM
206 RAM
207 V−RAM
208 通信I/F(LAN用)
209 仮名漢字変換用辞書
210 外部記憶部
301 バス
302 CPU
303 キー入力部
304 表示部
305 ROM
306 RAM
307 V−RAM
308 通信I/F(無線LAN用)
309 仮名漢字変換用辞書
310 通信I/F(携帯電話網用)
711 入力カーソル
721 変換候補
731 入力文字
732 OKボタン
912 入力文字
921 変換候補

Claims (10)

  1. アプリケーションプログラムを動作させるサーバー装置に対してネットワークを介してサービス要求を行うクライアント装置であって、
    前記ネットワークのトラフィック状態を取得するトラフィック状態取得手段と、
    仮名文字情報を入力する仮名文字入力手段と、
    前記トラフィック状態取得手段によって取得されたトラフィック状態に基づいて、前記仮名文字入力手段によって入力された仮名文字情報を前記サーバー装置へ送信する入力仮名文字送信手段と、
    前記トラフィック状態取得手段によって取得されたトラフィック状態に基づいて、前記仮名文字入力手段によって入力された仮名文字情報を対応する仮名漢字文字情報に変換する仮名漢字変換手段と、
    前記仮名漢字変換手段によって変換された仮名漢字文字情報を前記サーバー装置へ送信する変換文字送信手段と、
    を備えることを特徴とするクライアント装置。
  2. 前記トラフィック状態取得手段は、前記ネットワーク上を流れるデータの通信速度を測定した測定結果をトラフィック状態として取得することを特徴とする請求項1に記載のクライアント装置。
  3. さらに、
    前記トラフィック状態取得手段によって取得した通信速度が予め定めた基準速度以上である否かを判断する通信状態判断手段と、
    を備え、
    前記入力仮名文字送信手段は、前記通信状態判断手段によって前記通信速度が前記基準速度以上であると判断された場合、前記仮名文字入力手段によって入力された仮名文字情報を前記サーバー装置へ送信し、
    前記仮名漢字変換手段は、前記通信状態判断手段によって前記通信速度が前記基準速度未満であると判断された場合、前記仮名文字入力手段によって入力された仮名文字情報を対応する仮名漢字文字情報に変換する、
    ことを特徴とする請求項2または3に記載のクライアント装置。
  4. 前記トラフィック状態取得手段は、前記サーバー装置に対して送信した所定の検査用パケットの送信時刻から返信時刻までの通信時間および前記サーバー装置までの通信距離に基づいて前記通信速度を算出することを特徴とする請求項2乃至4の何れか1項に記載のクライアント装置。
  5. 前記トラフィック状態取得手段は、前記サーバー装置において前記アプリケーションプログラムのタスクが起動されると、前記通信速度を測定することを特徴とする請求項2乃至4の何れか1項に記載のクライアント装置。
  6. ネットワークを介したクライアント装置からのサービス要求に基づいてアプリケーションプログラムを動作させるサーバー装置であって、
    前記クライアント装置から送信された文字情報を受信する文字情報受信手段と、
    前記文字情報受信手段によって受信した文字情報に基づいて、前記文字情報を対応する仮名漢字文字情報に変換する仮名漢字変換手段と、
    前記文字情報受信手段によって受信した文字情報または前記仮名漢字変換手段によって変換した仮名漢字文字情報を、前記アプリケーションプログラムのタスクへの入力情報とするアプリケーション入力手段と、
    を備えることを特徴とするサーバー装置。
  7. さらに、
    前記文字情報受信手段によって受信した文字情報が仮名文字情報であるのか仮名漢字文字情報であるのかを判別する文字情報判別手段と、
    を備え、
    前記文字情報判別手段によって仮名文字情報と判別された場合、前記仮名漢字変換手段は、前記文字情報判別手段によって判別された仮名文字情報を対応する仮名漢字文字情報に変換し、
    前記文字情報判別手段によって仮名漢字文字情報と判別された場合、前記アプリケーション入力手段は、前記文字情報判別手段によって判別された仮名漢字文字情報を、前記アプリケーションプログラムのタスクへの入力情報とする、
    ことを特徴とする請求項6に記載のサーバー装置。
  8. さらに、
    前記ネットワークのトラフィック状態を取得するトラフィック状態取得手段と、
    前記トラフィック状態取得手段によって取得したトラフィック状態を前記クライアント装置へ送信するトラフィック状態送信手段と、
    を備えることを特徴とする請求項6または7に記載のサーバー装置。
  9. アプリケーションプログラムを動作させるサーバー装置に対してネットワークを介してサービス要求を行うクライアント装置のコンピュータを、
    前記ネットワークのトラフィック状態を取得するトラフィック状態取得手段、
    仮名文字情報を入力する仮名文字入力手段、
    前記トラフィック状態取得手段によって取得されたトラフィック状態に基づいて、前記仮名文字入力手段によって入力された仮名文字情報を前記サーバー装置へ送信する入力仮名文字送信手段、
    前記トラフィック状態取得手段によって取得されたトラフィック状態に基づいて、前記仮名文字入力手段によって入力された仮名文字情報を対応する仮名漢字文字情報に変換する仮名漢字変換手段、
    前記仮名漢字変換手段によって変換された仮名漢字文字情報を前記サーバー装置へ送信する変換文字送信手段、
    として機能させるためのプログラム。
  10. ネットワークを介したクライアント装置からのサービス要求に基づいてアプリケーションプログラムを動作させるサーバー装置のコンピュータを、
    前記クライアント装置から送信された文字情報を受信する文字情報受信手段、
    前記文字情報受信手段によって受信した文字情報に基づいて、前記文字情報を対応する仮名漢字文字情報に変換する仮名漢字変換手段、
    前記文字情報受信手段によって受信した文字情報または前記仮名漢字変換手段によって変換した仮名漢字文字情報を、前記アプリケーションプログラムのタスクへの入力情報とするアプリケーション入力手段、
    として機能させるためのプログラム。
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