JP5182082B2 - ころ軸受 - Google Patents

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Description

この発明は、例えば、エンジンのクランクシャフトやカムシャフトに使用されるころ軸受に関する。
従来、エンジンのクランクシャフトやカムシャフトに使用されるころ軸受において、図11に示すように、外輪520と、この外輪520の内周面の軌道面領域522に転動可能に配置された複数のころ(針状ころも含む)511と、これら複数のころ511を保持するポケット538を有する保持器530とを備えた構造のものがある。
また、外輪520の軸方向の中央部には、油孔525が径方向に貫設され、エンジンの作動によって連動される油圧ポンプを油圧源とする潤滑油が外輪520の外周側から油孔525を通して軸受内に流入されることで、軸受内部が冷却される構造のものがある。
また、特許文献1に開示されたころ軸受のように内輪に油孔が貫設された構造のものも知られている。
特開2001−165178号公報
ところで、図11に示すころ軸受において、エンジンの低速回転や高速回転に関わらず潤滑油が外輪520の外周側から油孔525を通して軸受内に流入される。
言い換えると、潤滑油の供給を必要としないエンジンの低速回転時においても潤滑油が外輪520の外周側から油孔525を通して軸受内に供給される。
また、油孔525は、外輪520の内周面の軌道面領域522に開口されるため、油孔525の開口縁にころ511が接触して回転抵抗となり、トルク損失をまねいていた。
この発明の目的は、前記問題点に鑑み、外輪の油孔内の潤滑油の油圧の高低の変動に応じて外輪の油孔内の潤滑油を軸受内に導くことができると共に、油孔の開口縁によるころの回転抵抗を回避してトルク損失を低減することができるころ軸受を提供することである。
前記課題を解決するために、この発明の請求項1に係るころ軸受は、外輪と、この外輪の内周面の軌道面領域に転動可能に配置された複数のころと、これら複数のころを保持するポケットを有する保持器とを備え、前記外輪の外周側から供給される潤滑油が前記外輪の径方向に貫設された油孔を通して軸受内に流入されるように構成されたころ軸受であって、
前記保持器は、軸方向へ所定間隔を隔てる両円環部と、これら両円環部を連結して前記ポケットを区画形成する複数の柱部とを備え、
前記油孔は、前記外輪の内周面のうちの前記軌道面領域から外れた非軌道面領域でかつ前記保持器の少なくとも一方の円環部の外周面に臨んで開口され、
前記油孔内の潤滑油の油圧を受けて前記円環部が弾性的に縮径変形されたときに前記潤滑油を軸受内に導く構成にしてあることを特徴とする。
前記構成によると、外輪の油孔に供給された潤滑油は、外輪の内周面の軌道面領域から外れた非軌道面領域の開口から保持器の円環部の外周面に向けて流出する。
これによって、外輪の油孔内の潤滑油の油圧が低いときには、保持器の円環部の弾性的な縮小が殆どないため(微小のため)、軸受内(軌道面領域内)に対する潤滑油の流入を抑制することが可能となる。
また、外輪の油孔内の潤滑油の油圧が高くなったときには、その油圧を受けて保持器の円環部が顕著に縮径変形する。これによって、外輪の油孔内の潤滑油を保持器の円環部によって軸受内に良好に導くことが可能となる。
例えば、エンジンの高速回転時(例えば、エンジンの回転数が3000rpm以上となった時)には、外輪の油孔内の潤滑油の油圧が高くなり、保持器の円環部の弾性的な縮径変形量が大きくなる。これによって軸受内に対する潤滑油の流量を増大させることが可能となる。ひいては、冷却機能を高めて焼き付き防止を図ることができる。
さらに、外輪の油孔は、外輪の内周面の軌道面領域から外れた非軌道面領域に開口するため、油孔の開口縁によるころの回転抵抗を回避してトルク損失を低減することができる。
この発明を実施するための最良の形態について実施例にしたがって説明する。
〔実施例1〕
この発明の実施例1を図1と図2にしたがって説明する。
図1はこの発明の実施例1に係るころ軸受を示す縦断面図である。図2は外輪の油孔内の潤滑油の油圧を受けて保持器の円環部が弾性的に縮径変形された状態を示す説明図である。
図1に示すように、エンジンのクランクシャフト(又はカムシャフト)1に使用されるころ軸受10は、外輪20と、クランクシャフト1の外周面を内輪軌道面とする複数のころ(針状ころも含む)11と、保持器30とを備えている。
外輪20は、鋼鉄材等によって円筒状に形成され、ハウジング(シリンダブロック)に固定されて組み付けられる。
また、外輪20は、その内周面の軸方向中央部を軌道面領域22とし、この軌道面領域22の両側部を非軌道面領域23、24としている。そして、外輪20の軌道面領域22に、複数のころ11が、保持器30のポケット38に収納保持された状態で転動可能に配置される。
また、外輪20の軸方向の両端部寄り部分には、各複数の油孔25、26が径方向に貫設されている。
さらに、各複数の油孔25、26は、外輪20の内周面のうちの軌道面領域22の両端から外れた非軌道面領域23、24に開口している。
また、外輪20の外周面の各複数の油孔25、26の開口には、エンジンの作動によって連動される油圧ポンプを油圧源とする潤滑油が供給されるようになっている。
そして、外輪20の各複数の油孔25、26内に供給される潤滑油の油圧はエンジンの回転数に比例し、エンジンの低回転時には油圧が低く、高回転時には高くなる。
保持器30は、耐熱性及び耐摩耗性を有する合成樹脂材料の射出成形によって一体成形され、軸方向へ所定間隔を隔てる両円環部31、34と、これら両円環部31、34を連結してポケット38を区画形成する複数の柱部37とを一体に備えている。
また、保持器30の両円環部31、34の外周面のポケット38の両端に接近する部分には、縦断面円弧状をなす環状凸部32、35が凸設されている。
さらに、環状凸部32、35の最大外径寸法は、外輪20の内径寸法とほぼ同じ大きさに形成されており、外輪20に対し複数のころ11及び保持器30を組み付けた状態では、保持器30の環状凸部32、35の先端(外径端)が外輪20の非軌道面領域23、24に接近又は当接するようになっている。
また、保持器30の両円環部31、34の両端には、軸方向へ張り出された張出部33、36が延出されている。これら張出部33、36の外周面は、環状凸部32、35に隣接する部分から先端に向けてしだいに小径にされたテーパ面をなしている。
さらに、両円環部31、34の張出部33、36の外周面は、外輪20の内周面に開口する各複数の油孔25に臨んでいる。
そして、外輪20の各複数の油孔25、26内に供給される潤滑油の油圧を保持器30の両円環部31、34の張出部33、36が受けることで、両円環部31、34が弾性的に縮径変形され、これによって潤滑油を軸受内、すなわち、軌道面領域22側へ導くようになっている。
この実施例1に係るころ軸受は上述したように構成される。
したがって、エンジンの作動によって連動される油圧ポンプを油圧源とする潤滑油が、図1の矢印に示すように、外輪20の各複数の油孔25、26内に供給されると、これら各複数の油孔25、26に供給された潤滑油は、外輪20の内周面21の軌道面領域22から外れた非軌道面領域23、24の開口から保持器30の両円環部31、34の外周面(張出部33、36の外周面)に向けて流出する。
外輪20の各複数の油孔25、26内の潤滑油の油圧が低いときには、保持器30の両円環部31、34の弾性的な縮小が殆どない(微小である)。
また、この状態では、図1に示すように、保持器30の両円環部31、34の環状凸部32、35が外輪20の非軌道面領域24に接近又は当接するため、軸受内、すなわち、軌道面領域22側に対する潤滑油の流入を環状凸部32、35によって抑制することが可能となる。
外輪20の各複数の油孔25、26内の潤滑油の油圧が高く(設定値よりも高く)なると、油孔25、26内の潤滑油の油圧を受けて、図2に示すように、保持器30の両円環部31、34の弾性的な縮径変形が顕著となる。すると、外輪20の各複数の油孔25、26内の潤滑油が外輪20の内周面21と保持器30の両円環部31、34の環状凸部32、35との間の隙間を通して軌道面領域22側へ流入する。
例えば、外輪20の各複数の油孔25、26内の潤滑油の油圧が高くなるエンジンの高速回転時(例えば、エンジンの回転数が3000rpm以上となった時)には、保持器30の両円環部31、34の弾性的な縮径変形量が大きくなり、これによって、軌道面領域22側への潤滑油の流量を増大させることが可能となる。ひいては、冷却機能を高めて焼き付き防止を図ることができる。
さらに、外輪20の各複数の油孔25、26は、外輪20の内周面21の軌道面領域22から外れた非軌道面領域23、24に開口するため、各複数の油孔25、26の開口縁による複数のころ11の回転抵抗を回避してトルク損失を低減することができる。
次に、この発明の実施例1の変更例1を図3と図4にしたがって説明する。
図3はこの発明の実施例1の変更例1に係るころ軸受を示す縦断面図である。図4は外輪の油孔内の潤滑油の油圧を受けて保持器の円環部が弾性的に縮径変形された状態を示す説明図である。
図3に示すように、変更例1においては、外輪20の軸方向の両端部寄り部分のうち、片側に複数の油孔25が径方向に貫設されている。
その他の部分は前記実施例1と同様にして構成されるため、同一構成部分に対し同一符号を付記してその説明は省略する。
したがって、変更例1においては、外輪20の複数の油孔25内の潤滑油の油圧が高くなったときには、油孔25内の潤滑油の油圧を受けて、保持器30の一方の円環部31が弾性的な縮径変形が顕著となるため、軌道面領域22側への潤滑油の流量を増大させることが可能となる。ひいては、冷却機能を高めて焼き付き防止を図ることができる。
また、変更例1においては、外輪20の片側に複数の油孔25が形成される構造上、図4に示すように、保持器30の一方の円環部31の弾性的な縮径変形によって、潤滑油が軌道面領域22の一側から他側に向けて流れるため、潤滑油の流れに方向性が得られる。
次に、この発明の実施例1の変更例2を図5と図6にしたがって説明する。
図5はこの発明の実施例1の変更例2に係るころ軸受を示す縦断面図である。図6は外輪の油孔内の潤滑油の油圧を受けて保持器の円環部が弾性的に縮径変形された状態を示す説明図である。
図5に示すように、変更例2においては、外輪20の軸方向の両端部寄り部分に径方向に貫設された各複数の油孔25、26が、保持器30の両円環部31、34の環状凸部32、35の頂部に臨んで開口する位置に配設されている。
言い換えると、環状凸部32、35の頂部によって各複数の油孔25、26が塞がれるようになっている。
その他の部分は前記実施例1と同様にして構成されるため、同一構成部分に対し同一符号を付記してその説明は省略する。
したがって、変更例2においては、外輪20の各複数の油孔25、26内の潤滑油の油圧が低いときには、保持器30の両円環部31、34の弾性的な縮小が殆どない(微小である)ため、保持器30の両円環部31、34の環状凸部32、35によって、各複数の油孔25、26を塞ぐことで、軸受内、すなわち、軌道面領域22側に対する潤滑油の流入を抑制することが可能となる。
また、外輪20の各複数の油孔25、26内の潤滑油の油圧が高くなったときには、油孔25、26内の潤滑油の油圧を受けて、図6に示すように、保持器30の両円環部31、34の弾性的な縮径変形が顕著となるため、軌道面領域22側への潤滑油の流量を増大させることが可能となる。ひいては、冷却機能を高めて焼き付き防止を図ることができる。
〔実施例2〕
この発明の実施例2を図7と図8にしたがって説明する。
図7はこの発明の実施例2に係るころ軸受を示す縦断面図である。図8は外輪の油孔内の潤滑油の油圧を受けて保持器の円環部が弾性的に縮径変形された状態を示す説明図である。
図7に示すように、実施例2に係るころ軸受110の外輪120は、その内周面の軸方向中央部を軌道面領域122とし、この軌道面領域122の両側部の非軌道面領域に、環状をなす鍔部126、127が中心側に向けて突設されている。そして、外輪120の軌道面領域122に、複数のころ111が、保持器130のポケット138に収納保持された状態で転動可能に配置される。
また、外輪120の軸方向の両端部寄り部分の鍔部126、127のうち、一方の鍔部126に複数の油孔125が径方向に貫設されている。
保持器130は、耐熱性及び耐摩耗性を有する合成樹脂材料の射出成形によって一体成形され、軸方向へ所定間隔を隔てる両円環部131、134と、これら両円環部131、134を連結してポケット138を区画形成する複数の柱部137とを一体に備えている。
また、保持器130の両円環部131、134の外径寸法は、外輪120の内径寸法とほぼ同じ大きさに形成されており、外輪120に対し複数のころ111及び保持器130を組み付けた状態では、保持器130の両円環部131、134の外周面が外輪120の両鍔部126、127の内径面に接近又は当接するようになっている。
したがって、この実施例2においては、外輪120の複数の油孔125内の潤滑油の油圧が高くなったときには、図8に示すように、油孔125内の潤滑油の油圧を受けて、保持器130の一方の円環部131が弾性的な縮径変形が顕著となるため、軌道面領域122側への潤滑油の流量を増大させることが可能となる。ひいては、冷却機能を高めて焼き付き防止を図ることができる。
また、この実施例2においては、外輪120の片側に複数の油孔125が形成される構造上、図8に示すように、保持器130の一方の円環部131の弾性的な縮径変形によって、潤滑油が軌道面領域122の一側から他側に向けて流れるため、潤滑油の流れに方向性が得られる。
〔実施例3〕
この発明の実施例3を図9と図10にしたがって説明する。
図9はこの発明の実施例3に係るころ軸受を示す縦断面図である。図10は外輪の油孔内の潤滑油の油圧を受けて保持器の円環部が弾性的に縮径変形された状態を示す説明図である。
図9に示すように、実施例3に係るころ軸受210の外輪220は、その内周面の軸方向中央部を軌道面領域222とし、この軌道面領域222の両側部の非軌道面領域に、環状をなす鍔部226、227が中心側に向けて突設されている。
また、一方の鍔部226の内径寸法よりも、他方の鍔部227の内径寸法が大きく設定されている。
また、外輪220の軌道面領域222に、複数のころ211が、保持器230のポケット238に収納保持された状態で転動可能に配置される。
また、外輪220の一方の鍔部226に複数の油孔225が径方向に貫設されている。
保持器230は、耐熱性及び耐摩耗性を有する合成樹脂材料の射出成形によって一体成形され、軸方向へ所定間隔を隔てる両円環部231、234と、これら両円環部231、234を連結してポケット238を区画形成する複数の柱部237とを一体に備えている。
また、保持器230の一方の円環部231の外径寸法は、外輪220一方の鍔部226の内径寸法とほぼ同じ大きさに形成されており、外輪220に対し複数のころ211及び保持器230を組み付けた状態では、保持器230の一方の円環部231の外周面が外輪220の一方の鍔部226の内径面に接近又は当接するようになっている。
さらに、一方の円環部231の端部(複数の油孔225より外方に位置する部分)の外周面は傾斜面(テーパ面)231aに形成されている。
また、保持器230の他方の円環部234の外周面には、外輪220の他方の鍔部227の内径寸法とほぼ同じ大きさ外径寸法をもって縦断面湾曲状の突部234aが周方向に断続的(又は連続的)に突設されており、外輪220に対し複数のころ211及び保持器230を組み付けた状態では、保持器230の他方の円環部234の突部234aの湾曲面234bが外輪220の他方の鍔部227の内径面に接近又は当接するようになっている。
したがって、この実施例2においては、外輪220の複数の油孔225内の潤滑油の油圧が高くなったときには、図10に示すように、潤滑油の油圧よって保持器230の一方の円環部231の弾性的な縮径変形が顕著となるため、軌道面領域222側への潤滑油の流量を増大させることが可能となる。ひいては、冷却機能を高めて焼き付き防止を図ることができる。
また、この実施例2においては、外輪220の片側に複数の油孔225が形成される構造上、図10に示すように、保持器230の一方の円環部231の弾性的な縮径変形によって、潤滑油が軌道面領域222の一側から他側に向けて流れるため、潤滑油の流れに方向性が得られる。
さらに、外輪220の一方の鍔部226の内径寸法よりも、他方の鍔部227の内径寸法が大きく設定されているため、前記したように軌道面領域222の一側から他側に向けて流れる潤滑油が外輪220の他方の鍔部227を越えて排出されやすくなる。
なお、この発明は前記実施例1〜3に限定するものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施することもできる。
この発明の実施例1に係るころ軸受を示す縦断面図である。 同じく外輪の油孔内の潤滑油の油圧を受けて保持器の円環部が弾性的に縮径変形された状態を示す説明図である。 この発明の実施例1の変更例1に係るころ軸受を示す縦断面図である。 同じく外輪の油孔内の潤滑油の油圧を受けて保持器の円環部が弾性的に縮径変形された状態を示す説明図である。 この発明の実施例1の変更例2に係るころ軸受を示す縦断面図である。 同じく外輪の油孔内の潤滑油の油圧を受けて保持器の円環部が弾性的に縮径変形された状態を示す説明図である。 この発明の実施例2に係るころ軸受を示す縦断面図である。 同じく外輪の油孔内の潤滑油の油圧を受けて保持器の円環部が弾性的に縮径変形された状態を示す説明図である。 この発明の実施例3に係るころ軸受を示す縦断面図である。 同じく外輪の油孔内の潤滑油の油圧を受けて保持器の円環部が弾性的に縮径変形された状態を示す説明図である。 従来のころ軸受を示す縦断面図である。
符号の説明
10(110、210) ころ軸受
11(111、211) ころ
20(120、220) 外輪
22(122、222) 軌道面領域
23、24 非軌道面領域
25、26(125、225) 油孔
30(130、230) 保持器
31、34(131、134、231、234) 円環部
37(137、237) 柱部
38(138、238) ポケット

Claims (1)

  1. 外輪と、この外輪の内周面の軌道面領域に転動可能に配置された複数のころと、これら複数のころを保持するポケットを有する保持器とを備え、前記外輪の外周側から供給される潤滑油が前記外輪の径方向に貫設された油孔を通して軸受内に流入されるように構成されたころ軸受であって、
    前記保持器は、軸方向へ所定間隔を隔てる両円環部と、これら両円環部を連結して前記ポケットを区画形成する複数の柱部とを備え、
    前記油孔は、前記外輪の内周面のうちの前記軌道面領域から外れた非軌道面領域でかつ前記保持器の少なくとも一方の円環部の外周面に臨んで開口され、
    前記油孔内の潤滑油の油圧を受けて前記円環部が弾性的に縮径変形されたときに前記潤滑油を軸受内に導く構成にしてあることを特徴とするころ軸受。
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