JP2007258862A - 予め設定した撮影条件で待機して撮影を行う待機撮影 - Google Patents

予め設定した撮影条件で待機して撮影を行う待機撮影 Download PDF

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敬重 田中
Michihiro Nagaishi
道博 長石
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Abstract

【課題】デジタルスチルカメラ等の撮像装置で動く被写体を所望の構図で撮影するのに、いわゆる置きピンの撮影方法を採用すると、ユーザは、数十分から数時間もの間待機する場合もあり大変面倒であった。また、被写体が所望位置に来た瞬間を逃すおそれもあった。
【解決手段】少なくとも固定されたピント位置を含む撮影条件を設定する待機撮影条件設定部と、撮像素子による撮像領域の少なくとも一部の監視領域を監視して、監視領域の画像変化を検出する変化監視部と、変化監視部による監視領域の画像変化の検出に応じて、撮影条件で撮像して画像を得る待機撮影を実行する撮像実行部と、を備える撮像装置。
【選択図】図1

Description

本発明は、撮像装置を用いて動く被写体を撮影する技術に関する。
近年、デジタルスチルカメラの一般家庭への普及に伴い、一般ユーザがデジタルスチルカメラで撮影する機会が増えている。ここで、デジタルスチルカメラを用いて動く被写体を所望の構図で撮影する場合について考える。この場合、一般ユーザにとって、動く被写体に合わせてデジタルスチルカメラを動かしつつ、ピントを合わせてシャッターを切るのは困難であるため、いわゆる「置きピン」と呼ばれる手法で撮影されることがある。この置きピンの撮影方法では、ユーザは、被写体の動きを予測してデジタルスチルカメラを設置しておくと共に、予め所望位置にピントを合わせ、シャッタースピードや露出等を設定しておく。そして、ユーザは、被写体が所望位置に来るまで待機しており、被写体が所望位置に来た瞬間にシャッターを切る。なお、動く被写体を自動的に撮影する装置として、下記特許文献1に記載のフォームチェッカー装置が挙げられる。
特開平11−221309号公報
前述のいわゆる置きピンの撮影方法では、ユーザは、被写体が所望位置に来るまでデジタルスチルカメラの設置場所で待機せねばならず、数十分から数時間もの間待機する場合もあり大変面倒であった。また、被写体が所望位置に来た瞬間を逃すおそれもあった。また、上記特許文献1に記載のフォームチェッカー装置は、ボールのショット音を契機として撮影する構成であるので、被写体が音を発しない場合、若しくは非常に小さな音しか発しない場合には適用することができない。
上記問題は、デジタルスチルカメラで撮影する場合に限らず、デジタルビデオカメラで静止画像を撮影する場合など、他の撮像装置で動く被写体を撮影する場合に共通する問題であった。
本発明は、撮像装置を用いて、動く被写体を所望の構図で簡単に撮影することが可能な技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の撮像装置は、少なくとも固定されたピント位置を含む撮影条件を設定する待機撮影条件設定部と、撮像素子による撮像領域の少なくとも一部の監視領域を監視して、前記監視領域の画像変化を検出する変化監視部と、前記変化監視部による前記監視領域の画像変化の検出に応じて、前記撮影条件で撮像して画像を得る待機撮影を実行する撮像実行部と、を備えることを要旨とする。
このように本発明の撮像装置は、監視領域の画像変化に応じて、設定された撮影条件で撮像して画像を得るので、ユーザは、監視領域として所望位置を含む領域を設定しておくことで、所望位置に動く被写体が来たときの画像を、所望の撮影条件で撮影して得ることができる。また、ユーザは、動く被写体が所望位置に来るまで撮像装置の設置場所において待機せずに済み、動く被写体を所望の構図で簡単に撮影することができる。
上記撮像装置は、さらに、前記監視領域を設定する監視領域設定部を備え、前記監視領域設定部は、前記監視領域の大きさと、前記撮像領域内における前記監視領域の位置の少なくとも一方を変更することが可能であってもよい。
このようにすることで、撮影領域内における監視領域の位置を変更して、所望の構図の画像を得ることが可能となる。また、例えば、監視領域の大きさをより小さく変更することで、撮像領域内における被写体の位置をより細かく指定することができる。
上記撮像装置において、前記待機撮影条件設定部は、撮影枚数を設定することが可能であり、前記撮像実行部は、前記待機撮影の実行時に、前記撮影枚数に至るまで連続して撮像するようにしてもよい。
このようにすることで、監視領域に被写体が入った瞬間の画像だけでなく、若干異なる構図の画像を複数得ることができ、ユーザは、より良い構図の画像を選択することが可能となる。
なお、本発明は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、撮像方法や、撮像方法又は撮像装置の機能を実現するためのコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した記録媒体、そのコンピュータプログラムを含み搬送波内に具現化されたデータ信号、等の形態で実現することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を実施例に基づいて以下の順序で説明する。
A.第1の実施例:
B.第2の実施例:
C.変形例:
A.第1の実施例:
A1.デジタルスチルカメラの概要構成:
図1は、本発明の一実施例としてのデジタルスチルカメラの概要構成を示す説明図である。このデジタルスチルカメラ100は、制御回路20と、液晶パネル40と、操作部42と、撮像部44と、撮像制御回路46と、を備えている。
撮像部44は、撮像素子(例えば、CCDやCMOS)を備え、画像をデジタルデータとして取得する機能部である。撮像制御回路46は、撮像部44が撮像する際の、ピントを合わせる位置(以下、「ピント固定位置」と呼ぶ。)や、シャッタースピードや、露出等が、設定された値(撮影条件)となるように調整する回路である。
制御回路20は、CPU22と、ROM32と、RAM34と、を備えている。ROM32には、デジタルスチルカメラ100の動作を全般的に制御するための制御プログラムが記憶されている。CPU22は、この制御プログラムを実行することにより、撮影条件設定部23として機能し、また、監視領域設定部24,変化監視部25,及び撮像制御部26として機能する。
図2は、デジタルスチルカメラ100の背面図である。デジタルスチルカメラ100の背面には、図1に示す液晶パネル40及び操作部42が配置されている。操作部42は、シャッターボタン42aと、十字キー42bと、移動ボタン42cと、大きさボタン42dと、OKボタン42eと、を備えている。液晶パネル40は、撮像部44によって得られた画像(動画像)を表示して、撮影時にファインダーとして機能する。また、液晶パネル40は、各種撮影条件を設定するためのメニュー画面等を表示する。
デジタルスチルカメラ100では、撮影モードとして、通常の撮影モードやマクロ撮影モードの他に、プリセットスタンバイ撮影モードが用意されている。プリセットスタンバイ撮影モードとは、予め設定しておいた撮影条件等で撮影するモードであり、この撮影モードで撮影することで、一般ユーザでも、動く被写体を所望する構図で簡単に撮影することができる。なお、プリセットスタンバイ撮影モードを、「待機撮影モード」とも呼ぶ。
A2.プリセットスタンバイ撮影処理:
図3は、プリセットスタンバイ撮影モードによる撮影におけるデジタルスチルカメラ100の設置環境の一例を示す説明図である。図3(A)では、第1の実施例におけるデジタルスチルカメラ100の設置環境を模式的に示す。なお、破線で示す領域VAは、デジタルスチルカメラ100が撮影可能な領域(以下、「撮影可能領域」と呼ぶ。)を示す。図3(B)では、ユーザが撮影しようとする所望の画像を模式的に示す。
飛来する鳥が水面に着水する様子を、図3(B)に示す構図(着水する鳥が画面右上となる構図)で撮影しようとする場合に、ユーザは、図3(A)に示すように、水面の所望の場所が撮影可能領域VAに入るように、デジタルスチルカメラ100を設置する。そして、ユーザは、デジタルスチルカメラ100において、撮影モードとしてプリセットスタンバイ撮影モードを選択する。
図4は、第1の実施例においてプリセットスタンバイ撮影モードで撮影する際のデジタルスチルカメラ100の背面図である。ユーザが、十字キー42bやOKボタン42eを操作して、液晶パネル40に表示された初期メニュー画面(図示省略)から、撮影モード選択メニューを選択すると、図4(A)に示すように、撮影モード選択メニュー画面が液晶パネル40に表示される。この撮影モード選択メニュー画面には、「通常撮影モード」,「マクロ撮影モード」及び「プリセットスタンバイ撮影モード」の各撮影モードの選択ボタンが表示されている。そして、ユーザが、プリセットスタンバイ撮影モードを選択してOKボタン42eを押下すると、図4(B)に示すように、液晶パネル40にプリセットスタンバイ撮影メニューが表示され、プリセットスタンバイ撮影処理が実行される。なお、プリセットスタンバイ撮影メニュー画面には、「撮影条件設定」,「監視領域設定」及び「検出レベル設定」の各選択ボタンが表示されている。
図5は、第1の実施例におけるプリセットスタンバイ撮影処理の手順を示すフローチャートである。図5に示すプリセットスタンバイ撮影処理が開始されると、ユーザは、図4(B)に示す各選択ボタンを選択して、撮影条件,監視領域及び検出レベルを設定して、シャッターボタン42aを押下する(ステップS205)。
図6は、監視領域を設定する際の、デジタルスチルカメラ100の背面図である。図4に示す「監視領域設定」の選択ボタンが押下されると、図1に示す撮像制御部26は、撮像制御回路46に撮像指示を与え、撮像制御回路46は撮像部44を制御して撮像を開始する。そして、監視領域設定部24は、図6(A)に示すように、液晶パネル40の撮像領域PAの中央部分に、太線で囲まれた矩形の監視領域ARを、写し出された撮影可能領域VAに重ねて表示させる。ここで、監視領域ARは、撮像領域PAの中のうち、いずれの領域に動く被写体が位置する構図で撮影するかを決定するための領域である。デジタルスチルカメラ100では、図6の破線に示すように、撮像して得られた画像の縦横をそれぞれ3等分して、真ん中の矩形領域をデフォルトの監視領域ARとしている。そして、ユーザは、移動ボタン42cを押下した上で十字キー42bを操作してこの監視領域ARを移動させることができる。また、ユーザは、大きさボタン42dを押下した上で十字キー42bを操作して、監視領域ARの大きさを変化させることができる。図6(B)の例では、図3(B)に示す構図の画像を得るために、監視領域ARは画面右上に位置するように設定されている。また、着水する鳥の位置をより細かく指定するために、監視領域ARの大きさもデフォルトの大きさに比べて小さくなっている。そして、ユーザが、監視領域ARの位置及び大きさを決めた上で、OKボタン42eを押下すると、監視領域設定部24は、かかる監視領域ARの位置及び大きさの情報をRAM34に記憶させる。
ステップS205で設定される撮影条件とは、具体的には、ピント固定位置,シャッタースピード,露出及び連続撮影数等である。ユーザは、上述のようにして監視領域ARを定めた上で、操作部42を操作して、この監視領域ARにピントが合うようにピント固定位置を定めると共に、所望のシャッタースピード等を設定する。そして、撮影条件設定部23は、設定された監視条件の情報をRAM34に記憶させる。なお、連続撮影数とは、プリセットスタンバイ撮影時に連続して撮影する枚数を意味する。かかる連続撮影数は任意に設定可能であるが、本実施例では、連続撮影数として10枚が設定されているものとする。なお、検出レベルについては、後ほど説明する。
図5のステップS205において、設定の終了後にシャッターボタン42aが押下されると、図1に示す撮像制御部26は、撮像制御回路46を介して撮像部44を制御し、ステップS205において設定された撮影条件(以下、「プリセット撮影条件」と呼ぶ。)で1枚だけ撮影して、取得された画像を基準画像としてRAM34に記憶させる(ステップS210)。
次に、撮像制御部26は、撮像制御回路46を介して撮像部44を制御し、プリセット撮影条件で、予め定められた時間間隔(例えば、0.5秒毎)で次々と撮影して、取得された画像をRAM34に順次上書きして記憶させる。このとき、変化監視部25は、RAM34に画像が記憶される度に、この記憶された画像と、基準画像と、を比較して(ステップS215)、監視領域ARに変化があるか否かを判定する(ステップS220)。この監視領域ARの変化の有無の判定は、例えば、以下のようにして実行することができる。すなわち、変化監視部25は、所定の時間間隔で撮影される度に、得られた画像について、基準画像との間で各画素の画素値の差分を求める。そして、変化監視部25は、全ての画素について、画素値の差分の絶対値がしきい値以下であれば変化なしと判定し、いずれかの画素について、画素値の差分の絶対値がしきい値以上であれば変化ありと判定する。或いは、変化監視部25は、所定の時間間隔で撮影される度に、得られた画像について、基準画像との間で各画素の画素値の差分を求めると共に、各画素の画素値の差分の絶対値の積算値を求める。そして、この積算値がしきい値以下であれば変化なしと判定し、積算値がしきい値以上であれば変化ありと判定する。ここで、かかる判定で用いられるしきい値は、上述した「検出レベル」に相当する。従って、例えば、水面は波で揺れており、監視領域ARは厳密には一定ではないが、ユーザは、検出レベル(しきい値)を0よりも大きい適切な値に設定することで、かかる波による監視領域ARの変化を無視させるようにすることができる。
そして、ステップS220において、監視領域ARに変化ありと判定すると、図1に示す撮像制御部26は、撮像制御回路46を介して撮像部44を制御して、プリセット撮影条件で、設定された連続撮影数だけ撮影し、得られた画像の画像データを、それぞれ上書きせずにRAM34に記憶させる(ステップS225)。
図7は、プリセットスタンバイ撮影処理によって画像が撮影される様子を模式的に示す説明図である。図7において左側の1枚の画像は基準画像を示し、右側の画像1〜6は順次取得される画像を示す。図7の例では、画像1では、基準画像と比べて監視領域ARに変化がないが、次の画像2では、監視領域ARに2羽の鳥が着水する様子が写し出されたため、変化監視部25は、監視領域ARに変化ありと判定する。そして、撮像制御部26は、この画像2から連続10枚を撮影して、それぞれの画像データを、上書きせずにRAM34に記憶させる。
以上説明したプリセットスタンバイ撮影処理の結果、ユーザは、着水する鳥が画面右上となる所望の構図で、所望の撮影条件(プリセット撮影条件)で撮影することができる。また、プリセットスタンバイ撮影モードによる撮影において、ユーザは、デジタルスチルカメラ100を設置した上で、撮影条件等を設定してシャッターボタン42aを押下するだけで所望の画像を得ることができるので、デジタルスチルカメラ100の設置場所において長時間待機せずに済む。
B.第2の実施例:
図8は、第2の実施例におけるプリセットスタンバイ撮影処理の手順を示すフローチャートである。第2の実施例における手順は、図5に示すステップS205の処理を変更し、また、ステップS211,S226を追加したものであり、他の処理については、第1の実施例と同じである。第1の実施例では、ステップS225において所定の連続撮影数だけ画像が撮影されるとプリセットスタンバイ撮影処理は終了するので、ユーザが得ることができる画像数は連続撮影数(10枚)のみであった。これに対し、第2の実施例では、この連続撮影を繰返し実行することで、より多くの画像を得ることができるように構成されている。また、プリセットスタンバイ撮影処理が開始されてから、長時間経っても所望の画像が得られない場合には、強制的に処理を終了するように構成されている。なお、デジタルスチルカメラ100の構成及び設置環境は、第1の実施例と同じであるので説明を省略する。
図9は、第2の実施例においてプリセットスタンバイ撮影モードで撮影する際のデジタルスチルカメラ100の背面図である。ユーザが、図4(A)に示す撮影モード選択メニュー画面からプリセットスタンバイ撮影モードを選択すると、第1の実施例と同様に、液晶パネル40にプリセットスタンバイ撮影メニュー画面が表示されて、プリセットスタンバイ撮影処理が開始される。ここで、第2の実施例におけるプリセットスタンバイ撮影メニュー画面には、図4(B)に示す「撮影条件設定」,「監視領域設定」及び「検出レベル設定」の各選択ボタンの他に、図9に示すように、「繰返し回数設定」及び「撮影時間設定」の各選択ボタンが表示される。なお、図9では、「撮影条件設定」の選択ボタンは、表示領域からはずれているために表示されていない。
プリセットスタンバイ撮影処理が開始されると、ユーザは、撮影条件,監視領域及び検出レベルの他に、繰返し回数及び撮影時間を設定して、シャッターボタン42aを押下する(ステップS205a)。具体的には、ユーザが図9に示す「繰返し回数設定」の選択ボタンを押下して、十字キー42b等を操作して繰返し回数を指定すると、図1に示す撮影条件設定部23は、指定された繰返し回数をRAM34に記憶させる。ここで、「繰返し回数」とは、連続撮影を繰返し実行する回数を意味する。また、ユーザが「撮影時間設定」の選択ボタンを押下して、撮影時間を指定すると、撮影条件設定部23は、指定された撮影時間をRAM34に記憶させる。本実施例では、繰返し回数として「10回」が設定され、撮影時間として「1時間」が設定されたものとする。なお、撮影条件,監視領域及び検出レベルの設定については第1の実施例と同様である。
次に、上述した第1の実施例におけるステップS210の処理が実行された後、図1に示す撮像制御部26は、設定された撮影時間が経過したか否かを判定する(ステップS211)。そして、撮像制御部26が、設定された撮影時間が経過していないと判定した場合に、第1の実施例におけるステップS215〜ステップS225の処理と同じ処理が実行される。次に、撮像制御部26は、連続撮影を実行した回数が設定された繰返し回数に達したか否かを判定する(ステップS226)。そして、設定された繰返し回数に達した場合にはプリセットスタンバイ撮影処理は終了し、一方、設定された繰返し回数に達していない場合には、ステップS210の処理に戻る。なお、前述のステップS211において、設定された撮影時間が経過したと判定された場合には、プリセットスタンバイ撮影処理は終了する。
前述のように繰返し回数として「10回」が設定され、撮影時間として「1時間」が設定されている場合には、合計10回の連続撮影が終了するまで、又は1時間が経過するまでプリセットスタンバイ撮影処理は終了しないこととなる。その結果、ユーザは、1時間以内に所望の構図となれば、100枚分の画像を得ることができる。また、撮影時間を1時間と設定しているので、例えば、昼間に撮影開始したにも関わらず、被写体が所望の位置に来ないために夜になってしまい、夜で辺りが暗くなったことを監視領域ARの変化と判定して画像を撮影してしまうといった不具合を防止することができる。
B.変形例:
なお、上記各実施例における構成要素の中の、独立クレームでクレームされた要素以外の要素は、付加的な要素であり、適宜省略可能である。また、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
B1.変形例1:
上述した第1の実施例では、設定された連続撮影数(10枚)が撮影された場合にプリセットスタンバイ撮影処理は終了し、第2の実施例では、連続撮影の実行回数が設定された繰返し回数(10回)に達したか、或いは設定された撮影時間(1時間)が経過した場合に、プリセットスタンバイ撮影処理は終了していたが、本発明はこれらに限定されるものではない。例えば、プリセットスタンバイ撮影処理が開始された後に、ユーザが、シャッターボタン42aを再度押下することによって、プリセットスタンバイ撮影処理が終了するようにしてもよい。また、図4(A)に示すプリセットスタンバイ撮影モードの選択ボタンを再度押下することにより、プリセットスタンバイ撮影処理が終了するようにしてもよい。このようにすることで、ユーザは、所望のタイミングでプリセットスタンバイ撮影処理を終了させることができる。
B2.変形例2:
上述した第1及び第2の実施例では、監視領域ARは、矩形の領域であるものとしたが、これに代えて、矩形の外縁のライン上の画素から成る領域を監視領域としてもよい。このようにすることで、所望の領域に動く被写体が入った瞬間を捉えて撮影することが可能となる。また、監視領域は、矩形の領域や矩形の外縁のライン上の領域に代えて、三角や楕円などの他の形状の領域であっても構わない。また、上述した第1及び第2の実施例では、監視領域は1つであるものとしたが、2つ以上であっても構わない。この場合、各監視領域について変化の有無を判定した上で、いずれか1つの監視領域ARに変化ありと判定した場合や、全ての監視領域ARに変化ありと判定した場合に、連続撮影数だけ撮影するようにしてもよい。
また、上述した第1及び第2の実施例では、監視領域ARの大きさ及び位置をユーザが自由に変更することができたが、大きさ又は位置のいずれか一方のみを変更可能な構成であっても構わない。また、ユーザが監視領域ARの大きさや位置を自由に変更する構成に代えて、予め大きさや位置が異なる複数の監視領域ARをプリセットしておき、ユーザがこれら複数の監視領域ARの中から選択することで、監視領域を決定する構成であってもよい。
B3.変形例3:
上述した第1及び第2の実施例では、ステップS205において撮影条件として、ピント固定位置の他に、シャッタースピードや露出等を設定していたが、少なくともピント固定位置を設定するようにして、他のシャッタースピードや露出等は、デフォルト値又は自動設定値を用いるようにしても構わない。ここで、「自動設定値」とは、環境に合わせてデジタルスチルカメラ100が自動的に設定する値を意味する。このようにしても、ユーザは、所望の構図で被写体にピントが合った画像を得ることができる。
B4.変形例4:
上述した第1及び第2の実施例では、ステップS210において撮影された画像を基準画像として用いていたが、これに代えて、ステップS215において基準画像と比較された画像を、次の画像について判定する際の基準画像として用いるようにしてもよい。このようにすることで、第1の実施例のように、撮影時間を設定しない構成においても、徐々に辺りが暗くなっていくような場合に、この明るさの変化を監視領域ARの変化と判定することを抑制することができる。
また、ステップS210において撮影された画像のうち、監視領域ARに相当する部分の画像のみを基準画像として用いるようにしてもよい。さらに、ステップS215で撮影して得られた画像についても、監視領域ARに相当する部分の画像のみをRAM34に記憶させるようにしてもよい。このようにしても、RAM34に記憶されたこれらの画像に基づき、ステップS220において監視領域ARの変化の有無を判定することができる。
B5.変形例5:
上述した第2の実施例では、ステップS205aにおいて繰返し回数を設定し、この繰返し回数だけ連続撮影を繰返し実行することで、連続撮影数よりも多くの画像を得ていたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、予め取得画像総数を設定しておき、ステップS225において画像が撮影された後に、取得された画像の総数がこの取得画像総数に達したか否かを判定し、達していない場合に、ステップS210に戻って再び連続撮影を実行する構成であっても構わない。このような構成であっても、ユーザは、連続撮影数よりも多くの画像を得ることができる。
B6.変形例6:
上述した第1及び第2の実施例では、基準画像及び基準画像と比較される画像を撮影する際の撮影条件と、ステップS225で撮影する際の撮影条件と、はいずれもプリセット撮影条件で同一であるものとしたが、これに代えて、互いに異なる撮影条件で撮影しても構わない。すなわち、基準画像及び基準画像と比較される画像の撮影では、プリセット撮影条件とは異なる条件で撮影して構わない。かかる場合でも、基準画像と、基準画像と比較される画像と、が同一の条件で撮影されていれば、監視領域ARの変化の有無を判定することができる。
B7.変形例7:
上述した第1及び第2の実施例では、ユーザがプリセットスタンバイ撮影モードを選択するとプリセットスタンバイ撮影処理が実行されるものとしたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、予め処理の開始時刻をスケジューリングしておき、その開始時刻が来るたびに、定期的にプリセットスタンバイ撮影処理が開始される構成であってもよい。また、終了時刻も併せてスケジューリングしておき、この終了時刻が来るたびにプリセットスタンバイ撮影処理を強制的に終了させる構成であってもよい。このような構成とすることで、例えば、野生動物が決まった時刻に現れるのを、数日〜数週間にわたって撮影するような場合に、ユーザは、デジタルスチルカメラの設置位置に長時間待機することなく撮影することができる。
B8.変形例8:
上述した第1及び第2の実施例では、デジタルスチルカメラ100で撮影するものとしたが、本発明はこれに限定されるものではない。デジタルスチルカメラに代えて、デジタルビデオカメラ等他の撮像装置で、静止画像を撮影する構成においても本発明を適用することができる。
本発明の一実施例としてのデジタルスチルカメラの概要構成を示す説明図である。 デジタルスチルカメラ100の背面図である。 プリセットスタンバイ撮影モードによる撮影におけるデジタルスチルカメラ100の設置環境の一例を示す説明図である。 第1の実施例においてプリセットスタンバイ撮影モードで撮影する際のデジタルスチルカメラ100の背面図である。 第1の実施例におけるプリセットスタンバイ撮影処理の手順を示すフローチャートである。 監視領域を設定する際のデジタルスチルカメラ100の背面図である。 プリセットスタンバイ撮影処理によって画像が撮影される様子を模式的に示す説明図である。 第2の実施例におけるプリセットスタンバイ撮影処理の手順を示すフローチャートである。 第2の実施例においてプリセットスタンバイ撮影モードで撮影する際のデジタルスチルカメラ100の背面図である。
符号の説明
20…制御回路
22…CPU
23…機能部
23…撮影条件設定部
24…監視領域設定部
25…変化監視部
26…撮像制御部
40…液晶パネル
42…操作部
42a…シャッターボタン
42b…十字キー
42c…移動ボタン
42d…ボタン
44…撮像部
46…撮像制御回路
100…デジタルスチルカメラ
VA…撮影可能領域
AR…監視領域
PA…撮像領域

Claims (4)

  1. 撮像装置であって、
    少なくとも固定されたピント位置を含む撮影条件を設定する待機撮影条件設定部と、
    撮像素子による撮像領域の少なくとも一部の監視領域を監視して、前記監視領域の画像変化を検出する変化監視部と、
    前記変化監視部による前記監視領域の画像変化の検出に応じて、前記撮影条件で撮像して画像を得る待機撮影を実行する撮像実行部と、
    を備える撮像装置。
  2. 請求項1に記載の撮像装置であって、さらに、
    前記監視領域を設定する監視領域設定部を備え、
    前記監視領域設定部は、前記監視領域の大きさと、前記撮像領域内における前記監視領域の位置の少なくとも一方を変更することが可能である、
    撮像装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の撮像装置において、
    前記待機撮影条件設定部は、撮影枚数を設定することが可能であり、
    前記撮像実行部は、前記待機撮影の実行時に、前記撮影枚数に至るまで連続して撮像する、
    撮像装置。
  4. 撮像装置を用いた撮像方法であって、
    (a)前記撮像装置において、少なくとも固定されたピント位置を含む撮影条件を設定する工程と、
    (b)前記撮像装置において、撮像素子による撮像領域の少なくとも一部の監視領域を監視して、前記監視領域の画像変化を検出する工程と、
    (c)前記撮像装置において、前記監視領域の画像変化の検出に応じて、前記撮影条件で撮像して画像を得る待機撮影を実行する工程と、
    を備える撮像方法。
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