JP2007262781A - 鉄筋コンクリート構造物の防水構造 - Google Patents

鉄筋コンクリート構造物の防水構造 Download PDF

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Motonori Hashiba
元紀 橋場
Kazuhiro Ueno
和宏 上野
Teruji Yamazaki
輝士 山崎
Kenji Kodama
健司 小玉
Katsumasa Nagashima
克正 永嶋
Kei Otsuka
圭 大塚
Yukinaga Urashima
行長 浦島
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Abstract

【課題】手間および工費がかからずに地震の揺れにも追随できる鉄筋コンクリート構造物の防水構造を提供することである。
【解決手段】鉄筋コンクリート構造物の防水構造1は、鉄筋コンクリート構造物7の壁2における床3との間に形成された水平スリット5と、柱4との間に形成された垂直スリット6とを跨いで床3と壁2および柱4にわたって防水層9が形成された鉄筋コンクリート構造物の防水構造1において、前記防水層9と壁2との間に緩衝材8が設けられ、該緩衝材8が波形鋼板10と、該波形鋼板10の前面に貼り付けられた防水下地用鉄板11とからなり、該防水下地用鉄板11によって緩衝材8が床3および柱4に固定されてなる。
【選択図】図1

Description

本願発明は鉄筋コンクリート構造物の防水構造に関するものである。
鉄筋コンクリート構造物における壁と床との間に形成された水平スリットと、壁と柱との間に形成された垂直スリットとを跨いで防水層を形成する防水構造17においては、図4に示すような構造形式がある。図4の(1)は壁18と床19との間に形成された水平スリット20を跨いで防水層21を形成している。また図4の(2)は水平スリット20の位置を上げて防水層21を形成している。また図4の(3)は壁18の内側に防水用躯体22を立ち上げて防水層21を形成している。またその他の鉄筋コンクリート構造物の防水構造としては、例えば特開2001−20400号の発明が知られている。
特開2001−20400号公報
しかし、上記の防水構造における図4の(1)は地震などがあった場合、壁と床との揺れが異なるため防水層が切断されるという問題があった。また図4の(2)は水平スリットの位置を上げた構成であるため施工に手間が掛かるという問題があった。また図4の(3)は壁の内側への防水用躯体の立ち上げにより施工に手間が掛かってコストが嵩む他、室内が狭くなるという問題があった。
本願発明はこれらの問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、手間および工費がかからずに地震の揺れにも追随できる鉄筋コンクリート構造物の防水構造を提供することである。
以上の課題を解決するための鉄筋コンクリート構造物の防水構造造は、鉄筋コンクリート構造物の壁における床との間に形成された水平スリットと、柱との間に形成された垂直スリットとを跨いで床と壁および柱にわたって防水層が形成された鉄筋コンクリート構造物の防水構造において、前記防水層と壁との間に緩衝材が設けられ、該緩衝材が波形鋼板と、該波形鋼板の前面に貼り付けられた防水下地用鉄板とからなり、該防水下地用鉄板によって緩衝材が床および柱に固定されたことを特徴とする。また緩衝材の上部前面が減衰ゴムを介して壁からの押さえ金物で押さえ付けられたことを含むものである。
防水層が緩衝材を介して形成され、壁とは減衰ゴムを介して押さえ金物で接しているため、地震が発生しても壁とは縁切りされているので、防水層が破壊されることはなく、減衰ゴムによって壁の揺れを吸収する。また緩衝材が波形鋼板で形成されているため、浴室などの防水立ち上がりの高い箇所にも使用可能である。また緩衝材を設置して防水層を形成するため施工効率が高められる。また緩衝材は薄いため室内を広く使うことができる。床と壁との間に水平スリットが形成された構造であっても簡単に防水構造を形成することができる。
以下、本願発明の鉄筋コンクリート構造物の防水構造(以下防水構造という)について説明する。この鉄筋コンクリート構造物における床、壁および柱の接合部、すなわち水平方向と垂直方向との接合部分は、地震などによりせん断破壊を招く恐れが大きいため、壁と床との間に水平スリットを、壁と柱との間には垂直スリットを形成した構造にしている。本願発明の防水構造1は、このように壁2と床3および柱4とが水平スリット5と垂直スリット6とで縁切りされた鉄筋コンクリート構造物7を対象にしたものである。
図1は防水構造1の斜視図を示したものであり、壁2と床3との間に水平スリット5が、壁2と柱4との間には垂直スリット6がそれぞれ形成された鉄筋コンクリート構造物7において、緩衝材8を介して防水層9が形成された構成になっている。
この緩衝材8は波形鋼板(角形または丸形を含む)10と、この前面に貼り付けられた防水下地用鉄板11とから構成され、この防水下地用鉄板11の両側面および下面に形成された折曲片12が床3および柱4にビス止めされている。この緩衝材8は壁2の凹状の収納スペース13に収められ、床3および柱4からの防水層9が防水下地用鉄板11に貼り付けられている。
また図2に示すように、防水層9が貼り付けれた緩衝材8の上部前面が減衰ゴム14を介して壁2からの押さえ金物15で押さえ付けられて、壁2には接合されておらず、壁2と縁切りされた状態になっている。このように緩衝材8は減衰ゴム14で壁2に接しているため、壁2の揺れには影響されず、むしろ壁2の揺れを減衰ゴム14で吸収するようになっている。
したがって、地震が発生した場合でも、縁切りされた壁2と、床3および柱4とは異なった揺れ方をするため防水層9が切断されることなく、むしろそれに追随することができる。また壁2と防水層9との間には波形鋼板10によるスペース16が確保されているため、このスペース16が結露の発生を防ぐ空気層になる。
また図3に示すように、緩衝材8はパネル化されているため、防水下地用鉄板の折曲片12で床3および柱4に簡単に固定でき、しかも上部を押さえ金物15で押さえて転倒を防ぐため、簡単に設置することができる。これは鉄筋コンクリート構造物7を複雑な構造にすることなく、壁2の下面と床3との間に水平スリット5を設けた最も簡易な構造であっても、簡単に適用することができることを示している。
鉄筋コンクリート構造物の防水構造の斜視図である。 鉄筋コンクリート構造物の防水構造の断面図である。 防水構造の上部の断面図である。 (1)〜(3)は従来の鉄筋コンクリート構造物の防水構造の断面図である。
符号の説明
1、17 防水構造
2、18 壁
3、19 床
4 柱
5、20 水平スリット
6 垂直スリット
7 鉄筋コンクリート構造物
8 緩衝材
9、21 防水層
10 波板鋼板
11 防水下地用鉄板
12 折曲片
13 収納スペース
14 減衰ゴム
15 押さえ金物
16 スペース
22 防水用躯体

Claims (2)

  1. 鉄筋コンクリート構造物の壁における床との間に形成された水平スリットと、柱との間に形成された垂直スリットとを跨いで床と壁および柱にわたって防水層が形成された鉄筋コンクリート構造物の防水構造において、前記防水層と壁との間に緩衝材が設けられ、該緩衝材が波形鋼板と、該波形鋼板の前面に貼り付けられた防水下地用鉄板とからなり、該防水下地用鉄板によって緩衝材が床および柱に固定されたことを特徴とする鉄筋コンクリート構造物の防水構造。
  2. 緩衝材の上部前面が減衰ゴムを介して壁からの押さえ金物で押さえ付けられたことを特徴とする請求項1に記載の鉄筋コンクリート構造物の防水構造。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102518214A (zh) * 2011-12-20 2012-06-27 北京动力机械研究所 一种应用于混凝土耐压容器的防渗结构
CN103161319A (zh) * 2012-10-29 2013-06-19 中国二十二冶集团有限公司 鱼鳞式幕墙排水槽防水施工方法
CN104405045A (zh) * 2014-11-20 2015-03-11 江苏建筑职业技术学院 一种住宅卫生间降板轻质隔墙防渗方法
CN109469101A (zh) * 2018-12-27 2019-03-15 中冶京诚工程技术有限公司 钢制波纹板城市地下综合管廊拱脚

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