JP2007263212A - 円すいころ軸受 - Google Patents
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Abstract
【課題】組込み性を改善するとともに、円すいころ軸受内に流入するオイルの量を効率良く規制するための構成が簡易に形成され得る円すいころ軸受を提供する。
【解決手段】内輪2と、外輪4と、複数の円すいころ5を有し、内輪2には、大径側に大鍔2bが形成され、かつ小径側に内輪2と別体に形成された小鍔部材3が嵌め込まれる円すいころ軸受1であって、小鍔部材3は、内輪2に嵌め込まれることで円すいころ5のころ小端面5aに隙間なく当接する当接部3aを有している。そして該当接部3aが、円すいころ5と摺接して削れて、ころ小端面5aと小鍔部材3とのギャップ7の量を決定する構成になっている。
【選択図】 図2
【解決手段】内輪2と、外輪4と、複数の円すいころ5を有し、内輪2には、大径側に大鍔2bが形成され、かつ小径側に内輪2と別体に形成された小鍔部材3が嵌め込まれる円すいころ軸受1であって、小鍔部材3は、内輪2に嵌め込まれることで円すいころ5のころ小端面5aに隙間なく当接する当接部3aを有している。そして該当接部3aが、円すいころ5と摺接して削れて、ころ小端面5aと小鍔部材3とのギャップ7の量を決定する構成になっている。
【選択図】 図2
Description
本発明は、円すいころ軸受に関する。
従来、特許文献1,2に記載の円すいころ軸受が知られている。円すいころ軸受は、内輪と、外輪と、これら内輪と外輪の間に組み込まれる複数の円すいころを有している。そして特許文献1に記載の内輪には、小径側に径方向外方に突出する突出部が設けられている。あるいは外輪の大径側に径方向中心に向けて突出する突出部が設けられている。したがって内輪と外輪の間に流入するオイルの量が突出部によって規制され、ころ軸受内で生じるオイルの攪拌抵抗が小さくなっている。その結果、回転抵抗トルクが小さくなったり、あるいは焼付き性能が向上したりする構成になっている。しかし従来、円すいころ軸受内へのオイルの流入量をもっと効果的に制御したいという要望がある。
特許文献2に記載の円すいころ軸受は、オイル流入を防止する目的とは違うが、内輪と別体に形成され、内輪の小径側に嵌め込まれる小鍔部材を有している。小鍔部材は、内輪に対する嵌め込み位置が調整されることで、小鍔部材と円すいころ間のギャップを小さくし得る構成になっている。しかし小鍔部材の位置を調整することが容易でないという問題があった。また小鍔部材が組込み時に円すいころに当接されないために、内輪の大径側を上向きにした状態で、内輪とともに円すいころを外輪に組込む場合に、円すいころと内輪が外輪に対してずれるために組込みが容易でないという問題があった。
国際公開第2005/045269号パンフレット
特開2001−336537号公報
そこで本発明は、組込み性を改善するとともに、円すいころ軸受内に流入するオイルの量を効果的に制御するための構成が簡易に形成され得る円すいころ軸受を提供することを課題とする。
前記課題を解決するために本発明は、各請求項に記載の通りの構成を備える円すいころ軸受であることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によると、内輪には、大径側に大鍔が形成され、かつ小径側に内輪と別体に形成された小鍔部材が嵌め込まれ、円すいころの内輪からの脱落が小鍔部材によって防止される円すいころ軸受であって、小鍔部材は、内輪に嵌め込まれることで円すいころのころ小端面に隙間なく当接する当接部を有し、その当接部が、円すいころと摺接して削れて、ころ小端面と小鍔部材とのギャップの量を決定する構成になっている。
請求項1に記載の発明によると、内輪には、大径側に大鍔が形成され、かつ小径側に内輪と別体に形成された小鍔部材が嵌め込まれ、円すいころの内輪からの脱落が小鍔部材によって防止される円すいころ軸受であって、小鍔部材は、内輪に嵌め込まれることで円すいころのころ小端面に隙間なく当接する当接部を有し、その当接部が、円すいころと摺接して削れて、ころ小端面と小鍔部材とのギャップの量を決定する構成になっている。
したがって小鍔部材が組込み時に円すいころに当接されているために、円すいころが内輪に対してずれることが防止される。そのため円すいころと内輪を外輪に対して組込みしやすい構成になっている。特に、内輪の大径側(背側)を上向きの状態で組込む場合に、前記ずれが大きくなりやすく、本発明の効果が顕著になる。
また小鍔部材が別体で形成されているために、保持器を拡開したり、かしめたりすることなく、保持器を内輪に組付けることもできる。そして小鍔部材と保持器のギャップ量を寸法精度良く設定できる小鍔部材を選択することで、小鍔部材と保持器とのギャップの量を小さくして、円すいころ軸受内へのオイルの流入量を効果的に制御することもできる。
また小鍔部材が別体で形成されているために、保持器を拡開したり、かしめたりすることなく、保持器を内輪に組付けることもできる。そして小鍔部材と保持器のギャップ量を寸法精度良く設定できる小鍔部材を選択することで、小鍔部材と保持器とのギャップの量を小さくして、円すいころ軸受内へのオイルの流入量を効果的に制御することもできる。
請求項2に記載の発明によると、小鍔部材は、少なくとも当接部が樹脂製である。
したがって当接部は、金属製のものに比べて円すいころによって削られやすい。
したがって当接部は、金属製のものに比べて円すいころによって削られやすい。
(実施の形態1)
実施の形態1を図1,2にしたがって説明する。
円すいころ軸受1は、オイル潤滑下で使用される軸受であって、図1に示すように内輪2と、外輪4と、これらの間に組付けられる複数の円すいころ5と、円すいころ5を転動可能に保持する保持器6と、内輪2に取付けられる小鍔部材3を有している。
実施の形態1を図1,2にしたがって説明する。
円すいころ軸受1は、オイル潤滑下で使用される軸受であって、図1に示すように内輪2と、外輪4と、これらの間に組付けられる複数の円すいころ5と、円すいころ5を転動可能に保持する保持器6と、内輪2に取付けられる小鍔部材3を有している。
内輪2は、例えば軸受用鋼で形成され、図2に示すように外周に円すい面からなる軌道面2aを有しており、大径側に一体成形された大鍔2bを有している。大鍔2bは、軌道面2aの端縁に形成されたぬすみ部2eを経て径方向外方に張出している。そして大鍔2bの側面には、軌道面2aに設置された円すいころ5を案内支持するころ案内面2fが形成されている。内輪2の小端側には、円筒面2cが形成されている。そして円筒面2cには、小鍔部材3が係止される係止溝2dが形成されている。
小鍔部材3は、樹脂製のリング状部材であって、図2に示すように係止部3bと当接部3aを有している。
係止部3bは、小鍔部材3の内周面の一端縁全周(図2の右端縁全周)から中心に向けて突出しており、内輪2の係止溝2dに係合される。
係止部3bは、小鍔部材3の内周面の一端縁全周(図2の右端縁全周)から中心に向けて突出しており、内輪2の係止溝2dに係合される。
当接部3aは、小鍔部材3の外周面一端部(図2の右端部)に形成されており、小鍔部材3を内輪2に嵌め込むことで円すいころ5のころ小端面5aに隙間なく当接される。そして円すいころ5が転動した際に、当接部3aがころ小端面5aに摺接し、ころ小端面5aによって削られる。したがって小鍔部材3と円すいころ5の間にギャップ7が形成され得る。
円すいころ5は、図2に示すように断面台形であって、小鍔部材3よりも硬い軸受用鋼などの金属材料から形成されている。円すいころ5は、小径部にころ小端面5aを有し、大径部にころ大端面5bを有している。ころ小端面5aに小鍔部材3の当接部3aが当接され、当接部3aがころ小端面5aに摺接して削られることによって、ころ小端面5aと小鍔部材3間にギャップ7が形成され、削られた後の定常運転時には、非接触状態になっている。
保持器6は、図1に示すように円環状であって、周方向の等間隔位置にポケット6aを複数有している。ポケット6aは、矩形状の開口部を有しており、内周側から円すいころ5が嵌め込まれ、円すいころ5を転動可能に保持する。
保持器6は、図2に示すように軸方向の一端部(左端部)から他端部(右端部)に向けて除々に径が大きくなっており、小径部側に張出部6bを有している。張出部6bは、保持器6の一端縁全周から径中心方向に延出しており、小鍔部材3との間にギャップ8を形成する。
保持器6は、図2に示すように軸方向の一端部(左端部)から他端部(右端部)に向けて除々に径が大きくなっており、小径部側に張出部6bを有している。張出部6bは、保持器6の一端縁全周から径中心方向に延出しており、小鍔部材3との間にギャップ8を形成する。
外輪4は、例えば軸受用鋼で形成され、図2に示すように内周に円すい内面からなる軌道面4aを有している。そして外輪4は、複数の円すいころ5を介して内輪2に対して相対的に回転可能な状態に設置される。
円すいころ軸受1の組立て方法は、先ず、保持器6の各ポケット6a内に各円すいころ5を設置する。次に、保持器6とともに円すいころ5を内輪2の小径側から内輪2の軌道面2a上に設置する。そして小鍔部材3を内輪2の小径側から内輪2に嵌め込む。これにより円すいころ5は、小鍔部材3によって内輪2から脱落することが防止される。
そして小鍔部材3は、当接部3aがころ小端面5aに当接する。次に、外輪4を円すいころ5の径方向外方に設置し、外輪4と内輪2を相対的に回転させる。例えば円すいころ軸受1を使用状況下において、あるいは組立て時の試験下において、外輪4と内輪2を相対的に回転させ、円すいころ5を転動させる。これによりころ小端面5aと小鍔部材3が摺接して、当接部3aが円すいころ5の転動の初期段階においてころ小端面5aによって削られ、小鍔部材3と円すいころ5間のギャップ7の量が決定される。
また小鍔部材3は、予め保持器6とのギャップ8が0.3mm以下になるように所定の厚みを有するものを選別して使用することが好ましい。ギャップ8を0.3mm以下にすることによって、小鍔部材3と保持器6の間から流入するオイル量を非常に少なくすることができるからである。
また小鍔部が内輪と一体形成される従来の形態は、内輪を鍛造加工するために、内輪の外周径を精度のバラツキなく形成することが困難(寸法精度向上には加工コスト大)な構成になっていた。これに対して本形態は、別体のリング状の小鍔部材3を内輪2に嵌め込むため、内輪2の機械加工が容易であって、内輪2の寸法精度を容易に向上させることができる。よってギャップ8のオイル量を効果的に制御することができる。
また小鍔部が内輪と一体形成される従来の形態は、内輪を鍛造加工するために、内輪の外周径を精度のバラツキなく形成することが困難(寸法精度向上には加工コスト大)な構成になっていた。これに対して本形態は、別体のリング状の小鍔部材3を内輪2に嵌め込むため、内輪2の機械加工が容易であって、内輪2の寸法精度を容易に向上させることができる。よってギャップ8のオイル量を効果的に制御することができる。
以上のようにして実施の形態1が形成されている。
すなわち小鍔部材3は、図2に示すように内輪2に嵌め込まれることで円すいころ5のころ小端面5aに隙間なく当接する当接部3aを有している。そして当接部3aが円すいころ5に摺接して削れて、ころ小端面5aと小鍔部材3とのギャップ7の量が決定される構成になっている。
すなわち小鍔部材3は、図2に示すように内輪2に嵌め込まれることで円すいころ5のころ小端面5aに隙間なく当接する当接部3aを有している。そして当接部3aが円すいころ5に摺接して削れて、ころ小端面5aと小鍔部材3とのギャップ7の量が決定される構成になっている。
したがって当接部3aは、円すいころ5が転動した際に円すいころ5によって削られ、小鍔部材3と円すいころ5間のギャップ7の量を決定する。
また小鍔部材3の当接部3aは、組付け時に円すいころ5に当接される。そのため円すいころ5は、ころ大端面5bが大鍔2bに押付けられた状態に保持される。したがって内輪2の大径側を上向きにした状態にて、内輪2とともに円すいころ5を外輪4に組付ける場合は、円すいころ5と内輪2を外輪4に対して容易に組み込むことができる。
また小鍔部材3の当接部3aは、組付け時に円すいころ5に当接される。そのため円すいころ5は、ころ大端面5bが大鍔2bに押付けられた状態に保持される。したがって内輪2の大径側を上向きにした状態にて、内輪2とともに円すいころ5を外輪4に組付ける場合は、円すいころ5と内輪2を外輪4に対して容易に組み込むことができる。
また小鍔部材3の当接部3aは、樹脂製である。
したがって当接部3aは、金属製のものに比べて円すいころ5の摺接によって削られやすい。また加工時の外周径の形状精度を向上し易い。
したがって当接部3aは、金属製のものに比べて円すいころ5の摺接によって削られやすい。また加工時の外周径の形状精度を向上し易い。
また小鍔部材3は、内輪2と別体に形成されている。
したがって円すいころ5とともに保持器6を内輪2の外方に設置し、小鍔部材3を内輪2に組付けることができる。そのため保持器6を拡開したり、かしめたりすることなく、保持器6を内輪2に組付けることができる。よってギャップ8の寸法精度をより向上できるから、より正確なオイル流入制御が可能となり、所望の潤滑状態を実現できる。
また内輪2は、小鍔部材3を別体に有しているために、簡易な構成で成形容易な構成になっている。
したがって円すいころ5とともに保持器6を内輪2の外方に設置し、小鍔部材3を内輪2に組付けることができる。そのため保持器6を拡開したり、かしめたりすることなく、保持器6を内輪2に組付けることができる。よってギャップ8の寸法精度をより向上できるから、より正確なオイル流入制御が可能となり、所望の潤滑状態を実現できる。
また内輪2は、小鍔部材3を別体に有しているために、簡易な構成で成形容易な構成になっている。
(実施の形態2)
実施の形態2を図3にしたがって説明する。
実施の形態2は、実施の形態1とほぼ同様に形成されているが、図3に示すように小鍔部材3が防止壁3cを有している点で、実施の形態1と相違している。以下、相違点を中心に実施の形態2について説明する。
実施の形態2を図3にしたがって説明する。
実施の形態2は、実施の形態1とほぼ同様に形成されているが、図3に示すように小鍔部材3が防止壁3cを有している点で、実施の形態1と相違している。以下、相違点を中心に実施の形態2について説明する。
小鍔部材3は、樹脂製のリング状部材であって、図3に示すように内周面の一端縁(下側面右端縁)に係止部3bを有している。そして外周面の他端縁(上側面左端縁)に防止壁3cを有している。防止壁3cは、小鍔部材3の一端縁全周から径方向外方に延出しており、保持器6の側面を側方外方から覆う構成になっている。したがって防止壁3cと保持器6の張出部6bとの間にギャップ9が形成されており、防止壁3cによって円すいころ軸受1内へのオイルの流入が規制される構成になっている。よって、より効果的にオイル量を制御できる。
(他の実施の形態)
本発明は、実施の形態1,2に限定されず、以下の形態であっても良い。
(1)例えば実施の形態1,2の小鍔部材は、樹脂製であったが、小鍔部材が円すいころよりも削れ易い他の金属材料、例えば鋼などであっても良い。
(2)実施の形態1,2の小鍔部材は、一端縁全周に取付部(3b)を有していた。しかし小鍔部材が一端縁の一部に形成された取付部を有している形態であっても良い。
(3)実施の形態2の小鍔部材は、一端縁全周に防止壁(3c)を有していた。しかし小鍔部材が一端縁の一部に形成された防止壁を有している形態であっても良い。
(4)また実施の形態1,2の小鍔部材は、当接部を一体に有していたが、別体に形成された当接部を有しており、その当接部が円すいころよりも削れ易い材料から形成される形態であっても良い。
本発明は、実施の形態1,2に限定されず、以下の形態であっても良い。
(1)例えば実施の形態1,2の小鍔部材は、樹脂製であったが、小鍔部材が円すいころよりも削れ易い他の金属材料、例えば鋼などであっても良い。
(2)実施の形態1,2の小鍔部材は、一端縁全周に取付部(3b)を有していた。しかし小鍔部材が一端縁の一部に形成された取付部を有している形態であっても良い。
(3)実施の形態2の小鍔部材は、一端縁全周に防止壁(3c)を有していた。しかし小鍔部材が一端縁の一部に形成された防止壁を有している形態であっても良い。
(4)また実施の形態1,2の小鍔部材は、当接部を一体に有していたが、別体に形成された当接部を有しており、その当接部が円すいころよりも削れ易い材料から形成される形態であっても良い。
1・・・円すいころ軸受
2・・・内輪
2b・・・大鍔
3・・・小鍔部材
3a・・・当接部
3c・・・防止壁
4・・・外輪
5・・・円すいころ
5a・・・小端面
5b・・・大端面
6・・・保持器
7,8,9・・・ギャップ
2・・・内輪
2b・・・大鍔
3・・・小鍔部材
3a・・・当接部
3c・・・防止壁
4・・・外輪
5・・・円すいころ
5a・・・小端面
5b・・・大端面
6・・・保持器
7,8,9・・・ギャップ
Claims (2)
- 内輪と、外輪と、これら内輪と外輪の間に組み込まれる複数の円すいころとを有し、前記内輪には、大径側に大鍔が形成され、かつ小径側に内輪と別体に形成された小鍔部材が嵌め込まれ、前記円すいころの前記内輪からの脱落が前記小鍔部材によって防止される円すいころ軸受であって、
前記小鍔部材は、前記内輪に嵌め込まれることで前記円すいころのころ小端面に隙間なく当接する当接部を有し、その当接部が、前記円すいころと摺接して削れて、前記ころ小端面と前記小鍔部材とのギャップの量を決定する構成になっていることを特徴とする円すいころ軸受。 - 請求項1に記載の円すいころ軸受であって、
小鍔部材は、少なくとも当接部が樹脂製であることを特徴とする円すいころ軸受。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006088057A JP2007263212A (ja) | 2006-03-28 | 2006-03-28 | 円すいころ軸受 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2006088057A JP2007263212A (ja) | 2006-03-28 | 2006-03-28 | 円すいころ軸受 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
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ID=38636411
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2006088057A Pending JP2007263212A (ja) | 2006-03-28 | 2006-03-28 | 円すいころ軸受 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2007263212A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106164515A (zh) * | 2014-04-07 | 2016-11-23 | 舍弗勒技术股份两合公司 | 圆锥滚子轴承、制造圆锥滚子轴承的方法和可靠安装圆锥滚子轴承的方法 |
US10030698B2 (en) * | 2014-02-20 | 2018-07-24 | Aktiebolaget Skf | Bearing ring for rolling-element bearing |
DE102014218854B4 (de) | 2014-09-19 | 2022-08-18 | Schaeffler Technologies AG & Co. KG | Lageranordnung |
-
2006
- 2006-03-28 JP JP2006088057A patent/JP2007263212A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US10030698B2 (en) * | 2014-02-20 | 2018-07-24 | Aktiebolaget Skf | Bearing ring for rolling-element bearing |
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