JP2007259005A - 半導体集積回路 - Google Patents
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Abstract
【課題】レベルアップシフタにおいて出力ノードにおける充放電動作の高速化、入力電圧の低電圧化、並びに不定伝播を防止する。
【解決手段】例えば出力端子(LSOUT)にドレインが接続する第1MOSトランジスタ(MR1)がオフ、反対側の第1MOSトランジスタ(ML1)がオンにされると、出力端子側では、差動入力信号の反転信号により第6MOSトランジスタ(MR6)がオン、出力端子が所定レベルに充電されるまで第7MOSトランジスタ(MR7)はオンを維持し且つ第5MOSトランジスタ(MR5)はオフを維持し、この間にオンにされる第3MOSトランジスタ(MR3)は、第2MOSトランジスタ(MR2)による充電動作を補う。出力端子が所定レベルに充電されると第7MOSトランジスタ(MR7)はオフし且つ第5MOSトランジスタ(MR5)がオンされ、第3MOSトランジスタ(MR3)がオフされて補助充電動作を終了する。
【選択図】図1
【解決手段】例えば出力端子(LSOUT)にドレインが接続する第1MOSトランジスタ(MR1)がオフ、反対側の第1MOSトランジスタ(ML1)がオンにされると、出力端子側では、差動入力信号の反転信号により第6MOSトランジスタ(MR6)がオン、出力端子が所定レベルに充電されるまで第7MOSトランジスタ(MR7)はオンを維持し且つ第5MOSトランジスタ(MR5)はオフを維持し、この間にオンにされる第3MOSトランジスタ(MR3)は、第2MOSトランジスタ(MR2)による充電動作を補う。出力端子が所定レベルに充電されると第7MOSトランジスタ(MR7)はオフし且つ第5MOSトランジスタ(MR5)がオンされ、第3MOSトランジスタ(MR3)がオフされて補助充電動作を終了する。
【選択図】図1
Description
本発明は、レベルアップシフタを備えた半導体集積回路に関し、例えばレベルアップシフタを内部回路と外部出力バッファとの間に備える半導体集積回路に適用して有効な技術に関する。
外部インタフェース回路の動作電圧に対して内部回路が低電圧動作される半導体集積回路では、レベルアップシフタが内部回路からの出力信号振幅を大きくして外部インタフェース回路に供給する。レベルアップシフタは、nチャネル型の一対の差動入力MOSトランジスタと、当該MOSトランジスタのドレインにドレインが夫々接続されると共に、相互に他方の差動入力MOSトランジスタのドレインにゲートが夫々接続された一対のpチャネル型の作動負荷MOSトランジスタによって構成される。この基本回路構成において、差動入力MOSトランジスタはそのスイッチ状態に従って差動負荷MOSトランジスタのスイッチ状態を決定するから、差動入力MOSトランジスタは差動負荷MOSトランジスタに比べて大きなトランジスタサイズを有することが必須とされる。これにより上記レベルアップシフタの充電出力動作は放電出力動作に比べれて格段に遅くなってしまう。入力信号の低電圧化に対処するには差動負荷MOSトランジスタのオン抵抗を更に大きくしなければならず、充電動作は一層遅くなる。
特許文献1にはレベルアップシフタにおける上記充電出力動作の高速化を可能にする技術が記載される。同文献の図8には、pチャネル型の差動負荷MOSトランジスタ(6,27)にpチャネル型の補助MOSトランジスタ(5,25)が夫々並列配置され、差動入力MOSトランジスタの状態によって制御される差動負荷トランジスタによる充電動作を補助MOSトランジスタで補う構成が記載され、これによって出力ノードの充電動作を高速化することが可能になる。
しかしながら、上記従来技術は、レベルアップシフタの入力信号系回路の電源遮断によって入力信号レベルが不定になったとき、不定伝播を抑制することについて考慮されていない。不定伝播が抑制されていなければ電源遮断状態において不所望な貫通電流が流れる。同様に、レベルアップシフタに対する動作電源投入時における貫通電流の抑制も考慮されていない。
本発明の目的は、出力ノードにおける充放電動作の高速化、入力電圧の低電圧化、並びに貫通電流の発生を抑制することができるレベルアップシフタを備えた半導体集積回路を提供することにある。
本発明の前記並びにその他の目的と新規な特徴は本明細書の記述及び添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記の通りである。
本発明に係る半導体集積回路は、グランド電圧と第1電源電圧との間の振幅を有する信号を、グランド電圧と第2電源電圧との間の振幅を有する信号にレベルアップするレベルアップシフタを有する。前記レベルアップシフタはシフト回路、補助回路及び不定伝播防止回路を有する。前記シフト回路は、グランド電圧と第1電源電圧との間の振幅を有する差動入力信号を夫々ゲートに入力するnチャネル型の一対の第1MOSトランジスタと、前記第1MOSトランジスタのドレインにドレインが夫々接続されると共に、相互に他方の前記第1MOSトランジスタのドレインにゲートが夫々接続され、前記第2電源電圧にソースが夫々接続されたpチャネル型の一対の第2MOSトランジスタと、から成り、前記第1MOSトランジスタのドレインが前記シフト回路の出力端子とされる。前記補助回路は、前記第1MOSトランジスタのドレインにドレインが夫々接続され、前記第2電源電圧にソースが夫々接続されたpチャネル型の一対の第3MOSトランジスタと、前記第3MOSトランジスタのゲートにドレインが夫々接続されると共に、第2の電源電圧にソースが夫々接続され、グランド電圧にゲートがそれぞれ接続された一対の第4MOSトランジスタと、前記第3MOSトランジスタのゲートにドレインが夫々接続されると共に、第2の電源電圧にソースが夫々接続され、第1MOSトランジスタのドレインの反転遅延信号をゲートに夫々受けるpチャネル型の一対の第5MOSトランジスタと、前記第5MOSトランジスタに直列接続され、前記差動入力信号の反転信号をゲートに夫々差動入力するnチャネル型の一対の第6MOSトランジスタと、前記第6MOSトランジスタと前記グランド電圧との間に直列接続され、前記反転遅延信号をゲートに夫々受けるnチャネル型の一対の第7MOSトランジスタと、から成る。前記不定伝播防止回路は、前記第3MOSトランジスタのドレインに夫々接続され、制御信号の活性化に応答してオン状態にされるpチャネル型の一対の第8MOSトランジスタと、前記一対の第1MOSトランジスタのドレインとグランド電圧との間に配置され、前記制御信号の活性化に応答してオフ状態にされるnチャネル型の第9MOSトランジスタと、前記出力端子に入力が接続され、前記制御信号の活性化に応答して出力論理値を所定論理値に固定する論理ゲートとから成る。
上記第1のMOSトランジスタ(MR1,ML1)は差動入力信号(SIGt,SIGb)によって一方がオン、他方がオフにされる。前記出力端子(LSOUT)から信号がシングルエンド出力される場合を一例とすれば、出力端子にドレインが接続する第1MOSトランジスタ(MR1)がオフ、反対側の第1MOSトランジスタ(ML1)がオンにされることにより、出力端子側では、前記差動入力信号の反転信号により第6MOSトランジスタ(MR6)がオン、出力端子が所定レベルに充電されるまで第7MOSトランジスタ(MR7)はオンを維持し且つ第5MOSトランジスタ(MR5)はオフを維持し、この間にオンにされる第3MOSトランジスタ(MR3)は、第2MOSトランジスタ(MR2)による充電動作を補う。出力端子が所定レベルに充電されると第7MOSトランジスタ(MR7)はオフし且つ第5MOSトランジスタ(MR5)がオンされ、第3MOSトランジスタ(MR3)がオフされて補助充電動作が終了される。出力端子とは反対側では、前記差動入力の反転信号により第6MOSトランジスタ(ML6)がオフ、第7MOSトランジスタ(ML7)はオンを維持し且つ第5MOSトランジスタ(ML5)はオフを維持し、第3MOSトランジスタ(ML3)はプルアップされた第4MOSトランジスタ(ML4)の充電作用によってオフ状態にされ、第2MOSトランジスタ(ML2)のオフと共に第3MOSトランジスタ(ML3)の補助充電動作は抑制される。これにより、出力端子(LSOUT)の充電動作を高速化することができる。
前記不定伝播防止回路において制御信号が活性化されることにより第8MOSトランジスタがオン、第9MOSトランジスタがオフにされることにより、第5MOSトランジスタがオンにされて第3MOSトランジスタがオフとなり、また、第2MOSトランジスタがオフにされ、第2電源電圧からグランド電圧への貫通経路は完全に遮断される。第1電源電圧の遮断に応じてレベルアップシフタの入力信号が不定になったとき、制御信号が活性化されることにより、第2電源電圧からグランド電圧へ貫通電流を低減できる。更にこのとき、前記出力端子に入力が接続された論理ゲートの出力は所定論理値に固定されるから、出力端子から後段への不定伝播も抑制することができる。
前記第1MOSトランジスタと第2MOSトランジスタの間に、前記差動入力信号をゲートに夫々差動入力するpチャンネル型の一対の第10MOSトランジスタを配置することにより、オフ状態の第10MOSトランジスタはオン状態の第1MOSトランジスタとこれに直列される第2MOSトランジスタを分離するように作用し、オン状態の第1MOSトランジスタのドレイン電圧によって第2MOSトランジスタがオフにされるまでの過渡応答段階において当該第1MOSトランジスタのドレイン電圧を安定化させることができる。
レベルアップシフタの入力信号を低電圧化するには、前記第2MOSトランジスタは前記第1MOSトランジスタよりも小さな相互コンダクタンス(オン抵抗の逆数、電流駆動能力)を持つことが望ましい。また、第3MOSトランジスタによる補助充電動作を考慮すると、前記第3MOSトランジスタのサイズは前記第2MOSトランジスタのサイズよりも大きいこと、例えば10倍大きいこと、が望ましい。第10MOSトランジスタを採用している場合も同様であり、前記第2MOSトランジスタ及び前記第10MOSトランジスタは前記第1MOSトランジスタよりも小さな相互コンダクタンスを持ち、また、前記第3MOSトランジスタのサイズは前記第2MOSトランジスタ及び前記第10MOSトランジスタのサイズよりも大きいことが望ましい。
第5MOSトランジスタがオフ、第6及び第7MOSトランジスタがオンのとき、第3MOSトランジスタを安定にオン動作させるには、前記第4MOSトランジスタは前記第6MOSトランジスタ及び第7MOSトランジスタよりも小さな相互コンダクタンスを持つことが望ましい。
本発明の一つの具体的な形態として、前記差動入力信号の伝達経路に第1インバータ(IV1〜IV3)を有するとき、前記第1インバータは前記グランド電圧と前記第1電源電圧とを動作電源とする。
また、第1MOSトランジスタのドレインに入力端子が結合され、前記反転遅延信号を形成する第2インバータ(IVR1〜IVR3,IVL1〜IVL3)を有するとき、前記第2インバータは前記グランド電圧と前記第2電源電圧とを動作電源とする。
本発明の別の具体的な形態として、半導体集積回路は、前記グランド電圧と前記第1電源電圧とを動作電源とし、グランド電圧と第1電源電圧との間の振幅を有する信号を出力する第1論理回路(LOG1)と、前記第1論理回路への前記第1電源電圧の供給を選択的に遮断する制御を行うと共に、前記第1電源電圧の遮断状態において前記制御信号を活性化する第2論理回路(LOG3)とを更に有する。例えば第2論理回路はスタンバイ状態への遷移指令に応答して第1論理回路への電源遮断を行ない、制御信号を活性化して第1論理回路の出力に基づく不定伝播を抑制する。
本発明の別の具体的な形態として、前記レベルアップシフタ(3)は、半導体集積回路の外部インタフェース回路領域(2)に形成され、前記グランド電圧と第1電源電圧との間の振幅を有し前記第1論理回路から出力される信号を入力し、半導体集積回路の外部にインタフェースされる外部出力バッファにグランド電圧と第1電源電圧との間の振幅を有する信号を出力する。
本発明の別の具体的な形態として、半導体集積回路は、前記グランド電圧と前記第1電源電圧とを動作電源とし、前記グランド電圧と第1電源電圧との間の振幅を有する信号を出力する第3論理回路(LOG2)と、前記グランド電圧と前記第2電源電圧とを動作電源とする第4論理回路(LOG1)とを更に有し、前記レベルアップシフタ(4)は、前記第3論理回路から出力される信号を入力し、第4論理回路に前記グランド電圧と第2電源電圧との間の振幅を有する信号を出力する。
前記レベルアップシフタは、前記グランド電圧と第1電源電圧との間の振幅を有し前記第1論理回路から出力される信号を入力し、第3論理回路に前記グランド電圧と第2電源電圧との間の振幅を有する信号を出力する。
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記の通りである。
すなわち、半導体集積回路において、出力ノードにおける充放電動作の高速化、入力電圧の低電圧化、並びに不定伝播や電源投入に起因する貫通電流の発生を抑制することができるレベルアップシフタを実現することができる。
図1には本発明に係る半導体集積回路が備えるレベルアップシフタが例示される。レベルアップシフタ1は、グランド電圧VSSと第1電源電圧VDDとの間の振幅を有する第1信号INを、グランド電圧VSSと第2電源電圧VCCとの間の振幅を有する第2信号OUTにレベルアップする。前記レベルアップシフタはシフト回路、補助回路及び不定伝播防止回路を有する。
前記シフト回路は、グランド電圧VSSと第1電源電圧VDDとの間の振幅を有する差動入力信号DSIGt、DSIGbを夫々ゲートに入力するnチャネル型の一対の第1MOSトランジスタMR1,ML1を有する。前記第1MOSトランジスタMR1,ML1のドレインには前記差動入力信号をゲートに夫々入力するpチャンネル型の一対の第10MOSトランジスタMR10,ML10が接続される。さらに、前記第10MOSトランジスタMR10,ML10のドレインにドレインが夫々接続されると共に、相互に他方の前記第1MOSトランジスタML1,MR1のドレインにゲートが夫々接続され、前記第2電源電圧VCCにソースが夫々接続されたpチャネル型の一対の第2MOSトランジスタMR2,ML2を有する。前記第1MOSトランジスタMR1のドレインが前記シフト回路の出力端子LSOUTとされる。インバータIV1,IV2は第1信号INから差動入力信号DSIGt,DSIGbを生成し、第1電源電圧VDDを動作電源とする。シフト回路の回路構成上、差動入力用の第1MOSトランジスタMR1、ML1はその相補的なスイッチ状態に従って第2MOSトランジスタMR2,ML2のスイッチ状態を決定するから、第1MOSトランジスタMR1,ML1は第2MOSトランジスタMR2,ML2に比べて大きなトランジスタサイズを有することが必須とされる。この点において、上記シフト回路だけでは、出力端子LSOUTの充電出力動作は放電出力動作に比べて格段に遅くなってしまう。レベルアップシフタの性質上、入力信号INの低電圧化に対処するには第2MOSトランジスタMR2,ML2のオン抵抗を更に大きくすることが必要になり、これは充電動作を一層遅くすることになる。この充電動作の遅れを解消するのが補助回路の役目である。
前記補助回路は第2MOSトランジスタMR2,ML2の夫々に対応して左右に実質的に等しい回路によって構成される。右側の回路はMOSトランジスタMR3〜MR7及び直列3段のインバータIVR1〜IVR3によって構成され、左側の回路はMOSトランジスタML3〜ML7及び直列3段のインバータIVL1〜IVL3によって構成される。pチャネル型の一対の第3MOSトランジスタMR3,ML3は、前記第1MOSトランジスタMR1,ML1のドレインにドレインが夫々接続され、前記第2電源電圧VCCにソースが夫々接続される。一対の第4MOSトランジスタMR4,ML4は、前記第3MOSトランジスタMR3,ML3のゲートにドレインが夫々接続されると共に、第2の電源電圧VCCにソースが夫々接続され、グランド電圧VSSにゲートがそれぞれ接続される。pチャネル型の一対の第5MOSトランジスタMR5,ML5は、前記第3MOSトランジスタMR3,ML3のゲートにドレインが夫々接続されると共に、第2の電源電圧VCCにソースが夫々接続され、前記インバータIVR3、IVL3の出力をゲートに受ける。インバータIVR1、IVL1の入力は第1MOSトランジスタMR1,ML1のドレインに結合され、直列3段の終段インバータIVR3,IVL3は第1MOSトランジスタMR1,ML1のドレインの反転遅信号を出力する。nチャネル型の一対の第6MOSトランジスタMR6,ML6は前記第5MOSトランジスタMR5,ML5に直列接続され、前記差動入力信号の反転信号DSIGb、DSIGtをゲートに夫々入力する。nチャネル型の一対の第7MOSトランジスタMR7,ML7は前記第6MOSトランジスタMR6,ML6と前記グランド電圧VSSとの間に直列接続され、前記インバータIVR3,IVL3からの反転遅延信号をゲートに夫々受ける。インバータIVR1〜IVR3、IVL1〜IVK3は第2電源電圧VCCを動作電源とする。インバータIV3は差動入力信号の一方の非反転入力信号DSIGtを反転して反転入力信号DSIGbを形成し、第1電源電圧VDDを動作電源とする。
前記不定伝播防止回路は、前記第3MOSトランジスタMR3,ML3のドレインに夫々接続され、制御信号CNTの活性化(L:ローレベル)に応答してオン状態にされるpチャネル型の一対の第8MOSトランジスタMR8,ML8と、前記一対の第1MOSトランジスタMR1,ML1のドレインとグランド電圧VSSとの間に配置され、前記制御信号CNTの活性化に応答してオフ状態にされるnチャネル型の第9MOSトランジスタM9と、前記出力端子LSOUTに入力が接続され、前記制御信号CNTの活性化に応答して出力論理値を所定論理値に固定する論理ゲートNOR,IV6と有する。インバータIV4、IV5は制御信号CNTの論理値を変更し、インバータIV6は第2信号の論理値を第1信号の論理値に整合させる。
上記第1MOSトランジスタMR1,ML1は差動入力信号DSIGt、DSIGbによって一方がオン、他方がオフにされる。例えば、第1信号IN=H、DSIGt=L、DSIGb=Hのとき、第1MOSトランジスタMR1がオフ、反対側の第1MOSトランジスタML1がオンにされると、出力端子LSOUT側の補助回路では、第6MOSトランジスタMR6がオンにされる。この直前の状態では出力端子LSOUT=Lであるから、出力端子LSOUTが所定レベルに充電されてHになるまで第7MOSトランジスタMR7はオンを維持し且つ第5MOSトランジスタMR5はオフを維持し、この間にオンにされる第3MOSトランジスタMR3による充電動作は、第2MOSトランジスタMR2による出力端子LSOUTの充電動作を補い、出力端子LSOUTの立ち上がりが高速化される。出力端子LSOUTが所定レベルに充電されてLSOUT=Hになると、第7MOSトランジスタMR7はオフし且つ第5MOSトランジスタMR5がオンされ、第3MOSトランジスタMR3がオフされて補助充電動作が終了される。出力端子とは反対側の補助回路では、信号DSIGtにより第6MOSトランジスタML6がオフ、第7MOSトランジスタML7はオンを維持し且つ第5MOSトランジスタML5はオフを維持し、第3MOSトランジスタML3はプルアップされた第4MOSトランジスタML4の充電作用によってオフ状態にされ、第2MOSトランジスタML2のオフと共に第3MOSトランジスタML3の補助充電動作は共に抑制される。これにより、出力端子LSOUTの充電動作を高速化することができる。
前記第1MOSトランジスタMR1(ML1)と第2MOSトランジスタMR2(ML2)の間に、前記差動入力信号をゲートに夫々差動入力するpチャンネル型の一対の第10MOSトランジスタMR10(ML10)を配置することにより、オフ状態の第10MOSトランジスタMR10,ML10はオン状態の第1MOSトランジスタMR1,ML1とこれに直列される第2MOSトランジスタMR2,ML2を分離するように作用し、オン状態の第1MOSトランジスタMR1(ML1)のドレイン電圧によって第2MOSトランジスタMR2(ML2)がオフにされるまでの過渡応答段階において当該第1MOSトランジスタのドレイン電圧を安定化させることができる。第10MOSトランジスタMR10(ML10)がなければ、オン状態にされた第1MOSトランジスタMR1(ML1)のドレインに第2MOSトランジスタMR2(ML2)からリークする電流が供給されて当該ドレイン電圧が下がるのに要する時間が長くなる。これは出力端子LSOUTの放電動作を遅らせる方向に作用するので、問題なければ無視してもよい。
レベルアップシフタの入力信号INを低電圧化するには、前記第2MOSトランジスタMR2(ML2)及び前記第10MOSトランジスタMR10(ML10)の相互コンダクタンスは前記第1MOSトランジスタMR1(ML1)のの相互コンダクタンスよりも小さくされればよい。第10MOSトランジスタMR10,ML10を採用していない場合には、前記第2MOSトランジスタMR2(ML2)の相互コンダクタンスを前記第1MOSトランジスタMR1(ML1)の相互コンダクタンスよりも小さくすればよい。
また、第3MOSトランジスタMR3(ML3)による補助充電動作を考慮すると、前記第3MOSトランジスタMR3(ML3)のサイズは前記第2MOSトランジスタMR2(ML2)及び第10MOSトランジスタMR10(ML10)のサイズよりも大きいこと、例えば10倍程度大きいこと、が望ましい。
前記第4MOSトランジスタMR4(ML4)は前記第6MOSトランジスタMR6(ML6)及び第7MOSトランジスタMR7(ML7)よりも小さな相互コンダクタンスを有することが望ましい。第5MOSトランジスタMR5(ML5)がオフ、第6MOSトランジスタMR6(ML6)及び第7MOSトランジスタMR7(ML7)がオンのとき、第3MOSトランジスタMR3(ML3)を安定にオン動作させることができる。また、第2MOSトランジスタ及び第10MOSトランジスタのコンダクタンスを小さくすることで、動作時の貫通電流を小さくすることができ、低消費電力化することができる。
前記不定伝播防止回路において制御信号CNTが活性化(=L)されることにより第8MOSトランジスタMR8,ML8がオン、第9MOSトランジスタM9がオフにされることにより、インバータIVR3,IVL3の入力がHになって第5MOSトランジスタMR5,ML5がオンにされ、第3MOSトランジスタMR3,ML3がオフとなり、また、第2MOSトランジスタML2,MR2がオフにされ、第2電源電圧VCCからグランド電圧VSSへの貫通経路は遮断される。図2には第1電源電圧VDDの遮断に応じて入力信号INとインバータIV1〜IV3の出力が不定になったとき、制御信号CNTが活性化(=L)されたときレベルアップシフタの内部信号経路の状態が例示される。一点差線の信号経路の信号レベルは不定、実線の信号経路はグランドレベル(VSS)、破線の信号経路は第2電源電圧レベル(VCC)を意味する。同図からも明らかなように、第1電源電圧VDDの遮断状態において、第2電源電圧VCCからグランド電圧VSSへの貫通電流が抑制される。このとき、前記出力端子LSOUTに入力が接続されたノアゲートNORとインバータIV6から成る論理ゲートの出力は所定論理値Hに固定されるから、レベルアップシフタから後段への不定伝播も抑制することができる。また、第1電源電圧VDD及び第2電源電圧VCCが投入されるとき、MOSトランジスタMR4(ML4)はオン状態を初期状態とするように動作する。第1信号INと制御信号CNTとが電源電圧投入直後の不定状態において、MOSトランジスタMR4がオン状態となった場合、第6MOSトランジスタMR6(ML6)と第7MOSトランジスタMR7(ML7)を介して第2電源電圧VCCからグランド電圧VSSへの電流経路で貫通電流が流れることになる。しかしながら第3MOSトランジスタMR3(ML3)と比べて第6MOSトランジスタMR6(ML6),第7MOSトランジスタMR7(ML7)のコンダクタンスは小さいため、第2電源電圧VCCからMOSトランジスタMR4−MR6−MR7(ML4−ML6−ML7)を介してグランド電圧VSSへの経路を流れる貫通電流量は相対的に小さく、ノードUPCTRLの電位が上がり第3MOSトランジスタMR3,ML3をオフ状態にするように作用する。このことにより、電源VCC,VDDの投入時にコンダクタンスの大きな第3MOSトランジスタMR3(ML3)を介してVCCからVSSに貫通電流が流れようとするのを抑制することができる。その後、第1信号INと制御信号CNTとの少なくとも一方の状態が確定することで、第2電源電圧VCCからMOSトランジスタMR4−MR6−MR7(ML4−ML6−ML7)を介してグランド電圧VSSへの経路を流れる貫通電流も抑制することが出来る。
図3にはレベルアップシフタの動作波形が例示される。レベルアップシフタに入力される第1信号INの立ち上がり(時刻ti)に応答してノードUPCTRLが論理値Lにされることによって第3MOSトランジスタMR3が第2MOSトランジスタMR2による充電動作を補い、これによって第2信号OUTの立ち上がり変化が高速化される。第1電源電圧VDDが遮断されても、そのとき前記制御信号CNTが論理値Lにされることにより(時刻tj)、出力端子LSOUTは論理値Hに、第2信号OUTは論理値Hに強制され、レベルアップシフタの内部はもとより出力側への不定伝播が抑制される。
図4には前記レベルアップシフタを備えた半導体集積回路が例示される。同図に示される半導体集積回路1は内部回路として、ディジタル処理を行う論理回路LOG1〜LOG3と、アナログ処理を行うアナログ回路ALGとを備える。周辺には外部インタフェース回路領域2が形成され、その外側にボンディングパッドなどの外部端子が配置される。
代表的に示された外部端子は、電源端子VCC_q1、VCC_q2,VDD_1,VDD_2,VCC_i1,VCC_a、グランド端子VSS_q1、VSS_q2,VSS_1,VSS_2,VSS_i1,VSS_a、及び一部の入出力端子IO_h,IO_i,IO_j,IO_kである。特に制限されないが、VCC_q1,VSSq_1は5V、0Vのような外部インタフェース用電源が供給され、対応する電源配線PL1に接続される。同じくVCC_q2,VSSq_2も5V、0Vのような外部インタフェース用電源が供給され、対応する電源配線PL2に接続される。VDD_1,VSS_1は3.3V、0Vのような内部電源が供給され、対応する電源配線PL3,PL4に接続される。VDD_2,VSS_2は例えば2.5V、0Vのような内部電源が供給され、対応する電源配線PL5に接続される。VCC_i1,VSS_i1は5V、0Vのような内部電源が供給され、対応する電源配線PL6に接続される。VCC_a,VSS_aは5V、0Vのようなアナログ電源が供給され、対応する電源配線PL7に接続される。
前記論理回路LOG1,LOG2の動作電源は外部インタフェース用電源よりも低いので、代表的に示された入出力端子IO_h,IO_i,IO_jに接続される外部インタフェース回路領域2には、内部信号の信号レベルを外部インタフェース信号レベルにレベルアップするレベルアップシフタ(LUSFT)3が配置される。また、内部論理回路LOG1と内部論理回路LOG2との間には内部論理回路LOG2から出力された内部信号の信号レベルを内部論理回路LOG1の信号レベルにレベルアップするレベルアップシフタ(LUSFT)4が配置される。内部論理回路LOG1と内部論理回路LOG3との間には内部論理回路LOG1から出力された内部信号の信号レベルを内部論理回路LOG3の信号レベルにレベルアップするレベルアップシフタ(LUSFT)5が配置される。内部論理回路LOG3と内部論理回路LOG2との間には内部論理回路LOG2から出力された内部信号の信号レベルを内部論理回路LOG3の信号レベルにレベルアップするレベルアップシフタ(LUSFT)6が配置される。前記レベルアップシフタ3〜6は図1の回路構成を備える。
例えば前記ロジック回路LOG1にはCPU(中央処理装置)、CPUの動作プログラムを保有するROM、CPUのワーク領域などに利用されるRAMなどが形成される。前記ロジック回路LOG3は割り込みコントローラやシステムコントローラなどを構成する。システムコントローラは半導体集積回路に低消消費電力モードが指示されると、ロジック回路LOG1へのクロック信号の供給と動作電源の供給とを遮断する。動作電源を遮断するとき、システムコントローラは図1で説明した制御信号CNTをローレベルに変化させ、レベルアップシフタ3〜5に対して前記貫通電流の発生と不定伝播を抑制する。
図5には外部インタフェース回路領域2の構成が例示される。外部インタフェース回路領域2は、例えば、出力バッファ領域10、プリバッファ領域11、入力バッファ及び入出力制御ロジック領域12、レベルアップシフタ形成領域13、及びレベルダウンシフタ形成領域14を有する。レベルアップシフタ形成領域13に前記レベルアップシフタ3が構成される。
レベルアップシフタ形成領域13は図6に例示されるように、例えば上から、ゲート絶縁膜が相対的に薄い耐圧3.3Vのnチャネル型MOSトランジスタ(薄膜nMOS)が形成される領域20、ゲート絶縁膜が相対的に薄い耐圧3.3Vのpチャネル型MOSトランジスタ(薄膜pMOS)が形成される領域21、ゲート絶縁膜が相対的に厚い耐圧5Vのnチャネル型MOSトランジスタ(厚膜nMOS)が形成される領域22、ゲート絶縁膜が相対的に厚い耐圧5Vのpチャネル型MOSトランジスタ(厚膜pMOS)が形成される領域23、及び厚膜nMOSが形成される領域24を有する。図1においてインバータIV1〜IV3を構成するMOSトランジスタは薄膜nMOS及び薄膜pMOSから成り、図1においけるその他の回路素子は厚膜nMOS及び厚膜pMOSから成る。
前記nチャネル型MOSトランジスタMR1(ML1)は図7に例示されるように前記厚膜nMOS領域24に形成される。前記pチャネル型MOSトランジスタMR10(ML10)、MR2(ML2)、MR3(ML3)は図8に例示されるように前記厚膜pMOS領域23に形成される。図7及び図8に例示されるように、nチャネル型MOSトランジスタMR1(ML1)のサイズはpチャネル型MOSトランジスタMR10(ML10)及びMR2(ML2)のサイズに比べて格段に大きくされている。このトランジスタサイズの差に起因するpチャネル型MOSトランジスタMR10(ML10)及びMR2(ML2)による電流駆動能力(相互コンダクタンス)を補うために前記pチャネル型MOSトランジスタMR3(ML3)は、例えば図8に例示されるように、pチャネル型MOSトランジスタMR10(ML10)及びMR2(ML2)に比べて約10倍の電流駆動能力を持つように大きなトランジスタサイズが設定されている。
以上本発明者によってなされた発明を実施形態に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは言うまでもない。
例えば、前記第10MOSトランジスタMR10,ML10は省略可能である。また、レベルアップシフタを構成するトランジスタのサイズ比は上記に限定されず適宜変更可能である。更に、インバータIVR1〜IVR3(IVL1〜IVL3)による遅延時間はレベルアップシフタの回路特性に応じて決定すればよく、その直列段数も3段に限定されない。インバータは別の遅延素子に変更してもよい。本発明に係る半導体集積回路はアナログ・ディジタル混載集積回路に限定されず、ディジタル集積回路やアナログ集積回路であってもよい。また、半導体集積回路はシングルチップマイクロコンピュータに代表されるデータ処理用LSIに限定されず、メモリLSI、ドライバLSI等、種々の半導体集積回路に広く適用することができる。
MR1,ML1 第1MOSトランジスタ
MR2,ML2 第2MOSトランジスタ
MR3,ML3 第3MOSトランジスタ
MR4,ML4 第4MOSトランジスタ
MR5,ML5 第5MOSトランジスタ
MR6,ML6 第6MOSトランジスタ
MR7,ML7 第7MOSトランジスタ
MR8,ML8 第8MOSトランジスタ
MR9,ML9 第9MOSトランジスタ
MR10,ML10 第10MOSトランジスタ
IVR1〜IVR3、IVL1〜IVL3 インバータ
NOR ノアゲート
IV6 インバータ
CNT 制御信号
DSIGt、DSIGb 差動入力信号
IN 入力信号(第1信号)
OUT 出力信号(第2信号)
LSOUT 出力端子
VDD 第1電源電圧
VCC 第2電源電圧
VSS グランド電圧
1 半導体集積回路
2 外部インタフェース回路領域
3〜6 レベルアップシフタ
LOG1〜LOG3 論理回路
13 レベルアップシフタ形成領域
23 厚膜pMOS形成領域
24 厚膜nMOS形成領域
MR2,ML2 第2MOSトランジスタ
MR3,ML3 第3MOSトランジスタ
MR4,ML4 第4MOSトランジスタ
MR5,ML5 第5MOSトランジスタ
MR6,ML6 第6MOSトランジスタ
MR7,ML7 第7MOSトランジスタ
MR8,ML8 第8MOSトランジスタ
MR9,ML9 第9MOSトランジスタ
MR10,ML10 第10MOSトランジスタ
IVR1〜IVR3、IVL1〜IVL3 インバータ
NOR ノアゲート
IV6 インバータ
CNT 制御信号
DSIGt、DSIGb 差動入力信号
IN 入力信号(第1信号)
OUT 出力信号(第2信号)
LSOUT 出力端子
VDD 第1電源電圧
VCC 第2電源電圧
VSS グランド電圧
1 半導体集積回路
2 外部インタフェース回路領域
3〜6 レベルアップシフタ
LOG1〜LOG3 論理回路
13 レベルアップシフタ形成領域
23 厚膜pMOS形成領域
24 厚膜nMOS形成領域
Claims (12)
- グランド電圧と第1電源電圧との間の振幅を有する信号を、グランド電圧と第2電源電圧との間の振幅を有する信号にレベルアップするレベルアップシフタを有する半導体集積回路であって、
前記レベルアップシフタはシフト回路、補助回路及び不定伝播防止回路を有し、
前記シフト回路は、グランド電圧と第1電源電圧との間の振幅を有する差動入力信号を夫々ゲートに入力するnチャネル型の一対の第1MOSトランジスタと、
前記第1MOSトランジスタのドレインにドレインが夫々接続されると共に、相互に他方の前記第1MOSトランジスタのドレインにゲートが夫々接続され、前記第2電源電圧にソースが夫々接続されたpチャネル型の一対の第2MOSトランジスタと、から成り、前記第1MOSトランジスタのドレインが前記シフト回路の出力端子とされ、
前記補助回路は、前記第1MOSトランジスタのドレインにドレインが夫々接続され、前記第2電源電圧にソースが夫々接続されたpチャネル型の一対の第3MOSトランジスタと、
前記第3MOSトランジスタのゲートにドレインが夫々接続されると共に、第2の電源電圧にソースが夫々接続され、グランド電圧にゲートがそれぞれ接続された一対の第4MOSトランジスタと、
前記第3MOSトランジスタのゲートにドレインが夫々接続されると共に、第2の電源電圧にソースが夫々接続され、第1MOSトランジスタのドレインの反転遅延信号をゲートに夫々受けるpチャネル型の一対の第5MOSトランジスタと、
前記第5MOSトランジスタに直列接続され、前記差動入力信号の反転信号をゲートに夫々差動入力するnチャネル型の一対の第6MOSトランジスタと、
前記第6MOSトランジスタと前記グランド電圧との間に直列接続され、前記反転遅延信号をゲートに夫々受けるnチャネル型の一対の第7MOSトランジスタと、から成り、
前記不定伝播防止回路は、前記第3MOSトランジスタのドレインに夫々接続され、制御信号の活性化に応答してオン状態にされるpチャネル型の一対の第8MOSトランジスタと、
前記一対の第1MOSトランジスタのドレインとグランド電圧との間に配置され、前記制御信号の活性化に応答してオフ状態にされるnチャネル型の第9MOSトランジスタと、
前記出力端子に入力が接続され、前記制御信号の活性化に応答して出力論理値を所定論理値に固定する論理ゲートとから成る、半導体集積回路。 - 前記第1MOSトランジスタと第2MOSトランジスタの間に夫々挿入され、前記差動入力信号をゲートに夫々入力するpチャンネル型の一対の第10MOSトランジスタを更に有する請求項1記載の半導体集積回路。
- 前記第2MOSトランジスタは前記第1MOSトランジスタよりも小さな相互コンダクタンスを有する請求項1記載の半導体集積回路。
- 前記第3MOSトランジスタのサイズは前記第2MOSトランジスタのサイズよりも大きくされている請求項3記載の半導体集積回路。
- 前記第2MOSトランジスタ及び前記第10MOSトランジスタは前記第1MOSトランジスタよりも小さな相互コンダクタンスを有する請求項2記載の半導体集積回路。
- 前記第3MOSトランジスタのサイズは前記第2MOSトランジスタ及び前記第10MOSトランジスタのサイズよりも大きくされている請求項5記載の半導体集積回路。
- 前記第4MOSトランジスタの相互コンダク端子は前記第6MOSトランジスタ及び第7MOSトランジスタの相互コンダクタンスよりも小さくされている請求項1又は2記載の半導体集積回路。
- 前記差動入力信号の伝達経路に第1インバータを有し、前記第1インバータは前記グランド電圧と前記第1電源電圧とを動作電源とする請求項1乃至7の何れか1項記載の半導体集積回路。
- 第1MOSトランジスタのドレインに入力端子が結合され、前記反転遅延信号を形成する第2インバータを有し、前記第2インバータは前記グランド電圧と前記第2電源電圧とを動作電源とする請求項1乃至8の何れか1項記載の半導体集積回路。
- 前記グランド電圧と前記第1電源電圧とを動作電源とし、前記グランド電圧と第1電源電圧との間の振幅を有する信号を出力する第1論理回路と、前記第1論理回路への前記第1電源電圧の供給を選択的に遮断する制御を行うと共に、前記第1電源電圧の遮断状態において前記制御信号を活性化する第2論理回路とを更に有する請求項1乃至9の何れか1項記載の半導体集積回路。
- 前記レベルアップシフタは、半導体集積回路の外部インタフェース回路領域に形成され、前記グランド電圧と第1電源電圧との間の振幅を有し前記第1論理回路から出力される信号を入力し、半導体集積回路の外部にインタフェースされる外部出力バッファにグランド電圧と第2電源電圧との間の振幅を有する信号を出力する請求項1乃至10の何れか1項記載の半導体集積回路。
- 前記グランド電圧と前記第1電源電圧とを動作電源とし、前記グランド電圧と第1電源電圧との間の振幅を有する信号を出力する第3論理回路と、
前記グランド電圧と前記第2電源電圧とを動作電源とする第4論理回路とを更に有し、
前記レベルアップシフタは、前記第3論理回路から出力される信号を入力し、第4論理回路に前記グランド電圧と第2電源電圧との間の振幅を有する信号を出力する請求項1乃至9の何れか1項記載の半導体集積回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006079977A JP2007259005A (ja) | 2006-03-23 | 2006-03-23 | 半導体集積回路 |
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JP2006079977A JP2007259005A (ja) | 2006-03-23 | 2006-03-23 | 半導体集積回路 |
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JP2007259005A true JP2007259005A (ja) | 2007-10-04 |
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ID=38632803
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JP2006079977A Withdrawn JP2007259005A (ja) | 2006-03-23 | 2006-03-23 | 半導体集積回路 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011511567A (ja) * | 2008-01-31 | 2011-04-07 | クゥアルコム・インコーポレイテッド | レベルシフティング回路および方法 |
-
2006
- 2006-03-23 JP JP2006079977A patent/JP2007259005A/ja not_active Withdrawn
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JP2011511567A (ja) * | 2008-01-31 | 2011-04-07 | クゥアルコム・インコーポレイテッド | レベルシフティング回路および方法 |
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