JP2007263505A - 石炭焚きボイラの制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 高価となるGRFを用いずに確実に再熱蒸気温度を所定の制限値内に収めることができる石炭焚きボイラの制御装置を提供する。
【解決手段】 微粉炭の粒径を調整可能な微粉炭機55と、給水ポンプ83と、押込通風気63と、再熱通路ガス分配ダンパ37と、少なくとも負荷変動時における速やかな給水量の静定を行なうため給水量の変動方向に先行して変動させる給水量ボイラ入力加速信号を生成する給水量先行指令部81および給水ポンプ83の給水量を制御する給水量制御部73を有する制御装置29と、を備えた石炭焚きボイラ1であって、給水量先行指令部81は、負荷降下時における給水量の減少に対して、給水量ボイラ入力加速信号111を給水量が増加する方向に指令し、給水量制御部73は、再熱器の上流側におけるスートブロワ噴射時に、給水ポンプ83による給水量を増加させるように制御することを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、石炭焚きボイラの制御装置に関するものである。
従来の再熱蒸気温度制御では、高温に調整した再熱蒸気にスプレイ水を投入して温度さげてバランスさせるもの、バーナの角度を調節して燃焼ゾーンを変えるもの(例えば、特許文献1参照)、再熱器が配置された通路に設けられたガス分配ダンパの開度を調節して再熱器を通るガス量を制御するもの(例えば、特許文献2参照)、節炭器出口ガスの一部をガス再循環ファン(GRF)によって火炉内に再投入し、ガス量を変化させるもの(例えば、特許文献3参照)、あるいはこれらを組み合わせたものが用いられている。
特開平11−101401号公報 特開平6−101806号公報 特開平10−281408号公報
GRFによって火炉内のガス量を調節するものは、再熱蒸気温度制御には非常に有効であるが、GRFおよびダクトの設置が必要であるので、配置が複雑になり、製造コストが高価となる。また、石炭焚きボイラの場合、排ガス中に含まれる灰分によるGRFの磨耗を防止するため、GRFの上流側に脱塵装置が必要になるので、一層複雑で高価となる。
本発明は、上記問題点に鑑み、高価となるGRFを用いずに確実に再熱蒸気温度を所定の制限値内に収めることができる石炭焚きボイラの制御装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下の手段を採用する。
すなわち、本発明にかかる石炭焚きボイラの制御装置は、バーナへ供給する微粉炭の粒径を調整可能な微粉炭機と、節炭器へ給水する給水装置と、火炉内へ燃焼用の空気を供給する空気供給装置と、再熱器を包囲する煙道に配置されたガス分配ダンパと、少なくとも負荷変動時における速やかな給水量の静定を行なうため給水量の変動方向に先行して変動させる給水量ボイラ入力加速信号を生成する給水量先行指令部および前記給水装置の給水量を制御する給水量制御部を有する制御装置と、を備えた石炭焚きボイラであって、前記給水量先行指令部は、負荷降下時における前記給水量の減少に対して、前記給水量ボイラ入力加速信号を給水量が増加する方向に指令し、前記給水量制御部は、前記再熱器の上流側におけるスートブロワ噴射時に、前記給水装置による給水量を増加させるように制御することを特徴とする。
石炭焚きボイラの負荷降下時には、燃料である微粉炭および給水量が低減されることになる。これにより、火炉内の燃焼ゾーンが下方へ移動するので、再熱器での熱吸収量が減少する一方水壁管での熱吸収量が増加する。水壁管での熱吸収量が増加すると、水壁管出口の過熱度が上昇するので、優先事項である水壁管出口の過熱度の上昇を抑制するために微粉炭の供給量が一層絞られることとなる。
本発明によれば、給水量先行指令部は、負荷降下時における給水量の減少に対して、給水量ボイラ入力加速信号を給水量が増加する方向に指令するので、水壁管内を流れる給水量が所定の低下傾向に比べて増加することになる。
水壁管内を流れる給水量が増加すると、水壁管出口での過熱度の上昇が抑制されるので、所定の過熱度に達するまでに微粉炭の供給量を増加させる余裕が発生する。
このため、水壁管出口の過熱度の上昇を抑制するために微粉炭の供給量が一層絞られることを抑制することができるので、再熱蒸気温度の低下を定格温度から所定温度、例えば、−20℃以内に収めることができる。
また、再熱器の上流側においてスートブロワを噴射すると、噴射された水壁管や過熱器管での熱吸収効率が増加するので、再熱器に到る燃焼ガスの熱量が低下することになる。
本発明によれば、給水量制御部は、再熱器の上流側におけるスートブロワ噴射時に、給水装置による給水量を増加させるように制御するので、水壁管内を流れる給水量が増加することになる。
水壁管内を流れる給水量が増加すると、水壁管出口での過熱度の上昇が抑制されるので、所定の過熱度に達するように微粉炭の供給量が増加させられる。微粉炭の供給量が増加すると燃焼ガスの熱量が増加するので、水壁管や過熱器管等において所定よりも多く熱吸収されたとしても再熱器に到る燃焼ガスの熱量を維持できる。再熱器に到る燃焼ガスの熱量を維持できるので、再熱蒸気温度を維持することができる。
なお、スートブロワは伝熱面に付着したすす、スラッグ等を蒸気または空気を噴射して除去するもので、火炉壁に配置されたデスラッガ、過熱器等に配置されたロングスートブロワ等種々のものが含まれる。
また、本発明にかかる石炭焚きボイラの制御装置では、前記制御装置は、前記空気供給装置の空気量を制御する空気量制御部を有し、該空気量制御部は、前記再熱器の上流側におけるスートブロワ噴射時に、前記空気供給装置による空気量を増加させるように制御することを特徴とする。
このように、制御装置は、空気供給装置の空気量を制御する空気量制御部を有し、空気量制御部は、再熱器の上流側におけるスートブロワ噴射時に、空気供給装置による空気量を増加させるように制御するので、スートブロワ噴射時、空気供給装置で供給される空気量が増加することになる。
供給される空気量が増加すると、燃焼ガス量が増加するので、再熱器を通過するガス量も増加する。再熱器を通過するガス量が増加すると、再熱器で吸収される熱量が増加するので、再熱蒸気温度の低下を抑制することができる。
また、本発明にかかる石炭焚きボイラの制御装置では、前記制御装置は、前記ガス分配ダンパの開度を制御する開度制御部を有し、該開度制御部は、前記再熱器の上流側におけるスートブロワ噴射時に、前記ガス分配ダンパの開度が大きくなるように制御することを特徴とする。
このように、制御装置は、ガス分配ダンパの開度を制御する開度制御部を有し、開度制御部は、再熱器の上流側におけるスートブロワ噴射時に、ガス分配ダンパの開度が大きくなるように制御するので、スートブロワ噴射時、ガス分配ダンパの開度が大きくなり、再熱器を通過する燃焼ガス量が増加することになる。
再熱器を通過するガス量が増加すると、再熱器で吸収される熱量が増加するので、再熱蒸気温度の低下を抑制することができる。
また、本発明にかかる石炭焚きボイラの制御装置では、前記制御装置は、前記微粉炭機における微粉炭の粒径を制御する粒径制御部を有し、該粒径制御部は、前記再熱器の上流側におけるスートブロワ噴射時に、前記微粉炭の粒径が大きくなるように制御することを特徴とする。
このように、制御装置は、微粉炭機における微粉炭の粒径を制御する粒径制御部を有し、粒径制御部は、再熱器の上流側におけるスートブロワ噴射時に、微粉炭の粒径が大きくなるように制御するので、スートブロワ噴射時、バーナに供給される微粉炭の粒径は大きくなる。
微粉炭が大きくなると、燃焼に時間がかかるようになるので、火炉の燃焼ガス流れ方向における下流側で燃焼されるようになる。
このため、火炉での燃焼ゾーンが下流側に移動するので、下流側に位置する再熱器へ熱量を保持した状態で通過することができる。したがって、再熱器での熱吸収が増加するので、再熱蒸気温度の低下を抑制することができる。
請求項1に記載の発明によれば、給水量先行指令部は、負荷降下時における給水量の減少に対して、給水量ボイラ入力加速信号を給水量が増加する方向に指令するので、再熱蒸気温度の低下を定格温度から所定温度、例えば、−20℃以内に収めることができる。
また、再熱器の上流側におけるスートブロワ噴射時に、給水装置による給水量を増加させるように制御するので、再熱蒸気温度を維持することができる。
請求項2に記載の発明によれば、制御装置は、空気供給装置の空気量を制御する空気量制御部を有し、空気量制御部は、再熱器の上流側におけるスートブロワ噴射時に、空気供給装置による空気量を増加させるように制御するので、再熱器を通過するガス量も増加し、再熱蒸気温度の低下を抑制することができる。
請求項3に記載の発明によれば、制御装置は、ガス分配ダンパの開度を制御する開度制御部を有し、開度制御部は、再熱器の上流側におけるスートブロワ噴射時に、ガス分配ダンパの開度が大きくなるように制御するので、再熱器で吸収される熱量が増加し、再熱蒸気温度の低下を抑制することができる。
請求項4に記載の発明によれば、制御装置は、微粉炭機における微粉炭の粒径を制御する粒径制御部を有し、粒径制御部は、再熱器の上流側におけるスートブロワ噴射時に、微粉炭の粒径が大きくなるように制御するので、火炉での燃焼ゾーンが下流側に移動し、再熱蒸気温度の低下を抑制することができる。
以下、本発明の一実施形態にかかる石炭焚きボイラ1について、図1〜図3を用いて説明する。
図1は、本実施形態にかかる石炭焚きボイラ1の全体概略構成を示すブロック図である。
石炭焚きボイラ1には、鉛直方向に設置された火炉3と、火炉3の火炉壁5の下部に設置された燃焼装置7と、火炉3の出口に連結された煙道9と、煙道9に設けられた二次過熱器11と、三次過熱器13と、四次過熱器15と、二次再熱器17と、一次再熱器19と、一次過熱器21と、節炭器23と、煙道9の下流側に設けられた誘引通風機25と、煙突27と、制御装置29と、が備えられている。
火炉壁5の内側には、多数の水壁管(図示せず)がそれぞれ上下方向に延設されている。火炉3の外側には、水壁管のすす、スラッグを除去するデスラッガが多数取り付けられている。
また、火炉3の上部には、二次過熱器11、三次過熱器13、四次過熱器15、二次再熱器17、一次再熱器19および一次過熱器21のすす、スラッグを除去するロングスートブロワが多数取り付けられている。
煙道9における火炉3と並列に配置された部分は、仕切板31によって火炉側の再熱通路33と外側の過熱通路35とに分割されている。再熱通路33には、一次再熱器19が設置されている。再熱通路33には、再熱通路ガス分配ダンパ(ガス分配ダンパ)37が設けられている。再熱通路ガス分配ダンパ37は、再熱アクチュエータ39によって開度が調節されるように構成されている。
過熱通路35には、一次過熱器21が設置されている。過熱通路35には、過熱通路ガス分配ダンパ41が設けられている。過熱通路ガス分配ダンパ41は、過熱アクチュエータ43によって開度が調節されるように構成されている。
燃焼装置7には、火炉壁5に取り付けられた複数の微粉炭バーナ45と、微粉炭バーナ45に微粉炭を供給する微粉炭供給手段47と、微粉炭バーナ45に燃焼用空気として二次空気(空気)を供給する空気供給手段49と、が備えられている。
微粉炭供給手段47には、石炭バンカ51と、計量給炭機53と、微粉炭機55と、給炭管57とが備えられている。
計量給炭機53は、石炭バンカ51から供給される石炭を計量して微粉炭機55に供給するものである。
微粉炭機55は、供給された石炭を燃焼に適した大きさ(例えば、数μm〜数百μm)の微粉炭に粉砕する粉砕部59と、粉砕された微粉炭の微粉度(微粉炭の粒径)を制御するロータリセパレータ61とから構成されている。
給炭管57は、微粉炭機55で生成された微粉炭を図示しない空気源から供給される加圧された搬送空気によって微粉炭混合気として微粉炭バーナ45へ気流搬送するものである。
空気供給手段47には、空気を加圧して供給する押込通風機(空気供給装置)63と、火炉3外壁に設けられた風箱65と、押込通風機63と風箱65とを接続する空気管67とが備えられている。
回転再生式熱交換器69が空気管67と煙道9とにまたがって、二次空気と燃焼ガスとを熱交換させるように設置されている。
制御装置29は、ボイラプラント1の各部の運転を制御するものである。
制御装置29には、水壁管および過熱器から出る蒸気の過熱度を制御する等を行なう主蒸気制御部71と、給水量制御部73と、空気量制御部75と、開度制御部77と、粒径制御部79と、給水量先行指令部81とが、備えられている。
給水量制御部73は、後述する給水ポンプ83の動作を制御して節炭器23へ供給する給水量を制御するものである。
空気量制御部75は、押込通風機63の動作を制御して火炉3への空気供給量を制御するものである。
開度制御部77は、再熱アクチュエータ39の動作を制御して再熱通路ガス分配ダンパ37の開度を制御するものである。
粒径制御部79は、ロータリセパレータ61の回転数を調整し、微粉炭バーナ45へ供給する微粉炭の微粒度を制御するものである。
給水量先行指令部81は、例えば、負荷変動時に速やかに静定させるために給水量制御部73の制御信号に対して先行して変動させる給水量ボイラ入力加速信号を生成して送信するものである。
石炭焚きボイラ1で発生した蒸気はタービン設備85で活用される。
タービン設備85には、高圧タービン87と、中圧タービン89と、低圧タービン91とが備えられている。
高圧タービン87は、四次過熱器15から導入された過熱蒸気を膨張させて回転エネルギに変換させ、排気蒸気を一次再熱器19へ供給するものである。
中圧タービン89は、一次再熱器19および二次再熱器17によって再度過熱された加熱蒸気が二次再熱器17から導入され、それを膨張させて回転エネルギに変換させるものである。
低圧タービン91は、中圧タービン89の排気蒸気を導入して、それをさらに膨張させて回転エネルギに変換するものである。
高圧タービン87、中圧タービン89および低圧タービン91で変換された回転エネルギは、軸によって接続されている発電機93に伝達され、電力を生成する。
低圧タービン91で仕事を終えた排気蒸気は、復水器95に送られ、復水器95で凝縮されて水に戻される。
復水器95で凝縮された水は、給水ライン101を通って節炭器23に送られる。
給水ライン101には、復水ポンプ97、脱気器99、給水ポンプ83および図示しない給水加熱器が備えられている。
以上、説明した本実施形態にかかる石炭焚きボイラ1の運転について説明する。
石炭バンカ51から計量給炭機53を経由して微粉炭機55に供給された石炭は、粉砕部59で燃焼に適した大きさの微粉炭に粉砕される。
粉砕部59で粉砕された微粉炭は、ロータリセパレータ61で、微粉度が調節される。
微粉度が調節された微粉炭は、加圧された搬送空気と混合されて微粉炭混合気を形成され、給炭管57を通って微粉炭バーナ45へ送られる。
一方、押込通風機63で加圧されて供給される二次空気は、回転再生式熱交換器69によって燃焼ガスから熱量を供給され、昇温されて空気管67を経て風箱65へ供給される。二次空気は風箱65から微粉炭バーナ45へ送られる。
微粉炭バーナ45から火炉3内へ微粉炭混合気と二次空気とが供給され、着火されると火炉内に火炎が生じる。
このようにして火炉3内の下部に火炎を生じさせると、燃焼ガスが火炉3内を下から上に流れ、煙道9に排出される。
煙道9に入った燃焼ガスは、再熱通路33および過熱通路35に分流される。
この時、給水ポンプ83から供給された水は、節炭器23によって予熱された後、水壁管に供給される。水壁管に供給された水は、水壁管を下から上に流れる間に燃焼ガスによって加熱されて過熱蒸気となり、一次過熱器21に送り込まれる。
水壁管の出口蒸気の過熱度は10〜15℃になるように、主蒸気制御部71によって制御されている。
さらに、一次過熱器21に送られた過熱蒸気は、次いで二次過熱器11、三次過熱器13および四次過熱器15に順次導入され、燃焼ガスによって過熱される。四次過熱器15で生成された過熱蒸気は高圧タービン87に供給される。
一方、高圧タービン87で膨張して仕事をした排気蒸気は、一次再熱器19に、次いで二次再熱器17に導入され、燃焼ガスによって再度過熱される。二次再熱器17で過熱された過熱蒸気は中圧タービン89に供給される。中圧タービン89で膨張して仕事を行なった蒸気は低圧タービン91に供給される。
高圧タービン87、中圧タービン89および低圧タービン91で蒸気の膨張によって生成された回転エネルギは、軸によって接続されている発電機93に伝達され、電力を生成する。
低圧タービン91で仕事を終えた排気蒸気は、復水器95に送られ、復水器95で凝縮されて水に戻される。
復水器95で凝縮された水は、給水ライン101を通って給水ポンプ83によって節炭器23に送られる。
一方、節炭器23を通過した燃焼ガスは、回転再生式熱交換器69にて空気管67を通過する二次空気に熱量を供給し、脱硫、脱硝、除塵等の処理を施されて、煙突27から大気中に排出される。
次に、石炭焚きボイラ1が負荷降下する場合における再熱蒸気温度の制御方法について図2を参照して説明する。
負荷降下する場合、微粉炭の供給量(燃料量)、給水量および空気量は、水壁管の出口での過熱度を略一定に保つため、降下する負荷量に対応してそれぞれバランスを取るように低減される。
給水量制御部73では、給水量を現在の給水量から目標給水量へ低減させる給水目標信号103が生成される。また、同様に、図示しない燃料量制御部によって燃料量を現在の燃料量から目標燃料量へ低減させる燃料目標信号105が生成される。なお、空気量についても同様である。
従来、これらの目標信号には、負荷静定が早く行なえるように負荷変動方向へ先行的に変動させる先行指令、例えば、図2に示されるように給水量ボイラ入力加速信号107、燃料量ボイラ入力加速信号109が付加されていた。
給水量ボイラ入力加速信号107は、給水量先行指令部81で生成される。
本実施形態では、負荷降下時において給水量先行指令部81は、給水量が所定量増加する方向の給水量ボイラ入力加速信号111を生成し、給水量制御部73に伝送する。
給水量制御部73は、この給水量ボイラ入力加速信号111に沿って給水ポンプ83を作動させるので、給水目標信号103に対して給水量は領域Aの分だけ増加する。
給水量が、給水目標信号103の目標低下量に対して増加すると、その分水壁管を流れる給水量が目標変動に対して増加するので、燃料量が従来と同様に燃料量ボイラ入力加速信号109通りに変動すると、水壁管出口での過熱度が低下することとなる。言い換えると、水壁管出口での過熱度の上昇が抑制されることとなる。
水壁管出口での過熱度の上昇が抑制されると、これを略一定に保つためには燃料量を増加させる余裕が生じる。水壁管出口での過熱度を一定に保持するため、燃料量は燃料量ボイラ入力加速信号109に対して増加させた実行信号113に沿って調節される。したがって、燃料量は、燃料量ボイラ入力加速信号109に対して領域Bの分だけ増加する。
このように、燃料量が、燃料量ボイラ入力加速信号109に対して増加されると、火炉内の燃焼ゾーンが下方へ移動するのが抑制されるので、二次再熱器17および一次再熱器19へ到る燃焼ガスの熱量の低下が抑制でき、再熱蒸気温度の低下を抑制することができる。これにより、再熱蒸気温度は、定格温度から所定温度、例えば、−20℃以内に収めることができる。
次に、デスラッガおよびロングスートブロワを噴射した場合の再熱蒸気温度の制御について説明する。
水壁管に対しデスラッガによって空気または蒸気を噴射すると、伝熱面に付着したすす、スラッグ等が除去されるので、水壁管の熱量吸収効率が増加する。
二次過熱器11、三次過熱器13および四次過熱器15に対しロングスートブロワによって空気または蒸気を噴射すると、伝熱面が清浄化されるので、これらの熱量吸収効率が増加する。
火炉で発生された燃焼ガスの熱量が水壁管、二次過熱器11、三次過熱器13および四次過熱器15等によってより多く吸収されるので、二次再熱器17および一次再熱器19に到る燃焼ガスの熱量が低下し、再熱蒸気温度が低下する。
本実施形態では、この再熱蒸気温度の低下に対して以下のようにして補償している。
すなわち、図3に示されるように、スートブロワ等の噴射時、1.給水量制御部73は給水量を増加するように制御し、2.空気量制御部75は空気量を増加させるように制御し、3.開度制御部77は再熱通路ガス分配ダンパ37の開度を増加するように制御し、4.粒径制御部79はロータリセパレータの回転数を低減させるように制御する。
これらは、スートブロワ等の噴射の状況に応じて、単独にあるいは組み合わせて実施される。
給水量制御部73が給水量を増加するように制御する(増加バイアスをかける)と、給水ポンプ83の回転数が増加して水壁管内を流れる給水量が増加する。
水壁管内を流れる給水量が増加すると、温度上昇が抑制されるので、水壁管出口での過熱度が所定の過熱度に達するように燃料量が増加させられる。
燃料量が増加すると燃焼ガスの熱量が増加するので、水壁管、二次過熱器11、三次過熱器13および四次過熱器15において所定よりも多く熱吸収されたとしても二次再熱器17および一次再熱器19に到る燃焼ガスの熱量を維持することができる。
二次再熱器17および一次再熱器19に到る燃焼ガスの熱量を維持できるので、再熱蒸気温度を維持することができる。
空気量制御部75が空気量を増加するように制御する(増加バイアスをかける)と、押込通風機63の回転が上がり、火炉3に供給される空気量が増加する。
火炉3に供給される空気量が増加すると、火炉3で生成される燃焼ガス量が増加するので、二次再熱器17および一次再熱器19を通過するガス量も増加する。二次再熱器17および一次再熱器19を通過するガス量が増加すると、二次再熱器17および一次再熱器19で吸収される熱量が増加するので、再熱蒸気温度の低下を抑制することができる。
開度制御部77が再熱通路ガス分配ダンパ37の開度が大きくなるように制御する(増加バイアスをかける)と、再熱アクチュエータ39が作動して再熱通路ガス分配ダンパ37の開度を増加させ、一次再熱器19再熱器を通過する燃焼ガス量が増加する。
一次再熱器19を通過するガス量が増加すると、一次再熱器19で吸収される熱量が増加するので、再熱蒸気温度の低下を抑制することができる。
粒径制御部79がロータリセパレータ55の回転数を低減させるよう制御すると、ロータリセパレータ55の回転数が低減される。ロータリセパレータ55の回転数が低減されると、遠心力が小さくなるので、それまで分離されていた粒径の大きな微粉炭が分離されずにバーナ45に供給されることになる。すなわち、微粉炭の粒径の大きなものが混合され、微粉度が大きくなる。
微粉炭の粒径が大きくなると、燃焼に時間がかかるようになるので、火炉3の燃焼ガス流れ方向における下流側で燃焼されるようになる。
このため、火炉3での燃焼ゾーンが下流側に移動するので、下流側に位置する二次再熱器17および一次再熱器19へ熱量を保持した状態で通過することができる。
したがって、二次再熱器17および一次再熱器19での熱吸収が増加するので、再熱蒸気温度の低下を抑制することができる。
本発明の一実施形態にかかるボイラプラントの全体概略構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態にかかる負荷降下時の給水量および燃料量の変化を示す模式図である。 本発明の一実施形態にかかるスートブロワ等の噴射時の各部の制御状況を示す模式図である。
符号の説明
1 石炭焚きボイラ
3 火炉
9 煙道
17 二次再熱器
19 一次再熱器
23 節炭器
29 制御装置
37 再熱通路ガス分配ダンパ
45 バーナ
55 微粉炭機
63 押込通風機
73 給水量制御部
75 空気量制御部
77 開度制御部
79 粒径制御部
81 給水量先行指令部
111 給水量ボイラ入力加速信号

Claims (4)

  1. バーナへ供給する微粉炭の粒径を調整可能な微粉炭機と、
    節炭器へ給水する給水装置と、
    火炉内へ燃焼用の空気を供給する空気供給装置と、
    再熱器を包囲する煙道に配置されたガス分配ダンパと、
    少なくとも負荷変動時における速やかな給水量の静定を行なうため給水量の変動方向に先行して変動させる給水量ボイラ入力加速信号を生成する給水量先行指令部および前記給水装置の給水量を制御する給水量制御部を有する制御装置と、を備えた石炭焚きボイラであって、
    前記給水量先行指令部は、負荷降下時における前記給水量の減少に対して、前記給水量ボイラ入力加速信号を給水量が増加する方向に指令し、
    前記給水量制御部は、前記再熱器の上流側におけるスートブロワ噴射時に、前記給水装置による給水量を増加させるように制御することを特徴とする石炭焚きボイラの制御装置。
  2. 前記制御装置は、前記空気供給装置の空気量を制御する空気量制御部を有し、
    該空気量制御部は、前記再熱器の上流側におけるスートブロワ噴射時に、前記空気供給装置による空気量を増加させるように制御することを特徴とする請求項1に記載の石炭焚きボイラの制御装置。
  3. 前記制御装置は、前記ガス分配ダンパの開度を制御する開度制御部を有し、
    該開度制御部は、前記再熱器の上流側におけるスートブロワ噴射時に、前記ガス分配ダンパの開度が大きくなるように制御することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の石炭焚きボイラの制御装置。
  4. 前記制御装置は、前記微粉炭機における微粉炭の粒径を制御する粒径制御部を有し、
    該粒径制御部は、前記再熱器の上流側におけるスートブロワ噴射時に、前記微粉炭の粒径が大きくなるように制御することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の石炭焚きボイラの制御装置。

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