JP2010213221A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 写したくない物体が撮影画角内に存在しないときに、被写体を自動的に撮影する。
【解決手段】 撮像装置は、撮像部、判定部および撮影制御部を有している。例えば、撮像部は、撮像素子を有し、画像データを生成する。また、判定部は、画像データを順次受け、特定の物体が撮影画角内に存在するか否かを判定する。そして、撮影制御部は、判定部により特定の物体が撮影画角内に存在しないと判定されたときに、被写体を自動的に撮影する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、撮像装置に関する。
近年、被写体を自動的に撮影する撮像装置が提案されている。例えば、人物の笑顔を検出したときに自動的に撮影するデジタルカメラが提案されている。また、子供の写真を撮影する写真館では、子供の写っていない失敗写真の数を減らすために、撮影画面(撮影画角)の外に子供が居るときは、撮影を中止する自動写真館が提案されている(例えば、特許文献1参照)。なお、撮像パラメータが自動的に設定されるカメラでは、撮像される物体を識別する技術が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2008−61105号公報 特開2002−10135号公報
この種の自動撮影の機能は、人物を被写体にして撮影する際に活用される。したがって、観光地等で建物を撮影する際に観光客等を写したくない場合、撮影者は、観光客が画面(撮影画角)から居なくなるまで待ってレリーズ釦を押す必要がある。しかしながら、例えば、観光客が多い有名な観光地等では、撮影画角内に人物(写したくない観光客等)が居ないことを撮影者が認識してからレリーズ釦が押されるまでの間に、撮影画角内に人物が移動してくる可能性が高く、被写体を所望の構図で効率良く撮影することは困難である。また、撮影画角内に人物が居なくなるまで撮影者がファインダ等を覗き続けるため、撮影者の負担が増加する。
本発明の目的は、写したくない物体が撮影画角内に存在しないときに、被写体を自動的に撮影することである。
撮像装置は、撮像部、判定部および撮影制御部を有している。例えば、撮像部は、撮像素子を有し、画像データを生成する。また、判定部は、画像データを順次受け、特定の物体が撮影画角内に存在するか否かを判定する。そして、撮影制御部は、判定部により特定の物体が撮影画角内に存在しないと判定されたときに、被写体を自動的に撮影する。
本発明によれば、写したくない物体が撮影画角内に存在しないときに、被写体を自動的に撮影できる。
一実施形態における撮像装置の概要を示す図である。 図1に示した撮像装置の自動撮影モードの概要を示す図である。 図1に示した撮像装置の動作の一例を示す図である。 別の実施形態における撮像装置の概要を示す図である。 図4に示した撮像装置の自動撮影モードの概要を示す図である。 図4に示した撮像装置の動作の一例を示す図である。 別の実施形態における撮像装置の概要を示す図である。 図7に示した撮像装置の自動撮影モードの概要を示す図である。 図8に示した撮像装置の動作の一例を示す図である。 別の実施形態における撮像装置の動作の一例を示す図である。 別の実施形態における撮像装置の概要を示す図である。 図11に示した撮像装置の動作の一例を示す図である。 別の実施形態における撮像装置の動作の一例を示す図である。 図13の動作が実施される自動撮影モードの概要を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施形態を示している。この実施形態の撮像装置10は、例えば、デジタルカメラであり、光学系20、撮像部30、制御部40、ドライバ50、メモリ60、記憶媒体70、モニタ80、および操作部90を有している。また、撮像装置10は、例えば、自動撮影モードを含む複数の撮影モードを有している。光学系20は、被写体の像を撮像素子31の受光面に結像する撮影レンズ21を有している。なお、光学系20は、撮影レンズ21の他に、ズームレンズやフォーカスレンズ等を有してもよい。
撮像部30は、撮像素子31、AFE(Analog Front End)32および画像処理回路33を有している。撮像素子31は、例えば、CCDイメージサンサーやCMOSイメージセンサーである。撮像素子31は、撮影レンズ21を介して入射される被写体の像を電気信号(以下、画像信号とも称する)に変換し、変換した電気信号をAFE32に出力する。AFE32は、撮像素子31から受けた画像信号に対してアナログ信号処理を実施するアナログフロントエンド回路である。例えば、AFE32は、相関二重サンプリングにより画像信号のノイズを除去し、画像信号のゲインを調整した後、アナログの画像信号をデジタルの画像信号に変換する。
画像処理回路33は、AFE32から受けたデジタルの画像信号に対して、ホワイトバランス処理、輪郭補償処理、ガンマ処理等の画像処理を実施し、画像データIMGを生成する。そして、画像処理回路33は、画像データIMGを制御部40に出力する。画像データIMGは、例えば、撮影待機状態にモニタ80に表示されるスルー画像の画像データ(以下、スルー画像データとも称する)や、撮影により得られる静止画像の画像データである。例えば、スルー画像データは、撮像素子31から間引き読み出しされた画像信号を用いて生成され、制御部40に順次出力される。以下、画像および画像の画像データは、同じ符号で示す。例えば、後述する図2の符号IMG(IMG10、IMG11、IMG12)は、スルー画像を示す。
制御部40は、例えば、マイクロプロセッサであり、図示しないプログラムに基づいて、撮像装置10の動作を制御する。例えば、制御部40は、オートフォーカス制御、絞り制御、撮像素子31への露光制御および画像データの記録等を実施する。また、制御部40は、動体検出部41、人物検出部42、撮影制御部43を有し、撮影モードに応じた処理を実施する。
動体検出部41は、撮像部30からスルー画像データIMGを順次受け、動体が撮影画角内に存在するか否かを検出する。例えば、動体検出部41は、現在のスルー画像に対応するスルー画像データと、現在のスルー画像より過去のスルー画像に対応するスルー画像データとを比較し、各画素の変化量(動きベクトル)を算出する。そして、動体検出部41は、被写体ぶれを発生させる変化量を有する領域(物体)を、動体として検出する。例えば、被写体ぶれを発生させるか否かの閾値は、単位時間当たりの変化量で示され、被写体を撮影する際の露光時間に基づいて算出される。すなわち、動体検出部41は、現在のスルー画像データと過去のスルー画像データとを比較し、露光時間に基づいて算出される閾値以上に変化した領域(物体)を、動体として検出する。換言すれば、動体検出部41は、全ての画素の変化量が閾値より小さい場合、動体が撮影画角内に存在しないと判定する。
例えば、被写体を撮影する際に必要な露光時間がスルー画像のフレームレートの周期以下の場合、動体検出部41は、現在のスルー画像データと過去1枚分のスルー画像データとの比較により算出された変化量(単位時間当たりの変化量)が閾値より小さいとき、動体が撮影画角内に存在しないと判定する。なお、露光時間がスルー画像のフレームレートの周期より長い場合、動体検出部41は、露光時間に相当する期間内に得られる複数枚分のスルー画像データを互いに比較してもよい。例えば、スルー画像のフレームレートが24fps(frame per second)で露光時間が1秒の場合、動体検出部41は、1秒間に得られる24枚分のスルー画像データを互いに比較してもよいし、1秒以内に得られる12枚分のスルー画像データを互いに比較してもよい。
人物検出部42は、撮像部30からスルー画像データIMGを順次受け、人物が撮影画角内に存在するか否かを検出する。例えば、人物検出部42は、人物のシルエットを示すパターンデータとスルー画像データIMGとをパターンマッチングで照合することにより、人物が撮影画角内に存在するか否かを検出する。あるいは、人物検出部42は、特徴量抽出による顔認識を用いて、人物が撮影画角内に存在するか否かを検出してもよい。例えば、特徴量抽出は、目、鼻、口等の特徴量をスルー画像データIMGから求めることにより、スルー画像に含まれる顔を検出する。なお、特徴量抽出による顔認識では、横顔も検出できる。
撮影制御部43は、例えば、自動撮影モードにおいて、動体検出部41により動体が撮影画角内に存在しないと判定されたときに、ドライバ50を介して撮像素子31の全画素を駆動し、被写体を自動的に撮影する。すなわち、動体検出部41は、被写体を自動的に撮影する際の判定部として機能する。ドライバ50は、撮像素子31の駆動を制御する。例えば、被写体を撮影する場合、ドライバ50は、撮像素子31の全画素を駆動させ、露光時間に応じた電荷を撮像素子31に蓄積させ、撮像素子31に蓄積された電荷を画像信号として出力させる。また、例えば、撮影待機状態(スルー画像データが生成される場合)では、ドライバ50は、撮像素子31を間引き制御することにより、撮像素子31の一部(スルー画像に使用される画素)に蓄積された電荷を画像信号として出力させる。
メモリ60は、例えば、DRAM(Dynamic RAM)やSRAM(Static RAM)等で形成された内蔵メモリであり、撮影された画像の画像データ等を記憶する。記憶媒体70は、撮影された画像の画像データ等を記憶する。モニタ80は、例えば、液晶ディスプレイであり、スルー画像、撮影された画像、メモリ60に記憶された画像、記憶媒体70に記憶された画像およびメニュー画面等を表示する。操作部90は、レリーズボタンおよびその他の各種スイッチを有し、撮像装置10を動作させるために、ユーザにより操作される。
図2は、図1に示した撮像装置10の自動撮影モードの概要を示している。図中の破線は、人物の顔が顔認識により検出されたことを示している。スルー画像IMG10、IMG11、IMG12は、時刻t0、t1、t2のスルー画像IMGにそれぞれ対応している。例えば、時刻t0から時刻t1までの時間間隔および時刻t1から時刻t2までの時間間隔は、スルー画像IMGのフレームレートの周期に対応する。
スルー画像IMG10では、物体OBJ10、OBJ11、OBJ12が撮影され、スルー画像IMG11、IMG12では、物体OBJ11が撮影されている。したがって、例えば、時刻t0、t1間では、物体OBJ10、OBJ12は、上述した図1に示した動体検出部41により、動体として検出される。このため、時刻t1では、図1に示した撮影制御部43は、撮影を実施しない。
また、例えば、時刻t1、t2間での物体OBJ11の動きが被写体ぶれを発生させる動きより小さい場合、動体検出部41は、時刻t1、t2間では、撮影画角内に動体が存在しない(スルー画像IMGに動体が撮影されていない)と判定する。このため、時刻t2では、撮影制御部43は、被写体を自動的に撮影する。このように、この実施形態の撮像装置10の自動撮影モードでは、写したくない物体(被写体ぶれを発生させる動体)が撮影画角内に存在しないときに、被写体を自動的に撮影し、被写体ぶれを発生させる動体が撮影画角内に存在する場合、被写体を撮影しない。例えば、観光地等で建物を撮影する際に、被写体ぶれを発生させる動体(鳩等の動物、観光客および車等)を写したくない場合、この実施形態では、動体が撮影画角内に存在しなくなる瞬間に自動的に撮影でき、撮影者の負担を低減できる。
図3は、図1に示した撮像装置10の動作の一例を示している。ステップS100−S140は、制御部40により、例えば、図示しないプログラムに従って実施される。ステップS100の前に、撮像装置10は、自動撮影モードに設定されている。そして、例えば、ユーザにより撮影したい風景(被写体)が決定され、ステップS100が実施される。ここで、例えば、撮影したい風景の決定は、ユーザによるレリーズボタンの半押し等により実施される。
ステップS100では、動体検出部41は、撮影したい風景が決定したとき(例えば、レリーズボタンが半押しされたとき)のスルー画像に対応するスルー画像データを第1画像データとして取り込む。例えば、上述した図2では、動体検出部41は、スルー画像IMG10のスルー画像データを第1画像データとして取り込む。
ステップS110では、動体検出部41は、第1画像データの次に受けるスルー画像データを第2画像データとして取り込む。例えば、上述した図2では、動体検出部41は、スルー画像IMG10の次のスルー画像IMG11のスルー画像データを第2画像データとして取り込む。
ステップS120では、動体検出部41は、第1画像データと第2画像データとを比較し、第1画像データから生成される第1画像と第2画像データから生成される第2画像とで変化が無いか否かを検出する。例えば、動体検出部41は、第1画像データと第2画像データとを比較し、スルー画像(第1、第2画像)を構成する全ての画素において、第1画像および第2画像間の変化量が閾値(被写体ぶれを発生させるか否かの閾値)より小さいか否かを判定する。
動体検出部41により第1画像と第2画像とで変化がないと判定された場合(ステップS120のYes)、ステップS130において、撮影制御部43は、被写体を撮影する。すなわち、撮影制御部43は、動体検出部41により動体が撮影画角内に存在しないと判定されたときに(ステップS120のYes)、被写体を自動的に撮影する。このように、この実施形態では、動体が撮影画角内に存在しないときに、被写体を自動的に撮影できる。
一方、動体検出部41により第1画像と第2画像とで変化があると判定された場合(ステップS120のNo)、動体検出部41は、ステップS140において、第2画像データを第1画像データとして設定し、ステップS110において、第2画像データを新たに取り込む。例えば、上述した図2では、動体検出部41は、スルー画像IMG11のスルー画像データを第1画像データとして処理し、スルー画像IMG11の次のスルー画像IMG12のスルー画像データを第2画像データとして取り込む。このように、撮像装置10は、動体検出部41により第1画像と第2画像とで変化がないと判定されるまで、ステップS110、S120、S140の処理を繰り返す。
以上、この実施形態では、撮影制御部43は、自動撮影モードにおいて、動体検出部41により動体が撮影画角内に存在しないと判定されたときに、被写体を自動的に撮影する。これにより、この実施形態では、写したくない物体(鳩等の動物、観光客および車等の被写体ぶれを発生させる動体)が撮影画角内に存在しないときに、被写体を自動的に撮影できる。この結果、撮影者の負担を低減できる。
図4は、別の実施形態における撮像装置10の概要を示している。この実施形態の撮像装置10は、例えば、デジタルカメラであり、上述した図1に示した撮影制御部43の代わりに、撮影制御部43Aが設けられている。その他の構成は、図1−図3で説明した撮像装置10と同じである。図1−図3で説明した要素と同一の要素については、同一の符号を付し、これ等については、詳細な説明を省略する。
撮影制御部43Aは、例えば、自動撮影モードにおいて、動体検出部41により動体が撮影画角内に存在しないと判定され、かつ、人物検出部42により人物が撮影画角内に存在しないことが検出されたときに、ドライバ50を介して撮像素子31の全画素を駆動し、被写体を自動的に撮影する。すなわち、撮影制御部43Aは、動体検出部41により動体が撮影画角内に存在しないと判定されたときでも、人物が撮影画角内に存在する場合、被写体を撮影しない。
図5は、図4に示した撮像装置10の自動撮影モードの概要を示している。図中の破線は、人物の顔が顔認識により検出されたことを示している。スルー画像IMG12、IMG13、IMG14は、時刻t2、t3、t4のスルー画像IMGにそれぞれ対応している。なお、例えば、時刻t2以前(時刻t0、t1、t2)のスルー画像は、上述した図2のスルー画像IMG(スルー画像IMG10、IMG11、IMG12)と同じである。
スルー画像IMG12では、人物である物体OBJ11が撮影され、スルー画像IMG13、IMG14では、人物は撮影されていない。上述した図1−図3で説明した実施形態では、時刻t2に被写体が自動的に撮影されたが、この実施形態では、時刻t2のスルー画像IMG12に人物(物体OBJ11)が撮影されているため、上述した図4に示した撮影制御部43Aは、時刻t2に撮影を実施しない。
また、例えば、時刻t2、t3間では、物体OBJ11は、図4に示した動体検出部41により、動体として検出される。このため、時刻t3では、撮影制御部43Aは、撮影を実施しない。そして、例えば、時刻t3、t4間では、スルー画像IMG13とスルー画像IMG14とで変化がないため、動体検出部41は、撮影画角内に動体が存在しないと判定する。さらに、時刻t3、t4では、スルー画像IMG13、IMG14に人物が撮影されていないため、図4に示した人物検出部42は、人物が撮影画角内に存在しないことを検出する。このため、時刻t4では、撮影制御部43Aは、被写体を自動的に撮影する。
このように、この実施形態の撮像装置10の自動撮影モードでは、例えば、観光地等で建物を撮影する際に、被写体ぶれを発生させる動体(鳩等の動物、観光客および車等)および静止している人物(観光客等)の両方を含まない風景を撮影できる。すなわち、この実施形態では、写したくない物体(動体および人物)が撮影画角内に存在しないときに、被写体を自動的に撮影できる。
図6は、図4に示した撮像装置10の動作の一例を示している。図6に示した動作は、上述した図3に示した動作に、ステップS112の処理(人物検出)が追加され、例えば、制御部40により、図示しないプログラムに従って実施される。その他の動作は、図3に示した動作と同じため、詳細な説明を省略する。例えば、ステップS100の前に、撮像装置10は、自動撮影モードに設定されている。そして、例えば、撮影したい風景(被写体)の決定に応答して、動体検出部41は、ステップS100、S110において、第1、第2画像データを取り込む。なお、例えば、撮影したい風景の決定は、ユーザによるレリーズボタンの半押し等により実施される。
ステップS112では、人物検出部42は、第2画像データから生成される第2画像に人物が存在するか否かを検出する。例えば、人物検出部42は、人物のシルエットを示すパターンデータと第2画像データとをパターンマッチングで照合することにより、人物が第2画像に存在するか否かを検出する。あるいは、例えば、人物検出部42は、目、鼻、口等の特徴量を第2画像データから求める顔認識を用いて、人物が第2画像に存在するか否かを検出する。
人物検出部42により第2画像に人物が存在しないことが検出された場合(ステップS112のYes)、ステップS120において、動体検出部41は、第1画像と第2画像とで変化が無いか否かを検出する。一方、人物検出部42により第2画像に人物が存在することが検出された場合(ステップS112のNo)、動体検出部41は、ステップS140において、第2画像データを第1画像データとして設定し、ステップS110において、第2画像データを新たに取り込む。このように、撮像装置10は、人物検出部42により第2画像に人物が存在しないと判定されるまで、ステップS110、S112、S140の処理を繰り返す。
ステップS120において、動体検出部41により第1画像と第2画像とで変化がないと判定された場合(ステップS120のYes)、撮影制御部43Aは、ステップS130において、被写体を撮影する。すなわち、撮影制御部43Aは、動体検出部41により動体が撮影画角内に存在しないと判定され、かつ、人物検出部42により人物が撮影画角内に存在しないことが検出されたときに、被写体を自動的に撮影する。
一方、ステップS120において、動体検出部41により第1画像と第2画像とで変化があると判定された場合(ステップS120のNo)、動体検出部41は、ステップS140において、第2画像データを第1画像データとして設定し、ステップS110において、第2画像データを新たに取り込む。このように、撮像装置10は、人物および動体の両方が撮影画角内に存在しない状態になるまで、ステップS110、S112、S120、S140の処理を繰り返す。
なお、人物検出部42は、ステップS112において、予め登録された人物のみが第2画像に存在することを検出した場合、第2画像に人物が存在しないと判定してもよい。例えば、人物検出部42は、特徴量抽出による顔認識を利用している場合、人物を予め登録することができ、検出した人物が登録された人物か否か判定できる。予め登録された人物の存在が許可されているときでは、ステップS112において、人物検出部42により予め登録された人物以外の人物が第2画像に存在することが検出された場合、撮像装置10の動作は、ステップS140を介してステップS110に戻る。
そして、予め登録された人物のみが第2画像に存在することが検出されたとき、あるいは、第2画像に人物が存在しないことが検出されたときに、撮像装置10の動作は、ステップS112からステップS120に移る。すなわち、予め登録された人物の存在が許可されている場合、撮像装置10は、予め登録された人物以外の人物と動体との両方が撮影画角内に存在しない状態になるまで、ステップS110、S112、S120、S140の処理を繰り返す。この場合、例えば、撮影したい建物等と予め登録された人物とを一緒に写す記念撮影等を実施する際に、動体や見知らぬ人物が撮影画角内に存在しないときに、被写体を自動的に撮影できる。
以上、この実施形態においても、上述した図1−図3で説明した実施形態と同様の効果を得ることができる。さらに、この実施形態では、撮影制御部43Aは、人物検出部42により人物が撮影画角内に存在することが検出されたとき、被写体を撮影しない。したがって、この実施形態では、例えば、観光地等で建物を撮影する際に、静止している人物(観光客等)が撮影したい建物と一緒に写ることを確実に防止できる。すなわち、この実施形態では、例えば、観光地等で建物を撮影する際に、被写体ぶれを発生させる動体(鳩等の動物、観光客および車等)および静止している人物(観光客等)の両方を含まない風景を自動的に撮影できる。換言すれば、この実施形態では、写したくない物体(動体および人物)が撮影画角内に存在しないときに、被写体を自動的に撮影できる。
図7は、別の実施形態における撮像装置10の概要を示している。この実施形態の撮像装置10は、例えば、デジタルカメラであり、上述した図1に示した動体検出部41および撮影制御部43の代わりに、動体検出部41Aおよび撮影制御部43Bがそれぞれ設けられている。その他の構成は、図1−図3で説明した撮像装置10と同じである。図1−図3で説明した要素と同一の要素については、同一の符号を付し、これ等については、詳細な説明を省略する。
動体検出部41Aは、撮像部30からスルー画像データIMGを順次受け、動体が撮影画角内に予め設定された許容数より多く存在するか否かを判定する。例えば、許容数は、撮影画角内に存在することが許容される動体の数であり、操作部90等を介して、ユーザにより任意に設定される。動体検出部41Aは、上述した図1に示した動体検出部41が実施する動体の有無を検出する処理の代わりに、動体が許容数より多いか否かを判定する処理を実施する。その他の動体検出部41Aの動作(動体を検出するための処理等)は、図1に示した動体検出部41の動作と同じである。
撮影制御部43Bは、例えば、自動撮影モードにおいて、動体検出部41Aにより動体が撮影画角内に許容数より多く存在しないと判定されたときに、ドライバ50を介して撮像素子31の全画素を駆動し、被写体を自動的に撮影する。
図8は、図7に示した撮像装置10の自動撮影モードの概要を示している。図中の破線は、人物の顔が顔認識により検出されたことを示している。スルー画像IMG10、IMG20は、時刻t0、t1のスルー画像IMGにそれぞれ対応している。スルー画像IMG10、IMG20では、時刻t0、t1間で移動している物体OBJ10、OBJ11、OBJ12が撮影されている。
例えば、時刻t0、t1間では、物体OBJ10、OBJ11、OBJ12の3つは、上述した図7に示した動体検出部41Aにより、動体として検出される。したがって、例えば、許容数が2に設定されている場合、動体検出部41Aは、動体が撮影画角内に許容数より多く存在すると判定する。この場合、撮影制御部43Bは、撮影画角内に存在する動体の数が許容数以下になるまで、被写体を撮影しない。
なお、例えば、許容数が3に設定されている場合、時刻t0、t1間では、動体検出部41Aは、動体が撮影画角内に許容数より多く存在しないと判定する。この場合、時刻t1では、撮影制御部43Bは、被写体を自動的に撮影する。このように、この実施形態の撮像装置10の自動撮影モードでは、例えば、観光地等で建物を撮影する際に、撮影画角内に存在する動体(鳩等の動物、観光客および車等の被写体ぶれを発生させる動体)の数が許容数以下のときに、被写体を自動的に撮影できる。
図9は、図7に示した撮像装置10の動作の一例を示している。図9に示した動作は、上述した図3に示した動作に、ステップS10、ステップS122、ステップS124の処理が追加され、例えば、制御部40により、図示しないプログラムに従って実施される。その他の動作は、図3に示した動作と同じため、詳細な説明を省略する。例えば、ステップS10の前に、撮像装置10は、自動撮影モードに設定されている。そして、例えば、ステップS10が実施された後、撮影したい風景(被写体)の決定に応答して、動体検出部41Aは、ステップS100、S110において、第1、第2画像データを取り込む。なお、例えば、撮影したい風景の決定は、ユーザによるレリーズボタンの半押し等により実施される。
ステップS10では、自動撮影モードのパラメータの1つとして、許容数が設定される。例えば、許容数は、操作部90等を介して、ユーザにより任意に設定される。なお、自動撮影モードに設定される前に、許容数が設定されてもよい。この場合、自動撮影モードに設定された後、例えば、撮影したい風景(被写体)の決定に応答して、動体検出部41Aは、ステップS100、S110において、第1、第2画像データを取り込む。
ステップS120において、動体検出部41Aにより第1画像と第2画像とで変化がないと判定された場合(ステップS120のYes)、撮影制御部43Bは、ステップS130において、被写体を撮影する。一方、ステップS120において、動体検出部41Aにより第1画像と第2画像とで変化があると判定された場合(ステップS120のNo)、動体検出部41Aの動作は、ステップS122に移る。
ステップS122では、動体検出部41Aは、ステップS120で検出された動体の数が許容数以下か否かを判定する。動体検出部41Aにより動体の数が許容数以下であると判定された場合(ステップS122のYes)、ステップS124において、撮影制御部43Bは、被写体を撮影する。そして、動体検出部41Aの動作は、ステップS100に戻る。この場合、ステップS100において、動体検出部41Aは、ステップS124の撮影が実施された後のスルー画像に対応するスルー画像データを、第1画像データとして取り込む。
一方、動体検出部41Aにより動体の数が許容数より多いと判定された場合(ステップS122のNo)、動体検出部41Aは、ステップS140において、第2画像データを第1画像データとして設定する。そして、動体検出部41Aの動作は、ステップS110に戻る。この場合、ステップS110において、動体検出部41Aは、第2画像データを新たに取り込む。
このように、撮影制御部43Bは、第1画像と第2画像とで変化があると判定された場合(ステップS120のNo)でも、動体の数が許容数以下のときに(ステップS122のYes)、被写体を自動的に撮影する。すなわち、この実施形態では、撮影画角内に存在する動体の数が予め設定された許容数以下のときに、被写体を自動的に撮影できる。
なお、例えば、自動撮影モードのパラメータの1つとして、ステップS124による撮影の枚数の上限が予め設定されてもよい。この場合、上述した図7に示したメモリ60等を有効に使用できる。また、例えば、ステップS124およびステップS130により撮影された画像は、図7に示したモニタ80にサムネイル表示されてもよい。この場合、例えば、ユーザは、サムネイル表示された画像から残したい画像を選択できる。
以上、この実施形態においても、上述した図1−図3で説明した実施形態と同様の効果を得ることができる。さらに、この実施形態では、動体検出部41Aは、撮影画角内に存在する動体の数が許容数より多く存在するか否かを判定し、撮影制御部43Bは、動体検出部41Aにより撮影画角内に存在する動体の数が許容数以下であると判定されたときに、被写体を自動的に撮影する。これにより、この実施形態では、例えば、観光客や動物等が絶えず撮影画角内に入り込む場合でも、撮影画角内に存在する動体(鳩等の動物、観光客および車等の被写体ぶれを発生させる動体)の数が許容数以下のときに、被写体を自動的に撮影できる。
図10は、別の実施形態における撮像装置の動作の一例を示している。なお、この実施形態の撮像装置は、人物が撮影画角内に存在するときに被写体を自動的に撮影しないように制御される撮影制御部が上述した図7に示した撮影制御部43Bの代わりに設けられていることを除いて、図7に示した撮像装置10と同じである。図7−図9で説明した要素と同一の要素については、同一の符号を付し、これ等については、詳細な説明を省略する。また、図10に示した動作は、上述した図9に示した動作に、ステップS112の処理(人物検出)が追加され、例えば、上述した図7に示した制御部40により、図示しないプログラムに従って実施される。その他の動作は、図9に示した動作と同じため、詳細な説明を省略する。
例えば、ステップS10の前に、撮像装置10は、自動撮影モードに設定されている。そして、例えば、ステップS10が実施された後、撮影したい風景(被写体)の決定に応答して、動体検出部41Aは、ステップS100、S110において、第1、第2画像データを取り込む。なお、例えば、撮影したい風景の決定は、ユーザによるレリーズボタンの半押し等により実施される。また、例えば、自動撮影モードに設定される前にステップS10が実施された場合、自動撮影モードに設定された後、撮影したい風景(被写体)の決定に応答して、動体検出部41Aは、ステップS100、S110において、第1、第2画像データを取り込む。
ステップS112では、上述した図6に示したステップS112と同じ処理が実施される。例えば、人物検出部42は、第2画像に人物が存在するか否かを検出する。人物検出部42により第2画像に人物が存在しないことが検出された場合(ステップS112のYes)、ステップS120において、動体検出部41Aは、第1画像と第2画像とで変化が無いか否かを検出する。一方、人物検出部42により第2画像に人物が存在することが検出された場合(ステップS112のNo)、動体検出部41Aは、ステップS140において、第2画像データを第1画像データとして設定し、ステップS110において、第2画像データを新たに取り込む。このように、撮像装置10は、人物検出部42により第2画像に人物が存在しないと判定されるまで、ステップS110、S112、S140の処理を繰り返す。
なお、人物検出部42は、ステップS112において、予め登録された人物のみが第2画像に存在することを検出した場合、第2画像に人物が存在しないと判定してもよい。この場合、例えば、撮影したい建物等と予め登録された人物とを一緒に写す記念撮影等を実施する際に、動体が撮影画角内に許容数より多く存在しないとき、かつ、見知らぬ人物が撮影画角内に存在しないときに、被写体を自動的に撮影できる。
以上、この実施形態では、撮影制御部は、動体検出部41Aにより動体が撮影画角内に許容数より多く存在しないと判定され、かつ、人物検出部42により人物が撮影画角内に存在しないことが検出されたときに、被写体を自動的に撮影する。したがって、この実施形態においても、上述した図7−図9で説明した実施形態と同様の効果を得ることができる。さらに、この実施形態では、上述した図4−図6で説明した実施形態と同様の効果を得ることができる。
図11は、別の実施形態における撮像装置10の概要を示している。この実施形態の撮像装置10は、例えば、デジタルカメラであり、上述した図1に示した撮像装置10に、全地球測位システム(以下、GPSとも称する)100、位置算出部101、方位算出部102、情報取得部44が追加されて構成されている。その他の構成は、図1−図3で説明した撮像装置10と同じである。図1−図3で説明した要素と同一の要素については、同一の符号を付し、これ等については、詳細な説明を省略する。例えば、制御部40の構成は、情報取得部44を有することを除いて、上述した図1に示した制御部40と同じである。なお、制御部40は、位置算出部101および方位算出部102を含んで構成されてもよい。
位置算出部101は、GPS100を用いて、撮像装置10の位置を示す撮影位置情報を取得する。すなわち、位置算出部44は、GPSを用いて、撮像場所を示す撮影位置情報を取得する。方位算出部102は、図示しない方位センサ等を含んで構成され、撮像装置10の撮影方向(撮影レンズ21の向き)を示す撮影方位情報を算出する。情報取得部44は、動体検出部41による判定処理が開始されてから所定の時間(例えば、後述する図12に示すステップS100が実施されてから所定の時間)が経過したときに、撮影位置情報および撮影方位情報を、記憶媒体70および内蔵のメモリ60の少なくとも一方に記憶する。
図12は、図11に示した撮像装置10の動作の一例を示している。図12に示した動作は、上述した図3に示した動作に、ステップS126、ステップS127、ステップS128の処理が追加され、例えば、制御部40により、図示しないプログラムに従って実施される。その他の動作は、図3に示した動作と同じため、詳細な説明を省略する。例えば、ステップS100の前に、撮像装置10は、自動撮影モードに設定されている。そして、例えば、撮影したい風景(被写体)の決定に応答して、動体検出部41は、ステップS100、S110において、第1、第2画像データを取り込む。なお、例えば、撮影したい風景の決定は、ユーザによるレリーズボタンの半押し等により実施される。
ステップS120では、図3で説明したように、動体検出部41は、第1画像と第2画像とで変化が無いか否かを検出する。ステップS120において、動体検出部41により第1画像と第2画像とで変化がないと判定された場合(ステップS120のYes)、撮影制御部43は、ステップS130において、被写体を撮影する。すなわち、撮影画角内に動体が存在しない場合の動作は、図3に示した動作と同じである。
一方、ステップS120において、動体検出部41により第1画像と第2画像とで変化があると判定された場合(ステップS120のNo)、制御部40は、ステップS126において、タイムアウトか否かを判定する。例えば、制御部40は、ステップS100を実施するとともに、図示しないタイマを所定の時間経過したときにオーバフローするように設定する。そして、制御部40は、タイマがオーバフローしたときに、タイムアウトと判定する。なお、例えば、自動撮影モードのパラメータの1つとして、所定の時間が予め設定される。所定の時間は、操作部90等を介して、ユーザにより任意に設定されてもよい。
すなわち、ステップS126では、制御部40は、ステップS100の処理が実施されてから所定の時間が経過したか否かを判定する。タイムアウトでない場合(ステップS126のNo)、ステップS140において、動体検出部41は、第2画像データを第1画像データとして設定する。そして、動体検出部41の動作は、ステップS100に戻る。この場合、ステップS100において、動体検出部41は、第2画像データを新たに取り込む。一方、タイムアウトの場合(ステップS126のYes)、制御部40の動作は、ステップS127に移る。
ステップS127では、制御部40は、撮像装置10がGPS機能(例えば、GPS100および位置算出部101)を有しているか否かを判定する。GPS機能が搭載されていない場合(ステップS127のNo)、制御部40は、自動撮影モードの処理を終了する。一方、GPS機能が搭載されている場合(ステップS126のYes)、制御部40は、ステップS128の処理を実施した後に、自動撮影モードの処理を終了する。
ステップS128では、情報取得部44は、位置算出部101により算出された撮影位置情報および方位算出部102により算出された撮影方位情報を、記憶媒体70に記憶する。なお、情報取得部44は、撮影位置情報および撮影方位情報を、メモリ60に記憶してもよいし、記憶媒体70およびメモリ60の両方に記憶してもよい。すなわち、情報取得部44は、動体検出部41による判定処理が開始されてから所定の時間が経過したときに、撮影位置情報および撮影方位情報を、記憶媒体70および内蔵のメモリ60の少なくとも一方に記憶する。
ここで、位置算出部101および方位算出部102は、タイムアウトと判定された後に撮影位置情報および撮影方位情報をそれぞれ算出してもよいし、タイムアウトと判定される前に撮影位置情報および撮影方位情報をそれぞれ算出してもよい。このように、図11に示した撮像装置10では、撮影画角内に動体が存在する場合の動作が、図3に示した動作と相違する。
この実施形態では、所定の時間が経過したときに、自動撮影モードの処理が終了するため、撮像装置10の消費電力を節約できる。なお、例えば、記憶媒体70等に記憶された撮影位置情報および撮影方位情報は、自動撮影モードで撮影しようとした被写体と同一あるいは類似する画像をサーバから取得する際に用いられる。例えば、サーバは、撮像装置10のユーザ用に撮像装置10のメーカ等により用意され、有名な観光地等の画像が登録されている。そして、例えば、パーソナルコンピュータが記憶媒体70から撮影位置情報および撮影方位情報を読み出したときに、パーソナルコンピュータは、撮像装置10のユーザ用に用意されたサーバにアクセスし、撮影位置情報および撮影方位情報に基づいてサーバから画像を自動的に取得する。
なお、サーバとの通信機能(無線LAN(Local Area Network)等)が撮像装置10に搭載されている場合、制御部40は、撮影位置情報および撮影方位情報に基づいて、サーバから画像を自動的に取得してもよい。この場合、制御部40は、撮影位置情報および撮影方位情報の代わりに、取得した画像を記憶媒体70等に記憶してもよい。あるいは、制御部40は、撮影位置情報および撮影方位情報と、取得した画像とを記憶媒体70等に記憶してもよい。
以上、この実施形態においても、上述した図1−図3で説明した実施形態と同様の効果を得ることができる。さらに、この実施形態では、所定の時間が経過したときに、自動撮影モードの処理が終了するため、撮像装置10の消費電力を節約できる。また、撮影位置情報および撮影方位情報が記憶されるため、自動撮影ができなかった場合でも、撮影位置情報および撮影方位情報に基づいて、被写体と同一あるいは類似する画像をサーバ等から取得できる。
図13は、別の実施形態における撮像装置の動作の一例を示している。なお、この実施形態の撮像装置は、撮影画角内に動体が存在するか否かに拘わらず、人物が撮影画角内に存在しないときに被写体を自動的に撮影する撮影制御部を有している。その他の構成は、上述した図1に示した撮像装置10と同じである。図1−図3で説明した要素と同一の要素については、同一の符号を付し、これ等については、詳細な説明を省略する。ステップS210−S230は、制御部40により、例えば、図示しないプログラムに従って実施される。ステップS210の前に、撮像装置10は、自動撮影モードに設定されている。そして、例えば、ユーザにより撮影したい風景(被写体)が決定され、ステップS210が実施される。ここで、例えば、撮影したい風景の決定は、ユーザによるレリーズボタンの半押し等により実施される。
ステップS210では、人物検出部42は、撮影したい風景が決定したとき(例えば、レリーズボタンが半押しされたとき)のスルー画像に対応する画像データ(スルー画像データ)を取り込む。ステップS220では、人物検出部42は、スルー画像データから生成されるスルー画像に人物が存在するか否かを検出する。なお、ステップS220の人物検出の処理は、上述した図6に示したステップS112と同じため、詳細な説明を省略する。
人物検出部42によりスルー画像に人物が存在しないことが検出された場合(ステップS220のYes)、ステップS230において、撮影制御部は、被写体を自動的に撮影する。一方、人物検出部42によりスルー画像に人物が存在することが検出された場合(ステップS220のNo)、人物検出部42は、ステップS210において、画像データ(スルー画像データ)を新たに取り込む。このように、撮像装置10は、人物検出部42によりスルー画像に人物が存在しないと判定されるまで、ステップS210、S220の処理を繰り返す。
このように、この実施形態では、写したくない物体(人物)が撮影画角内に存在しないときに、被写体を自動的に撮影し、人物が撮影画角内に存在する場合、被写体を撮影しない。すなわち、この実施形態では、人物検出部42は、被写体を自動的に撮影する際の判定部として機能する。なお、この実施形態では、被写体を自動的に撮影するか否かの判定に動体検出部41の判定結果が使用されないため、図1に示した撮像装置10から動体検出部41が省かれて構成されてもよい。
なお、人物検出部42は、ステップS220において、予め登録された人物のみがスルー画像に存在することを検出した場合、スルー画像に人物が存在しないと判定してもよい。この場合、例えば、撮影したい建物等と予め登録された人物とを一緒に写す記念撮影等を実施する際に、見知らぬ人物が撮影画角内に存在しないときに、被写体を自動的に撮影できる。
図14は、図13の動作が実施される自動撮影モードの概要を示している。図中の破線は、人物の顔が顔認識により検出されたことを示している。スルー画像IMG10、IMG30は、時刻t0、t1のスルー画像IMGにそれぞれ対応している。スルー画像IMG10では、物体OBJ10、OBJ11、OBJ12が撮影され、スルー画像IMG30では、物体OBJ10が撮影されている。
時刻t0では、物体OBJ11、OBJ12は、人物検出部42により、人物として検出される。このため、時刻t1では、撮影制御部は、撮影を実施しない。時刻t1では、動体である物体OBJ10が撮影画角内に存在するが、人物検出部42により人物と検出される物体は、撮影画角内に存在しない。すなわち、時刻t1では、人物検出部42は、撮影画角内に人物が存在しないと判定する。このため、時刻t1では、撮影制御部は、被写体を自動的に撮影する。例えば、観光地等で建物を撮影する際に、観光客等を写したくない場合、この実施形態では、人物が撮影画角内に存在しなくなる瞬間に自動的に撮影でき、撮影者の負担を低減できる。
以上、この実施形態では、撮影制御部は、自動撮影モードにおいて、人物検出部42により人物が撮影画角内に存在しないと判定されたときに、被写体を自動的に撮影する。これにより、この実施形態では、写したくない物体(観光客等の人物)が撮影画角内に存在しないときに、被写体を自動的に撮影できる。
なお、上述した実施形態では、自動撮影モード中にユーザによる手動撮影が実施されずに、被写体を自動的に撮影する例について述べた。本発明は、かかる実施形態に限定されるものではない。例えば、制御部40は、上述した図3に示したステップS100−S140の処理が実施されているときに、ユーザによる手動撮影を受け付けてもよい。例えば、ステップS100−S140の処理が実施されているときに、ユーザによりレリーズボタンの全押しが実施された場合、制御部40は、ステップS100−S140の処理を一時中断し、ドライバ50を介して撮像素子31の全画素を駆動して、被写体を撮影する。そして、撮影が終了した後に、制御部40は、ステップS100−S140の処理を再開する。この場合にも、上述した実施形態と同様の効果を得ることができる。
上述した実施形態では、被写体を連続して撮影する連続撮影が実施されずに、被写体を自動的に撮影する例について述べた。本発明は、かかる実施形態に限定されるものではない。例えば、制御部40は、自動撮影モードにおいて、被写体を連続して撮影してもよい。例えば、上述した図3、図6、図9および図10に示した動作では、所定の枚数が撮影されるまで、ステップS100−S140の処理が繰り返される。すなわち、所定の枚数が撮影されるまで、ステップS130の処理が実施された後、ステップS100の処理が実施される。なお、上述した図13に示した動作では、所定の枚数が撮影されるまで、ステップS230の処理が実施された後、ステップS210の処理が実施される。この場合にも、上述した実施形態と同様の効果を得ることができる。
上述した図7−図9で説明した実施形態および図10で説明した実施形態では、自動撮影モードの処理が撮影画角内に動体が存在しなくなるまで継続する例について述べた。本発明は、かかる実施形態に限定されるものではない。例えば、制御部40は、図9、図10に示したステップS124の撮影が実施された後に、自動撮影モードの処理を終了してもよい。この場合、ステップS124の処理は、ステップS120の処理と一緒に実施されてもよい。この場合にも、上述した図7−図9で説明した実施形態および図10で説明した実施形態と同様の効果をそれぞれ得ることができる。
上述した図11、図12で説明した実施形態では、撮影位置情報および撮影方位情報が記憶媒体70等に記憶される例について述べた。本発明は、かかる実施形態に限定されるものではない。例えば、制御部40は、撮影位置情報および撮影方位情報の代わりに、被写体の輪郭データを記憶媒体70等に記憶してもよい。あるいは、制御部40は、撮影位置情報および撮影方位情報と、被写体の輪郭データとを記憶媒体70等に記憶してもよい。例えば、制御部40は、タイムアウトしたときに、被写体の輪郭を抽出し、抽出した輪郭を示す輪郭データを記憶媒体70等に記憶する。この場合、例えば、パーソナルコンピュータが記憶媒体70から輪郭データを読み出したときに、撮像装置10のユーザ用に用意されたサーバから、輪郭データに基づいて、被写体と同一あるいは類似する画像を自動的に取得する。例えば、被写体と同一あるいは類似する画像は、サーバに記憶されている建物等のパターンデータと輪郭データとをパターンマッチングで照合することにより、サーバに登録された画像から選択される。この場合にも、上述した図11、図12で説明した実施形態と同様の効果を得ることができる。
以上、本発明について詳細に説明してきたが、上記の実施形態およびその変形例は発明の一例に過ぎず、本発明はこれに限定されるものではない。本発明を逸脱しない範囲で変形可能であることは明らかである。
撮像装置に利用できる。
10‥撮像装置;20‥光学系;21‥撮影レンズ;30‥撮像部;31‥撮像素子;32‥AFE;32‥画像処理回路;40‥制御部;41、41A‥動体検出部;42‥人物検出部;43、43A、43B‥撮影制御部;44‥情報取得部;50‥ドライバ;60‥メモリ;70‥記憶媒体;80‥モニタ;90‥操作部;100‥GPS;101‥位置算出部;102‥方位算出部

Claims (9)

  1. 撮像素子を有し、画像データを生成する撮像部と、
    前記画像データを順次受け、特定の物体が撮影画角内に存在するか否かを判定する判定部と、
    前記判定部により前記特定の物体が撮影画角内に存在しないと判定されたときに、被写体を自動的に撮影する撮影制御部とを備えていることを特徴とする撮像装置。
  2. 請求項1記載の撮像装置において、
    前記判定部は、露光時間に基づいて算出される閾値以上の動きをした動体を前記特定の物体として検出し、前記動体が撮影画角内に存在するか否かを判定することを特徴とする撮像装置。
  3. 請求項2記載の撮像装置において、
    前記画像データを順次受け、人物が撮影画角内に存在するか否かを検出する人物検出部を備え、
    前記撮影制御部は、前記判定部により前記動体が撮影画角内に存在しないと判定され、かつ、前記人物検出部により人物が撮影画角内に存在しないことが検出されたときに、被写体を自動的に撮影することを特徴とする撮像装置。
  4. 請求項1記載の撮像装置において、
    前記判定部は、人物を前記特定の物体として検出し、人物が撮影画角内に存在するか否かを判定することを特徴とする撮像装置。
  5. 撮像素子を有し、画像データを生成する撮像部と、
    前記画像データを順次受け、特定の物体が撮影画角内に予め設定された許容数より多く存在するか否かを判定する判定部と、
    前記判定部により前記特定の物体が前記許容数以下であると判定されたときに、被写体を自動的に撮影する撮影制御部とを備えていることを特徴とする撮像装置。
  6. 請求項5記載の撮像装置において、
    前記判定部は、露光時間に基づいて算出される閾値以上の動きをした動体を前記特定の物体として検出し、前記動体が撮影画角内に前記許容数より多く存在するか否かを判定することを特徴とする撮像装置。
  7. 請求項6記載の撮像装置において、
    前記画像データを順次受け、人物が撮影画角内に存在するか否かを検出する人物検出部を備え、
    前記撮影制御部は、前記判定部により前記動体が撮影画角内に前記許容数より多く存在しないと判定され、かつ、前記人物検出部により人物が撮影画角内に存在しないことが検出されたときに、被写体を自動的に撮影することを特徴とする撮像装置。
  8. 請求項5記載の撮像装置において、
    前記許容数は、ユーザにより任意に設定可能であることを特徴とする撮像装置。
  9. 請求項1または請求項5に記載の撮像装置において、
    全地球測位システムを用いて、撮影場所を示す撮影位置情報を取得する位置算出部と、
    撮影方向を示す撮影方位情報を算出する方位算出部と、
    前記判定部による判定処理が開始されてから所定の時間が経過したときに、前記撮影位置情報および前記撮影方位情報を、記憶媒体および内蔵のメモリの少なくとも一方に記憶させる情報取得部とを備えていることを特徴とする撮像装置。
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