JP2005163934A - ベルト式無段変速機の油圧制御装置 - Google Patents

ベルト式無段変速機の油圧制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 無段変速機において、2系統のリニアソレノイドによる油圧制御回路における制御デューティと油圧値との関係を、1つの油圧センサで学習する。
【解決手段】 ECUは、オイルポンプ吐出圧学習フラグがONであると(S100にてYES)、リニアソレノイド(SLS)にライン圧P(L)よりも高い油圧指令値を出力するステップ(S110)と、リニアソレノイド(SLT)の制御デューティをスイープさせるステップ(S120)と、リニアソレノイド(SLS)により調圧された油圧を検知する油圧センサによりライン圧P(L)を検知するステップ(S130)と、スイープしたリニアソレノイド(SLT)の制御デューティと検知されたライン圧との関係を示すマップを学習補正するステップ(S160)とを含むプログラムを実行する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、無段変速機の制御装置に関し、特に、ベルト式無段変速機の油圧制御装置に関する。
従来、変速機構を油圧制御する構成の自動変速機としては、ベルト式無段変速機と遊星歯車式有段変速機とトロイダル式無段変速機とが知られている。このうち、ベルト式無段変速機は、駆動側回転部材および従動側回転部材と、駆動側回転部材および従動側回転部材に巻き掛けた巻き掛け伝動部材とを備えており、駆動側回転部材に対する巻き掛け伝動部材の巻き掛け半径を油圧制御することにより、その変速比が制御される。
ベルト式無段変速機は、エンジンのトルクが入力される入力軸と、この入力軸と平行に設けられた出力軸と、入力軸側に設けられたプライマリプーリと、出力軸側に設けられたセカンダリプーリとを備えている。また、プライマリプーリは、入力軸に固定された固定シーブと、入力軸の軸線方向に移動可能な可動シーブとを有している。また、セカンダリプーリは、出力軸に固定された固定シーブと、出力軸の軸線方向に移動可能な可動シーブとを有している。上記構成のプライマリプーリおよびセカンダリプーリにはベルトが巻き掛けられている。さらに、プライマリプーリの可動シーブの動作を制御する第1の油圧室(流体圧室)と、セカンダリプーリの可動シーブの動作を制御する第2の油圧室とが設けられている。
さらに、第1の油圧室の油圧を制御するために変速制御部が設けられている。この変速制御部は、ライン圧制御弁に接続された増速用ソレノイドバルブおよび減速用ソレノイドバルブと、増速用流量制御弁および減速用流量制御弁とが設けられている。増速用流量制御弁は、スプールと、制御圧室と、ばね室と、入力ポートおよび出力ポートとを備えている。減速用流量制御弁は、スプールと、制御圧室と、ばね室と、入力ポートおよびドレーンポートとを備えている。増速用流量制御弁の制御圧室は増速用ソレノイドバルブの出力ポートに接続され、増速用流量制御弁の出力ポートは第1の油圧室に接続されている。
これに対して、減速用流量制御弁の入力ポートは第1の油圧室に接続され、減速用流量制御弁の制御圧室は減速用ソレノイドバルブの出力ポートに接続されている。また、増速用ソレノイドバルブの出力ポートは、減速用流量制御弁のばね室に接続されている。さらに、減速用ソレノイドバルブの出力ポートは、増速用流量制御弁のばね室に接続されている。なお、第2の油圧室にはベルト押圧油圧制御弁の出力ポートが接続されており、ベルト押圧油圧制御弁の入力ポートには、ライン圧が入力されるように構成されている。
上記のような構成において、オイルポンプの吐出油圧が、ライン圧制御弁により所定のライン圧に制御され、そのライン圧が増速用流量制御弁の入力ポートおよびベルト押圧油圧制御弁の入力ポートに入力される。ここで、変速制御部においては、2つのソレノイドバルブのオン・オフの組合せを切り換えることにより、増速用流量制御弁を経由して第1の油圧室に供給されるオイル(流体)の流量と、第1の油圧室から減速用流量制御弁を経由して排出されるオイルの流量とが制御される。
このようにして、第1の油圧室の油圧を制御することにより、プライマリプーリの溝幅、言い換えれば、プライマリプーリ側のベルトの巻き掛け半径が変化し、変速比が制御される。また、第2の油圧室の油圧を制御することにより、ベルトに対する挟持力が制御され、伝達トルクに応じた張力が確保される。
このような無段変速機の油圧制御回路における油圧機器の個体差に起因して発生する問題点に関して、以下に示す公報に開示された技術がある。
特公平7−117150号公報(特開平4−131564号公報:特許文献1)は、基本油圧を発生させる調圧弁の個体差などに起因して制御油圧の調圧精度が低下することのない車両用ベルト式無段変速機の油圧制御装置を開示する。この車両用ベルト式無段変速機の油圧制御装置は、伝動ベルトを介して動力が伝達される車両用ベルト式無段変速機において、伝動ベルトに挟圧力を付与するために基本油圧を少なくともスロットル圧および変速比圧に基づいて調圧可能な調圧弁と、制御信号値に応じて連続的に変化する出力信号圧を調圧弁に供給し、調圧弁により調圧される油圧を、基本油圧より低い最適圧力とするリニヤ弁と、予め記憶された関係からそれぞれ算出した基本油圧および最適圧力の差が解消されるようにリニヤ弁の出力信号圧を調節する調節部と、調圧弁により調圧された油圧を検出する油圧センサと、出力信号圧の調圧弁に対する供給を停止させる出力信号圧停止手段と、出力信号圧停止手段により調圧弁に対する出力信号圧の供給を停止させた状態で、油圧センサにより実際の基本油圧を検出させ、基本油圧に基づいて基本油圧を算出するための関係を構成する学習手段とを含む。
この車両用ベルト式無段変速機の油圧制御装置によると、学習手段において、出力信号圧停止手段により調圧弁に対する出力信号圧の供給を停止させた状態で、油圧センサにより実際の基本油圧が検出され、その基本油圧に基づいて基本油圧を算出するための関係が構成される。このため、調圧弁の個体差により基本油圧の出力特性が変化しても、修正後の関係から算出される基本油圧が実際の基本油圧と好適に近似させられるので、調圧弁の個体差などに起因する制御油圧調圧精度の低下が防止される。
特開平9−217800号公報(特許文献2)は、油圧スイッチによる学習補正により安価にシステムを構成し、補正作動を油圧が性能に影響しない条件で働かせることでその学習処理や判定を比較的単純で信頼性の高いベルト式無段変速機等の油圧制御装置を開示する。このベルト式無段変速機等の油圧制御装置は、車両の変速機構の油圧作動用に用いられる作動圧を制御可能な変速機の油圧制御装置であって、作動圧の大小が変速機の動作に影響しないような条件下で検出用の油圧を発生させて、そのときの作動圧回路における油圧検出手段の応答の有無に応じて作動圧の補正量を学習制御するものである。
このベルト式無段変速機等の油圧制御装置によると、変速機構の油圧作動に供する作動圧の制御装置において、作動圧の大小が変速機の動作に影響しないような条件下で検出用の油圧を発生させ、そのときの作動圧回路における油圧検出手段の応答の有無に応じて作動圧の補正量を学習制御することができる。従って、フィードバック制御での高価な油圧センサを用いることもなしに作動圧の適切かつ簡単な自己補正を可能にし、また、簡単な油圧スイッチによる学習補正により安価にシステムを構成することができ、かつ、システムで使用するソレノイド等の個体差による出力圧のばらつきがあってもそれによらずに、また、経年変化などにもよらずに、正確な作動圧制御を可能ならしめる機能を有する油圧制御装置を実現することができる。また、補正作動を油圧が性能に影響しない条件で働かせることで、学習処理や判定を比較的単純で信頼性の高いものにできる。
特公平7−117150号公報(特開平4−131564号公報) 特開平9−217800号公報
しかしながら、オイルポンプ吐出圧とベルト狭圧力とを独立して制御する油圧制御装置において、上述した公報に開示されたような技術を用いて学習制御を行なう場合、以下のような問題点が生じる。オイルポンプ吐出圧をライン圧に調圧するリリーフ弁(減圧弁)を制御するリニアソレノイドバルブと、ライン圧をベルト狭圧力に調圧するリリーフ弁(減圧弁)を制御するリニアソレノイドバルブとに、油圧回路を独立させると、それぞれのリニアソレノイドおよびリリーフ弁(減圧弁)の個体差を学習させるためには、それぞれの油圧制御系に油圧検知センサを設けなければならない。
すなわち、ベルト狭圧力を検知する油圧センサは、フィードバック制御用に設けられることが一般的である。これを用いれば、ベルト狭圧系の油圧機器の特性を学習制御できる。それに加えて、ライン圧制御系を学習制御するためには、新たにライン圧を検知する油圧センサを設けなければならない。これは、コストアップになり、好ましいことではない。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであって、その目的は、コストアップを伴うことなく、2系統のリニアソレノイドによる油圧制御回路における制御信号と油圧値との関係を学習することができる、ベルト式無段変速機の油圧制御装置を提供することである。
第1の発明に係るベルト式無段変速機の油圧制御装置は、オイルポンプからの吐出油圧をライン圧に調圧するための第1の調圧手段と、ライン圧をベルト狭圧油圧に調圧するための第2の調圧手段と、第2の調圧手段により調圧されたベルト狭圧油圧を検知するための検知手段と、第1の調圧手段への制御信号とライン圧との関係を予め記憶するための記憶手段と、予め定められた条件が満足されると、第2の調圧手段による減圧作用を無効化して、第1の調圧手段への制御信号を変化させたときに検知手段により検知された油圧に基づいて、関係を補正するための補正手段とを含む。
第1の発明によると、記憶手段には、初期設定として、第1の調圧手段への制御信号の値(デューティ)とライン圧との関係が予め記憶される。このベルト式無段変速機を搭載した車両が停止しているという条件を満足するときには、ベルト狭圧油圧を調圧する第2の調圧手段による調圧動作を中止しても大きな問題が発生しない。そのため、第2の調圧手段による調圧動作であるライン圧の減圧動作を中止した状態で、すなわち、第2の調圧手段に入力された油圧がそのまま出力されるような状態とする。この状態で、第1の調圧手段への制御信号値を変化させたときに、通常は第2の調圧手段による調圧後の油圧を検知する検知手段により油圧値を検知する。このとき、第2の調圧手段は調圧動作を中止しているので、検知手段により検知される油圧値は、第1の調圧手段により調圧された油圧である。この検知された油圧値と制御円号の値との関係と記憶手段に記憶された関係とを比較して、比較した結果が異なるものであれば、個体差や経時変化により、第1の調圧手段への制御信号値とライン圧との関係が変化したと判断して、最新の関係を記憶手段に記憶させることにより修正する。このようにすると、第1の調圧手段により調圧された油圧を直接検知するライン圧センサを設ける必要がない。その結果、コストアップを伴うことなく、2系統のリニアソレノイドによる油圧制御回路における制御デューティと油圧値との関係を学習することができる、ベルト式無段変速機の油圧制御装置を提供することができる。
第2の発明に係るベルト式無段変速機の油圧制御装置においては、第1の発明の構成に加えて、補正される関係は、第1の調圧手段への制御信号とライン圧との相関関係である。
第2の発明によると、たとえば、第1の調圧手段が、リニアソレノイドにより制御される減圧弁であると、リニアソレノイドへの制御電流のデューティとライン圧の相関関係を記憶手段に記憶させておく。この相関関係を用いて、必要なライン圧に対応する制御電流のデューティを的確に算出できる。このため、従来は、個体差や経時変化により、正確な相関関係が不明であったときには、余裕持たせて高めのオイルポンプ吐出圧としており、オイルポンプの損失が発生していたが、そのような損失の発生を抑制できる。
第3の発明に係るベルト式無段変速機の油圧制御装置においては、第1または2の発明の構成に加えて、ライン圧は、切換弁を介して駆動側プーリの油圧室に供給され、ベルト狭圧油圧は、従動側プーリの油圧室に供給されるものである。
第3の発明によると、ライン圧は駆動側プーリの油圧室に供給され、増速制御および減速制御を行ない、ベルト挟圧油圧は従動側プーリの油圧室に供給され、必要なベルトの狭圧力を発生させて、ベルト式無段変速機の変速動作を実現できる。
第4の発明に係るベルト式無段変速機の油圧制御装置においては、第1〜3のいずれかの発明の構成に加えて、予め定められた条件は、駆動側プーリおよび従動側プーリが回転していない状態かつプーリに伝達トルクが付勢されていないという条件である。
第4の発明によると、プーリが回転していない状態で、かつプーリに伝達トルクが付勢されていないときには、プーリとベルトとの相対的滑りが発生しないため、第2の調圧手段によるベルト狭圧油圧の調圧動作を中止しても大きな問題が発生しない。このため、たとえばシフトポジションがパーキングポジションであるときに、このような第1の調圧手段への制御信号デューティとライン圧との相関関係を学習することができる。
第5の発明に係るベルト式無段変速機の油圧制御装置においては、第1〜4のいずれかの発明の構成に加えて、補正手段は、第1の調圧手段への制御信号を変化させたときに検知手段により検知された油圧に合致するように、関係を補正するための手段を含む。
第5の発明によると、第1の調圧手段への制御信号デューティとライン圧との相関関係を実際に検知した油圧値に合致させて、個体差や経時変化を考慮して、所望のライン圧を発現させることができるように、制御デューティを決定することができる。
第6の発明に係るベルト式無段変速機の油圧制御装置においては、第1〜4のいずれかの発明の構成に加えて、補正手段は、第1の調圧手段への制御信号を変化させたときに検知手段により離散的に検知された油圧および離散的な油圧を補間して算出した値に基づいて、関係を補正するための手段を含む。
第6の発明によると、制御信号デューティに対するライン圧を検知して数点について検知して、その点の間は油圧センサで検知するのではなく、線形補間などの補間処理を行ない、第1の調圧手段への制御信号デューティとライン圧との相関関係を算出することができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰返さない。
図1を参照して、本実施の形態に係る制御装置を含む車両のパワートレーンについて説明する。本実施の形態に係る油圧制御装置は、図1に示すパワートレーンに適用され、油圧制御部1100により実現される。この油圧制御部1100の油圧回路を説明するにあたり、先に、このパワートレーンについて説明する。
図1に示すように、この車両のパワートレーンは、エンジン100と、トルクコンバータ200と、前後進切換え装置290と、ベルト式無段変速機(CVT:Continuously Variable Transmission) 300と、デファレンシャルギヤ800と、ECU(Electronic Control Unit)1000と、油圧制御部1100とから構成される。
エンジン100の出力軸は、トルクコンバータ200の入力軸に接続される。エンジン100とトルクコンバータ200とは回転軸により連結されている。したがって、エンジン回転数センサにより検知されるエンジン100の出力軸回転数NE(エンジン回転数NE)とトルクコンバータ200の入力軸回転数(ポンプ回転数)とは同じである。
トルクコンバータ200は、入力軸と出力軸とを直結状態にするロックアップクラッチ210と、入力軸側のポンプ羽根車220と、出力軸側のタービン羽根車230と、ワンウェイクラッチ250を有し、トルク増幅機能を発現するステータ240とから構成される。トルクコンバータ200とCVT300とは、回転軸により接続される。トルクコンバータ200の出力軸回転数NT(タービン回転数NT)は、タービン回転数センサ400により検知される。
CVT300は、前後進切換え装置290を介してトルクコンバータ200に接続される。CVT300は、入力側のプライマリプーリ500と、出力側のセカンダリプーリ600と、プライマリプーリ500とセカンダリプーリ600とに巻き掛けられた金属製のベルト700とから構成される。プライマリプーリ500は、プライマリシャフトに固定された固定シーブおよびプライマリシャフトに摺動のみ自在に支持されている可動シーブからなる。セカンダリプーリ600は、セカンダリシャフトに固定されている固定シーブおよびセカンダリシャフトに摺動のみ自在に支持されている可動シーブからなる。CVT300の、プライマリプーリの回転数NINは、プライマリプーリ回転数センサ410により、セカンダリプーリの回転数NOUTは、セカンダリプーリ回転数センサ420により、検知される。
これら回転数センサは、プライマリプーリやセカンダリプーリの回転軸やこれに繋がるドライブシャフトに取り付けられた回転検出用ギヤの歯に対向して設けられている。これらの回転数センサは、CVT300の、入力軸であるプライマリプーリや出力軸であるセカンダリプーリの僅かな回転の検出も可能なセンサであり、たとえば、一般的に半導体式センサと称される磁気抵抗素子を使用したセンサである。
前後進切換え装置290は、ダブルピニオンプラネタリギヤ、リバース(後進用)ブレーキB1および入力クラッチC1を有している。プラネタリギヤは、そのサンギヤが入力軸に連結されており、第1および第2のピニオンP1,P2を支持するキャリヤCRがプライマリ側固定シーブに連結されており、そしてリングギヤRが後進用摩擦係合要素となるリバースブレーキB1に連結されており、またキャリヤCRとリングギヤRとの間に入力クラッチC1が介在している。この入力クラッチ310は、前進クラッチやフォワードクラッチとも呼ばれ、パーキング(P)ポジション、Rポジション、Nポジション以外の車両が前進するときに必ず係合状態で使用される。
図2を参照して、これらのパワートレーンを制御するECU1000および油圧制御部1100について説明する。
図2に示すように、ECU1000には、タービン回転数センサ400からタービン回転数NTを表わす信号が、プライマリプーリ回転数センサ410からプライマリプーリ回転数NINを表わす信号が、セカンダリプーリ回転数センサ420からセカンダリプーリ回転数NOUTを表わす信号が、それぞれ入力される。
図1および図2に示すように、油圧制御部1100は、変速速度制御部1110と、ベルト挟圧力制御部1120と、ライン圧制御部1122と、ロックアップ係合圧制御部1130と、クラッチ圧制御部1140と、マニュアルバルブ1150とを含む。ECU1000から、油圧制御部1100の変速制御用デューティソレノイド(1)1200と、変速制御用デューティソレノイド(2)1210と、ベルト挟圧力制御用リニアソレノイド(SLS)1220と、ライン圧制御用リニアソレノイド(SLT)1222と、ロックアップソレノイド1230と、ロックアップ係合圧制御用デューティソレノイド1240に制御信号が出力される。
図2を参照して、これらのパワートレーンを制御するECU1000の構造をさらに詳しく説明する。図2に示すように、ECU1000は、エンジン100を制御するエンジンコントロールコンピュータ1010と、CVT300を制御するトランスミッションコントロールコンピュータ1020とを含む。
図1に示した入出力信号に加えて、トランスミッションコントロールコンピュータ1020には、ストップランプスイッチから、運転者によりブレーキペダルが踏まれていることを表わす信号、Gセンサから、車両が登坂路などに停車したした際の登坂路の傾斜度を表わす信号が、それぞれ入力される。さらに、エンジンコントロールコンピュータ1010には、アクセル開度センサから、運転者により踏まれているアクセルの開度を表わす信号、スロットルポジションセンサから、電磁スロットルの開度を表わす信号、エンジン回転数センサから、エンジン100の回転数(NE)を表わす信号が、それぞれ入力される。エンジンコントロールコンピュータ1010とトランスミッションコントロールコンピュータ1020とは、相互に接続されている。
油圧制御部1100においては、トランスミッションコントロールコンピュータ1020からベルト挟圧力制御用リニアソレノイド(SLS)1220に出力された制御信号に基づいて、ベルト挟圧力制御部1120がCVT300のベルト700の挟圧力を制御するとともに、クラッチ圧制御部1140が入力クラッチ310の係合圧を制御する。
また、油圧制御部1100においては、トランスミッションコントロールコンピュータ1020からライン圧制御用リニアソレノイド(SLT)1222に出力された制御信号に基づいて、ライン圧制御部1122がオイルポンプから吐出された油圧を所望のライン圧に制御する。
図1に示す油圧制御部1100の一部を図3に示す。この図3を用いて、本発明の実施の形態に係る油圧制御装置の重要な構成要素を含む油圧回路について説明する。
図3に示すように、油圧回路は、オイルパン2000と、ストレーナ2010を介してオイルパン2000からオイルを吸い込んで吐出させるオイルポンプ2020と、オイルポンプ2020から吐出された油圧を減圧するリリーフ弁(減圧弁)2222と、トランスミッションコントロールコンピュータ1020からの制御信号に基づいて所望のライン圧になるようにリリーフ弁(減圧弁)2222を制御するライン圧制御用リニアソレノイド(SLT)1222と、ライン圧を減圧するリリーフ弁(減圧弁)2220と、トランスミッションコントロールコンピュータ1020からの制御信号に基づいて所望のベルト狭圧力になるようにリリーフ弁(減圧弁)2220を制御する狭圧力制御用リニアソレノイド(SLS)1220と、駆動側のプライマリプーリ油圧室およびドレン配管に接続された三方切換弁2040と、従動側のセカンダリプーリ油圧室へ供給される油圧値を検知する油圧センサ2030とを含む。このように、オイルポンプ2020からの吐出圧やライン圧を検知するための油圧センサは設けられていない。
三方切換弁2040は、変速制御用デューティソレノイド(1)1200に相当する増速側ソレノイド2042と、変速制御用デューティソレノイド(2)1210に相当する減速側ソレノイド2044とにより、ライン圧供給ポート、ドレンポートおよびプライマリプーリ油圧室への出力ポートの導通/非導通が切り換えられる。
増速側ソレノイド2042がON状態であると、ライン圧とプライマリプーリ油圧室とが導通状態になり、プライマリプーリ油圧室にライン圧が供給される。減速側ソレノイド2044がON状態であると、プライマリプーリ油圧室とドレンポート2046とが導通状態になり、プライマリプーリ油圧室から作動油が排出される。
図4を参照して、本実施の形態に係るECU1000のトランスミッションコントロールコンピュータ1020により実行されるプログラムの制御構造をフローチャートを用いて説明する。
ステップ(以下、ステップをSと略す)にて、トランスミッションコントロールコンピュータ1020は、オイルポンプ吐出圧学習フラグがON状態であるか否かを判断する。たとえば、車両のシフトポジションがパーキングポジションであって、かつ前回の学習から予め定められた期間が経過していると、オイルポンプ吐出圧学習フラグがON状態にされる。オイルポンプ吐出圧学習フラグがON状態であると(S100にてYES)、処理はS110へ移される。もしそうでないと(S100にてNO)、この処理は終了する。
S110にて、トランスミッションコントロールコンピュータ1020は、狭圧力制御用リニアソレノイド(SLS)1220に油圧指令値P(OUT)(=P(L)+α:αは正の値)を出力する。このとき、たとえば電流値により指令値を出力している場合には、油圧指令値として電流値0が出力される。
S120にて、トランスミッションコントロールコンピュータ1020は、ライン圧制御用リニアソレノイド(SLT)1222の油圧指令値をスイープして出力する。たとえば、このとき、0[A]から1・0[A]までスイープされる。S130にて、トランスミッションコントロールコンピュータ1020は、油圧センサ2030により検知されたライン圧の油圧値P(L)を検知する。このとき、狭圧力制御用リニアソレノイド(SLS)1220に油圧指令値P(OUT)(=P(L)+α)が出力されているので、油圧センサ2030により検知される油圧は、ライン圧の油圧値P(L)になる。
S140にて、トランスミッションコントロールコンピュータ1020は、検知した油圧値であるライン圧P(L)をメモリに記憶する。このとき、データ量を少なくするために、離散的なライン圧P(L)を記憶するようにしてもよい。離散的なライン圧P(L)を記憶した場合には、線形補間等の補間法を用いて連続した関係が算出される。
S150にて、トランスミッションコントロールコンピュータ1020は、メモリに記憶されたマップと、S140にて記憶したライン圧P(L)とを比較して、マップ補正が必要であるか否かを判断する。あまりにもずれが大きいと、マップ補正が必要であると判断される。マップ補正が必要であると(S150にてYES)、処理はS160へ移される。もしそうでないと(S150にてNO)、マップを補正することなく、この処理は終了する。
S160にて、トランスミッションコントロールコンピュータ1020は、ライン圧制御用リニアソレノイド(SLT)1222の制御電流値と、検知したライン圧P(L)との関係を規定したマップを補正する。
以上のような構造およびフローチャートに基づく、本実施の形態に係る制御装置を含む車両におけるマップ学習の動作について説明する。
車両が走行中において、シフトポジションがパーキングポジションに変更されて、前回の学習から予め定められた時間が経過していると、オイルポンプ吐出圧学習フラグがONにセットされる。このオイルポンプ吐出圧学習フラグがONであると(S100にてYES)、狭圧力制御用リニアソレノイド(SLS)1220に油圧指令値P(OUT)(=P(L)+α)が出力される。すなわち、狭圧力制御用リニアソレノイド(SLS)1220には、ライン圧P(L)よりも高くなるような制御信号が出力される(S110)。このとき、狭圧力制御用リニアソレノイド(SLS)1220は、リリーフ弁(減圧弁)2220に対して入力された油圧を減圧させることがない。
ライン圧制御用リニアソレノイド(SLT)1222の油圧指令値を、0[A]から1.0[A]にスイープして出力する(S120)。このときに油圧センサ2030により検知される油圧値は、ライン圧P(L)である(S130)。検知されたライン圧P(L)がメモリに記憶される(S140)。メモリに記憶された、ライン圧制御用リニアソレノイド(SLT)1222の制御電流値と、検知したライン圧P(L)との関係を規定したマップと、最新に検知したマップとの差が、あまりにも大きいと、マップ補正が必要であると判断されて(S150にてYES)、ライン圧制御用リニアソレノイド(SLT)1222の制御電流値と、検知したライン圧P(L)との関係を規定したマップを補正する。このとき図5に示すように、設定ライン圧に比べて、検知されたライン圧P(L)が大きく検知される場合や小さく検知される場合がある。いずれの場合でも、設定ライン圧を直近のライン圧制御用リニアソレノイド(SLT)1222の制御電流値とライン圧P(L)との関係を表わすマップに切り換える。
補正されたマップを用いると、ベルト式無段変速機の変速制御に必要なライン圧を発現させるためのライン圧制御用リニアソレノイド(SLT)1222の制御電流値を的確に算出することができる。従来は、個体差や経時変化などによりマップ自体が変化してしまい必要なライン圧を確保するために、ライン圧が高めになるように、オイルポンプの吐出圧を上げる傾向にあった。このようにした場合、オイルポンプの損失が発生する。正確なマップになるように学習補正するので、このようなオイルポンプのポンプ損失が発生することがない。さらに、このような学習制御を行なうのに、狭圧力制御用リニアソレノイド(SLS)が作動していないときに行ない、狭圧油圧を検知している油圧センサを用いるので、油圧センサを増加させることなく、すなわちコストアップになることなく、2系統のリニアソレノイドによる油圧制御回路における制御デューティと油圧値との関係を学習することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の実施の形態に係る油圧制御回路が適用される自動変速機の制御ブロック図である。 図1に示すECUの詳細図である。 本発明の実施の形態に係る油圧制御回路を示す図である。 図1に示すECUで実行されるプログラムの制御構造を示すフローチャートである。 学習補正される状態を説明するための図である。
符号の説明
100 エンジン、200 トルクコンバータ、210 ロックアップクラッチ、220 ポンプ羽根車、230 タービン羽根車、240 ステータ、250 ワンウェイクラッチ、290 前後進切換え装置、300 ベルト式無段変速機、310 入力クラッチ、400 タービン回転数センサ、410 プライマリプーリ回転数センサ、420 セカンダリプーリ回転数センサ、500 プライマリプーリ、600 セカンダリプーリ、700 ベルト、800 デファレンシャルギヤ、1000 ECU、1010 エンジンコントロールコンピュータ、1020 トランスミッションコントロールコンピュータ、1100 油圧制御部、1110 変速速度制御部、1120 ベルト挟圧力制御部、1130 ロックアップ係合圧制御部、1140 クラッチ圧力制御部、1150 マニュアルバルブ、1200 変速制御用デューティソレノイド(1)、1210 変速制御用デューティソレノイド(2)、1220 ベルト挟圧力制御用リニアソレノイド(SLS)、1222 ライン圧制御用リニアソレノイド(SLT)、1230 ロックアップソレノイド、1240 ロックアップ係合圧制御用デューティソレノイド、2000 オイルパン、2010 ストレーナ、2020 オイルポンプ、2030 圧力センサ、2040 三方切換弁、2042 増速側ソレノイド、2044 減速側ソレノイド、2046 ドレンポート。

Claims (6)

  1. オイルポンプからの吐出油圧をライン圧に調圧するための第1の調圧手段と、
    前記ライン圧をベルト狭圧油圧に調圧するための第2の調圧手段と、
    前記第2の調圧手段により調圧された前記ベルト狭圧油圧を検知するための検知手段と、
    前記第1の調圧手段への制御信号と前記ライン圧との関係を予め記憶するための記憶手段と、
    予め定められた条件が満足されると、前記第2の調圧手段による減圧作用を無効化して、前記第1の調圧手段への制御信号を変化させたときに前記検知手段により検知された油圧に基づいて、前記関係を補正するための補正手段とを含む、ベルト式無段変速機の油圧制御装置。
  2. 前記関係は、前記第1の調圧手段への制御信号と前記ライン圧との相関関係である、請求項1に記載のベルト式無段変速機の油圧制御装置。
  3. 前記ライン圧は、切換弁を介して駆動側プーリの油圧室に供給され、
    前記ベルト狭圧油圧は、従動側プーリの油圧室に供給される、請求項1または2に記載のベルト式無段変速機の油圧制御装置。
  4. 予め定められた条件は、駆動側プーリおよび従動側プーリが回転していない状態かつプーリに伝達トルクが付勢されていないという条件である、請求項1〜3のいずれかに記載のベルト式無段変速機の油圧制御装置。
  5. 前記補正手段は、前記第1の調圧手段への制御信号を変化させたときに前記検知手段により検知された油圧に合致するように、前記関係を補正するための手段を含む、請求項1〜4のいずれかに記載のベルト式無段変速機の油圧制御装置。
  6. 前記補正手段は、前記第1の調圧手段への制御信号を変化させたときに前記検知手段により離散的に検知された油圧および前記離散的な油圧を補間して算出した値に基づいて、前記関係を補正するための手段を含む、請求項1〜4のいずれかに記載のベルト式無段変速機の油圧制御装置。
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