JP2007258915A - アレーアンテナシステムおよびビーム制御方法 - Google Patents

アレーアンテナシステムおよびビーム制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】複数のサブアレーアンテナによって構成されたアレーアンテナシステムにおいて、隣接するサブアレーアンテナからのパイロットチャネルの影響も考慮し、在圏サブアレーアンテナから送信するデータチャネルのビームパターンを形成するための重み係数を適切に補正する。
【解決手段】移動局からの上り信号を複数のサブアレーアンテナで受信して、その受信電力の比を基として各サブアレーアンテナから送信される下りのパイロットチャネルの当該移動局における合計受信電力のレベルを算出する。この算出結果に基づき、所望局の方向において、在圏サブアレーアンテナから送信するデータチャネル用のビームパターンのレベルを当該合計受信電力のレベルに揃える。
【選択図】図2

Description

本発明は、複数のサブアレーアンテナにより構成されたアレーアンテナシステムおよび同システムにおけるビーム制御方法に関する。
一般に移動通信システムにおいては、マルチパスフェージングにより瞬時瞬時で著しく信号の振幅と位相が変動することから、基地局から移動局に向けて在圏検出用に既知の信号を放送形式で送信するパイロットチャネルを利用して、移動局が復調用の基準信号を生成しデータチャネルの受信同期処理を行っている。この受信同期処理では、移動局において、パイロットチャネルの既知信号と、実際に基地局から送信され無線伝搬路上でフェージングによる変動を受けて受信された当該既知信号との差分を算出し、その差分に基づいてデータチャネルの受信信号に対する補正を行って、この補正後の受信信号を復調することで受信データの復調精度の向上が図られている。
また、通信エリア内の移動局毎に基地局から放射するビームパターンを適応的に変化させ、送信すべきユーザにはビームを、他のユーザにはヌル(零点)をそれぞれ向けることによって、空間的に多重接続を行うことを可能とする空間分割多元接続(SDMA;Space Division Multiple Access)技術が注目されている。このSDMA方式における適応的なビーム制御には、複数のアンテナ素子が放射する電波に振幅と位相の重み付けを与えることでビームパターンを制御する、アレーアンテナが用いられる。
移動通信システムにおいて、上記のビーム制御技術により送信ビームパターンを適応的に制御する場合、一般的にデータチャネルには適用するがパイロットチャネルには適用しない。その理由は、データチャネルが各移動局に個別のチャネルであり各移動局に個別の送信ビームパターンを形成することによりデータチャネルのSDMAを行っているのに対し、パイロットチャネルが全移動局に共通のチャネルであり各移動局に個別の送信ビームパターンを形成する必要がないからである。このパイロットチャネルには一様な指向性を有する送信ビームパターン、例えばオムニパターンやセクタパターンが適用される。このため、パイロットチャネルとデータチャネルでは、送信ビームパターンを形成するための各アンテナ素子に対するアンテナ出力の重み係数が異なる。その結果、パイロットチャネルとデータチャネルではそれぞれの送信ビームパターンの特性が異なり、上述した移動局の受信同期処理に問題が生じる。すなわち、パイロットチャネルとデータチャネルとでは受信信号の変動量が異なるので、パイロットチャネルの受信信号の変動量に基づいてデータチャネルの受信信号を補正しても、正しい補正を行うことができない。これにより、受信信号の復調が正しく行われず受信データに誤りが発生する等の不具合が生じる。
この問題を解決するために、アレーアンテナの移動局方向についての放射特性データを予め用意しておいて、その放射特性データとパイロットチャネル送信用の重み係数とからパイロットチャネルの送信ビームパターンにおける当該方向の信号レベルを算出し、またその放射特性データとデータチャネル送信用の重み係数とからデータチャネルの送信ビームパターンにおける当該方向の信号レベルを算出して、算出した2つの信号レベルの差分量に従ってデータチャネル送信用の重み係数を補正してデータチャネルを送信する無線技術が提案されている(例えば、非特許文献1参照)。この技術によれば、移動局においてパイロットチャネルの受信信号の変動量に基づくデータチャネル受信信号の正しい補正が可能である。
ところで、アレーアンテナの形態として、一つの筐体に設けた複数のアンテナ素子を統合的に制御することでアンテナ周囲360度のエリアをカバーするタイプのもの(例えば円形アレーアンテナ)と、一つの筐体にしてしまうと360度を見通すことができない設置環境の下、アレーアンテナをいくつかのサブアレーアンテナとして分散して配置させることで360度のエリアをカバーするタイプのものがある。この後者のタイプの場合、隣り合うサブアレーアンテナを協働させてビーム制御を行おうとすると、各アブアレーアンテナの離隔等の設置状況にアンテナ全体の制御条件が左右されることになる。そのため、設置状況によらないビーム制御を実現するためには、各サブアレーアンテナは個別に独立したビーム制御を行う必要がある。
SDMAパケットセルラーシステムにおける送信アレー重み正規化法、「電子情報通信学会ソサイエティ大会予稿集」、2005年9月、B−1−188
非特許文献1に提案されている上述したデータチャネル送信用の重み係数補正方法は、上記の2つのタイプのアレーアンテナのうち、前者には適用できるが後者には適用できないという問題がある。これは、前者のタイプでは、パイロットチャネルが全アンテナ素子を用いた等合成オムニパターンであるため、データチャネルの所定方向における送信信号レベルを当該パターンの信号レベルに正規化できるのに対し、後者のタイプでは、隣接するサブアレーアンテナからも同一のパイロットチャネルが送信されて移動局において重畳されるため、基地局ではデータチャネルのビームパターンとして設定すべき移動局方向の信号レベル(移動局におけるパイロットチャネルのレベルに揃える必要がある)を把握することができないという事情に起因する問題である。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、その目的は、複数のサブアレーアンテナによって構成されたアレーアンテナシステムにおいて、隣接するサブアレーアンテナからのパイロットチャネルの影響も考慮し、在圏サブアレーアンテナから送信するデータチャネルのビームパターンを形成するための重み係数を適切に補正することを可能とすることにある。
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、請求項1に記載の発明は、複数のサブアレーアンテナを備え、エリア内の移動局に第1チャネルを送信するとともに、所望の移動局に対しては一つのサブアレーアンテナにより適応的にビームを制御して第2チャネルを送信するアレーアンテナシステムにおいて、前記所望の移動局からの上り信号を該移動局が在圏するサブアレーアンテナおよび他のサブアレーアンテナで受信して、その受信電力比を基にこれらサブアレーアンテナから送信される第1チャネルの該移動局におけるレベルの和を算出し、前記在圏サブアレーアンテナから該移動局の方向のレベルを前記算出された和のレベルに揃えた第2チャネルを送信することを特徴とするアレーアンテナシステムである。
また、請求項2に記載の発明は、複数のサブアレーアンテナを備え、エリア内の移動局にデータ復調のための基準信号としてパイロットチャネルを送信するとともに、所望の移動局に対しては一つのサブアレーアンテナにより適応的にビームを制御してデータチャネルを送信するアレーアンテナシステムにおいて、前記所望の移動局からの上り信号を該移動局が在圏するサブアレーアンテナおよびそれに隣接するサブアレーアンテナで受信して、その受信電力比を基にこれらサブアレーアンテナから送信されるパイロットチャネルの該移動局におけるレベルの和を算出し、前記在圏サブアレーアンテナから該移動局の方向のレベルを前記算出された和のレベルに揃えたデータチャネルを送信することを特徴とするアレーアンテナシステムである。
また、請求項3に記載の発明は、複数のサブアレーアンテナを備え、エリア内の移動局にデータ復調のための参照信号としてパイロットチャネルを送信するとともに、所望の移動局に対しては一つのサブアレーアンテナにより適応的にビームを制御してデータチャネルを送信するアレーアンテナシステムにおいて、前記各サブアレーアンテナを構成するアンテナ素子それぞれについて方向毎の放射特性を記憶する放射特性記憶手段と、前記所望の移動局に対応する第1のサブアレーアンテナおよびそれに隣接する第2のサブアレーアンテナによってそれぞれ受信される該移動局からの上り信号からそれら受信信号の電力比を算出する受信電力比算出手段と、前記受信信号の到来方向を推定する到来方向推定手段と、前記第1のサブアレーアンテナの前記推定方向における放射特性を前記放射特性記憶手段から抽出する放射特性抽出手段と、前記第1のサブアレーアンテナからデータチャネルとパイロットチャネルのビームパターンをそれぞれ送信するための各アンテナ素子に対するアンテナ出力の重み係数を生成する重み係数生成手段と、前記抽出された放射特性と前記生成されたデータチャネル送信用およびパイロットチャネル送信用それぞれの重み係数とから、前記第1のサブアレーアンテナから前記所望の移動局の方向に送信される各チャネルのレベルを算出する第1のレベル算出手段と、前記第1のレベル算出手段により算出されたパイロットチャネルのレベルと前記受信電力比算出手段により算出された電力比とに基づいて、前記第2のサブアレーアンテナから前記所望の移動局の方向に送信されるパイロットチャネルのレベルを算出する第2のレベル算出手段と、前記データチャネル送信用の重み係数を補正することにより、前記算出されたデータチャネルのレベルを前記算出された第1および第2のサブアレーアンテナからのパイロットチャネルのレベルの和に揃える重み係数補正手段と、を設けたことを特徴とするアレーアンテナシステムである。
また、請求項4に記載の発明は、複数のサブアレーアンテナを備え、エリア内の移動局に第1チャネルを送信するとともに、所望の移動局に対しては一つのサブアレーアンテナにより適応的にビームを制御して第2チャネルを送信するアレーアンテナシステムにおいて、前記所望の移動局からの上り信号を該移動局が在圏するサブアレーアンテナおよび他のサブアレーアンテナで受信して、その受信電力比を基にこれらサブアレーアンテナから送信される第1チャネルの該移動局における第1のアレー応答の和を算出し、前記在圏サブアレーアンテナから該移動局の方向の第2のアレー応答を前記算出された第1のアレー応答の和に揃えた第2チャネルを送信することを特徴とするアレーアンテナシステムである。
また、請求項5に記載の発明は、複数のサブアレーアンテナにより、エリア内の移動局に第1チャネルを送信するとともに、所望の移動局に対しては一つのサブアレーアンテナにより適応的にビームを制御して第2チャネルを送信するビーム制御方法において、前記所望の移動局からの上り信号を該移動局が在圏するサブアレーアンテナおよび他のサブアレーアンテナで受信して、その受信電力比を基にこれらサブアレーアンテナから送信される第1チャネルの該移動局における第1のアレー応答の和を算出し、前記在圏サブアレーアンテナから該移動局の方向の第2のアレー応答を前記算出された第1のアレー応答の和に揃えた第2チャネルを送信することを特徴とするビーム制御方法である。
本発明によれば、移動局からの上り信号を複数のサブアレーアンテナで受信して、その受信電力の比を基として各サブアレーアンテナから送信される下りの第1チャネルの当該移動局における合計受信電力のレベルを算出し、在圏サブアレーアンテナから当該移動局に送信する第2チャネルのレベルを当該算出したレベルに揃えている。すなわち、在圏サブアレーアンテナから送信される第2チャネルの重み係数を適切に補正することが可能となっている。これにより、移動局において複数のサブアレーアンテナから受信する第1チャネルのレベルと在圏サブアレーアンテナから受信する第2チャネルのレベルを合わせることができる。
そして、第1チャネルとしてパイロットチャネル、第2チャネルとしてデータチャネルを適用することで、移動局において在圏サブアレーアンテナ以外のアンテナからも送信されてくるパイロットチャネルの影響を考慮した受信レベルにてデータチャネルが受信される。これにより、移動局でのパイロットチャネルを基準としたデータチャネルの受信同期処理が、精度よく行えるようになる。
このように本発明によれば、サブアレーアンテナで構成したアンテナにおいてビーム制御を行う場合にも、パイロットチャネルを用いた受信同期処理でのレベル補正を適切に行うことができ、周波数利用効率を下げることなくSDMA技術を適用することが可能となる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳しく説明する。
図1は、本発明の一実施形態による無線装置(アレーアンテナシステム)の構成を示すブロック図である。本実施形態では、移動通信システムの基地局用無線装置を例に挙げて説明する。
図1において、アレーアンテナ1は4つのサブアレーアンテナ2から構成され、各サブアレーアンテナ2は複数のアンテナ素子3から構成される。各サブアレーアンテナ2にはそれぞれRF部4が接続されており、各アンテナ素子3は対応するRF部4によって駆動されてRF帯の無線信号の送受信を行う。RF部4は、各アンテナ素子3のRF帯受信信号をそれぞれベースバンド信号に変換した後、デジタル化処理を行って適応制御部5へ出力する。また、RF部4は、適応制御部5から各アンテナ素子3のベースバンド送信信号を受け取り、それぞれRF帯信号へ変換した後アナログ化処理を行って、各アンテナ素子3へ出力する。
適応制御部5は、各サブアレーアンテナ2のビームパターンを個別に適応的に制御し、移動局毎に適応受信および適応送信を行う。適応受信では、移動局毎に適応制御して受信ビームパターンを形成し、移動局個別のデータチャネルの受信を行う。この受信データは受信チャネル処理部6へ出力されて処理される。また、適応送信では、移動局毎に適応制御して送信ビームパターンを形成し、移動局個別のデータチャネルの送信を行う。このデータチャネルの送信データは送信チャネル処理部7から入力される。
また、適応制御部5は、パイロットチャネル用の送信ビームパターンを形成し、各移動局共通のパイロットチャネルの送信を行う。このパイロットチャネルの送信データは送信チャネル処理部7から入力される。
なお、上記の適応制御部5は、専用のハードウェアにより実現されるものでもよいし、またメモリおよびDSP(デジタルシグナルプロセッサ)などの演算処理装置により構成され、所定のプログラムをメモリにロードして実行することによりその機能を実現するものであってもよい。
図2は、図1の適応制御部5の送信機能に係る構成を示すブロック図である。
同図において、パイロットチャネル用重み係数生成部11は、パイロットチャネル用の送信ビームパターンを形成するための重み係数ベクトルWpを生成する。重み係数ベクトルWpは、全てのサブアレーアンテナ2の各アンテナ素子3に対応する要素、すなわちアンテナ素子3の総個数分の要素からなる。
なお、パイロットチャネル用の送信ビームパターンとして、一様な指向性を有する送信ビームパターン、例えばオムニパターンやセクタパターンを用いる場合には、予め定まった重み係数ベクトルWp(固定値)が記憶されたメモリを備えるようにしてもよい。
データチャネル用重み係数生成部12は、データチャネル用の送信ビームパターンを形成するための重み係数ベクトルWdを移動局毎に適応的に生成する。重み係数ベクトルWdは、データチャネルを送信するサブアレーアンテナ2、すなわち送信先の移動局(所望局)が在圏するサブアレーアンテナ2のアンテナ素子3に対応する要素からなる。
到来方向推定部13は、移動局からの上り信号に基づいて当該移動局の位置する方向を推定し、この方向推定値φを放射特性抽出部15に出力する。方向推定においては、例えば、適応受信で形成された受信ビームパターンを利用する。
アンテナ素子放射特性記憶部14は、放射方向毎に各サブアレーアンテナ2の放射特性データAを予め記憶している。この放射特性データAは、サブアレーアンテナ2毎に各アンテナ素子3単体の放射特性データをベクトル化したもの(ステアリングベクトル)であり、アンテナ素子3の各々に対応する要素、すなわちアンテナ素子3の個数分の要素が、それぞれ所定角度範囲分の要素を有する行列からなる。また、放射特性データAには、アンテナ素子間の相対振幅および相対位相の情報が含まれている。
放射特性抽出部15は、到来方向推定部13から方向推定値φの入力を受け、この推定方向φに対応する方向の放射特性データAをアンテナ素子放射特性記憶部14から抽出してそれを第1レベル算出部16へ出力する。なお、放射特性データAは、所望局が在圏するサブアレーアンテナ(方向推定値φから在圏を判断する)について抽出を行うものとする。
第1レベル算出部16は、放射特性抽出部15より入力された放射特性データAとパイロットチャネル用の重み係数ベクトルWpとの複素ベクトル積を計算し(但しWpは在圏サブアレーアンテナに相当する部分を用いる)、得られた複素スカラー値より、在圏サブアレーアンテナから所望局方向に送信されるパイロットチャネルのレベル値Lp(k)を算出する。また、同じく放射特性データAとデータチャネル用の重み係数ベクトルWdとの複素ベクトル積を計算し、得られた複素スカラー値より、在圏サブアレーアンテナから所望局方向に送信されるデータチャネルのレベル値Ldを算出する。算出されたパイロットチャネルのレベル値Lp(k)は第2レベル算出部17に入力され、データチャネルのレベル値Ldは重み係数補正部19に入力される。
第2レベル算出部17は、入力されたパイロットチャネルのレベル値Lp(k)と、受信電力比算出部18から入力される在圏および隣接サブアレーアンテナにおける上り信号の受信電力比Sk,k’(後述)とに基づいて、隣接サブアレーアンテナから所望局方向へ送信されるパイロットチャネルのレベル値Lp(k’)を算出する。なおここで、Lp(k’)の計算では、上り信号の受信電力比Sk,k’と在圏および隣接サブアレーアンテナの所望局方向におけるアンテナ利得比(所望局方向の下り信号電力比)が等しいとの前提に立っている。また、Lp(k)とLp(k’)の和は、所望局で受信されるパイロットチャネルの合成された電力値Lpとなっている。算出されたレベル値Lp(k’)はレベル値Lp(k)とともに重み係数補正部19へ入力され、データチャネル用の重み係数ベクトルWdの補正に利用される。
受信電力比算出部18は、後述するアルゴリズムに従って、在圏サブアレーアンテナと隣接サブアレーアンテナでそれぞれ受信される所望局からの上り信号の電力比Sk,k’を算出して、第2レベル算出部17へ出力する。
重み係数補正部19には、データチャネル用の重み係数ベクトルWdと、在圏サブアレーアンテナから所望局方向に送信されるデータチャネルおよびパイロットチャネルのレベル値Ld、Lp(k)と、隣接サブアレーアンテナから所望局方向に送信されるパイロットチャネルのレベル値Lp(k’)とが入力される。重み係数補正部19は、LdがLp(k)とLp(k’)の和Lpに等しくなるよう、重み係数ベクトルWdを補正して、補正後の重み係数ベクトルWd’を送信ビーム形成部20へ出力する。この補正アルゴリズムについても、説明は後述する。
送信ビーム形成部20は、入力されたデータチャネル用の重み係数ベクトルWd’とデータチャネルデータとを乗算器21により乗算し、乗算結果のデータチャネル送信信号を在圏サブアレーアンテナ2に対応するRF部4へ出力する。これにより、在圏サブアレーアンテナ2からデータチャネルの送信ビームパターンが形成される。また、送信ビーム形成部20は、入力されたパイロットチャネル用の重み係数ベクトルWpとパイロットチャネルデータとを乗算器21により乗算し、乗算結果のパイロットチャネル送信信号を各RF部4へ出力する。これにより、各サブアレーアンテナ2からパイロットチャネルの送信ビームパターンが形成される。
次に、図3に示すフローチャートを参照して、本実施形態による無線装置のビーム制御の動作を説明する。
まず、移動局(所望局)からの上り信号が各サブアレーアンテナ2によって受信される(ステップS1)。この時、l(英小文字のエル。l=1〜4)番目のサブアレーアンテナ2のj番目のアンテナ素子3における受信信号をr (l)とする。この受信信号r (l)から、サブアレーアンテナ毎に上り回線相関行列Rxx (l)が計算されて、到来方向推定部13と受信電力比算出部18に供給される(ステップS2)。ここで、第lサブアレーアンテナ2の上り回線相関行列Rxx (l)は、式(1)で表される。
Figure 2007258915
ただし、ARx (l)は第lサブアレーアンテナ2の上り回線周波数における方向ベクトル(複素ベクトル)、F(t)は受信信号(複素数)、σは加法的白色ガウス雑音を仮定した場合の雑音電力、Iは対角行列である。また、r(l)(t)は受信信号ベクトルであり、第lサブアレーアンテナ2のアンテナ素子数をkとすると式(2)で表される。
Figure 2007258915
続いて、到来方向推定部13において、上記の上り回線相関行列Rxx (l)から所望局の位置する方向φを推定する(ステップS3)。ここでは、既存の技術であるビームフォーマ法やMUSIC(Multiple Signal Classification)法を用いて推定を行うものとする。
また、受信電力比算出部18において、各サブアレーアンテナ2における当該上り信号の受信電力PRx_Pilot (l)を上り回線相関行列Rxx (l)から計算する。そして、計算した受信電力を比較して最大の値を持つサブアレーアンテナ(l=kとする)を在圏サブアレーアンテナと認識するとともに、在圏サブアレーアンテナとそれに隣接するサブアレーアンテナ(l=k±1≡k’。但し±はいずれか一方のみ)の受信電力比Sk,k’を算出する(ステップS4)。
ここで、第lサブアレーアンテナの受信電力PRx_Pilot (l)は、上り回線相関行列の対角成分が各アンテナ素子3の受信信号電力に等しいことから、式(3)のように対角成分の和として与えられる。
Figure 2007258915
なお、上り回線相関行列の対角成分には雑音電力σが含まれることから、上り回線相関行列を固有値分解して得られる固有値{e (l),e (l),…,e (l);e (l)>e (l)>…>e (l)}を用いて雑音電力をキャンセルすることにより、式(4)のように表すこともできる。但し、Nは第lサブアレーアンテナのアンテナ素子数であり、e (l)は雑音電力σに相当する。
Figure 2007258915
また、受信電力比Sk,k’は式(5)で定義するものとする。
Figure 2007258915
次いで、パイロットチャネル用およびデータチャネル用の重み係数ベクトルWp、Wdが生成され、これら重み係数ベクトルを基に、第1レベル算出部16において、在圏サブアレーアンテナから所望局方向に送信されるパイロットチャネルとデータチャネルのレベル値Lp(k)、Ldが算出される。そして、第2レベル算出部17において、隣接サブアレーアンテナから所望局方向に送信されるパイロットチャネルのレベル値Lp(k’)が式(6)に従って算出される(ステップS5)。なお、このLp(k’)が、隣接サブアレーアンテナからのパイロットチャネルの影響を考慮した補正を行うためのオフセット値となる。
Figure 2007258915
上記のレベル値Lp(k’)は、所定の一定時間で時間平均化処理された後(ステップS6)、重み係数補正部19へ供給される。
そして、重み係数補正部19において、所望局におけるデータチャネルの受信電力がパイロットチャネルの合成電力(在圏および隣接サブアレーアンテナからの受信電力の和)と等しくなるように、入力されたLd、Lp(k)、およびLp(k’)を用いてデータチャネル用の重み係数ベクトルWdが補正される(ステップS7)。補正後の重み係数ベクトルWd’は式(7)で与えられる。また、式(7)を変形すると、式(8)のように表すことができる。
Figure 2007258915
Figure 2007258915
なお、本来、アンテナからの送信ビームパターンを規定するデータチャネル用の重み係数ベクトルWdを補正するに当たっては、各アンテナ素子3の送信における周波数特性などを考慮した絶対値補正が必要であるが、上式(7)はサブアレーアンテナの電力比を用いた相対的な補正を行うものであり、そのため送信と受信においてサブアレーアンテナ間の相対的な特性は変わらないという仮定に基づいて、式(7)では受信に係る電力比を用いた。後述する式(10)についても同様である。
こうして補正されたデータチャネル用の重み係数ベクトルWd’は、乗算器21において送信信号に乗算され(ステップS8)、この重み付けにより送信ビームパターンが形成されてデータチャネルの送信が行われる(ステップS9)。
このように、本実施形態によれば、所望局の方向において、データチャネル用の送信ビームパターンのレベルが在圏および隣接サブアレーアンテナから送信されるパイロットチャネル用のビームパターンのレベル和に揃えられている。これにより、所望局での受信同期処理を精度よく行うことができる。
次に、上記説明したデータチャネル用の重み係数の補正方法を一般化して、各サブアレーアンテナ2から放射される送信ビームのレベル(振幅)だけでなく位相も含めて補正を行う場合について説明する。この場合、重み係数ベクトルWp、Wdと第lサブアレーアンテナの角度θ方向の放射特性データATx (l)(θ)は、複素列ベクトルで表される。
到来方向推定部13によって推定された方向φにおけるパイロットチャネルおよびデータチャネルのアレー応答νp、νdは、放射特性データと重み係数ベクトルとの積として式(9)で算出される。なお、これらアレー応答は、上述した第1レベル算出部16で算出されるレベル値Lp(k)、Ldにそれぞれ相当する。
Figure 2007258915
すると、一般化された補正後のデータチャネル用の重み係数ベクトルWd’は、式(10)により与えられる。
Figure 2007258915
なお、式(10)においては、l≠kでパイロットチャネルの受信電力の総和をとることによって、隣接サブアレーアンテナだけでなく在圏サブアレーアンテナ以外の全てのサブアレーアンテナからのパイロットチャネルの影響を考慮している。
以上、図面を参照してこの発明の一実施形態について詳しく説明してきたが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内において様々な設計変更等をすることが可能である。
例えば、本発明は、パイロットチャネル用の送信ビームパターンを移動局毎に形成する場合にも同様に適用することができる。
また、在圏サブアレーアンテナの通信エリア内に複数の所望局が存在する場合には、ステップS1からステップS7を各所望局について実行することで、SDMA通信に対応することができる。
また、本発明は、上り通信と下り通信を時間的に分割して行う時分割複信(TDD;Time Division Duplex)にも、周波数で分割して行う周波数分割複信(FDD;Frequency Division Duplex)にも、同様に適用可能である。
本発明の一実施形態による無線装置(アレーアンテナシステム)の構成を示すブロック図である。 図1の適応制御部の送信機能に係る構成を示すブロック図である。 図1の無線装置のビーム制御の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1…アレーアンテナ 2…サブアレーアンテナ 3…アンテナ素子 4…RF部 5…適応制御部 6…受信チャネル処理部 7…送信チャネル処理部 11…パイロットチャネル用重み係数生成部 12…データチャネル用重み係数生成部 13…到来方向推定部 14…アンテナ素子放射特性記憶部 15…放射特性抽出部 16…第1レベル算出部 17…第2レベル算出部 18…受信電力比算出部 19…重み係数補正部 20…送信ビーム形成部 21…乗算器

Claims (5)

  1. 複数のサブアレーアンテナを備え、エリア内の移動局に第1チャネルを送信するとともに、所望の移動局に対しては一つのサブアレーアンテナにより適応的にビームを制御して第2チャネルを送信するアレーアンテナシステムにおいて、
    前記所望の移動局からの上り信号を該移動局が在圏するサブアレーアンテナおよび他のサブアレーアンテナで受信して、その受信電力比を基にこれらサブアレーアンテナから送信される第1チャネルの該移動局におけるレベルの和を算出し、前記在圏サブアレーアンテナから該移動局の方向のレベルを前記算出された和のレベルに揃えた第2チャネルを送信する
    ことを特徴とするアレーアンテナシステム。
  2. 複数のサブアレーアンテナを備え、エリア内の移動局にデータ復調のための基準信号としてパイロットチャネルを送信するとともに、所望の移動局に対しては一つのサブアレーアンテナにより適応的にビームを制御してデータチャネルを送信するアレーアンテナシステムにおいて、
    前記所望の移動局からの上り信号を該移動局が在圏するサブアレーアンテナおよびそれに隣接するサブアレーアンテナで受信して、その受信電力比を基にこれらサブアレーアンテナから送信されるパイロットチャネルの該移動局におけるレベルの和を算出し、前記在圏サブアレーアンテナから該移動局の方向のレベルを前記算出された和のレベルに揃えたデータチャネルを送信する
    ことを特徴とするアレーアンテナシステム。
  3. 複数のサブアレーアンテナを備え、エリア内の移動局にデータ復調のための参照信号としてパイロットチャネルを送信するとともに、所望の移動局に対しては一つのサブアレーアンテナにより適応的にビームを制御してデータチャネルを送信するアレーアンテナシステムにおいて、
    前記各サブアレーアンテナを構成するアンテナ素子それぞれについて方向毎の放射特性を記憶する放射特性記憶手段と、
    前記所望の移動局に対応する第1のサブアレーアンテナおよびそれに隣接する第2のサブアレーアンテナによってそれぞれ受信される該移動局からの上り信号からそれら受信信号の電力比を算出する受信電力比算出手段と、
    前記受信信号の到来方向を推定する到来方向推定手段と、
    前記第1のサブアレーアンテナの前記推定方向における放射特性を前記放射特性記憶手段から抽出する放射特性抽出手段と、
    前記第1のサブアレーアンテナからデータチャネルとパイロットチャネルのビームパターンをそれぞれ送信するための各アンテナ素子に対するアンテナ出力の重み係数を生成する重み係数生成手段と、
    前記抽出された放射特性と前記生成されたデータチャネル送信用およびパイロットチャネル送信用それぞれの重み係数とから、前記第1のサブアレーアンテナから前記所望の移動局の方向に送信される各チャネルのレベルを算出する第1のレベル算出手段と、
    前記第1のレベル算出手段により算出されたパイロットチャネルのレベルと前記受信電力比算出手段により算出された電力比とに基づいて、前記第2のサブアレーアンテナから前記所望の移動局の方向に送信されるパイロットチャネルのレベルを算出する第2のレベル算出手段と、
    前記データチャネル送信用の重み係数を補正することにより、前記算出されたデータチャネルのレベルを前記算出された第1および第2のサブアレーアンテナからのパイロットチャネルのレベルの和に揃える重み係数補正手段と、
    を設けたことを特徴とするアレーアンテナシステム。
  4. 複数のサブアレーアンテナを備え、エリア内の移動局に第1チャネルを送信するとともに、所望の移動局に対しては一つのサブアレーアンテナにより適応的にビームを制御して第2チャネルを送信するアレーアンテナシステムにおいて、
    前記所望の移動局からの上り信号を該移動局が在圏するサブアレーアンテナおよび他のサブアレーアンテナで受信して、その受信電力比を基にこれらサブアレーアンテナから送信される第1チャネルの該移動局における第1のアレー応答の和を算出し、前記在圏サブアレーアンテナから該移動局の方向の第2のアレー応答を前記算出された第1のアレー応答の和に揃えた第2チャネルを送信する
    ことを特徴とするアレーアンテナシステム。
  5. 複数のサブアレーアンテナにより、エリア内の移動局に第1チャネルを送信するとともに、所望の移動局に対しては一つのサブアレーアンテナにより適応的にビームを制御して第2チャネルを送信するビーム制御方法において、
    前記所望の移動局からの上り信号を該移動局が在圏するサブアレーアンテナおよび他のサブアレーアンテナで受信して、その受信電力比を基にこれらサブアレーアンテナから送信される第1チャネルの該移動局における第1のアレー応答の和を算出し、前記在圏サブアレーアンテナから該移動局の方向の第2のアレー応答を前記算出された第1のアレー応答の和に揃えた第2チャネルを送信する
    ことを特徴とするビーム制御方法。

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