JP2007253687A - インホイールモータ構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】ベアリングに対し負担をかけず、かつ、ロータとステータとの位置関係を常に一定に保つことができるインホイールモータ構造を提供する。
【解決手段】自動車のホイール内に設置されるインホイールモータ構造において、インホイールモータは、車体側に固定され、インホイールモータのステータ13を担持するステータ部10と、インホイールモータのロータ23を担持するロータ部11と、ステータ部10にロータ部11を回転可能に接続するハブベアリング18と、ハブベアリング18の車幅方向外側に補助ベアリング29とを備え、補助ベアリング29の径方向における設置位置は、補助ベアリング29の周速が補助ベアリング29の使用可能な範囲内で、ハブベアリング18の径方向における設置位置より径方向外側の位置とした。
【選択図】図1
【解決手段】自動車のホイール内に設置されるインホイールモータ構造において、インホイールモータは、車体側に固定され、インホイールモータのステータ13を担持するステータ部10と、インホイールモータのロータ23を担持するロータ部11と、ステータ部10にロータ部11を回転可能に接続するハブベアリング18と、ハブベアリング18の車幅方向外側に補助ベアリング29とを備え、補助ベアリング29の径方向における設置位置は、補助ベアリング29の周速が補助ベアリング29の使用可能な範囲内で、ハブベアリング18の径方向における設置位置より径方向外側の位置とした。
【選択図】図1
Description
本発明は、インホイールモータ構造に関する。
従来から、電気自動車やハイブリッド自動車等において、ホイール内にモータを配置するインホイールモータが一般的に知られている。図2に、従来のインホールモータの断面図を示す。図2に示すように、インホイールモータ30は、ホイール32内に設置されている。インホイールモータ30は、主にロータ部32とステータ部33とにより構成されている。
ロータ部32の径方向の中心部にはハブ34が設置されている。また、ステータ部33の径方向の中心部にはナックル35が設置されている。ハブ34とナックル35との間にはハブベアリング36が設置されており、これによりロータ部32はステータ部33に対し周方向に回転可能に取り付けられている。
しかし、図2に示すようなインホイールモータ構造では、車体の旋回時にタイヤが受ける横力によって、ハブベアリング36のがたつきの分だけロータ部が傾くため、ロータ37とステータ38との位置関係を一定に保つことができず、振動の発生や出力の低下などの問題が発生する。
このため、ハブベアリング36のがたつきを最小限に抑えるため、ステータ部33とロータ部32との間の径方向外側の車幅方向内側の部分にベアリング(以下、モータベアリング)を設置して、ロータ部32をステータ部33に対し周方向に回転可能に取り付けて、ロータ37とステータ38との位置関係を一定に保つ方法が知られている。すなわち、ハブベアリング36の内径に比べてモータベアリングの内径が大きいため、ロータ部32が傾くことを防ぎ、振動の発生や出力の低下などを防いでいる。このようなインホイールモータ構造の一例が下記特許文献1に開示されている。
しかしながら、上記特許文献1に開示されているインホイールモータ構造は、ロータ部32が傾くことを防ぐためにステータ部33とロータ部32との間の径方向外側の車幅方向内側の部分にモータベアリングを設置する構造であるため、車輪1回転あたりのモータベアリング内部のボールの回転速度(周速)が大幅に速くなり、このため高速走行時には、このボールが焼き付きを起こしてしまう虞がある。
具体的には、例として、モータベアリングに、仮に毎分1000回転が限界の回転数であるボールベアリングを採用した場合、一般的な車両では、時速100キロメートル程度までしか速度を出すことができない。
このことから、本発明は、ベアリングに対し負担をかけず、かつ、ロータとステータとの位置関係を常に一定に保つことができるインホイールモータ構造を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するための第1の発明(請求項1に対応)に係るインホイールモータ構造は、
自動車のホイール内に設置されるインホイールモータにおいて、
前記インホイールモータは、
車体側に固定され、前記インホイールモータのステータを担持するステータ部と、
前記インホイールモータのロータを担持するロータ部と、
前記ステータ部に前記ロータ部を回転可能に接続するハブ軸受と、
前記ハブ軸受の車幅方向外側に補助軸受と
を備え、
前記補助軸受の径方向における設置位置は、前記補助軸受の周速が該補助軸受の使用可能な範囲内で、前記ハブ軸受の径方向における設置位置より径方向外側の位置とする
ことを特徴とする。
自動車のホイール内に設置されるインホイールモータにおいて、
前記インホイールモータは、
車体側に固定され、前記インホイールモータのステータを担持するステータ部と、
前記インホイールモータのロータを担持するロータ部と、
前記ステータ部に前記ロータ部を回転可能に接続するハブ軸受と、
前記ハブ軸受の車幅方向外側に補助軸受と
を備え、
前記補助軸受の径方向における設置位置は、前記補助軸受の周速が該補助軸受の使用可能な範囲内で、前記ハブ軸受の径方向における設置位置より径方向外側の位置とする
ことを特徴とする。
上記の課題を解決するための第2の発明(請求項2に対応)に係るインホイールモータ構造は、第1の発明に係るインホイールモータ構造において、前記ハブ軸受、及び、前記補助軸受は、ボールベアリングであることを特徴とする。
上記の課題を解決するための第3の発明(請求項3に対応)に係るインホイールモータ構造は、第1の発明又は第2の発明に係るインホイールモータ構造において、前記補助軸受は、ブレーキディスクの車幅方向内側を向く凹部の内部に設置されることを特徴とする。
上記の課題を解決するための第4の発明(請求項4に対応)に係るインホイールモータ構造は、第1の発明乃至第3の発明に係るインホイールモータ構造において、前記補助軸受は、ハブの最外周部を軸受面とするボールベアリングであることを特徴とする。
上記の課題を解決するための第5の発明(請求項5に対応)に係るインホイールモータ構造は、第1の発明乃至第4の発明に係るインホイールモータ構造において、前記ステータ部と前記ロータ部との間に、異物の侵入を防ぐシール部材を備えることを特徴とする。
第1の発明によれば、自動車のホイール内に設置されるインホイールモータにおいて、インホイールモータは、車体側に固定され、インホイールモータのステータを担持するステータ部と、インホイールモータのロータを担持するロータ部と、ステータ部にロータ部を回転可能に接続するハブ軸受と、ハブ軸受の車幅方向外側に補助軸受とを備え、補助軸受の径方向における設置位置は、補助軸受の周速が補助軸受の使用可能な範囲内で、ハブ軸受の径方向における設置位置より径方向外側の位置とすることにより、ハブ軸受のがたつきによるロータ部の揺動を抑えることができるため、ロータ部の回転軸を一定に保つことができる。したがって、ロータとステータとの位置関係を常に一定に保つことができるため、インホイールモータの振動の発生や出力の低下などを防ぐことができる。
第2の発明によれば、第1の発明による効果に加え、ハブ軸受、及び、補助軸受は、ボールベアリングであることにより、ボールベアリングのボールの周速を使用可能な範囲内で使用することができるため、ボールベアリングに負担をかけることなくロータ部の回転軸を一定に保つことができる。したがって、ロータとステータとの位置関係を常に一定に保つことができるため、インホイールモータの振動の発生や出力の低下などを防ぐことができ、さらに、高速走行を可能とすることができる。
第3の発明によれば、第1の発明又は第2の発明による効果に加え、補助軸受は、ブレーキディスクの車幅方向内側を向く凹部の内部に設置されることにより、従来のインホイールモータの構造を大幅に変更することなく、ハブ軸受のがたつきによるロータ部の揺動を抑えることができるため、ロータ部の回転軸を一定に保つことができる。したがって、ロータとステータとの位置関係を常に一定に保つことができるため、インホイールモータの振動の発生や出力の低下などを防ぐことができる。
第4の発明によれば、第1の発明乃至第3の発明による効果に加え、ハブの最外周部(フランジ部)をボールベアリングの軸受とすることで、従来のインホイールモータの構造を大幅に変更することなく、ハブ軸受のがたつきによるロータ部の揺動を抑えることができるため、ロータ部の回転軸を一定に保つことができる。したがって、ロータとステータとの位置関係を常に一定に保つことができるため、インホイールモータの振動の発生や出力の低下などを防ぐことができる。
第5の発明によれば、第1の発明乃至第4の発明による効果に加え、ステータ部とロータ部との間に、異物の侵入を防ぐシール部材を備えたことにより、ロータ部とステータ部との位置関係を常に一定に保たれているため、シール部材に圧縮応力がかかりにくくなり、シール部材の劣化を抑制し、異物の進入防ぐ効果を長期間持続させることができる。
本発明に係るインホイールモータ構造の一実施形態について、図1を用いて説明する。図1は本発明の一実施形態に係るインホイールモータの断面図である。なお、図中において、Inは車幅方向内側、すなわち、軸方向内側を示す。また、図1に示す本発明の一実施形態に係るインホイールモータの構造は回転軸において対称な構造となっている。
以下、本発明に係るインホイールモータ構造の概要について説明する。
本実施形態に係るインホイールモータは、主な構成として、車体側に固定されるステータ部と、このステータ部に対し回転可能に取り付けられるロータ部とからなる。
本実施形態に係るインホイールモータは、主な構成として、車体側に固定されるステータ部と、このステータ部に対し回転可能に取り付けられるロータ部とからなる。
図1に示すように、ステータ部10は、車輪の径方向の中心部にサスペンション等と結合されるナックル12を備えている。ナックル12は、強度の高い部材であり、このナックル12でもって車体の荷重をインホイールモータ、ホイール、及び、タイヤ側に伝え、車体を支持している。
ナックル12の車幅方向外側の側面には、ステータ13を支持するステータ支持部材14が設置されている。このステータ支持部材14の形状は、径方向の中央部に穴が開いた円盤状になっている。ステータ支持部材14の径方向外側の周縁部にはステータ13が設置されている。このステータ13は、円筒状の部材である。ステータ13の径方向外側の周面にはコイル15が巻かれた鉄心16が設置されている。すなわち、この鉄心16はコイル15に電流が流れたときに磁界を発生する電磁石となっている。
ロータ部11の径方向の中心部には、ロータ部11をステータ部10に取り付ける車軸17が設置されている。この車軸17の周面には、ロータ部11をステータ部10に対し、回転可能に取り付けるハブベアリング18が設置されている。このハブベアリング18は円筒形状になっている。
ハブベアリング18のロータ部11側の部材(以下、ハブ19)と、ハブベアリング18のステータ部10側の部材(以下、ステータ部側ハブベアリング部材20)との間には、ボール21が設置されている。したがって、このボール21により、ステータ部10に対しロータ部11を回転可能に取り付けることができる。つまり、このハブベアリング18は、ボールベアリングである。
ハブ19の車幅方向外側の側面には、ブレーキディスク22が設置されている。このブレーキディスク22は、車幅方向内側の中央部が凹部22aになっている。ブレーキディスク22の車幅方向外側の側面には、ロータ23を支持するロータ支持部材24が設置されている。このロータ支持部材24の形状は、径方向の中央部に穴が開いた円盤状24aになっており、中央部よりも周縁部が車幅方向外側に位置するように、径方向の中間部24bが傾斜した形状となっている。
ロータ支持部材24の径方向外側の周面には、ロータ23が設置されている。このロータ23は円筒状の部材である。ロータ23の径方向の内周面には、磁石25、又は、鉄板等が設置されている。すなわち、ロータ23に設置された磁石25、及び、鉄板は、ステータ16に設置された鉄心16と一定の間隔で対向するように設置されている。
ロータ23とステータ13との間には、ロータ23とステータ13との間に異物が入り込むことを防ぐダストシール26,27が設置されている。具体的には、ダストシール26は、ロータ23の車幅方向内側の内周に形成された凸部の車幅方向内側の側面23aと、ステータ13の車幅方向内側に形成された凸部の車幅方向内側の側面13aとの間に設置されている。このロータ側ダストシール26は、ロータ23側に取り付けられて、ステータ13側と2箇所で接している。
また、ダストシール27は、ロータ23の車幅方向外側の径方向の内側の車幅方向内側の側面23bと、ステータ13の車幅方向外側の側面13bとの間にも設置されている。このステータ側ダストシール27は、ステータ13側に取り付けられて、ロータ23側と2箇所で接している。
このように、ロータ側ダストシール26、及び、ステータ側ダストシール27は、2箇所のシール部が、異なる面で接しているため高いシール性を実現している。本実施形態では、ロータ側ダストシール26、及び、ステータ側ダストシール27が、課題を解決するための手段に記載するシール部材である。
以下、本発明に係るインホイールモータ構造の要部の構成について説明する。
ハブ19は円筒状の形状になっており、車幅方向外側はフランジ部19aが形成されている。また、ステータ部側ハブベアリング部材20は円筒状になっている。
ハブ19は円筒状の形状になっており、車幅方向外側はフランジ部19aが形成されている。また、ステータ部側ハブベアリング部材20は円筒状になっている。
ステータ部側ハブベアリング部材20の周面と、ステータ支持部材14の車幅方向外側の側面とに接して補助ベアリング支持部材27が設置されている。この補助ベアリング支持部材28は、ステータ部側ハブベアリング部材20とステータ支持部材14とに接する基部28aと、基部28aの径方向外側の周縁部を車幅方向外側に向け立ち上げた立ち上げ部28bとからなっている。
ハブ19のフランジ部19aの周面と、補助ベアリング支持部材28の立ち上げ部28bの車幅方向外側の内周面との間には、補助ベアリング29が設置されている。この補助ベアリング29は、ボールベアリングである。
補助ベアリング29は、ブレーキディスク22の車幅方向内側を向いた凹部22aの内側に設置されている。すなわち、従来、部品が設置されていない空間であったブレーキディスク22の車幅方向内側の凹部22aを利用して補助ベアリング28を設置している。
また、補助ベアリング29の径方向における設置位置は、ハブベアリング18の径方向における設置位置よりも、径方向外側に位置している。このため、ハブベアリング18のがたつきによるロータ部11の揺動を効果的に抑制することができる。なお、補助ベアリング29の径方向における設置位置は、補助ベアリング29のボール21の周速が補助ベアリング29の使用可能な範囲内で可能な限り径方向外側に設置するものとする。
ここで、本実施形態では、補助ベアリング29のボール21の周速が補助ベアリング29の使用可能な範囲内とは、例えば、仮にボール21の回転数が毎分1000回転を限界値とするボールベアリングの場合には、それ以下の回転数で使用できる範囲内のことを意味する。
したがって、補助ベアリング29を設置したことにより、ハブベアリング18のがたつきによるロータ部11の揺動を抑えることができるため、ロータ部11の回転軸を一定に保つことができる。したがって、ロータ23とステータ13との位置関係を常に一定に保つことができる。
さらに、ステータ13とロータ13との間のロータ側ダストシール26、及び、ステータ側ダストシール27にも圧縮応力がかかりにくくなるため、ロータ側ダストシール26、及び、ステータ側ダストシール27の劣化を抑制することもできる。
なお、本実施形態では、ハブベアリング18にボール21を2個設置しているが、補助ベアリング29を設けたことにより、ハブベアリング18に使用するボール21を、従来設置していたボールよりも大きなボールとし、設置個数を1個とした場合であっても、ハブベアリング18のがたつきを抑えることができ、なおかつ十分な耐久性を確保することができる。
また、補助ベアリング29の設置位置は、ハブベアリング18の設置位置よりも車幅方向外側であればハブベアリング18の揺動を抑えることができる。このため、本実施形態では補助ベアリング29の設置位置をハブベアリング18の設置位置よりも径方向外側に位置させたが、ハブベアリング18と径方向におけるほぼ同じ位置に設置してもよい。
すなわち、車両のホイール形状や、それに伴うインホイールモータの形状変更に合わせて、補助ベアリング29の設置位置を、ハブベアリング18よりも車幅方向外側の位置で、かつ、補助ベアリング29のボールの周速が使用可能な範囲内にありさえすれば、設置位置を自由に設定することが可能である。
また、本実施形態では、ハブベアリング18、及び、補助ベアリング29にボールベアリングを用いたが、これ以外にも、セラミック軸受や流体軸受等の軸受を用いることも可能である。本実施形態では、ハブベアリング18、及び、補助ベアリング29が、課題を解決するための手段に記載するハブ軸受、及び、補助軸受である。
このように、本発明に係るインホイールモータ構造によれば、自動車のホイール内に設置されるインホイールモータにおいて、インホイールモータは、車体側に固定され、インホイールモータのステータ13を担持するステータ部10と、インホイールモータのロータを担持するロータ部11と、ステータ部10にロータ部11を回転可能に接続するハブベアリング18と、ハブベアリング18の車幅方向外側に補助ベアリング29とを備え、補助ベアリング29の径方向における設置位置は、補助ベアリング29の周速が使用可能な範囲内で、ハブベアリング18の径方向における設置位置より径方向外側の位置とすることにより、ハブベアリング18のがたつきによるロータ部11の揺動を抑えることができるため、ロータ部11の回転軸を一定に保つことができる。したがって、ロータ23とステータ13との位置関係を常に一定に保つことができるため、インホイールモータの振動の発生や出力の低下などを防ぐことができる。
また、ハブベアリング18、及び、補助ベアリング29は、ボールベアリングであることにより、ボールベアリングのボール21の周速を使用可能な範囲内で使用することができるため、ボールベアリングに負担をかけることなくロータ部11の回転軸を一定に保つことができる。したがって、ロータ23とステータ13との位置関係を常に一定に保つことができるため、インホイールモータの振動の発生や出力の低下などを防ぐことができ、さらに、高速走行を可能とすることができる。
また、補助ベアリング29は、ブレーキディスク22の車幅方向内側を向く凹部の内部に設置されることにより、従来のインホイールモータの構造を大幅に変更することなく、ハブベアリング18のがたつきによるロータ部11の揺動を抑えることができるため、ロータ部11の回転軸を一定に保つことができる。したがって、ロータ23とステータ13との位置関係を常に一定に保つことができるため、インホイールモータの振動の発生や出力の低下などを防ぐことができる。
また、ハブ19の最外周部(フランジ部19a)をボールベアリングの軸受とすることで、従来のインホイールモータの構造を大幅に変更することなく、ハブベアリング18のがたつきによるロータ部11の揺動を抑えることができるため、ロータ部11の回転軸を一定に保つことができる。したがって、ロータ23とステータ13との位置関係を常に一定に保つことができるため、インホイールモータの振動の発生や出力の低下などを防ぐことができる。
また、ステータ13とロータ23との間に、異物の侵入を防ぐロータ側ダストシール26、及び、ステータ側ダストシール27を備えたことにより、ロータ23とステータ13との位置関係を常に一定に保たれているため、ロータ側ダストシール26、及び、ステータ側ダストシール27に圧縮応力がかかりにくくなり、ロータ側ダストシール26、及び、ステータ側ダストシール27の劣化を抑制し、異物の進入防ぐ効果を長期間持続させることができる。
10 ステータ部
11 ロータ部
12 ナックル
13 ステータ
14 ステータ支持部材
15 コイル
16 鉄心
17 車軸
18 ハブベアリング(ハブ軸受)
19 ハブ
19a ハブフランジ部
20 ステータ部側ハブベアリング部材
21 ボール
22 ブレーキディスク
23 ロータ
24 ロータ支持部材
25 磁石
26 ロータ側ダストシール(シール部材)
27 ステータ側ダストシール(シール部材)
28 補助ベアリング支持部材
29 補助ベアリング(補助軸受)
11 ロータ部
12 ナックル
13 ステータ
14 ステータ支持部材
15 コイル
16 鉄心
17 車軸
18 ハブベアリング(ハブ軸受)
19 ハブ
19a ハブフランジ部
20 ステータ部側ハブベアリング部材
21 ボール
22 ブレーキディスク
23 ロータ
24 ロータ支持部材
25 磁石
26 ロータ側ダストシール(シール部材)
27 ステータ側ダストシール(シール部材)
28 補助ベアリング支持部材
29 補助ベアリング(補助軸受)
Claims (5)
- 自動車のホイール内に設置されるインホイールモータにおいて、
前記インホイールモータは、
車体側に固定され、前記インホイールモータのステータを担持するステータ部と、
前記インホイールモータのロータを担持するロータ部と、
前記ステータ部に前記ロータ部を回転可能に接続するハブ軸受と、
前記ハブ軸受の車幅方向外側に補助軸受と
を備え、
前記補助軸受の径方向における設置位置は、前記補助軸受の周速が該補助軸受の使用可能な範囲内で、前記ハブ軸受の径方向における設置位置より径方向外側の位置とする
ことを特徴とするインホイールモータ構造。 - 請求項1に記載のインホイールモータ構造において、
前記ハブ軸受、及び、前記補助軸受は、ボールベアリングである
ことを特徴とするインホイールモータ構造。 - 請求項1又は請求項2に記載のインホイールモータ構造において、
前記補助軸受は、ブレーキディスクの車幅方向内側を向く凹部の内部に設置される
ことを特徴とするインホイールモータ構造。 - 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のインホイールモータ構造において、
前記補助軸受は、ハブの最外周部を軸受面とするボールベアリングである
ことを特徴とするインホイールモータ構造。 - 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のインホイールモータ構造において、
前記ステータ部と前記ロータ部との間に、異物の侵入を防ぐシール部材を備える
ことを特徴とするインホイールモータ構造。
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