JP2007255104A - 回転ドア装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】回転ドア装置を、挟まれ防止ができるものでありながら、設置場所が限定されないように構成する。
【解決手段】径方向に対向する出入り口部2c、2dが形成された躯体側となる筒壁体2と、該筒壁体2内の上部に回転自在に支持される天井パネル体4と、筒壁体2内を直径方向に仕切り、上端部が天井パネル体4に一体的に固定され天井パネル体4と一体回転することに伴い出入り口部2c、2dを開閉する主仕切り体3と、前記主仕切り体3の外径側端部に位置し、天井パネル体4との一体回転で主仕切り体3に先行して出入り口部を閉鎖する円弧状の副仕切り体7とを備えて回転ドア装置1を構成し、前記副仕切り体7を、所定の保持力を備えた保持手段9を介して天井パネル体4に一体化し、前記所定の保持力を上回る負荷で天井パネル体4との一体化を解除して、主仕切り体3と副仕切り体7とが相対回転する構成とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、ビル等の建造物の出入り口部に設けられる回転ドア装置の技術分野に属するものである。
一般に、この種の回転ドア装置のなかには、径方向に対向する左右一対の円筒状の筒壁体内を、直径方向に仕切る一枚状の仕切り体により二区画に仕切る構成としたものがあり、このものでは、前記仕切り体を、開閉機等の電動式駆動手段により回転させることに伴い、筒壁体内の各区画の開口部から対向する開口部への通行ができるようにしている。このようなものにおいて、回転ドア装置に入ろうとする通行者が仕切り体と筒壁体とのあいだに挟まれることが想定され、このような挟まれる惧れのある通行者を、検知センサによって検知することで、電動式駆動手段を緊急停止して、仕切り体の回転を緊急停止させるようにしたものがある。しかしながらこのようなものにおいて、電動式駆動手段を緊急停止しても仕切り体が直ちに停止することはなく、慣性力に基づいてそれなりの距離を空走行をしてしまうことがあるうえ、検知センサの故障があったり、検知センサが通行者を検知できないような場合等では、通行者の挟み込みを防ぎ得ないという問題がある。
この改善策として、筒壁体の仕切り体回転方向先側に位置する部位を切り欠いて、該切り欠き部を、筒壁体の外径方向に向けて開放揺動自在に連結する構成としたものが提唱されている。
特開2005−307669
ところが、前記従来のものは、筒壁体の一部を外径方向に揺動させることにより挟まれ防止をする構成であるので、筒壁体の外側に、筒壁体の一部の開放揺動を許容するスペースが必要であり、このようなスペースを確保できない場所には設置することができないという問題がある。そのうえ、前記開放用スペースが確保できたとしても、該スペースに荷物等が置かれたような場合では、開放揺動ができず挟まれ防止機能を発揮できないという問題があり、ここに本発明の解決すべき課題がある。
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、回転ドア装置を、躯体側に固定され、径方向に対向する出入り口部が形成された筒壁体と、該筒壁体内の上部に回転自在に支持される天井パネル体と、筒壁体内を直径方向に仕切り、上端部が天井パネル体に一体的に固定され天井パネル体と一体回転することに伴い出入り口部を開閉する主仕切り体と、前記主仕切り体の外径側端部に位置し、天井パネル体との一体回転で主仕切り体に先行して出入り口部を閉鎖して、屋内外の出入り口部が連通状に開放されないようにする円弧状の副仕切り体とを備えて構成し、前記副仕切り体を、所定の保持力を備えた保持手段を介して天井パネル体に一体化し、前記所定の保持力を上回る負荷で天井パネル体との一体化を解除し、主仕切り体と副仕切り体とが相対回転自在となるように構成した回転ドア装置である。
請求項2の発明は、主仕切り体と副仕切り体とは、ともに天井パネル体の外周縁部近傍に形成された走行レールを走行するように構成されている請求項1に記載の回転ドア装置である。
請求項3の発明は、天井パネル体は、電動式駆動手段の駆動力に基づいて回転するものとし、保持手段の解除に伴い、電動式駆動手段の駆動を緊急停止する緊急停止手段が設けられている請求項1または2に記載の回転ドア装置である。
請求項4の発明は、副仕切り体は、主仕切り体に対し、電動式駆動手段の駆動停止後の慣性力に基づく主仕切り体の回転量に相当する相対回転が自在になるように構成されている請求項3に記載の回転ドア装置である。
請求項1の発明とすることにより、障害物を強く挟み込むようなことがなく挟まれ防止ができ、しかも、設置場所が限定されないような回転ドア装置とすることができる。
請求項2の発明とすることにより、部材の兼用化が果されて構造の簡略化が図れる。
請求項3の発明とすることにより、障害物の一層の保護を図ることができる。
請求項4の発明とすることにより、さらなる障害物の保護を図れる。
つぎに、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
図面において、1は建築物に設けられた回転ドア装置であって、該回転ドア装置1を構成する筒壁体2は、床面Fと天井面Rとのあいだに円筒状空間を構成する部材であり、前記円筒状空間の周回り方向複数箇所に、天井面Rを越えて立設される支柱2aと、床面Fと天井面Rとのあいだにおいて隣接する支柱2aのあいだを連結する壁パネル2bとを備えて構成されている。そして、径方向に対向する屋内外部位において隣接する支柱2aの対向間は、壁パネル2bがなく、屋内外の一対の出入り口部2c、2dに設定され、これら出入り口部2c、2dが建築物の屋内外を連絡する開口に設定されている。
3は筒壁体2で形成される円筒状空間を二つに仕切るように配設される本発明の主仕切り体であって、該主仕切り体3は、筒壁体2の内径よりも短いドア幅寸法を有して形成され、上端縁部は、主仕切り体3のドア幅寸法よりは大径であるが、前記円筒状空間の内径よりも小径な外径を有し、筒壁体2と同芯状に形成された円板状の天井パネル体4に一体的に固定されている。
そして、前記天井パネル体4外周縁部の上面に電動式駆動手段5が設けられているが、前記電動式駆動手段5は、主仕切り体3の外径側端部の上部に位置して配されるに二つの駆動装置5aと、これらの周回り方向中間部に位置して配されるブレーキ装置5bとにより構成されている。そして、これら各装置5a、5bから突出する出力軸5cにそれぞれ走行用、ブレーキ用(制動用)の各ローラ5d、5eが一体的に設けられている。
一方、前記筒壁体2を構成する複数の支柱2aの天井側部位の内周面には、筒壁体2と同芯状に形成されたレール支持体6が一体的に設けられている。前記レール支持体6には内径側に突出する突出片6aが形成されており、該突出片6aの突出先端部(内径側先端部)に、上方に突出し、上端面が走行部6bとなるリング状の走行レール6cが一体に形成されている。
そして、走行レール6cは、前記天井パネル体4よりも上方に位置し、かつ、天井パネル体4の外周縁部近傍部位であって、外周縁部よりも軸芯側に位置するように形成されている。そして、前記走行レール6cの走行部6bに、天井パネル体4に一体的に配された電動式駆動手段5を構成する各装置5a、5bから突出する走行用、ブレーキ用の各ローラ5d、5eを上側から載置させることにより、天井パネル体4は、これら各ローラ5d、5eを介して走行レール6cに吊持されるように設定されている。
尚、本実施の形態の走行レール6cの走行部6bは平滑面で形成され、各ローラ5d、5eの外周面は樹脂材で形成されていて、両者の摩擦に基づく走行、制動がなされる構成となっているが、走行レールの走行部を歯付きベルトで構成し、各ローラを歯車で構成し、両者の噛合に基づく走行、制動がなされる構成としてもよい。
そして、各駆動装置5aの駆動に伴う走行用ローラ5dの回転により、走行用ローラ5dが走行部6b上を所定の速度で走行するように設定されており、これによって、電動式駆動手段5が一体的に固定された天井パネル体4が主仕切り体3とともに所定の回転方向(平面視において反時計回り方向)に回転し、主仕切り体3による出入り口部2c、2dの開閉がなされるように設定されている。
7は、天井パネル体4よりは内径側であるが、主仕切り体3の外径側端部よりは外径側に位置して配される副仕切り体であって、該副仕切り体7は、走行レール6cに沿う円弧状に形成され、走行レール6cの直下に位置して配される設定となっている。さらに、副仕切り体7の上下方向高さは主仕切り体3の上下方向高さと略同じに寸法設定され、周回り方向の長さは筒壁体2に形成された屋内外の出入り口部2c、2dの周回り方向長さと略同じに寸法設定されている。そして、副仕切り体7の上端面には、一対のローラユニット8を構成するローラ支持部8aの下端部が所定間隙を存してそれぞれ一体的に設けられているが、ローラ支持部8aは、直上に配される走行レール6cを迂回するよう内径側に位置する内径側片8bを備えて構成され、該内径側片8bの上端部に、走行レール6cの走行部6bを走行する外周面が樹脂材で形成された従動用走行ローラ8cが回転自在に支持されている。因みに、従動用走行ローラ8cは、走行レール6cの走行部6bに対し、径方向(レール長方向に直交する方向)への移動が可能となるよう、走行部6bのレール幅よりも僅かに幅広に形成されている。
ここで、前記天井パネル体4の外周縁部には、径方向に対向して配される電動式駆動手段5のうち、駆動装置5a取り付け部位であって、主仕切り体3の外径側部位に対向する二箇所に位置し、主仕切り体3(電動式駆動手段5)配設位置を含む周回り方向両側部位を内径側に同芯状に切り欠くことにより切り欠き凹部4aが形成されている。尚、切り欠き凹部4aの溝深さは、溝深さを設定する溝底片4bの位置が、天井パネル体4よりも上方に配される走行レール6cよりも内径側に位置し、かつ、主仕切り体3の外径端縁よりは外径側に位置するように形成されている。さらに、切り欠き凹部4aの周回り長さは、副仕切り体7に配設される左右一対のローラユニット8が配設される部位が内嵌するのに必要な長さに、後述する所定の周回り長さLを加えた長さに設定されている。
そして、天井パネル体4の切り欠き凹部4a形成部位、即ち、主仕切り体3の外径側端部に位置して一対の副仕切り体7が配設されるが、これら副仕切り体7は、一対のローラユニット8の従動用走行ローラ8cが切り欠き凹部4aを介して上方に突出しており、各従動用走行ローラ8cを走行レール6cの走行部6bに上側から載置することにより、走行レール6cの走行部6bを移動走行可能(移動自在)に吊持される状態で配設されている。この配設状態において、副仕切り体7は、周回り方向中間部が主仕切り体3の外径側端部に対向しており、また、副仕切り体7の(主仕切り体3の)回転方向先側端部7aの上端面7bと天井パネル体4の外径側部位とが近接対向し、副仕切り体7の回転方向後側端部7cは切り欠き凹部4aに対向するように配設されている。
尚、3aは主仕切り体3の外径側端部に設けられたモヘアであって、該モヘア3aの先端は副仕切り体7に達するように配設されている。
このように配設される副仕切り体7は、副仕切り体7の回転方向先側端部7aの上端面7bと、これに対向する天井パネル体4の外径側部位の下面4cとのあいだに設けられた本発明の保持手段9により、天井パネル体4との一体化状態が保持されるように設定されている。
前記保持手段9は、本実施の形態では、副仕切り体上端面7b側に設けられる筒状ケース体9aと、該筒状ケース体9aに出没自在に収容される圧縮弾機9bと、該圧縮弾機9bの先端に支持された球体9cと、天井パネル体4の下面4cに設けられ、前記球体9cの上側半部を収容する保持受け体9dとを備えて構成されている。そして、保持手段9は、圧縮弾機9bの付勢力を受けて上方に向けて押圧される球体9cの上側半部を保持受け体9dに強制的に押し込むことにより、副仕切り体7と天井パネル体4とを一体化状態に保持するように設定されている。この一体化状態において、電動式駆動手段5が駆動することにより、副仕切り体7が天井パネル体4および主仕切り体3とともに一体的に回転するように設定されており、該回転時において、副仕切り体7の回転方向先側端部7aは、主仕切り体3に先行して出入り口部2c、2dを閉鎖するように構成され、該回転状態において、主仕切り体3、または、副仕切り体7の何れか一方により出入り口部2c、2dを常時閉鎖し、出入り口部2c、2dが屋内外方向に連通状に開放することがないように構成されている。
尚、前記通常の回転状態において、副仕切り体7は、走行レール6cに移動自在に吊持されている状態となっているため、副仕切り体7の下端部には遠心力に基づいて外方に向く力が作用する。このため、本実施の形態では、主仕切り体3の外径側端部と副仕切り体7の周回り方向中間部とのあいだに、後述する所定の負荷で解除される一体化手段(図示せず)が設けられていて、副仕切り体7の回転作動時に副仕切り体7の下端部が外径方向に変位してしまうことがないように配慮されている。
また、副仕切り体7は保持手段9を介して主仕切り体3に一体化され、これによって主仕切り体3とともに一体回転する構成であるが、通常の回転作動が開始する場合、停止する場合では、それなりの負荷が保持手段9に作用することになるが、このものでは、副仕切り体7の回転方向先側に位置するローラユニット8のローラ支持部8aが、天井パネル体4の切り欠き凹部4aの回転方向先側の溝側片に当接する状態で副仕切り体7が組み込まれている。これによって、回転ドア装置1の停止時では、天井パネル体4の停止に伴い、慣性力で回転しようとする副仕切り体7を切り欠き凹部4aの溝側片が移動規制する状態で副仕切り体7の回転停止をするように構成され、保持手段9の保護が図れるとともに、副仕切り体7の不用意な変位を規制することができるようにしている。
そして、この回転状態において、副仕切り体7、あるいは、天井パネル体4の何れかに前記圧縮弾機9bの付勢力を上回る負荷が作用することにより、球体9cが保持受け体9dから脱出して天井パネル体4と副仕切り体7との保持(一体化状態)が解除されるように設定されている。
ここで、副仕切り体7は、従動用走行ローラ8cが走行レール6cの走行部6bのレール幅よりも幅広に形成されているため、径方向への変位もなされ、保持手段9は、副仕切り体7と天井パネル体4とのあいだに、周回り方向の負荷だけでなく、径方向を向く負荷が作用した場合であっても、該負荷が前記圧縮弾機9bの付勢力を上回るものであることに基づいて、保持解除がなされるように設定されている。これによって、副仕切り体7に作用する負荷の方向が、周回り方向からに限定されず、径方向や斜めの方向からであっても対応できるように構成されている。
さらに、副仕切り体7の回転方向先側端部7aの上端面7bと、これに対向する天井パネル体4の外径側部位の下面4cとのあいだには、本発明の緊急停止手段10が設けられている。前記緊急停止手段10は、本実施の形態では、マイクロスイッチで構成されており、副仕切り体7と天井パネル体4とが前記一体化状態となっている状態で、天井パネル体4側に設けられたスイッチ接点部10aが、副仕切り体7側に設けられたスイッチ切り換え体10bと当接することによりON状態となるように構成され、副仕切り体7と天井パネル体4との一体化が解除された状態になることに伴い、スイッチ接点部10aとスイッチ切り換え体10bとの当接が解除されてスイッチ接点部10aをOFF状態に切り換えるように設定されている。そして、緊急停止手段10がOFF状態に切換えられると、電動式駆動手段5の制御部は異常検知として電動式駆動手段5を緊急駆動停止するべく、駆動装置5aを駆動停止する一方、ブレーキ装置5bを作動させるように設定されている。尚、スイッチ接点部10aをスイッチ切り換え体10bによりOFF状態に切り換える状態は、副仕切り体7の天井パネル体4に対する周回り方向への変位と径方向への変位との何れの変位があってもOFF状態に切り換えるように設定されている。
このように構成された回転ドア装置1において、電動式駆動手段5の駆動に基づいて天井パネル体4、主仕切り体3、副仕切り体7とが平面視反時計回り方向に一体回動するが、この回転状態において、副仕切り体7の回転方向先側端部7aと、出入り口部2cまたは2dの回転方向先側の側部とのあいだに人や荷物等の障害物が挟まれた場合、副仕切り体7に前記圧縮弾機9bの付勢力を上回る負荷が作用することにより、副仕切り体7と天井パネル体4とのあいだに配された保持手段9の球体9cが圧縮弾機9bを押し付ける状態で保持受け体9dから抜け出す。これによって、副仕切り体7と天井パネル体4との一体化状態が解除され、副仕切り体7は、天井パネル体4や主仕切り体3とは干渉することがなくなり、副仕切り体7が単独の状態で走行レール6cに吊持された状態となる。そして、前記保持解除状態になるのと同時に、副仕切り体7の回転方向先側端部7aに設けられた緊急停止手段10のスイッチ接点部10aがOFF状態に切り換えられ、電動式駆動手段5が緊急駆動停止するように設定されている。
ここで、電動式駆動手段5の駆動停止がなされた状態となっても、天井パネル体4と主仕切り体3とは、慣性力に基づいて回転を継続する。
これに対し、本実施の形態において、天井パネル体4の切り欠き凹部4aの周回り方向長さは、前述したように、副仕切り体7に配設される一対のローラユニット8が内嵌するのに必要な長さにに加えて、天井パネル体4と主仕切り体3とが電動式駆動手段5の緊急駆動停止後に慣性で回転する距離に相当する周回り長さとして所定の周回り長さLが加えられており、副仕切り体7の回転方向後側端部7cの上方に切り欠き凹部4aが対向する状態となっている。これによって、天井パネル体4と副仕切り体7との干渉が回避され、かつ、電動式駆動手段5の緊急駆動停止がなされたとき、主仕切り体3と天井パネル体4とが慣性力に基づいて回転したとしても、天井パネル4が副仕切り体7のローラユニット8に当接(干渉)して副仕切り体7を一体回転させてしまうようなことがないように設定されている。そして、副仕切り体7は、天井パネル体4との一体化が解除された場合に、主仕切り体3および天井パネル体4に対する相対回転が許容されることにより、副仕切り体7が障害物との当接位置よりも回転方向先側に回転変位してしまうことがなく、障害物と当接した位置において停止させることができ、障害物に対しては、副仕切り体7の荷重に基づく慣性力だけが作用して大きな負荷が掛ることがなく、もって、障害物の保護を図るように構成されている。
叙述の如く構成された本形態において、回転ドア装置1は、筒壁体2と、該筒壁体2で形成される空間を二つに仕切る主仕切り体3と、天井部における筒壁体2の内径側部位を構成し、主仕切り体3と一体回転する天井パネル体4と、副仕切り体7とを備えて構成されるが、このものでは、主仕切り体3に先行して出入り口部2c、2dを開閉する副仕切り体7が、天井パネル体4に対して保持手段9を介して一体化されていて、副仕切り体7に保持手段9の保持力を上回る負荷が作用すると、天井パネル体4との保持が解除される。この結果、副仕切り体7と出入り口部2cまたは2dとのあいだに障害物が挟まれたような場合に、保持手段9が直ちに解除されて副仕切り体7と天井パネル体4との一体化を解除して、前記挟まれた障害物に対しては、慣性で回転する副仕切り体7の荷重に基づく負荷のみが作用し、副仕切り体7と同様に慣性で回転する天井パネル体4と主仕切り体3との重量の大きい荷重に基づく負荷が作用することがなくなり、これによって、障害物が強く挟まれてしまうことが防止され、もって、障害物の保護を図ることができる。
しかも、この場合に、副仕切り体7は、障害物との当接で天井パネル体4および主仕切り体3に対する一体化を解除して、副仕切り体7をその場で回転停止させる構成であるので、従来の筒壁体の切り欠き部を、障害物との当接で外径方向に揺動させるもののように、切り欠き部の揺動スペースを設ける必要がなく、回転ドア装置1を設置するにあたり、設置スペースの観点から設置場所が限定されるようなことがなく、汎用性を高めることができる。
しかも、本発明が実施されたものにあっては、天井パネル体4の外周縁部に形成された走行レール6cを、天井パネル体4側の走行用、ブレーキ用の各ローラ5d、5eと副仕切り体7側の従動用走行ローラ8cとの両者が走行する構成としたので、部材の兼用化を果せて、構造の簡略化を図ることができる。
さらに、このものでは、回転ドア装置1には電動式駆動手段5が設けられており、電動式駆動手段5の駆動制御に基づいて、天井パネル体4、主仕切り体3、副仕切り体7とが一体に回転する構成であるが、このものでは、天井パネル体4と副仕切り体7とのあいだに緊急停止手段10が設けられ、副仕切り体7と天井パネル体4および主仕切り体3との一体化状態が解除されることに伴い、緊急停止手段10の作動に基づいて電動式駆動手段5の駆動停止がなされて天井パネル体4および主仕切り体3が停止するので、障害物の一層の保護を図ることができる。
しかも、このものでは、副仕切り体7と天井パネル体4および主仕切り体3とが同様の走行レール6cを走行する構成であるが、副仕切り体7と天井パネル体4および主仕切り体3とのあいだの相対回転の可能範囲を、電動式駆動手段5の駆動停止後に慣性力に基づく天井パネル体4および主仕切り体3の回転範囲となるように設定したので、慣性力に基づく天井パネル体4および主仕切り体3の回転で副仕切り体7を回転させてしまうことがなく、さらなる障害物の保護を図れる。
回転ドア装置の概略正面図である。 回転ドア装置の底面図である。 図3(A)、(B)はそれぞれ回転ドア装置の一部を切り欠いた要部の平面図、要部の分解平面図である。 図4(A)、(B)、(C)はそれぞれ副仕切り体と天井パネル体との位置関係を説明する縦断面図、出入り口部における縦断面図、副仕切り体と天井パネル体切り欠き部との位置関係を説明する縦断面図である。 図5(A)、(B)、(C)はそれぞれ保持手段配設部位における縦断面図、緊急停止手段配設部位における縦断面図、副仕切り体の回転方向先側部位における側面図である。
符号の説明
1 回転ドア装置
2 筒壁体
2c 出入り口部
3 主仕切り体
4 天井パネル体
4a 切り欠き凹部
5 電動式駆動手段
5d 走行用ローラ
6 レール支持体
6c 走行レール
7 副仕切り体
8 ローラユニット
8c 従動用走行ローラ
9 保持手段
10 緊急停止手段

Claims (4)

  1. 回転ドア装置を、躯体側に固定され、径方向に対向する出入り口部が形成された筒壁体と、該筒壁体内の上部に回転自在に支持される天井パネル体と、筒壁体内を直径方向に仕切り、上端部が天井パネル体に一体的に固定され天井パネル体と一体回転することに伴い出入り口部を開閉する主仕切り体と、前記主仕切り体の外径側端部に位置し、天井パネル体との一体回転で主仕切り体に先行して出入り口部を閉鎖して、屋内外の出入り口部が連通状に開放されないようにする円弧状の副仕切り体とを備えて構成し、前記副仕切り体を、所定の保持力を備えた保持手段を介して天井パネル体に一体化し、前記所定の保持力を上回る負荷で天井パネル体との一体化を解除し、主仕切り体と副仕切り体とが相対回転自在となるように構成した回転ドア装置。
  2. 主仕切り体と副仕切り体とは、ともに天井パネル体の外周縁部近傍に形成された走行レールを走行するように構成されている請求項1に記載の回転ドア装置。
  3. 天井パネル体は、電動式駆動手段の駆動力に基づいて回転するものとし、保持手段の解除に伴い、電動式駆動手段の駆動を緊急停止する緊急停止手段が設けられている請求項1または2に記載の回転ドア装置。
  4. 副仕切り体は、主仕切り体に対し、電動式駆動手段の駆動停止後の慣性力に基づく主仕切り体の回転量に相当する相対回転が自在になるように構成されている請求項3に記載の回転ドア装置。
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