JP2007255347A - インジェクタの状態判定装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 筒内圧センサの出力信号を利用し、インジェクタの故障や作動遅れを含む状態を適切に判定できるインジェクタの状態判定装置を提供する。
【解決手段】 インジェクタの状態判定装置は、シリンダヘッド3bに設けられ、気筒3a内に燃料を噴射するインジェクタ4と、インジェクタ4に駆動信号SINJを出力し、インジェクタ4を駆動するインジェクタ駆動手段2と、シリンダヘッド3bに設けられ、気筒3a内の圧力を検出する筒内圧センサ6と、駆動信号を出力した直後の所定期間内に出力された筒内圧センサ6の出力信号DPに基づいて、インジェクタ4の状態を判定する状態判定手段2と、を備える。
【選択図】 図6
【解決手段】 インジェクタの状態判定装置は、シリンダヘッド3bに設けられ、気筒3a内に燃料を噴射するインジェクタ4と、インジェクタ4に駆動信号SINJを出力し、インジェクタ4を駆動するインジェクタ駆動手段2と、シリンダヘッド3bに設けられ、気筒3a内の圧力を検出する筒内圧センサ6と、駆動信号を出力した直後の所定期間内に出力された筒内圧センサ6の出力信号DPに基づいて、インジェクタ4の状態を判定する状態判定手段2と、を備える。
【選択図】 図6
Description
本発明は、内燃機関の気筒に燃料を噴射するインジェクタの状態を判定するインジェクタの状態判定装置に関する。
気筒内の圧力を検出する筒内圧センサの検出結果を用い、使用中の燃料の性状を判定する従来の内燃機関の制御装置として、例えば特許文献1に開示されたものが知られている。この筒内圧センサは、グロープラグと一体型のものであり、気筒(燃焼室)内の圧力の変化率を表す信号を出力する。また、インジェクタの燃料噴射量および燃料噴射時期は、ECUからの駆動信号によって制御される。
この制御装置では、内燃機関が特定の運転状態にあるときに、インジェクタからの燃料の噴射後、筒内圧センサで検出された圧力変化率がピーク値を示すクランク角度位置を、燃料の実着火時期として検出する。また、ECUからインジェクタへの駆動信号の出力時期から実着火時期までのクランク角度を、着火遅れ角度として算出するとともに、算出した着火遅れ角度を内燃機関の回転数に応じて着火遅れ時間に換算する。そして、この着火遅れ時間に応じ、所定のテーブルを検索することによって、使用中の燃料のセタン価を推定する。
このように、従来の制御装置では、インジェクタへの駆動信号の出力時期を基準として、インジェクタから噴射された燃料の着火遅れを求め、この着火遅れに基づいて燃料のセタン価を推定する。このため、セタン価の推定を精度良く行うためには、インジェクタが適正に動作していることが前提になる。例えば、ノズル部の摩耗などの経時劣化によってインジェクタの作動(開弁)遅れが生じている場合には、駆動信号に対して実際の噴射時期が遅れるのに応じて、実着火時期も遅れる。これに対し、従来の制御装置では、駆動信号の出力時期を基準として着火遅れを算出するので、より大きな着火遅れが得られる結果、セタン価が小さめに推定されてしまう。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、筒内圧センサの出力信号を利用し、インジェクタの故障や作動遅れを含む状態を適切に判定することができるインジェクタの状態判定装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明によるインジェクタの状態判定装置は、シリンダヘッド3bに設けられ、気筒3a内に燃料を噴射するインジェクタ4と、インジェクタ4に駆動信号(実施形態における(以下、本項において同じ)駆動パルス信号SINJ)を出力することによりインジェクタ4を駆動するインジェクタ駆動手段(ECU2)と、シリンダヘッド3bに設けられ、気筒3a内の圧力を検出する筒内圧センサ6と、駆動信号を出力した直後の所定期間内に出力された筒内圧センサ6の出力信号(筒内圧変化量DP)に基づいて、インジェクタ4の状態を判定する状態判定手段(ECU2、図6のステップ25〜27、30〜32)と、を備えることを特徴とする。
このインジェクタの状態判定装置では、インジェクタ駆動手段からの駆動信号によって、インジェクタが駆動され、気筒内に燃料を噴射する。筒内圧センサは、噴射された燃料の燃焼によって発生した気筒内の圧力を検出し、その信号を出力する。また、インジェクタおよび筒内圧センサはシリンダヘッドに設けられており、インジェクタの噴射時には、インジェクタの伸縮などにより発生した振動が、シリンダヘッドを介して筒内圧センサに伝達され、感知される。駆動信号の出力直後に出力される筒内圧センサの出力信号は、このインジェクタの作動に起因する振動を感知したものであり、インジェクタの動作状態を反映する。したがって、この出力信号に基づいて、インジェクタの状態を適切に判定することができる。
また、判定に用いる筒内圧センサの出力信号を、駆動信号の出力直後の所定期間内に出力されたものに限定するので、インジェクタの作動に起因する信号のみに基づき、その後に発生する燃焼による信号の影響を受けることなく、判定を適切に行うことができる。さらに、インジェクタの作動に起因して発生する筒内圧センサの出力信号を利用して、インジェクタの状態を判定するので、筒内圧センサが既設の場合には、格別の部品を追加することなく、判定装置を安価に構成することができる。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載のインジェクタの状態判定装置において、状態判定手段は、筒内圧センサ6の出力信号のレベル(最大筒内圧変化量DPMAX)に基づいて、インジェクタ4の故障を判定することを特徴とする。
インジェクタが故障し、例えば作動不能になると、インジェクタの作動に起因する筒内圧センサの出力信号のレベルは、フラットになる。したがって、この出力信号のレベルに基づいて、インジェクタの故障を適切に判定することができる。
請求項3に係る発明は、請求項1に記載のインジェクタの状態判定装置において、状態判定手段は、筒内圧センサ6の出力信号の発生タイミング(ピーク時クランク角度CAPEAK)に基づいて、インジェクタ4の作動遅れを判定することを特徴とする。
インジェクタに作動遅れが生じると、インジェクタの作動に起因する筒内圧センサの出力信号の発生も遅れる。したがって、この出力信号の発生タイミングに基づいて、インジェクタの作動遅れを適切に判定することができる。なお、このようなインジェクタの作動遅れは、主としてインジェクタの経時劣化によって発生する。
以下、図面を参照しながら、本発明の好ましい実施形態について説明する。図1は、本実施形態による判定装置1を、これを適用した内燃機関(以下「エンジン」という)3とともに示している。エンジン3は、4つの気筒3aを有する直列4気筒型のディーゼルエンジンであり、車両(図示せず)に搭載されている。
エンジン3のシリンダヘッド3bには、燃料噴射弁(以下「インジェクタ」という)4が、気筒3aごとに設けられている。インジェクタ4の燃料噴射量および燃料噴射時期は、ECU2からの駆動パルス信号SINJ(駆動信号)によって、気筒3aごとに制御される。
エンジン3のクランクシャフトには、マグネットロータとMREピックアップ(いずれも図示せず)で構成されたクランク角センサ5が設けられている。クランク角センサ5は、クランクシャフトの回転に伴い、パルス信号であるCRK信号を所定のクランク角(例えば1度)ごとにECU2に出力する。ECU2は、このCRK信号に基づき、エンジン3の回転数(以下「エンジン回転数」という)NEを算出する。
また、エンジン3の各気筒3aには、筒内圧センサ6が設けられている。以下、図2を参照しながら、この筒内圧センサ6の構成を説明する。同図に示すように、筒内圧センサ6は、シリンダヘッド3bに取り付けられたグロープラグ7に一体に設けられており、一対の検出部11、11と、加算器12aを有する出力回路12を備えている。
グロープラグ7は、ハウジング21と、このハウジング21を上下方向に貫通して延びるインナー24を備えている。ハウジング21は、収容部22と、この収容部22から下方に延びる支持部23を有しており、この支持部23の中央部において、シリンダヘッド3bの孔3cにねじ込まれている。
インナー24は、上下方向に延びる軸部24aと、この軸部24aの上部に設けられたつば部24bと、軸部24aから下方に延びるグローヒータ部24cを一体に有している。軸部24aの中央部は、ハウジング21の支持部23の収容孔23aに若干の遊びをもって嵌合し、下端部は係合孔23bに圧入されている。グローヒータ部24cは、シリンダヘッド3bから下方に突出し、気筒3a内の燃焼室8に臨んでいる。グローヒータ部24cには、電源(図示せず)から電力が供給され、それにより燃焼室8が加熱される。
また、インナー24のつば部24bは、ハウジング21の収容部22に配置されており、その上下の両側に検出部11、11が収容されている。検出部11、11は、互いに同じ構成を有し、上下対称に配置されており、つば部24b側から順に、絶縁板11a、出力側電極板11b、圧電素子11cおよびアース側電極板11dで構成されている。また、これらの構成要素11a〜11dは、つば部24bとハウジング21の天壁22aまたは底壁22bとの間に、所定の予荷重が与えられた状態で挟持されている。
以上の構成により、インナー24のグローヒータ部24cに燃焼室8内の圧力が作用すると、インナー24が圧縮されることにより、下側の第1圧電素子11cが伸びることによって電荷q1が発生するとともに、上側の圧電素子11cが縮むことによって電荷q2が発生する。これらの電荷q1、q2は、それぞれの出力側電極板11bから出力回路12に出力され、加算器12aで加算された電荷q(=q1+q2)がチャージアンプ31に出力される。チャージアンプ31は、電荷qを電圧信号に変換することによって、気筒3a内の圧力の変化量(以下「筒内圧変化量」という)DPを表す検出信号を、ECU2に出力する。
また、筒内圧センサ6が上記のように構成され、取り付けられているため、インジェクタ4の燃料噴射時には、インジェクタ4の本体の伸縮などにより発生した振動が、シリンダヘッド3b、およびこれにねじ込まれたハウジング21などを介して、筒内圧センサ6に伝達され、感知される。その結果、インジェクタ4の作動直後には、筒内圧センサ6から、図5に示すようなノイズ信号(以下「噴射時ノイズ信号」という)が出力される。
ECU2は、I/Oインターフェース、CPU、RAMおよびROMなどから成るマイクロコンピュータで構成されている。ECU2は、クランク角センサ5および筒内圧センサ6の検出信号に応じ、ROMに記憶された制御プログラムなどに従って、インジェクタ4の燃料噴射制御を含むエンジン制御を実行するとともに、インジェクタ4の状態の判定などを行う。なお、本実施形態では、ECU2は、インジェクタ駆動手段および状態判定手段に相当する。
図3は、筒内圧センサ6の検出信号に対する補正処理を示している。まず、ステップ1(「S1」と図示。以下同じ)では、各筒内圧センサ6から出力された筒内圧変化量DPを表す検出信号を、バンドパスフィルタ(図示せず)によってフィルタリングする。このフィルタリングにより、筒内圧センサ6の出力のうちの所定の周波数域の成分を通過させ、ノイズ成分を除去する。
次いで、フィルタリングした筒内圧変化量DPに対して、位相遅れ補正を行い(ステップ2)、本処理を終了する。これにより、フィルタリングによって生じた筒内圧変化量DPの位相遅れが補正される。
図4は、筒内圧変化量DPを用いて実行される制御処理を示している。本処理は、CRK信号の発生に同期し、クランク角1度ごとに実行される。まず、ステップ11では、今回が、インジェクタ4に駆動パルス信号SINJが出力された直後であるか否かを判別する。この答がYESのときには、クランク角CAAINJを値1にセットし(ステップ12)、NOのときには、クランク角CAAINJをインクリメントする(ステップ13)。このようにカウントされるクランク角CAAINJは、駆動パルス信号SINJの出力角度位置を基準(0度)とするクランク角度を表すので、以下、噴射後クランク角度CAAINJという。
次いで、この噴射後クランク角度CAAINJが所定角度CAREF(例えば5度)以下であるか否かを判別する(ステップ14)。この答がYESで、噴射後クランク角度CAAINJが、インジェクタ4への駆動パルス信号SINJの出力角度位置から所定角度CAREFまでの所定のクランク角度区間(所定期間)内にあるときには、ステップ15において、後述するインジェクタ4の状態判定処理を実行する(図5の状態判定期間)。
一方、ステップ14の答がNOで、上記の所定のクランク角度区間が終了した後には、ステップ16において、筒内圧変化量DPを用い、所定の燃焼パラメータを検出する(図5の燃焼パラメータ検出期間)。例えば、この燃焼パラメータとして、燃料のセタン価を推定する場合の実着火時期や、燃料噴射制御に用いる図示平均有効圧力などが検出される。
図6は、上記ステップ15で実行されるインジェクタ4の状態判定処理を示している。本処理は、インジェクタ4の燃料噴射時に筒内圧センサ6から出力される噴射時ノイズ信号に基づいて、インジェクタ4の故障や作動遅れを含む状態を判定するものである。
まず、ステップ21では、噴射後クランク角度CAAINJが所定角度CAREFに達したか否かを判別する。この答がNOで、状態判定期間中のときには、ECU2のRAM内のバッファの番号nを噴射後クランク角度CAAINJと等しい数に設定する(ステップ22)とともに、そのバッファDPnに、今回検出された筒内圧変化量DPを記憶する(ステップ23)。これにより、状態判定期間中に検出された筒内圧変化量DPが、DP1〜DPCAREFとして記憶される。
一方、前記ステップ21の答がYESで、噴射後クランク角度CAAINJが所定角度CAREFに達し、状態判定期間が終了したときには、ステップ23で記憶された筒内圧変化量DP1〜DPCAREFの最大値を、最大筒内圧変化量DPMAXとして算出する(ステップ24)。
次いで、算出した最大筒内圧変化量DPMAXが、値0に近い所定のしきい値DPP(図7参照)よりも大きいか否かを判別する(ステップ25)。この答がNOで、DPMAX≦DPPのときには、状態判定期間中に噴射時ノイズ信号が検出されないため、インジェクタ4が故障していると判定して、故障フラグF_NGを「1」にセットし(ステップ26)、本処理を終了する。
前記ステップ25の答がYESのときには、故障フラグF_NGを「0」にセットする(ステップ27)とともに、最大筒内圧変化量DPMAXが得られたときの噴射後クランク角度CAAINJを、ピーク時クランク角度CAPEAKとして設定する(ステップ28)。次いで、このピーク時クランク角度CAPEAKを、そのときのエンジン回転数NEを用いて、ピーク時間TMPEAKに換算する(ステップ29)。
次に、このピーク時間TMPEAKが所定の遅れ時間TDLYREF(例えば300μsec)よりも大きいか否かを判別する(ステップ30)。そして、この答がNOのときには、インジェクタ4の作動遅れが発生していないと判定し、作動遅れフラグF_DLYを「0」にセットする(ステップ31)。
一方、ステップ30の答がYESのときには、インジェクタ4の経時劣化などによりインジェクタ4に作動遅れが発生していると判定して、作動遅れフラグF_DLYを「1」にセットし(ステップ32)、本処理を終了する。このようにインジェクタ4の作動遅れが検出されたときには、例えば、ピーク時間TMPEAKに応じて、燃料噴射時期が補正される。
以上のように、本実施形態によれば、インジェクタ4の作動に起因して発生し、筒内圧センサ6で感知され、出力される噴射時ノイズ信号に基づいて、インジェクタ4の故障や作動遅れを含む状態を適切に判定することができる。具体的には、噴射時ノイズ信号の最大筒内圧変化量DPMAXがしきい値DPP以下のときに、インジェクタ4が故障していると判定できるとともに、最大筒内圧変化量DPMAXが得られるピーク時クランク角度CAPEAKに基づいて、インジェクタ4の作動遅れの有無を判定することができる。また、筒内圧センサ6が既設の場合には、格別の部品を追加することなく、判定装置を安価に構成することができる。
また、インジェクタ4の状態判定を、インジェクタ4への駆動パルス信号SINJの出力角度位置から所定角度CAREFまでの状態判定期間に限定して行うので、インジェクタ4の作動に起因する噴射時ノイズ信号のみに基づき、それ以降に発生する燃焼による信号と切り分けながら、インジェクタ4の状態判定を適切に行うことができる。また、以降の燃焼パラメータ検出期間では、噴射時ノイズ信号を排除しながら、燃焼パラメータを精度良く検出することができる。
なお、本発明は、説明した実施形態に限定されることなく、種々の態様で実施することができる。例えば、実施形態では、噴射時ノイズ信号の発生タイミングを、筒内圧変化量DPのピーク位置としているが、これを、筒内圧変化量DPが所定のしきい値を超えたタイミング、あるいは筒内圧変化量DPの波形の面積(積分値)が所定のしきい値を超えたタイミングとしてもよい。また、実施形態では、ピーク時間TMPEAKが所定の遅れ時間TDLYREFよりも大きいときに、インジェクタ4の経時劣化などによる作動遅れが発生しているとして、ピーク時間TMPEAKに応じて燃料噴射時期を補正すると説明したが、TMPEAK≦TDLYREFの場合にも、ピーク時間TMPEAKに応じた燃料噴射時期の補正を同様に行ってもよい。
また、実施形態では、気筒3aごとに筒内圧センサ6を設け、各インジェクタ4の状態を、対応する筒内圧センサ6の出力信号に基づいて判定しているが、筒内圧センサ6の配置などにより、1つの筒内圧センサ6から、複数のインジェクタ4による噴射時ノイズ信号が出力されるような場合には、1つの筒内圧センサ6の出力信号に基づいて、複数のインジェクタ4の状態を判定してもよい。
さらに、実施形態では、インジェクタ4の状態を判定しているが、これに限定されない。例えば、吸排気弁の開閉タイミングを変更可能な可変バルブタイミング機構が設けられていて、吸排気弁の作動に起因する振動がシリンダヘッドを介して筒内圧センサに伝達され、感知されるような場合には、筒内圧センサから出力されるノイズ信号に基づき、実施形態と同様にして、可変バルブタイミング機構の状態を判定してもよい。その他、本発明の趣旨の範囲内で、細部の構成を適宜、変更することが可能である。
さらに、本発明は、クランク軸が鉛直方向に配置された船外機などのような船舶推進機用エンジンを含む、様々な産業用の内燃機関に適用できることはもちろんである。
1 判定装置
2 ECU(インジェクタ駆動手段、状態判定手段)
3 エンジン
3a 気筒
3b シリンダヘッド
4 インジェクタ
6 筒内圧センサ
SINJ 駆動パルス信号(駆動信号)
DP 筒内圧変化量(筒内圧センサの出力信号)
CAREF 所定角度(所定期間)
DPMAX 最大筒内圧変化量(出力信号のレベル)
CAPEAK ピーク時クランク角度(出力信号の発生タイミング)
2 ECU(インジェクタ駆動手段、状態判定手段)
3 エンジン
3a 気筒
3b シリンダヘッド
4 インジェクタ
6 筒内圧センサ
SINJ 駆動パルス信号(駆動信号)
DP 筒内圧変化量(筒内圧センサの出力信号)
CAREF 所定角度(所定期間)
DPMAX 最大筒内圧変化量(出力信号のレベル)
CAPEAK ピーク時クランク角度(出力信号の発生タイミング)
Claims (3)
- シリンダヘッドに設けられ、気筒内に燃料を噴射するインジェクタと、
当該インジェクタに駆動信号を出力することにより当該インジェクタを駆動するインジェクタ駆動手段と、
前記シリンダヘッドに設けられ、前記気筒内の圧力を表す信号を出力する筒内圧センサと、
前記駆動信号を出力した直後の所定期間内に出力された前記筒内圧センサの出力信号に基づいて、前記インジェクタの状態を判定する状態判定手段と、
を備えることを特徴とするインジェクタの状態判定装置。 - 前記状態判定手段は、前記筒内圧センサの出力信号のレベルに基づいて、前記インジェクタの故障を判定することを特徴とする、請求項1に記載のインジェクタの状態判定装置。
- 前記状態判定手段は、前記筒内圧センサの出力信号の発生タイミングに基づいて、前記インジェクタの作動遅れを判定することを特徴とする、請求項1に記載のインジェクタの状態判定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006082427A JP2007255347A (ja) | 2006-03-24 | 2006-03-24 | インジェクタの状態判定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006082427A JP2007255347A (ja) | 2006-03-24 | 2006-03-24 | インジェクタの状態判定装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Family Applications (1)
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Country Status (1)
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JP (1) | JP2007255347A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103437931A (zh) * | 2013-09-06 | 2013-12-11 | 中国第一汽车股份有限公司无锡油泵油嘴研究所 | 电磁阀运动延迟的测量方法 |
JP2014202095A (ja) * | 2013-04-02 | 2014-10-27 | トヨタ自動車株式会社 | インジェクタの診断装置 |
-
2006
- 2006-03-24 JP JP2006082427A patent/JP2007255347A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
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CN103437931A (zh) * | 2013-09-06 | 2013-12-11 | 中国第一汽车股份有限公司无锡油泵油嘴研究所 | 电磁阀运动延迟的测量方法 |
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