JP2007262972A - 水車機器の搬送装置及び搬送方法 - Google Patents

水車機器の搬送装置及び搬送方法 Download PDF

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Abstract

【課題】水車機器の設置位置と搬出入口との間を水車機器の部品を吊り上げて搬送するのに好適な水車機器の搬送装置及び搬送方法を提供する。
【解決手段】発電機室50に設置された発電機51と、この発電機室50の下方に位置する水車機器室60に設置され且つ発電機51の発電機軸52の下部に対して着脱可能に固定された中間軸70を備えた水車機器61と、発電機51を回避した発電機室50の床部適所に貫通形成した水車機器室60と連通する搬出入口80とを備えた2床式水力発電設備において、水車機器61の設置位置と搬出入口80との間を、水車機器61の部品を吊り上げて搬送する水車機器の搬送装置であって、水車機器室60の上面に配置した搬送用レール1と、この搬送用レール1に取り付けた吊り出し冶具10と、から成り、吊り出し冶具10により水車機器61の部品を吊り上げて水車機器61の設置位置と搬出入口80との間を搬送可能に構成した。
【選択図】図1

Description

本発明は、水車機器の搬送装置及び搬送方法に関わり、特に二床式水力発電設備において水車機器室内の水車機器を水車機器室の搬出入口まで搬送するのに好適なものである。
図7は従来の二床式水力発電設備の概略構成を示した図である。
この図7に示す従来の二床式水力発電設備では、発電機室50と水車機器室60とが上下位置関係にて設置され、上部空間である発電機室50内には発電機51が設置され、発電機室50の下方に位置する水車機器室60内には水車機器61が設置されている。
発電機51の主軸である発電機軸52の下部には、着脱可能に固定された中間軸70を介して水車機器61の主軸である水車機軸65が接続されている。
発電機軸52と中間軸70とは、発電機軸52の下部に形成されている接合面52aと中間軸70の上部に形成されている接合面70aとをボルト71により接続することにより同軸状に一体化されている。また中間軸70と水車機軸65とは、中間軸70の下部に形成されている接合面70aと水車機軸65の上部に形成されている接合面65aとをボルト71により接続することにより同軸状に一体化されている。
発電機室50の床面50a及び水車機器室60の天井面には、発電機51と水車機器61とを回避した位置に、発電機室50から水車機器室60へ水車機器61の部品を搬入または搬出するための搬出入口80が貫通形成されている。
水車機器室60に設置されている水車機器61は、例えば軸受油槽62、ガイドリング63、上カバー64、水車機軸65、及びランナ(羽根車、水車等)66等から構成されている。
ところで、図7に示した従来の二床式水力発電設備では、水車機器室60に設置されている水車機器61の定期点検や修理を行う際に、水車機器61を分解して水車機器室60からの搬出入口80を介して外部に搬出する必要がある。この際、二床式水力発電設備においては、発電機51を分解しなくても水車機器61だけを分解して搬出することができるように、発電機軸52と水車機軸65との間に中間軸70が設けられ、この中間軸70を取り外すことで、発電機51から水車機器61を切り離して水車機器61だけを分解して搬出できるようにしている。
ここで、従来の水車機器61の搬出方法を説明すると、先ず、中間軸70と水車機軸65との接合部分のボルト71を外して水車機器61の主軸である水車機軸65から中間軸70を分離する。中間軸70と水車機軸65とを分離した場合は、水車機軸65は下方側に僅かに落ち込み中間軸70と水車機軸65との間には約10mm程度のスペースが形成される。次いで、水車機軸65と中間軸70との接合部分に挿入されている厚さ約30mmのスペーサ72を取り外して中間軸70と水車機軸65との間の軸方向スペースを10mmから約40mmに広げる。
次に、中間軸70に例えばナイロンスリーブ(ロープ)91を巻き付け、水車機器室60の天井面60aに取り付けた吊り金具92にナイロンスリーブ91を引っかけて中間軸70を保持した後、中間軸70の接合面70aと発電機軸52の接合面52aとを接続しているボルト71を外して中間軸70を発電機軸52から分離する。
次に、ナイロンスリーブ91を引っ張りながら中間軸70を吊り上げて搬出入口80の直下位置まで搬送した後、搬出入口80の上方からクレーン(図示しない)の吊り下げフック81を利用して中間軸70を吊り上げ、搬出入口80から水車機器室60の外に運び出すようにしていた。
また水車機器61を搬送する場合は、水車機器61を搬送可能な部品単位、例えば軸受油槽62、ガイドリング63、上カバー64、水車機軸65、ランナ66等といった部品単位にまで分解した後、天井面60aに取り付けた吊り金具92とロープ91を利用して各部品を吊り上げて搬出入口80の下まで水平搬送する。以降は、上記と同様に、搬出入口80の上方からクレーンの吊り下げたフック81を利用して、水車機器室60の外に運び出すようにしていた。
なお、先行文献としては、特許文献1に立軸フランシス型ポンプ水車の分解方法として、ランナの主軸と発電電動機の主軸とを連結しているスペーサ軸を撤去するとともにランナの上カバーとスピードリングとを結合している取り付けボルトを撤去してスピードリング側のねじ穴に複数の案内ボルトを取り付け、上カバー側のねじ穴に複数のジャッキアップ機を装着して上カバーをガイドベーン軸とガイドベーンブッシュとの嵌合部が外れるまで案内ボルトに沿ってジャッキアップする技術が開示されている。
特開平6−44286号公報
ところで、上記発電機軸52と水車機軸65との間から中間軸70を取り外すには、中間軸70が発電機軸52や水車機軸65と衝突、干渉せぬように注意しながら水平方向に移動させて取り外す必要がある。
しかしながら、発電機軸52の下端部と水車機軸65の上端部との間の隙間は約40mmと狭いため、天井面60aの吊り金具92を用いて中間軸70を吊り上げた状態で、発電機軸52や水車機軸65にぶつからないようにコントロールする作業は、非常に慎重に行う必要があり、時間を要するという欠点があった。
また、水車機器室60の天井面60aの吊り金具92は、発電機51等との位置関係で、必ずしも最適な位置に取り付けることができないばかりか、吊り金具92は設置位置が固定されているので、吊り金具92とロープ91を利用して、分解した水車機器61の部品を搬出入口80の下まで搬送する作業の効率化に限界があり、手数と時間を要するという欠点があった。
本発明は上記したような点に鑑みてなされたものであり、2床式水力発電設備において、水車機器の設置位置と搬出入口との間を水車機器の部品を吊り上げて搬送するのに好適な水車機器の搬送装置及び搬送方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、上部空間に設置された発電機と、該上部空間の下方に位置する下部空間に設置され且つ前記発電機の発電機軸の下部に対して着脱可能に固定された水車機軸を備えた水車機器と、前記発電機を回避した前記上部空間の床部適所に貫通形成した前記下部空間と連通する連通口と、を備えた2床式水力発電設備において、前記水車機器の設置位置と前記連通口との間を、前記水車機器の部品を吊り上げて搬送する水車機器の搬送装置であって、前記下部空間の上部に配置した搬送用レールと、該搬送用レールに取り付けた吊り出し冶具と、から成り、前記吊り出し冶具により前記水車機器の部品を吊り上げて前記水車機器の設置位置と前記連通口との間を搬送可能に構成したことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の水車機器の搬送装置において、前記水車機器の部品は、前記水車機軸と前記発電機軸とを接続する中間軸を含むことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、上部空間に設置された発電機と、該上部空間の下方に位置する下部空間に設置され且つ前記発電機の発電機軸の下部に対して着脱可能に固定された水車機軸を備えた水車機器と、前記発電機を回避した前記上部空間の床部適所に貫通形成した前記下部空間と連通する連通口と、を備えた2床式水力発電設備において、前記水車機器の設置位置と前記連通口との間を前記水車機器の部品を吊り上げて搬送する水車機器の搬送方法であって、
前記下部空間の上部に配置した搬送用レールに取り付けた吊り出し冶具により前記水車機器の部品を吊り上げて前記水車機器の設置位置と前記連通口との間を搬送したことを特徴とする。
本発明によれば、2床式水力発電設備において、下部空間の天井部に搬送用レールを配置し、搬送用レールに取り付けた吊り出し冶具により、中間軸を含む水車機器の部品等を個別に、又は組付け状態で吊り上げて、水車機器の設置位置と連通口との間を搬送できようにした。これにより、水車機器が設置された下部空間において、中間軸を含む水車機器の部品を吊り上げて、水車機器の設置位置と連通口との間を搬送する作業を容易に行うことが可能になり、作業時間を大幅に短縮することができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明を適用した二床式水力発電設備の概略構成を示した図である。
図1に示す二床式水力発電設備は、上部空間である発電機室50の下方に下部空間である水車機器室60が設置され、発電機室50には発電機51が設置され、水車機器室60には水車機器61が設置されている。発電機51の主軸である発電機軸52の下部は、着脱可能に固定された中間軸70を介して水車機器61の主軸である水車機軸65の上部に接続されている。
発電機軸52と中間軸70とは、発電機軸52の下部に形成されている接合面52aと、中間軸70の上部に形成されている接合面70aとがボルト71により接続されることにより着脱可能に連結されている。また中間軸70と水車機軸65とは、中間軸70の下部に形成されている接合面70aと、水車機軸65の上部に形成されている接合面65aとがボルト71により接続されることにより着脱可能に連結されている。
発電機室50の床面50a、即ち水車機器室60の天井面には、発電機51と水車機器61とを回避した位置に、発電機室50から水車機器室60へ水車機器61の部品を搬入または搬出するための搬出入口80が貫通形成されている。
水車機器室60に設置されている水車機器61は、例えば軸受油槽62、ガイドリング63、上カバー64、水車機軸65、及びランナ(羽根車、水車等)66等により構成されている。
そして図1に示す本実施形態の二床式水力発電設備では、水車機器室60の天井面60aに搬送用レール1を設置し、この搬送用レール1に中間軸70を含む水車機器61の部品を吊り出すための吊り出し冶具10を取り付けるようにしている。そして、この吊り出し冶具10により中間軸70を含む水車機器61の部品を吊り上げて、水車機器61の設置位置から搬出入口80の下まで搬送するようにした点に特徴がある。
搬送レール1を敷設する経路は、水車機器室60の床面や天井面に設置された他の機器類と干渉しない範囲であれば自由に設定可能であり、この例では搬出入口80の直近位置から、発電機軸52の下部に相当する位置の直近位置まで任意の経路にて敷設されている。
つまり、図7に示した従来の水車機器の搬送装置では、水車機器室60の天井面60aに固定的に取り付けた吊り金具92に挿通したロープ91を利用して中間軸70や水車機器61の各部品を搬出入口80の下まで搬送しているのに対して、図1に示した本実施形態の搬送装置では、水車機器室60の天井面60aに設置した搬送用レール1と、この搬送用レール1に取り付けた吊り出し冶具10を利用して、中間軸70を含む水車機器61の各部品を搬出入口80の下まで搬送するようにしている点が異なるものである。
即ち、図7の従来例においては、ロープ91を中間軸70の周面に複数回巻き付けることにより固定した状態でロープを引っ張って中間軸を吊り上げ、ロープによって不安定な状態で吊り上げられた重量部品である中間軸の重量バランスを人手により確保しながら搬出入口80まで移送する作業を行う必要があった。これに対して本実施形態の搬送装置にあっては、吊り出し治具10によって中間軸、その他の部品類を安定性よく確実に保持した状態で、安定した搬送経路を構成する搬送用レール1によってバランスよく迅速に搬出入口80まで移動することができる。搬入時に搬出入口80から水車機器の設置場所まで搬送する作業についても同様に効率化することができる。
図2は本実施形態の水車機器の搬送装置の構成を示した図である。
本実施形態の水車機器の搬送装置は、2本の搬送用レール1、1と、この搬送レールに取り付けた吊り出し冶具10と、を備える。
搬送用レール1、1は、例えばI型鋼によって構成され、各レールにはレールに沿って移動可能なトロリ(手押し車)2が夫々2台ずつ取り付けられている。
また、搬送用レール1、1は、少なくとも吊り出し冶具10を水車機器61の設置位置から搬出入口80の下まで移動させることができるように天井面60aに設置されている。
各トロリ2には手動によりワイヤ4を巻き上げることができるチェーンブロック3が備えられており、各チェーンブロック3のワイヤ4に吊り出し冶具10が取り付けられている。
吊り出し冶具10は、長棒状の鋼等からなる2本のベース部材11、11と、長棒状の鋼等からなる2組の固定部材13、13、14、14とを縦横に組み付けることによって構成される。
各ベース部材11、11の両端にはチェーンブロック3のワイヤ4を取り付けるワイヤ取付部12が設けられている。
また2本のベース部材11、11上には、固定部材13、13と固定部材14、14とが直交する向きに取り付けられている。即ち、固定部材13、14はベース部材11上に縦横に組み付ける(井桁状)に取り付けられている。
また本実施形態の吊り出し冶具10は、図3に示すように、ベース部材11と固定部材13との間、及び固定部材13と固定部材14との間が夫々ボルト15によって接続されており、ベース部材11から固定部材13、或いは固定部材13から固定部材14を容易に取り外すことが出来るよう構成されている。
以下、本実施形態の水車機器の搬送装置による搬送方法を説明する。
先ず、中間軸70の搬送方法について説明する。
前述したように、二床式水力発電設備では、水車機器室60に設置した水車機器61の定期点検や修理を行う際は、水車機器61を分解して水車機器室60から搬出入口80を介して外部に搬出する必要がある。このため、二床式水力発電設備では、発電機51を分解しなくても水車機器61だけ分解できるように、発電機軸52と水車機軸65との間に中間軸70を設け、この中間軸70を取り外すことで、発電機51から水車機器61を切り離して水車機器61だけを分解できるようになっている。
このため、本実施の形態では、先ず、中間軸70と発電機51の主軸である発電機軸52との接合部分のボルト71を外して、発電機軸52から中間軸70を分離する。このとき中間軸70と水車機軸65とは未だ接続状態であるため、水車機器61が下側にずれることにより中間軸70と発電機軸52との間に約10mmのスペースができる。
次に、図4(a)に示すように、発電機軸52から分離した中間軸70の接合面70aを吊り出し冶具10に固定する。
吊り出し冶具10に中間軸70を固定する方法としては、例えば予めベース部材11から固定部材13、14を取り外した状態で、中間軸70が中央に来るよう搬送用レール1、1に沿って吊り出し冶具10を移動した後、トロリ2のチェーンブロック3により吊り出し冶具10の高さを調整しながら、図4(b)に示すように中間軸70の接合面70aを挟み込むように井桁状に固定部材13、14を取り付けるようにすれば良い。
次に、中間軸70と水車機軸65との接合部分のボルト71を外して中間軸70から水車機軸65を分離すると共に、水車機軸65と中間軸70との接合部分に挿入していたスペーサ72を取り外して、吊り出し冶具10が取り付けられている4つのトロリ2を引っ張ることで、中間軸70を搬出入口80の下まで搬送するようにしている。
このように本実施形態の水車機器の搬送装置を用いて中間軸70の搬送を行うと、吊り出し冶具10に固定した中間軸70は殆ど上下方向(鉛直方向)にぶれることなく水平方向に搬送することができるので、中間軸70を取り外す際のスペースが、例えば約40mmと狭くても、中間軸70が発電機軸52や水車機軸65に接触することなく簡単に搬出入口80の下まで搬送することができる。
また、吊り出し冶具10が取り付けられている4つのトロリ2のうち、搬出入口80側から見て後方に位置する2つのトロリを、前方に位置するトロリ2を追従するタイプのものにすれば、前方の2つのトロリ2で引っ張るだけで、中間軸70をより簡単に搬出入口80の下まで搬送することができる。
次に、水車機器61の各部品の搬送方法について説明する。
先ず、図5を参照しながら水車機軸65の搬送方法を説明する。なお、本実施形態では水車機軸65はランナ66が一体となって構成されているものとする。
本実施形態の搬送装置により水車機軸65を搬送する場合は、水車機軸65が吊り出し冶具10の中央に位置するよう搬送用レール1、1に沿って吊り出し冶具10を移動した後、図5(a)に示すように、チェーンブロック3のワイヤ4を延ばして水車機軸65の接合面65aを吊り出し冶具10に固定する。
次に、図5(b)に示すように、チェーンブロック3によりワイヤ4を巻き上げて水車機軸65を水平方向に搬送可能な高さまで吊り上げた後、搬出入口80の下まで水平に搬送すれば良い。なお、吊り出し冶具10に水車機軸65を固定する方法は、上記した吊り出し冶具10に中間軸70を固定する方法と同じ方法で実現できるため説明は省略する。
次に、図6を参照しながら水車機軸以外の部品の搬送方法を説明する。
本実施形態の搬送装置により水車機軸65以外の部品、例えばガイドリング63や上カバー64を搬送する場合は、予め吊り出し冶具10の固定部材14に部品吊り上げ用のワイヤ16を取り付けておくと共に、水車機器61のガイドリング63や上カバー64にワイヤ16を取り付けるためのワイヤ取付部63a、64aを取り付けておくようにする。なお、ワイヤ取付部63a、64aはネジ等により必要なときだけガイドリング63や上カバー64に取り付けられるように構成することが好ましい。
上記のように構成した上で、本実施形態の搬送装置によりガイドリング63や上カバー64を搬送する場合は、吊り出し冶具10をガイドリング63や上カバー64の上方に位置するよう搬送用レール1、1に沿って移動した後、図6(a)に示すように、チェーンブロック3のワイヤ4を延ばして吊り出し冶具10の固定部材14に取り付けたワイヤ16をガイドリング63や上カバー64のワイヤ取付部63a、64aに取り付ける。
次に、図6(b)に示すように、チェーンブロック3によりワイヤ4を巻き上げてガイドリング63や上カバー64を水平搬送可能な高さまで吊り上げた後、搬出入口80の下まで搬送すれば良い。
このような本実施形態の水車機器の搬送装置を用いて水車機器61の各部品を搬出入口80の下まで搬送すると、従来の吊り金具を利用した搬送方法に比べて各部品をスムーズに且つ短時間で搬出入口80の下まで搬送することができるようになり、従来に比べて作業時間を大幅に短縮することができる。
なお、本実施形態では、ランナ66と水車機軸65とが一体になった一体型水車機軸や、ガイドリング63、上カバー64を搬送する場合を例に挙げて説明したが、これはあくまでも一例であり、それ以外の部品も搬送可能であることは言うまでもない。また、水車機器61を分解することなく搬送することも可能である。
本発明を適用した二床式水力発電設備の概略構成を示した図。 本実施形態に係る水車機器の搬送装置の構成を示した図。 本実施形態の吊り出し冶具の構成を示した図。 本実施形態に係る水車機器の搬送装置による中間軸の搬送方法の説明図。 本実施形態に係る水車機器の搬送装置による水車機軸の搬送方法の説明図。 本実施形態に係る水車機器の搬送装置による水車機軸以外の部品の搬送方法の説明図。 従来の水車機器の搬送装置を適用した二床式水力発電設備の概略構成を示した図。
符号の説明
1…搬送用レール、2…トロリ、3…チェーンブロック、4 16…ワイヤ、10…吊り出し冶具、11…ベース部材、12 63a 64a…ワイヤ取付部、13、14…固定部材、15…ボルト、50…発電機室、51…発電機、52…発電機軸、60…水車機器室、60a…天井面、61…水車機器、62…軸受油槽、63…ガイドリング、64…上カバー、65…水車機軸、52a 65a 70a…接合面、66…ランナ、70…中間軸、71…ボルト、72…スペーサ、80…搬出入口。

Claims (3)

  1. 上部空間に設置された発電機と、該上部空間の下方に位置する下部空間に設置され且つ前記発電機の発電機軸の下部に対して着脱可能に固定された水車機軸を備えた水車機器と、前記発電機を回避した前記上部空間の床部適所に貫通形成した前記下部空間と連通する連通口と、を備えた2床式水力発電設備において、前記水車機器の設置位置と前記連通口との間を、前記水車機器の部品を吊り上げて搬送する水車機器の搬送装置であって、
    前記下部空間の上部に配置した搬送用レールと、該搬送用レールに取り付けた吊り出し冶具と、から成り、前記吊り出し冶具により前記水車機器の部品を吊り上げて前記水車機器の設置位置と前記連通口との間を搬送可能に構成したことを特徴とする水車機器の搬送装置。
  2. 請求項1に記載の水車機器の搬送装置において、前記水車機器の部品は、前記水車機軸と前記発電機軸とを接続する中間軸を含むことを特徴とする水車機器の搬送装置。
  3. 上部空間に設置された発電機と、該上部空間の下方に位置する下部空間に設置され且つ前記発電機の発電機軸の下部に対して着脱可能に固定された水車機軸を備えた水車機器と、前記発電機を回避した前記上部空間の床部適所に貫通形成した前記下部空間と連通する連通口と、を備えた2床式水力発電設備において、前記水車機器の設置位置と前記連通口との間を前記水車機器の部品を吊り上げて搬送する水車機器の搬送方法であって、
    前記下部空間の上部に配置した搬送用レールに取り付けた吊り出し冶具により前記水車機器の部品を吊り上げて前記水車機器の設置位置と前記連通口との間を搬送したことを特徴とする水車機器の搬送方法。
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