JP2007255439A - パワートレーンの制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ライン圧が正常に制御されなくなることを抑制する。
【解決手段】ECUは、ニュートラル制御実行条件が成立すると(S100にてYES)、SLSリニアソレノイドバルブが正常であるか異常であるか否かを判別するステップ(S110)と、SLSリニアソレノイドバルブ2210が正常であると(S110にて正常)、SLTリニアソレノイドバルブに代えて、SLSリニアソレノイドバルブを用いてライン圧が制御されるニュートラル制御を実行するステップ(S120)と、SLSリニアソレノイドバルブが異常であると(S110にて異常)、ニュートラル制御を禁止するステップ(S130)とを含む、プログラムを実行する。
【選択図】図6

Description

本発明は、パワートレーンの制御装置に関し、特に、油圧により作動する摩擦係合要素を介して動力源に連結される変速機を有するパワートレーンを制御する技術に関する。
従来より、プライマリプーリとセカンダリプーリとを金属ベルトで連結し、これらのプーリの幅を変化させることにより、無段階に変速を行なうベルト式無段変速機が知られている。このベルト式無段変速機を搭載した車両においては、エンジンとの間に設けられたフォワードクラッチを係合した場合にのみ、前進走行するものがある。シフトレバーが非走行ポジションにある場合(たとえば「N」ポジション)、油圧がドレンされてフォワードクラッチが解放される。シフトレバーが走行ポジション(たとえば「D」ポジション)にある場合、フォワードクラッチに油圧が供給される。これによりフォワードクラッチが係合する。シフトレバーが走行ポジションにある場合において車両が停車した場合、エンジンから出力された駆動力は、エンジンとフォワードクラッチとの間に設けられたトルクコンバータにおいて吸収される。このとき、エンジンの負荷が増大したり、エンジンから車両に伝わる振動が大きくなったりする。そこで、シフトレバーが走行ポジションにある場合において車両が停車したという条件を含むニュートラル制御実行条件が成立した場合、フォワードクラッチにおける係合力を小さくすることによりフォワードクラッチを解放したりスリップさせたりするニュートラル制御が実行される。
特開平11−166618号公報(特許文献1)は、車両を停車した状態に保持しつつ、車両停車時の燃費を向上する車両用無段自動変速機のニュートラル制御装置を開示する。この公報に記載の車両用無段自動変速機のニュートラル制御装置は、車両用無段自動変速機の出力軸の回転を許容・阻止するブレーキ機構と、所定の車両停車条件を満足する場合にはブレーキ機構を作動させて出力軸の回転を阻止するよう制御するとともに、無段変速機構の被動側軸に連結された前後進切換機構の前進用クラッチ部(フォワードクラッチ)を解放して駆動力を遮断するよう制御する制御部を含む。
この公報に記載のニュートラル制御装置によれば、車両停車時に車両用無段自動変速機の出力軸をロックしてニュートラル状態にしていることにより、停車した車両が動くことを阻止することができるとともにエンジンに対するクリープトルクの負荷を無くすことができる。そのため、車両を停車した状態に保持しつつ、車両停車時の燃費を向上することができる。
特開平11−166618号公報
ところで、ニュートラル制御におけるフォワードクラッチの係合力は、ソレノイドバルブを用いて制御される。ニュートラル制御においてフォワードクラッチの係合力を制御するソレノイドバルブには、フォワードクラッチ専用のソレノイドバルブではなく、ニュートラル制御が行なわれない通常時において、たとえばライン圧を制御するソレノイドバルブが転用されたりする。そのため、ニュートラル制御を実行する際には、ライン圧を制御するために、さらに別のソレノイドバルブが用いられる。すなわち、ニュートラル制御を実行することにより、ライン圧を制御するソレノイドバルブが変更される。このとき、ライン圧を制御するための構成が変わるため、ライン圧を正常に制御できなくなる場合があり得る。しかしながら、特開平11−166618号公報においては、このような問題点は何等考慮されていない。
本発明は、上述の問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、油圧が正常に制御できなくなることを抑制することができるパワートレーンの制御装置を提供することである。
第1の発明に係るパワートレーンの制御装置は、油圧により作動する摩擦係合要素を介して動力源に連結される変速機を有するパワートレーンを制御する。この制御装置は、供給される油圧に応じて作動することにより、第1の油圧を調整する第1のバルブと、第2のバルブから出力される第2の油圧を第1のバルブに供給する第1の状態、および第2の油圧の代わりに第3のバルブから出力される第3の油圧を第1のバルブに供給するとともに、摩擦係合要素の係合力が低下するように第2の油圧を用いて摩擦係合要素の係合力を制御する第2の状態を選択的に切換えるための切換手段と、車両が停止したという条件を含む予め定められた条件が満たされた場合、第1の状態から第2の状態に切換えるように、切換手段を制御するための制御手段と、第3のバルブの異常を検知するための検知手段と、検知手段により第3のバルブの異常が検知された場合、第1の状態から第2の状態に切換ることを禁止するための禁止手段と含む。
第1の発明によると、第1のバルブが供給される油圧に応じて作動することにより、第1の油圧が調整される。第2のバルブから出力される第2の油圧を第1のバルブに供給する第1の状態、および第2の油圧の代わりに第3のバルブから出力される第3の油圧を第1のバルブに供給するとともに、摩擦係合要素の係合力が低下するように第2の油圧を用いて摩擦係合要素の係合力を制御する第2の状態を、切換手段が選択的に切換える。車両が停止したという条件を含む予め定められた条件が満たされた場合、第1の状態から第2の状態に切換えるように、切換手段が制御される。第1の状態から第2の状態に切換えられると、摩擦係合要素の係合力が低下するように、第2のバルブから出力される第2の油圧を用いて摩擦係合要素の係合力が制御される。これにより、動力源と変速機との間の連結を弱めることができる。そのため、車両の停車時において動力源にかかる負荷を抑制することができる。また、第2の状態では、第2のバルブから出力される第2の油圧の代わりに第3のバルブから出力される第3の油圧が第1のバルブに供給される。このとき、第3のバルブが異常であれば、第1のバルブが正常に作動し得ない。そのため、第1のバルブによって調整される第1の油圧が正常に制御できなくなり得る。したがって、第3のバルブの異常が検知された場合、第1の状態から第2の状態に切換ることが禁止される。これにより、第1の油圧が正常に制御できなくなることを抑制することができる。そのため、油圧が正常に制御できなくなることを抑制することができるパワートレーンの制御装置を提供することができる。
第2の発明に係るパワートレーンの制御装置においては、第1の発明の構成に加え、第1の油圧は、油圧源により発生した油圧である。
第2の発明によると、油圧源で発生した油圧が第1のバルブにより調整される。これにより、油圧源で発生した油圧から所望の油圧を得ることができる。
第3の発明に係るパワートレーンの制御装置においては、第1または2の発明の構成に加え、変速機は、ベルト式無段変速機である。制御装置は、少なくとも第2の状態において、第3の油圧に応じてベルト式無段変速機におけるベルトの挟圧力を制御するための手段をさらに含む。
第3の発明によると、少なくとも第2の状態において、第3の油圧に応じてベルト式無段変速機におけるベルトの挟圧力が制御される。これにより、第3のバルブが正常であれば、第2の状態において、第3のバルブを用いて第1の油圧およびベルトの挟圧力の両方を制御することができる。そのため、パワートレーンの制御に必要な機器の数を抑制することができる。
第4の発明に係るパワートレーンの制御装置においては、第1〜3のいずれかの発明の構成に加え、予め定められた条件は、車両の停車時において摩擦係合要素の係合力を低下させるニュートラル制御を実行するための条件である。
第4の発明によると、車両の停車時において摩擦係合要素の係合力を低下させるニュートラル制御を実行するための条件が満たされた場合、第1の状態から第2の状態に切換えるように、切換手段が制御される。これにより、摩擦係合要素の係合力を低下させて、動力源と変速機との間の連結を弱めることができる。そのため、車両の停車時において動力源にかかる負荷を抑制することができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同一である。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
図1を参照して、本実施の形態に係る制御装置を搭載した車両について説明する。この車両に搭載された駆動装置100のエンジン200の出力は、トルクコンバータ300および前後進切換装置400を介して、ベルト式無段変速機500に入力される。ベルト式無段変速機500の出力は、減速歯車600および差動歯車装置700に伝達され、左右の駆動輪800へ分配される。駆動装置100は、後述するECU(Electronic Control Unit)900により制御される。本実施の形態に係る制御装置は、たとえばECU900により実行されるプログラムにより実現される。なお、ベルト式無段変速機500の代わりに、遊星歯車からなるギヤトレーンを有する有段式の自動変速機を用いるようにしてもよい。
トルクコンバータ300は、エンジン200のクランク軸に連結されたポンプ翼車302と、タービン軸304を介して前後進切換装置400に連結されたタービン翼車306とから構成されている。ポンプ翼車302およびタービン翼車306の間にはロックアップクラッチ308が設けられている。ロックアップクラッチ308は、係合側油室および解放側油室に対する油圧供給が切換えられることにより、係合または解放されるようになっている。
ロックアップクラッチ308が完全係合させられることにより、ポンプ翼車302およびタービン翼車306は一体的に回転させられる。ポンプ翼車302には、ベルト式無段変速機500を変速制御したり、ベルト挟圧力を発生させたり、各部に潤滑油を供給したりするための油圧を発生する機械式のオイルポンプ310が設けられている。
前後進切換装置400は、ダブルピニオン型の遊星歯車装置から構成されている。トルクコンバータ300のタービン軸304はサンギヤ402に連結されている。ベルト式無段変速機500の入力軸502はキャリア404に連結されている。キャリア404とサンギヤ402とはフォワードクラッチ406を介して連結されている。リングギヤ408は、リバースブレーキ410を介してハウジングに固定される。フォワードクラッチ406およびリバースブレーキ410は油圧シリンダによって摩擦係合させられる。フォワードクラッチ406の入力回転数は、タービン軸304の回転数、すなわちタービン回転数NTと同じである。
フォワードクラッチ406が係合させられるとともに、リバースブレーキ410が解放されることにより、前後進切換装置400は前進用係合状態となる。この状態で、前進方向の駆動力がベルト式無段変速機500に伝達される。リバースブレーキ410が係合させられるとともにフォワードクラッチ406が解放されることにより、前後進切換装置400は後進用係合状態となる。この状態で、入力軸502はタービン軸304に対して逆方向へ回転させられる。これにより、後進方向の駆動力がベルト式無段変速機500に伝達される。フォワードクラッチ406およびリバースブレーキ410が共に解放されると、前後進切換装置400は動力伝達を遮断するニュートラル状態になる。
ベルト式無段変速機500は、入力軸502に設けられたプライマリプーリ504と、出力軸506に設けられたセカンダリプーリ508と、これらのプーリに巻き掛けられた伝動ベルト510とから構成される。各プーリと伝動ベルト510との間の摩擦力を利用して、動力伝達が行われる。
各プーリは溝幅が可変であるように、油圧シリンダから構成されている。プライマリプーリ504の油圧シリンダの油圧が制御されることにより、各プーリの溝幅が変化する。これにより、伝動ベルト510の掛かり径が変更され、変速比GR(=プライマリプーリ回転数NIN/セカンダリプーリ回転数NOUT)が連続的に変化させられる。
図2に示すように、ECU900には、エンジン回転数センサ902、タービン回転数センサ904、車速センサ906、スロットル開度センサ908、冷却水温センサ910、油温センサ912、アクセル開度センサ914、フットブレーキスイッチ916、ポジションセンサ918、プライマリプーリ回転数センサ922およびセカンダリプーリ回転数センサ924が接続されている。
エンジン回転数センサ902は、エンジン200の回転数(エンジン回転数)NEを検出する。タービン回転数センサ904は、タービン軸304の回転数(タービン回転数)NTを検出する。車速センサ906は、車速Vを検出する。スロットル開度センサ908は、電子スロットルバルブの開度θ(TH)を検出する。冷却水温センサ910は、エンジン200の冷却水温T(W)を検出する。油温センサ912は、ベルト式無段変速機500などの油温T(C)を検出する。アクセル開度センサ914は、アクセルペダルの開度A(CC)を検出する。フットブレーキスイッチ916は、フットブレーキの操作の有無を検出する。ポジションセンサ918は、シフトポジションと対応する位置に設けられた接点がONであるかOFFであるかを判別することにより、シフトレバー920のポジションP(SH)を検出する。プライマリプーリ回転数センサ922は、プライマリプーリ504の回転数NINを検出する。セカンダリプーリ回転数センサ924は、セカンダリプーリ508の回転数NOUTを検出する。各センサの検出結果を表す信号が、ECU900に送信される。タービン回転数NTは、フォワードクラッチ406が係合された前進走行時にはプライマリプーリ回転数NINと一致する。車速Vは、セカンダリプーリ回転数NOUTと対応した値になる。したがって、車両が停車状態にあり、かつフォワードクラッチ406が係合された状態では、タービン回転数NTは0となる。
ECU900は、CPU(Central Processing Unit)、メモリおよび入出力インターフェースなどを含む。CPUはメモリに記憶されたプログラムに従って信号処理を行なう。これにより、エンジン200の出力制御、ベルト式無段変速機500の変速制御、ベルト挟圧力制御、フォワードクラッチ406の係合/解放制御およびリバースブレーキ410の係合/解放制御などを実行する。
エンジン200の出力制御は電子スロットルバルブ1000、燃料噴射装置1100、点火装置1200などによって行なわれる。ベルト式無段変速機500の変速制御、ベルト挟圧力制御、フォワードクラッチ406の係合/解放制御およびリバースブレーキ410の係合/解放制御は、油圧制御回路2000によって行なわれる。
図3を参照して、油圧制御回路2000の一部について説明する。オイルポンプ310が発生した油圧は、ライン圧油路2002を介してプライマリレギュレータバルブ2100、モジュレータバルブ(1)2310およびモジュレータバルブ(3)2330に供給される。
プライマリレギュレータバルブ2100には、SLTリニアソレノイドバルブ2200およびSLSリニアソレノイドバルブ2210のいずれか一方から選択的に制御圧が供給される。本実施の形態において、SLTリニアソレノイドバルブ2200およびSLSリニアソレノイドバルブ2210の両方は、ノーマルオープン(非通電時に出力される油圧が最大になる)のソレノイドバルブである。なお、SLTリニアソレノイドバルブ2200およびSLSリニアソレノイドバルブ2210がノーマルクローズ(非通電時に出力される油圧が最小(「0」)になる)であるようにしてもよい。
プライマリレギュレータバルブ2100のスプールは、供給された制御圧に応じて上下に摺動する。これにより、オイルポンプ310で発生した油圧がプライマリレギュレータバルブ2100により調圧(調整)される。プライマリレギュレータバルブ2100により調圧された油圧がライン圧PLとして用いられる。本実施の形態においては、プライマリレギュレータバルブ2100に供給される制御圧が高いほど、ライン圧PLがより高くなる。なお、プライマリレギュレータバルブ2100に供給される制御圧が高いほど、ライン圧PLがより低くなるようにしてもよい。
SLTリニアソレノイドバルブ2200およびSLSリニアソレノイドバルブ2210には、ライン圧PLを元圧としてモジュレータバルブ(3)2330により調圧された油圧が供給される。
SLTリニアソレノイドバルブ2200およびSLSリニアソレノイドバルブ2210は、ECU900から送信されたデューティ信号によって決まる電流値に応じて制御圧を発生させる。
SLTリニアソレノイドバルブ2200の制御圧(出力油圧)およびSLSリニアソレノイドバルブ2210の制御圧(出力油圧)うち、プライマリレギュレータバルブ2100へ供給される制御圧は、コントロールバルブ2400により選択される。
コントロールバルブ2400のスプールが図3において(A)の状態(左側の状態)にある場合、SLTリニアソレノイドバルブ2200からプライマリレギュレータバルブ2100へ制御圧が供給される。すなわち、SLTリニアソレノイドバルブ2200の制御圧に応じて、ライン圧PLが制御される。
コントロールバルブ2400のスプールが図3において(B)の状態(右側の状態)にある場合、SLSリニアソレノイドバルブ2210からプライマリレギュレータバルブ2100へ制御圧が供給される。すなわち、SLSリニアソレノイドバルブ2210の制御圧に応じて、ライン圧PLが制御される。
なお、コントロールバルブ2400のスプールが図3において(B)の状態にある場合、SLTリニアソレノイドバルブ2200の制御圧は、後述するマニュアルバルブ2600に供給される。
コントロールバルブ2400のスプールは、スプリングにより一方向へ付勢される。このスプリングの付勢力に対向するように、変速制御用デューティソレノイド(1)2510および変速制御用デューティソレノイド(2)2520から油圧が供給される。
変速制御用デューティソレノイド(1)2510および変速制御用デューティソレノイド(2)2520の両方からコントロールバルブ2400に油圧が供給された場合、コントロールバルブ2400のスプールは図3において(B)の状態になる。
変速制御用デューティソレノイド(1)2510および変速制御用デューティソレノイド(2)2520の少なくともいずれか一方からコントロールバルブ2400に油圧が供給されていない場合、コントロールバルブ2400のスプールは、スプリングの付勢力により図3において(A)の状態になる。
変速制御用デューティソレノイド(1)2510および変速制御用デューティソレノイド(2)2520には、モジュレータバルブ(4)2340により調圧された油圧が供給される。モジュレータバルブ(4)2340は、モジュレータバルブ(3)2330から供給された油圧を一定の圧力に調圧する。
モジュレータバルブ(1)2310は、ライン圧PLを元圧として調圧された油圧を出力する。モジュレータバルブ(1)2310から出力された油圧は、セカンダリプーリ508の油圧シリンダに供給される。セカンダリプーリ508の油圧シリンダには、伝動ベルト510が滑りを生じないような油圧が供給される。
モジュレータバルブ(1)2310には、軸方向へ移動可能なスプールおよびそのスプールを一方へ付勢するスプリングが設けられている。モジュレータバルブ(1)2310は、ECU900によりデューティ制御されるSLSリニアソレノイドバルブ2210の出力油圧をパイロット圧として、モジュレータバルブ(1)2310に導入されるライン圧PLを調圧する。モジュレータバルブ(3)により調圧された油圧は、セカンダリプーリ508の油圧シリンダに供給される。モジュレータバルブ(1)2310からの出力油圧に応じてベルト挟圧力が増減させられる。
SLSリニアソレノイドバルブ2210は、アクセル開度A(CC)および変速比GRをパラメータとしたマップに従い、ベルト滑りが生じないベルト挟圧力になるように制御される。具体的には、SLSリニアソレノイドバルブ2210に対する励磁電流をベルト挟圧力に対応するデューティ比で制御する。なお、加減速時などに伝達トルクが急に変化する場合には、ベルト挟圧力を増大補正してベルト滑りを抑制してもよい。
セカンダリプーリ508の油圧シリンダに供給される油圧は、プレッシャセンサ2312により検知される。
図4を参照して、マニュアルバルブ2600について説明する。マニュアルバルブ2600は、シフトレバー920の操作に従って機械的に切換えられる。これにより、フォワードクラッチ406およびリバースブレーキ410は係合させられたり、解放させられたりする。
シフトレバー920は、駐車用の「P」ポジション、後進走行用の「R」ポジション、動力伝達を遮断する「N」ポジション、前進走行用の「D」ポジションおよび「B」ポジションへ操作される。
「P」ポジションおよび「N」ポジションでは、フォワードクラッチ406およびリバースブレーキ410内の油圧は、マニュアルバルブ2600からドレンされる。これにより、フォワードクラッチ406およびリバースブレーキ410は解放される。
「R」ポジションでは、マニュアルバルブ2600からリバースブレーキ410に油圧が供給される。これによりリバースブレーキ410が係合させられる。一方、フォワードクラッチ406内の油圧がマニュアルバルブ2600からドレンされる。これによりフォワードクラッチ406が解放される。
コントロールバルブ2400が図4において(A)の状態(左側の状態)にある場合、図示しないモジュレータバルブ(2)から供給されたモジュレータ圧PMが、コントロールバルブ2400を介してマニュアルバルブ2600に供給される。このモジュレータ圧PMによりリバースブレーキ410が係合状態に保持される。
コントロールバルブ2400が図4において(B)の状態(右側の状態)にある場合、SLTリニアソレノイドバルブ2200により調圧された油圧が、マニュアルバルブ2600に供給される。SLTリニアソレノイドバルブ2200により油圧を調圧することにより、リバースブレーキ410が緩やかに係合され、係合時のショックが抑制される。
「D」ポジションおよび「B」ポジションでは、マニュアルバルブ2600からフォワードクラッチ406に油圧が供給される。これによりフォワードクラッチ406が係合させられる。一方、リバースブレーキ410内の油圧がマニュアルバルブ2600からドレンされる。これによりリバースブレーキ410が解放される。
コントロールバルブ2400が図4において(A)の状態(左側の状態)にある場合、図示しないモジュレータバルブ(2)から供給されたモジュレータ圧PMが、コントロールバルブ2400を介してマニュアルバルブ2600に供給される。このモジュレータ圧PMによりフォワードクラッチ406が係合状態に保持される。
コントロールバルブ2400が図4において(B)の状態(右側の状態)にある場合、SLTリニアソレノイドバルブ2200により調圧された油圧が、マニュアルバルブ2600に供給される。SLTリニアソレノイドバルブ2200により油圧を調圧することにより、フォワードクラッチ406が緩やかに係合され、係合時のショックが抑制される。
SLTリニアソレノイドバルブ2200は、通常はコントロールバルブ2400を介してライン圧PLを制御する。SLSリニアソレノイドバルブ2210は、通常はモジュレータバルブ(1)2310を介してベルト挟圧力を制御する。
一方、シフトレバー920が「D」ポジションである状態で車両が停止した(車速が「0」になった)という条件を含むニュートラル制御実行条件が成立した場合、SLTリニアソレノイドバルブ2200は、フォワードクラッチ406の係合力が低下するように、フォワードクラッチ406の係合力を制御する。SLSリニアソレノイドバルブ2210は、モジュレータバルブ(1)2310を介してベルト挟圧力を制御するとともに、SLTリニアソレノイドバルブ2200に代わって、ライン圧PLを制御する。
シフトレバー920が「N」ポジションから「D」ポジションまたは「R」ポジションへ操作されるガレージシフトが行なわれた場合、SLTリニアソレノイドバルブ2200は、フォワードクラッチ406もしくはリバースブレーキ410が緩やかに係合するように、フォワードクラッチ406もしくはリバースブレーキ410の係合力を制御する。SLSリニアソレノイドバルブ2210は、モジュレータバルブ(1)2310を介してベルト挟圧力を制御するとともに、SLTリニアソレノイドバルブ2200に代わって、ライン圧PLを制御する。
図5を参照して、変速制御を行なう構成について説明する。変速制御は、プライマリプーリ504の油圧シリンダに対する油圧の供給および排出を制御することにより行なわれる。プライマリプーリ504の油圧シリンダに対する作動油の給排は、レシオコントロールバルブ(1)2710およびレシオコントロールバルブ(2)2720を用いて行なわれる。
プライマリプーリ504の油圧シリンダには、ライン圧PLが供給されるレシオコントロールバルブ(1)2710と、ドレンに接続されたレシオコントロールバルブ(2)2720とが連通されている。
レシオコントロールバルブ(1)2710は、アップシフトを実行するためのバルブである。レシオコントロールバルブ(1)2710は、ライン圧PLが供給される入力ポートとプライマリプーリ504の油圧シリンダに連通された出力ポートとの間の流路をスプールによって開閉するように構成されている。
レシオコントロールバルブ(1)2710のスプールの一端部にはスプリングが配置されている。スプールを挟んでスプリングとは反対側の端部に、変速制御用デューティソレノイド(1)2510からの制御圧が供給されるポートが形成されている。また、スプリングが配置されている側の端部に、変速制御用デューティソレノイド(2)2520からの制御圧が供給されるポートが形成されている。
変速制御用デューティソレノイド(1)2510からの制御圧を高くするとともに、変速制御用デューティソレノイド(2)2520から制御圧を出力しないようにすると、レシオコントロールバルブ(1)2710のスプールが図5において(D)の状態(右側の状態)になる。
この状態では、プライマリプーリ504の油圧シリンダに供給される油圧が増加してプライマリプーリ504の溝幅が狭くなる。そのため、変速比が低下する。すなわちアップシフトする。またその際の作動油の供給流量を増大させることにより、変速速度が速くなる。
レシオコントロールバルブ(2)2720は、ダウンシフトを実行するためのバルブである。レシオコントロールバルブ(2)2720のスプールの一端部にはスプリングが配置されている。スプリングが配置されている側の端部に、変速制御用デューティソレノイド(1)2510からの制御圧が供給されるポートが形成されている。スプールを挟んでスプリングとは反対側の端部に、変速制御用デューティソレノイド(2)2520からの制御圧が供給されるポートが形成されている。
変速制御用デューティソレノイド(2)2520からの制御圧を高くするとともに、変速制御用デューティソレノイド(1)2510から制御圧を出力しないようにすると、レシオコントロールバルブ(2)2720のスプールが図5において(C)の状態(左側の状態)になる。同時に、レシオコントロールバルブ(1)2710のスプールが図5において(C)の状態(左側の状態)になる。
この状態では、レシオコントロールバルブ(1)2710およびレシオコントロールバルブ(2)2720を介して、プライマリプーリ504の油圧シリンダから作動油が排出される。そのため、プライマリプーリ504の溝幅が広くなる。その結果、変速比が増大する。すなわちダウンシフトする。またその際の作動油の排出流量を増大させることにより、変速速度が速くなる。
図6を参照して、本実施の形態に係る制御装置のECU900が実行するプログラムの制御構造について説明する。なお、以下に説明するプログラムは、予め定められた周期で繰返し実行される。
ステップ(以下、ステップをSと略す)100にて、ECU900は、ニュートラル制御実行条件が成立したか否かを判別する。ニュートラル制御実行条件には、シフトレバー920が「D」ポジションに位置した状態で車両が停止した(車速が「0」である)という条件、フットブレーキが操作されているという条件、エンジン200がアイドリング状態であるという条件等が含まれる。
ニュートラル制御実行条件が成立すると(S100にてYES)、処理はS110に移される。もしそうでないと(S100にてNO)、処理はS200に移される。
S110にて、ECU900は、SLSリニアソレノイドバルブ2210が正常であるか異常であるか否かを判別する。アクセル開度A(CC)および変速比GRをパラメータとしたマップに従って定められる目標油圧とプレッシャセンサ2312により検知された実際の油圧との差が、「0」を含む予め定められた範囲内である場合、SLSリニアソレノイドバルブ2210が正常であると判別される。そうでない場合、SLSリニアソレノイドバルブ2210が異常であると判別される。
SLSリニアソレノイドバルブ2210が正常であると(S110にて正常)、処理はS120に移される。SLSリニアソレノイドバルブ2210が異常であると(S110にて異常)、処理はS130に移される。
S120にて、ECU900は、ニュートラル制御を実行する。ニュートラル制御においては、変速制御用デューティソレノイド(1)2510および変速制御用デューティソレノイド(2)2520の両方から油圧が出力される。フォワードクラッチ406の係合力が低下してフォワードクラッチ406が所望のスリップ量で滑るように、SLTリニアソレノイドバルブ2200が制御される。さらに、所望のライン圧PLが得られるように、SLSリニアソレノイドバルブ2210が制御される。その後、この処理は終了する。
S130にて、ECU900は、ニュートラル制御を禁止する。その後、処理はS300に移される。
S200にて、ECU900は、シフトレバー920が「N」ポジションから「D」ポジションまたは「R」ポジションへ操作されたか否かを判別する。すなわち、ガレージシフトが行なわれたか否かが判別される。シフトレバー920が「N」ポジションから「D」ポジションまたは「R」ポジションへ操作された場合(S200にてYES)、処理はS210に移される。もしそうでないと(S200にてNO)、処理はS300に移される。
S210にて、ECU900は、ガレージシフト制御を実行する。すなわち、SLSリニアソレノイドバルブ2210が正常であるか異常であるかに関わらず、ガレージシフト制御が実行される。
ガレージシフト制御においては、変速制御用デューティソレノイド(1)2510および変速制御用デューティソレノイド(2)2520の両方から油圧が出力される。フォワードクラッチ406もしくはリバースブレーキ410に供給される油圧が初期制御圧まで一気に高められてから、初期制御圧よりも低い定圧待機圧が予め定められた時間だけ維持された後、予め定められた勾配で油圧が徐々に増大するように、SLTリニアソレノイドバルブ2200が制御される。さらに、所望のライン圧PLおよびベルト挟圧力が得られるように、SLSリニアソレノイドバルブ2210が制御される。その後、この処理は終了する。
S300にて、ECU900は、通常制御を行なう。すなわち、変速制御用デューティソレノイド(1)2510および変速制御用デューティソレノイド(2)2520のいずれか一方からのみから油圧が出力されて変速が行なわれるように、変速制御用デューティソレノイド(1)2510および変速制御用デューティソレノイド(2)2520が制御される。所望のライン圧PLが得られるように、SLTリニアソレノイドバルブ2200が制御される。さらに、所望のベルト挟圧力が得られるように、SLSリニアソレノイドバルブ2210が制御される。
以上のような構造およびフローチャートに基づく、本実施の形態に係る制御装置であるECU900の動作について説明する。
ニュートラル制御実行条件が成立しておらず(S100にてNO)、ガレージシフトも行なわれていない場合(S200にてNO)は、通常制御が行なわれる(S300)。通常制御により、変速制御用デューティソレノイド(1)2510および変速制御用デューティソレノイド(2)2520のいずれか一方からのみ油圧が出力されて変速が行なわれるように、変速制御用デューティソレノイド(1)2510および変速制御用デューティソレノイド(2)2520が制御される。また、所望のライン圧PLが得られるように、SLTリニアソレノイドバルブ2200が制御される。さらに、所望のベルト挟圧力が得られるように、SLSリニアソレノイドバルブ2210が制御される。
通常制御の実行中において、ニュートラル制御実行条件が成立すると(S100にてYES)、SLSリニアソレノイドバルブ2210が正常であるか異常であるかが判別される(S110)。
SLSリニアソレノイドバルブ2210が正常であると(S110にて正常)、ニュートラル制御が実行される(S120)。このニュートラル制御により、変速制御用デューティソレノイド(1)2510および変速制御用デューティソレノイド(2)2520の両方から油圧が出力される。
これにより、コントロールバルブ2400のスプールが、図3および図4において(B)の状態(右側の状態)になる。この状態で、フォワードクラッチ406の係合力が低下し、フォワードクラッチ406が所望のスリップ量で滑るように、SLTリニアソレノイドバルブ2200が制御される。これにより、車両の停車時におけるエンジン100の負荷を抑制することができる。そのため、究極的には燃費を向上したり、車両における振動を抑制したりできる。
また、ニュートラル制御においては、SLTリニアソレノイドバルブ2200の代わりに、SLSリニアソレノイドバルブ2210を用いてライン圧PLが制御される。これにより、所望のライン圧PLを得ることができる。
ところが、SLSリニアソレノイドバルブ2210が異常であれば、ライン圧PLを正常に制御することができない。特に、SLSリニアソレノイドバルブ2210が断線していれば、ノーマルオープンであるSLSリニアソレノイドバルブ2210から出力される油圧は最大となる。この油圧がプライマリレギュレータバルブ2100に供給された場合、ライン圧PLが最大となる。そのため、オイルポンプ310の負荷、すなわちエンジン200の負荷が増大する。その結果、ニュートラル制御を実行することにより、逆に燃費が悪化し得る。
そこで、SLSリニアソレノイドバルブ2210が異常であると(S110にて異常)、ニュートラル制御が禁止される(S130)。したがって、ニュートラル制御が行なわれずに、通常制御が行なわれる(S300)。すなわち、通常制御が継続して行なわれる。
通常制御により、変速制御用デューティソレノイド(1)2510および変速制御用デューティソレノイド(2)2520のいずれか一方からのみ油圧が出力されて変速が行なわれるように、変速制御用デューティソレノイド(1)2510および変速制御用デューティソレノイド(2)2520が制御される。
そのため、コントロールバルブ2400のスプールが、図3および図4において(A)の状態(左側の状態)になる。この状態で、所望のライン圧PLが得られるように、SLTリニアソレノイドバルブ2200が制御される。これにより、ライン圧PLが最大になり、オイルポンプ310の負荷、すなわちエンジン200の負荷が増大することを抑制することができる。その結果、ニュートラル制御を実行することにより逆に燃費が悪化することを抑制することができる。
ニュートラル制御実行条件が成立していない場合(S100にてNO)は、シフトレバー920が「N」ポジションから「D」ポジションまたは「R」ポジションへ操作されたか否か、すなわちガレージシフトが行なわれたか否かが判別される(S200)。
ガレージシフトが行なわれた場合(S200にてYES)は、SLSリニアソレノイドバルブ2210が正常であるか異常であるかに関わらず、ガレージシフト制御が実行される(S210)。すなわち、SLSリニアソレノイドバルブ2210が異常である場合でも、ガレージシフト制御が実行される(S210)。
これは、燃費が悪化することよりも、フォワードクラッチ406もしくはリバースブレーキ410の係合時におけるショックを抑制することを優先するためである。このガレージシフト制御により、変速制御用デューティソレノイド(1)2510および変速制御用デューティソレノイド(2)2520の両方から油圧が出力される。
これにより、コントロールバルブ2400のスプールが、図3および図4において(B)の状態(右側の状態)になる。この状態で、フォワードクラッチ406もしくはリバースブレーキ410に供給される油圧が初期制御圧まで一気に高められてから、初期制御圧よりも低い定圧待機圧が予め定められた時間だけ維持された後、予め定められた勾配で油圧が徐々に増大するように、SLTリニアソレノイドバルブ2200が制御される。さらに、所望のライン圧PLが得られるように、SLSリニアソレノイドバルブ2210が制御される。これにより、フォワードクラッチ406もしくはリバースブレーキ410を緩やかに係合させることができる。そのため、係合時のショックを抑制することができる。
以上のように、本実施の形態に係る制御装置であるECUによれば、SLSリニアソレノイドバルブが異常である場合は、SLSリニアソレノイドバルブによりライン圧PLを制御するニュートラル制御が禁止される。これにより、ライン圧PLが正常に制御されなくなることを抑制することができる。
なお、本実施の形態においては、プレッシャセンサ2312により検知された油圧に基づいてSLSリニアソレノイドバルブ2210が正常であるか異常であるかを判別していたが、SLSリニアソレノイドバルブ2210の作動電流値を検知することにより、SLSリニアソレノイドバルブ2210が異常であるか否かを判別するようにしてもよい。すなわち、ECU900からのデューティ信号に対応した電流値がSLSリニアソレノイドバルブ2210に通電されているか否かにより、SLSリニアソレノイドバルブ2210が異常であるか否かを判別するようにしてもよい。
また、ベルト式無段変速機500の代わりに、チェーン式無段変速機を用いるようにしたり、トロイダル式無段変速機を用いるようにしてもよい。
さらに、SLTリニアソレノイドバルブ2200を用いて、ライン圧以外の油圧を制御するようにしてもよい。
今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の実施の形態に係る制御装置を搭載した車両のスケルトン図である。 本発明の実施の形態に係る制御装置を示す制御ブロック図である。 本発明の実施の形態に係る制御装置により制御される油圧制御回路を示す図(その1)である。 本発明の実施の形態に係る制御装置により制御される油圧制御回路を示す図(その2)である。 本発明の実施の形態に係る制御装置により制御される油圧制御回路を示す図(その3)である。 本発明の実施の形態に係る制御装置のECUが実行するプログラムの制御構造を示すフローチャートである。
符号の説明
100 駆動装置、200 エンジン、300 トルクコンバータ、310 オイルポンプ、400 前後進切換装置、402 サンギヤ、404 キャリア、406 フォワードクラッチ、408 リングギヤ、410 リバースブレーキ、500 ベルト式無段変速機、502 入力軸、504 プライマリプーリ、506 出力軸、508 セカンダリプーリ、510 伝動ベルト、600 減速歯車、700 差動歯車装置、800 駆動輪、902 エンジン回転数センサ、904 タービン回転数センサ、906 車速センサ、908 スロットル開度センサ、910 冷却水温センサ、912 油温センサ、914 アクセル開度センサ、916 フットブレーキスイッチ、918 ポジションセンサ、920 シフトレバー、922 プライマリプーリ回転数センサ、924 セカンダリプーリ回転数センサ、1000 電子スロットルバルブ、1100 燃料噴射装置、1200 点火装置、2000 油圧制御回路、2002 ライン圧油路、2100 プライマリレギュレータバルブ、2200 SLTリニアソレノイドバルブ、2210 SLSリニアソレノイドバルブ、2310 モジュレータバルブ(1)、2330 モジュレータバルブ(3)、2340 モジュレータバルブ(4)、2312 プレッシャセンサ、2400 コントロールバルブ、2510 変速制御用デューティソレノイド(1)、2520 変速制御用デューティソレノイド(2)、2600 マニュアルバルブ、2710 レシオコントロールバルブ(1)、2720 レシオコントロールバルブ(2)。

Claims (4)

  1. 油圧により作動する摩擦係合要素を介して動力源に連結される変速機を有するパワートレーンの制御装置であって、
    供給される油圧に応じて作動することにより、第1の油圧を調整する第1のバルブと、
    第2のバルブから出力される第2の油圧を前記第1のバルブに供給する第1の状態、および前記第2の油圧の代わりに第3のバルブから出力される第3の油圧を前記第1のバルブに供給するとともに、前記摩擦係合要素の係合力が低下するように前記第2の油圧を用いて前記摩擦係合要素の係合力を制御する第2の状態を選択的に切換えるための切換手段と、
    車両が停止したという条件を含む予め定められた条件が満たされた場合、前記第1の状態から前記第2の状態に切換えるように、前記切換手段を制御するための制御手段と、
    前記第3のバルブの異常を検知するための検知手段と、
    前記検知手段により前記第3のバルブの異常が検知された場合、前記第1の状態から前記第2の状態に切換わることを禁止するための禁止手段と含む、パワートレーンの制御装置。
  2. 前記第1の油圧は、油圧源により発生した油圧である、請求項1に記載のパワートレーンの制御装置。
  3. 前記変速機は、ベルト式無段変速機であって、
    前記制御装置は、少なくとも前記第2の状態において、前記第3の油圧に応じて前記ベルト式無段変速機におけるベルトの挟圧力を制御するための手段をさらに含む、請求項1または2に記載のパワートレーンの制御装置。
  4. 前記予め定められた条件は、前記車両の停車時において前記摩擦係合要素の係合力を低下させるニュートラル制御を実行するための条件である、請求項1〜3のいずれかに記載のパワートレーンの制御装置。
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