JP2007260968A - オフセット輪転印刷機の刷版位置決め方法及び装置 - Google Patents

オフセット輪転印刷機の刷版位置決め方法及び装置 Download PDF

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Abstract

【課題】オフセット輪転印刷機でピンレジスターシステムにより刷版を版胴に位置決めする場合に、切欠溝の変形を生じることなく切欠溝をレジスターピンに嵌合できるようにする。
【解決手段】刷版03の一端に形成されたくわえ部04を版胴01の軸方向に形成され該版胴の外表面に開口02を有する長穴に係止させた後、該刷版を版押えローラ08で押えながら該版胴を1回転させて該刷版を該版胴に巻回し、該刷版のくわえ尻05に設けた切欠溝07を該版胴の表面に突設したレジスターピン06に嵌合して該刷版を該版胴に位置決めする刷版位置決め方法において、版押えローラ8の切欠溝7に当る部分の円筒部を他の円筒部より大径部8aに形成し、くわえ尻5を該版押えローラで押圧することにより該くわえ尻を大径部8aが当る該切欠溝7を基点として該切欠溝の開口を拡開する方向に湾曲させながら該切欠溝7をレジスターピン6に嵌合する。
【選択図】図1

Description

本発明は、オフセット輪転印刷機、特に新聞オフセット輪転印刷機に好適なピンレジスターシステムを採用した刷版位置決め方法及び装置に関し、従来のピンレジスターシステムの不具合点を解消して、刷版のくわえ尻部に設けられた切欠溝の変形を防止できるようにしたものである。
従来オフセット輪転印刷機やオフセット枚葉機をはじめとした印刷機の版胴に対して刷版を着脱する刷版着脱装置の開発が進められ、ほぼ完全な自動化が可能になってきている。
例えば特許文献1(特開2005−161818号公報)には、刷版の版胴への装着時に、版胴の軸方向に延在して形成され該版胴の外表面に開口を有する長穴に刷版の一端のくわえ部を係止させるのを手作業で行なう場合を除き、その後の装着工程及び取り外し工程をほぼ完全に自動化した装置が開示されている。
しかしながら新聞オフセット輪転機においては、印刷ユニット、即ち印刷版胴の数が多い上、版胴の幅も通常4ページ分あるため、交換を行なう箇所を間違える可能性が高く、誤刷のおそれがあり、作業性が悪い。
また印刷版胴の数が多い上、版胴の幅も通常4ページ分あるため、構造が複雑で大掛かりな自動着脱装置を設置するのは、スペース上の制約や、コストや保守点検の面で困難である。
そこで新聞オフセット輪転機においては、特許文献2(特開2003−145707号公報)に開示されているように、従来から構成が簡素で正確な位置決めが可能なピンレジスターシステムが採用されてきた。この方法は、刷版に設けられたピン穴を利用して、版胴のレジスターピン(位置決めブロック)に嵌め込んで基準位置を出す方法である。新聞オフセット輪転機では、この方法をほぼ手作業でおこなっていた。通常は版胴取り付けられるレジスターピンは固定されており、見当のズレ調整は版胴自体を移動させて行なう等の方法が採られていた。
このピンレジスターシステムによる刷版着脱方法を図6により説明する。図6において、版胴01には軸方向に延在されて形成され版胴表面に開口02を有する長穴(図示略)が穿設され、版胴01に刷版03を装着する場合には、該開口02に刷版03の一端に形成されたくわえ部04が挿入され該長穴に係止される。
版胴01の表面には該版胴の軸方向に版押えローラ08が設けられ、刷版03のくわえ部04を長孔に固定させ、版押えローラ08で刷版03を版胴表面に押付けた状態で版胴01を1回転させることにより、刷版03を版胴01の表面に巻回する。版胴01を1回転させることにより刷版03の他端に形成されたくわえ尻05が開口02の位置に到達し、版押えローラ08でくわえ尻05を押すことにより、くわえ部05に設けられた切欠溝07が版胴01の開口02付近に設けられたレジスターピン06に嵌合する。これによって刷版03が版胴01に対して位置決めされる。
その後図示しない長穴の内部に設けられた係止固定装置によりくわえ尻05が該長穴の内部で版胴01に係止固定されることにより、刷版03が版胴01に装着される。
刷版03を版胴01から取り外す場合には、前記装着工程とは逆に刷版03のくわえ尻05を版胴01の長穴の内部に設けられた固定装置から取り外し、その後版胴01を1回転して刷版03をくわえ尻05側から取り外していき、最後に手作業でくわえ部04を開口02の係止部から取り外す。
なおこのように版押えローラ08を装備した半自動刷版装着及び脱着装置は、普通商業用オフセット輪転印刷機やオフセット枚葉印刷機に装備され、新聞オフセット輪転印刷機では、スペース上の制約や、コストや保守点検等の制約から、版押えローラ08を装備せず、ほとんど手作業で刷版の着脱を行なっていた。
特開2005−161818号公報 特開2003−145707号公報
しかしながら前述の従来の半自動版交換装置を用いたピンレジスターシステムによる位置決め方法では、刷版03を版胴01に巻き付けると、刷版03の寸法精度、くわえ部04の装着不良などにより、図7に示すように、くわえ尻05の切欠溝07の位置がレジスターピン06に対してずれてしまう場合がある。
この状態で版押えローラ08で刷版のくわえ尻05を押すと、切欠溝07がレジスターピン06の面取り部(端側角部に設けた傾斜面)06aに衝突してしまう。版押えローラ08がくわえ尻05に版胴01の全幅に亘って接触しているために、図7に示す横方向の移動に対しての摩擦が強く、くわえ尻05は、レジスターピン06の面取り部06aに沿って横方向(版胴01の幅方向)へ動くことはできない。
従って切欠溝07の側辺07aの接触部分がレジスターピン06の面取り部06aの傾斜面に沿うように変形してしまう。切欠溝07が一旦変形してしまうと、レジスターピン06との嵌合部に遊びができてしまい、正確な位置決めができなくなるという問題がある。
本発明は、かかる従来技術の課題に鑑み、オフセット輪転印刷機で前記ピンレジスターシステムにより刷版を版胴に位置決めする場合に、切欠溝の変形を生じることなく切欠溝をレジスターピンに嵌合して刷版の位置決めを正確に行なうことができる位置決め方法及び装置を実現することを目的とする。
前記目的を達成するため、本発明の刷版位置決め方法は、
刷版の一端に形成されたくわえ部を版胴の軸方向に形成され該版胴の外表面に開口を有する長穴に係止させた後、
該刷版を該版胴の表面に対面して設けられた版押えローラで押えながら該版胴を1回転させることにより該刷版を該版胴に巻回し、
該刷版の他端に形成されたくわえ尻に設けた切欠溝を該版胴の表面に設けたレジスターピンに嵌合することにより該刷版を該版胴に位置決めするオフセット輪転印刷機の刷版位置決め方法において、
前記版押えローラの前記切欠溝に当る部分の円筒部を他の円筒部より大径に形成し、
該刷版のくわえ尻を該版押えローラで押圧することにより該くわえ尻を前記大径部が当る該切欠溝を基点として該切欠溝の開口を拡開する方向に湾曲させながら該切欠溝を前記レジスターピンに嵌合することを特徴とする。
本発明方法では、版押えローラの前記切欠溝に当る部分の円筒部を他の円筒部より大径に形成しているため、くわえ尻が前記大径部が当る切欠溝を基点として該切欠溝の開口を拡開する方向に湾曲する。そのため切欠溝とレジスターピンとの間に横方向に若干のズレがあったとしても、開口の拡開によりそのズレ量を吸収して切欠溝の側辺の変形を生じることなく切欠溝をレジスターピンに嵌合することができる。
刷版は薄くて剛性の小さい例えばアルミ板等でつくられる。切欠溝の開口の拡開量は、版押えローラの大径部と他の円筒部との半径差や、版押えローラの長さ、あるいはくわえ尻の剛性等によって異なってくるが、本発明者等の検証によれば、切欠溝の相当する位置に大径部を有する版押えローラでくわえ尻を押すと、0.01〜0.04mm単位で切欠溝の開口が広がり、レジスターピンと切欠溝との最大すきまが0.045mmであるので、切欠溝の開口にはレジスターピンに対して最大0.085mm余裕がある。これに対して切欠溝とレジスターピンとのズレ量aは、通常0.01〜0.08mmであり、従って通常のズレ量を十分吸収し得る広がり量を得ることができる。
一方切欠溝の開口の寸法とレジスターピンの寸法とは、その嵌め合い部に遊びがあっては刷版の正確な位置決めが出来ないため、ミクロン単位での公差しかなく、両者の横方向の微小なずれでも両者間で当りや噛み込みが生じる。
また版押えローラに大径部を設けることにより、くわえ尻が版押えローラから力を受けるのは該大径部がくわえ尻に接している部分のみとなる。一方切欠溝がレジスターピンに接触した場合、切欠溝の側辺の接触部分にはレジスターピンを避けようとするモーメントが作用するが、前述のようにくわえ尻が版押えローラから力を受けるのは該大径部がくわえ尻に接している部分のみであるため、切欠溝の接触部分が横方向へ移動しやすくなる。
即ちくわえ尻と接触する版押えローラの大径部は比較的短いため、くわえ尻の横方向への移動に対しての摩擦力が弱く、切欠溝の接触部分が横方向へ移動しやすくなる。これによって切欠溝がレジスターピンに接触しても横方向に動き、切欠溝の側辺の変形を回避できる。
なお該大径部の長さは、少なくとも切欠溝の開口長さ以上とする必要がある。
なお好ましくは、レジスターピンの切欠溝の開口端に接する端側角部を面取りして外側に下降する傾斜面を形成すれば、刷版のくわえ尻部を該版押えローラで押圧した時、切欠溝とレジスターピンとの位置関係にズレがあっても、切欠溝の開口端を該面取り部に当て、面取り部の傾斜面に沿って滑らすことによって、切欠溝をさらに横方向に移動しやすくすることができ、このため該切欠溝を側辺の変形を生じることなく、容易に該レジスターピンに嵌合することができる。
前述のように切欠溝とレジスターピンとの間の通常生じるずれ量は0.01〜0.08mmであるので、前記面取り部の幅を1mm以上とすれば、切欠溝の開口端を面取り部に当てることができる。
また本発明方法において、好ましくは、切欠溝の開口と底辺とを結ぶ側辺を、外側に向かって拡開した開口を形成する傾斜辺と該傾斜辺と底辺とを結ぶ垂直辺とで形成し、該傾斜辺を前記レジスターピンの端部に当てて滑らせるにより切欠溝をレジスターピンとの嵌合位置にガイドするようにすれば、切欠溝とレジスターピンとの間に多少のズレが生じていても、切欠溝のレジスターピンへの嵌合がスムーズに行なわれ、切欠溝側辺の変形を招くことがなくなる。
このように該傾斜辺で切欠溝とレジスターピンとの横ズレを吸収した後、切欠溝の垂直辺とレジスターピンとの遊びのない嵌め合いを形成することにより、正確な位置決めを行なう。
またレジスターピンには前記面取り部を形成し、切欠溝の側辺には前記傾斜辺を形成し、さらには該面取り部の傾斜面の傾斜角と該傾斜辺の傾斜角とを同一にすれば、切欠溝の傾斜辺に当る荷重が均等に分散され、このため該傾斜辺の変形を生じることなく、かつ該傾斜辺を該面取り部を滑らせることにより、切欠溝の横方向への移動が一層スムーズに行なわれる。
また本発明方法において、少なくとも刷版に接する円筒部は同一の径を有し刷版を版胴に巻回するときに該刷版を該版胴に押付ける版押えローラとは別に、くわえ尻の切欠溝に当る部分の円筒部を他の円筒部より大径に形成したくわえ尻装着用ローラを並設し、刷版を版胴に巻回するときには前記版押えローラで刷版を押え、該切欠溝を前記レジスターピンに嵌合するときは前記くわえ尻装着用ローラで該くわえ尻を押すようにすれば、本発明方法の自動化が可能になる。
また本発明の刷版位置決め装置は、
一端にくわえ部が形成され他端にくわえ尻が形成され該くわえ尻に切欠溝が設けられた刷版と、軸方向に延在して形成され該版胴の外表面に開口を有する長穴と該切欠溝が当る位置の外表面に突設されたレジスターピンとを有する版胴と、該版胴の表面に対面して設けられた版押えローラとを備え、
該くわえ尻の切欠溝を該版胴のレジスターピンに嵌合することにより該刷版を該版胴に位置決めするオフセット輪転印刷機の刷版位置決め装置において、
前記版押えローラの前記切欠溝に当る部分の円筒部を他の円筒部より大径に形成し、
該刷版のくわえ尻を該版押えローラで押圧し該大径部を該くわえ尻の切欠溝に当てることにより該くわえ尻を該切欠溝を基点として該切欠溝の開口を拡開する方向に湾曲させながら該切欠溝を前記レジスターピンに嵌合するように構成したことを特徴とする。
本発明装置において、前記構成により、刷版を版胴に装着する場合、まず刷版のくわえ部を版胴の軸方向に設けられた長穴の開口部分に係止させ、その後版押えローラで刷版を版胴表面に押えた状態で1回転し、最後に刷版の末端に設けられたくわえ尻の切欠溝を版胴の表面に突設されたレジスターピンに嵌合する時に、前記大径部を該くわえ尻部の切欠溝に当てることによりくわえ尻部を切欠溝を基点として切欠溝の開口を拡開する方向に湾曲させながら切欠溝をレジスターピンに嵌合するようにするため、切欠溝とレジスターピンとの間に横方向にズレがあったとしても、切欠溝の開口の拡開によりそのズレ量を吸収することができるため、切欠溝側辺に変形を生じることなく切欠溝をレジスターピンに嵌合することができる。
また前述のように、版押えローラとくわえ部との接触部が比較的長さの短い大径部であるため、くわえ尻の横方向への移動に対しての摩擦力が弱く、そのためくわえ尻は横方向に移動しやすくなるため、切欠溝とレジスターピンとの横方向のズレの解消をさらに容易にすることができる。
本発明方法及び本発明装置によれば、版押えローラの前記切欠溝に当る部分の円筒部を他の円筒部より大径に形成し、刷版のくわえ尻を該版押えローラで押圧することにより該くわえ尻を前記大径部が当る該切欠溝を基点として該切欠溝の開口を拡開する方向に湾曲させながら該切欠溝を前記レジスターピンに嵌合するようにすることにより、切欠溝開口の拡開により切欠溝とレジスターピンとの横方向のズレを吸収することができるので、切欠溝側辺の変形を招くことなく、切欠溝をレジスターピンに嵌合することができる。
また好ましくは、レジスターピンの前記切欠溝の開口端に接する端側角部を面取りして外側に下降する傾斜面を形成し、刷版のくわえ尻を版押えローラで押圧することにより切欠溝の開口端を該面取り部に当て、該開口端を該面取り部の傾斜面に沿って滑らすことによって切欠溝を該レジスターピンに嵌合するようにすれば、切欠溝のレジスターピンへの嵌合がさらに容易になる。
また好ましくは、切欠溝の開口と底辺とを結ぶ側辺を、外側に向かって拡開した開口を形成する傾斜辺と該傾斜辺と底辺とを結ぶ垂直辺とで形成し、該傾斜辺により該切欠溝をレジスターピンとの嵌合位置にガイドするようにすれば、切欠溝のレジスターピンへの嵌合がさらに容易になる。
また刷版を版胴に押付ける版押えローラとは別に、くわえ尻の切欠溝に当る部分の円筒部を他の円筒部より大径に形成したくわえ尻装着用ローラを並設し、刷版を版胴に巻回するときには前記版押えローラで刷版を押え、該切欠溝をレジスターピンに嵌合するときは前記くわえ尻装着用ローラで該くわえ尻を押させるよう構成にすれば、本発明方法の自動化が可能になる。
以下、本発明を図に示した実施例を用いて詳細に説明する。但し、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特に特定的な記載がない限り、この発明をそれのみに限定する趣旨ではない。
図1は、本発明の第1実施例の切欠溝とレジスターピンとの嵌合部を示す模式図、図2及び図3は、比較例における切欠溝の変形状態を示す説明図、図4は前記第1実施例における切欠溝の変形有無を示す説明図、図5は、本発明の第2実施例の模式図である。
本発明の第1実施例を示す図1は、前述した方法で刷版が版胴に巻回され、刷版の末端に形成されたくわえ尻5が版胴表面に突設されたレジスターピン6に嵌合される箇所を示す。なおレジスターピン6は、版胴の軸方向の中央部で、版胴の軸方向に延設され版胴表面に係止用開口を有する長穴の該係止用開口の近傍に設けられている。
刷版は、版胴に巻回されるとき版胴の表面に対面して設けられた図3(a)に示す版押えローラ28と同形状のローラで版胴側に押付けられた状態で巻回されるが、本実施例においては版押えローラ(くわえ尻装着用)8の切欠溝7に当る部分は、幅bだけ大径に形成され、その他の部分は該大径部8aより小径となる同一径8bで構成されている。なお切欠溝7は、レジスターピン6に対応するくわえ尻5の中央部に設けられている。
具体的な大きさとして、例えば小径部d1は26.0mm、大径部d2は26.2mm、大径部8aの軸方向長さbは30.0mmの寸法で形成され、また切欠溝7の開口幅は例えば6mm(公差0〜+0.02mm)とすれば、これに嵌合するレジスターピン6の長さは6mm(公差−0.01〜−0.025mm)のように設定される。このように切欠溝7とレジスターピン6の嵌合部の寸法は、ほとんど遊びなしに設定される。
また切欠溝7の側辺7aに接触するレジスターピン6の4隅は、角部を切り取って傾斜面とした面取り部6aが形成されている。
かかる構成の第1実施例において、刷版を版胴に装着する場合に、刷版のくわえ部を前記係止用開口に係止された後、刷版を図3(a)に示す版押えローラ28と同形状のローラで押えながら版胴を1回転させることにより、刷版を版胴に巻回する。そして刷版の末端に形成されたくわえ尻5を版胴の前記係止用開口の近傍に設けられたレジスターピン6に版押えローラ8で押えることによって嵌合するときに、切欠溝7とレジスターピン6との間に横方向のずれaが生じたときは、切欠溝7の開口端7bがレジスターピン6の該面取り部6aに当り、開口端7bをレジスターピン6との嵌合位置に向かわせる力fが生じる。
これによって開口端7bが面取り部6aの傾斜面を滑り、切欠溝7とレジスターピン6との嵌合がスムーズに行なわれる。また本実施例においては、版押えローラ8の大径部8aのみがくわえ尻5に接触して押圧力を付加しているため、くわえ尻5の横方向への移動に対する摩擦力が弱く、くわえ尻5が横方向へ移動しやすくなる。
これらの作用によって、切欠溝7の開口端7bがレジスターピン6の面取り部6aに接触してもその傾斜面に沿って滑り、側辺7aの変形を回避することができる。
図2及び図3は、2つの比較例の場合の切欠溝側辺の変形状況を示す説明図である。図2は、図2(a)に示す版押えローラ18を使用した場合の第1の比較例である。該版押えローラ18は、均等な間隔で4箇所に配置され4箇所とも同一の径を有する小幅の大径部19a〜19dと、その他の円筒部分を構成する小径部18bとで構成されている。かかる構成の版押えローラ18でくわえ尻15を押したとき、くわえ尻15の切欠溝17は、大径部19bと19cの間の中央部に位置するため、切欠溝17には力が付加されず、切欠溝17を挟んだ大径部19b及び19cの位置に力F1及びF2が付与される。
従ってくわえ尻15には切欠溝17の開口を縮小する方向にくわえ尻15を湾曲する力f1が働き、力f1は面取り部16aの傾斜面に直交する方向に作用するため、開口端17bはレジスターピン16の面取り部16aの傾斜面に沿って嵌合位置に滑ることができない。そのため切欠溝17の開口端17bに過大な負荷が加わり、側辺17aが変形してしまう。図2の第1の比較例では、図2(c)に示すように、側辺17aに2.3mmの変形が生じている。
また図3は第2の比較例を示す。この比較例で使用される版押えローラ28は、軸方向全長に亘り同一の外径を有するローラ面28aで構成されている。この構成の版押えローラ28でくわえ尻25を押すと、切欠溝27に当る部分を含めくわえ尻25の全長に亘り同一の力F3がくわえ尻25に加わる。そのため切欠溝27の開口端27bは、レジスターピン26の面取り部26aの傾斜面に対して垂直方向の力f2を付加する。
また版押えローラ28のローラ面28aが全長に亘りくわえ尻25に接触しているため、くわえ尻25の横方向の動きに対して大きな摩擦力が働き、くわえ尻25は、レジスターピン26の面取り部26aに沿って横方向に動きにくい。これらの作用によって切欠溝27の開口27bは、レジスターピン26の面取り部26aの傾斜面に沿って動くことができず、従って切欠溝27の側辺27aに変形が生じやすい。
本発明者等の検証によれば、この第2の比較例においては、図3(c)に示すように、切欠溝27の側辺27aに1.2mmの変形が生じた。
一方図4は、前記第1実施例の場合の検証結果であり、この場合は、前述のように版押えローラ8とくわえ尻5との間でくわえ尻5の横方向の動きに対して発生する摩擦力が弱く、切欠溝7の開口7bがレジスターピン6の面取り部6aの傾斜面に沿って動きやすく、版押えローラ8の押圧力によって切欠溝7の開口端7bがレジスターピン6の面取り部6aに当ると、開口端7bを面取り部6aの傾斜面に沿って嵌合方向に移動させる力f3が働く。従って開口端7bが面取り部6aに沿って動くため、側辺7aの変形を回避しながらスムーズに嵌合位置に移動することができる。本発明者等の検証によれば、図4(c)に示すように切欠溝7の側辺7aに変形は見当らなかった。
次に本発明の第2実施例を図5に基づいて説明する。本実施例は、図5に示すように、図1に示す前記第1実施例において、切欠溝7の即辺7aを外側に向かって拡開した開口を形成する傾斜辺7cと該傾斜辺と底辺7eとを結ぶ垂直辺7dとで形成したものであり、その他の構成は前記第1実施例と同一なため、同一な部位については該第1の実施例と同一の符号を付して、それら部位の説明を省略する。
本実施例において、切欠溝7の開口端に傾斜辺7cを設けたことにより、切欠溝7とレジスターピン6との横方向ずれ量aがさらに大きくなったとしても、該ずれ量aが傾斜辺7cの範囲内であれば、該傾斜辺7cがレジスターピン6の面取り部6aに接することにより、傾斜辺7cが面取り部6aの傾斜面を滑り、版押えローラ8が大径部8aを有することにより切欠溝7を拡開する方向に作用することと相まって、切欠溝7をレジスターピン6との嵌合位置にスムーズに移動することができる利点がある。
傾斜辺7cの奥には底辺7eに垂直な垂直辺7dが形成され、該垂直辺7dによりレジスターピン6との間で遊びのない嵌め合いを形成するため、くわえ尻5の版胴に対する正確な位置決めを行なうことができる。なお傾斜辺7cとレジスターピン6の面取り部6aの傾斜面の傾斜足場角度を同一とすれば、該傾斜辺7cに面取り部6aから加わる反力を該傾斜辺7cの全体に対して均等に分散することができるので、該傾斜辺7cの変形を生じることがなく、かつ該傾斜辺7cと面取り部6aとが密着しているので、切欠溝7のレジスターピン6との嵌合方向への横移動が一層スムーズに行なわれる。
なお本発明の変形例として、図2(a)に示す第1の比較例の版押えローラ18において、大径部19bと19cとの間の中央位置で且つ切欠溝17に当る位置に該大径部19b、19cより大きな径を有する大径部を設けるようにしてもよい。
本発明によれば、オフセット輪転印刷機、特に新聞オフセット輪転印刷機において、ピンレジスターシステムを採用した刷版の版胴への位置決めに際し、簡単な構成でくわえ尻の切欠溝とレジスターピンとのずれを吸収してくわえ尻を正確な位置に位置決めすることが可能となる。
本発明の第1実施例の切欠溝とレジスターピンとの嵌合部を示す模式図である。 第1の比較例における切欠溝の変形状態を示す説明図である。 第2の比較例における切欠溝の変形状態を示す説明図である。 本発明の前記第1実施例における切欠溝の変形有無を示す説明図である。 本発明の第2実施例の模式図である。 従来のピンレジスターシステムを採用した刷版の版胴への取り付け状況を示す斜視図である。 従来のピンレジスターシステムを採用した刷版の版胴への取り付け状況を示す説明図である。
符号の説明
01 版胴
02 開口
03 刷版
04 くわえ部
05 くわえ尻
06、6、16、26 レジスターピン
6a、16a、26a 面取り部
07、7、17、27 切欠溝
7a、17a、27a 側辺
7b、17b、27b 開口端
7c 傾斜辺
7d 垂直辺
7e 底辺
08、8、18、28 版押えローラ
8a 大径部

Claims (8)

  1. 刷版の一端に形成されたくわえ部を版胴の軸方向に形成され該版胴の外表面に開口を有する長穴に係止させた後、
    該刷版を該版胴の表面に対面して設けられた版押えローラで押えながら該版胴を1回転させることにより該刷版を該版胴に巻回し、
    該刷版の他端に形成されたくわえ尻に設けた切欠溝を該版胴の表面に設けたレジスターピンに嵌合することにより該刷版を該版胴に位置決めするオフセット輪転印刷機の刷版位置決め方法において、
    前記版押えローラの前記切欠溝に当る部分の円筒部を他の円筒部より大径に形成し、
    該刷版のくわえ尻を該版押えローラで押圧することにより該くわえ尻を前記大径部が当る該切欠溝を基点として該切欠溝の開口を拡開する方向に湾曲させながら該切欠溝を前記レジスターピンに嵌合することを特徴とするオフセット輪転印刷機の刷版位置決め方法。
  2. 前記レジスターピンの前記切欠溝の開口端に接する端側角部を面取りして外側に下降する傾斜面を形成し、
    該刷版のくわえ尻部を該版押えローラで押圧することにより該切欠溝の開口端を該面取り部に当て、該開口端を該面取り部の傾斜面に沿って滑らすことによって該切欠溝を該レジスターピンに嵌合するようにしたことを特徴とする請求項1記載の刷版位置決め方法。
  3. 前記切欠溝の開口と底辺とを結ぶ側辺を、外側に向かって拡開した開口を形成する傾斜辺と該傾斜辺と底辺とを結ぶ垂直辺とで形成し、該傾斜辺を前記レジスターピンの端部に当てて滑らせることにより該切欠溝を前記レジスターピンとの嵌合位置にガイドするようにしたことを特徴とする請求項1又は2記載の刷版位置決め方法。
  4. 少なくとも刷版に接する円筒部は同一の径を有し刷版を版胴に巻回するときに該刷版を該版胴に押付ける版押えローラとは別に、前記くわえ尻の切欠溝に当る部分の円筒部を他の円筒部より大径に形成したくわえ尻装着用ローラを並設し、
    刷版を版胴に巻回するときには前記版押えローラで刷版を押え、該切欠溝を前記レジスターピンに嵌合するときは前記くわえ尻装着用ローラで該くわえ尻を押えるようにしたことを特徴とする請求項1記載のオフセット輪転印刷機の刷版位置決め方法。
  5. 一端にくわえ部が形成され他端にくわえ尻が形成され該くわえ尻に切欠溝が設けられた刷版と、軸方向に延在して形成され該版胴の外表面に開口を有する長穴と該切欠溝が当る位置の外表面に突設されたレジスターピンとを有する版胴と、該版胴の表面に対面して設けられた版押えローラとを備え、
    該くわえ尻の切欠溝を該版胴のレジスターピンに嵌合することにより該刷版を該版胴に位置決めするオフセット輪転印刷機の刷版位置決め装置において、
    前記版押えローラの前記切欠溝に当る部分の円筒部を他の円筒部より大径に形成し、
    該刷版のくわえ尻を該版押えローラで押圧し該大径部を該くわえ尻の切欠溝に当てることにより該くわえ尻を該切欠溝を基点として該切欠溝の開口を拡開する方向に湾曲させながら該切欠溝を前記レジスターピンに嵌合するように構成したことを特徴とするオフセット輪転印刷機の刷版位置決め装置。
  6. 前記レジスターピンの前記切欠溝の開口端に接する端側角部を面取りして外側に下降する傾斜面を形成し、
    該刷版のくわえ尻部を該版押えローラで押圧することにより該切欠溝の開口端を該面取り部に当て、該開口端を該面取り部の傾斜面に沿って滑らすことによって該切欠溝を該レジスターピンに嵌合するように構成したことを特徴とする請求項5記載の刷版位置決め装置。
  7. 前記切欠溝の開口と底辺とを結ぶ側辺を、外側に向かって拡開した開口を形成する傾斜辺と該傾斜辺と底辺とを結ぶ垂直辺とで形成し、該傾斜辺を前記レジスターピンの端部に当てて滑らせることにより該切欠溝を前記レジスターピンとの嵌合位置にガイドするように構成したことを特徴とする請求項5記載の刷版位置決め装置。
  8. 少なくとも刷版に接する円筒部は同一の径を有し刷版を版胴に巻回するときに該刷版を該版胴に押付ける版押えローラとは別に、前記くわえ尻の切欠溝に当る部分の円筒部を他の円筒部より大径に形成したくわえ尻装着用ローラを並設し、
    刷版を版胴に巻回するときには前記版押えローラで刷版を押え、該切欠溝を前記レジスターピンに嵌合するときは前記くわえ尻装着用ローラで該くわえ尻を押えるように構成したことを特徴とする請求項5記載のオフセット輪転印刷機の刷版位置決め装置。
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