JP2007261195A - 管路の内張り材の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【解決手段】 繊維製筒状体1を扁平に折り畳み、当該繊維製筒状体1の両扁平面1a、1b上に順次、Tダイ2により合成樹脂フィルム3を押出被覆して一次皮膜層5a、5bを形成し、次いで前記繊維製筒状体1を先に耳部であった部分が扁平部のほゞ中央となるように扁平に折り畳み直し、当該繊維製筒状体1の両扁平面上に順次Tダイ2により、一次皮膜層5a、5bの間の隙間1c、1dを覆い且つ両縁が先に一次皮膜層5a、5bと重なるように合成樹脂フィルム3を押出被覆して二次皮膜層5c、5dを形成する。
【効果】 扁平に折り畳んだ繊維製筒状体の扁平面上に、Tダイで合成樹脂フィルムを押出被覆することを繰り返し、繊維製筒状体の全面を皮膜層で覆って内張り材とするので、繊維製筒状体に皮膜層を形成するための設備としてはTダイの押出設備のみがあればよく、繊維製筒状体の径の大きさにかかわらず安価に内張り材を製造することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明はガス導管、水道管、下水道管、電力線や通信線などの敷設管路などの、主として地中に埋設された管路に対して補強又は補修の目的で内張りするための、管路の内張り材の製造方法に関するものであって、特に当該内張り材を流体圧力で内外面を反転しながら管路内に挿通して内張りする方法において使用される、内張り材の製造方法に関するものである。
前述のような管路の内張り材は、織物や不織布などの繊維製の筒状体に硬化性樹脂を含浸して、管路の内面に剛直なFRPの補強層を形成し、その内面に合成樹脂のフィルムよりなる気密層を形成する。そのため前述のように、内外面を反転して内張りする工法において使用される内張り材においては、繊維製筒状体の外面に合成樹脂フィルムの気密層を形成したものが使用される。
このように繊維製筒状体の外面に気密層を形成した内張り材を製造する方法としては、繊維製筒状体を押出機に通し、その繊維製筒状体の表面に合成樹脂を押出被覆して気密層を形成するのが一般的である。
しかしながらこの方法においては、内張り材の口径に応じて押出設備を用意する必要があり、また口径が大きい内張り材になると、それを製造するためには大型の設備が必要となり、製造コストが高いものとなる。
特開2001−179832号公報には、繊維層に合成樹脂フィルムを張り合わせてなる帯状片の両縁を接合することにより筒状体とし、その接合部に合成樹脂フィルムを貼り付けて気密にすることが記載されているが、この構造では繊維層に接合部があるために、内張り材の全周に亙って均等な強度が得られにくい。
また特開昭50−112478号公報や特開昭49−119971号公報には、扁平に折り畳んだ状態の繊維製筒状体をその両面から合成樹脂のフィルムで挟んだ内張り材が示されており、後者においてはそのフィルムの両縁が互いに接合されている。
しかしながらこれらの構造では、これを内外面を裏返して内張りする内張り材に適用した場合には、フィルムの両縁のはみ出し部が内張りされた内張り材の内面に突出することとなり、管路内の流体の流通にとって障害となる恐れがある。
特開2001−179832号公報 特開昭50−112478号公報 特開昭49−119971号公報
本発明はかかる事情に鑑みなされたものであって、繊維製筒状体の外周全面を合成樹脂フィルムで覆って内張り材を製造するにあたり、内張り材の口径に応じた大型の押出設備を必要とせず、また内張り後の内面が滑らかであって流体の流通に障害を生じることのない内張り材の製造方法を提供することを目的とするものである。
而して本願第一の発明は、繊維製筒状体を扁平に折り畳み、当該繊維製筒状体の両扁平面上に順次、Tダイにより合成樹脂フィルムを押出被覆して一次皮膜層を形成し、次いで前記繊維製筒状体を先に耳部であった部分が扁平部のほゞ中央となるように扁平に折り畳み直し、当該繊維製筒状体の両扁平面上に順次Tダイにより、先に被覆した一次皮膜層の間の隙間を覆い且つ両縁が先に一次皮膜層と重なるように合成樹脂フィルムを押出被覆して二次皮膜層を形成することを特徴とするものである。
この方法を実施するに際しては、扁平に折り畳んだ繊維製筒状体の両扁平面上に、Tダイから前記扁平面の幅よりも若干幅広の合成樹脂フィルムを押出し、前記扁平面の両縁において合成樹脂フィルムを裁断して前記一次皮膜層を形成し、次いで前記繊維製筒状体を先に耳部であった部分が扁平部のほゞ中央となるように扁平に折り畳み直し、当該繊維製筒状体の両扁平面上において、Tダイから前記一次皮膜層の隙間の幅よりも若干幅広の合成樹脂フィルムを押出被覆して前記二次皮膜層を形成することができる。
また本発明を実施する他の態様としては、扁平に折り畳んだ繊維製筒状体の両扁平面の中央に、Tダイから前記繊維製筒状体の周長の1/4よりも若干大きい幅の合成樹脂フィルムを押出被覆して前記一次皮膜層を形成し、次いで前記繊維製筒状体を先に耳部であった部分が扁平部の中央となるように扁平に折り畳み直し、当該繊維製筒状体の両扁平面の中央に、前記一次皮膜層を形成した合成樹脂フィルムと同一の合成樹脂フィルムをTダイから押出被覆して前記二次皮膜層を形成することもできる。
また本願第二の発明は、繊維製筒状体を扁平に折り畳み、当該繊維製筒状体の扁平面上に、Tダイから前記繊維製筒状体の周長をn等分(nは3以上の整数)した幅よりも若干大きい幅の合成樹脂フィルムを押出被覆して一次皮膜層を形成し、次いで、前記繊維製筒状体をその周長をn等分した幅だけ異る位置で折り畳み直す工程と、前記Tダイから繊維製筒状体の扁平面上に前記合成樹脂フィルムと同一の合成樹脂フィルムを押出被覆して二次皮膜層を形成すると共に、当該二次皮膜層の縁を前回の皮膜層と重ね合わせる工程とをn−2回行ない、最後に前記繊維製筒状体をその周長をn等分した幅だけ異る位置で折り畳み直し、Tダイから繊維製筒状体の扁平面上に前記合成樹脂フィルムと同一の合成樹脂フィルムを押出被覆して三次皮膜層を形成すると共に、当該三次皮膜層の両縁を前回の二次皮膜層及び一次皮膜層に重ね合わせて、前記繊維製筒状体の全面を皮膜層で覆うことを特徴とするものである。
本発明によれば、扁平に折り畳んだ繊維製筒状体の扁平面上に、Tダイから合成樹脂フィルムを押出被覆することを繰り返して、繊維製筒状体の全面を皮膜層で覆って内張り材とするので、繊維製筒状体に皮膜層を形成するための設備としてはTダイの押出設備のみがあればよく、繊維製筒状体の径の大きさにかかわらず、合成樹脂フィルムの押出幅を繊維製筒状体の径に応じて適宜変更することにより、極めて安価に内張り材を製造することができる。
図1は第一の発明により繊維製筒状体に皮膜層を形成するに当たっての実施の一形態を示すものであって、1は繊維製筒状体であり、2は合成樹脂フィルム3を押出成型するTダイである。
繊維製筒状体1は、筒状に織成された織物、筒状の不織布などが使用される。平らな織物又は不織布の両側縁を接合して筒状としたものであっても差し支えないが、全周に亙って強度が均一で、均等に裏返しを行うためには、最初から筒状に形成されたものであることが好ましい。またこの繊維製筒状体1は、必要に応じて複数の織物層又は不織布層を積層したものを使用することもできる。
Tダイ2は、この例においては、繊維製筒状体1の折り畳み幅よりも大きい合成樹脂フィルム3aを押出すもの2aと、数cm程度の細幅の合成樹脂フィルム3bを押し出すもの2bの二種類が使用される。この二種類のTダイ2a,2bは、二台のTダイ2を用意してもよく、一台のTダイ2の設定を変更して使用してもよい。
而してこの例においては、まず扁平に折り畳んだ繊維製筒状体1をその長さ方向に移動させながら、その上部においてTダイ2aから繊維製筒状体1の折り畳み幅よりも若干大きい幅の合成樹脂フィルム3aを押し出し、当該合成樹脂フィルム3aを前記繊維製筒状体1における上側の扁平面1a上に供給して被覆する。この工程が図1(a)に示されている。
然る後繊維製筒状体1上の合成樹脂フィルム3aの両縁を、繊維製筒状体1の扁平面1aの端末の位置でカッター4により裁断し、余剰部分を除去して扁平面1aに一次皮膜層5aを形成する。
そしてその繊維製筒状体1の上下を逆にして先に下側であった扁平面1bを上側にして、先と同様にTダイ2aから幅広の合成樹脂フィルム3aを押し出して扁平面1b上に供給し、その両縁の余剰部分を除去して繊維製筒状体1の扁平面1b上に一次皮膜層5bを形成する。この工程が図1(b)に示されている。
次いで両扁平面1a、1b上に一次皮膜層5a、5bを形成した繊維製筒状体1を、先に折り畳み耳部1c、1dであった箇所が扁平部のほゞ中央となるように、扁平に折り畳み直す。この状態においては、先に折り畳み耳部1c、1dであった箇所が新たな扁平面の中央に位置し、そこには繊維製筒状体1の折り畳み厚さにほゞ匹敵する幅に亙って皮膜層5が形成されていない隙間が生じている。
そこで新たな扁平状態の繊維製筒状体1をその長さ方向に移動させながら、その上部においてTダイ2bから、前記一次皮膜層5a、5bの隙間1cの幅よりも若干大きい幅の合成樹脂フィルム3bを押し出し、前記一次皮膜層5a、5bの隙間1c及びその両側の一次皮膜層5a、5bの縁部にかけて被覆し、二次皮膜層5cを形成する。この工程が図1(c)に示されている。
さらにこの繊維製筒状体1の上下を逆にして、反対側の隙間1d及びその両側の一次皮膜層5a、5bの縁部にかけて、Tダイ2bから合成樹脂フィルム3bを押出被覆し、二次皮膜層5dを形成する。この工程が図1(d)に示されている。
以上の工程により、繊維製筒状体1の全周に亙って一次皮膜層5a、5b及び二次皮膜層5c、5dが互いに重なり合った状態で被覆し、繊維製筒状体1の全周が皮膜層5で覆われた内張り材6が得られる。
この例の方法によれば、図1(a)及び図1(b)の工程において、繊維製筒状体1の折り畳み幅が多少変わっても、Tダイ2aの設定を変更することなくカッター4の位置のみを変更すれば対応することができ、また図1(c)及び図1(d)の工程は、繊維製筒状体1の幅の大きさに影響されない。従ってこの方法は、径の異る多品種の内張り材6を製造するのに適している。
次に図2は、第一の発明により繊維製筒状体に皮膜層を形成するに当たっての実施の他の形態を示すものである。1は先の例と同様の繊維製筒状体であり、2は合成樹脂フィルム3を押出成型するTダイである。
この例においては、Tダイ2は全ての工程を通して同じ設定のものが使用される。すなわち、当該Tダイ2から押し出される合成樹脂フィルム3の幅が、前記繊維製筒状体1の周長の1/4よりも若干大きくなるように設定されている。
而してこの例においては、まず扁平に折り畳んだ繊維製筒状体1をその長さ方向に移動させながら、その上部においてTダイ2から繊維製筒状体1の周長の1/4よりも若干大きい幅の合成樹脂フィルム3を押し出し、当該合成樹脂フィルム3を前記繊維製筒状体1における上側の扁平面1aのほゞ中央上に供給して被覆し、一次皮膜層5aを形成する。この工程が図2(a)に示されている。
次にその繊維製筒状体1の上下を逆にして先に下側であった扁平面1bを上側にして、先と同様にTダイ2から合成樹脂フィルム3を押し出して扁平面1b上に供給して被覆し、一次皮膜層5bを形成する。この工程が図2(b)に示されている。
次いで両扁平面1a、1b上に一次皮膜層5a、5bを形成した繊維製筒状体1を、先に折り畳み耳部1c、1dであった箇所が扁平部のほゞ中央となるように、扁平に折り畳み直す。この状態においては、先に折り畳み耳部1c、1dであった箇所が新たな扁平面の中央に位置し、そこには繊維製筒状体1の周長の1/4よりも若干小さい幅の皮膜層5が形成されていない隙間が生じている。
そこで新たな扁平状態の繊維製筒状体1をその長さ方向に移動させながら、再度その上部においてTダイ2から、合成樹脂フィルム3を押出被覆する。このとき前記一次皮膜層5a、5bの隙間1cは繊維製筒状体1の周長の1/4よりも若干小さく、新たに押出被覆された合成樹脂フィルム3は繊維製筒状体1の周長の1/4よりも若干大きいので、その合成樹脂フィルム3は前記一次皮膜層5a、5bの隙間1cを覆い、さらにその両側の一次皮膜層5a、5bの縁部にかけて被覆し、二次皮膜層5cを形成する。この工程が図2(c)に示されている。
さらにこの繊維製筒状体1の上下を逆にして、反対側の隙間1d及びその両側の一次皮膜層5a、5bの縁部にかけて、Tダイ2から合成樹脂フィルム3を押出被覆し、二次皮膜層5dを形成する。この工程が図2(d)に示されている。
以上の工程により、繊維製筒状体1の全周に亙って一次皮膜層5a、5b及び二次皮膜層5c、5dが互いに重なり合った状態で被覆し、繊維製筒状体1の全周が皮膜層5で覆われた内張り材6が得られる。
この例の方法によれば、図2(a)乃至図2(d)の工程を通じて、Tダイ2の設定を変更する必要がなく、そのTダイ2の下を繊維製筒状体1を繰り返し通すことにより繊維製筒状体1の全周に亙って皮膜層5を形成することができる。
しかしながらこの方法では、繊維製筒状体1の径が大きく異なる場合には、その都度繊維製筒状体1の周長に合わせてTダイ2の設定を変更しなければならないので不向きであり、同一径の内張り材6を多量に製造するのに適している。
次に図3は本願の第二の発明の実施の一形態を示すものであって、この例においては繊維製筒状体1の周長を三分割し、Tダイ2から合成樹脂フィルム3を押出被覆する工程を三回繰り返すことにより、繊維製筒状体1の全周に亙って皮膜層5を形成し、内張り材6とするものである。
すなわち図3(a)に示す第一工程においては、まず扁平に折り畳んだ繊維製筒状体1をその長さ方向に移動させながら、その上部においてTダイ2から繊維製筒状体1の周長の1/3よりも若干大きい幅の合成樹脂フィルム3を押し出し、当該合成樹脂フィルム3を前記繊維製筒状体1における上側の扁平面1aのほゞ中央上に供給して被覆し、一次皮膜層5aを形成する。
次いで第二工程において、繊維製筒状体1をその周方向に三等分した幅だけ異る位置で扁平に折り畳み直し、新たな位置で扁平に折り畳まれた繊維製筒状体1をその長さ方向に移動させながら、前記Tダイ2から合成樹脂フィルム3を押出被覆して二次皮膜層5bを形成する。このとき合成樹脂フィルム3の幅は繊維製筒状体1の周長の1/3より若干大きいので、二次皮膜層5bの一方の縁は前記一次皮膜層5aの縁と重なる。この状態が図3(b)に示されている。
然る後第三工程において、さらに繊維製筒状体1をその周方向に1/3だけ回転させた位置で扁平に折り畳み直し、新たな位置で扁平に折り畳まれた繊維製筒状体1をその長さ方向に移動させながら、前記Tダイ2から合成樹脂フィルム3を押出被覆して三次皮膜層5cを形成する。これにより三次皮膜層5cの両縁は前回の二次皮膜層5b及び最初の一次皮膜層5aの縁と重なり、繊維製筒状体1の全周に亙って皮膜層5が形成される。この状態が図3(b)に示されている。
以上の説明では繊維製筒状体1を三分割してそれぞれに皮膜層5を形成し、それを繰り返して繊維製筒状体1の全周を皮膜層5で覆っているが、さらに多数に分割して皮膜層5を形成することもできる。
すなわち繊維製筒状体1をn分割(nは四以上の整数)する場合について述べれば、Tダイ2から押出被覆される合成樹脂フィルム3は、その幅が繊維製筒状体1の周長の1/nよりも若干大きいものとする。
そして第一工程において前述のように一次皮膜層5aを形成した後、第二工程においては、繊維製筒状体1をその周方向に周長をn等分した幅だけ異る位置で折り畳み直し、その新たな位置で折り畳まれた繊維製筒状体1にTダイ2で合成樹脂フィルム3を押出被覆して、二次皮膜層5bを形成する。
この第二工程をn−2回繰り返し、繊維製筒状体1を周方向にn分割した部分に二次順次皮膜層5bを形成すると共に、その二次皮膜層5bの縁を前回被覆した隣接する皮膜層5と重ねていく。
そして最後に第三工程を行い、三次皮膜層5cを形成すると共に、当該三次皮膜層5cの両縁を前回の二次皮膜層5b及び最初の一次皮膜層5aの縁と重ねることにより、繊維製筒状体1の全周に亙って皮膜層5が形成される。すなわちn=3とし、第二工程を一回だけ行ったのが図3の例であると言える。
第二の発明によれば、nを3とすることにより三回の押出被覆により繊維製筒状体1の全周に亙って皮膜層5を形成することができるが、その都度繊維製筒状体1を新たな折り畳み位置に折り畳み直さなければならない。
また新たな折り畳み位置に折り畳み直し、合成樹脂フィルム3を押出被覆する回数を厭わず、合成樹脂フィルム3の幅を繊維製筒状体1の周長より十分に小さくすれば、繊維製筒状体1の周長の1/nが合成樹脂フィルム3の押出幅より若干小さくなるようにnの値を設定することにより、単一の設備で設定を変更することなく、種々の異る径の内張り材6を製造することが可能である。
第一の発明の一形態の実施の工程を示す横断面図 第一の発明の他の形態の実施の工程を示す横断面図 第二の発明の一形態の実施の工程を示す横断面図
符号の説明
1 繊維製筒状体
2 Tダイ
3 合成樹脂フィルム
5 皮膜層
6 内張り材

Claims (4)

  1. 繊維製筒状体(1)を扁平に折り畳み、当該繊維製筒状体(1)の両扁平面(1a、1b)上に順次、Tダイ(2)により合成樹脂フィルム(3)を押出被覆して一次皮膜層(5a、5b)を形成し、次いで前記繊維製筒状体(1)を先に耳部であった部分が扁平部のほゞ中央となるように扁平に折り畳み直し、当該繊維製筒状体(1)の両扁平面上に順次Tダイ(2)により、先に被覆した一次皮膜層(5a、5b)の間の隙間(1c、1d)を覆い且つ両縁が先に一次皮膜層(5a、5b)と重なるように合成樹脂フィルム(3)を押出被覆して二次皮膜層(5c、5d)を形成することを特徴とする、管路の内張り材の製造方法
  2. 扁平に折り畳んだ繊維製筒状体(1)の両扁平面(1a、1b)上に、Tダイ(2a)から前記扁平面(1a、1b)の幅よりも若干幅広の合成樹脂フィルム(3a)を押出し、前記扁平面(1a、1b)の両縁において合成樹脂フィルム(3a)を裁断して前記一次皮膜層(5a、5b)を形成し、次いで前記繊維製筒状体(1)を先に耳部であった部分が扁平部のほゞ中央となるように扁平に折り畳み直し、当該繊維製筒状体(1)の両扁平面上において、Tダイ(2)から前記一次皮膜層(5a、5b)の隙間(1c、1d)の幅よりも若干幅広の合成樹脂フィルム(3b)を押出被覆して前記二次皮膜層(5c、5d)を形成することを特徴とする、請求項1に記載の管路の内張り材の製造方法
  3. 扁平に折り畳んだ繊維製筒状体(1)の両扁平面(1a、1b)の中央に、Tダイ(2)から前記繊維製筒状体(1)の周長の1/4よりも若干大きい幅の合成樹脂フィルム(3)を押出被覆して前記一次皮膜層(5a、5b)を形成し、次いで前記繊維製筒状体(1)を先に耳部であった部分が扁平部の中央となるように扁平に折り畳み直し、当該繊維製筒状体(1)の両扁平面の中央に、前記一次皮膜層(5a、5b)を形成した合成樹脂フィルム(3)と同一の合成樹脂フィルム(3)をTダイ(2)から押出被覆して前記二次皮膜層(5c、5d)を形成することを特徴とする、請求項1に記載の管路の内張り材の製造方法
  4. 繊維製筒状体(1)を扁平に折り畳み、当該繊維製筒状体(1)の扁平面上に、Tダイ(2)から前記繊維製筒状体(1)の周長をn等分(nは3以上の整数)した幅よりも若干大きい幅の合成樹脂フィルム(3)を押出被覆して一次皮膜層(5a)を形成し、次いで、前記繊維製筒状体(1)をその周長をn等分した幅だけ異る位置で折り畳み直す工程と、前記Tダイ(2)から繊維製筒状体(1)の扁平面上に前記合成樹脂フィルムと同一の合成樹脂フィルム(3)を押出被覆して二次皮膜層(5b)を形成すると共に、当該二次皮膜層(5b)の縁を前回の皮膜層(5a又は5b)と重ね合わせる工程とをn−2回行ない、最後に前記繊維製筒状体(1)をその周長をn等分した幅だけ異る位置で折り畳み直し、Tダイ(2)から繊維製筒状体(1)の扁平面上に前記合成樹脂フィルムと同一の合成樹脂フィルム(3)を押出被覆して三次皮膜層(5c)を形成すると共に、当該三次皮膜層(5c)の両縁を前回の二次皮膜層(5b)及び一次皮膜層(5a)に重ね合わせて、前記繊維製筒状体(1)の全面を皮膜層(5)で覆うことを特徴とする、管路の内張り材の製造方法
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