JP2007312205A - 基地局装置およびアレイアンテナ制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】所望信号近傍の干渉信号の利得を抑えつつ、高利得の所望信号を得ること。
【解決手段】到来方向推定部104は、無線受信部102で受信された所望信号の到来方向および干渉信号の到来方向を推定し、到来角度差算出部105は、所望信号の到来方向と干渉信号の到来方向との到来角度差を算出し、受信電力重み付け部107は、受信電力算出部103で算出された所望信号の受信電力および干渉信号の受信電力に、重み付け算出部106で到来角度差に基づき算出された受信電力用の重み付けを乗じ、受信ウェイト算出部108は、所望信号の到来方向、干渉信号の到来方向、重み付けられた所望信号の受信電力、および重み付けられた干渉信号の受信電力を用いて、干渉信号の方向へヌルを形成する受信ウェイトを生成し、受信ウェイト乗算部109は、受信ウェイトを用いて所望信号および干渉信号を受信する。
【選択図】図1
【解決手段】到来方向推定部104は、無線受信部102で受信された所望信号の到来方向および干渉信号の到来方向を推定し、到来角度差算出部105は、所望信号の到来方向と干渉信号の到来方向との到来角度差を算出し、受信電力重み付け部107は、受信電力算出部103で算出された所望信号の受信電力および干渉信号の受信電力に、重み付け算出部106で到来角度差に基づき算出された受信電力用の重み付けを乗じ、受信ウェイト算出部108は、所望信号の到来方向、干渉信号の到来方向、重み付けられた所望信号の受信電力、および重み付けられた干渉信号の受信電力を用いて、干渉信号の方向へヌルを形成する受信ウェイトを生成し、受信ウェイト乗算部109は、受信ウェイトを用いて所望信号および干渉信号を受信する。
【選択図】図1
Description
本発明は、基地局装置およびアレイアンテナ制御方法に関し、特に、同一セル内に移動局装置が複数ある場合において、アレイアンテナの指向性パターンを制御する基地局装置およびアレイアンテナ制御方法に関する。
移動通信システムの基地局(BS)装置において、移動局(MS)装置が受ける干渉波の影響を除去する手法として、アレイアンテナが用いられることがある。図9は、アレイアンテナを用いる移動通信システムを示す略図である。この図において、基地局装置がカバーする1つのセルの中に3つの移動局装置が含まれる場合を例にとる。アレイアンテナは、指向性パターンのヌル(指向性パターンの落ち込み点)の方向制御を行い、通信相手となる移動局装置#1に対して指向性パターンのビームを向け、通信相手以外の移動局装置#2および移動局装置#3に対しては指向性パターンのヌルを向ける。こうして、通信相手以外の移動局装置による干渉波の影響を低減している。
具体的には、基地局装置が有する複数のアンテナの送信ウェイトを調整することで送信出力を制御して、指向性パターンを形成し、ヌルを通信相手以外の移動局装置#2および移動局装置#3へ向けている。上記の複数のアンテナの送信ウェイトを調整する方法としては、通常のウィーナー解に基づく送信ウェイト生成法が一般的である。ウィーナー解に基づく送信ウェイト生成方法は、各移動局装置からの信号の到来方向を推定し、各移動局装置からの信号の到来方向の推定結果を用いて、通信相手の移動局装置#1への送信ウェイトWj=[w1,w2,…,wN]Tを下記の式(1)に従って求める。ここで、jは複数の移動局装置のうち、通信相手の移動局装置の番号を示し、Nは1つの基地局装置がカバーする移動局装置の総数を示す。wi(i=1,2,…,N)は、通信相手の移動局方向のアレイ応答ベクトルの各要素それぞれに乗じるウェイトを示す。
式(1)において、Vjはj番目の移動局、すなわち通信相手の移動局方向のアレイ応答ベクトルを示し、Rxxは、下記の式(2)のように相関行列を示す。
式(2)において、Piはi番目の移動局の電力設定値を示し、Viはi番目の移動局方向のアレイ応答ベクトルを示す。Pnは雑音電力値、Iは単位行列、Kはヌルを向ける方向の数を示す。すなわち、上記の式(1)および式(2)を用いて送信ウェイトを求める移動通信システムにおいて、1つの基地局装置がカバーするすべての移動局装置の数はK+1個である。
図10は、通常のウィーナー解に基づき送信ウェイトを生成する技術により得られるアレイアンテナ指向性を示す図である。図10においては、基地局装置が有するアンテナ数が6である場合を例にとり、各矢印は、通信相手の移動局装置への送信信号の利得を0dBと正規化した場合の各移動局装置への送信信号の利得を示す。ここで、矢印#1は、通信相手の移動局装置へ向けるビームを示し、矢印#2〜#6は、通信相手以外の移動局装置へ向けるヌルを示す。図10に示すように、干渉信号の利得に比べ所望信号の利得は著しく大きい。すなわち、ウィーナー解に基づき送信ウェイトを生成して用いれば、所望信号方向に向けるビームと干渉信号方向に向けるヌルとを得ることができ、アレイアンテナの良好な指向性を得ることができる。ただし、図10は、所望信号の近傍に干渉信号がない場合、すなわち、通信相手の移動局装置の近傍に通信相手以外の移動局装置が存在しない場合のアレイアンテナ指向性を示す。
図11は、所望信号の近傍に干渉信号がある場合、すなわち、通信相手の移動局装置の近傍に通信相手以外の移動局装置がある場合、通常のウィーナー解に基づき送信ウェイトを生成する技術により得られるアレイアンテナの指向性を示す。図11が示すように、所望信号の近傍に干渉信号がある場合、上記の(1)および式(2)に従い得られる所望信号の利得は図10に示す場合と比べ減少するため、所望信号に向けるビームは小さくなる。また、かかる場合、得られる干渉信号の利得は図10に示す場合と比べ増加するため、基地局装置が干渉信号方向に向けるヌルの深さは浅くなる。すなわち、通信相手の移動局装置の近傍に通信相手以外の移動局装置がある場合、通信相手の移動局装置に向けるビームと通信相手以外の移動局装置に向けるヌルとはお互いに影響を受け、アレイアンテナの指向性は劣化する。
そこで、所望信号の近傍に干渉信号がある場合、アレイアンテナの指向性を改善するために、所望信号の近傍にある干渉信号を無視してウィーナー解に基づき送信ウェイトを生成する技術がある(特許文献1参照)。図12は、所望信号近傍の干渉信号を無視してウィーナー解に基づき送信ウェイトを生成する移動通信システムを示す略図である。この図において、通信相手の移動局装置#1の近傍に通信相手以外の移動局装置#4が存在する。かかる場合、基地局装置は、所望信号の近傍にある干渉信号を無視して、ウィーナー解に基づき送信ウェイトを生成する。これにより、通信相手以外の移動局装置#4の方向にヌルを向けないようにすることができ、ヌルにより所望信号の利得が抑えられることを回避する。この移動通信システムにおいて、所望信号近傍の干渉信号を無視してウィーナー解に基づき送信ウェイトを生成する基地局装置の主要な構成は図13に示される。
図13において、RF受信機12は、アレイアンテナ11を介して信号を受信し、到来方向推定部13は、RF受信機12で受信した信号を用いて、各移動局装置から送信される信号の到来方向を推定して到来方向推定値を算出する。補償信号選択部14は、到来方向推定部13で算出された到来方向推定値を用い、通信相手の移動局装置#1の近傍の通信相手以外の移動局装置#4からの干渉信号を除外して、通信相手以外の移動局装置#2および移動局装置#3から送信される信号を送信ウェイト生成部15に出力する。送信ウェイト生成部15は、到来方向推定部13から入力される通信相手の移動局装置#1の信号、補償信号選択部14から入力される通信相手以外の移動局装置#2および移動局装置#3の信号を用い、通信相手の移動局装置#1に対応する送信ウェイトWj=[w1,w2,…,wN]Tを上記の式(1)および式(2)に従い求める。ここでj=1であり、Nはアレイアンテナが備えるアンテナの総数を示し、ここではN=6である場合を例にとる。次いで、乗算器16は、送信ウェイト生成部15で生成された送信ウェイトを送信信号に乗じ、RF送信機17に出力する。RF送信機17は、アレイアンテナ11を介して送信信号を送信する。
図14は、所望信号の近傍の干渉信号を無視してウィーナー解に基づき送信ウェイトを生成する技術により得られるアレイアンテナの指向性を示す図である。すなわち、図14は、送信ウェイト生成部15で生成された送信ウェイトを用いて得られるアレイアンテナ11の指向性を示す。この図において、送信信号の利得は所望方向を0dBと正規化したものである。基地局装置は、送信ウェイトを生成する際に、所望信号近傍の干渉信号を無視するため、図14に示すように、基地局装置は所望信号近傍の干渉信号にむけるヌルを形成せず、干渉信号が近傍にある場合でも高利得の所望信号を得ることができる。
特開2000−037007号公報(第1−4頁、第1図)
しかしながら、上記の所望信号近傍の干渉信号を無視してウィーナー解に基づき送信ウェイトを生成する技術は、所望信号の高利得が得られるため、SNR(所望信号電力対雑音電力比)が増加しても,アレイアンテナの良好な指向性を維持することができるが、SIR(所望信号電力対干渉信号電力比)が増加する場合は、所望信号近傍の干渉信号にヌルを向けないため、所望信号は干渉信号の影響を受けアレイアンテナの指向性が劣化するという問題がある。一方、通常のウィーナー解に基づき送信ウェイトを生成する技術は、常に干渉信号にヌルを向けることができるため、SIR(所望信号電力対干渉信号電力比)が増加してもアレイアンテナの良好な指向性を維持することができるが、干渉信号の近傍に所望信号がある場合はその所望信号の利得も抑えてしまうため、SNR(所望信号電力対雑音電力比)が増加する場合にアレイアンテナの性能が劣化するという問題がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、所望信号の近傍に干渉信号が存在する場合、干渉信号を抑えつつ、高利得の所望信号を得ることができ、所望信号の利得に対するSIR性能とSNR性能との影響をともに抑えることができる基地局装置およびアレイアンテナ制御方法を提供することを目的とする。
本発明の基地局装置は、通信相手以外の移動局ヌルを向ける受信ウェイトを生成する受信ウェイト生成手段と、前記通信相手の移動局からの第1信号の到来方向と、前記通信相手以外の移動局からの第2信号の到来方向との到来角度差を算出する到来角度差算出手段と、前記到来角度差を用いて前記ヌルの深さを調整する調整手段と、前記第1信号および前記第2信号に前記受信ウェイトを乗じて受信する受信手段と、を具備する構成を採る。
本発明によれば、基地局装置は、送信ウェイトを調整することにより、所望信号の近傍に干渉信号が存在する場合、干渉信号を抑えつつ、高利得の所望信号を得ることができ、所望信号の利得に対するSIR性能とSNR性能との影響をともに抑えることができる。
以下、本発明の実施の形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る基地局装置100の主要な構成を示すブロック図である。本実施の形態では、基地局装置100がTDD(Time Division Duplex)方式で3つの移動局装置と通信を行う場合を例にとって説明する。基地局装置100は、3つの信号処理系統を備え、各移動局装置との間の送受信信号を各々処理する。
図1は、本発明の実施の形態1に係る基地局装置100の主要な構成を示すブロック図である。本実施の形態では、基地局装置100がTDD(Time Division Duplex)方式で3つの移動局装置と通信を行う場合を例にとって説明する。基地局装置100は、3つの信号処理系統を備え、各移動局装置との間の送受信信号を各々処理する。
図1において、基地局装置100は、アレイアンテナ101、無線受信部102、無線送信部113、所望信号処理系統151−1、干渉信号処理系統151−2、および干渉信号処理系統151−3を備える。所望信号処理系統151−1は、基地局装置100と通信相手の移動局装置との間の送受信信号を処理し、干渉信号処理系統151−2および干渉信号処理系統151−3は、基地局装置100と通信相手以外の各移動局装置との間の送受信信号を各々処理する。以下、各信号処理系統を信号処理系統151と総称する場合がある。各信号処理系統151は、受信電力算出部103、到来方向推定部104、到来角度差算出部105、重み付け算出部106、受信電力重み付け部107、受信ウェイト算出部108、受信ウェイト乗算部109、復調部110、変調部111、および送信ウェイト乗算部112をそれぞれ備える。
無線受信部102は、アレイアンテナ101において受信された無線信号に対して、ダウンコンバート、A/D変換などの無線受信処理を行い、各信号処理系統151の受信電力算出部103および到来方向推定部104に出力する。
受信電力算出部103は、無線受信部102から入力される受信信号の受信電力を算出し、所望信号受信電力として受信電力重み付け部107に出力する。干渉信号処理系統151−2および干渉信号処理系統151−3において算出された受信電力は、信号処理系統151−1にとっては干渉信号受信電力となる。
到来方向推定部104は、無線受信部102から入力される受信信号を用いて、所望信号から信号が到来する方向を推定し、得られる所望信号到来方向を到来角度差算出部105および受信ウェイト算出部108に出力する。干渉信号処理系統151−2および干渉信号処理系統151−3において推定された到来方向は、所望信号処理系統151−1にとっては干渉信号到来方向となる。
到来角度差算出部105は、到来方向推定部104から入力される所望信号到来方向と、干渉信号処理系統151−2および干渉信号処理系統151−3から入力される干渉信号到来方向との到来角度差Δθを求めて重み付け算出部106に出力する。通信相手の移動局装置と通信相手以外の移動局装置との距離が近いほど、到来角度差Δθはより小さい。
重み付け算出部106は、到来角度差算出部105から入力される到来角度差Δθを用いて、各受信信号の受信電力に乗じる各重み付けfi(Δθ)を算出し、受信電力重み付け部107に出力する。ここで、下付き文字のiは、各移動局装置の番号を示す。重み付け算出部106で求められるfi(Δθ)について図2を用いて説明する。図2において、|Δθ|は到来角度差Δθの絶対値を示す。図2に示すように、到来角度差Δθの絶対値が閾値A以上である場合、所望信号近傍に干渉信号が存在しないと判断し、ヌルの深さを調整せず、fi(Δθ)を1とする。到来角度差Δθの絶対値が閾値Aより小さい場合、すなわち、0≦|Δθ|<Aの区間において、fi(Δθ)を|Δθ|の減少に従って指数関数的に減少させる。すなわち、所望信号と干渉信号との到来角度差Δθの絶対値が小さいほど、ヌルの深さをより浅くする。ここで、通信相手の移動局装置と通信相手以外の移動局装置との距離が近いほど、到来角度差Δθの絶対値はより小さくなる。
受信電力重み付け部107は、重み付け算出部106から入力される各重み付けfi(Δθ)を、受信電力算出部103から入力される所望信号受信電力、および干渉信号処理系統151−2および干渉信号処理系統151−3から入力される干渉信号受信電力それぞれに乗じ、得られるすべての重み付け受信電力を受信ウェイト算出部108に出力する。
受信ウェイト算出部108は、到来方向推定部104から入力される所望信号到来方向、干渉信号処理系統151−2および干渉信号処理系統151−3から入力される干渉信号到来方向、および受信電力重み付け部107から入力される各重み付け受信電力を用い、下記の式(3)および式(4)に従って受信ウェイトWjを算出する。
式(3)において、下付き文字のjは、各移動局装置からの信号のうち、所望信号を示す番号であり、Vjは、所望信号方向のアレイ応答ベクトルを示す。rxxは、下記の式(4)のように相関行列を示す。
式(4)において、Piはi番目移動局装置からの信号の受信電力を示し、Viはi番目移動局装置方向のアレイ応答ベクトルを示す。Pnは雑音電力値、Iは単位行列、Kはヌルを向ける方向の数を示す。また、fi(Δθ)は、重み付け算出部106で算出された重み付けであるため、すなわち、受信ウェイト算出部108は、所望信号と干渉信号との到来角度差に基づき受信ウェイトを生成している。受信ウェイト算出部108は、算出される受信ウェイトWjを受信ウェイト乗算部109、および送信ウェイト乗算部112に出力する。
受信ウェイト乗算部109は、無線受信部102から入力される各受信信号の受信電力に、受信ウェイト算出部108から入力される受信ウェイトWjを乗じ、復調部110に出力する。
復調部110は、受信ウェイト乗算部109で受信ウェイトを乗じられた受信信号に対して、逆拡散、RAKE合成、誤り訂正復号等の復調処理を行い、得られる受信データを出力する。
変調部111は、基地局装置100の送信データに対して誤り訂正符号化、変調及び拡散などの処理を施し、得られる変調信号を送信ウェイト乗算部112に出力する。
送信ウェイト乗算部112は、変調部111から入力される送信信号に、受信ウェイト算出部108から入力される受信ウェイトを乗じ無線送信部113に出力する。すなわち、送信ウェイト乗算部112で用いられる送信ウェイトは、受信ウェイト乗算部109で用いられる受信ウェイトと同一なもので、受信ウェイト算出部108で算出されたものである。
無線送信部113は、各信号処理系統の送信ウェイト乗算部112から入力される送信信号に対して、D/A変換、アップコンバートなどの無線送信処理を行い、アレイアンテナ101を介して送信する。
図3は、所望信号の近傍に干渉信号がある場合に本実施の形態により得られるアレイアンテナの指向性を示す図である。ここでは、同じく所望信号の近傍に干渉信号がある場合のアレイアンテナの指向性を示した図11、図14と比べながら、図3に示すアレイアンテナの指向性を説明する。図11は、通常のウィーナー解に基づき受信ウェイトを生成する技術により得られるアレイアンテナの指向性を示し、所望信号の近傍に干渉信号がある場合、所望信号の利得が抑えられるためアレイアンテナの指向性が劣化する。図14は、所望信号の近傍の干渉信号を無視してウィーナー解に基づき受信ウェイトを生成する技術により得られるアレイアンテナの指向性を示し、所望信号の近傍に干渉信号がある場合、干渉信号の利得が増加するためアレイアンテナの指向性が劣化する。一方、図3に示すように、所望信号と干渉信号との到来角度差に基づき受信ウェイトを生成する本実施の形態によれば、所望信号の近傍に干渉信号がある場合、所望信号近傍の干渉信号の利得を抑えつつ、所望信号の高利得が得られるためアレイアンテナの指向性が向上する。
このように、本実施の形態によれば、基地局装置は所望信号と干渉信号との到来角度差Δθに応じて重み付けfi(Δθ)を調整することによりヌルの深さを調整するため、所望信号近傍にある干渉信号の利得を適応的に抑えつつ、所望信号の利得を高くすることができるため、アレイアンテナの指向性を向上することができる。
なお、本実施の形態では、重み付け算出部106が到来角度差Δθに基づき重み付けを算出する場合を例にとって説明したが、重み付け算出部106は、図2に示すような関係を満たす到来角度差Δθと重み付けfi(Δθ)とを1対1で対応づけたデータテーブルを内蔵し、入力される到来角度差Δθに対応する重み付けfi(Δθ)を、上記のデータテーブルを用いて求めても良い。
また、本実施の形態では、到来角度差Δθの絶対値が所定の閾値Aより小さい場合、到来角度差Δθの絶対値の減少に従って重み付けを指数的に減少させる場合を例にとって説明したが、到来角度差Δθの絶対値が所定の閾値Aより小さい場合、到来角度差Δθの減少に従って重み付けを線形的に減少させても良い。図4は、到来角度差Δθの減少に従って重み付けを線形的に減少させる場合を示す図である。図4において、到来角度差Δθの絶対値が所定の閾値Aより大きい場合は、図2に示した場合と同様に重み付けは1となる。
また、本実施の形態において、到来角度差Δθの絶対値が所定の閾値Aより大きい場合、重み付けfi(Δθ)は1となり、ヌルの深さは調整されず、式(3)および式(4)に従って求められる受信ウェイトは、通常のウィーナー解に基づき求められる受信ウェイトと同様となる。
また、仮に本実施の形態に係る重み付け算出部106で重み付けfi(Δθ)を下記の式(5)に従って算出する場合、受信ウェイト算出部108で式(3)および式(4)に従って求められる受信ウェイトは、所望信号近傍の干渉信号を無視してウィーナー解に基づき求められた受信ウェイトと同様となる。
すなわち、本実施の形態に係る基地局装置は、到来角度差Δθの絶対値が所定の閾値Aより大きい場合はヌルの深さを調整せず受信ウェイトを求め、到来角度差Δθの絶対値が所定の閾値Aより小さい場合は所望信号近傍の干渉信号を無視して受信ウェイトを求める。
(実施の形態2)
図5は、本発明の実施の形態2に係る基地局装置200の主要な構成を示すブロック図である。なお、基地局装置200は、実施の形態1に示した基地局装置100(図1参照)と同様の基本的構成を有しており、同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
図5は、本発明の実施の形態2に係る基地局装置200の主要な構成を示すブロック図である。なお、基地局装置200は、実施の形態1に示した基地局装置100(図1参照)と同様の基本的構成を有しており、同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
基地局装置200の各信号処理系統は、SIR算出部201および重み付け制御部202をさらに備える点において、基地局装置100の各信号処理系統と相違する。
SIR算出部201は、無線受信部102から所望信号が入力され、所望信号のSIRを算出して重み付け制御部202に出力する。
重み付け制御部202は、SIR算出部201から入力される所望信号のSIRと干渉信号処理系統から入力される所望信号近傍の干渉信号のSIRとに基づき、重み付け算出部106から入力される重み付けを調整し、調整された重み付けを受信電力重み付け部107に出力する。
図6は、重み付け制御部202において重み付けに対する調整の方法を説明するための図である。図6(a)は、所望信号のSIRと所望信号近傍の干渉信号のSIRとが共に所定の最小閾値より低い場合、重み付けに対する調整の方法を示し、図(b)は、所望信号のSIRと所望信号近傍の干渉信号のSIRとがともに所定の最大閾値より高い場合、重み付けに対する調整の方法を示す。
図6(a)に示すように、所望信号のSIRと所望信号近傍の干渉信号のSIRとがともに所定の最小閾値より低い場合、重み付け制御部202はヌルをより深くするように、重み付け算出部106で算出された重み付けを調整する。すなわち、重み付け制御部202は、fi(Δθ)の値に1より大きい定数を掛けることによりfi(Δθ)の値を増大して受信電力重み付け部107に出力する。一方、図6(b)に示すように、所望信号のSIRと所望信号近傍の干渉信号のSIRとがともに所定の最大閾値より高い場合、重み付け制御部202は、ヌルをより浅くするように、重み付け算出部106で算出された重み付けを調整する。すなわち、重み付け制御部202は、fi(Δθ)の値に1より小さい定数を掛けることによりfi(Δθ)の値を減少して、受信電力重み付け部107に出力する。
重み付け制御部202が上記のように重み付けを調整する理由は、所望信号のSIRと所望信号近傍の干渉信号のSIRとがともに所定の最小閾値より低い場合、所望信号近傍の干渉信号が所望信号に対する影響(干渉)が小さいため、所望信号の利得はヌルの深さの影響を受けにくい。従って、重み付け制御部202は、ヌルを深く調整することにより干渉信号の利得を抑えつつ、所望信号の利得を所定レベル以上に保つことができる。一方、所望信号のSIRと所望信号近傍の干渉信号のSIRとがともに所定の最大閾値より高い場合、所望信号近傍の干渉信号が所望信号に対する影響(干渉)が大きく、所望信号の利得はヌルの深さの影響を受け易いため、ヌルを浅く調整することにより、所望信号の利得に対するヌルの影響を低減し、所望信号の利得を所定レベル以上に保つことができる。
このように、本実施の形態によれば、基地局装置は所望信号のSIR値と所望信号近傍の干渉信号のSIR値とがともに所定の最小閾値より低い場合は、所望信号の利得はヌルの深さの影響を受け難いため、ヌルを深く調整することにより、所望信号の利得を所定レベル以上に保ちつつ、干渉信号の利得を抑えることができる。一方、所望信号のSIRと所望信号近傍の干渉信号のSIRとがともに所定の最大閾値より高い場合は、所望信号の利得はヌルの深さの影響を受け易いため、ヌルを浅く調整することにより、所望信号の利得に対するヌルの影響を低減し、所望信号の利得を所定レベル以上に保つことができる。すなわち、本実施の形態によれば所望信号のSIR値および所望信号近傍の干渉信号のSIR値に基づき、干渉信号が所望信号に対する影響度合いに応じて、ヌルの深さを適応的に調整するため、最適なアンテナ指向性を得ることができる。
なお、本実施の形態では、重み付け制御部202において重み付けに対する調整の方法として、重み付け算出部106で算出された重み付けに定数を掛ける場合を例にとって説明したが、所望信号の到来方向と干渉信号の到来方向との到来角度差Δθの絶対値に応じて、重み付けに掛ける数値を変化させても良い。かかる場合、重み付け制御部202は、到来角度差Δθの絶対値と、重み付けに掛ける数値とが対応づけられたデータテーブルを内蔵して用いれば良い。
(実施の形態3)
図7は、本発明の実施の形態3に係る基地局装置300の主要な構成を示すブロック図である。なお、基地局装置300は、実施の形態1に示した基地局装置100(図1参照)と同様の基本的構成を有しており、同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
図7は、本発明の実施の形態3に係る基地局装置300の主要な構成を示すブロック図である。なお、基地局装置300は、実施の形態1に示した基地局装置100(図1参照)と同様の基本的構成を有しており、同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
基地局装置300は、各信号処理系統にウェイト補正部301をさらに具備する点において、実施の形態1に示した基地局装置100と相違する。
基地局装置300は、FDD(Frequency Division Duplex)方式の通信を行うために、実施の形態1に示した基地局装置100の構成を変更したものである。FDD方式の通信を行う基地局装置300は、送信および受信に異なる周波数を用いるため、送信ビームパターンと受信ビームパターンとに外れが生じ、受信パターンをそのまま送信パターンとして用いる場合、アレイアンテナの指向性が劣化する。従って、基地局装置300は、アレイアンテナの指向性を向上するために、受信ビームパターンに対して補正を行い、送信ビームパターンとして用いる。具体的には、ウェイト補正部301は、受信ウェイト算出部108から入力される受信ウェイトを下記の式(6)に従い補正し、送信ウェイト乗算部112に入力する。送信ウェイト乗算部112は、補正された受信ウェイトを送信ウェイトとして、変調部111から入力される送信信号に乗算する。
この式において、θは受信ウェイト用の受信方向であり、θ’はウェイト補正処理により得られる送信ウェイト用の送信方向である。すなわち、θは受信ウェイトにより決まるヌルの方向であり、θ’は送信ウェイトにより決まるヌルの方向である。λTXは送信信号の波長を、λRXは受信信号の波長を、fTXは送信周波数を、fRXは受信周波数を示す。
このように、本実施の形態によれば、基地局装置は受信に用いる受信ウェイトに対して補正を行い、送信ウェイトとして送信に用いるため、FDD方式の通信において送信ビームパターンと受信ビームパターンとの外れを補正することができ、アレイアンテナの指向性を向上することができる。
なお、本実施の形態に係る基地局装置300のウェイト補正部301を、実施の形態2に示した基地局装置200に適用しても良い。係る場合、図8のブロック図に示すような基地局装置400が得られる。基地局装置400は、実施の形態2に示した基地局装置200(図7参照)と同様の基本的構成を有しており、ウェイト補正部301をさらに具備する点において、実施の形態2に示した基地局装置200と相違する。この構成によれば、FDD方式の通信を行う基地局装置400において、所望信号のSIR値と干渉信号のSIR値とに基づき受信ウェイトを調整し、調整された受信ウェイトをさらに補正して送信ウェイトをして用いるため、アレイアンテナの指向性をさらに向上することができる。
以上、本発明の各実施の形態について説明した。
本発明に係る基地局装置およびアレイアンテナ制御方法は、上記各実施の形態に限定されず、種々変更して実施することが可能である。例えば、実施の形態2において、SIR算出部201に替えて、SNR算出部201aを備えるように変更して実施することが可能である。かかる場合、重み付け制御部202は、所望信号のSNR値および所望信号近傍の干渉信号のSNR値がともに所定の最小値以下である場合は、雑音が所定レベル以下であり、所望信号の利得の減少によるアレイアンテナの指向性の劣化度合いよりも、近傍の干渉信号によるアレイアンテナの指向性の劣化度合いがより大きいと判断する。従って、かかる場合は干渉信号へ向けるヌルの深さをより浅く調整して、干渉信号の影響を低減する。一方、所望信号のSNR値および所望信号近傍の干渉信号のSNR値がともに所定の最大値以上である場合は、雑音が所定レベル以上であり、所望信号近傍の干渉信号によるアレイアンテナの指向性の劣化度合いよりも、所望信号の利得の減少によるアレイアンテナの指向性の劣化度合いがより大きいと判断する。従って、かかる場合は干渉信号へ向けるヌルの深さをより深く調整して、所望信号の利得を向上する。
なお、ここでは、本発明をハードウェアで構成する場合を例にとって説明したが、本発明をソフトウェアで実現することも可能である。例えば、本発明に係るアレイアンテナ制御方法のアルゴリズムをプログラミング言語によって記述し、このプログラムをメモリに記憶しておいて情報処理手段によって実行させることにより、本発明に係る基地局装置と同様の機能を実現することができる。
本発明に係る基地局装置およびアレイアンテナ制御方法は、アレイアンテナを用いて通信を行う移動通信システム等の用途に適用することができる。
101 アレイアンテナ
102 無線受信部
103 受信電力算出部
104 到来方向推定部
105 到来角度差算出部
106 重み付け算出部
107 受信電力重み付け部
108 受信ウェイト算出部
109 受信ウェイト乗算部
110 復調部
111 変調部
112 送信ウェイト乗算部
113 無線送信部
151−1、151−2、151−3 信号処理系統
102 無線受信部
103 受信電力算出部
104 到来方向推定部
105 到来角度差算出部
106 重み付け算出部
107 受信電力重み付け部
108 受信ウェイト算出部
109 受信ウェイト乗算部
110 復調部
111 変調部
112 送信ウェイト乗算部
113 無線送信部
151−1、151−2、151−3 信号処理系統
Claims (11)
- 通信相手以外の移動局ヌルを向ける受信ウェイトを生成する受信ウェイト生成手段と、
前記通信相手の移動局からの第1信号の到来方向と、前記通信相手以外の移動局からの第2信号の到来方向との到来角度差を算出する到来角度差算出手段と、
前記到来角度差を用いて前記ヌルの深さを調整する調整手段と、
前記第1信号および前記第2信号に前記受信ウェイトを乗じて受信する受信手段と、
を具備する基地局装置。 - 前記調整手段は、
前記到来角度差が小さいほど、前記ヌルの深さをより浅く調整する、
請求項1記載の基地局装置。 - 前記第1信号のSIR値と前記第2信号のSIR値とを算出するSIR算出手段、
をさらに具備し、
前記調整手段は、
前記到来角度差に加え、前記第1信号のSIR値と前記第2信号のSIR値とをさらに用いて前記ヌルの深さを調整する、
請求項1記載の基地局装置。 - 前記調整手段は、
前記第1信号のSIR値と前記第2信号のSIR値とが共に第2閾値より小さい場合、前記ヌルの深さをより深く調整する、
請求項3記載の基地局装置。 - 前記調整手段は、
前記第1信号のSIR値と前記第2信号のSIR値とが共に第3閾値より大きい場合、前記ヌルの深さをより浅く調整する、
請求項4記載の基地局装置。 - 前記第1信号のSNR値と前記第2信号のSNR値とを算出するSNR算出手段、
をさらに具備し、
前記調整手段は、
前記到来角度差に加え、前記第1信号のSNR値と前記第2信号のSNR値とをさらに用いて前記ヌルの深さを調整する、
請求項1記載の基地局装置。 - 前記調整手段は、
前記第1信号のSNR値と前記第2信号のSNR値とが共に第4閾値より小さい場合、前記ヌルの深さをより浅く調整する、
請求項6記載の基地局装置。 - 前記調整手段は、
前記第1信号のSNR値と前記第2信号のSNR値とが共に第5閾値より大きい場合、前記ヌルの深さをより深く調整する、
請求項7記載の基地局装置。 - 前記受信ウェイトを補正し、送信ウェイトを生成する受信ウェイト補正手段、
をさらに具備し、
前記送信ウェイトを用い、FDD方式で送信を行う送信手段、
を具備する、
請求項1記載の基地局装置。 - 前記受信ウェイト補正手段は、
前記受信手段に用いられる第1周波数と、前記送信手段に用いられる周波数との比率を用いて前記受信ウェイトを補正する、
請求項9記載の基地局装置。 - 通信相手の移動局に向けるビームと、通信相手以外の移動局に向けるヌルとを形成する受信ウェイトを生成するステップと、
前記通信相手の移動局からの第1信号の到来方向と、前記通信相手以外の移動局からの第2信号の到来方法との到来角度差を算出するステップと、
前記到来角度差を用いて前記ヌルの深さを調整するステップと、
前記受信ウェイトを用いて前記第1信号と、前記第2信号とを受信するステップと、
を有するアレイアンテナ制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006140452A JP2007312205A (ja) | 2006-05-19 | 2006-05-19 | 基地局装置およびアレイアンテナ制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006140452A JP2007312205A (ja) | 2006-05-19 | 2006-05-19 | 基地局装置およびアレイアンテナ制御方法 |
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---|---|
JP2007312205A true JP2007312205A (ja) | 2007-11-29 |
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ID=38844629
Family Applications (1)
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JP (1) | JP2007312205A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2006
- 2006-05-19 JP JP2006140452A patent/JP2007312205A/ja active Pending
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