JP5494665B2 - 無線通信装置、無線通信方法およびプログラム - Google Patents

無線通信装置、無線通信方法およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、無線通信装置、無線通信方法およびプログラムに関する。
近年、データの送受信を高速で行うために、送信装置にて複数に分離したデータを複数のアンテナから同時に送信し、これらのデータを受信装置の複数のアンテナで受信し、受信したデータから送信アンテナ毎のデータ系列を分離して元のデータを復元させる無線通信方法であるMIMO(Multi Input Multi Output)が普及してきている。MIMOでは、3本以上の複数のアンテナを備え、これらのうちから選択した2本以上のアンテナを用いて信号を送受信する無線通信装置が用いられる。
なお、上述した無線通信装置では、複数のアンテナでそれぞれ受信した無線信号の間の相関値が小さいほど、1本のアンテナが送受信するデータ量を大きくすることができる。そこで、複数のアンテナでそれぞれ受信した無線信号の間の相関値を推定し、推定した相関値が小さくなるアンテナを用いて通信する技術が考えられている(例えば、特許文献1、2参照。)
特許第4202162号公報 特許第3108641号公報
しかし、特許文献1に開示された技術においては、複数のアンテナでそれぞれ受信した無線信号の間の相関値を推定するために、ウェイトベクトルを用いた煩雑な演算や復調した受信信号の再変調などを行うため、無線通信装置が行う演算量が非常に大きなものとなってしまうという問題点がある。
また、特許文献2に開示された技術においては、無線信号の間の相関値を推定するために、受信した無線信号に対して直交検波を行う。そのため、無線通信装置の処理負荷が大きくなってしまうという問題点がある。
本発明は、上述した課題を解決する無線通信装置、無線通信方法およびプログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の無線通信装置は、
無線局との間で無線信号をそれぞれ送受信可能な複数のアンテナを有する無線通信装置であって、
前記複数のアンテナが前記無線局から受信した無線信号に基づいて、当該無線通信装置から前記無線局へ向かう方向を示す方向ベクトルを決定し、該方向ベクトルが垂線となる平面を算出する方向決定部と、
前記複数のアンテナから該複数のアンテナの本数よりも少ない複数のアンテナの組合せを抽出し、該組合せをグループとして決定するグループ決定部と、
前記平面上に前記方向ベクトルと平行に射影したアンテナの座標間の距離を算出し、前記グループ毎に、該グループを構成するアンテナの座標間の距離の算出結果のうちの最短距離を当該グループのグループ最短距離とする距離算出部と、
前記グループ最短距離が最長であるグループを特定する特定部と、前記特定部が特定したグループを構成する複数のアンテナをそれぞれ用いて前記無線局と通信する複数の通信部とを有する。
また、上記課題を解決するために、本発明の無線通信方法は、
無線局との間で無線信号をそれぞれ送受信可能な複数のアンテナを有する無線通信装置における無線通信方法であって、
前記複数のアンテナが前記無線局から受信した無線信号に基づいて、当該無線通信装置から前記無線局へ向かう方向を示す方向ベクトルを決定し、該方向ベクトルが垂線となる平面を算出し、
前記複数のアンテナから該複数のアンテナの本数よりも少ない複数のアンテナの組合せを抽出し、該組合せをグループとして決定し、
前記平面上に前記方向ベクトルと平行に射影したアンテナの座標間の距離を算出し、前記グループ毎に、該グループを構成するアンテナの座標間の距離の算出結果のうちの最短距離を当該グループのグループ最短距離とし、
前記グループ最短距離が最長であるグループを特定し、
前記特定したグループを構成する複数のアンテナをそれぞれ用いて、当該無線通信装置が有する複数の通信部が前記無線局と通信する。
また、コンピュータに実行させるプログラムであって、
無線局との間で無線信号をそれぞれ送受信可能な複数のアンテナを有する無線通信装置に、前記複数のアンテナが前記無線局から受信した無線信号に基づいて、当該無線通信装置から前記無線局へ向かう方向を示す方向ベクトルを決定し、該方向ベクトルが垂線となる平面を算出する方向決定手順と、
前記複数のアンテナから該複数のアンテナの本数よりも少ない複数のアンテナの組合せを抽出し、該組合せをグループとして決定するグループ決定手順と、
前記平面上に前記方向ベクトルと平行に射影したアンテナの座標間の距離を算出し、前記グループ毎に、該グループを構成するアンテナの座標間の距離の算出結果のうちの最短距離を当該グループのグループ最短距離とする距離算出手順と、
前記グループ最短距離が最長であるグループを特定する特定手順と、
前記特定手順にて特定したグループを構成する複数のアンテナをそれぞれ用いて、当該無線通信装置が有する複数の通信部が前記無線局と通信する通信手順とを実行させる。
本発明によれば、複数のアンテナを有する無線通信装置において使用できるアンテナの本数に制限がある場合、適切なアンテナの組合せを容易に選択することができる。
本発明の実施形態1の無線通信装置の構成を示す図である。 方向ベクトルが垂線となる平面に対して方向ベクトルと平行に射影したアンテナの座標を示す図である。 アンテナ間の距離と、無線信号の相関係数との特性の第1の例を示す図である。 アンテナ間の距離と、無線信号の相関係数との特性の第2の例を示す図である。 N本のアンテナのうちからL本のアンテナを選択して通信を行う動作を示すフローチャートである。 実施形態2の無線通信装置の構成を示す図である。 グループ変更情報のデータ構造の一例を示す図である。 所定時間が経過するごとに、特定部が異なるグループを特定する動作の一例を示す図である。 アンテナ特定情報のデータ構造の一例を示す図である。 N本のアンテナを円を形成するように配置した一例を示す図である。 方向ベクトルが垂線となる直線に対して方向ベクトルと平行に射影したアンテナの座標を示す図である。
(実施形態1)
以下、本発明の実施形態1の無線通信装置(無線通信方法およびプログラムを含む)を説明する。
まず、実施形態1の無線通信装置1の構成について、図1を参照して説明する。
図1に示すように、実施形態1の無線通信装置1には、N本(N;3以上の整数)のアンテナ11−1〜11−Nと、制御部12と、選択部13と、N−1個の通信部14−1〜14−(N−1)とが設けられている。
また、制御部12には、方向決定部121と、グループ決定部122と、距離算出部123と、特定部124とが設けられている。
なお、本実施形態では、通信部の個数が「N−1」個である場合を例に挙げて説明するが、通信部の個数は2個以上であり、かつN個未満の整数であれば任意の個数でよい。ただし、無線通信装置1に通信部がN個以上設けられていてもよいが、通信に使用する通信部の個数は、アンテナの本数よりも少ない数である。例えば、N個の通信部と、N個のアンテナとが設けられており、通信部のうち1個の通信部を無線通信装置1の省電力対策で使用しない場合、本発明が適用できる。
無線通信装置1は、N本のアンテナ11−1〜11−NのうちからL本(2≦L≦N−1)のアンテナを特定し、当該L本のアンテナを用いて無線局2との間で無線信号を送受信する。無線局2の数は任意でよい。また、無線局2は、端末局と基地局とのどちらでもよい。
なお、以下では、無線通信装置1が特定するアンテナの本数Lが通信部14−1〜14−(N−1)の個数N−1と同じである場合を例に挙げて説明する。また、以下では、アンテナ11−1〜11−Nのうちのi番目(1≦i≦N)のアンテナを、アンテナ11−iと表記する。
制御部12は、アンテナ11−1〜11−Nにより無線局2から受信して通信部14−1〜14−(N−1)から出力された信号に基づいて、アンテナ11−1〜11−NのうちからL本のアンテナを特定して選択部13へ通知する。
方向決定部121は、通信部14−1〜14−(N−1)から出力された信号に基づいて、無線通信装置1から無線局2へ向かう方向を示す「方向ベクトルDDoA」を決定する。
なお、方向ベクトルDDoAを決定する方法については、種々の方法がある。
例えば、方向決定部121が、無線通信装置1の位置に対する無線局2の相対位置を求め、その無線局2の相対位置に基づいて方向ベクトルDDoAを決定する方法がある。
この方法では、方向決定部121が、無線局2から位置情報を取得し、GPS(Global Positioning System)で測定した無線通信装置1の位置(例えば、経緯度および高度)に対する無線局2から取得した位置情報が示す位置を無線局2の相対位置とする。
また、別の方法として、方向決定部121が、アンテナ11−1〜11−Nを用いて受信された無線信号に基づいて当該無線信号が到来した方向を算出し、この方向を示すベクトルを方向ベクトルDDoAとして決定する方法がある。
この方法では、無線信号が到来した方向を算出するために、アンテナ11−1〜11−Nを用いて、時分割で順次、無線信号が受信され、方向決定部121は、アンテナ11−1〜11−Nを用いて受信されたN個の無線信号に基づいて当該無線信号が到来した方向を算出する。
また、無線信号が到来した方向を算出するために、N本のうちからL本のアンテナの組合せのすべてを抽出し、その抽出した組合せ毎に、L本のアンテナを用いて無線信号を受信し、方向決定部121は、それぞれのアンテナの組合せにより個々に受信された無線信号に基づいて当該無線信号が到来した方向を算出してもよい。
本実施形態では、無線局2の相対位置に基づいて方向ベクトルDDoAを決定する場合を例に挙げて説明する。
この場合、通信部14−1〜14−(N−1)は、無線局2へ位置情報の送信を要求するための送信要求信号を接続されたアンテナを用いて送信し、送信要求信号に応じて無線局2から無線信号として送信されてきた無線局2の位置情報を受信する。
そして、方向決定部121が、通信部14−1〜14−(N−1)により無線信号として受信された位置情報を取得し、無線通信装置1の位置に対する取得した無線局2の位置情報が示す位置を無線局2の相対位置として、方向ベクトルDDoAを決定する。
なお、以下では、図2に示すように、アンテナ11−1〜11−Nと無線局2とが三次元で配置されている場合を例に挙げて説明する。図2に示したxyz空間上で方向ベクトルDDoAは、以下の式1で表すことができる。
Figure 0005494665
また、方向決定部121は、方向ベクトルDDoAが垂線となる平面Fを算出する。この平面Fを示す式は、以下に示す式2で表すことができる。
Figure 0005494665
なお、式2に示したEは、任意の定数である。
そして、方向決定部121は、方向ベクトルDDoAおよび平面Fを距離算出部123へ通知する。
グループ決定部122は、N本のアンテナからL本のアンテナの組合せのすべてを抽出し、それぞれの組合せを個々のグループとして決定し、距離算出部123へ通知する。なお、グループ決定部122は、以下の式3に示すグループ数NUMGRPと同じ数のグループを距離算出部123へ通知する。
Figure 0005494665
距離算出部123は、グループ決定部122から通知されたグループごとに、各グループを構成するL本のアンテナから抽出した2本のアンテナそれぞれを方向ベクトルDDoAと平行に平面F上へ射影した2点間の距離dijを算出する。同様にして、距離算出部123は、L本のアンテナから抽出した2本のアンテナの組合せの全てについて、方向ベクトルDDoAと平行に平面F上に射影した2点間の距離を算出する。すなわち、距離算出部123は、以下の式4に示すアンテナペア数NUMATNと同じ数の距離dijを算出する。
Figure 0005494665
以下に、距離dijの具体的な算出方法を説明する。
まず、距離算出部123は、方向決定部121から通知された平面F上へ、方向決定部121から通知された方向ベクトルDDoAと平行に射影したアンテナ11−iの座標(xi,yi,zi)を算出する。
なお、座標(xi,yi,zi)である平面F上の点Piは、以下の式5に示す直線と平面Fとの交点である。
Figure 0005494665
さらに、距離算出部123は、i番目のアンテナ11−iを射影した点Piと、j番目のアンテナ11−jを射影した点Pjとの間の距離dijを算出する。
続いて、距離算出部123は、グループ決定部122から通知されたグループごとに、そのグループを構成するL本のアンテナから抽出した2本のアンテナの組合せの全てについて算出した距離dijのうち最も短い距離を、そのグループのグループ最短距離Dminとする。
そして、距離算出部123は、グループ決定部122から通知された各グループのグループ最短距離Dminを特定部124へ出力する。
特定部124は、距離算出部123から出力された各グループのグループ最短距離Dminを互いに比較し、グループ最短距離Dminが最長であるグループを特定する。そして、特定部124は、特定したグループを構成するL本のアンテナを選択部13へ通知する。
なお、図2に示した例においてN本のアンテナ11−1〜11−Nから3本のアンテナを選択する場合、特定部124は、グループ最短距離Dminが最長であるアンテナ11−1、11−2、11−Nで構成されるグループを特定する。
なお、文献A(唐沢好男著「ディジタル移動通信の電波伝搬基礎」コロナ社、2003年、p67)には、図3および図4に示すように、2本のアンテナ間の距離が大きくなるにつれて、各アンテナで送受信した無線信号の間の相関係数ρpが小さくなることが開示されている。
つまり、特定部124は、N本のアンテナ11−1〜11−Nのうちから、方向ベクトルDDoAが示す方向から送信されてきた無線局2の無線信号に対して相関値が最も小さくなるようなL本のアンテナを特定する。
図1を再び参照すると、選択部13は、N本のアンテナのうち、特定部124から通知されたグループを構成するL本のアンテナを選択する。
ここでいう「選択」とは、選択部13が、特定部124から通知されたL本のアンテナと、通信部14−1〜14−(N−1)のうちのL個の通信部とをそれぞれ1対1で接続する動作を指す。
この説明例では、特定部124が特定するアンテナの本数Lと通信部14−1〜14−(N−1)の個数N−1とが同じであるため、特定部124から通知されたL本のアンテナと、通信部14−1〜14−(N−1)とがそれぞれ1対1で接続される。
なお、選択部13により、アンテナ11−iと通信部14−1〜14−(N−1)のいずれか1個とが接続されている場合、アンテナ11−iが無線局2から受信した無線信号が当該アンテナ11−iと接続された通信部へ出力される。
通信部14−1〜14−(N−1)は、送信ユニットと受信ユニットとから構成される。
通信部14−1〜14−(N−1)のうちのL個の通信部は、選択部13により選択されたL本のアンテナを用いて、無線局2へ無線信号を送信する。
また、通信部14−1〜14−(N−1)のうちのL個の通信部は、選択部13により選択されたL本のアンテナを用いて、無線局2から送信されてきた無線信号を受信する。
また、本実施形態では、通信部14−1〜14−(N−1)は、無線局2から無線信号として送信されてきた無線局2の位置情報を受信し、方向決定部121へ出力する。
なお、通信部14−1〜14−(N−1)それぞれは、複数の利用者が個々に用いる複数の端末(図示せず)と接続されていてもよい。
つぎに、上記構成を有する無線通信装置1が、N本のアンテナ11−1〜11−NのうちからL本のアンテナを選択して通信を行う動作について、図5を参照して説明する。
図5に示すステップ21にて、まず、通信部14−1〜14−(N−1)は、それぞれ接続されたアンテナ11−1〜11−Nを用いて無線局2から受信した無線局2の位置情報を方向決定部121へ出力する。
すると、ステップ22にて、方向決定部121は、無線局2の位置情報と無線通信装置1の位置情報とに基づいて、無線通信装置1から無線局2へ向かう方向を示す方向ベクトルDDoAを決定して距離算出部123へ通知する。
続いて、方向決定部121は、方向ベクトルDDoAが垂線となる平面Fを算出して距離算出部123へ通知する。
また、ステップ23にて、グループ決定部122は、N本のアンテナからL本のアンテナの組合せのすべてを抽出し、それぞれの組合せを個々のグループとして決定する。そして、グループ決定部122は、決定したグループを距離算出部123へ通知する。
すると、ステップ24にて、距離算出部123は、グループ決定部122から通知されたグループごとに、各グループを構成するL本のアンテナから抽出した2本のアンテナの組合せの全てについて、その2本のアンテナを方向ベクトルDDoAと平行に平面F上へ射影した2点間の距離dijを算出する。
さらに、ステップ25にて、距離算出部123は、グループごとに、そのグループを構成するL本のアンテナから抽出された2本のアンテナの組合せの全てについて算出した距離dijのうち最も短い距離を、そのグループのグループ最短距離Dminとし、特定部124へ出力する。
すると、ステップ26にて、特定部124は、距離算出部123から出力された各グループのグループ最短距離Dminを互いに比較する。
そして、ステップ27にて、特定部124は、グループ最短距離Dminが最長であるグループを特定し、当該グループに属するL本のアンテナを選択部13へ通知する。
すると、ステップ28にて、選択部13は、特定部124から通知されたL本のアンテナと、通信部14−1〜14−(N−1)のうちのL個の通信部とをそれぞれ1対1で接続する。
なお、この説明例では、アンテナの本数Lは通信部14−1〜14−(N−1)の個数N−1と同じであるため、選択部13は、特定部124から通知されたN−1本のアンテナと、通信部14−1〜14−(N−1)とをそれぞれ1対1で接続する。
そして、ステップ29にて、通信部14−1〜14−(N−1)それぞれは、選択部13により個々に接続されたアンテナを用いて、無線局2との間で無線信号の送受信を行う。
以上で、無線通信装置1がN本のアンテナからL本のアンテナを選択して通信を行う一連の動作が終了する。
なお、N本のアンテナから2本(L=2)のアンテナを選択部13が選択する場合、式4に示したアンテナペア数NUMATNの値は「1」となる。そのため、各グループを構成する2本のアンテナ間の距離とグループ最短距離Dminとは同じとなり、特定部124は、N本のアンテナのうちで平面F上に射影された2点間の距離が最も大きな2本のアンテナで構成されるグループを特定する。
以上説明したように、本発明の実施形態1によれば、無線通信装置1は、無線通信装置1と無線局2とアンテナ11−1〜11−Nとの幾何学的な配置に基づいて、アンテナ11−1〜11−Nのうちからグループ最短距離Dminが最長となるL本のアンテナを特定する。
そのため、無線局2との間で送受信する無線信号の相関値が最も小さくなるL本のアンテナを、演算量が非常に少ない幾何計算により特定することができ、それに伴って、N本のアンテナを有する無線通信装置において使用できるアンテナの本数に制限がある場合、適切なアンテナの組合せを容易に選択することが可能となる。
(実施形態2)
つぎに、実施形態2の無線通信装置について説明する。
実施形態2の無線通信装置1Aは、通信部14−1〜14−(N−1)を有していない点と、図6に示す送信部15−1〜15−(N−1)、受信部16−1〜16−N、分波部17−1〜17−Nとを有している点とで、図1に示した無線通信装置1と異なっている。
送信部15−1〜15−(N−1)それぞれは、送信ユニットである。
送信部15−1〜15−(N−1)のうちL個の送信部は、選択部13が選択したL本のアンテナを用いて、無線局2へ無線信号を送信する。
なお、本実施形態では、送信部の個数が「N−1」個である場合を例に挙げて説明するが、送信部の個数は2個以上であり、かつN個未満の整数であれば任意の個数でよい。また、以下では、特定部124が特定するアンテナの本数Lが送信部15−1〜15−(N−1)の個数N−1と同じである場合を例に挙げて説明する。
受信部16−1〜16−Nは、N本のアンテナ11−1〜11−Nに1対1で対応して設けられた受信ユニットである。
受信部16−1〜16−Nは、無線通信装置1Aが具備するアンテナ11−1〜11−Nすべてを用いて、無線局2から送信されてきた無線信号を受信する。
また、受信部16−1〜16−Nは、アンテナ11−1〜11−Nを用いて無線局2から受信した無線局2の位置情報を方向決定部121へ出力する。
なお、実施形態2の無線通信装置1Aは、実施形態1の無線通信装置1が有する通信部14−1〜14−(N−1)の個数よりも多いN個の受信部16−1〜16−Nを具備している。そのため、無線通信装置1Aは、無線通信装置1よりも良好な受信性能を有している。
分波部17−1〜17−Nは、アンテナ11−1〜11−Nと1対1で対応して設けられている。分波部17−1〜17−Nの例としては、デュプレクサが挙げられる。
分波部17−1〜17−Nそれぞれは、送信部15−1〜15−(N−1)のうちのL個の送信部が出力してきたL本のアンテナから送信される無線信号の伝送路と、アンテナ11−1〜11−Nを用いて受信して受信部16−1〜16−Nへ出力する無線信号の伝送路とを分離する役割を果たす。
また、本実施形態では、特定部124は、すべてのグループのうちからグループ最短距離Dminが最長であるグループを特定し、当該グループに属するL本のアンテナを選択部13へ通知する。
すると、選択部13は、特定部124から通知されたアンテナを選択する。つまり、選択部13は、特定部124から通知されたL本のアンテナと、送信部15−1〜15−(N−1)のうちL個の送信部とをそれぞれ1対1で接続する。
この説明例では、特定部124が特定したアンテナの本数Lと送信部15−1〜15−(N−1)の個数N−1とが同じであるため、特定部124から通知されたL本のアンテナと、送信部15−1〜15−(N−1)とがそれぞれ1対1で接続される。
そして、送信部15−1〜15−(N−1)それぞれは、選択部13により接続されたL本のアンテナを用いて、無線局2へ無線信号を送信する。
なお、受信部16−1〜16−Nは、無線通信装置1Aが具備するN本のアンテナすべてを用いて、無線局2から送信されてきた無線信号を受信する。
以上説明したように、実施形態2によれば、無線局2との間で送受信する無線信号の相関値が最も小さくなるL本のアンテナを、演算量が非常に少ない幾何計算により特定することができ、それに伴って、N本のアンテナを有する無線通信装置において使用できるアンテナの本数に制限がある場合、適切なアンテナの組合せを容易に選択することが可能となる。
なお、実施形態2によれば、無線通信装置1Aは、図1に示した無線通信装置1が具備する通信部14−1〜14−(N−1)の個数よりも数が多いN個の受信部16−1〜16−Nを有している。そのため、無線通信装置1Aが、無線局2からアンテナ11−1〜11−Nを用いて受信した無線信号に基づいて方向ベクトルDDoAを決定する場合、実施形態1のように、時分割で順次、無線信号を受信する必要が無いため、当該無線信号を実施形態1よりも短時間で受信することができる。
なお、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、様々な変形例を構成することが可能である。
無線通信装置1の通信部14−1〜14−(N−1)が複数の端末(図示せず)と接続されており、かつ無線通信装置1がそれぞれ異なる方向に位置している複数の無線局2と通信可能である場合、複数の端末(図示せず)それぞれに応じて通信対象の無線局2は異なる。この場合、各端末がそれぞれ通信する無線局2の方向ベクトルDDoAは互いに異なるため、各端末が無線通信装置1を介して無線局2と通信する際のL本のアンテナのグループも互いに異なったグループとなる。
そのため、グループ決定部122が決定したグループのうちの互いに異なるグループを構成するアンテナを、互いに異なる無線局2と通信を行う端末ごとに利用できるようにする必要がある。
このような動作を実現するために、特定部124は、グループ変更情報を記憶しておく。
図7に示すように、グループ変更情報は、グループ決定部122が決定したグループのうちの複数のグループそれぞれと、各グループを構成するアンテナと、各グループを構成するアンテナをそれぞれ用いて無線局2と通信を行う端末とを対応付ける情報である。
そして、特定部124は、図8に示すように、所定時間ごとに、同じ周波数帯BNDにて無線信号を送受信する互いに異なるグループを、図7に示したグループ変更情報のうちから1つずつ順番に特定して選択部13へ通知する。なお、図8の例では、特定部124は、所定時間T1にてグループ変更情報に記憶されているグループG1を特定して選択部13へ通知し、所定時間T2にてグループ変更情報からグループG2を特定して選択部13へ通知し、所定時間T3にてグループ変更情報からグループG3を特定して選択部13へ通知する。
すると、選択部13は、特定部124からグループが通知されるごとに、当該グループを構成するL本のアンテナを選択する。
これにより、複数の利用者が個々に用いる複数の端末が、無線通信装置1が具備するアンテナ11−1〜11−Nや通信部14−1〜14−(N−1)などを共通して利用することができる。
また、互いに異なるタイミングで方向決定部121がそれぞれ決定した複数の方向ベクトルDDoAが同じ方向を示している場合、それぞれのタイミングで特定部124が特定するグループは互いに同じとなる。
この場合、方向決定部121は、無線通信装置1を基準とする所定方向(例えば、東西南北などの方角)が垂線となる平面Fを算出して距離算出部123へ通知する。
距離算出部123は、各グループを構成するL本のアンテナから抽出される2本のアンテナの組合せの全てについて、その2本のアンテナを所定方向と平行に平面F上へ射影した2点間の距離dijを算出する。そして、距離算出部123は、グループごとに、そのグループを構成するL本のアンテナから抽出した2本のアンテナの組合せの全てについて算出した距離dijのうち最も短い距離をそのグループのグループ最短距離Dminとする。そして、距離算出部123は、各グループのグループ最短距離Dminを特定部124へ出力する。
特定部124は、各グループのグループ最短距離Dminを互いに比較し、グループ最短距離Dminが最長であるグループを特定する。そして、特定部124は、特定したグループと、所定方向とを対応付けた情報を、図9に示すアンテナ特定情報として記憶する。なお、方向決定部121と距離算出部123と特定部124とは、任意の所定方向に対して、上述した動作を繰り返し実行する。
このような動作を行うことにより、特定部124は、無線通信装置1を基準とするそれぞれの所定方向と、各所定方向に送受信した無線信号の相関値がそれぞれ最小となるL本のアンテナの組合せとを対応付けて記憶することとなる。
そして、特定部124は、アンテナ11−1〜11−Nにより無線局2から受信した信号に基づいて方向決定部121が方向ベクトルDDoAを決定した場合、当該方向ベクトルDDoAと方向が同じである所定方向に対応付けて記憶されているL本のアンテナを特定して選択部13へ通知する。
これにより、方向決定部121が方向ベクトルDDoAを決定するごとに、方向決定部121が平面Fを算出したり、距離算出部123がグループ最短距離Dminを算出したりすることが不要となり、無線通信装置1の演算量を低減することが可能となる。
また、無線信号を全方位に対して同一の信号強度で送信する無指向性のオムニアンテナをアンテナ11−1〜11−Nとして用い、図10に示すように、これらのアンテナ11−1〜11−Nを同一の平面上に円を形成するように配列した場合、全方位に対してグループ最短距離Dminが一定値となる。そのため、任意の方向に位置する無線局2との間でL本のアンテナを用いて送受信した無線信号の相関値をさらに小さくすることができ、MIMOにおける通信品質の劣化や送受信可能なデータ量の低下を回避することができる。
また、図1に示したグループ決定部122は、無線局2との間で通信部14−1〜14−(N−1)が送受信する無線信号のデータ量に基づいて、各グループを構成するアンテナの本数Lを変更してもよい。
これにより、データ量が少ない場合に、電力を供給する送信ユニットまたは受信ユニットの数を減らすことができ、それに伴って無線通信装置1の消費電力を低減することができる。
また、図1に示したグループ決定部122は、通信部14−1〜14−(N−1)が行う通信の種類と品質との少なくとも一方に基づいて、各グループを構成するアンテナの本数Lを変更してもよい。
これにより、通信部14−1〜14−(N−1)から送受信される無線信号の通信速度を保証するために所定の通信帯域を確保するQoS(Quality of Service)に対応して、電力を供給する通信部14−1〜14−(N−1)の数を減らすことができ、それに伴って無線通信装置1の消費電力を低減することができる。
なお、無線通信装置1Aは、無線信号を送信する周波数帯および無線信号を受信する周波数帯としてそれぞれ異なる周波数帯を割り当てて全二重通信を行うFDD(Frequency Division Duplex;周波数分割複信)システムに設けることが可能である。
この場合、図6に示した分波部17−1〜17−Nとして、無線信号の送信周波数帯を通過域として有し、かつ無線信号の受信周波数帯を阻止域として有する送信フィルタと、受信周波数帯を通過域として有し、かつ送信周波帯数を阻止域として有する受信フィルタとを用いればよい。
また、無線通信装置1Aは、共通の周波数帯において、所定期間ごとに無線信号の送信または受信を交互に行う全二重通信方式であるTDD(Time Division Duplex;時分割複信)システムに設けることも可能である。
この場合、分波部17−1〜17−Nとして、無線信号を送信する期間において、特定部124が特定したグループを構成するいずれか1本の特定のアンテナと送信部15−1〜15−(N−1)のいずれか1個とを接続し、無線信号を受信する期間において、当該特定のアンテナと受信部16−1〜16−Nのいずれか1つとを接続するスイッチを用いればよい。
また、本発明の無線通信装置は、図11に示すように、N個のアンテナ11−1〜11−Nと無線局2との両方が同一のxy平面上に位置している場合でも、相関値が最も小さくなるようなL本のアンテナを特定することが可能である。
図11に示すxy平面上における方向ベクトルDDoAは、以下の式6で表わすことができる。
Figure 0005494665
また、この方向ベクトルDDoAが垂線となるxy平面上の直線LNを算出する。この直線LNを示す式は、以下に示す式7で表わすことができる。
Figure 0005494665
なお、式7に示したE1は、任意の定数である。そして、方向決定部121は、方向ベクトルDDoAおよび直線LNを距離算出部123へ通知する。
距離算出部123は、グループ決定部122から通知されたグループごとに、各グループを構成するL本のアンテナの内の2本のアンテナの全ての組合せについて、その2本のアンテナを方向ベクトルDDoAと平行に直線LN上へ射影した2点間の距離dijを算出する。
以下に、距離dijの具体的な算出方法を説明する。
まず、距離算出部123は、方向決定部121から通知された直線LN上へ、方向決定部121から通知された方向ベクトルDDoAと平行に射影したアンテナ11−iの座標(xi,yi)を算出する。なお、座標(xi,yi)である直線LN上の点Piは、以下の式8に示す直線と直線LNとの交点である。
Figure 0005494665
さらに、距離算出部123は、i番目のアンテナ11−iを射影した点Piと、j番目のアンテナ11−jを射影した点Pjとの間の距離dijを算出する。続いて、距離算出部123は、グループごとに、そのグループを構成するL本のアンテナから抽出した2本のアンテナの組合せの全てについて算出した距離dijのうち最も短い距離を、そのグループのグループ最短距離Dminとする。そして、距離算出部123は、グループ決定部122から通知されたグループそれぞれのグループ最短距離Dminを特定部124へ出力する。
なお、図11に示した例においてN本のアンテナ11−1〜11−Nから3本のアンテナを選択する場合、特定部124は、グループ最短距離Dminが最長であるアンテナ11−1、11−4、11−Nで構成されるグループを特定する。
なお、本発明においては、無線通信装置1内の処理は上述の専用のハードウェアにより実現されるもの以外に、その機能を実現するためのプログラムを、無線通信装置1として動作させるコンピュータにて読取可能な記録媒体に記録し、この記録媒体に記録されたプログラムをそのコンピュータに読み込ませ、実行するものであってもよい。無線通信装置1として動作させるコンピュータにて読取可能な記録媒体とは、フロッピーディスク(登録商標)、光磁気ディスク、DVD、CDなどの移設可能な記録媒体の他、そのコンピュータに内蔵されたHDD等を指す。この記録媒体に記録されたプログラムは、例えば、無線通信装置1として動作させるコンピュータが有する制御部12として動作するプロセッサにて読み込まれ、そのプロセッサの制御によって、上述したものと同様の処理が行われる。
ここで、制御部12として動作するプロセッサは、プログラムが記録された記録媒体から読み込まれたプログラムを実行するものである。
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明の要旨を逸脱しない範囲で当業者が理解し得る各種の変形が可能である。
この出願は、2009年9月2日に出願された日本出願2009−202512を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。

Claims (8)

  1. 無線局との間で無線信号をそれぞれ送受信可能な複数のアンテナを有する無線通信装置であって、
    前記複数のアンテナが前記無線局から受信した無線信号に基づいて、当該無線通信装置から前記無線局へ向かう方向を示す方向ベクトルを決定し、該方向ベクトルが垂線となる平面を算出する方向決定部と、
    前記複数のアンテナから該複数のアンテナの本数よりも少ない複数のアンテナの組合せを抽出し、該組合せをグループとして決定するグループ決定部と、
    前記平面上に前記方向ベクトルと平行に射影したアンテナの座標間の距離を算出し、前記グループ毎に、該グループを構成するアンテナの座標間の距離の算出結果のうちの最短距離を当該グループのグループ最短距離とする距離算出部と、
    前記グループ最短距離が最長であるグループを特定する特定部と、
    前記特定部が特定したグループを構成する複数のアンテナをそれぞれ用いて前記無線局と通信する複数の通信部とを有する無線通信装置。
  2. 請求項1に記載の無線通信装置において、
    前記方向決定部は、当該無線通信装置を基準とする所定方向が垂線となる平面を算出し、
    前記距離算出部は、前記所定方向が垂線となる平面上に該所定方向と平行に射影したアンテナの座標間の距離を算出し、前記グループ毎に、該グループを構成するアンテナの座標間の距離の算出結果のうちの最短距離を当該グループのグループ最短距離とし、
    前記特定部は、前記グループ最短距離が最長であるグループを特定し、該特定したグループと前記所定方向とを対応付けて記憶し、前記方向決定部が前記方向ベクトルを決定した場合、該方向ベクトルと方向が同じである前記所定方向と対応付けて記憶しているグループを特定することを特徴とする無線通信装置。
  3. 請求項1または2に記載の無線通信装置において、
    前記通信部は、前記無線局の位置を示す位置情報を前記無線信号として前記無線局から取得し、
    前記方向決定部は、前記通信部が取得した前記無線局の位置情報と、当該無線通信装置の位置情報とに基づいて、前記方向ベクトルを決定することを特徴とする無線通信装置。
  4. 請求項1または2に記載の無線通信装置において、
    前記方向決定部は、前記複数のアンテナがそれぞれ受信した無線信号に基づいて該無線信号が到来した方向を算出し、該算出した方向を示すベクトルを前記方向ベクトルとして決定することを特徴とする無線通信装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の無線通信装置において、
    前記グループ決定部は、前記通信部が送受信する前記無線信号のデータ量に応じて、前記グループを構成するアンテナの本数を変更することを特徴とする無線通信装置。
  6. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の無線通信装置において、
    前記グループ決定部は、前記通信部が行う通信の種類と品質との少なくとも一方に基づいて、前記グループを構成するアンテナの本数を変更することを特徴とする無線通信装置。
  7. 無線局との間で無線信号をそれぞれ送受信可能な複数のアンテナを有する無線通信装置における無線通信方法であって、
    前記複数のアンテナが前記無線局から受信した無線信号に基づいて、当該無線通信装置から前記無線局へ向かう方向を示す方向ベクトルを決定し、該方向ベクトルが垂線となる平面を算出し、
    前記複数のアンテナから該複数のアンテナの本数よりも少ない複数のアンテナの組合せを抽出し、該組合せをグループとして決定し、
    前記平面上に前記方向ベクトルと平行に射影したアンテナの座標間の距離を算出し、前記グループ毎に、該グループを構成するアンテナの座標間の距離の算出結果のうちの最短距離を当該グループのグループ最短距離とし、
    前記グループ最短距離が最長であるグループを特定し、
    前記特定したグループを構成する複数のアンテナをそれぞれ用いて、当該無線通信装置が有する複数の通信部が前記無線局と通信する、無線通信方法。
  8. 無線局との間で無線信号をそれぞれ送受信可能な複数のアンテナを有する無線通信装置に、
    前記複数のアンテナが前記無線局から受信した無線信号に基づいて、当該無線通信装置から前記無線局へ向かう方向を示す方向ベクトルを決定し、該方向ベクトルが垂線となる平面を算出する方向決定手順と、
    前記複数のアンテナから該複数のアンテナの本数よりも少ない複数のアンテナの組合せを抽出し、該組合せをグループとして決定するグループ決定手順と、
    前記平面上に前記方向ベクトルと平行に射影したアンテナの座標間の距離を算出し、前記グループ毎に、該グループを構成するアンテナの座標間の距離の算出結果のうちの最短距離を当該グループのグループ最短距離とする距離算出手順と、
    前記グループ最短距離が最長であるグループを特定する特定手順と、
    前記特定手順にて特定したグループを構成する複数のアンテナをそれぞれ用いて、当該無線通信装置が有する複数の通信部が前記無線局と通信する通信手順とを実行させるためのプログラム。
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