JP2007260251A - プレフィルドシリンジ - Google Patents

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Abstract

【課題】 全く同じサイズのシリンジで薬液収納量が複数種存在するプレフィルドシリンジであっても、シリンジの取り違えを防ぐことができるプレフィルドシリンジを提供する。
【解決手段】 プレフィルドシリンジ1は、ノズル部22を備える外筒2と、ノズル部22を封止する封止部材3と、外筒2内に収納されたガスケット4と、押子5とを備えるシリンジ本体10と、シリンジ本体10内に充填された薬液6とを備える。ガスケット4は、外筒2の後端より所定距離先端側に位置し、プレフィルドシリンジ1は、シリンジ本体の薬剤収納容量より少ない薬液を収納し、外筒2は、ガスケット配置位置より、外筒2の先端側となる部分の側面に設けられ、目盛り表示を含む第1表示部7と、ガスケット配置位置より外筒2の基端側となる部分の側面に設けられ、薬液非充填領域であることを示し、かつ第1表示部7と識別可能な第2表示部8を有している。
【選択図】図1

Description

本発明は、予め薬液が充填される、いわゆるプレフィルドシリンジに関する。
患者に輸液を投与するのに先立って、輸液容器内に充填された輸液にビタミン剤、ミネラル類、抗生物質のような様々な薬剤を必要に応じて配合することが行われている。また、救急医療の現場では注射器によって自律神経作用薬、昇圧薬などの複数併用および大量投与が行われている。このような薬液の配合や投与は、バイアル瓶から注射器によって薬液を吸引し、次いで輸液容器あるいは直接血管に薬液を注入することによって行われている。しかしながら、このような薬液の配合および投与は操作が煩雑であり、配合に要する時間、投与に要する時間が長くかかるという欠点がある。そこで、予め薬液が充填される、いわゆるプレフィルドシリンジが提案されている。
プレフィルドシリンジを使用する際に、用いるシリンジのサイズ、形状が限定される場合がある。特に、体内への薬液注入を所定の注入速度で行うために用いられるシリンジポンプでは、セット可能なシリンジの大きさが特定される場合があり、このようなシリンジポンプ用のプレフィルドシリンジでは、同じ容量のシリンジに対して、異なる量の薬液が充填された複数のプレフィルドシリンジを提供することが必要となる。
このため、全く同じサイズのシリンジで薬液収納量が複数種存在することになる。しかし、同一薬液であることから、ラベルの表示が同じ、または極めて似ているものにならざるを得ないことがある。すると、使用者の注意が十分払われなかった場合、シリンジの取り違えが起こる可能性がある。
登録実用新案第3070924号公報(特許文献1)には、医療事故を未然に防ぎ、また、使用する医療従事者がより確認しやすく、安心して使用することができる注射器として、注射器のシリンダー内部のピストン部分を構成しているゴム、胴体部、頭部の各部分、あるいはピストン全体を着色し、明確に色分けすることを特徴とする注射器が開示されている。
登録実用新案第3070924号公報
上記特許文献1のものでは、異なるシリンジであることを認識することはできるが、その差違が薬液の容量であることを一見して認識することはできない。
そこで、本発明の目的は、全く同じサイズのシリンジで薬液収納量が複数種存在するプレフィルドシリンジであっても、シリンジの取り違えを防ぐことができるプレフィルドシリンジを提供するものである。
上記目的を達成するものは以下のものである。
(1) 先端部にノズル部を備える外筒と、前記ノズル部を封止する封止部材と、前記外筒内に摺動可能に収納されたガスケットと、該ガスケットの後端に取り付けられたもしくは取付可能な押子とを備えるシリンジ本体と、前記外筒と前記封止部材と前記ガスケットとで形成された室内に充填された薬液とを備えるプレフィルドシリンジであって、
前記ガスケットは、前記外筒の後端より所定距離先端側に位置するとともに、前記プレフィルドシリンジは、前記シリンジ本体の薬剤収納容量より少ない薬液を収納しており、さらに、前記外筒は、前記ガスケット配置位置より、該外筒の先端側となる部分の側面に設けられ、少なくとも目盛り表示を含む第1表示部と、前記ガスケット配置位置より前記外筒の基端側となる部分の側面に設けられ、薬液非充填領域であることを示し、かつ前記第1表示部と識別可能な第2表示部を有するプレフィルドシリンジ。
(2) 前記プレフィルドシリンジは、前記シリンジ本体の薬剤収納容量の20%〜80%の薬液を収納している(1)に記載のプレフィルドシリンジ。
(3) 前記第2表示部は、目盛表示を持たないもしくは第2表示部の先端部分にのみ目盛表示を持つものである(1)または(2)に記載のプレフィルドシリンジ。
(4) 前記第1表示部には、薬液収納量および/または薬液名が表示されている(1)ないし(3)のいずれかに記載のプレフィルドシリンジ。
(5) 前記第2表示部には、薬液収納量および/または薬液名が表示されている(1)ないし(3)のいずれかに記載のプレフィルドシリンジ。
(6) 前記第2表示部は、ほぼ全体にわたり色彩が施されている(1)ないし(5)のいずれかに記載のプレフィルドシリンジ。
(7) 前記第2表示部は、ほぼ全体にわたり模様が施されている(1)ないし(6)のいずれかに記載のプレフィルドシリンジ。
本発明のプレフィルドシリンジは、先端部にノズル部を備える外筒と、前記ノズル部を封止する封止部材と、前記外筒内に摺動可能に収納されたガスケットと、該ガスケットの後端に取り付けられたもしくは取付可能な押子とを備えるシリンジ本体と、前記外筒と前記封止部材と前記ガスケットとで形成された室内に充填された薬液とを備えるプレフィルドシリンジであって、前記ガスケットは、前記外筒の後端より所定距離先端側に位置するとともに、前記プレフィルドシリンジは、前記シリンジ本体の薬剤収納容量より少ない薬液を収納しており、さらに、前記外筒は、前記ガスケット配置位置より、該外筒の先端側となる部分の側面に設けられ、少なくとも目盛り表示を含む第1表示部と、前記ガスケット配置位置より前記外筒の基端側となる部分の側面に設けられ、薬液非充填領域であることを示し、かつ前記第1表示部と識別可能な第2表示部を有する。
このため、使用するシリンジ本体にその薬液収納容量より少ない量の薬液が収納されたプレフィルドシリンジであっても、シリンジの大きさに惑わされることなく、薬液収納量を容易に確認することができ、同じサイズのシリンジ本体を用いかつ薬液収納量が異なるプレフィルドシリンジがあったとしても、それらと取り違えることがなく、薬剤の過剰投与を行うことを防止できる。
本発明のプレフィルドシリンジを図面に示す実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例であるプレフィルドシリンジの正面図である。図2は、図1のプレフィルドシリンジに用いられる外筒の正面図である。
本発明のプレフィルドシリンジ1は、先端部にノズル部22を備える外筒2と、ノズル部22を封止する封止部材3と、外筒2内に摺動可能に収納されたガスケット4と、ガスケット4の後端に取り付けられたもしくは取付可能な押子5とを備えるシリンジ本体10と、外筒2と封止部材3とガスケット4とで形成された室内に充填された薬液6とを備える。そして、ガスケット4は、外筒2の後端より所定距離先端側に位置するとともに、プレフィルドシリンジ1は、シリンジ本体10の薬剤収納容量より少ない薬液を収納しており、さらに、外筒2は、ガスケット配置位置より、外筒2の先端側となる部分の側面に設けられ、少なくとも目盛り表示を含む第1表示部7と、ガスケット配置位置より外筒2の基端側となる部分の側面に設けられ、薬液非充填領域であることを示し、かつ第1表示部7と識別可能な第2表示部8を有している。
実施例のプレフィルドシリンジ1は、シリンジ本体10と、このシリンジ本体10内に収納された薬液6とからなる。
シリンジ本体10は、外筒2と、外筒2のノズル部22に取り付けられた封止部材3と、外筒2内に摺動可能に収納されたガスケット4と、ガスケット4に取り付けられた押子5により構成される。
外筒2は、透明もしくは半透明材料により、好ましくは、酸素透過性、水蒸気透過性の少ない材料により形成された筒状体である。
外筒2は、外筒本体部21と、外筒本体部21の先端部に設けられたノズル部22と、外筒本体部21の後端部に設けられたフランジ23を備える。
外筒本体部21は、ガスケット4を液密かつ摺動に収納するほぼ筒状の部分であり、ノズル部22は、外筒本体部21より小径の筒状部となっている。また、外筒本体部21の先端部(肩部)は、ノズル部22に向かってテーパー状に縮径している。
フランジ23は、図1に示すように、外筒本体部21の後端全周より垂直方向に突出するように形成された楕円ドーナツ状の円盤部である。フランジ23は、向かい合う幅広となった2つの把持部23a、23bを備え、さらに、把持部23a、23bの先端面側には、複数のリブが形成されている。また、フランジ23の後端面は、周縁および外筒後端部がリブ部分以外となる部分は凹部となっている。
ノズル部22は、図3に示すように、先端に向かって縮径する注射針装着用チップ部24を備えている。また、本実施例ではチップ部24より後端側に設けられたノズル側螺合部25を備えている。本実施例では、ノズル側螺合部25により封止部材3を取り付けているが、他の公知の手段によって封止部材3を取り付けてもよい。
外筒2の形成材料としては、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリアミド、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニル、ポリ−(4−メチルペンテン−1)、アクリル樹脂、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル、環状ポリオレフィンのような各種樹脂が挙げられるが、その中でも成形が容易で耐熱性があることから、ポリプロピレン、環状ポリオレフィンのような樹脂が好ましい。また、外筒2の形成材料としては、密封性を高めるために、封止部材より相対的に硬度が高い樹脂を使用することが好ましい。このようにすると、ノズル部22への封止部材3の取り付けの際、螺合操作に伴って封止部材3がノズル部22に密着し、より密封性を高めることができる。
シリンジ本体10内に充填される薬液6としては、どのようなものでもよいが、例えば、高濃度塩化ナトリウム注射液、ミネラル類、ヘパリンナトリウム水溶液、ニトログリセリン、硝酸イソソルビド、シクロスポリン、ベンゾジアゼピン系薬剤、抗生物質、ビタミン剤(総合ビタミン剤)、各種アミノ酸、ヘパリンのような抗血栓剤、インシュリン、抗腫瘍剤、鎮痛剤、強心剤、静注麻酔剤、抗パーキンソン剤、潰瘍治療剤、副腎皮質ホルモン剤、不整脈用剤、補正用電解質、抗ウイルス剤、免疫賦活剤等、いかなるものでも良い。特に、シリンジポンプにセットされて、持続的微量投与が必要である薬液が好ましい。
そして、ガスケット4は、外筒2の後端より所定距離先端側に位置している。このため、外筒2と封止部材3とガスケット4とで形成された室内空間は、シリンジ本体10の薬剤収納容量より少ない空間となっている。なお、ここでいうシリンジ本体10の薬剤収納容量は、外筒の後端部にガスケット全体を収納した状態における薬剤収納可能量を示すものである。
そして、このプレフィルドシリンジ1では、シリンジ本体10は、薬剤収納容量の20%〜80%の薬液6を収納している。このため、ガスケット4は、外筒本体部21の長手方向の中間部分もしくは中間部分より所定距離先端側または後端側に位置している。また、好ましくは、シリンジ本体10は、薬剤収納容量の30〜60%の薬液を収納している。
そして、外筒本体部21は、ガスケット4配置位置より、外筒本体部21の先端側となる部分の側面に設けられ、目盛り表示を含む第1表示部7を有している。なお、外筒2では、第1表示部7は目盛り表示のみを有している。
また、外筒本体部21は、ガスケット4配置位置より外筒本体部21の基端側となる部分の側面に設けられ、薬液非充填領域であることを示し、かつ第1表示部7と識別可能な第2表示部8を有している。そして、前記第2表示部は、目盛表示を持たないもしくは第2表示部の先端部分にのみ目盛表示を持つものであることが好ましい。
この実施例では、第2表示部8が、目盛り表示を持たないものとなっており、第2表示部8部分が、薬液非充填領域であることを容易に認識可能なものとなっている。なお、第2表示部は、目盛表示を持たないことが好ましいが、第2表示部の先端部分にのみ少ない目盛表示を持たせてもよい。
さらに、第2表示部8は、第1表示部7と識別可能な表示部となっている。具体的には、この実施例のプレフィルドシリンジ1における第2表示部8は、図1および図2に示すように、ほぼ全体にわたり付された模様を有している。なお、第1表示部7には、第2表示部8のような模様は付されていない。よって、第2表示部8が、第1表示部7が持たない模様表示を有することおよび第1表示部7に付された目盛表示を持たないことにより、第2表示部8部分には、薬液が収納されていないことを視覚的に極めて容易に理解可能である。このような構成にすることにより、外筒本体部21が、収納可能な薬液収納量より少ない量の薬液を収納していることをプレフィルドシリンジ1の操作者に容易に認識させることができる。
なお、この例では、第2表示部8の模様は、全体がほぼ同じ模様となっている。このようなものが好ましいが、模様は均一なものではなく、部分的に異なるもの、また、外筒の先端方向もしくは基端方向に向かうに従って変化するものなどであってもよい。なお、この例の第2表示部は、模様を有するものの内部の視認は可能なものとなっている。
また、第2表示部としては、図5に示すプレフィルドシリンジ10に付されているようなものであってもよい。この実施例のプレフィルドシリンジ10における第2表示部8aは、目盛り表示を持たないとともに、ほぼ全体にわたり色彩が施されており、第1表示部7には、このような色彩は施されていない。色彩としては、単一色であることが好ましいが、部分的に色相、明度もしくは彩度が異なるもの、また、外筒の先端方向もしくは基端方向に向かうに従って色相、明度もしくは彩度が異なるものであってもよい。なお、この実施例の第2表示部2bは、色彩を有することにより外筒内部の視認は実質的に不能なものとなっている。なお、施される色彩としては、外筒内部を視認可能なものであってもよい。
次に、封止部材3について説明する。
封止部材3としては、シールキャップまたは注射針(図示せず)のいずれを用いてもよい。シールキャップまたは注射針としては、公知のものが用いられる。
本実施例における封止部材3は、図4に示すように、内筒部31と、内筒部31を取り囲むように形成された外筒部32と、内筒部31と外筒部32との間に形成された連結部33とからなるシールキャップである。封止部材3では、内筒部31と外筒部32は後端部の全周および連結部33により一体化している。
封止部材3は、図4に示すように、外筒2のノズル部22の注射針装着用チップ部24を収納するチップ部収納部34bと、ノズル側螺合部25と螺合するキャップ側螺合部35と、チップ部24の先端開口に侵入し先端開口を封止する封止部36とを備える。内筒部31の基端部34aは、ほぼ同一内径の円柱状空間であり、内面にはノズル側係合部25と係合するキャップ側螺合部35が設けられている。この実施例では、キャップ側螺合部35は、2本の螺旋状のものとなっている。
封止部材3をシールキャップとした場合の形成材料としては、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリアミド、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニル、ポリ−(4−メチルペンテン−1)、アクリル樹脂、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル、環状ポリオレフィンのような各種樹脂が挙げられるが、その中でも成形が容易で耐熱性があることから、ポリプロピレン、環状ポリオレフィンのような樹脂が好ましい。また、特に、シールキャップの形成材料としては、ポリプロピレンとエラストマーとの混合物を使用することが好ましい。エラストマーとしては、ブタジエンゴム、エチレン−プロピレンゴム、シリコーンゴムなどの熱可塑性エラストマーを使用することが好ましい。このようにエラストマーを混合することにより、樹脂に弾性が付与されるのでキャップ3とノズル部22が密着しやすくなり、密封性が高くなる。ポリプロピレンとエラストマーの配合比は、エラストマーの種類にもよるが、ポリプロピレン:エラストマーが、75:25〜45:55程度となるように混合することが好ましい。また、ノズル部22(外筒2)とキャップ3は相溶性のある樹脂で作製することが好ましい。これにより、ノズル部22とシールキャップ3が密着しやすくなり薬液の密封性が高くなる。具体的に、外筒はポリプロピレンで作製され、キャップは、ポリプロピレンとエラストマーとの混合物で作製されていることが好ましい。
ガスケット4は、図1に示すようにほぼ同一外径にて延びる本体部と、この本体部に設けられた複数の環状リブ(この実施例では2つ、2つ以上であれば、液密性と摺動性を満足できれば適宜数としてもよい)を備え、これらリブが、外筒2の内面に液密に接触する。また、ガスケット4の先端面は、外筒2の先端内面に当接した時に、両者間に極力隙間を形成しないように、外筒2の先端内面形状に対応した形状となっている。
ガスケット4の形成材料としては、弾性を有するゴム(例えば、ブチルゴム、ラテックスゴム、シリコーンゴム、スチレンブタジエンゴムなど)、合成樹脂(例えば、SBSエラストマー、SEBSエラストマーなどのスチレン系エラストマー、エチレン−αオレフィン共重合体エラストマーなどのオレフィン系エラストマーなど)などを使用することが好ましい。
そして、ガスケット4には、その後端部より内部に延びる凹部が設けられ、この凹部は、雌ねじ状となっており、押子5の先端部に形成された突出部の外面に形成された雄ねじ部と螺合可能となっている。両者が螺合することにより、押子5は、ガスケット4より離脱しない。なお、押子5は、取り外しておき、使用時に取り付けるようにしてもよい。
押子5は、先端部に筒状に突出する突出部を備え、突出部の外面には雄ねじが形成されている。また、押子5は、断面十字状の軸方向に延びる本体部と、後端部に設けられた押圧用の円盤部と、本体部の途中に設けられたリブを備えている。
また、上述したすべての実施例のプレフィルドシリンジにおいて、図6に示すプレフィルドシリンジ20のように、外筒2の第1表示部7には、収納する薬液名が付されていてもよい。このように、外筒2に薬液名を付すことにより、シリンジに充填されている薬液を容易には把握できる。また、上述したすべての実施例のプレフィルドシリンジにおいて、図6に示すプレフィルドシリンジ20のように、外筒2の第2表示部8には、薬液収納量を表示してもよい。このように、外筒2に薬液収納量を付すことにより、シリンジに充填されている薬液量の把握が容易となる。また、上述したすべての実施例のプレフィルドシリンジにおいて、外筒2の第1表示部7には、薬液収納量を表示してもよい。また、上述したすべての実施例のプレフィルドシリンジにおいて、外筒2の第2表示部8には、収納する薬液名が付されていてもよい。さらには、上述したすべての実施例のプレフィルドシリンジにおいて、図7に示すプレフィルドシリンジ30のように、外筒2の第2表示部8には、収納する薬液名および薬液収納量を表示してもよい。また、上述したすべての実施例のプレフィルドシリンジにおいて、外筒2の第1表示部7には、収納する薬液名および薬液収納量を表示してもよい。
図1は、本発明の一実施例であるプレフィルドシリンジの正面図である。 図2は、図1のプレフィルドシリンジに用いられる外筒の正面図である。 図3は、本発明のプレフィルドシリンジに用いられる外筒の先端部の拡大図である。 図4は、本発明のプレフィルドシリンジに用いられる封止部材の断面図である。 図5は、本発明の他の実施例のプレフィルドシリンジの正面図である。 図6は、本発明の他の実施例のプレフィルドシリンジの正面図である。 図7は、本発明の他の実施例のプレフィルドシリンジの正面図である。
符号の説明
1 プレフィルドシリンジ
2 外筒
3 封止部材
4 ガスケット
5 押子
6 薬液
7 第1表示部
8 第2表示部

Claims (7)

  1. 先端部にノズル部を備える外筒と、前記ノズル部を封止する封止部材と、前記外筒内に摺動可能に収納されたガスケットと、該ガスケットの後端に取り付けられたもしくは取付可能な押子とを備えるシリンジ本体と、前記外筒と前記封止部材と前記ガスケットとで形成された室内に充填された薬液とを備えるプレフィルドシリンジであって、
    前記ガスケットは、前記外筒の後端より所定距離先端側に位置するとともに、前記プレフィルドシリンジは、前記シリンジ本体の薬剤収納容量より少ない薬液を収納しており、さらに、前記外筒は、前記ガスケット配置位置より、該外筒の先端側となる部分の側面に設けられ、少なくとも目盛り表示を含む第1表示部と、前記ガスケット配置位置より前記外筒の基端側となる部分の側面に設けられ、薬液非充填領域であることを示し、かつ前記第1表示部と識別可能な第2表示部を有することを特徴とするプレフィルドシリンジ。
  2. 前記プレフィルドシリンジは、前記シリンジ本体の薬剤収納容量の20%〜80%の薬液を収納している請求項1に記載のプレフィルドシリンジ。
  3. 前記第2表示部は、目盛表示を持たないもしくは第2表示部の先端部分にのみ目盛表示を持つものである請求項1または2に記載のプレフィルドシリンジ。
  4. 前記第1表示部には、薬液収納量および/または薬液名が表示されている請求項1ないし3のいずれかに記載のプレフィルドシリンジ。
  5. 前記第2表示部には、薬液収納量および/または薬液名が表示されている請求項1ないし3のいずれかに記載のプレフィルドシリンジ。
  6. 前記第2表示部は、ほぼ全体にわたり色彩が施されている請求項1ないし5のいずれかに記載のプレフィルドシリンジ。
  7. 前記第2表示部は、ほぼ全体にわたり模様が施されている請求項1ないし6のいずれかに記載のプレフィルドシリンジ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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