JP2007260555A - 一酸化炭素選択メタン化触媒、水素製造器および燃料電池システム - Google Patents

一酸化炭素選択メタン化触媒、水素製造器および燃料電池システム Download PDF

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Abstract

【課題】優れたCO選択性およびCO除去性能を有する長寿命な一酸化炭素選択メタン化触媒を提供することを目的とする。
【解決手段】担体と、前記担体に担持されたルテニウムおよびカリウムとを含み、ジメチルエーテルを含む燃料を水蒸気改質することにより生成された水素と一酸化炭素と二酸化炭素とを含有する混合ガス中の一酸化炭素を選択的にメタン化することを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、一酸化炭素選択メタン化触媒、水素製造器および燃料電池システムに関する。
従来の燃料電池システムでは、メタン、プロパンガス、灯油、ナフサなどを燃料として用い、水素を含む改質ガスを得ている。この改質ガス中には1〜2%程度の一酸化炭素(CO)が含まれている。このCOを除去するために、燃料電池システムには、CO選択酸化触媒やCO選択メタン化触媒(以下、メタネーション触媒と称する)を備えたCO除去部が設置されている。これらのCO除去部には、改質ガス中に含まれるCOを、燃料電池の発電スタックの発電効率に影響を与えない約100ppm以下にまで除去することが求められている。
従来、多くの燃料電池システムにおいては、CO選択酸化触媒によるCO除去部が採用されている。しかし、この方式では、酸素供給に関わるポンプ、配管等が必要になる。このため、CO選択酸化触媒によるCO除去部を設置することは、装置自身のコンパクトさが求められるモバイル用途の燃料電池システムには不適であった。このことから、モバイル用システムには、先に述べたポンプや配管などの補助器を必要としないメタネーション触媒によるCO除去部の採用が提案されている。
メタネーション触媒の具体的な例を挙げると、特許文献1には、ルテニウム(Ru)、ロジウム(Rh)、ニッケル(Ni)およびこれらの組み合せの中から選ばれる金属を、ベータ型ゼオライト、モルデナイト型ゼオライト、Y型ゼオライトの中から選ばれる担体に担持させた触媒が開示されている。
このようなメタネーション触媒によるCO除去部を備える燃料電池システムにおいて、メタン、プロパンガス、灯油、ナフサなどの一般的な燃料を用いると、改質部とCO除去部がともに正常に動作し、発電スタックが必要とする100ppm以下にまでCOが除去された改質ガスが長時間定常的に得られることが明らかとなっている。
一方、可搬型の燃料電池システムを考えた場合、その燃料には毒性が低く、スプレーの加圧剤としての流通実績もあるジメチルエーテル(以下、DMEと称する)を用いることが好ましいと考えられる。ところが、上記の特許文献1に記述の触媒は、DMEを含む燃料を用いた場合、特には、燃料として純DMEやDMEとメタノールの混合物を用いた場合には、COに対する選択性が低くなり、改質ガス中のCO量を長期間にわたって十分に低減することができなかった。
ところで、特許文献2には、主反応である一酸化炭素のメタネーション反応の選択率の高い、水素含有ガス中の一酸化炭素の除去方法を提供することを目的として、ルテニウム化合物とアルカリ金属化合物及び/又はアルカリ土類金属化合物とを耐火性無機酸化物担体に担持した触媒を使用し、一酸化炭素をメタネーションすることが開示されている。しかしながら、特許文献2では、DMEを含む燃料を用いた場合の触媒特性については検討されていない。
米国特許出願公開第2005/0096212号明細書 特開2002−68707号公報
本発明は、優れたCO選択性およびCO除去性能を有する長寿命な一酸化炭素選択メタン化触媒、水素製造器および燃料電池システムを提供することを目的とする。
本発明の一酸化炭素選択メタン化触媒は、担体と、前記担体に担持されたルテニウムおよびカリウムとを含み、ジメチルエーテルを含む燃料を水蒸気改質することにより生成された水素と一酸化炭素と二酸化炭素とを含有する混合ガス中の一酸化炭素を選択的にメタン化することを特徴とするものである。
本発明の水素製造器は、前記一酸化炭素選択メタン化触媒を具備することを特徴とするものである。
本発明の燃料電池システムは、前記水素製造器を具備することを特徴とするものである。
本発明によれば、優れたCO選択性およびCO除去性能を有する長寿命な一酸化炭素選択メタン化触媒、水素製造器および燃料電池システムを提供することができる。
本発明者らが鋭意研究した結果、DMEを含む燃料を用いた際に、特許文献1のメタネーション触媒を用いると、下記の(1)および(2)に述べるような問題が生じることが、実験的に明らかになった。
(1)改質ガスの中に含まれる副生成物や未反応DMEにより、触媒の性能が影響を受け、COに対する十分な選択性が得られなくなる。このため、特に、CO転化率が高い反応条件では、改質ガス中に多量に存在する二酸化炭素(CO2)も一部水素化が進んでしまい、折角発生させた水素が無駄に消費されてしまう。
(2)改質ガスの中に含まれる副生成物や未反応DMEが触媒担体の酸点上でコーキングを起こし、触媒活性の低下が早くなる。
特に、可搬型の燃料電池システムでは、改質器が小型化されており、そこに備えられる改質触媒の量も制限されるため、改質反応が十分に進行せず、改質ガスの中に含まれる副生成物や未反応DMEが多くなる場合がある。このため、上述した(1)や(2)の問題が顕著になる。
上記問題点を解決するために鋭意研究を行った結果、本発明者らは、Ruを主たる活性成分とする触媒に対して、アルカリ金属およびアルカリ土類金属の中でも、特に、カリウム(K)を添加することにより、優れたCO選択性およびCO除去性能を有する長寿命な一酸化炭素選択メタン化触媒を実現可能であることを見出した。本発明は、これらの知見に基くものである。
カリウムの添加効果は、以下に説明する理由によるものであると考えられる。
カリウムは電子供与性を有しており、金属触媒に対する添加物として用いると、主たる活性成分である中心金属(ここではRu)の電子密度が高くなる。これにより、吸着したCOへのπ電子の逆供与が強められる。その結果、CO2といった炭酸ガスよりもCOの吸着が相対的に強くなるため、COの反応性が炭酸ガスの反応性と比して、より高くなるものと考えられる。また、カリウムは、金属または酸化物の形態ではカリウム自身のCOの吸着性が低くなると共に、酸化物の形態では炭酸ガスとの親和性が高くなる。これにより、Ruと離れて存在しているカリウムが、炭酸ガスのトラップとして作用することで、RuがCOと選択的に反応することに寄与していると考えられる。これらの結果、カリウムを添加することで、Ru担持担体からなる反応基質のCO選択性が高くなるものと考えられる。
更に、カリウムを添加することにより、下記の効果も生じる。
すなわち、担体はその酸点において、ごく微量の未反応DMEをオレフィン炭化水素に転化させる。そのオレフィンが重合してコーキングすることにより触媒を被毒する。しかし、カリウムを触媒に添加すると、担体の酸点が中和されるので、このような反応が抑制されて、活性低下が起こり難くなるものと考えられる。また、添加物の存在で、細孔径が狭まるため、より大きな分子である炭酸ガスの拡散も抑えられることも、COが選択的に反応し易い一因となると考えられる。これらの効果は、担体としてゼオライトを用いた際に特に顕著になる。
Ru担持担体に関して、改質ガス中のCOに対する反応選択性を高める方法として、特許文献2では、アルカリ金属化合物またはアルカリ土類金属化合物を添加する方法が開示されている。しかしながら、カリウムよりもアルカリが弱い金属(リチウム、ナトリウム、アルカリ土類金属など)を添加した場合では、担体の酸点の中和が不十分となる。このため、前述したように、改質ガス中に含まれる副生成物や未反応DMEに起因するコーキングが進んでしまう。特に、ゼオライトは強力な酸点を有するため、この問題が顕著になる。
一方、カリウムよりもアルカリが強い金属(ルビジウム、セシウム、フランシウムなど)を添加した場合には、触媒活性が低下する。この理由は定かではないが、モルデナイト型ゼオライトなどの分岐が無い構造の細孔を有する担体を用いた場合に、この問題が特に顕著になることから、以下のように推測できる。すなわち、カリウムよりも強いアルカリ金属、特に、ルビジウム、セシウムは原子半径が大きいことから、Ruと離れて電子供与を行わない状態で存在している場合に、ゼオライトの細孔内での反応ガスの拡散を阻害し、反応速度を低下させるものと考えられる。
カリウムの添加量は、ルテニウムと担体との合計量100質量%に対して、金属として0.1〜5質量%の範囲とすることが好ましい。カリウムの量が少な過ぎると、カリウムの添加効果が小さくなる。カリウムの量が多過ぎると、カリウムの添加量に比してCO選択性の向上効果が小さくなる。また、添加物がRuの表面を覆って有効な金属表面積を低減させたり、担体の細孔を閉塞させて反応物質の拡散の妨げになるなどして触媒の活性を低下させる恐れもある。カリウムの添加量のさらに好ましい範囲は、ルテニウムと担体との合計量100質量%に対して、金属として1〜2質量%である。これにより、特に優れたCO選択性とCO除去性能とを両立することができる。
ルテニウムの含有量は、ルテニウムと担体との合計量100質量%に対して、金属として0.5〜4.5質量%の範囲にあることが好ましい。ルテニウムの量が少な過ぎると、COの除去効果が小さくなる。ルテニウムの量が多過ぎると、ルテニウムは貴金属であるためその価格が高く、触媒のコストが高くなってしまう。また、ルテニウムの含有量を4.5質量%より多くしても、COの除去効果の向上はほとんど見られないためである。ルテニウムの含有量のさらに好ましい範囲は、ルテニウムと担体との合計量100質量%に対して、金属として1.0〜3.0質量%である。これにより、特に優れたCO選択性とCO除去性能を両立できる。
触媒において、ルテニウムに対してカリウムは、モル比(Ru:K)で3:1〜1:3の割合にあることが好ましい。これにより、特に優れたCO選択性とCO除去性能を両立できる。
担体としては、ゼオライト、チタノシリケート等を挙げることができる。中でも、ゼオライトが好ましい。前述したように、担体としてゼオライトを使用することにより本発明の効果が特に顕著になる。ゼオライトとしては、γ型ゼオライト、モルデナイト型ゼオライト、Y型ゼオライトなどを挙げることができる。特に、モルデナイト型ゼオライトが好ましい。これにより、特に優れたCO選択性とCO除去性能を両立できる。
また、担体としては、0.63nm以上の細孔径(平均細孔径)を有し、かつ細孔容積が0.3〜1cm3/gであるゼオライトを使用することが好ましい。この範囲の細孔径および細孔容積を有するゼオライトを用いることにより、特に優れたCO除去効果が得られる。ゼオライトの細孔径は、0.7nm以下とすることが好ましい。これにより、COよりも大きな分子径を有するCO2との触媒反応を低減でき、CO選択性をより向上できる。ゼオライトの細孔容積のさらに好ましい範囲は、0.64〜0.68cm3/gである。
なお、細孔径は、ゼオライトが有する固有の物性値の一つで、ゼオライトの型が決定すると、ある範囲の細孔径(またはある範囲の細孔径の代表値)が一義的に決定されるものである。実際に細孔径を測定するためには、TEM観察によりその細孔の寸法を計測し、複数の測定値の平均値、例えば算術平均や中心値、最頻値をその細孔径(平均細孔径)とする。
また、細孔容積はガス吸着測定装置によって測定することができる。具体的にはN2ガスを用いて測定することができる。
この触媒の形態は、特に限定されるものではなく、例えば、粒子状、チャンネル状、プレート状などの形態にすることができる。
この触媒は、例えば以下に説明するように製造することができる。
まず、前述の担体にRuを担持させる。担持方法は、特に限定されないが、含浸法が簡便であり、好ましい。含浸法に用いるルテニウム原料としては、Ru(NO)(NO3x(OH)y、Ru(NO22(NO32、Ru(NO33、RuCl3、Ru(CH3COO3)、(NH42RuCl6、[Ru(NH36]Cl3Ru(NO)Cl3、Ru3(CO)12等を挙げることができる。これらルテニウム原料を含む溶液に前述の担体を含浸させた後、乾燥、焼成する。乾燥および焼成工程では、例えば、120℃で1時間保持した後、5℃/minで120℃から500℃まで昇温し、その後、500℃で2時間保持する。
次に、Ruを担持させた担体に、Kを担持させる。担持方法は、特に限定されないが、含浸法が簡便であり、好ましい。
含浸法に用いるカリウム原料としては、溶液化した時にゼオライト等の担体を溶解させてしまわないような液性が得られるものならば特に限定はされない。カリウム原料の例としては、水酸化物、炭酸塩、炭酸水素塩、シュウ酸塩、酢酸塩、硝酸塩などの無機塩や、アルコキシド、アセチルアセトン塩などの有機塩等を挙げることができる。含浸法に用いる溶液には、例えば、前述した無機塩の濃度を調整することによりpH調整した水溶液や、前述した無機塩を含む溶液を中和によりpH調整した水溶液、あるいは、前述の有機塩をアセトン、ヘキサン、テトラヒドロフラン(THF)などの有機溶媒に溶解させた溶液などを用いることができる。これらカリウム原料を含む溶液に、Ruを担持させた担体を含浸させ、溶液を蒸発乾固させた後、乾燥、焼成する。このとき、溶液を蒸発乾固させることにより、溶液中のKのほぼ全量を担体に担持させることができるため、所望量のKを有する触媒を得ることができる。乾燥および焼成工程では、例えば、120℃で1時間保持した後、10℃/minで120℃から500℃まで昇温し、その後、500℃で2時間保持する。
本発明の実施形態に係る触媒の製造方法は、上述したものに限定されるものではない。例えば、担体にRuとKとを同時に担持させてもよい。この場合にも、担持方法は、特に限定されないが、含浸法が簡便であり、好ましい。
次に、水素製造器について説明する。
本発明の実施の形態に係る水素製造器は、DMEを含む燃料を供給する燃料供給手段と、前記燃料を改質して水素を含有する改質ガスを生成する改質部と、前記改質ガス中に含まれるCOの少なくとも一部を除去するCO除去部とを具備し、前記CO除去部には前述の担体とこの担体に担持されたルテニウムおよびカリウムとを含む触媒が備えられていることを特徴とする。
この水素製造器および燃料電池システムを、図1を参照してより詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る燃料電池システムを模式的に示すブロック図である。
図1の燃料電池システム1は、燃料電池と、水素製造器と、気化器3と、燃焼用空気ポンプ7とを具備している。この燃料電池システム1には、取り外し可能に燃料タンク2を接続することができる。水素製造器は、改質部4と、COシフト反応部5と、CO選択メタン化反応部6と、触媒燃焼部8とを具備している。COシフト反応部5とCO選択メタン化反応部6とを組み合せたものを、CO除去部と称することができる。燃料電池は、燃料極10と、酸化剤極12と、燃料極10と酸化剤極12との間に配置された水素透過膜11とを具備している。この燃料電池システムは、可搬型にすることが好ましい。
燃料タンク2には、燃料と水との混合物が収容されている。燃料としては、純DME、DMEとメタノールとの混合物などを挙げることができる。燃料は、主成分としてDMEを含むことが好ましい。典型的には、燃料中のDMEの量は、50〜100体積%の範囲とする。これにより、本発明の効果がより顕著となる。燃料中のDMEの量のさらに好ましい範囲は、90〜100体積%である。特に、燃料としてDMEを用いる場合には、DMEと水との混合割合をモル比(DME:水)で1:3〜1:4.5の範囲とすることが好ましい。この場合、DMEと水の混合物に、水とメタノールの混合物100体積%に対して、メタノールを10体積%以下の範囲で添加することにより、燃料タンク2中での水とDMEの層分離が抑えられ、良好な燃料供給を行うことができる。
燃料タンク2は、配管等により気化器3に連通している。この配管には、開閉弁2aが設置されている。気化器3には、燃料タンク2からDMEの圧力を利用して燃料と水との混合物が供給される。ここで、燃料と水の混合物が気化され、気化ガスが得られる。
なお、燃料と水は、上述したように燃料タンク2内で混合するのではなく、それぞれ異なる容器から供給してもよい。
気化器3は、配管等により水素製造器に連通している。気化ガスは、水素製造器の改質部4に供給される。改質部4には、改質触媒が備えられている。ここで、気化ガスは水蒸気改質され、改質ガスが得られる。可搬型の燃料電池システムの場合、この改質部4での改質触媒の単位重量当りの気化ガスの接触量は、例えば、30〜150mL/minの範囲とすることができる。この改質ガスは、主成分が水素(H2)であり、典型的には、1〜2体積%のCOと、副生成物(例えば、エチレン、プロピレンなど)と、未反応DMEとを含む混合ガスである。
この改質ガスは、COシフト反応部5に供給される。COシフト反応部5には、改質ガス中に存在するCOのシフト反応を促進させるシフト触媒が備えられている。典型的には、ここで、改質ガス中のCO量は、体積で2000〜10000ppmにまで低減される。
その後、この改質ガスは、CO選択メタン化反応部6に供給される。CO選択メタン化反応部6には、前述した本発明の実施の形態に係る一酸化炭素選択メタン化触媒が備えられている。典型的には、ここで、改質ガス中のCO量は、体積で100ppm以下にまで低減される。ここでCO低減された改質ガスを精製ガスと称する。CO選択メタン化反応部6でのメタネーション反応は、225℃以上250℃未満の温度範囲で行うことが好ましい。この温度範囲とすることにより、CO除去効率を特に良好にすることができると共に、カリウム添加によるCO選択性の向上効果が特に顕著になる。
CO選択メタン化反応部6でCO低減された精製ガスは、燃料電池の燃料極10に供給される。一方、燃料電池の酸化剤極11には、酸素を含む空気が供給される。これにより、燃料電池において発電が行われる。
燃料電池からの排ガスは、水素製造器の触媒燃焼部8に供給される。触媒燃焼部8には、燃焼触媒が備えられている。触媒燃焼部に供給された排ガスは、燃焼用空気ポンプ7から供給される空気と混合、燃焼され、系外に排出される。
典型的には、水素製造器と、気化器3とは、単一の断熱容器9内に収容されている。これにより、触媒燃焼部8で発生する熱を効率的に、気化器3と、水素製造器の改質部4、COシフト反応部5およびCO選択メタン化反応部6とに伝達でき、燃料電池システム内の反応効率を向上できる。また、ヒーター等の補助器を省く、または補助器の必要な能力を低減することができるため、燃料電池システムの小型化を図れる。なお、気化器3と水素製造器とを合せて、改質器と称することができる。
以上詳述したように、本発明によれば、優れたCO選択性およびCO除去性能を有する長寿命な一酸化炭素選択メタン化触媒、水素製造器および燃料電池システムを提供することができる。また、本発明の実施の形態に係る触媒をCO選択メタン化に使用することで、余分な炭酸ガスの反応により水素を浪費するのを抑制することができるため、燃料からの水素発生効率が高い水素製造器を実現することができる。さらに、可搬型の燃料電池システムにおいて、副生成物や未反応DMEを多く含む改質ガスが生成される場合であっても、長期間にわたってCOを十分に低減し、燃料電池に供給することができるため、発電スタックの発電性能の劣化を抑制できる。
[実施例]
以下、本発明を実施例により説明する。
<触媒の製造>
(実施例)
担体として、0.5cm3/gの細孔容積を有し、平均細孔径が0.65nmのH−MOR−20(モルデナイト型ゼオライト)を用意した。一方、含浸溶液として、Ru含有量が10質量%のRu(NO)(NO3x(OH)yの水溶液にイオン交換水を加えてpH0.8に調整した水溶液を調製した。得られた含浸溶液に前述の担体を含浸させ、110℃で15時間乾燥した後、10℃/分で450℃まで昇温し、そのまま450℃で2時間焼成して、Ruと担体との合計量100質量%に対してRu担持量が2質量%の予備触媒を得た。
得られた予備触媒20gを、炭酸カリウム0.72gを溶解させた水溶液に含浸させた。この溶液を、60℃の水浴上でロータリーエバポレーターにより攪拌しつつ蒸発乾固させ、120℃で16時間乾燥後、10℃/分で500℃まで昇温し、そのまま500℃で2時間焼成して、Ruと担体との合計量100質量%に対してK担持量が2質量%のCO選択メタン化触媒を得た。
(比較例1)
実施例の予備触媒を比較例1の触媒とした。
(比較例2)
炭酸カリウム0.72gの替わりに、炭酸ナトリウム0.55gを用いたこと以外は、実施例と同様にして触媒を得た。
(比較例3)
炭酸カリウム0.72gの替わりに、炭酸セシウム1.7gを用いたこと以外は、実施例と同様にして触媒を得た。
<触媒特性の評価1>
実施例および比較例1〜3の触媒それぞれ1gずつを、固定床流通式管型反応器に装填した。この反応器に、標準状態換算で毎分25mLの水蒸気と150mLのモデルガスとの混合ガスを流通させた。モデルガスの組成は、一酸化炭素(CO)1体積%、二酸化炭素(CO2)23体積%、メタン(CH4)5体積%、水素(H2)47体積%、残部を窒素(N2)とした。この反応器の出口ガスの単位時間あたりの全物質の総流量FrとCO濃度Ccを測定した。この結果から、下記の式(1)で表される単位時間あたりのCO流量Cfを算出した。
Cf=Fr×Cc …(1)
ここで、出口ガスのCO流量CfをCf1で示す。また、モデルガス(入口ガス)についても同様にして単位時間あたりのCO流量Cfを算出した。ここで、入口ガスのCO流量CfをCf2で示す。この入口ガスのCO流量Cf2に対する出口ガスのCO流量Cf1の割合をCO転化率(%)とした。同様に、CO2転化率(%)を測定した。この評価を100℃から300℃までの各反応温度で行い、これらの結果を図2に示す。図2中、縦軸はCO転化率(%)およびCO2転化率(%)を示し、横軸は反応温度(℃)を示す。
また、出口ガスのCO濃度の結果を図3に示す。図3中、縦軸は出口ガスのCO濃度(体積%,ppm)を示し、横軸は反応温度(℃)を示す。ここで、225℃のときのCO濃度は、実施例では17ppmであり、比較例1では9ppmであり、比較例2では12ppmであった。また、比較例3については、250℃のときのCO濃度が103ppmであった。
さらに、反応温度を225℃に固定して、入口ガスを上記混合ガスから、純DMEを燃料として得られた改質ガスに切り替えたこと以外には、前述したのと同様にしてCO転化率、CO2転化率および出口ガスのCO濃度を測定した。
図2,3から明らかなように、担体と前記担体に担持されたルテニウムおよびカリウムとを含む実施例の触媒は、225℃から300℃までの温度域で、高いCO転化率と低いCO2転化率が得られ、CO選択メタン化が進んだ。また、225℃から250℃までの温度域で出口ガスのCO濃度が100ppm以下となり、優れたCO除去性能も得られた。さらに、このようなCO転化率が高い温度域でも、2%以下という低いCO2転化率が得られ、非常に優れたCO選択性を示した。また、改質ガスの通流を開始してから1時間後にも、CO転化率、CO2転化率ともに変化は見られず、改質ガス中の微量の副生成物や未反応DMEに起因する被毒も生じなかった。すなわち、実施例の触媒は、良好なCO選択性と、未反応DMEや副生成物に対する耐被毒特性の双方を有することが確認された。
これに対して、ルテニウムを担持するものの、カリウムを担持しない比較例1の触媒では、225℃において、すでにCO2転化率が5%を超え、実施例に比較して触媒のCO選択性が低かった。また、改質ガスの通流を開始してから1時間後にはCO転化率が10%以下にまで低下し、実施例に比較して短寿命であった。これは、触媒が改質ガス中の微量の副生成物や未反応DMEによって被毒したためと考えられる。
カリウムの替わりにナトリウムを担持する比較例2の触媒では、225℃から250℃までの温度域では、実施例と同等のCO,CO2転化率および出口ガスのCO濃度が得られたものの、改質ガスの通流を開始して1時間後には、CO転化率が10%以下にまで低下した。
カリウムの替わりにセシウムを担持する比較例3の触媒では、CO2転化率は低かったものの、実施例と同等のCO転化率を得るのに必要な反応温度が高くなったため、平衡による制約で出口ガスのCO濃度を100ppm以下にまで低減させることができず、実施例に比較してCO除去性能に劣った。なお、改質ガスの通流を開始して1時間後、CO,CO2転化率ともに変化は見られなかった。
<触媒特性の評価2>
図1のシステムと同様な構造を有する可搬型の燃料電池システムを用意した。
改質部4には市販のPt系改質触媒と市販のシフト触媒とを重量比1:1で混合した触媒、COシフト反応部5には市販のシフト触媒、CO選択メタン化反応部6には実施例の触媒をそれぞれ1gずつ充填した。気化器3を120℃、改質部4を350℃、COシフト反応部5を275℃、CO選択メタン化反応部6を250℃になるように温度制御した。燃料タンク2から、燃料としての純DMEと水とをモル比(DME:水)で1:4となるように混合した混合物を供給した。改質部4での改質触媒の単位重量当りのガス接触量は、65mL/minとした。
この結果、ほぼ化学量論的に予測される量の水素を含んだ精製ガスが得られ、精製ガス中に残存するCOの濃度が100ppm以下であることが確認された。
さらに、得られた水素を含む精製ガスを燃料極10に供給し、酸素を含む空気を酸化剤極11に供給することにより、燃料電池で発電させた。燃料電池からの排出ガスは、市販のPd触媒を充填した触媒燃焼部8で燃焼させた後、系外に排出した。
この結果、燃料極10がCOにより被毒された場合に起こるような発生電力の経時低下は見られなかった。さらに、触媒燃焼部8からの最終的な排出ガスはCO,H2,CH4を含まない、安全なものとなった。
また、担体として、0.5〜0.8cm3/gの細孔容積を有すること以外には実施例と同種のH−MOR−20を用い、実施例と同様にして触媒を製造し、触媒特性の評価を行ったところ、実施例と同等の結果が得られた。
さらに、上記で用いた燃料と水の混合物に、水とメタノールの混合物100体積%に対して、メタノールを10体積%添加したところ、燃料タンク中での水とDMEの層分離が抑えられ、良好な燃料供給が行えた。
以上詳述したように、実施例の触媒は、DMEまたは、DMEとメタノールの混合物から得られた改質ガス中の一酸化炭素を選択的に反応させることができ、かつ触媒劣化も抑制することができた。
<触媒特性の評価3>
さらに、実施例の触媒を100メッシュアンダーに粉砕し、同じく100メッシュアンダーに粉砕したシリカと、重量比(実施例の触媒:シリカ)で7:3の割合となるように混合した。この混合粉末300gに対し、ヘキサン700mLを加えてスラリーを調製した。
図4に示すような形状のアルミニウム製のチャネル13を用意した。このチャネル13は、平板14に複数のチャネル形成板15が垂設された構造を有する。ここでは、平板14とチャネル形成板15を一体構造とした。チャネル形成板15の厚みおよびチャネル形成板15の間隔は共に、幅0.5mmである。チャネル形成板15と隣接するチャネル形成板15との間に形成される溝の数は45本である。チャネル形成板15の高さ(平板14の直交方向の長さ)は6.5mmであり、チャネル形成板15の長さ(平板14の平行方向の長さ)は4cmである。チャネル部分(チャネル13のチャネル形成板15を有する側)の総幾何表面積は、243cm2である。このチャネル13の表面を荒らしたものを、上記スラリーにディッピングし、室温で12時間乾燥後、500℃で2時間焼成する操作を繰り返した。このようにして、図5に示すようにAl基材14,15の表面に約40μmの厚さの触媒層16を形成した。この結果、チャネル13上には2.9gの触媒層16が形成され、この触媒層16中、実施例の触媒の粉体は約2gであった。
このチャネル13をステンレス製のケーシングに詰めたものを、図1と同様な構造の燃料電池システムのCO選択メタン化反応部6に使用した。また、改質部4には市販のPt系改質触媒と市販のシフト触媒とを重量比1:1で混合した触媒2g、COシフト反応部5には市販のシフト触媒2gをそれぞれ充填した。改質部4を350℃、COシフト反応部5を275℃、CO選択メタン化反応部6を250℃になるように温度制御した。燃料タンク2から、純DMEと水とをモル比(純DME:水)で1:4の割合となるように混合した混合物を供給した。改質部4での改質触媒の重量あたりのガス接触量は標準状態換算で毎分65mLとした。
この結果、CO選択メタン化触媒6の出口でのCO濃度は100ppm以下にまで低減することができた。
なお、この発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
本発明の実施形態に係る燃料電池システムを模式的に示すブロック図。 CO転化率およびCO2転化率と反応温度との関係を示す特性線図。 出口ガスのCO濃度と反応温度との関係を示す特性線図。 実施例で用いたチャネルを模式的に示す斜視図。 触媒層を有するチャネルを示す断面模式図。
符号の説明
1…燃料電池システム、2…燃料タンク、2a…開閉弁、3…気化器、4…改質部、5…COシフト反応部、6…CO選択メタン化反応部、7…燃焼用空気ポンプ、8…触媒燃焼部、9…断熱容器、10…燃料極、11…水素透過膜、12…酸化剤極、13…チャネル、14…平板、15…チャネル形成板、16…触媒層。

Claims (5)

  1. 担体と、前記担体に担持されたルテニウムおよびカリウムとを含み、ジメチルエーテルを含む燃料を水蒸気改質することにより生成された水素と一酸化炭素と二酸化炭素とを含有する混合ガス中の一酸化炭素を選択的にメタン化することを特徴とする一酸化炭素選択メタン化触媒。
  2. 前記ルテニウムは、該ルテニウムと前記担体との合計量100質量%に対して、金属として0.5〜4.5質量%の割合にあり、
    前記担体は、0.63nm以上の細孔径を有し、かつ細孔容積が0.3〜1cm3/gであるゼオライトを含むことを特徴とする請求項1記載の一酸化炭素選択メタン化触媒。
  3. 前記燃料は、ジメチルエーテルを50〜100体積%含み、残部がメタノールであることを特徴とする請求項1または2記載の一酸化炭素選択メタン化触媒。
  4. 請求項1ないし3のうちいずれか1項記載の一酸化炭素選択メタン化触媒を具備することを特徴とする水素製造器。
  5. 請求項4記載の水素製造器を具備することを特徴とする燃料電池システム。
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