JP2007264320A - 映像表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】広視野角モードに切り替えたときに、狭視野角モード時に比して画面横軸の方向に視野角を広げることができる映像表示装置を提供する。
【解決手段】映像表示装置90は、面状光源1Aと拡散制御板2Aと液晶表示パネル3とから成る。この映像表示装置90は、前記面状光源1Aからの光の指向性を維持して当該光を透過する第1状態(図1(a)参照)と、前記面状光源1Aからの光を画面横軸の方向(図1中のX軸方向)に拡散する第2状態(図1(b)参照)とを切り替えることができる。この第2状態における画面縦軸の方向(図1中のY軸方向)の拡散の程度については、図1(a)に示している拡散の程度と同じである。
【選択図】 図1

Description

この発明は、画面の視野角を制御することができる映像表示装置に関する。
狭視野角モードと広視野角モードとを電気的に切り替えることができる映像表示装置として、以下の装置が提案されている。すなわち、透過型表示素子と面状光源との間に光学装置が配置され、面状光源はサイドライト方式の光源であり、表面に微細な凹凸を有する透明な導光板を備え、面状光源は特定方向に指向性を有し、光学装置は光線散乱状態と光線透過状態とを電気的に可逆的に切り替えることができ、光学装置を光線散乱状態にすることによって、表示の視野角を光学装置が光線透過状態である場合の表示の視野角より大きくことができる装置である(特許文献1参照)。
特開2005−257756号公報
しかしながら、上記従来の映像表示装置は、広視野角モードとするときに、バックライトからの光を全方位に散乱させてしまう。
この発明は、上記の事情に鑑み、広視野角モードに切り替えたときに、狭視野角モード時に比して画面横軸の方向に視野角を広げることができる映像表示装置を提供することを目的とする。
この発明の映像表示装置は、上記の課題を解決するために、特定方向に光出射の指向性を有する面状光源と、前記面光源から出射された光の透過量を空間的に制御して映像を表示する表示パネルと、前記面状光源と前記表示パネルとの間に配置され、前記面状光源からの光の指向性を維持して当該光を透過させる第1状態と、前記面状光源からの光を画面横軸を基準に±45°以内の略水平方向又は水平方向に拡散する第2状態と、を切り替えることができる拡散制御板と、を備えたことを特徴とする(以下、この項において第1構成という)。
上記の構成であれば、第2状態(拡散状態)が形成されるとき、光は全方位に拡散されるのではなく、画面横軸の方向にだけ拡散の範囲が広げられる。すなわち、広視野角モードの場合(プライバシーモードを実行しない場合)において、面状光源からの光の有効利用を図ることができる。従って、画面輝度の低下抑制或いは消費電力低減といった利点が得られる。
前記第1構成において、前記拡散制御板は、他の領域とは屈折率が異なり且つ屈折面が画面縦軸の方向には一様である屈折領域を画面横軸の方向に複数現出させることにより、前記第2状態を形成することとしてもよい。或いは、前記第1構成において、前記拡散制御板は、他の領域とは屈折率が異なり且つ屈折面が斜め方向に一様である屈折領域を複数現出させることにより前記第2状態を形成することとしてもよい。
また、この発明の映像表示装置は、特定方向に光出射の指向性を有する第1発光状態と、前記特定方向の指向性に加えて画面横軸の方向に光が広がる指向性をも有する第2発光状態と、を切り替えることができる面状光源と、前記面光源から出射された光の透過量を空間的に制御して映像を表示する表示パネルと、を備えたことを特徴とする(以下、この項において第2構成という)。
上記の構成であれば、広視野角モード(第2発光状態)に切り替えたときに、狭視野角モード(第1発光状態)時に比して画面横軸の方向に視野角を広げることができる。しかも、拡散制御板を不要にして低コスト化や軽量化を図ることができる。
前記第2構成において、前記面状光源は、屈折面が画面横軸の方向に一様である屈折領域を画面縦軸の方向に複数有する導光板と、前記導光板の側面のうち画面横軸に平行な側面に向けて光を出射する発光素子と、から成り、前記第1発光状態では前記発光素子から出射される光は第1の広がり角で前記導光板に入射し、前記第2発光状態では前記発光素子から出射される光は前記第1の広がり角よりも広い第2の広がり角で前記導光板に入射することとしてもよい。
この発明によれば、広視野角モードに切り替えたときの(プライバシーモードを実行しない場合の)画面からの光の有効利用が図れる(或いは消費電力を低減できる)という効果を奏する。
以下、この発明の実施形態を図1乃至図17に基づいて説明していく。
図1に映像表示装置90を示しているが、見やすさのために構成部材を離間させて示している。映像表示装置90は、面状光源1Aと拡散制御板2Aと液晶表示パネル3とから成る。なお、図1(a)では、前記面状光源1Aからの光の指向性を維持して当該光を透過する第1状態を示しており、図1(b)では、前記面状光源1Aからの光を画面横軸の方向(図1中のX軸方向)に拡散する第2状態を示している。この第2状態における画面縦軸の方向(図1中のY軸方向)の拡散の程度については、図1(a)に示している拡散の程度と同じである。図1中のZ軸方向は画面に垂直な方向を示している。
面状光源1Aはサイドライト方式の光源であり、導光板11と冷陰極管12とからなる。面状光源1Aは特定方向に光出射の指向性を有する。すなわち、面状光源1Aからの出射光の光量が特定方向に概ね集中するようにしてある。面状光源1Aの構造や指向性については、先述した特許文献1で開示されている面状光源の構造や指向性と同じとすることができる。この実施形態では、面状光源1Aの出射光は、図2に示しているように、画面垂直方向を基準に±20°を超える角度での光強度が画面垂直方向の光強度の30%以下となるようにしている。ただし、これは一例であってこのような指向性範囲に限るものではない。また、指向性を有する面状光源としては、凹パターンやプリズムパターンといったパターンを導光板に形成してなる面状光源が知られている(特開平9−105804号公報参照)。更に、凹パターンやプリズムパターンといったパターンを導光板に形成してなる面状光源において、導光板から出射される光の指向性を向上させる技術も知られている(特開2005−268201号公報参照)。
液晶表示パネル3としては、例えば、一般的なノーマリーホワイトタイプの液晶表示パネル3が用いられる。この液晶表示パネル3の入射側偏光板3と出射側偏光板3とは、その光透過軸方向が互いに90°異なるように配置される。この液晶表示パネル3の画素への通電がOFFのときには、入射光はその偏光方向が90°回転されて出射側偏光板3から出射されるため、表示は白表示となる。逆に、画素への通電がONのときには、入射光の偏光の回転は生じないため、入射光は出射側偏光板3を透過できず、表示は黒表示となる。前記光透過軸方向は前記画面縦軸の方向(或いは、画面横軸の方向)に対して0°をなすこととしてもよいし、45°をなすこととしてもよい。
図3に拡散制御板2Aを示す。この拡散制御板2Aは、一対のガラス基板21,21と、一方のガラス基板上に形成された一方側透明電極22A及び配向膜24と、他方のガラス基板上に形成された他方側透明電極23A及び配向膜24と、これらガラス基板間に充填される液晶層25とからなる。一方側透明電極22Aはいわゆるベタ電極(全面電極)であり、他方側透明電極23Aは、電極が櫛歯状に形成された櫛歯電極であり、櫛歯部分が画面縦軸の方向(Y方向、図3においては紙面垂直方向)に長く形成されている。櫛歯間隔は、画素間隔とは無関係に設定できるが、面状光源1Aからの光の拡散が画面横軸の方向に均一に行われるような間隔が選ばれる。図3(a)に示している状態が第1状態(透過状態)であり、図3(b)に示している状態が第2状態(拡散状態)である。透明電極22A,23A間に電圧が印加されると、前記櫛歯部分と一方側透明電極22Aとの間で液晶の旋回が生じ、この旋回を生じた液晶は他の領域(電圧非印加領域)とは異なる屈折率を持つことになる。すなわち、前記拡散制御板2Aに電圧を印加すると、屈折面が画面縦軸の方向に一様である屈折領域が画面横軸の方向(X方向)に複数現出して前記第2状態が形成される(図1(b)参照)。
前記拡散制御板2Aに代えて、図4に示す拡散制御板2Bを用いてもよい。この拡散制御板2Bは、一対のガラス基板21,21と、一方のガラス基板上に形成された配向膜24と、他方のガラス基板上に形成された透明電極23B及び配向膜24と、これらガラス基板間に充填される液晶層25とからなる。透明電極23Bは画面縦軸の方向(Y方向、図3においては紙面垂直方向)に長い帯状電極が複数形成されたストライプ電極である。電圧は隣り合う帯状電極に印加される。図4(a)に示している状態が第1状態(透過状態)であり、図4(b)に示している状態が第2状態(拡散状態)である。透明電極23Bの隣り合う帯状電極間に電圧が印加されると、当該隣り合う帯状電極間において液晶の旋回が生じ、この旋回を生じた液晶は他の領域(電圧非印加領域)とは異なる屈折率を持つことになる。すなわち、前記拡散制御板2Bに電圧を印加すると、屈折面が画面縦軸の方向に一様である屈折領域が画面横軸の方向(X方向)に複数現出して前記第2状態が形成される(図1(b)参照)。
先述の拡散制御板2Aにおいては、一方側透明電極22Aはベタ電極であり、他方側透明電極23Aは櫛歯電極であった。一方側透明電極22Aに代えて、図5(a)に示すように、一対の櫛歯電極221,222が互いの隙間を補間しあうように配置されてなる電極22A′を用いてもよい(櫛歯の並び方向はY方向である)。両櫛歯電極221,222に同電位が印加されれば全体としてベタ電極と等価になる。また、他方側透明電極23Aに代えて、図5(b)に示すように、一対の櫛歯電極231,232が互いの隙間を補間しあうように配置されてなる電極23A′を用いてもよい(櫛歯の並び方向はX方向である)。両櫛歯電極231,232に同電位が印加されれば全体としてベタ電極と等価になる。すなわち、電極22A′をベタ電極として用い、電極23A′の一方の櫛歯電極231(又は232)を用いるとすれば、拡散制御板2Aと同等の拡散作用が得られる。一方、電極23A′をベタ電極として用い、電極22A′の一方の櫛歯電極221(又は222)を用いるとすれば、Y軸の方向に光を拡散することができる。画面の向きを90°変えてY軸の方向が画面横方向となる状態で画像表示を行う場合においては、Y軸の方向に光を拡散することになり、画面横方向に光拡散が行われる。すなわち、例えば携帯電話のディスプレイにおいて、縦画面姿勢で例えばメール文を作成するときと、横画面姿勢で例えばテレビ映像を表示するときの両方において、画面横軸の方向の視野角を制御できることになる。
また、先述の拡散制御板2Aの一方側透明電極22Aに代えて、図6(a)に示す斜め櫛歯電極22Bを用い、他方側透明電極23Aに代えて、図6(b)に示す斜め櫛歯電極23Cを用いてもよい。これら斜め櫛歯電極の櫛歯部分は立体交差する。これら斜め櫛歯電極を重ね合わせた状態を図6(c)に示す。このような斜め櫛歯電極を用いる拡散制御板は、他の領域とは屈折率が異なり且つ屈折面が斜め方向に一様である屈折領域を複数現出させることができ、この状態が第2状態(拡散状態)となる。前記面状光源1Aからの光は、画面横軸を基準に90°(±45°)以内の略水平方向に拡散される。具体的には、一方の斜め櫛歯電極における櫛歯部分を画面横軸を基準に+45°傾け、他方の斜め櫛歯電極における櫛歯部分を画面横軸を基準に−45°傾けると、各屈折領域(四辺形をなす)の屈折面(4面)は画面横軸を基準に±45°斜め方向に向き、前記面状光源1Aからの光は、画面横軸を基準に±45°の方向に拡散される。斜め櫛歯電極における櫛歯部分の交差角度を変えることで前記屈折領域の屈折面は画面横軸を基準に±45°以上の任意の傾斜を持つことができる。図7に一つの屈折領域を示す。この図において時計回りの角度をプラス角度とし、反時計回りの角度をマイナス角度とする。また、この図において点線は90°で交差している。また、図の矢印は屈折面による光の分散方向を示している。一つ櫛歯部分は画面縦軸を基準に時計回りに30°(+30°)傾き、他の一つの櫛歯部分は画面縦軸を基準に反時計回りに30°(−30°)傾いている。この場合、屈折面1の角度は画面横軸を基準に反時計回りに60°(−45°以上)であり、屈折面2の角度は画面横軸を基準に時計回りに60°(+45°以上)であり、屈折面3の角度は画面横軸を基準に時計回りに60°(+45°以上)であり、屈折面4の角度は画面横軸を基準に反時計回りに60°(−45°以上)である。
図8に拡散制御板2Cを示す。この拡散制御板2Cは、一対のガラス基板21,21と、一方のガラス基板上に形成されたレンズ部26及び一方側透明電極22A及び配向膜24と、他方のガラス基板上に形成された他方側透明電極23C及び配向膜24と、これらガラス基板間に充填される液晶層25とからなる。一方側透明電極22A及び他方側透明電極23Cは共にベタ電極である。レンズ部26は画面縦軸の方向に長いシリンドリカルレンズを画面横軸の方向に複数配置して成る。シリンドリカルレンズの間隔は、画素間隔とは無関係に設定できるが、面状光源1Aからの光の拡散が画面横軸の方向に均一に行われるような間隔が選ばれる。また、各シリンドリカルレンズの屈折率はN1であり、電圧が印加されていない状態の前記液晶層25の屈折率もN1である。図8(a)に示している状態が第1状態(透過状態)であり、図8(b)に示している状態が第2状態(拡散状態)である。透明電極22A,23C間に電圧が印加されると、液晶の旋回が生じて液晶層25の全体が屈折率N2を持つことになる。すなわち、前記拡散制御板2Cに電圧を印加すると、屈折面が画面縦軸の方向(Y方向)に一様である屈折領域(前記シリンドリカルレンズ)が画面横軸の方向(X方向)に複数現出して前記第2状態が形成される(図1(b)参照)。
図9に拡散制御板2Dを示す。この拡散制御板2Dは、一対のガラス基板21,21と、一方のガラス基板上に形成された凸部27及び一方側透明電極22A及び配向膜24と、他方のガラス基板上に形成された他方側透明電極23C及び配向膜24と、これらガラス基板間に充填される液晶層25とからなる。一方側透明電極22A及び他方側透明電極23Cは共にベタ電極である。凸部27は画面縦軸の方向に長いプリズムを画面横軸の方向に複数配置して成る。プリズムの間隔は、画素間隔とは無関係に設定できるが、面状光源1Aからの光の拡散が画面横軸の方向に均一に行われるような間隔が選ばれる。また、各プリズムの屈折率はN1であり、電圧が印加されていない状態の前記液晶層25の屈折率もN1である。図9(a)に示している状態が第1状態(透過状態)であり、図9(b)に示している状態が第2状態(拡散状態)である。透明電極22A,23C間に電圧が印加されると、液晶の旋回が生じて液晶層25の全体が屈折率N2を持つことになる。すなわち、前記拡散制御板2Dに電圧を印加すると、屈折面が画面縦軸の方向(Y方向)に一様である屈折領域(各プリズム)が画面横軸の方向(X方向)に複数現出して前記第2状態が形成される(図1(b)参照)。
拡散制御板としては、上述した液晶を用いる構成の他、液体レンズを用いる構成を採用できる。液体レンズを用いる構成については、後で説明する。
図10に映像表示装置91を示しているが、見やすさのために構成部材を離間させて示している。映像表示装置91は、面状光源1Bと拡散制御板2A(2B等でもよい)と液晶表示パネル3とから成る。なお、図10(a)では、前記面状光源1Bからの光の指向性を維持して当該光を透過する第1状態を示しており、図10(b)では、前記面状光源1Aからの光を画面横軸の方向(図1中のX軸方向)に拡散する第2状態を示している。この第2状態における画面縦軸の方向(図9中のY軸方向)の拡散の程度については、図10(a)に示している拡散の程度と同じである。
前記面状光源1Bは、導光板13と白色LED(発光ダイオード)14とからなる。白色LED14の出射光は、主光線軸を中心に例えば40°の出射角度範囲で導光板13に入射する。なお、白色LED14の出射光自体の角度範囲が40°であることに限らず、導光板13の光入射領域に形成されたレンズ部によって前記角度範囲が得られるようにしてもよい。導光板13は、画面横軸の方向(X軸方向)に長い凸部(プリズム部等)を表面又は裏面に有し、画面縦軸の方向(Y軸方向)に対して光を拡散させる一方、画面横軸の方向(X軸方向)に対しては前記出射角度範囲を維持する。従って、拡散制御板2Aが透過状態であるとき、プライバシーモードになる。
図1乃至図10に基づいて説明したように、第2状態(拡散状態)が形成されるとき、光は全方位に拡散されるのではなく、画面横軸の方向にだけ拡散の範囲が広げられる。すなわち、広視野角モードの場合(プライバシーモードを実行しない場合)において、面状光源からの光の有効利用を図ることができる。別言すれば、従来構成では、広視野角モードの場合には光が全方位に拡散されるので、狭視野角モード時と発光光量が同じであれば広視野角モードでの画面輝度は大きく低下する。その逆に、広視野角モードの画面輝度を狭視野角モードの画面輝度と同程度に維持しようとすると、広視野角モードでは面状光源の発光量を大幅にアップしなければならず、消費電力が大幅にアップしてしまう。これに対し、本願発明であれば、前者の場合には画面輝度の低下を抑制することができるという利点が得られ、また、後者の場合であれば、消費電力のアップの程度を抑制することができるという利点が得られる。なお、第1状態と第2状態との切替に際して発光部(冷陰極管や白色LED)への電流量(発光輝度)を制御することにより、第1状態と第2状態とでの画面輝度に違いが生じるのを抑制するようにしてもよい。
図11に映像表示装置92を示しているが、見やすさのために構成部材を離間させて示している。映像表示装置92は、面状光源1Cと液晶表示パネル3とから成る。なお、図11(a)では、面状光源1Cにおいて特定方向に光出射の指向性を有する第1発光状態が示されており、図11(b)では、面状光源1Cにおいて前記特定方向の指向性に加えて画面横軸の方向(X軸方向)に光が広がる指向性をも有する第2発光状態が示されている。
前記面状光源1Cは、導光板15と白色LED(発光ダイオード)16とからなる。白色LED16の出射光は、主光線軸を中心に例えば40°と90°の出射角度範囲で導光板15に入射される。導光板15は、導光板13と同様、画面横軸の方向(X軸方向)に延設された凸部(プリズム部等)を表面又は裏面に有し、画面縦軸の方向(Y軸方向)に対して光を拡散させる一方、画面横軸の方向(X軸方向)に対しては前記出射角度範囲を維持する。
図12は前記導光板15と白色LED16との間に焦点可変液体レンズ5を設けた構造を示した斜視図である。前記焦点可変液体レンズ5の原理図を図13に示す。焦点可変液体レンズ5は、図13に示すように、偏平な角筒に注入された伝導性水性溶液51および非伝導性オイル52によって構成される。疎水性コーティングを壁体53の内壁および上面(底面でも良い)に施しているため、図13(a)に示すように、水性溶液51が壁体53に接触せず偏平な半柱状になる。内壁の疎水性コーティングの外側には絶縁層54を備え、さらにその外側には電極55を備える。図13(b)に示すように、電極55と伝導性水性溶液との間に電位差を与えることで、電気的誘導による表面張力変化を誘起できる。この結果、水性溶液51が内壁をぬらし始め、2つの液体間にできる凹凸レンズの曲率半径が変化する。電圧を上げると、最初に凸レンズだった表面を完全平面(レンズ効果なし)や凹状に制御できる。
前記焦点可変液体レンズ5の底板56は透明板であり、この底板56に面して白色LED16が設けられる。図13(a)に示す凸レンズ状態においては、白色LED16から出射された光が集光されるため、白色LED16の出射光は主光線軸を中心に例えば40°出射角度範囲で導光板15に入射される。この状態は、面状光源1Cにおいて特定方向に光出射の指向性を有する第1発光状態(プライバシーモード)である。一方、図13(b)に示す平らな状態においては、白色LED16から出射された光が集光されないため、白色LED16の出射光は主光線軸を中心に例えば90°出射角度範囲で導光板15に入射される。この状態は、面状光源1Cにおいて前記特定方向の指向性に加えて画面横軸の方向に光が広がる指向性をも有する第2発光状態である。
焦点可変液体レンズをストリングレンズアレイ化することで、拡散制御板を構成することができる。図14に示すように、拡散制御板2Eは複数のストリングレンズ5Aから成る。各ストリングレンズ5Aは、奥行きが液晶表示パネル3の縦方向長さと同等とした箱の中に前記伝導性水性溶液および非伝導性オイルを注入して構成される。このストリングレンズを画面横軸の方向にアレイ配置してストリングレンズアレイとする。また、ストリングレンズ5Aの側面の電極は透明電極である。ストリングレンズ5Aの個数は画面横軸の方向に均一な拡散が得られる程度の個数とする。
先述した面状光源1Cに代えて、図15の平面図に示す構造を有する面状光源を採用できる。図15に示す構造においては、3個の独立点灯可能な白色LEDチップをX軸方向に並べて成るLED16Aを備える。また、導光板15には凸レンズ部15aが形成されており、この凸レンズ部15aの形成箇所に向けて光を照射するように前記LED16Aが配置される。中央のLEDチップのみが点灯するとき(図15(a)参照)、白色LED16Aの中心からの光が導光板15に入射するため、白色LED16Aの出射光は主光線軸を中心に例えば40°の出射角度範囲で導光板15に入射される。この状態は、面状光源1Cにおいて特定方向に光出射の指向性を有する第1発光状態(プライバシーモード)である。一方、LEDチップの全てが点灯するとき(図15(b)参照)、白色LED16Aの全体からの光が導光板15に入射するため、白色LED16Aの出射光は主光線軸を中心に例えば90°の出射角度範囲で導光板15に入射される。この状態は、面状光源1Cにおいて前記特定方向の指向性に加えて画面横軸の方向に光が広がる指向性をも有する第2発光状態である。
先述した面状光源1Cに代えて、図16の平面図に示す構造を採用できる。図16に示す構造においては、導光板15には凸レンズ部15aに加えて凸レンズ部15bが形成されている。凸レンズ部15bは二つの凸部がX軸方向に隣り合って形成されている。凸レンズ部15aから導光板15に入射する光は、主光線軸を中心に例えば40°の出射角度範囲で導光板15に入射され、凸レンズ部15bから導光板15に入射する光は、主光線軸を中心に例えば90°の出射角度範囲で導光板15に入射される。従って、凸レンズ部15aに対面する白色LED16のみを点灯させるとき、面状光源1Cにおいて特定方向に光出射の指向性を有する第1発光状態(プライバシーモード)となる。一方、凸レンズ部15bに対面する白色LED16のみを点灯させるとき、或いは両白色LED16を点灯させるとき、面状光源1Cにおいて前記特定方向の指向性に加えて画面横軸の方向に光が広がる指向性をも有する第2発光状態となる。
先述した面状光源1Cに代えて、図17の平面図に示す構造を採用できる。図17に示す構造においては、導光板15には凸レンズ部15aに加えて凸レンズ部15c及び凸レンズ部15dが形成されている。凸レンズ部15cは指向性を図において左側に傾け、凸レンズ部15dは指向性を図において右側に傾ける。凸レンズ部15aから導光板15に入射する光は、主光線軸を中心に例えば40°の出射角度範囲で導光板15に入射される。凸レンズ部15cから導光板15に入射する光は、主光線軸を左側に例えば20°傾けて入射される。凸レンズ部15dから導光板15に入射する光は、主光線軸を右側に例えば20°傾けて入射される。従って、凸レンズ部15aに対面する白色LED16のみを点灯させるとき、面状光源1Cにおいて特定方向に光出射の指向性を有する第1発光状態(プライバシーモード)となる。一方、凸レンズ部15c及び凸レンズ部15dに対面する白色LED16を点灯させるとき、或いは全ての白色LED16を点灯させるとき、面状光源1Cにおいて前記特定方向の指向性に加えて画面横軸の方向に光が広がる指向性をも有する第2発光状態となる。なお、この図17に示す構造であれば、左側だけの視野角拡大、或いは、右側だけの視野角拡大といった切替も可能になる。
なお、スライド板に白色LED16を設け、白色LED16と導光板15との相対位置を変えることができるようにしてもよい。すなわち、スライド板を手動操作で或る位置に位置させると、白色LED16が導光板の凸レンズに対面し、スライド板を手動操作で他の位置に位置させると、白色LED16が導光板の凸レンズから外れるようにしてもよい。これによれば、手動によるスライド板操作で第1発光状態と第2発光状態とを切り替えることができる。
このような面状光源自体においてその出射光の広がりの角度を制御できる構成においては、広視野角モード(第2発光状態)に切り替えたときに、狭視野角モード(第1発光状態)時に比して画面横軸の方向に視野角を広げることができる。しかも、拡散制御板を不要にして低コスト化や軽量化を図ることができる。また、第1発光状態と第2発光状態との切替に際して発光素子(白色LED)への電流量(発光輝度)を制御することにより、第1発光状態と第2発光状態とでの画面輝度に違いが生じるのを抑制するようにしてもよい。
なお、前記面状光源の光出射面に、集光レンズ機能部を設けてもよい。この集光レンズ機能部は凸レンズ、フレネルレンズ、ホログラム光学素子などから成る。前記集光レンズ機能部は、Z方向の所定の距離(ユーザが画面を見るときの当該画面とユーザとの通常の距離)に光線を集める。集光レンズ機能部は導光板の表面を加工することで形成してもよいし、導光板とは別個に作成された集光レンズ機能板を導光板上に配置してもよい。
また、前記面状光源の光出射側に指向性制御フィルム(ルーバー)を設けてもよい。この指向性制御フィルムは、画面に垂直な軸を基準に例えば60°の角度よりも広がって出射される光をカットする。
この発明の実施形態の映像表示装置を示した斜視図であって、図1(a)は面状光源からの光の指向性を維持して当該光を透過する第1状態を示しており、図1(b)は面状光源からの光を画面横軸の方向に拡散する第2状態を示している。 バックライトの光出力分布を示した説明図である。 拡散制御板の一例を示した説明図である。 拡散制御板の一例を示した説明図である。 拡散制御板の電極構造の一例を示した説明図である。 拡散制御板の電極構造の一例を示した説明図である。 斜め屈折面の説明図である。 拡散制御板の一例を示した説明図である。 拡散制御板の一例を示した説明図である。 この発明の他の実施形態の映像表示装置を示した斜視図であって、図10(a)は面状光源からの光の指向性を維持して当該光を透過する第1状態を示しており、図10(b)は面状光源からの光を画面横軸の方向に拡散する第2状態を示している。 この発明の他の実施形態の映像表示装置を示した斜視図であって、図11(a)は面状光源から狭視野角となる光が出射される第1発光状態を示しており、図11(b)は面状光源から広視野角となる光が出射される第2発光状態を示している。 図11の映像表示装置における面状光源の一例を示した斜視図である。 図12の焦点可変液体レンズを示した説明図である。 拡散制御板として用いられる焦点可変液体レンズを示した説明図である。 図11の映像表示装置における面状光源の一例を示した斜視図である。 図11の映像表示装置における面状光源の一例を示した斜視図である。 図11の映像表示装置における面状光源の一例を示した斜視図である。
符号の説明
1A,1B,1C 面状光源
2A,2B,2C,2D 拡散制御板
3 液晶表示パネル
90,91,92 映像表示装置

Claims (5)

  1. 特定方向に光出射の指向性を有する面状光源と、
    前記面光源から出射された光の透過量を空間的に制御して映像を表示する表示パネルと、
    前記面状光源と前記表示パネルとの間に配置され、前記面状光源からの光の指向性を維持して当該光を透過させる第1状態と、前記面状光源からの光を画面横軸を基準に±45°以内の略水平方向又は水平方向に拡散する第2状態と、を切り替えることができる拡散制御板と、
    を備えたことを特徴とする映像表示装置。
  2. 請求項1に記載の映像表示装置において、前記拡散制御板は、他の領域とは屈折率が異なり且つ屈折面が画面縦軸の方向には一様である屈折領域を画面横軸の方向に複数現出させることにより、前記第2状態を形成することを特徴とする映像表示装置。
  3. 請求項1に記載の映像表示装置において、前記拡散制御板は、他の領域とは屈折率が異なり且つ屈折面が斜め方向に一様である屈折領域を複数現出させることにより前記第2状態を形成することを特徴とする映像表示装置。
  4. 特定方向に光出射の指向性を有する第1発光状態と、前記特定方向の指向性に加えて画面横軸の方向に光が広がる指向性をも有する第2発光状態と、を切り替えることができる面状光源と、
    前記面光源から出射された光の透過量を空間的に制御して映像を表示する表示パネルと、
    を備えたことを特徴とする映像表示装置。
  5. 請求項4に記載の映像表示装置において、前記面状光源は、屈折面が画面横軸の方向に一様である屈折領域を画面縦軸の方向に複数有する導光板と、前記導光板の側面のうち画面横軸に平行な側面に向けて光を出射する発光素子と、から成り、
    前記第1発光状態では前記発光素子から出射される光は第1の広がり角で前記導光板に入射し、前記第2発光状態では前記発光素子から出射される光は前記第1の広がり角よりも広い第2の広がり角で前記導光板に入射することを特徴とする映像表示装置。
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