JP2007258897A - 電力線搬送通信装置、及びフレーム - Google Patents

電力線搬送通信装置、及びフレーム Download PDF

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Abstract

【課題】電力線搬送通信において、チャネルの利用効率を低下させることなく、規模の小さな回路を用いて、比較的簡単な処理で通信障害を回避することを可能にする。
【解決手段】電力線(1)に接続された通信装置において、電力線の交流電圧の周期の1/2を超える期間の電力線に重畳したノイズにより信号劣化の時間変化を検出する手段と、該検出結果から周期性ノイズを判定する手段と、該周期性ノイズを避けるようにフレームを構成するスケジュール手段を備えた時分割多元接続を行う。
【選択図】図14

Description

この発明は、電力線に搬送波を重畳して通信を行う電力線搬送通信で用いられる電力線搬送通信装置、及びフレームに関する。
電力線搬送通信については、例えば下記の非特許文献1に記載されている。
電力線搬送通信は、電力線にデータ信号で変調された搬送波を重畳してデータ通信を行うものであり、事業者や家庭において電力線に例えばコンセントを介して接続された通信装置(端末)と、他の事業者や家庭の通信装置(端末)との間での通信に利用され得るものである。2MHz〜30MHzの周波数帯を利用すると理論最大値が数十Mbps〜200Mbpsのデータ通信が可能になり、このようなものは高速電力線搬送通信と呼ばれている。既存の電力線を利用することができるので配線工事が不要であるという利点があるものの、電力線に接続された電気機器、例えば家電製品の電源回路により生じる電圧、電流の周期変動の影響のため、通信障害が発生する場合もあるという欠点がある。
そこで、電力線にさまざまな電気機器が接続されていても、それによる障害を少なくすることが望まれている。
そこで、1周期分の伝送路の状態を調べて、送受信する周波数帯を選択したり、等化したりする方法が提案されている。例えば、特許文献1では、二つの等化器を用いて、オンとオフの状態を検出し等化器を切り替えることが提案されている。また、特許文献2では、伝送路状態が悪いチャネルは使用しないこととしたり、等化器を制御して群遅延の補正を行うことが提案されている。
特開2003−8479号公報 特開2003−338778号公報 ARIB STD−T77
しかしながら、特許文献1の技術では、等化器が二つ必要になり回路規模が増大すると言う問題がある。また、特許文献2の技術では、チャネルの利用効率が悪くなったり、処理が複雑になったりすると言う問題がある。
この発明は、上述のような課題を解消するためになされたもので、チャネルの利用効率を低下させることなく、規模の小さな回路を用いて、比較的簡単な処理で通信障害を回避することができる、電力線搬送通信装置を提供することを目的とする。
本発明は、
電力線に接続された電力線搬送通信装置において、
電力線の交流電圧に同期して、該交流電圧に重畳して周期的に発生されるノイズを検出する手段と、
該周期性ノイズを避けるようにフレームを構成するスケジューリング手段とを備えた電力線搬送通信装置を提供する。
本発明によれば、チャネルの利用効率を低下させることなく、規模の小さな回路で、比較的簡単な処理で通信障害を回避することができる。
実施の形態1.
以下図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
本実施の形態の電力線搬送通信装置(PLC:Power Line Communication)は、電気機器により生じる周期的ノイズを検出し、送受信タイミングを調整することで、信号の歪みを低減するものである。
図1は、本発明に係る通信装置システム構成を説明する説明図である。
宅内に設置されたPLCモデム10は、電柱2等に設置されているPLCモデム10を介してインターネット1に接続される。宅内に設置されたPLCモデムには、差込プラグ4により、コンセント5を介して電力線3に接続される一方、PC(パーソナルコンピュータ)6、電話/ファックス複合器7等の色々な通信機器が接続される。
通信網のトポロジーはツリー状であって、図2に示すように、途中の中継器(「マスター」或いは「マスター通信装置」と呼ばれる)11には、下流に位置する複数の中継器や端末(「スレーブ」或いは「スレーブ通信装置」と呼ばれる)12a、12b、12cが接続される。
電力線3を介してマスター11と通信可能に接続される全スレーブ12a、12b、12cは、マスター11によって集中制御される。集中制御方式としては、使用する周波数帯域を時分割し複数の通信装置が使用する時分割多元接続方式(Time Division Multiple Access: TDMA)を用いることが考えられる。
本システムは、電力線3を通信の伝送路として使用しているが、電力線3には様々なノイズが重畳しており、高速通信の妨げとなっている。ノイズの一つとして、電力線3に接続される図示しない電気機器、例えば家電機器やAV機器、情報機器などの電源部に用いられるスイッチングレギュレータやインバータなどから発せられる高調波がある。家電機器等に用いられている電源機器は、図3に示すように整流回路14の入力側にコンデンサ13を備えたコンデンサ入力方式と呼ばれる整流方法を採用したものが多く、図4(a)及び(b)に示すように、電圧瞬時値Vaがピークになるときに急峻な電流Iaのピークが現れる。急峻な電流波形は、基本波とその整数倍の周波数成分を持つ高調波ノイズを発生させる。
このため、電圧ピーク近傍でノイズの影響が現れ、その周期Tnは交流電圧の周期の1/2である。ノイズが現れるとS/Nが低下しビット誤り率が増大する。送電周波数が50Hzの場合に、電圧ピークの発生周波数は、送電周波数の2倍に相当する100Hzとなり、その周期Tnは10msecになる。
例えば、図5(a)及び(b)に示すように、フレームの長さTfを12msecにすると、各フレームが1個所又は2箇所で電圧ピークに同期したノイズNzに重なることになり、重なる部分でS/Nが低下し、ビット誤り率が増大することになる。
本発明は、このような問題を解決するものである。以下、実施の形態1の電力線搬送通信装置及びこれを用いた通信制御方法について説明する。
図6に示すように、PLCモデムは大別するとアナログフロントエンド部20と、LSIで構成されたモデム(モデムLSI部)21と、ブリッジ24とから構成される。
アナログフトントエンド部20は、電力線3とのインターフェイス、増幅器、BPF等から構成される。受信時には電力線3から信号を取り出し、最適なゲインに調整してモデムLSI21に送り、送信時はモデムLSI21からの信号を増幅して電力線3に信号を送信する。
モデムLSI21は、大きく分けると物理層(PHY)22、MAC(Media Access Control)層23から構成される。
物理層22では、変復調、伝送帯域設定、誤り訂正、復号を行い、MAC層23ではリソース管理、装置管理、データ転送、暗号化などを行う。
ブリッジ部24により送信先の宛て先に振り分けられ、接続されている他のネットワーク機器65に送信する。
電力線搬送通信としては、様々な変復調方式を使用することができるが、高速通信が可能で干渉等のノイズに強いOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)変復調方式を用いた方式を例に実施の形態を説明する。
OFDM変調波は図7(a)のように、多数のサブキャリアSCtから構成される。各サブキャリアは伝送路による歪みを受け、位相や振幅が影響を受け、受信されるサブキャリアは図7(b)に符号SCrで示すようになる。
受信されるサブキャリアSCrの各々のS/N比を検出して、S/N比の良くないサブキャリアを使用しないようにしたり、或いはS/N比に応じて一次変調方式(BPSK、QPSK、16QAM、64QAMなど)を選んだりすることができる。
図8に、マスター及びスレーブの機能を備えたPLCモデム10のOFDM変調方式を用いる場合のPHY22の主な回路ブロックを示す。
受信時には、アナログフロントエンド部20から送られてきた信号はA/D変換器30に入力されディジタル信号に変換される。信号強度は信号強度測定部38でモニターされ、アナログフロントエンド部20にフィードバックされゲインが調節される。また、A/D変換された信号は送受信機器間のキャリア周波数同期部32で同期が取られた後FFT(Fast Fourier Transform)部33に入力され、時間軸信号から周波数軸信号に変換される。
各サブキャリアはチャネル推定部37により推定された伝送路歪みを基に等化部34において等化される。
サブキャリア復調部35で復調された後に、受信側誤り訂正部36において、デインターリーブ、ビタビ復号され、MAC層23に送られる。
送信時には、MAC層23から送られて来た信号を送信側誤り訂正部42において畳み込み符号、インターリーブ処理を行う。続いて、サブキャリア変調部41において変調を行いIFFT部40でIFFTを行い、D/A変換器31によりアナログ信号に変換され、アナログフロントエンド部20に送られる。
図9に示すように、MAC層23には、品質管理部50、トレーニング部51、周期性ノイズ判定部52、スケジューリング部53がある。
品質管理部50は、PHY22によりモニターされる信号強度、チャネル推定結果(サブキャリアのS/N比等)、復号処理時の誤り訂正数などをモニターし、伝送路の変化をモニターする。さらに、誤り訂正部はリードソロモン符号を用いることでも誤り訂正数をモニターすることができる。また、CRC(CRC(Cyclic Redundancy Check)方式を用いることで、誤り検出結果をモニターすることができる。
品質管理部50は、通信品質の劣化或いは過剰を判定したらトレーニング部51へ、トレーニングを行うよう命令する。
トレーニング部51は、品質管理部50からのトレーニング命令を受けると、定められたトレーニングを実施し、トレーニング結果をスケジューリング53に知らせる。
周期性ノイズ判定部52は、信号強度、チャネル推定結果、CRC(Cyclic Redundancy Check)結果などを、時間区間毎のデータ(時間方向のデータ)より、時間区間毎の伝送路状況を定量的に把握し、周期性ノイズを判定する。
スケジューリング部53は、トレーニング部51によるトレーニング結果を基に、各スレーブへの送信電力、変調情報を割り当てる。この際、周期性ノイズ判定部52で検出された周期性ノイズを避けるようにフレームを構成する。
次に、時分割多元接続方式のフレーム構成例を説明する。
フレームは、マスターと複数のスレーブとの間の通信の確立をおこなうための制御情報を送受する区間とデータを送受する区間から構成される。
詳細には、例えば上記の非特許文献1の広帯域移動アクセスシステム(BROADBAND MOBILE ACCESS COMMUNICATION SYSTEM: HiSWANa)の標準規格ARIB STD−T70を参考にすることができる。HiSWANaは無線通信システム用に定められた規格であって、電力線搬送通信システムとは伝送路が異なるが接続方式として参考にすることができる。
図10のフレームは、基本的な物理チャネルの構成例である。各物理チャネルには以下のような役割がある。
BCH(Broadcast Channel): 該当する全スレーブに報知情報を転送(下り)
FCH(Frame Channel): MACフレームの構造に関する情報を転送(下り)
RCH(Random Access Channel): ランダム・アクセス時のリソース要求などを転送(上り)
ACH(Access Feedback Channel): ランダム・アクセスの結果を転送(下り)
マスターは、接続している全スレーブに対して、下り回線には、
システム情報を報知するBCH,
MACフレームに関する情報をスレーブに転送するFCH,
ランダム・アクセスの結果をスレーブに転送するACH、
下り情報回線(ダウンリンク)を備え、
上り回線は、ランダム・アクセス時のリソースを要求するRCH,上り情報回線(アップリンク)がある。
マスターから接続されているスレーブへの情報のダウンリンク(DL)と、スレーブからマスターへのアップリンク(UL)のためのチャネルの構成は、図11(a)のように1番目のスレーブにデータをダウンリンクし(DSL1)、次の区間に同スレーブからデータをアップリンク(ULS1)、次に2番目のスレーブのダウンリンク(DSS2)、アップリンク(ULS2)のように、ダウンリンクとアップリンクを交互にN番目のスレーブ(DLSN,ULSN)まで行う方法や、図11(b)のように全スレーブ(1番目からN番目までのスレーブ)に対してダウンリンクを行い(DLS1〜DLSN)、その後、全スレーブからのアップリンクを行う(ULS1〜ULSN)方法がある。
物理チャネルは基本的には図12のように、プリアンブル(PA)とペイロード(PL)から形成される。プリアンブル(PA)は、既知信号であり、信号検出、受信機の自動利得(AGC:Automatic Gain Control)、周波数同期、タイミング同期等に用いられ、ペイロードはデータ情報である。
本実施の形態の動作について説明する。
まず、フレーム構成に関して説明する。図13に示すように、フレーム15の長さTfは、電力線10で配電される交流電圧の周期の1/2(=Ta)よりも幾分、即ちノイズを考慮した幅Tdだけ短い長さに設定される。
上記したノイズを考慮した幅Tdは、回避しようとしているノイズの影響を受けた区間幅(単に「ノイズ幅」と言うことがある)、或いは上記区間幅にノイズ区間幅の変動を考慮したマージンを加えた長さである。
このように、フレームを交流電圧の周期の1/2(=Ta)よりも幾分短くすることは、周期性ノイズを避ける制御を行う上で都合が良い。また、フレーム長を比較的長く取っているために(例えばHiSWANaは2msec)、BCH等の報知チャネルの割合が信号のDL、ULチャネルに比べて短くできるため、実効的な信号転送効率を高めることができる。さらにフレーム長を長くすると、回路規模が大きくなり、コストを上昇させてしまう。
通常の通信においては、長さTfを有するフレーム15が、長さTdの間隔16をあけて連続的に送信される。
続いて上記フレーム間隔Tdに、周期性ノイズ区間を一致させるように制御するための動作を、図14を参照して説明する。
通信が開始されると、トレーニング部51により、第1のトレーニング(トレーニングA)が実施される(ST11)。
トレーニングAは、通常通信開始時に行われるもので、マスター11から報知されるトレーニング信号を用いて、信号の検出、利得制御、周波数同期、タイミング同期を行いマスタースレーブ間の通信を確立する。
続いてトレーニング部51により、第2のトレーニング(トレーニングB)が実施される(ST12)。トレーニングBにおいては、図15に示すように、交流電圧の周期の1/2に等しい長さTaの時間を複数の時間区間F1〜FNに分け、伝送路歪みによる信号品質の低下を検出することでノイズ重畳区間を特定する。品質の低下の検出には、信号強度、チャネル推定結果、誤り訂正数、CRC(Cyclic Redundancy Check)結果など伝送路歪みの影響を反映するどのような手段を用いても良い。
また、検出結果の分析精度を上げるために、互いに異なる時間において複数回検出を行い分布を平均することとしても良い。
次に、周期性ノイズ判定部52により、時間方向の区間に分けられた中で、品質が最も低下している区間を選択する(即ち、品質の低下が最大である区間を検出する)(ST13)。
次に、スケジューリング部53により、選択した区間(品質が最も低いと判断された区間)と、上記したフレーム間隔16の区間が一致するように制御される(ST14)。
そして、このように制御されたタイミングで、データ信号の通信が行われる。
データ信号の通信の間、品質管理部50は、定期的に受信信号の品質をモニターし、信号品質の劣化や過剰を観測するとトレーニングを実行する(ST15)。ある基準以上の数の区間(時間方向に分けた区間)において、信号品質の劣化又は過剰が観測された場合はトレーニングA(ST11)から実施し全区間のトレーニングを行い、特定の区間の信号品質の劣化又は過剰が観測された場合はトレーニングB(ST12)から実施し、当該特定の区間のみトレーニングを行う。
以下、図16を参照してトレーニングの手順を説明する。
最初にマスターでトレーニング信号が生成され(Q1)、マスター11からスレーブ12a、12b、12cにトレーニング信号が送信される(Q2)。
図17は、トレーニング信号(トレーニング用フレーム列)を構成するフレームとフレーム相互間の間隔の一例を示す。図示のトレーニング信号は、長さTfのフレーム15の列から成り、フレーム15相互間には、長さTgの間隔17があけてある。
各フレーム15の構成は図13を参照して説明した通りである。
フレーム相互間の間隔17は、図13に示した間隔16よりもTcだけ長い。
フレーム15とフレーム間隔17とから成るフレーム送信の1周期の長さTbは、電力線3の交流電圧の周期の1/2の長さTaよりもTcだけ長い。従って、図17に示すフレームで送受信を行うと、交流電圧に対するフレームの位相は、フレーム送信の1周期ごとにTcだけずれ(交流電圧に対するフレームの送信のタイミング(位相)のずれがTcずつ変化し)、Ta/Tc周期で元の位相に戻る。この結果、ノイズが交流電圧の特定の位相で周期的に現れる場合には、Ta/Tc周期中に必ず1回はフレーム中の特定の部分、例えばプリアンブルPA(図12)の期間とノイズとが重なる。
フレーム期間のプリアンブルPAの期間にノイズが重なると、その期間の信号の受信強度が変化するので、受信強度をモニターすることにより、ノイズが重なっている区間を検出することができる。
Tcを短くすることで、ノイズが重なっている区間の検出精度を上げることができる。
さらに、既知信号を復調して誤り率をモニターすることで詳細に伝送路歪を検出することができる。
各スレーブでは、複数のフレーム周期(少なくともTa/Tc周期)にわたる測定の結果に基づいて、ノイズの発生のタイミング、ノイズの幅(重畳期間)、誤り率を検出する(Q3)。
なお、上記の検出において、各フレーム内に複数のノイズが検出された場合には、最も大きいノイズを交流電圧の特定の位相、例えばピークに同期して周期的に現れるノイズであると判定する。この判定は周期性ノイズ判定部52により行われる。
このように、フレーム15とフレーム間隔17とから成るフレーム送信の1周期の長さTbを、交流電圧の周期の1/2の長さTaよりも長くすることで、交流電圧の周期の1/2を超える期間に関して電力線に重畳されたノイズを検出することができる。
各スレーブでは、このような検出結果を示すデータを図13に示すアップリンクフェーズULに挿入し、送信する。このように検出結果を示すデータは、電力線3を介してマスターに送信される(Q4)。
マスター11では、このようにして各スレーブから送信されたデータ(検出結果を表すデータ)を受信して、これに基づいてそれ以後の当該スレーブとのデータ通信のためのフレーム15の長さTf、フレーム相互の間隔16の長さTd、フレーム送信のタイミングなどをMAC部のスケジューリング部53において決定する(Q5)。
上記のように、複数のノイズが検出された場合には、最も大きなノイズを交流電圧の特定の位相、例えばピークに同期して現れるノイズであると判定するので、最も大きなノイズのみを避けるように、送信のタイミングが決められることになる。
ノイズの幅が広い場合には、間隔16の長さTdが大きくされ、その分フレーム15の長さTfが短くされてTf+TdがTa(交流電圧の周期の1/2の長さ)に等しく保たれる。
マスター11では、上記のようにして決定されたフレーム15の長さTf,間隔16の長さTd,フレーム送信のタイミングを表すデータを保存する(Q6)。
マスター11ではまた、上記のようにして決定された、各スレーブとの通信のためのフレーム15の長さTf、間隔16の長さTd、および送信のタイミング(位相)を表すデータを、該当するスレーブに送信する(Q7)。
当該スレーブでは、送信されたデータを保存し(Q8)、マスターの指示に従い送受信を行う。
上記のようにフレーム15の長さTfを、電力線3に配電される交流電圧の周期の1/2以下の長さにすることで、実効的な転送レートの低下を最小限に抑えながら、送受信することができる。
さらに、図18にように、例えば交流電圧の周期の1/2の長さTaの数分の1の短い長さTf1の複数のフレーム周期Tf1を用いる場合でも、複数のフレームで構成されるフレーム列のすべてのフレーム15の長さTf1とフレーム相互間の間隔17a、17bの長さTi、Tbの総和が上記長さTaに等しくなるようにし、間隔17a、17bのうちの一つ、例えば最も長い間隔17bが、周期性ノイズが重畳された区間と一致するようにスケジューリングすることで同様の効果が得られる。
また、上記の例では、フレームの長さを交流電圧の周期の1/2以下の長さとしているが、高調波の影響を避けるために、フレームの長さを主要な高調波の周期の1/2以下にすることとしても良い。
また三相交流の配電線を介する場合は、交流電圧の周期の1/6以下にすることで、周期性ノイズの影響を避けることができる。
さらにまた、アクセス方式としてTDMAを例にとって説明したが、トレーニング信号により、周期性ノイズを検出することで、ポーリングによるアクセスを行う場合であっても、周期性ノイズが重畳する区間を使用しないように制御することで、同様の効果が得られる。
実施の形態2.
上記の実施の形態1では、交流電圧の周期の1/2の期間中に品質が最も劣化する区間を検出し、該検出した区間を避けるように制御したが、代わりに、予め定めたレベルより品質が劣化する区間(品質劣化が基準値を超える期間)を避けるように送受信のタイミングを制御することで、信号の誤りによる再送等での転送効率の低下を防ぐことができる。
このような制御により、複数の電源機器の干渉などで位相の異なる複数のノイズが現われる場合にも、ノイズを避けてデータ伝送を行うことができる。
以下、このような処理のための手順を図19を参照して説明する。
ステップST11,ST12の処理は図14のステップST11,ST12と同様である。但し、ステップST12において、トレーニング部51が、図14の場合と同様に、時間区間毎の伝送路情報を取得する場合、図14のステップST12のごとく最悪区間を検出する場合に比べて、基準値と比較できるようにより詳細に伝送路情報を取得する必要がある。
続いて、周期性ノイズ判定部52において、図20に示すように、予め設定した基準値Th1より大きいノイズNRを検出する。そして、このようなノイズNRが検出された区間を、品質の劣化が基準値を超える区間として検出し、これとともに最も伝送路状態が悪い区間を検出する(ST23)。
次に、周期性ノイズ判定部52による検出結果を基にスケジューリング処理部53がフレームを構築する(ST24)。この場合、スケジューリング処理部53は、図21に示すように、最も伝送路状態が悪い部分をフレーム相互間の間隔16に配置し、その他の、伝送路状態が悪い部分に一致するように、信号(ユーザデータ)を送受しない区間18を設けるようにスケジューリングを行う。
実施の形態3.
上記実施の形態では、時間区間毎の伝送路情報を基に送受しない区間を設けたが、マルチレートOFDM変調を用いる場合、区間の伝送路歪みに応じて、変調多値数を選ぶように制御することもできる。
例えばHiSWANaでは、変調方式としてはBPSK、QPSK、16QAM、64QAMを選ぶことができ、変調方式に応じた符号化率が選ばれる。
例えば、表1に示すように、各サブキャリアのS/N比を4段階に分け、伝送路状況が最も悪い区間には変調方式としてBPSKを用い、誤り率が低い区間には64QAMを割り当てるように制御することができる。
Figure 2007258897
以下、上記の処理のための手順を図22を参照して説明する。
図22のステップST11,ST12、ST15は、図14と同様である。
周期性ノイズ判定部52は、ステップST33においって、各区間のサブキャリアのS/N比を検出し、各サブキャリアのS/N比の検出結果より時間区間毎の伝送路情報を得る。
ステップST34において、スケジューリング部53は、周期性ノイズ判定部52で検出された各区間の伝送路情報を基に、各区間のサブキャリアに変調多値数を割り当てる。また、サブキャリア単位で、符号化率、送信電力を、各区間に対して割り当てることでより品質を改善することができる。
このように制御することで、チャネルを時間方向により効率的に使うことができる。
サブキャリア単位での割り当てに関して説明したが、品質の劣化が大きい区間ではBPSKのみを用いるなど、各区間毎に切り替えることでも効果がある。
実施の形態4.
上記実施の形態では、接続されている複数のスレーブから送信される伝送路情報は平均され、個々のスレーブに関する伝送路情報として使用していない。
各スレーブは、近傍に接続されている電子機器の種類や数量が異なるため、各スレーブにとっての伝送路状態は互いに異なる。実施の形態4は、この点に着目し、各スレーブに関しての伝送路情報を有効に用いることで効率的にチャネルを利用することを狙ったものである。
以下そのための処理の手順を、図23を参照して説明する。
図23でステップST11,ST12,ST15は図14と同様である。
ステップST43において、ステップST12のトレーニング(周期性ノイズを検出するためのトレーニング)から得られた結果に基づいて、各スレーブに関して周期性ノイズを判定する。上記判定の結果を、各スレーブの時間区間優先配置情報として把握する。
例えば図24(a)に示すように、一つのスレーブKには、周期性ノイズNR1とは位相の異なる周期性ノイズNR2が検出されているが、図24(b)に示すように、スレーブNには、周期性ノイズNR2が検出されていないと言う判定結果が得られたとする。
スケジューリング部53は、スレーブKにノイズNR2が検出された区間以外の区間を優先的に割り当てるように制御する。スレーブNにはノイズが検出されていないので、各スレーブの時間区間の優先配置情報がない状態で決められていた配置を、図25のように、スレーブに割り当てる区間を変え、スレーブKとスレーブNの送受信区間を入れ替えるように制御する(ST44)。各スレーブの時間区間優先配置が重複した区間は、スレーブの優先順位や、サービスの優先順位等に従い配置を決定する。スレーブKは周期Tnの間に検出したノイズNR2の区間を避けることができる一方、全体のチャネル利用効率は変化していない。
このようにノイズの影響が小さい装置のための区間(最適な区間)が周期性ノイズと一致するように制御を行うことでチャネルを時間方向により効率的に使うことができる。
実施の形態5.
上記実施の形態3では、各フレームを時間方向の区間に分割し、各区間の通信品質を評価し、各区間に応じて最適な変調方法を選択したが、図26に示すように、品質が低下した区間(F6)を時間方向にさらに分割して評価することでより詳細に時間区間毎の伝送路状況を把握することができる。
以下、このような処理のための手順を、図27を参照して説明する。
ステップST11,ST15は図14と同様である。
ステップST11の次に、トレーニング部51は、ステップST52において、第2のトレーニング(トレーニングB)により粗く時間方向の区間F1〜FNのそれぞれの伝送路特性を検出する。
次に、ステップST53において、周期ノイズ判定部52は、第1の判定(判定A)を行い、各区間(F1〜FNの各々)の伝送路を評価し、基準より品質が劣化した区間を検出する。
次に、ステップST54において、トレーニング部51は、基準より品質が劣化した区間(例えばF6)を、より小さな区間(小区間)G1〜G6に分割し、該小区間毎に伝送路状況の検出(第3のトレーニング(トレーニングC))を行う。
次に、ステップST55において、周期ノイズ判定部52は、第2の判定(判定B)を行い、上記小区間G1〜G6のそれぞれの伝送路を評価し、基準より品質が劣化した小区間を検出する。
次に、ステップST56において、ステップST53における第1の判定の結果及びステップST55における第2の判定の結果を合せたものを伝送路情報として、これを基に、小区間単位での割り当てを行う。即ち、上記実施の形態1、2、3で述べたようにノイズの重畳した区間に信号の送受を行わない小区間を設けたり、変調多値数を最適化する等の制御を行う。
このようにすることで、劣化した区間のみを詳細に評価することで、効率的に詳細な時間区間毎の伝送路情報を取得することができる。
実施の形態6.
図28は、実施の形態6で用いられる電力線搬送通信装置の回路ブロックを示す。
図28の回路ブロックは、概して図8の回路ブロックと同じであるが、位相検出回路55が付加されている点で異なる。位相検出回路55は、電力線により配電される電力の位相を検出する機能を持つものであり、具体的には、交流電圧のゼロクロス点を検出することで位相を検出する。
位相検出部55は、検出した位相を、スケジューリング部53に伝え、スケジューリング部53は交流の周期の1/2の周期でフレームを構築し、フレーム相互の間隔16(図13)が、交流電力の最大振幅部分に一致するように制御する。これにより、交流電圧が最大振幅となる区間を避けるようにフレームが構成される。
このように制御することで、周期性ノイズの検出のためのトレーニング(トレーニングB)を行わなくても、周期性ノイズを避けることができる。
なお、上記のように、トレーニングBを行わない場合には、時間区間毎の伝送路情報を検出しないので、周期性ノイズ幅に合わせてフレーム間隔を空けることや、位相の異なる周期性ノイズを避けることができない。
そこで、実施の形態1、2、3、4等で説明したように、時間区間毎の伝送路の情報を把握し制御することを併用することで、より伝送路を効率的に使用することができる。
以下そのための処理の手順を、図29を参照して説明する。
図29で、ステップST11,ST12,ST23,ST15は、図19と同様である。
本実施の形態では、ステップST11に先立ち、ステップST61において、位相検出部55を用いて電力線の位相を検出する。次に通常のトレーニングA(ST11)により通信を確立して、トレーニングBにより時間区間毎の伝送路情報を検出し(ST12)、周期情報を判定し(ST23)、スケジューリングを行う(ST64)。
受信信号の品質管理(ST15)は、実施の形態1に関して図14のステップST15に関して説明したのと同様に行われる。
ステップST23においては、図19のステップST23と同様に、周期性ノイズ判定部52において、図20に示すように、予め設定した基準値Th1より大きいノイズNRを検出する。そして、このようなノイズNRが検出された区間を、品質の劣化が基準値を超える区間として検出し、これとともに最も伝送路状態が悪い区間を検出する。
ステップST64においては、周期性ノイズ判定部52による検出結果を基にスケジューリング処理部53がフレームを構築する。この場合、スケジューリング処理部53は、図21に示すように、最も伝送路状態が悪い部分をフレーム相互間の間隔16に配置し、その他の、伝送路状態が悪い部分に一致するように、信号(ユーザデータ)を送受しない区間18を設けるようにスケジューリングを行うとともに、ステップST61における位相検出結果に基づき、フレーム位置の決定、周期性ノイズ判定結果をより詳細に制御する。
時間区間毎の伝送路の情報の収集や、フレームの構築は実施の形態1、2、3、4で説明したのと同様に行い得る。
位相検出部55の検出結果を併用することで、周期性ノイズが変化する場合や、位相の異なるノイズにより判定が正確にできない場合などでも、正確に安定して制御することができる。
本発明の実施の形態1の電力線搬送通信方法により通信を行うシステムのネットワーク構成を示す図である。 本発明の実施の形態1の電力線搬送通信方法により通信を行うシステムのネットワーク構成を示す図である。 電力線に接続される電源回路の一例を示す図である。 (a)及び(b)は、図2に示す回路の電圧と電流の関係を示す波形図である。 (a)及び(b)は、通信に用いられるフレームの送信タイミングと電力線上のノイズとの関係を示す図である。 PLCモデムの構成を示すブロック図である。 (a)及び(b)は、OFDM信号の伝送路による劣化を示す図である。 PHYの構成を示すブロック図である。 MACの構成を示すブロック図である。 時分割多元接続の代表的なフレームの構成を示す図である。 (a)及び(b)は、時分割多元接続のアップリンク、ダウンリンクの構成例を示す図である。 物理チャネルの構成例を示す図である。 本発明の実施の形態1の通信で用いられるフレーム及びフレーム相互の間隔を示す図である。 本発明の実施の形態1のトレーニングの手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1の時間方向の区間に分けた例を示す図である。 本発明の実施の形態1のトレーニングの手順を示す図である。 本発明の実施の形態1のトレーニング信号の通信で用いられるフレーム及びフレーム相互の間隔を示す図である。 複数のフレームをまとめ、実施の形態1のフレームを形成した例を示す図である。 本発明の実施の形態2のトレーニングの手順を示すフローチャートである。 電力線上の位相の異なる周期性ノイズを示す図である。 本発明の実施の形態2で用いられるフレームの構成を示す図である。 本発明の実施の形態3のトレーニングの手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態4のトレーニングの手順を示すフローチャートである。 (a)及び(b)は、スレーブにより異なる周期性ノイズが重畳する場合を示す図である。 本発明の実施の形態4で用いられるフレームの構成を示す図である。 本発明の実施の形態5の時間方向の区間に分けた例を示す図である。 本発明の実施の形態5のトレーニングの手順を示すフローチャートである。 実施の形態6に対する通信装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態6のトレーニングの手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 インターネット、 2 電柱、 3 電力線、 10 PLCモデム、 11 マスター通信装置、 12a、12b、12c スレーブ通信装置、 13 コンデンサ、 14 整流回路、 15 フレーム、 16 フレーム間隔、 17 フレーム間隔、 20 アナログフロントエンド部、 21 モデムLSI、 22 物理層(PHY)、 23 MAC(Media Access Control)層、 24 ブリッジ、 30 A/D変換器、 31 D/A変換器、 32 キャリア周波数同期部、 33 FFT(Fast Fourier Transform)部、 34 等化部、 35 サブキャリア復調部、 36 受信側誤り訂正部、 37 チャネル推定部、 38 信号強度測定部、 40 IFFT部、 41 サブキャリア変調部、 42 送信側誤り訂正部、 50 品質管理部、 51 トレーニング部、 52 周期性ノイズ判定部、 53 スケジューリング部、 55 位相検出部、 Ia 電流、 Va 電圧、 Nz ノイズ。

Claims (19)

  1. 電力線に接続された電力線搬送通信装置において、
    電力線の交流電圧に同期して、該交流電圧に重畳して周期的に発生されるノイズを検出する手段と、
    該周期性ノイズを避けるようにフレームを構成するスケジューリング手段とを備えた電力線搬送通信装置。
  2. 上記スケジューリング手段が、上記電力線の交流電圧の周期の1/2以下のフレームを構成することを特徴とする請求項1に記載の電力線搬送通信装置。
  3. 上記スケジューリング手段が、上記電力線の交流電圧の周期の1/2から、検出されたノイズの幅を引いた値よりも短いフレームを構成することを特徴とする請求項1に記載の電力線搬送通信装置。
  4. 上記スケジューリング手段が、複数のフレームでフレーム列を構成し、当該フレーム列を構成するすべてのフレームの長さとフレーム相互間の間隔の長さの総和が上記電力線の交流電圧の周期の1/2に等しくなるようにフレームを構成することを特徴とする請求項1に記載の電力線搬送通信装置。
  5. 上記ノイズを検出する手段が、
    各フレームの長さとフレーム相互間の間隔の長さの和が上記電力線の交流電圧の周期の1/2よりも長く、フレーム周期毎に上記電力線の交流電圧に対するフレームの送信タイミングのずれが変化する、複数のフレームから成るフレーム列で構成されたトレーニング信号を送信し、
    受信されたトレーニング信号の品質の変化を検出することにより伝送路状況を検出することを特徴とする請求項1に記載の電力線搬送通信装置。
  6. 上記ノイズを検出する手段が、受信したトレーニング信号の品質の劣化が、上記交流電圧の周期の1/2の期間のうちで最大となる区間を検出することを特徴とする請求項1に記載の電力線搬送通信装置。
  7. 上記ノイズを検出する手段が、受信したトレーニング信号の品質の劣化が基準値を超える区間を検出することを特徴とする請求項1に記載の電力線搬送通信装置。
  8. 上記ノイズを検出する手段が、
    上記伝送路状況の検出を時間区間毎に行い、
    信号の品質の劣化が基準値よりも大きい区間を再度複数のより小さな区間に分け、該より小さな区間毎に伝送路状況の検出を行うことを特徴とする請求項1に記載の電力線搬送通信装置。
  9. 上記ノイズを検出する手段が、信号強度、サブキャリアのS/N比、誤り訂正数、CRC結果のうちの少なくとも一つに基づいて、受信したトレーニング信号の劣化を検出することを特徴とする請求項1に記載の電力線搬送通信装置。
  10. 上記スケジューリング手段は、上記検出されたノイズの発生のタイミングには、フレーム内のユーザデータを送受信するチャネル内に、ユーザデータの送信を行わない区間を設けるスケジュールを行うことを特徴とする請求項1に記載の電力線搬送通信装置。
  11. 上記スケジューリング手段は、受信されたトレーニング信号のサブキャリアのS/N比の検出結果に応じた変調方式をそれぞれ異なる時間区間に割り当てるようにフレームを構成することを特徴とする請求項1に記載の電力線搬送通信装置。
  12. 上記スケジューリング手段は、接続されているスレーブの周期性ノイズの時間方向の検出結果を基に、各スレーブの時間区間優先情報を把握しスケジューリングを行うことを特徴とする請求項1に記載の電力線搬送通信装置。
  13. 電力線に接続された電力線搬送通信装置において、
    電力線の交流電圧の周期の1/2から、所定の長さを引いた長さのフレームを用いてデータ伝送を行うことを特徴とする電力線搬送通信装置。
  14. 上記所定の長さが、交流電圧に重畳される周期性ノイズの幅に等しいことを特徴とする請求項13に記載の電力線搬送通信装置。
  15. 電力線の交流電圧の位相を検出し、該交流電圧が最大振幅となる区間を避けるように、データ伝送用のフレームを構成することを特徴とする請求項13に記載の電力線搬送通信装置。
  16. データ伝送のため時分割多元接続を行うことを特徴とする請求項1又は13に記載の電力線搬送通信装置。
  17. データ伝送のためポーリングにより制御されることを特徴とする請求項1又は13に記載の電力線搬送通信装置。
  18. 上記スケジューリング手段は、上記ノイズを検出する手段により品質の劣化が基準値を超えると判定された区間のみトレーニングを行うことを特徴とする請求項7に記載の電力線搬送通信装置。
  19. 電力線に接続された電力線搬送通信で用いられるデータ伝送用のフレームであって、電力線の交流電圧の周期の1/2から、所定の長さを引いた長さを有するフレーム。
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