JP2007255646A - 流体軸受装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】耐久性に優れた流体軸受装置を低コストに提供する
【解決手段】外側部材7を樹脂成形品とすることで材料コストの低減を図ると共に、樹脂成形品のうち、少なくとも抜け止め部材12との係合部分Pに金属部13を配したことにより、この部分の強度を向上させることができるため、係合部分Pに大きな荷重が加わっても、ハウジング7の損傷を防ぐことができる。
【選択図】図2
【解決手段】外側部材7を樹脂成形品とすることで材料コストの低減を図ると共に、樹脂成形品のうち、少なくとも抜け止め部材12との係合部分Pに金属部13を配したことにより、この部分の強度を向上させることができるため、係合部分Pに大きな荷重が加わっても、ハウジング7の損傷を防ぐことができる。
【選択図】図2
Description
本発明は、軸受隙間に形成される流体膜で軸部を回転自在に支持する流体軸受装置に関するものである。
流体軸受装置は、情報機器、例えばHDD等の磁気ディスク駆動装置、CD−ROM、CD−R/RW、DVD−ROM/RAM等の光ディスク駆動装置、MD、MO等の光磁気ディスク駆動装置等のスピンドルモータ用、レーザビームプリンタ(LBP)のポリゴンスキャナモータ、プロジェクタのカラーホイール、あるいは電気機器の冷却ファン等に使用されるファンモータなどの小型モータ用として好適に使用可能である。
例えば、特許文献1に示されている流体軸受装置(動圧軸受装置)は、軸部と、軸部に設けられたディスクハブと、内周に軸部が挿入された軸受スリーブと、内周面に軸受スリーブが固定された樹脂製のハウジングとを備え、軸部の外周面と軸受スリーブの内周面との間にラジアル軸受隙間が形成される。この軸受装置では、装置に衝撃荷重等が加わった際、ハウジングの外周面に設けられた段部と、ディスクハブに設けられた抜け止め部材とが軸方向で係合することにより、軸部の抜け止めが行われる。
ところで、最近の情報機器等の高容量化に伴い、HDDに組み込まれるディスク駆動装置に搭載される磁気ディスクの枚数は増加する傾向にある。ディスク枚数が増加すると、軸受装置の重量が増大するため、衝撃荷重等によりハウジングの外周面と抜け止め部材との係合部分に加わる荷重も大きくなる。上記のような軸受装置では、ハウジングが樹脂で形成されるため、例えば抜け止め部材が金属で形成される場合、これらの係合部分に大きな荷重が加わると、樹脂製のハウジングが金属製の抜け止め部材により破損する恐れがある。
本発明の課題は、耐久性に優れた流体軸受装置を低コストに提供することにある。
前記課題を解決するため、本発明は、軸部と、軸部の外径側に配置された外側部材と、ラジアル軸受隙間と、外側部材の外周部と軸方向に係合して軸部の抜け止めを行う抜け止め部材とを備え、ラジアル軸受隙間に形成した流体膜で軸部をラジアル方向に回転自在に支持する流体軸受装置において、抜け止め部材および外側部材のうち、何れか一方が、少なくとも両者の係合部分に金属部を配した樹脂成形品であることを特徴とする。
このように本発明の流体軸受装置は、抜け止め部材および外側部材のうち、何れか一方を樹脂成形品とした。これにより、樹脂で形成される部分の材料コストを低減することができる。また、樹脂成形品のうち、対向する部材との係合部分に金属部を配したことにより、この部分の強度を向上させることができるため、大きな荷重が係合部分に加わっても、樹脂成形品の損傷を防ぐことができる。
一般に、金属で形成された部分は、樹脂の成形面と比べ寸法精度を高めることができる。よって、外側部材が前記樹脂成形品であり、その外周部を金属部で被覆すると、外周部の外径寸法の精度が高められるため、外側部材の外周部とブラケット等の他部材との固定精度を向上させることができる。また、金属で形成された部分は、樹脂の成形面と比べ濡れ性を向上させることができる。よって、外側部材の外周部を被覆し、その外周部にブラケット等を接着固定する場合、接着剤を均一に塗布しやすくなるため、接着強度を高めることができる。
また、外側部材の外周部を被覆した金属部で、軸受外部への油漏れを防止するシール空間を形成する場合、金属部は高い寸法精度を有するため、シール空間の容積を高精度に設定することができる。また、金属部は優れた濡れ性を有するため、シール空間の開口端部に塗布される油漏れを防止するための撥油剤の密着性が高められ、撥油効果を向上させることができる。
以上のように、本発明によれば、耐久性に優れた流体軸受装置が低コストに得られる。
以下、本発明の実施形態を図1〜図4に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る流体軸受装置(動圧軸受装置)1を組込んだ情報機器用スピンドルモータの一構成例を概念的に示している。このスピンドルモータは、HDD等のディスク駆動装置に用いられるもので、ディスクハブ10および軸部2を回転自在に非接触支持する流体軸受装置1と、例えば半径方向のギャップを介して対向させたステータコイル4およびロータマグネット5と、モータブラケット6とを備えている。ステータコイル4はモータブラケット6の外周に取付けられ、ロータマグネット5はディスクハブ10の外周に取付けられている。流体軸受装置1は、モータブラケット6の内周に固定される。ディスクハブ10には、図示しない磁気ディスク等のディスク状情報記録媒体(以下、単にディスクという。)が1又は複数枚保持される。このように構成されたスピンドルモータにおいて、ステータコイル4に通電すると、ステータコイル4とロータマグネット5との間に発生する電磁力でロータマグネット5が回転し、これに伴って、ディスクハブ10およびディスクハブ10に保持されたディスクが軸部2と一体に回転する。また、ロータマグネット5は、ステータコイル4と対向する部分から軸方向に延在しており、この延在部とステータコイル4との磁気バイアスにより、ディスクハブ10がハウジング7側に軸方向に押し付けられている。
図2は、流体軸受装置1を示している。この流体軸受装置1は、軸部2と、軸部2の外周面に固定されたディスクハブ10と、ディスクハブ10に固定された抜け止め部材12と、内周に軸部2を挿入した軸受スリーブ8と、軸受スリーブ8を内周に保持する外側部材Aとしてのハウジング7とを備える。なお、説明の便宜上、ハウジング7が閉口されている側を下側、開口している側を上側として以下説明する。
軸部2は、例えばSUS鋼などの金属材料で形成される。本実施形態で軸部2はストレートな円筒状に形成されるが、軸部2の外周面2aのうち、ディスクハブ10が固定される箇所に、接着剤溜りや抜け止めとして機能する円周方向の凹部を設けても良い。
軸受スリーブ8は、例えば銅を主成分とする焼結金属の多孔質体で円筒状に形成される。この他、軸受スリーブ8を他の金属や樹脂、あるいはセラミック等で形成することも可能である。
軸受スリーブ8の内周面8aの全面又は一部円筒領域には、ラジアル動圧発生部として、例えば図3に示すように、複数の動圧溝8a1、8a2をヘリングボーン形状に配列した領域が軸方向に離隔して2箇所形成される。この動圧溝8a1、8a2の形成領域は、ラジアル軸受面として軸部2の外周面2aと対向し、軸部2の回転時には、外周面2aとの間に後述するラジアル軸受部R1、R2のラジアル軸受隙間を形成する(図2を参照)。
軸受スリーブ8の外周面8bには、軸方向に延びる溝8b1が軸方向全長に亘って1又は複数本形成される。この実施形態では、3本の軸方向溝8b1を円周方向等間隔に形成している。これら軸方向溝8b1は、軸受スリーブ8をハウジング7の内周に固定した状態では、対向するハウジング7の内周面7eとの間に潤滑油の流体流路を構成する(図2を参照)。これら軸方向溝8b1は、例えば軸受スリーブ8本体をなす圧粉体の成形型に予め軸方向溝8b1に対応する箇所を設けておくことで、軸受スリーブ8本体の圧粉体成形と同時に成形することができる。
ハウジング7は、金属部13をインサートした樹脂成形品であり、有底円筒のコップ状に形成される。ハウジング7の内周面7eは円筒面状に形成される。外周部7cの上方には、上方へ向けて拡径したテーパ面7c1が形成され、この面が後述するシール空間Sに面する。また、外周部7cの下方には円筒面7c2が形成され、この面がブラケット6の内周面に、接着、圧入、圧入接着(接着剤介在下での圧入)、あるいは溶着等の適宜の手段で固定される。ハウジング7の外周部7cのうち、少なくとも抜け止め部材12と軸方向で係合する部分Pは、金属部13で被覆されている。なお、本実施形態では側部および底部が一体に形成される場合を示しているが、別体に形成した底部で側部の一端開口部を閉口してもよい。
ハウジング7の上端面7aの全面又は一部環状領域には、スラスト動圧発生部として、例えば図4に示すように、複数の動圧溝7a1をスパイラル形状に配列した領域が形成される。この動圧溝7a1の形成領域は、スラスト軸受面としてディスクハブ10の円盤部10aの下端面10a1と対向し、軸部2の回転時には、下端面10a1との間に後述するスラスト軸受部Tのスラスト軸受隙間TCを形成する(図2を参照)。
ハウジング7の樹脂成形部を形成する樹脂材料は、例えばLCPやPPS、PEEK等の結晶性樹脂、あるいはPSU、PES、PEI等の非晶性樹脂をベース樹脂とする樹脂組成物が使用できる。この樹脂組成物には、充填剤として、例えばガラス繊維等の繊維状充填剤、チタン酸カリウム等のウィスカ状充填剤、マイカ等の鱗片状充填剤、カーボン繊維、カーボンブラック、黒鉛、カーボンナノマテリアル、各種金属粉等の繊維状または粉末状の導電性充填剤等が、目的に応じて適量配合される。
ディスクハブ10は、例えば金属材料で形成され、ハウジング7の開口部を覆う円盤部10aと、円盤部10aの外周部から軸方向下方に延在した円筒部10bと、円筒部10bの外周に設けられた鍔部10cとを備える。鍔部10cの上端面にはディスク搭載面10dが形成される。円筒部10bの外周面10b2には、ロータマグネット5が接着等の手段で固定され、これによりロータマグネット5が、ブラケット6に取り付けたステータコイル4(図1参照)と半径方向に対向するようになっている。
ディスクハブ10の内周には、金属製、例えば真ちゅう等の軟質金属からなる抜止め部材12が配置される。本実施形態では、抜け止め部材12は、例えば金属板のプレス成形で断面L字型のリング状に形成され、ディスクハブ10の内周に設けられた段部10eに、接着、溶接等の適宜の手段で固定される。抜け止め部材12の内周面12aが、これと対向するハウジングの外周部に設けられたテーパ面7dとの間に、上方に向けて半径方向寸法が漸次縮小した環状のシール空間Sを形成する。このシール空間Sは、図2の拡大図で示すように、軸部2およびディスクハブ10の回転時、スラスト軸受部Tのスラスト軸受隙間TCの外径側と連通している。
例えば、ディスクハブ10に複数枚のディスクが搭載される場合、軸受装置の重量が増すことにより、衝撃荷重等が加わった際に抜け止め部材12とハウジング7の外周部7cとの係合部にかかる負荷も大きくなる。このため、例えばハウジング7の外周部7cの係合部分Pが樹脂で形成されると、ハウジング7の外周部7cが係合部分Pで破損するおそれがある。本発明では、上記のように、外周部7cのうち、少なくとも抜け止め部材12との係合部分Pを金属部13で被覆しているため、係合部分Pに大きな負荷がかかった際にも、ハウジング7の破損を防止することができる。
上記構成の流体軸受装置1において、軸部2の回転時、軸受スリーブ8のラジアル軸受面(内周面8aの動圧溝8a1、8a2形成領域)は、軸部2の外周面2aとラジアル軸受隙間を介して対向する。軸部2の回転に伴い、上記ラジアル軸受隙間の潤滑油が動圧溝8a1、8a2の軸方向中心m側に押し込まれ、その圧力が上昇する。このような動圧溝8a1、8a2の動圧作用によって、回転側部材3をラジアル方向に非接触支持する第1ラジアル軸受部R1と第2ラジアル軸受部R2とが構成される。
これと同時に、ハウジング7のスラスト軸受面(上端面7aの動圧溝7a1形成領域)とこれに対向するディスクハブ10の円盤部10aの下端面10a1との間のスラスト軸受隙間TCに、動圧溝7a1の動圧作用により潤滑油の油膜が形成される。そして、この油膜の圧力によって、回転側部材3をスラスト方向に非接触支持するスラスト軸受部Tが構成される。
また、ハウジング7の内底面7bと軸部2の下端面2bとの間に形成される隙間と、軸受スリーブ8の上端面8cとディスクハブ10の円盤部10aの下端面10a1との間に形成される隙間とが、軸受スリーブ8の外周面8bに設けられた軸方向溝8b1およびハウジング7の内底面7bに設けられた径方向溝7b1を介して連通状態となる。これによれば、潤滑油の局所的な圧発生に伴う気泡の生成を防止し、これに伴う潤滑油の漏れや振動の発生等を避けて、軸部2をスラスト方向に安定して非接触支持することが可能となる。
また、この実施形態では、第1ラジアル軸受部R1の動圧溝8a1は、軸方向中心mに対して軸方向非対称(X1>X2)に形成されているため(図3参照)、軸部2の回転時、動圧溝8a1による潤滑油の引き込み力(ポンピング力)は上側領域が下側領域に比べて相対的に大きくなる。そして、この引き込み力の差圧によって、軸受スリーブ8の内周面8aと軸部2の外周面2aとの間の隙間に満たされた潤滑油が下方に流動し、径方向溝7b1→軸方向溝8b1→軸受スリーブ8の上端面8cとディスクハブ10の下端面10a1との間の隙間という経路を循環して、第1ラジアル軸受部R1のラジアル軸受隙間に再び引き込まれる。このように、潤滑油をハウジング7の内部空間で強制的に循環させることにより、上記のような負圧発生の防止効果をより一層高めることができる。
本発明の実施形態は上記に限られない。なお、以下の説明において、上記実施形態と同一の機能および構成を有する箇所には、同一の符合を付し、説明を省略する。
図5に示す流体軸受装置1では、ハウジング7の外周部7cのうち、抜け止め部材12との係合部分Pだけでなく、シール空間Sを形成するテーパ面7c1、およびブラケット6が固定される円筒面7c2も金属部13で被覆している。
一般に、金属で形成された面は、樹脂で形成された面と比べ、寸法精度を高めることができるとともに、濡れ性にも優れている。このため、上記のように、ブラケット6との固定面となる円筒面7c2を金属部13で被覆すると、円筒面7c2が高精度の外径寸法を有することにより、ブラケット6との固定精度が高められる。また、ブラケット6と円筒面7c2とが接着固定される場合、円筒面7c2が優れた濡れ性を有することにより、接着剤の円筒面7c2への密着性が向上し、接着剤を均一に塗布しやすくなるため、接着強度を高めることができる。
また、シール空間Sを形成するテーパ面7c1を金属部13で被覆すると、テーパ面7c1が高精度の外径寸法を有するため、シール空間Sの容積を精度良く設定できる。また、シール空間Sからの油漏れを防ぐためにテーパ面10cの開口端付近に撥油剤を塗布する場合、テーパ面7c1が優れた濡れ性を有することにより、撥油剤の密着性が向上し、撥油効果の向上が図られる。
また、本発明は、図6に示すような、ハウジング7と軸受スリーブ8とが外側部材Aとして樹脂で一体成形された流体軸受装置にも適用できる。このように、軸受スリーブ8も樹脂で形成することにより、さらなる低コスト化が図られる。
また、抜け止め部材12の形状は上記に限られず、例えば、抜け止め部材を断面が矩形のリング状としてもよい。あるいは、リング状に限らず、例えば複数の円弧状の抜け止め部材を、ディスクハブの内周に円周方向等間隔に配置しても良い。また、抜け止め部材12およびハウジング7の外周部7cの係合部分Pの配置場所も上記に限られず、軸部2の抜け止めとして作用する限り、適宜の場所に設ければよい。さらに、抜け止め部材12の材料は金属材料に限らず、例えば、炭素繊維等の強化剤を配合した樹脂材料で形成することもできる。
以上の実施形態では、ハウジング7が金属部13をインサートして樹脂で成形される場合を示したが、金属部13を配置する方法はこれに限らず、樹脂でハウジング7を形成した後に金属部13をハウジング7の所定位置に固定してもよい。また、以上では、金属部13がハウジング7の外周部7cに露出しているが、例えば係合部分Pに配置した金属部13の表面を樹脂で被覆してもよい。
また、以上では、ハウジング7を、少なくとも抜け止め部材12との係合部分Pに金属部13を配した樹脂成形品としたが、ハウジングを金属材料等で形成すると共に、抜け止め部材を、少なくともハウジングとの係合部分に金属部を配した樹脂成形品とすることもできる。
また、上記ではディスクハブ10が金属で形成される場合を例示したが、樹脂で形成してもよい。また、上記ではディスクハブ10と軸部2とが別体に形成されているが、軸部2をインサート部品として樹脂で射出成形することにより、軸部2とディスクハブ10とを一体に形成することもできる。あるいは、軸部2とディスクハブ10とを樹脂や金属材料で一体に成形してもよい。
また、スラスト軸受部Tの場所は上記に限られず、例えば軸部2の下端面2bとハウジング7の内底面7bとでスラスト軸受部Tを構成することもできる。この場合、軸部2の下端面2bには、例えばスパイラル形状の動圧溝からなる動圧発生部が形成され、軸部2の回転に伴い、軸部2の下端面2bとハウジング7の内底面7bとの間に形成されるスラスト軸受隙間TCの潤滑油に動圧作用が発生し、回転側部材3がスラスト方向に支持される。
また、以上で示した動圧発生部は、各軸受隙間を介して対向する面、すなわち、軸部材2の外周面2aや、ディスクハブ10の円盤部10aの下端面10a1、あるいはハウジング7の内底面7bに設けてもよい。また、動圧発生部の形状も上記に限らず、例えばラジアル軸受部の動圧発生部として、スパイラル形状の動圧溝や、ステップ軸受、あるいは多円弧軸受等を形成することもできる。また、スラスト軸受部の動圧発生部として、ヘリングボーン形状の動圧溝や、ステップ軸受、波型軸受等を形成することもできる。
また、ラジアル軸受隙間を介して対向する軸部2の外周面2aおよび軸受スリーブ8の内周面8aを何れも円筒面とし、真円軸受を構成することもできる。また、スラスト軸受部として、いわゆるピボット軸受を採用することもできる。
また、以上では、流体軸受装置1の内部に充填される潤滑流体として、潤滑油が使用される場合を示したが、この他、潤滑グリースや磁性流体なども使用可能である。
また、以上のような流体軸受装置1は、スピンドルモータに限らず、ファンモータ等の他のモータにも適用することができる。
1 流体軸受装置
2 軸部
7 ハウジング
8 軸受スリーブ
10 ディスクハブ
12 抜け止め部材
13 金属部
A 外側部材
P 係合部分
R1、R2 ラジアル軸受部
T スラスト軸受部
S シール空間
2 軸部
7 ハウジング
8 軸受スリーブ
10 ディスクハブ
12 抜け止め部材
13 金属部
A 外側部材
P 係合部分
R1、R2 ラジアル軸受部
T スラスト軸受部
S シール空間
Claims (3)
- 軸部と、軸部の外径側に配置された外側部材と、ラジアル軸受隙間と、外側部材の外周部と軸方向に係合して軸部の抜け止めを行う抜け止め部材とを備え、ラジアル軸受隙間に形成した流体膜で軸部をラジアル方向に回転自在に支持する流体軸受装置において、
抜け止め部材および外側部材のうち、何れか一方が、少なくとも両者の係合部分に金属部を配した樹脂成形品であることを特徴とする流体軸受装置。 - 抜け止め部材および外側部材のうち、外側部材が、少なくとも両者の係合部分に金属部を配した樹脂成形品であり、かつ金属部で外側部材の外周部を被覆した請求項1記載の流体軸受装置。
- 金属部で、軸受外部への油漏れを防止するシール空間を形成した請求項2記載の流体軸受装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006083392A JP2007255646A (ja) | 2006-03-24 | 2006-03-24 | 流体軸受装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006083392A JP2007255646A (ja) | 2006-03-24 | 2006-03-24 | 流体軸受装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007255646A true JP2007255646A (ja) | 2007-10-04 |
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ID=38630089
Family Applications (1)
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JP2006083392A Withdrawn JP2007255646A (ja) | 2006-03-24 | 2006-03-24 | 流体軸受装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2007255646A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009041657A1 (ja) | 2007-09-28 | 2009-04-02 | Fujifilm Corporation | 太陽電池用基板および太陽電池 |
-
2006
- 2006-03-24 JP JP2006083392A patent/JP2007255646A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2009041657A1 (ja) | 2007-09-28 | 2009-04-02 | Fujifilm Corporation | 太陽電池用基板および太陽電池 |
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Legal Events
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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