JP2007257670A - 画像表示装置及び画像表示方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】アルバム編集作業を簡便にする。
【解決手段】画像の移動やコピーがなされると、画像が挿入先ページ61に挿入される。挿入先ページ61にすでに画像picAがある場合には、挿入する画像picCと画像picAとが重なり合う部分62が最も小さくなるように各画像の位置調整がなされる。各画像について、それぞれの面積と重なり合う部分の面積の割合(オーバーラップ率)を算出し、それらが所定値以下の場合には、新しいページを作成し、そのページに画像が挿入される。これにより、一方の画像が他方の画像の陰に隠れてしまうことがない。
【選択図】図8

Description

本発明は、画像をページ単位で表示する電子アルバム式の画像表示装置及び画像表示方法に関するものである。
下記特許文献1に示すように、画像をページ単位で表示する電子アルバム式の画像表示装置が知られている。この画像表示装置を使用すれば、例えば、電子スチルカメラで撮影した画像をプリントすることなく、また、アルバムをめくるように各ページを手軽に観賞することができる。
この画像表示装置には、定型ページと、非定型ページとが設けられている。定型ページでは、ページ内に設けられた定型セルの数,位置,サイズが予め決められているので、ページ内に貼り付けられる画像の数,位置,サイズも当然定まる。これに対して、非定型ページでは、定型セルを持たないので、ページに貼り付けられる画像の数,位置,サイズが任意に変更される。
この画像表示装置では、セル型ページに画像を挿入したり、セル型ページから画像を削除する機能が設けられており、画像の管理をしやすくしている。セル型ページに画像を挿入する場合には、挿入先のページに空きのセルがある場合には、挿入する画像がそこに貼り付けられる。他方、挿入先のページに空きのセルが無い場合には、挿入する画像の挿入位置以降の画像が、次ページ以降に順次送られる。
特開2000−148976号公報
しかしながら、非定型ページでは、貼り付けられる画像の数が決められていないので、そこに画像を挿入する場合には、すでに貼り付けられた画像の有無に関わらず、挿入する画像が挿入先ページ内の適当な位置に貼り付けられる。この場合、挿入する画像と、その挿入先ページにすでに配置されている画像とが重なり合ってしまうことがある。この重なり合いによって一方の画像が他方の画像の陰に隠れてしまうと、ユーザが画像を見つけだしにくくなり、アルバム編集作業がしにくくなるという問題があった。
本発明は、編集作業がしやすい画像表示装置及び画像表示方法を提供することを目的とする。
本発明の画像表示装置は、1つ以上の画像が貼り付け可能な複数のページを有し、ページ毎に画像を表示する画像表示装置において、挿入先ページに既にある画像と挿入する画像が重なり合ってしまう場合に、重なり合うそれぞれの画像のオーバーラップ率を算出するオーバーラップ率算出手段と、算出された各オーバーラップ率と所定値を比較する比較手段とを有し、前記比較手段の比較結果に基づいて、前記各画像のオーバーラップ率のいずれかが所定値を超えたときには、新しいページを挿入し、挿入したページに画像を貼り付けることを特徴とする。
前記各オーバーラップ率が所定値以下のときに、オーバーラップ率の大きい画像を、オーバーラップ率の小さい画像の上になるように表示してもよい。前記各画像の重なりが小さくなるように画像の位置調整をする位置調整手段を備えてもよい。
前記挿入先ページ内における画像の貼り付け位置を指定する貼り付け位置指定手段を備え、前記貼り付け位置において画像が重なった場合でもそのままにするマニュアル編集モードと、画像の位置調整や前記オーバーラップ率に応じて画像を貼り付ける新たなページの作成を自動的に行う自動編集モードとを選択可能としてもよい。
前記オーバーラップ率に応じて画像の重なり合いを許容する重なり許容モードと、前記オーバーラップ率に関わらず画像の重なり合いを禁止する重なり禁止モードとを選択可能に備えており、前記重なり禁止モードでは、画像同士を重なり合わせることなく画像を貼り付けることができないときは、新しいページに画像を貼り付けてもよい。
なお、現在表示中のページよりも前にあるページの量と、後にあるページの量とを示すインジケータを設けてもよい。
なお、前記表示手段は2つの独立した表示パネルからなり、これらの表示パネルを対面させることによってそれぞれを覆う閉じ位置と、それらが並べられた状態で露呈される開き位置との間で開閉自在に設けてもよい。
なお、各表示パネルに1ページ単位でそのページに属する画像を表示する標準表示モードと、画像を拡大表示した際に、一方の表示パネルに表示しきれない部分を他方の表示パネルに表示させる拡大表示モードとを備えてもよい。
なお、前記閉じ位置で電源をオフし、前記開き位置で電源をオンするスイッチを設けてもよい。
ページ内又は画像内にタイトルやメモ書きなどの文字を入力可能にしてもよい。前記ページ内又は画像内で前記文字の入力位置を指定できるようにしてもよい。
画像とともに編集操作パネルを表示可能な表示手段を備えており、前記編集操作パネルを、再生モードでは非表示にし、編集モードのときにのみ表示するようにしてもよい。
前記ページは、画像の位置及びサイズが任意の非定型ページと、画像の位置及びサイズが特定された定型ページの2種類のページが含まれるようにしてもよい。
本発明の画像表示方法は、1つ以上の画像が貼り付け可能な複数のページを有し、ページ毎に画像を表示する画像表示方法において、挿入先ページに既にある画像と挿入する画像が重なり合ってしまう場合に、重なり合うそれぞれの画像のオーバーラップ率を算出するオーバーラップ率算出ステップと、算出された各オーバーラップ率と所定値を比較する比較ステップと、前記比較手段の比較結果に基づいて、前記各画像のオーバーラップ率のいずれかが所定値を超えたときには、新しいページを挿入し、挿入したページに画像を貼り付けるステップとを含むことを特徴とする。
前記各オーバーラップ率が所定値以下のときに、オーバーラップ率の大きい画像を、オーバーラップ率の小さい画像の上になるように表示してもよい。
以上詳細に説明したように、本発明は、挿入先ページに既にある画像と挿入する画像が重なり合ってしまう場合に、それらのオーバーラップ率を算出して、前記各画像のオーバーラップ率のいずれかが所定値を超えたときには、新しいページを挿入し、挿入したページに画像を貼り付けるようにしたから、画像が重なって一方の画像が他方の画像の陰に隠れてしまうことがなくなるので、画像を見失うことがなくなり、アルバム編集作業が容易になる。
また、オーバーラップ率が所定値以下のときには、新しいページを作成せずに、重なり合う複数の画像のうち、前記オーバーラップ率が大きい方の画像が、オーバーラップ率の小さい方の画像の上になるように表示することでも同様の効果を得ることができる。
また、現在表示されたページよりも前にあるページの量と、現在表示されたページよりも後にあるページの量とを示すインジケータを設けたから、現在表示されたページが全体の中でどの程度の位置にあるかを視覚的に確認することができる。
また、独立した2つの表示パネルを設け、各表示パネルに1ページ単位でそのページに属する画像を表示する標準表示モードと、画像を拡大表示した際に、一方の表示パネルに表示しきれない部分を他方の表示パネルに表示させる拡大表示モードとを備えたから、画像の視認性を向上することができる。
また、表示パネルを開いた時に電源をオンし、閉じたときに電源をオフするスイッチを設けたから、電源操作が省略されるとともに、無駄なバッテリーの消耗を防止することができる。
図1に示すように、本発明の画像表示装置である電子アルバム10は、左側本体部10a,右側本体部10bからなり、これら本体部10a,10bの内側には、2つの独立した表示パネル12,13が1つずつ設けられている。表示パネル12,13としては、例えば液晶パネルが使用される。なお、電子アルバム10は、着脱自在にセットされたバッテリー(図示せず)で駆動される他、ACアダプターを介して電源供給を受けることが可能となっている。
各本体部10a,10bは、図1(A)に示すように、各表示パネル12,13を並べて配置して外部に露呈する開き位置と、図1(B)に示すように、各表示パネル12,13を対面させて外部から覆う閉じ位置との間で、見開き自在となるようにヒンジ16で結合されている。不使用時には、各本体部10a,10bを閉じることで外形サイズをコンパクトにして、持ち運びをしやすくしている。
右側本体部10bにはスイッチ21が設けられている。スイッチ21は、各本体部10a,10bが開き位置にあるときにオフして、閉じ位置にあるときにオフする。これにより、使用者は電源スイッチの操作を意識する必要がなくなる。また、こうすることで、不使用時には電源が確実にオフされ使用時にのみ電源が入ることになるので、バッテリーの無駄な消耗を防止することができる。
図2に示すように、スイッチ21は、スイッチ部材22、接点部23,24、付勢バネ26とからなる。スイッチ部材22の一方の端部22bには一方の接点部23が設けられており、他方の端部22aは、本体部10bの外部に突出している。
閉じ位置では、左側本体部10aによって、端部22aが押されて接点部23,24が接触する。このスイッチ21のオン信号によって、電源回路(図示せず)がオフする。付勢バネ26は、接点部23を接点部24から離す方向に、スイッチ部材22を付勢する。これにより、開き位置では、本体部10aによるスイッチ部材22に対する押圧が解除されるので、付勢バネ26の付勢によって、スイッチ部材22が両接点部23,24を離す方向に移動し、スイッチ21がオフする。このスイッチ21のオフ信号で電源回路がオンする。
右側本体部10bには、側面に、例えば、スマートメディア(商品名)などのメモリーカード31をセットするためのスロット32が設けられている。このスロット32の奥には、入力部として、メモリーカード31に記憶された画像データを読み取るためのカードリーダ92(図13参照)が設けられている。メモリーカード31には、例えば、電子スチルカメラなどで撮影された画像が画像データファイルとして記憶される。符号33は、セットされたメモリーカード31を取り出すための取り出しボタンである。
図3及び図4に示すように、各表示パネル12,13には、各ページの画面34が表示される。画面34には、読み出された画像pic1〜画像picnがページに配列された状態で表示される。
このページの形式としては、図3に示す定型ページと、図4に示す非定型ページとがある。定型ページは、画像が貼り付けられる定型セルが設けられたページであり、定型セルの位置やサイズ,1ページ内での定型セルの個数などが予め決められている。図3の例では、1ページに表示される画像の個数を最大4個としている。
他方、非定型ページは、定型セルを持たないページであり、画像の個数,位置,サイズなどを任意に決めることができる。読み込まれた画像は、各ページに画像が貼り付けられて表示される。図4に示すように、非定型ページでは、画像の位置,サイズなどを任意に変更できる他、画像pic7のように角度を変更して表示することもできる。
読み込まれた画像がどのページに貼り付けられるかなどのアルバム管理情報は、アルバム管理ファイルとして記憶されている。電源がオンすると、まず、アルバム管理ファイルの一覧が表示される。アルバム管理ファイルには、画像が貼り付けられるページ情報の他、画像のページ内での位置、画像を表示するサイズなどの情報からなる。
電子アルバム10には、記憶装置として、例えば、HDD(ハードディスクドライブ)が内蔵されており、アルバム管理ファイルは、このHDDに記憶される。電源をオンすると、HDDに記憶されたすべてのアルバム管理ファイルが読み出され、表示パネル12,13には、アルバム管理ファイルの一覧が表示される。
一覧表示されたアルバム管理ファイルの中から、1つのアルバム管理ファイルを選択すると、選択したファイルに従って画像が各ページに貼り付けられた状態で表示される。各表示パネル12,13は、タッチパネル方式のものが採用されており、アルバム管理ファイルの選択は、表示パネル12,13中の選択するアルバム管理ファイルが表示された部分を、指や専用の操作ペンで触れることによりなされる。もちろん、選択キーを設けて、これによりファイル選択をするようにしてもよい。
電子アルバム10は、図3及び図4に示したように、ページに貼り付けられた画像の表示のみをする再生モードと、図5(A)に示すように、これら表示された画像のページ間でのコピー,移動,画像サイズの変更などアルバム編集をする編集モードとを備えている。この再生モードと編集モードとの切り替えは、本体部10bに設けられたモード設定スイッチ36,37によって行われる。モード設定スイッチ36は、再生モードに切り替えるスイッチであり、モード設定スイッチ37は、編集モードに切り替えるスイッチである。
画面34上には、”再生”あるいは”編集”というように、設定されているモードの表示がなされるので、これにより、現在いずれのモードが選択されているかが確認される。
表示パネル12の端には、ページを1ページずつ戻す戻しボタン41と、1回の操作で複数ページずつ前に戻す早戻しボタン42が設けられており、他方、表示パネル13の端には、ページを1ページずつ送る送りボタン43と、1回の操作で複数ページずつ先に進める早送りボタン44とが表示される。これらのボタン41〜44も触れることにより操作される。
また、各ページの上方には、現在表示されているページの頁番号が数字で表示されるが、これに加えて、各表示パネル12,13の端には、ページの量を示すインジケータ46,47が設けられている。各インジケータ46,47は、それぞれ複数の細長い線形の液晶表示ピクセルからなり、ページの量に応じて、アクティブになる液晶表示ピクセルの個数が変化する。
インジケータ46には、現在表示されているページよりも前にあるページ量が表示され、インジケータ47には、現在表示されているページよりも後にあるページの量が表示される。図4(A)に示すように、1ページ目を表示させている場合には、その前にページは無いので、インジケータ46では、すべての液晶表示ピクセルがノンアクティブになる。他方、インジケータ47には、2ページ以降のページ量に相当する個数の液晶表示ピクセルがアクティブになる。
この反対に、図4(B)に示すように、この例の最終ページである15ページ目を表示させている場合には、インジケータ47の液晶表示ピクセルは、すべてノンアクティブとなり、インジケータ46の液晶素子は、14ページ分の量に相当する個数の液晶表示ピクセルがアクティブとなる。このインジケータを設けることで、あたかも、プリント写真を貼り付けた紙製の台紙を複数枚綴った従来の写真アルバムと同様に、現在アルバムのどの辺りを見ているかを直感的に確認することができるという効果が得られる。なお、このインジケータ46,47を表示パネル12,13内に表示させているが、表示パネル12,13とは独立に設けてもよい。
左側本体部10aの表示パネル12の下には、編集操作パネル39が設けられている。図5(B)に示すように、編集操作パネル39には、編集作業をするための各種操作ボタンが設けられている。矢印ボタン51は、各種の操作で汎用的に使用されるもので、例えば、画像を選択する際に表示されるカーソルを移動する場合や、メニューリストの中から項目を選択する際に使用される。編集モードに切り替えられると、表示されるページ中最も若い番号の画像、すなわち、図5を例にすると、画像pic1にカーソルが合うようになっている。カーソルが合った画像は、グレーがかって表示される。このようにすることで、指定した画像がどれであるかを認識しやすくしている。
矢印ボタン51のうち、ボタン51a又は51bを押すと、より小さい番号の画像にカーソルが移動し、ボタン51c又は51dを押すと、より大きい番号の画像にカーソルが移動する。選択の順序は、降順又は昇順に行われるが、カーソルが最も小さい番号に合っている状態で、さらにボタン51a又は51bを操作すると、画像の背景となるページ自体が選択され、さらにボタン51a又は51bを操作すると、最も大きい番号の画像にカーソルが移動する。この反対に、カーソルが最も大きい番号に合っている状態で、さらにボタン51c又は51dを操作すると、ページ,最も小さい番号の画像の順にカーソルが移動する。選択したい画像あるいはページにカーソルを移動させてから、確定ボタン52を押すと、選択が確定する。
エスケープボタン(ESC)53は、操作を途中でキャンセルする場合に使用される。プロパティボタン(PROP)54は、画像の背景となるページの色の変更や、画像の移動やコピーの他、画像の表示の優先順位の変更などをする。ページを選択してから、プロパティボタン54を押すと、図6(A)に示すように、「色変更」という項目が表示され、指定可能な色の色メニューリスト56が表示される。この中から任意の色を選択すると、ページがその色に変わる。
他方、画像を選択した状態で、プロバティボタン54を押すと、図6(B)に示すように、選択可能なメインメニューリスト57が表示される。このメインメニューリスト57の中の「手前に表示」と「後に表示」の各項目は、画像の表示優先順位の変更をする場合に指定される。例えば、2つの画像が重なり合って表示されている場合に、一方の画像を選択して、「手前に表示」を指定すると、選択した画像が他方の画像の上に表示され、「後に表示」を指定すると、他方の画像の下に表示される。
「削除」を指定すると、選択した画像がそのページ内から削除される。「コピー」は、画像を同一ページあるいは他のページにコピーする場合に指定される。「非表示にする」を指定すると、選択した画像が一時的に非表示になる。「再表示する」は、非表示にした画像を再度表示させたい場合に指定する。非表示にした画像は、画面34上に表示されないが、削除されているわけではないので、カーソルによって選択することができる。
「移動」は、画像を他のページに移動する場合に指定される。「コピー」又は「移動」を指定すると、画像のコピー先あるいは移動先のページ番号、すなわち画像を挿入する挿入先ページのページ番号を入力するための入力ボックスが表示される。この入力ボックスにページ番号を入力して挿入先ページを指定すると、指定したページに画像のコピーや移動が行われる。なお、同一ページ内で画像を移動する場合には、画像を選択した状態で、矢印ボタンを操作することで、そのページ内の任意の位置に画像を移動することができる。
また、「移動」を指定した際には、サブメニューリスト58が表示される。その中には、挿入先ページとして指定される頻度が高いと考えられるページがリスト表示される。挿入先ページを、移動する画像が現在表示されているページの前のページあるいは次のページに指定する場合には、「前ページへ移動」,「次ページへ移動」を指定する。また、新しいページを追加して、そのページを画像を移動する場合には、移動する画像が現在表示されているページの前に新しいページを追加する場合には、「1ページ挿入して 前のページへ移動」を、次のページに新しいページを追加する場合には、「1ページ挿入して、次のページへ移動」を指定する。なお、このサブメニューリスト58は、「コピー」を指定した場合にも同様に表示される。
このように、画像をサブメニューリスト58に予め用意されているページに移動する場合には、入力ボックスで移動先ページを入力せずに済むので操作が簡便になる。さらに、これら前ページや次ページへ画像を移動するという操作は、アルバム編集作業においては特に頻繁に行われると考えられるので、編集操作パネル39には、専用の画像移動ボタン60が設けられている。画像移動ボタン60は、「前ページへ移動」に対応する第1画像移動ボタン60a,「次ページへ移動」に対応する第2画像移動ボタン60b,「1ページ挿入して 前のページへ移動」に対応する第3画像移動ボタン60c,「1ページ挿入して、次のページへ移動」に対応する第4画像移動ボタン60dからなる。これら各ボタン60a〜60dを設けたことにより、画像移動の操作をより簡便にすることができる。
また、移動やコピーによって、画像を非定型ページに挿入する場合には、挿入先ページに既にある画像と、挿入先ページに新たに挿入する画像とができるだけ重なり合うことがないように画像の位置調整がなされる。位置調整がなされた場合には、新たな画像の位置情報が上書きされてアルバム管理ファイルが更新される。
例えば、図7に示すように、挿入先ページ61に既に画像picAがあり、そのページに画像picBを挿入する場合には、まず、画像picAのサイズから挿入先ページ61の空白部分(空きスペース)のサイズを調べ、次に、この空白部分のサイズと画像picBのサイズとを比較し、画像picAと画像picBとが重なり合うことなく挿入先ページ61内に収められるかを計算する。この例では、画像picAと画像picBとが重なり合うことなく挿入先ページ61に収められるので、図7(B)に示すように、例えば、画像picAを挿入先ページ61の上方に移動してその下方に空白部分を作り、そこに画像picBが配置される。
また、挿入する画像のサイズと、すでに挿入先ページにある画像のサイズとから、2つの画像を重なり合うことなく配置することができない場合には、重なり合う部分ができるだけ小さくなるように位置調整がなされる。
例えば、図8に示すように、挿入先ページ61に、画像picCを挿入する場合、画像picAと画像picCとが重なる部分62ができるだけ小さくなるように、画像picAと画像picCとの位置を調整する。このように、画像の重なり合いを小さくすることで、コピーや移動をしたときに、挿入する画像又は挿入先ページに既にある画像を見失うことがないようにしている。
また、画像が重なる場合には、重なる部分の面積が各画像の面積に占める割合(オーバーラップ率)を調べ、このオーバーラップ率が大きい方の画像が上になるように表示する。こうすることで、より画像を見つけやすくしている。なお、オーバーラップ率の代わりに、サイズが小さい方の画像を上に表示するようにしてもよい。さらに、オーバーラップ率が所定値を越えたときには、次に新たなページを作成し、そこに画像が貼り付けられる。なお、新たなページを挿入する位置は、初めに指定された挿入先ページの前でも後でもよい。
文字入力ボタン63は、画像のタイトルやメモ書きなどを書き込む場合に使用される。文字入力ボタン63を押すと、図9(A)に示すように、入力された文字が表示される表示位置の位置リスト64が表示される。メインリスト64aは、表示位置をページ内のどこにするかを指定するためのもので、メインリスト64aの「上」,「下」,「左」,「右」は、それぞれページ内の「上」,「下」,「左」,「右」の位置を意味する。例えば、これらのうち、「下」を指定した場合には、図10(A)に示すように、ページ70内の下方位置に、入力した文字を表示する文字表示部65が配置される。
また、このメインリスト64aの中の「内部」は、画像内に文字を表示したい場合に指定するもので、これを指定すると、「上」,「下」,「左」,「右」からなる選択した画像内の表示位置を指定するサブリスト64bが表示される。このサブリスト64の中から、例えば、「上」を指定すると、図10(B)に示すように、画像pic2内の上方に文字表示部65が配置される。
メインリスト64aの中の「周辺」は、画像の周りに文字を表示したい場合に指定するもので、これを指定すると、「内部」を指定したときと同様に画像の周りの表示位置を指定するサブリストが表示される。このサブリストで、例えば、「上」を指定すると、図10(C)に示すように、画像pic2の周りの上方位置に文字表示部65が配置される。
文字表示部65の表示位置を指定すると、図9(B)に示すように、画面34の下方に文字入力部64が表示される。文字入力部64は、手書き文字を認識するもので、文字入力部64上にペンや指などで文字が書かれると、その手書き文字を認識し文字コードに変換して入力する。
トリミングボタン(trim)66は、選択した画像の表示範囲を変更する際に使用される。図11(A)に示すように、画像pic2を選択した状態で、トリミングボタン66を押すと、画像pic2を区画する上下左右の四辺67a,67b,67c,67dのうちの一辺、例えば、上辺67aが指定された状態となる。指定された上辺は、太字で表示される。この状態で、矢印ボタン51を操作して、指定された上辺67aを下方に向けて移動すると、図11(B)に示すように、上辺67aが下降し、表示された画像のサイズが縮小される。他の辺67b〜67dを指定した場合も同様である。
拡大・縮小ボタン71は、画像サイズを変更する際に使用される。例えば、図12(A)に示すように、画像pic2を選択した状態で、拡大・縮小ボタン71を押すと、アスペクト比を保った状態で画像pic2が拡大又は縮小される。画像pic2を拡大していくと、一方の表示パネル12からはみ出してしまうが、そのような場合には、図12(B)に示すように、一方の表示パネル12で表示しきれない部分が、他方の表示パネル13に表示されるようにしている。
すなわち、電子アルバム10は、各表示パネル12,13に1ページ単位で画像を表示する標準表示モードと、この標準表示モードの他に、2つの表示パネル12,13で1ページを表示する拡大表示モードとを備えている。このモードの切り替えは、画像を拡大及び縮小する際に、自動的に行われる。画像を拡大する際には、一方の表示パネルに表示しきれない部分が発生すると、標準表示モードから拡大表示モードに自動的に切り替えられ、画像を縮小する際には、一方の表示パネルに画像が表示できる大きさになったときに、拡大表示モードから標準表示モードに自動的に切り替えられる。なお、各モードの切り替えをマニュアルで切り替えられるようにしてもよい。
このように、1つの画像を、最大で各表示パネル12,13の面積和の大きさまで拡大表示できるようにすることで、画像の視認性を高めている。
回転ボタン73は、画像を回転させるボタンであり、画像を選択した状態で、この回転ボタン73を押すと、画像が一定角度ずつ回転する。この例では、回転ボタン73を1回押す毎に画像が30°ずつ回転するように設定している。
ブックマーク設定ボタン(BM)76は、ページにブックマーク(しおり)を設定するためのもので、このボタン76でブックマークが設定されたページは、ブックマークジャンプボタン(BMjump)77を押下することにより呼び出される。このブックマーク設定情報は、アルバム管理ファイルに登録される。編集作業をする際には、頻繁に使用するページにブックマーク設定をしておけば、ブックマークジャンプボタン77ですぐにそのページを呼び出すことができるので、作業がしやすくなる。また、ブックマーク移動ボタン(BMmove)78は、ブックマーク設定をしたページに画像を移動するためのボタンである。
保存ボタン81は、編集作業で設定した各情報をアルバム管理ファイルとしてHDDに保存する際に使用される。
図13は電子アルバム10の電気構成を示すブロック図である。CPU91には、カードリーダ92,HDD93,ROM94,RAM96,演算部97,表示パネル12,13,編集操作パネル39が接続されている。CPU91は、編集パネル39などからのコマンド入力によりこれら各部を制御する。表示パネル12,13は、画像出力手段として機能する他、タッチパネルとしてコマンドをCPU91に入力する手段としても機能する。
ROM94には、画像をアルバム形式で表示するためのプログラムが書き込まれている。RAM96は、HDD93から読み込んだアルバム管理情報や、カードリーダ92から読み込んだ画像データを一時的に記憶したり、プログラムを実行するための作業用のメモリとして用いられる。演算部97は、画像サイズやページサイズからページの空きスペース,画像が重なり合う部分のサイズ,各画像に対する重なり合う部分のオーバーラップ率などを算出する。
以下、上記構成による作用について説明する。各本体部10a,10bを開き位置に移動すると電源スイッチ21がオンする。電源スイッチ21がオンすると、HDD93に記憶されたアルバム管理ファイルの一覧が表示パネル12,13に表示される。その中から1つのアルバム管理ファイルを選択すると、メモリーカード31から画像データが読み出され、選択したアルバム管理ファイルの形式に従って表示パネル12,13に画像を表示する。
初期設定では再生モードになっているので、この状態で送りボタン43,戻しボタン41,早送りボタン44,早戻しボタン42を操作して、画像を観賞することができる。
画像編集をする場合には、編集モード切り替えスイッチ37を押して、編集モードに切り替える。編集モード中に編集操作パネル39を操作して、必要に応じて、個々の画像のサイズ変更(拡大,縮小),文字入力などの他、画像の移動やコピーを行う。
画像の移動やコピーは、図14に示すフローチャートによって行われる。まず、画像の選択をしてから、プロパティボタン54を操作して移動又はコピーを指指示する。「前ページにコピー/移動する」,「次ページにコピー/移動する」やブックマーク移動ボタン78以外を指定した場合には、挿入先ページを指定する入力ボックスが表示される。その入力ボックスに挿入先ページを指定すると、選択した画像の移動又はコピー処理が開始される。
挿入先ページが定型ページの場合には、定型セルのサイズに合うように画像のサイズ及び形状が変換されて画像が挿入される。この場合、挿入先ページに、挿入可能な空きセルが無い場合には、新しい定型ページを挿入してそこに画像を貼り付ける。
挿入先ページが非定型ページの場合には、CPU19は、まず、挿入先ページにすでに画像があるかどうかを調べる。挿入先ページに画像が無い場合には、そのまま画像を挿入先ページに挿入する。挿入先ページに画像が有る場合には、演算部97は、挿入先ページに既にある画像のサイズとページサイズとから空白部分の大きさを調べ、この空白部分と挿入する画像のサイズとを比較することで、既にある画像と重なり合うことなく画像を挿入できるかを算出する。また、位置調整をしても、各画像が重なり合ってしまう場合には、各画像に対する重なる部分のオーバーラップ率を求める。
各画像が重なり合うことなく画像を挿入できる場合には、図7に示すように画像の位置調整をして、挿入する画像を貼り付ける。位置調整をしても、各画像が重なり合ってしまう場合には、算出した各オーバーラップ率と所定値との比較をして、各オーバーラップ率のうちいずれかのオーバーラップ率が所定値を越えたときには、新しいページを作成し、そこに画像を挿入する。各オーバーラップ率がすべて所定値以下の場合には、各画像の重なり合う部分が最も少なくなるように位置調整をして、画像を挿入する。
画像の挿入後に、挿入する画像のオーバーラップ率と、挿入先の画像のオーバーラップ率とを比較して、そのオーバーラップ率が大きい方の画像が上になるように表示する。これにより、各画像が重なった場合でも、下になる画像のうち、上になる画像によって隠れてしまう部分の割合を小さくしている。
また、図15のフローチャートに示すように、挿入する画像と挿入先の画像とが重なってしまう場合には、重なり合う部分が最も少なくなるように位置調整をし、オーバーラップ率に関わらず、挿入する画像のサイズと挿入先の画像のサイズとを比較して、サイズが小さい方の画像を上に表示するようにしてもよい。こうしても、サイズの小さい画像が上に表示されることになるので、画像が他の画像の陰に隠れてしまうことがなくなる。また、これによれば、オーバーラップ率の計算が不要となるので、画像挿入をする際にCPU91で実行される処理ステップ数が軽減され、処理速度が向上する。
また、図16のフローチャートに示すように、画像の位置調整をせずに、挿入する画像を挿入先ページの適当な場所に貼り付け、サイズの小さい画像を上に表示するだけでもよい。こうしても、サイズの小さい画像が上に表示されることになるので、画像が他の画像の陰に隠れてしまうことはない。この場合には、必要に応じて画像の位置調整をマニュアルで行う。また、これによれば、オーバーラップ率の計算が不要となる他、画像の位置調整も行わないので、CPU91で実行される処理ステップ数がさらに軽減される。
また、上記例では、画像が重なる場合には、画像のサイズやオーバーラップ率に応じて、自動的に一方の画像を上にするというように、画像の表示優先順位を自動的に設定するようにしている。しかし、自動設定された後、プロパティボタンで画像の表示優先順位を再設定することは可能である。こうすることで、アルバム編集作業者の意向を反映させることができる。
上記例では、画像を挿入先ページに貼り付ける際に、貼り付け位置を自動的に調整する例で説明しているが、アルバム編集作業者の意向をより反映できるように、画像の貼り付け位置を指定できるようにしてもよい。この指定は、例えば、画面上にポインタなどの位置指定手段を表示し、これを矢印ボタンで操作して位置指定をしたり、あるいは、表示パネルを指などでタッチして位置指定をするようにしてもよい。画像の貼り付け位置が指定された場合には、指定位置に画像が貼り付けられる。
貼り付け位置を指定できるようにした場合でも、指定位置に画像を貼り付けることで画像が重なり合う場合には、自動的に位置調整をしたり、画像のサイズやオーバーラップ率を調べ、それが所定値を越えているときには、自動的に新たなページを作成してそこに画像を貼り付けるようにしておくとよい。また、このように画像が重なり合った場合に、自動的に位置調整や新たなページを作成してそこに画像の貼り付けをする自動編集モードの他に、画像サイズやオーバーラップ率に関わらず、重なったままにするマニュアル編集モードとを設け、これらを操作者の選択により切替ができるようにしてもよい。
また、オーバーラップ率等に関わらず、画像が重なった場合には、無条件で新たなページを作成してそこに画像を貼り付ける重なり禁止モードと、画像の重なり合いを許容する重なり許容モードとを設け、これらを選択できるようにしてもよい。なお、重なり許容モード内では、上述したマニュアル編集モードと、自動編集モードとを選択できるようにしておくとよい。
上記例では、2つの表示パネルを設けた例で説明したが、表示パネルは1つでもよいし、3つ以上の表示パネルを設けてもよい。また、1つの表示パネルに1ページずつ表示する例で説明したが、1つの表示パネルに複数ページ表示するようにしてもよい。
上記例では、編集操作パネルを表示パネルの下方に設けた例で説明しているが、図17(B)に示すように、ページ送り/戻しボタンなどの操作部と同様に、タッチパネル式の編集操作パネル101を採用し、これを表示パネル12内の画面34上に表示するようにしてもよい。これにより、電子アルバムの外形サイズを小型化することができる。また、図17(A)に示す再生モードでは、編集操作パネルを表示せず、図17(B)に示す編集モードの時にだけ、編集操作パネル101が表示されるようにしてもよい。こうすれば、再生時の画面サイズを小さくすることなく、電子アルバムの外形サイズをコンパクトにすることができる。
また、図17(B)の例では、編集操作パネル101がページ34内下方の余白部分に表示されている。このような余白部分が無い場合には、編集操作パネル101を表示させたときに画像が隠れてしまうことになる。そのような場合を考慮して、編集操作パネル101を表示するときには、画像とともにページ34を全体的に縮小して表示するようにしてもよい。
また、前述した電子アルバムは、定型ページと非定型ページとを有している例で説明しているが、非定型ページだけを編集・表示するプログラムをROMに記憶した電子アルバムであっても良い。このように、すべてが非定型ページの場合には、図14〜図16に示すフローチャートにおいて、定型ページと非定型ページとを判断するステップと、定型ページと判断された場合に実行されるステップとが省略される。
また、上記例では、コピーや移動指示をしたときに必要に応じて新たなページが作成されるようにしているが、前記指示に関わらず画像が貼り付けられていない空白のページを随時追加できるようにしてもよい。こうすれば、例えば、1つのアルバム内に、「運動会」や「学芸会」といったテーマ毎に画像をまとめる際に、各テーマの間に空白ページを追加することで、これを「仕切り」として使用することができる。
また、上記例では、HDDにアルバム管理ファイルを記憶し、このアルバム管理ファイルに従って、メモリーカードに記憶された画像データを読み込んで画像を表示する例で説明しているが、HDDを設けずに、アルバム管理ファイルを画像データとともにメモリーカードに記憶するようにしてもよい。こうすれば、メモリーカードを他の電子アルバム装置等にセットした場合でも、新たにアルバム管理ファイルを作成することなく、設定済みのアルバム管理情報に従って画像の再生や編集をすることができる。
また、メモリーカードに記憶した画像データを、アルバム管理ファイルを記憶するHDDにコピーできるようにしてもよい。こうすれば、複数のメモリーカードに記憶された画像をまとめて、1つのアルバム管理ファイルで管理することができる。
また、HDDとメモリーカードの両方にアルバム管理ファイルを記憶できるようにした場合には、いずれに記憶されたアルバム管理ファイルを読み出すかを選択する操作が必要になる。このような場合には、例えば、メモリーカードをセットしたときには、HDD内のアルバム管理ファイルに優先してメモリーカードのアルバム管理ファイルが読み出されるというように、装置間の読み出し順位を初期値として予め設定しておき、その設定に従って自動的に選択されるようにしておくとよい。こうすれば、前記選択操作を省略することができる。
また、記憶装置としては、上述したHDDやメモリーカードの代わりに、フロッピー(登録商標)ディスクなどの記憶媒体を使用してもよい。また、入力部としては、上述したカードリーダやHDDの代わりに、例えば、フロッピー(登録商標)ディスクドライブなどを使用して、フロッピー(登録商標)ディスクに記憶されたデータを読み込むようにしてもよい。
電子アルバムの外観図である。 電源スイッチの構成を示す断面図である。 定型ページを表示したときの画面を示す説明図である。 非定型ページを表示したときの画面を示す説明図である。 編集モード時の画面と、編集操作パネルとの説明図である。 プロパティボタンを操作したときに表示されるメニューリストの説明図である。 画像をページに挿入する際の位置調整方法の説明図である。 挿入する画像とすでにある画像とが重なる場合の位置調整方法の説明図である。 文字入力ボタンを操作したときに表示されるリストの説明図である。 文字表示部の配置を示す説明図である。 画像のトリミング方法の説明図である。 画像を拡大したときの表示方法の説明図である。 電子アルバムの電気構成を示すブロック図である。 画像の挿入方法の第1の例を示すフローチャートである。 画像の挿入方法の第2の例を示すフローチャートである。 画像の挿入方法の第3の例を示すフローチャートである。 編集時にのみ編集操作パネルを表示する電子アルバムの例を示す図である。
符号の説明
10 電子アルバム
12,13 表示パネル
21 スイッチ
31 メモリーカード
34 画面
39 編集操作パネル
46,47 インジケータ

Claims (15)

  1. 1つ以上の画像が貼り付け可能な複数のページを有し、ページ毎に画像を表示する画像表示装置において、
    挿入先ページに既にある画像と挿入する画像が重なり合ってしまう場合に、重なり合うそれぞれの画像のオーバーラップ率を算出するオーバーラップ率算出手段と、
    算出された各オーバーラップ率と所定値を比較する比較手段とを有し、
    前記比較手段の比較結果に基づいて、前記各画像のオーバーラップ率のいずれかが所定値を超えたときには、新しいページを挿入し、挿入したページに画像を貼り付けることを特徴とする画像表示装置。
  2. 前記各オーバーラップ率が所定値以下のときに、オーバーラップ率の大きい画像を、オーバーラップ率の小さい画像の上になるように表示することを特徴とする請求項1記載の画像表示装置。
  3. 前記各画像の重なりが小さくなるように画像の位置調整をする位置調整手段を備えたことを特徴とする請求項1又は2記載の画像表示装置。
  4. 前記挿入先ページ内における画像の貼り付け位置を指定する貼り付け位置指定手段を備えており、
    前記貼り付け位置において画像が重なった場合でもそのままにするマニュアル編集モードと、画像の位置調整や前記オーバーラップ率に応じて画像を貼り付ける新たなページの作成を自動的に行う自動編集モードとを選択可能としたことを特徴とする請求項3記載の画像表示装置。
  5. 前記オーバーラップ率に応じて画像の重なり合いを許容する重なり許容モードと、前記オーバーラップ率に関わらず画像の重なり合いを禁止する重なり禁止モードとを選択可能に備えており、前記重なり禁止モードでは、画像同士を重なり合わせることなく画像を貼り付けることができないときは、新しいページに画像を貼り付けることを特徴とする請求項1〜4いずれか記載の画像表示装置。
  6. 現在表示中のページよりも前にあるページの量と、後にあるページの量とを示すインジケータを設けたことを特徴とする請求項1〜5いずれか記載の画像表示装置。
  7. 2つの独立した表示パネルを対面させることによってそれぞれを覆う閉じ位置と、それらが並べられた状態で露呈される開き位置との間で開閉自在に設けたことを特徴とする請求項1〜6いずれか記載の画像表示装置。
  8. 各表示パネルに1ページ単位でそのページに属する画像を表示する標準表示モードと、画像を拡大表示した際に、一方の表示パネルに表示しきれない部分を他方の表示パネルに表示させる拡大表示モードとを備えたことを特徴とする請求項7記載の画像表示装置。
  9. 前記閉じ位置で電源をオフし、前記開き位置で電源をオンするスイッチを設けたことを特徴とする請求項7又は8記載の画像表示装置。
  10. ページ内又は画像内にタイトルやメモ書きなどの文字を入力可能にしたことを特徴とする請求項1〜9いずれか記載の画像表示装置。
  11. 前記ページ内又は画像内で前記文字の入力位置を指定可能なことを特徴とする請求項10記載の画像表示装置。
  12. 画像とともに編集操作パネルを表示可能な表示手段を備えており、前記編集操作パネルを、再生モードでは非表示にし、編集モードのときにのみ表示するようにしたことを特徴とする請求項1〜11いずれか記載の画像表示装置。
  13. 前記ページは、画像の位置及びサイズが任意の非定型ページと、画像の位置及びサイズが特定された定型ページの2種類のページが含まれることを特徴とする請求項1〜12いずれか記載の画像表示装置。
  14. 1つ以上の画像が貼り付け可能な複数のページを有し、ページ毎に画像を表示する画像表示方法において、
    挿入先ページに既にある画像と挿入する画像が重なり合ってしまう場合に、重なり合うそれぞれの画像のオーバーラップ率を算出するオーバーラップ率算出ステップと、
    算出された各オーバーラップ率と所定値を比較する比較ステップと、
    前記比較手段の比較結果に基づいて、前記各画像のオーバーラップ率のいずれかが所定値を超えたときには、新しいページを挿入し、挿入したページに画像を貼り付けるステップとを含むことを特徴とする画像表示方法。
  15. 前記各オーバーラップ率が所定値以下のときに、オーバーラップ率の大きい画像を、オーバーラップ率の小さい画像の上になるように表示することを特徴とする請求項14記載の画像表示方法。
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