JP2007256578A - 液晶表示素子 - Google Patents

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Abstract

【課題】一対の透明電極に、夫々、スリット6,7が長手方向に間隔を存して、且つ、一方の透明電極のスリット6と他方の透明電極のスリット7とが短手方向に交互に配置されるように複数形成される液晶表示素子において、短手方向に隣接するスリットのエッジ間を結ぶディスクリネーションラインによる表示不良が発生しても、これを視認し難くして、表示品位の悪化を防止できるようにする。
【解決手段】一方の透明電極の各スリット列6Lに属するスリット6間の各間隔部6aと、該各スリット列に対しスリット短手方向に隣接する他方の透明電極の各スリット列7Lに属するスリット7間の各間隔部7aとのスリット長手方向における相対位置関係が不揃いになるように各透明電極のスリット6,7が形成される。
【選択図】図3

Description

本発明は、視角特性を改善した液晶表示素子に関する。
従来、この種の液晶表示素子として特許文献1に記載のものが知られている。この液晶表示素子は、図6に示す如く、対向配置される背面側と前面側の一対の基板1,2と、両基板1,2上に設けられ、液晶層3を挟んで重なり合って表示領域を形成する背面側と前面側の一対の透明電極4,5とを備える。そして、図8に示す如く、両透明電極4,5の表示領域に合致する部分に、夫々、細長形状のスリット6,7がスリット長手方向に間隔を存して、且つ、背面側透明電極4のスリット6と前面側透明電極5のスリット7とがスリット短手方向に交互に配置されるように複数形成されている。尚、スリット6,7をスリット長手方向に間隔を存して形成するのは、スリット間の間隔部6a,7aを通電部にして電極抵抗値を下げるためである。
このものでは、電圧印加時に、背面側と前面側の両透明電極4,5間に、図6に点線で示す如く、各スリット6,7を境にして傾き方向が逆になる斜め電界が発生する。そして、液晶層3が垂直配向型であれば、図7に示す如く、液晶分子8は各スリット6,7を境にして逆方向に倒れ込むことになり、所謂2ドメイン配向構造が実現できる。また、液晶層3がTN型等の水平配向型であれば、液晶分子は各スリットを境にして逆方向から立上ることになり、この場合も2ドメイン配向構造が実現されて視角特性が改善される。
然し、このものでは、高温雰囲気下で長時間通電し続けると表示不良を生じやすくなる。図9は液晶層3をTN型にしたときの上記従来例の液晶表示素子の表示不良部分を示す図である。図中6´,7´はスリット6,7に対応する暗部である。尚、この液晶表示素子では、低プレチルト角配向膜を用いると共に、片側の基板のラビング方向を通常とは逆方向にして、液晶層の厚さ方向に対して液晶分子をスプレイ配向させることにより、厚さ方向中央部の液晶分子のプレチルト角が0°になるようにして、2ドメイン配向が安定して得られるようにしている。
図9の円で囲った部分では、スリット長手方向に隣接するスリットを結ぶようにして現われる本来のディスクリネーションラインD1に代わり、スリット短手方向に隣接するスリットのエッジ間を結ぶディスクリネーションラインD2が現われている。この原因を、背面側透明電極のスリット間の間隔部と前面側透明電極のスリット間の間隔部とを結ぶ部分における液晶分子の配向の様子を模式的に示した図10を参照して説明する。この部分は、本来は、図10に示すように、液晶分子8が右方向から立上る領域a1と液晶分子8が左方向から立上る領域a2との2ドメイン配向になっており、その境界部では液晶分子8の配向が連続的に変化し、厚さ方向中央部の液晶分子8のチルト角が0°となる部分を中心にしてスリット長手方向に隣接するスリットを結ぶディスクリネーションラインD1が形成される。
ここで、背面側基板1に対するプレチルト角θ1と前面側基板2に対するプレチルト角θ2とが等しければ、厚さ方向中央のプレチルト角が0°の液晶分子8を中心に対称なスプレイ配向になるため、領域a1と領域a2の液晶分子8の弾性変形による自由エネルギーは等しくなり、ディスクリネーションラインD1は時間が経過しても動かずに安定する。一方、背面側と前面側の各基板1,2に対するプレチルト角θ1,θ2がラビング条件の微妙なずれ等により異なってしまった場合、例えば図10のようにθ2>θ1になってしまった場合は、領域a1と領域a2の自由エネルギーは等しくならず、プレチルト角が大きい方に立上る領域a2の方が自由エネルギーが小さくなり、領域a1より安定になる。このような状態になると、液晶分子配列はより安定な状態に遷移しようとするため、図10の矢印で示すようにディスクリネーションラインD1の移動を生じて、領域a1は時間の経過とともに小さくなり、やがて領域a2に埋め尽くされてしまう。その結果、スリット短手方向に隣接するスリットのエッジ間を結ぶディスクリネーションラインD2から成る表示不良が発生する。特に、高温化では液晶分子の弾性定数が小さくなる上に液晶分子の揺らぎも大きくなるため、このような表示不良が数多く発生し、その影響で表示のざらつき感が発生する。
かかる不具合を解消するため、特許文献2により、背面側と前面側の一方の透明電極のスリットを他方の透明電極のスリットに対しスリット長手方向に半ピッチずらして形成した液晶表示素子も知られている。このものでは、背面側透明電極のスリット間の各間隔部と前面側透明電極のスリット間の各間隔部とが互いにスリット長手方向に半ピッチずれて、表示不良が発生しにくくなる。然し、テストを行った結果、ごく稀ではあるが表示不良が発生することが判明した。
特開2004−252298号公報 特開2005−43696号公報
本発明は、以上のことから、両透明電極に、スリットをスリット長手方向に間隔を存して、且つ、一方の透明電極のスリットと他方の透明電極のスリットとがスリット短手方向に交互に配置されるように形成する液晶表示素子では表示不良の発生が不可避であると考え、表示不良が発生してもこれを視認し難くして、表示品位の悪化を防止できるようにした液晶表示素子を提供することをその課題としている。
本発明は、対向配置される一対の基板と、両基板上に設けられ、液晶層を挟んで互いに重なり合って表示領域を形成する一対の透明電極とを備える液晶表示素子であって、両透明電極の表示領域に合致する部分に、夫々、細長形状のスリットがスリット長手方向に間隔を存して、且つ、一方の透明電極のスリットと他方の透明電極のスリットとがスリット短手方向に交互に配置されるように複数形成されるものにおいて、上記課題を解決するために、以下の事項を採用したことを特徴とする。即ち、本発明は、スリット長手方向の複数のスリットの並びをスリット列として、一方の透明電極の各スリット列に属するスリット間の各間隔部と、該各スリット列に対しスリット短手方向に隣接する他方の透明電極の各スリット列に属するスリット間の各間隔部とのスリット長手方向における相対位置関係が不揃いになるように各透明電極のスリットが形成されていることを特徴とする。
本願発明者は様々な配列で発生する表示不良を観察した結果、規則正しい配列で発生する表示不良ほど表示のざらつき感が大きくなることを知見するに至った。上記特許文献1記載のものにおいて、一方の透明電極の各スリット列に属するスリット間の各間隔部と、該各スリット列に対しスリット短手方向に隣接する他方の透明電極の各スリット列に属するスリット間の各間隔部とのスリット長手方向における相対位置関係は、前者の各間隔部と後者の各間隔部とが全て等間隔でスリット長手方向にずれなく配置される点で揃っている。また、上記特許文献2に記載のものにおいても、一方の透明電極の各スリット列に属するスリット間の各間隔部と、該各スリット列に対しスリット短手方向に隣接する他方の透明電極の各スリット列に属するスリット間の各間隔部とのスリット長手方向における相対位置関係は、前者の各間隔部と後者の各間隔部とが全てスリット長手方向に半ピッチずれている点で揃っている。そのため、特許文献1,2の何れに記載のものにおいても、表示不良が等間隔の規則正しい配列で発生する可能性がある。
これに対し、本発明では、一方の透明電極の各スリット列に属するスリット間の各間隔部と、該各スリット列に対しスリット短手方向に隣接する他方の透明電極の各スリット列に属するスリット間の各間隔部とのスリット長手方向における相対位置関係が不揃いであるため、表示不良が発生しても、表示不良の配列は不規則になる。その結果、表示不良が規則正しい配列で発生した場合に比較して、表示のざらつき感は小さくなり、表示品位の悪化が抑制される。尚、一方の透明電極の各スリット列に属するスリット間の各間隔部と、該各スリット列に対しスリット短手方向に隣接する他方の透明電極の各スリット列に属するスリット間の各間隔部とのスリット長手方向における相対位置関係が不揃いであるとは、前者の各間隔部と後者の各間隔部とのスリット長手方向のずれ量が少なくとも一部において他部と異なっていることを意味する。
また、本発明は、スリットの長さにスリット間の間隔部の長さを加えた長さをスリットピッチとして、両透明電極の一方の透明電極のスリットピッチと他方の透明電極のスリットピッチとが互いに異なることを特徴とする。
ここで、各透明電極に形成するスリットのスリットピッチが各透明電極毎に全て同一である場合、一方の透明電極のスリットピッチが他方の透明電極のスリットピッチの整数倍の長さであると、上記相対位置関係が揃ってしまう。但し、表示不良はスリットのエッジを起点にして発生するため、一方の透明電極のスリットピッチが他方の透明電極のスリットピッチの2以上の整数倍の長さであれば、発生する表示不良の絶対数が減少し、表示品位の悪化が抑制される。
一方の透明電極のスリットピッチを他方の透明電極のスリットピッチの整数以外の倍率の長さに設定すれば、上記相対位置関係を不揃いにすることができ、表示不良が発生しても、表示不良の配列は不規則になって、視認し難くなる。また、実験的に求めた結果であるが、倍率は1.1倍から10倍までの範囲内の整数を除く値にすることが適当であり、より好ましくは、1.4倍から5倍までの範囲内の整数を除く値にすべきである。
また、一方の透明電極に、他方の透明電極のスリットピッチに対するスリットピッチの倍率が所定範囲内で互いに異なる複数種のスリットを混在して形成することも有効である。この場合、複数種のスリットのうちの一部であれば、他方の透明電極のスリットピッチに対するスリットピッチの倍率が整数のスリットが含まれていても良い。また、所定範囲は1.4倍から5倍までの範囲とすることが望ましい。尚、複数種のスリットを混在して形成する形態としては、複数種のスリットをスリットピッチの長さの順番に配列する形態と、スリットピッチの長さに関係なくランダムに配列する形態とが挙げられる。
また、他方の透明電極に形成するスリットのスリットピッチを全て同一にせずに、両透明電極に、夫々、スリットピッチが互いに異なる複数種のスリットを混在して形成することも有効である。この場合、一方の透明電極の複数種のスリットの一部又は全部のスリットのスリットピッチが他方の透明電極の複数種のスリットのスリットピッチの一部又は全部のスリットピッチと等しくても、複数種のスリットをスリットピッチの長さに関係なくランダムに配列することで上記相対位置関係を不揃いにすることができる。また、一方の透明電極の複数種のスリットのスリットピッチが他方の透明電極の複数種のスリットのスリットピッチと全て異なる場合は、各透明電極の複数種のスリットをスリットピッチの長さの順番に配列するようにしても良い。
以下、セグメント表示の垂直配向型液晶表示素子に本発明を適用した実施形態について説明する。この液晶表示素子は、図1に示す如く、ガラス製の背面側基板1と、背面側基板1に対向するガラス製の前面側基板2とを備えており、両基板1,2間に液晶層3が設けられている。背面側基板1上にはセグメント電極となる背面側透明電極4が設けられ、前面側基板2上にはコモン電極となる前面側透明電極5が設けられている。そして、両透明電極4,5が液晶層3を挟んで重なり合い、この重なり合う部分で表示領域が形成される。また、両透明電極4,5の表示領域に合致する部分には、夫々、細長形状のスリット6,7が後述する如く複数形成されている。
液晶表示素子の製造に際しては、各基板1,2上に各透明電極4,5を覆うようにして垂直配向膜を塗布焼成し、次いで、各基板1,2にメインシール材を塗布し、更に、所定の直径のギャップコントロール材を散布した後、両基板1,2を重ね合わせてメインシール材を硬化させる。次に、両基板1,2間の空セルに液晶を注入して液晶層3を形成する。液晶層3の液晶分子8は垂直配向膜の作用で垂直配向される。その後、背面側基板1の外側に背面側偏光板9を貼り合わせると共に、前面側基板2の外側に視角補償板10と前面側偏光板11とを重ねて貼り合わせる。ここで、図2に示す如く、背面側偏光板9の透過軸9aと前面側偏光板11の透過軸11aとは直交しており、そのためノーマルブラックの液晶表示素子となる。また、スリット6,7の長手方向は図2の上下方向であり、両偏光板9,11の透過軸9a,11aに対し45°の角度で斜交している。
図3を参照して、背面側透明電極4に形成する実線示のスリット6と前面側透明電極5に形成する点線示のスリット7とは、夫々、スリット長手方向に間隔を存して並び、且つ、スリット6とスリット7とがスリット短手方向に交互に配置される。そのため、電圧印加時に、各スリット6,7を境にして傾き方向が逆になる斜め電界が発生し(図6参照)、液晶分子8が各スリット6,7を境にして逆方向に倒れ込み(図7参照)、所謂2ドメイン配向構造が実現されて、視角特性が改善される。
ここで、スリット長手方向の複数のスリットの並びをスリット列6L,7Lとして、背面側透明電極4の各スリット列6Lに属するスリット6間の各間隔部6aと、該各スリット列6Lに対しスリット短手方向に隣接する前面側透明電極5の各スリット列7Lに属するスリット7間の各間隔部7aとのスリット長手方向における相対位置関係は不揃いになっている。より具体的には、スリット6とスリット7とでスリットピッチ(スリットの長さにスリット間の間隔部の長さを加えた長さ)を相違させ、スリット6間の各間隔部6aに対するスリット7間の各間隔部7aのスリット長手方向のずれ量が一定にならないようにしている。
これによれば、スリット短手方向に隣接するスリット6,7のエッジ間を結ぶディスクリネーションラインから成る表示不良が発生しても、表示不良の配列は不規則になる。その結果、表示不良が規則正しい配列で発生した場合に比較して、表示のざらつき感は小さくなる。これを確かめるため、スリット6のスリットピッチに対するスリット7のスリットピッチの倍率を変えた種々の液晶表示素子を製作し、これら各液晶表示素子について、電圧印加当初の表示を目視で評価(初期点灯評価)すると共に、85℃の雰囲気下で500時間通電し続けた時の表示を目視で評価(高温通電後評価)する実験を行い、下記表1の結果を得た。
Figure 2007256578
尚、何れの液晶表示素子においても、垂直配向膜は日産化学工業製SE−1211、液晶層3の厚さは4μm、液晶はメルク社製の複屈折率0.15の液晶、視角補償板10は住友化学工業製VAC−180フィルムであり、また、スリット列6Lとスリット列7Lとの間隔は40μm、スリット6の幅とスリット7の幅は共に20μm、スリット6の間隔部6aの長さとスリット7の間隔部7aの長さは共に20μm、スリット6の長さは80μmである。また、表1中の倍率が1の液晶表示素子は、スリット7の長さを80μmとして、スリットピッチをスリット6のスリットピッチと同一の100μmにしたものであり、図8に示す従来例に相当する。図3に示したものは、スリット7の長さを120μmとして、スリット6のスリットピッチに対するスリット7のスリットピッチの倍率を1.4にしたものである。
表1から、倍率が1のものに比較して、1以外の倍率のもの、即ち、背面側透明電極4のスリット6のスリットピッチと前面側透明電極5のスリット7のスリットピッチとが互いに異なるものは表示品位が改善されていることが分かる。更に詳細に分析すると、1以外の倍率のものでも、倍率が整数になるものと比較して、整数以外の倍率のものの方が表示品位の改善効果が高いことが分かる。これは、整数以外の倍率にすることで、上述したようにスリット6間の間隔部6aとスリット7間の間隔部7aとのスリット長手方向における相対位置関係が不揃いになり、表示不良が発生しても、表示不良の配列が不規則になって、ざらつき感として視認され難くなるためと考えられる。従って、倍率は1.1以上の整数以外の値にすることが望まれる。
また、表1から、倍率が大きい方が表示品位が良くなる傾向にあることが分かる。これは、表示不良がスリット7のエッジを起点にしてこれに近接するスリット6のエッジとの間を結ぶように発生するため、倍率が大きくなりスリット7の長さが長くなるほど、発生する表示不良の絶対数が減るためと考えられる。以上のことから、倍率は1.4以上にすることが望ましい。尚、表示領域の寸法によりスリット7の長さが制限され、また、スリット7を長くするほど間隔部7aの数が減少して電極抵抗が増加するため、スリット7の長さはあまり長くできない。従って、倍率は10倍以下、好ましくは5倍以下にすべきである。
次に、第2実施形態の液晶表示素子について説明する。この液晶表示素子は上記第1実施形態と同様のセグメント表示の垂直配向型液晶表示素子であり、その断面構造及び偏光板9,11の透過軸9a,11aの方向は図1、図2と同一である。また、第1実施形態と同様に、垂直配向膜は日産化学工業製SE−1211、液晶層3の厚さは4μm、液晶はメルク社製の複屈折率0.15の液晶、視角補償板10は住友化学工業製VAC−180フィルムであり、スリット列6Lとスリット列7Lとの間隔は40μm、スリット6の幅とスリット7の幅は共に20μm、スリット6の間隔部6aの長さとスリット7の間隔部7aの長さは共に20μm、スリット6の長さは80μmである。
第2実施形態の第1実施形態との相違点は、前面側透明電極5に、図4に示す如く、背面側透明電極4のスリット6のスリットピッチに対するスリットピッチの倍率が互い異なる複数種のスリット7を混在させて形成した点である。より具体的に説明すると、前面側透明電極5のスリット7のスリットピッチを背面側透明電極4のスリット6のスリットピッチ(100μm)の1.4倍から5倍までの範囲内でランダムに設定し、これらスリットピッチの異なるスリット7をスリットピッチの長さに関係なくランダムに配列している。これにより、背面側透明電極4の各スリット列6Lに属するスリット6間の各間隔部6aと、該各スリット列6Lに対しスリット短手方向に隣接する前面側透明電極5の各スリット列7Lに属するスリット7間の各間隔部7aとのスリット長手方向における相対位置関係が不揃いになる。
この場合、前面側透明電極5のスリット7を全てスリットピッチの異なるものにしても良く、また、20個といったある程度の数のスリット7をスリットピッチの異なるものにし、これらスリットピッチが互いに異なるスリット7の配列を一つのブロックとして、このブロックを繰り返すようにしても良い。実際、スリット7を全てスリットピッチの異なるものにするには設計上非常に工数がかかるため、後者の方が好ましい。
尚、第2実施形態では、スリットピッチが互いに異なるスリット7をスリットピッチの長さに関係なくランダムに配列しているが、これらスリット7をスリットピッチの長さの順番に配列しても良い。また、一部のスリット7のスリットピッチはスリット6のスリットピッチの整数倍であっても良い。
第2実施形態の液晶表示素子について、電圧印加当初の表示を目視で評価(初期点灯評価)すると共に、85℃の雰囲気下で500時間通電し続けた時の表示を目視で評価(高温通電後評価)する実験を行った結果、初期点灯評価は表示品位良好、高温通電後評価はざらつき感が僅かにあるが表示品位良好であった。
次に、第3実施形態について説明する。この液晶表示素子は上記第1,2実施形態と同様のセグメント表示の垂直配向型液晶表示素子であり、その断面構造及び偏光板9,11の透過軸9a,11aの方向は図1、図2と同一である。また、第1,2実施形態と同様に、垂直配向膜は日産化学工業製SE−1211、液晶層3の厚さは4μm、液晶はメルク社製の複屈折率0.15の液晶、視角補償板10は住友化学工業製VAC−180フィルムであり、スリット列6Lとスリット列7Lとの間隔は40μm、スリット6の幅とスリット7の幅は共に20μm、スリット6の間隔部6aの長さとスリット7の間隔部7aの長さは共に20μmである。
第3実施形態では、図5に示す如く、前面側透明電極5にスリットピッチが互いに異なる複数種のスリット7を混在させて形成すると共に、背面側透明電極4にもスリットピッチが互いに異なる複数種のスリット6を混在させて形成している。より具体的には、背面側と前面側の各透明電極4,5のスリット6,7のスリットピッチを100μmから400μmまでの範囲内でランダムに設定し、これらスリットピッチの異なるスリット6,7を各透明電極4,5にスリットピッチの長さに関係なくランダムに配列している。これにより、背面側透明電極4の各スリット列6Lに属するスリット6間の各間隔部6aと、該各スリット列6Lに対しスリット短手方向に隣接する前面側透明電極5の各スリット列7Lに属するスリット7間の各間隔部7aとのスリット長手方向における相対位置関係が不揃いになる。
この場合、スリット6,7を全てスリットピッチの異なるものにしても良く、また、20個といったある程度の数のスリット6,7をスリットピッチの異なるものにし、これらスリットピッチが互いに異なるスリット6,7の配列を一つのブロックとして、このブロックを繰り返すようにしても良い。実際、スリット6,7を全てスリットピッチの異なるものにするには設計上非常に工数がかかるため、後者の方が好ましい。
尚、背面側透明電極4のスリットピッチが互いに異なる複数種のスリット6の一部又は全部のスリットのスリットピッチが前面側透明電極5のスリットピッチが互いに異なる複数種のスリット7のスリットピッチの一部又は全部のスリットピッチと等しくても、これら複数種のスリット6,7をスリットピッチの長さに関係なくランダムに配列し、或いは、背面側透明電極4のスリット6をスリットピッチの短いもの又は長いものから順に配列し、前面側透明電極5のスリット7をスリットピッチの長いもの又は短いものから順に配列することで上記相対位置関係を不揃いにすることができる。また、背面側透明電極4の複数種のスリット6のスリットピッチが前面側透明電極5の複数種のスリット7のスリットピッチと全て異なる場合は、各透明電極4,5の複数種のスリット6,7をスリットピッチの長さの順番に配列するようにしても良い。
第3実施形態の液晶表示素子について、電圧印加当初の表示を目視で評価(初期点灯評価)すると共に、85℃の雰囲気下で500時間通電し続けた時の表示を目視で評価(高温通電後評価)する実験を行った結果、初期点灯評価は表示品位良好、高温通電後評価はざらつき感が僅かにあるが表示品位良好であった。
尚、第2,3実施形態のようにスリットピッチが互いに異なる複数種のスリット6,7を混在させて形成する場合、スリット長手方向の長さが一番短くなる表示領域に関して、抵抗値が十分小さくなるように最大のスリットピッチを決定すれば、各表示領域毎にスリットピッチを調べて抵抗値を検討するというような多大な工数をかけずに透明電極4,5を設計することができる。
また、一般的に、透明電極のスリット長手方向の長さはセグメント電極となる背面側透明電極4よりもコモン電極となる前面側透明電極5の方が長い。従って、スリットピッチが異なる複数種のスリットを形成する透明電極が一方の透明電極のみである場合には、この一方の透明電極として第2実施形態のように前面側透明電極(コモン電極)5を選択することが望ましい。
以上、セグメント表示の垂直配向型液晶表示素子に本発明を適用した実施形態について説明したが、ドットマトリックス表示の液晶表示素子やTN型等の水平配向型の液晶表示素子にも本発明は適用できる。更に、TFT等のスイッチング素子を用いたアクティブマトリックスタイプの液晶表示素子であって、オフ電圧が液晶分子が動き始める電圧以上に設定されているものにも本発明を適用できる。
本発明の第1実施形態の液晶表示素子の模式的断面図。 第1実施形態の液晶表示素子の偏光板の透過軸の方向を示す説明図。 第1実施形態の液晶表示素子のスリットの配列を示す説明図。 第2実施形態の液晶表示素子のスリットの配列を示す説明図。 第3実施形態の液晶表示素子のスリットの配列を示す説明図。 斜め電界の発生状況を示す断面図。 斜め電界による液晶分子の挙動を示す説明図。 従来例のスリットの配列を示す説明図。 表示不良の部分を示す図。 図9のA−A線切断部での液晶分子の配向を示す説明図。
符号の説明
1…背面側基板、2…前面側基板、3…液晶層、4…背面側透明電極、5…前面側透明電極、6…背面側透明電極のスリット、7…前面側透明電極のスリット、6L,7L…スリット列、6a,7a…スリット間の間隔部。

Claims (8)

  1. 対向配置される一対の基板と、両基板上に設けられ、液晶層を挟んで互いに重なり合って表示領域を形成する一対の透明電極とを備える液晶表示素子であって、両透明電極の表示領域に合致する部分に、夫々、細長形状のスリットがスリット長手方向に間隔を存して、且つ、一方の透明電極のスリットと他方の透明電極のスリットとがスリット短手方向に交互に配置されるように複数形成されるものにおいて、
    スリット長手方向の複数のスリットの並びをスリット列として、一方の透明電極の各スリット列に属するスリット間の各間隔部と、該各スリット列に対しスリット短手方向に隣接する他方の透明電極の各スリット列に属するスリット間の各間隔部とのスリット長手方向における相対位置関係が不揃いになるように各透明電極のスリットが形成されていることを特徴とする液晶表示素子。
  2. 対向配置される一対の基板と、両基板上に設けられ、液晶層を挟んで互いに重なり合って表示領域を形成する一対の透明電極とを備える液晶表示素子であって、両透明電極の表示領域に合致する部分に、夫々、細長形状のスリットがスリット長手方向に間隔を存して、且つ、一方の透明電極のスリットと他方の透明電極のスリットとがスリット短手方向に交互に配置されるように複数形成されるものにおいて、
    スリットの長さにスリット間の間隔部の長さを加えた長さをスリットピッチとして、両透明電極の一方の透明電極のスリットピッチと他方の透明電極のスリットピッチとが互いに異なることを特徴とする液晶表示素子。
  3. 前記両透明電極の一方の透明電極のスリットピッチが他方の透明電極のスリットピッチの整数以外の倍率の長さに設定されることを特徴とする請求項2記載の液晶表示素子。
  4. 前記倍率は1.1倍から10倍までの範囲内の整数を除く値であることを特徴とする請求項3記載の液晶表示素子。
  5. 前記倍率は1.4倍から5倍までの範囲内の整数を除く値であることを特徴とする請求項4記載の液晶表示素子。
  6. 前記スリットの長手方向の長さに前記スリット間の間隔部の長さを加えた長さをスリットピッチとして、前記両透明電極の一方の透明電極に、他方の透明電極のスリットピッチに対するスリットピッチの倍率が所定範囲内で互いに異なる複数種のスリットが混在して形成されることを特徴とする請求項1記載の液晶表示素子。
  7. 前記所定範囲は1.4倍から5倍までの範囲であることを特徴とする請求項6記載の液晶表示素子。
  8. 前記スリットの長手方向の長さに前記スリット間の間隔部の長さを加えた長さをスリットピッチとして、前記両透明電極に、夫々、スリットピッチが互いに異なる複数種のスリットが混在して形成されることを特徴とする請求項1記載の液晶表示素子。
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