JP2007251902A - 撮像装置および撮像制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】主被写体と背景とが異なる光源で照明されていても、主被写体と背景の両方が良好な色再現となるような撮像装置および撮像制御方法を提供すること。
【解決手段】主被写体と背景の色温度等の情報を用いて適正な発光条件を演算し、演算された発光条件を用いて発光条件が制御可能な照明手段を発光させることにより、主被写体と背景とが異なる光源で照明されていても、主被写体と背景の両方が良好な色再現となるような撮像装置および撮像制御方法を提供することができる。
【選択図】図1
【解決手段】主被写体と背景の色温度等の情報を用いて適正な発光条件を演算し、演算された発光条件を用いて発光条件が制御可能な照明手段を発光させることにより、主被写体と背景とが異なる光源で照明されていても、主被写体と背景の両方が良好な色再現となるような撮像装置および撮像制御方法を提供することができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、撮像装置および撮像制御方法に関し、特に、発光条件が制御可能な照明手段を備えた撮像装置および該撮像装置の撮像制御方法に関する。
従来のフラッシュ装置等のカメラ用補助照明装置においては、光源としてキセノン管が使用されている。しかし、朝や夕方の太陽光の逆光補正を行うためにフラッシュ撮影を行うと、キセノン管は昼光色に近い分光特性を持っているため、不自然な色の写真となる場合がある。
そこで、発光ダイオード(以下、LEDと言う)を補助照明装置の光源として用い、色温度検出手段によって検出された被写界の色温度に合わせてLEDを発光させることで、上述した従来のキセノン管を使ったフラッシュ装置での照明の色温度の不自然さを解消する方法(例えば、特許文献1参照)や、被写体距離と手動で設定された色温度補正量とを用いて、フラッシュ装置のキセノン管発光時に補助照明としての赤色と青色のLEDの少なくとも一方を所定時間連続点灯させて色温度の補正を行う方法(例えば、特許文献2参照)、さらには、2種類の色温度の異なるフィルタをかけたフラッシュ装置を別々に発光させて2枚の画像を得、得られた2枚の画像を画像合成することによって任意の色温度の画像を得る方法(例えば、特許文献3参照)が提案されている
特開2002−116481号公報
特開平10−206942号公報
特開平9−160103号公報
しかし、一般に、主被写体と背景とは異なる光源で照明されていることが多く、上述した特許文献1乃至3に提案された方法では、主被写体に色温度を合わせて補助照明を発光させると、本来の照明光とのミックス光となるために、背景の色温度が不自然になることが多い。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、主被写体と背景とが異なる光源で照明されていても、主被写体と背景の両方が良好な色再現となるような撮像装置および撮像制御方法を提供することを目的とする。
本発明の目的は、下記構成により達成することができる。
1.主被写体および背景を含む被写体を撮影し、画像信号を出力する撮像手段と、
前記画像信号に少なくともホワイトバランス補正を施す画像処理手段と、
発光条件が制御可能な照明手段と、
前記照明手段の発光条件を制御する照明制御手段とを備えた撮像装置において、
前記主被写体を検出する主被写体検出手段と、
前記主被写体の色温度および輝度と、前記主被写体までの距離を検出する主被写体情報検出手段と、
前記背景の色温度および輝度と、前記背景までの距離を検出する背景情報検出手段とを有し、
前記照明制御手段は、前記主被写体情報検出手段の出力と前記背景情報検出手段の出力とから前記照明手段の発光条件を決定し、決定された発光条件で前記照明手段を発光させるように制御することを特徴とする撮像装置。
前記画像信号に少なくともホワイトバランス補正を施す画像処理手段と、
発光条件が制御可能な照明手段と、
前記照明手段の発光条件を制御する照明制御手段とを備えた撮像装置において、
前記主被写体を検出する主被写体検出手段と、
前記主被写体の色温度および輝度と、前記主被写体までの距離を検出する主被写体情報検出手段と、
前記背景の色温度および輝度と、前記背景までの距離を検出する背景情報検出手段とを有し、
前記照明制御手段は、前記主被写体情報検出手段の出力と前記背景情報検出手段の出力とから前記照明手段の発光条件を決定し、決定された発光条件で前記照明手段を発光させるように制御することを特徴とする撮像装置。
2.主被写体および背景を含む被写体を撮影し画像信号を出力する撮像手段と、
前記画像信号に少なくともホワイトバランス補正を施す画像処理手段と、
発光条件が制御可能な照明手段と、
前記照明手段の発光条件を制御する照明制御手段とを備えた撮像装置において、
前記主被写体を検出する主被写体検出手段と、
少なくとも前記主被写体の色温度と、前記主被写体までの距離を検出する主被写体情報検出手段と、
少なくとも前記背景の色温度と、前記背景までの距離を検出する背景情報検出手段と、
前記照明手段を本撮影前にプリ発光させるプリ発光手段とを有し、
前記照明制御手段は、前記プリ発光手段が前記照明手段を基準色温度でプリ発光させたときに得られる画像から前記照明手段の発光条件を決定し、決定された発光条件で前記照明手段を発光させるように制御することを特徴とする撮像装置。
前記画像信号に少なくともホワイトバランス補正を施す画像処理手段と、
発光条件が制御可能な照明手段と、
前記照明手段の発光条件を制御する照明制御手段とを備えた撮像装置において、
前記主被写体を検出する主被写体検出手段と、
少なくとも前記主被写体の色温度と、前記主被写体までの距離を検出する主被写体情報検出手段と、
少なくとも前記背景の色温度と、前記背景までの距離を検出する背景情報検出手段と、
前記照明手段を本撮影前にプリ発光させるプリ発光手段とを有し、
前記照明制御手段は、前記プリ発光手段が前記照明手段を基準色温度でプリ発光させたときに得られる画像から前記照明手段の発光条件を決定し、決定された発光条件で前記照明手段を発光させるように制御することを特徴とする撮像装置。
3.前記決定された発光条件とは、主被写体および背景の色温度がともに既定の範囲に収まるような前記照明手段の発光色温度および発光量であることを特徴とする1または2に記載の撮像装置。
4.前記画像処理手段は、主被写体の色温度が基準色温度に等しくなるようにホワイトバランス補正を行うことを特徴とする1または2に記載の撮像装置。
5.前記照明制御手段は、
前記主被写体情報検出手段の出力から前記照明手段を所定の発光条件で発光させた場合の主被写体の色温度を演算する主被写体色温度演算手段と、
前記背景情報検出手段の出力から前記照明手段を所定の発光条件で発光させた場合の背景の色温度を演算する背景色温度演算手段と、
主被写体色温度演算手段で演算された主被写体の色温度と背景色温度演算手段で演算された背景の色温度とを比較して比較結果を出力する色温度比較手段と、
色温度比較手段の比較結果に基づき前記照明手段の発光条件を決定し、決定された発光条件で前記照明手段を発光させるように制御する発光制御手段とを含むことを特徴とする1に記載の撮像装置。
前記主被写体情報検出手段の出力から前記照明手段を所定の発光条件で発光させた場合の主被写体の色温度を演算する主被写体色温度演算手段と、
前記背景情報検出手段の出力から前記照明手段を所定の発光条件で発光させた場合の背景の色温度を演算する背景色温度演算手段と、
主被写体色温度演算手段で演算された主被写体の色温度と背景色温度演算手段で演算された背景の色温度とを比較して比較結果を出力する色温度比較手段と、
色温度比較手段の比較結果に基づき前記照明手段の発光条件を決定し、決定された発光条件で前記照明手段を発光させるように制御する発光制御手段とを含むことを特徴とする1に記載の撮像装置。
6.前記照明制御手段は、
前記プリ発光手段が前記照明手段をプリ発光させた前後に得られた画像から、主被写体および背景の色温度の変化量を演算する色温度変化量演算手段と、
色温度変化量演算手段で演算された主被写体の色温度の変化量から、前記照明手段を所定の発光条件で発光させた場合の主被写体の色温度を演算する主被写体色温度演算手段と、
色温度変化量演算手段で演算された背景の色温度の変化量から、前記照明手段を所定の発光条件で発光させた場合の背景の色温度を演算する背景色温度演算手段と、
色温度変化量演算手段で演算された主被写体および背景の色温度の変化量と、主被写体色温度演算手段で演算された主被写体の色温度と、背景色温度演算手段で演算された背景の色温度とを比較して比較結果を出力する色温度比較手段と、
色温度比較手段の比較結果に基づき前記照明手段の発光条件を決定し、決定された発光条件で前記照明手段を発光させるように制御する発光制御手段とを含むことを特徴とする2に記載の撮像装置。
前記プリ発光手段が前記照明手段をプリ発光させた前後に得られた画像から、主被写体および背景の色温度の変化量を演算する色温度変化量演算手段と、
色温度変化量演算手段で演算された主被写体の色温度の変化量から、前記照明手段を所定の発光条件で発光させた場合の主被写体の色温度を演算する主被写体色温度演算手段と、
色温度変化量演算手段で演算された背景の色温度の変化量から、前記照明手段を所定の発光条件で発光させた場合の背景の色温度を演算する背景色温度演算手段と、
色温度変化量演算手段で演算された主被写体および背景の色温度の変化量と、主被写体色温度演算手段で演算された主被写体の色温度と、背景色温度演算手段で演算された背景の色温度とを比較して比較結果を出力する色温度比較手段と、
色温度比較手段の比較結果に基づき前記照明手段の発光条件を決定し、決定された発光条件で前記照明手段を発光させるように制御する発光制御手段とを含むことを特徴とする2に記載の撮像装置。
7.主被写体および背景を含む被写体を撮影し、画像信号を出力する撮像工程と、
前記画像信号に少なくともホワイトバランス補正を施す画像処理工程と、
照明手段の発光条件を制御する照明制御工程とを備えた撮像制御方法において、
前記主被写体を検出する主被写体検出工程と、
前記主被写体の色温度および輝度と、前記主被写体までの距離を検出する主被写体情報検出工程と、
前記背景の色温度および輝度と、前記背景までの距離を検出する背景情報検出工程とを有し、
前記照明制御工程は、
前記主被写体情報検出工程の出力から前記照明手段を所定の発光条件で発光させた場合の主被写体の色温度を演算する主被写体色温度演算工程と、
前記背景情報検出工程の出力から前記照明手段を所定の発光条件で発光させた場合の背景の色温度を演算する背景色温度演算工程と、
主被写体色温度演算工程で演算された主被写体の色温度と背景色温度演算工程で演算された背景の色温度とを比較して比較結果を出力する色温度比較工程と、
色温度比較工程の比較結果に基づき前記照明手段の発光条件を決定し、決定された発光条件で前記照明手段を発光させる発光制御工程とを含むことを特徴とする撮像制御方法。
前記画像信号に少なくともホワイトバランス補正を施す画像処理工程と、
照明手段の発光条件を制御する照明制御工程とを備えた撮像制御方法において、
前記主被写体を検出する主被写体検出工程と、
前記主被写体の色温度および輝度と、前記主被写体までの距離を検出する主被写体情報検出工程と、
前記背景の色温度および輝度と、前記背景までの距離を検出する背景情報検出工程とを有し、
前記照明制御工程は、
前記主被写体情報検出工程の出力から前記照明手段を所定の発光条件で発光させた場合の主被写体の色温度を演算する主被写体色温度演算工程と、
前記背景情報検出工程の出力から前記照明手段を所定の発光条件で発光させた場合の背景の色温度を演算する背景色温度演算工程と、
主被写体色温度演算工程で演算された主被写体の色温度と背景色温度演算工程で演算された背景の色温度とを比較して比較結果を出力する色温度比較工程と、
色温度比較工程の比較結果に基づき前記照明手段の発光条件を決定し、決定された発光条件で前記照明手段を発光させる発光制御工程とを含むことを特徴とする撮像制御方法。
8.主被写体および背景を含む被写体を撮影し、画像信号を出力する撮像工程と、
前記画像信号に少なくともホワイトバランス補正を施す画像処理工程と、
照明手段の発光条件を制御する照明制御工程とを備えた撮像制御方法において、
前記主被写体を検出する主被写体検出工程と、
少なくとも前記主被写体の色温度と、前記主被写体までの距離を検出する主被写体情報検出工程と、
少なくとも前記背景の色温度と、前記背景までの距離を検出する背景情報検出工程と、
前記照明手段を基準色温度でプリ発光させて画像信号を得るプリ発光工程とを有し、
前記照明制御工程は、
前記プリ発光工程で得られた画像信号から主被写体および背景の色温度の変化量を演算する色温度変化量演算工程と、
色温度変化量演算工程で演算された主被写体の色温度の変化量から、前記照明手段を所定の発光条件で発光させた場合の主被写体の色温度を演算する主被写体色温度演算工程と、
色温度変化量演算工程で演算された背景の色温度の変化量から、前記照明手段を所定の発光条件で発光させた場合の背景の色温度を演算する背景色温度演算工程と、
色温度変化量演算工程で演算された主被写体および背景の色温度の変化量と、主被写体色温度演算工程で演算された主被写体の色温度と、背景色温度演算工程で演算された背景の色温度とを比較して比較結果を出力する色温度比較工程と、
色温度比較工程の比較結果に基づき前記照明手段の発光条件を決定し、決定された発光条件で前記照明手段を発光させる発光制御工程とを含むことを特徴とする撮像制御方法。
前記画像信号に少なくともホワイトバランス補正を施す画像処理工程と、
照明手段の発光条件を制御する照明制御工程とを備えた撮像制御方法において、
前記主被写体を検出する主被写体検出工程と、
少なくとも前記主被写体の色温度と、前記主被写体までの距離を検出する主被写体情報検出工程と、
少なくとも前記背景の色温度と、前記背景までの距離を検出する背景情報検出工程と、
前記照明手段を基準色温度でプリ発光させて画像信号を得るプリ発光工程とを有し、
前記照明制御工程は、
前記プリ発光工程で得られた画像信号から主被写体および背景の色温度の変化量を演算する色温度変化量演算工程と、
色温度変化量演算工程で演算された主被写体の色温度の変化量から、前記照明手段を所定の発光条件で発光させた場合の主被写体の色温度を演算する主被写体色温度演算工程と、
色温度変化量演算工程で演算された背景の色温度の変化量から、前記照明手段を所定の発光条件で発光させた場合の背景の色温度を演算する背景色温度演算工程と、
色温度変化量演算工程で演算された主被写体および背景の色温度の変化量と、主被写体色温度演算工程で演算された主被写体の色温度と、背景色温度演算工程で演算された背景の色温度とを比較して比較結果を出力する色温度比較工程と、
色温度比較工程の比較結果に基づき前記照明手段の発光条件を決定し、決定された発光条件で前記照明手段を発光させる発光制御工程とを含むことを特徴とする撮像制御方法。
9.前記決定された発光条件とは、主被写体および背景の色温度がともに既定の範囲に収まるような前記照明手段の発光色温度および発光量であることを特徴とする7または8に記載の撮像制御方法。
10.前記画像処理工程は、主被写体の色温度が基準色温度に等しくなるようにホワイトバランス補正を行うことを特徴とする7または8に記載の撮像制御方法。
本発明によれば、主被写体と背景の色温度等の情報を用いて適正な発光条件を演算し、演算された発光条件を用いて発光条件が制御可能な照明手段を発光させることにより、主被写体と背景とが異なる光源で照明されていても、主被写体と背景の両方が良好な色再現となるような撮像装置および撮像制御方法を提供することができる。
以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。なお、図中、同一あるいは同等の部分には同一の番号を付与し、重複する説明は省略する。
まず、本発明における撮像装置の一例について、図1および図2を用いて説明する。図1は、本発明における撮像装置の一例であるデジタルカメラと、それに搭載される照明手段の構成を示す模式図で、図1(a)はデジタルカメラの側面縦断面図、図1(b)は照明手段の被写体側から見た正面図である。
図1(a)において、デジタルカメラ1は、撮影レンズ211、絞り兼用シャッタ221、撮像素子162、カメラ回路150、電子ビューファインダ(以下、EVFと言う)121、接眼レンズ122、モニタ131、ポップアップ部171、照明手段172、照明制御手段173等で構成される。撮像素子162は、撮影レンズ211の光軸200上に配置され、撮影レンズ211により撮像素子162上に結像される被写体像が光電変換され画像信号163が出力される。撮影レンズ211と撮像素子162とは、本発明における撮像手段として機能する。
画像信号163はカメラ回路150に入力され、ファインダ画像としてEVF121あるいはモニタ131に表示されるとともに、撮影後は、適切な画像処理が施されてモニタ131に表示される。ポップアップ部171が手動あるいは自動で立ち上げられると、照明手段172は点灯可能となり、カメラ回路150からの制御により照明制御手段173を介して点灯制御される。
図1(b)において、照明手段172は、例えば、赤色(R)、緑色(G)、青色(B)、電球色(L)の4色のLEDがマトリクス状に並べられて構成されており、各色の発光量が制御されることで、あらゆる色温度の照明を行うことができる。例えば、色温度の高い照明を行う場合は、青色(B)の発光量を大きくすればよいし、色温度の低い照明を行う場合は、赤色(R)や電球色(L)の発光量を大きくすればよい。
図2は、デジタルカメラ1のカメラ回路150の詳細構成の一例を示すブロック図である。図2において、カメラ制御手段151は、マイクロコンピュータ等で構成され、メモリ152に記憶されたプログラムに従って、デジタルカメラ1の動作を制御する。
カメラ制御手段151には、図示しないレリーズボタンの押し下げの1段目で動作するAFスイッチ101aと2段目で動作するレリーズスイッチ101b、電源のオンオフを設定するメインスイッチ111、デジタルカメラ1の動作モードを設定するモード設定ダイアル112、各動作モードでの各種設定の変更等を行うジョグダイアル113および照明手段172がポップアップされたことを検知するポップアップスイッチ114等の操作部材の各信号が入力される。
カメラ制御手段151は、レンズ駆動手段212を介して撮影レンズ211のフォーカス動作、ズーム動作を制御するとともに、シャッタ駆動手段222を介して絞り兼用シャッタ221のシャッタ動作および絞り動作を制御する。
カメラ制御手段151は、撮像制御手段161を介して撮像素子162の動作を制御し、撮像素子162の出力である画像信号163にホワイトバランス等の画像処理を施す画像処理手段165の動作を制御し、画像処理手段165の出力である画像データ167を画像表示制御手段132を介してEVF121またはモニタ131に表示するとともに、記録制御手段154を介して画像メモリ155に一旦記録し、最終的にメモリカード156に記録する。さらに、カメラ制御手段151は、外部インターフェース(I/F)125を介して図示しないデジタルカメラ1外のコンピュータ等に接続され、画像データ167の送受信を行うことができる。
カメラ制御手段151は、ポップアップスイッチ114のポップアップ検知信号を受けて、照明制御手段173を介して照明手段172の発光動作、発光色温度および発光量の制御を行う。
本例では、デジタルカメラ1を絞り兼用シャッタを用いた所謂コンパクトカメラタイプのデジタルカメラとして説明したが、これに限るものではなく、所謂一眼レフタイプのデジタルカメラでもよい。この場合、絞りとシャッタの開閉動作およびレフレックスミラーのアップダウン動作が別個に制御されることになる。
次に、本発明における照明手段を用いた補助照明の考え方について、図3を用いて説明する。図3は、主被写体と背景とが異なる照明光で照明されているシーンの代表例を示す模式図である。
図3において、窓305の際に立っている主被写体である人物301は、窓305から差し込む太陽光311で照明されている。人物301の後方の壁307には背景である名画303が掛かっており、名画303は室内天井にあるスポットライト313の光315で照明されている。このような光景を画枠321のような構図で撮影する。
太陽光の色温度は約6,000K(ケルビン)で、スポットライトの色温度は約3,000Kである。このシーンを補助照明なしで撮影して、人物301の色が適正に再現されるようにホワイトバランス処理を行うと、スポットライト光315で照明されている名画303は本来の色よりも赤っぽい色として再現されてしまう。
そこで、本発明では、照明手段172で画面全体にスポットライト光315よりも色温度の低い補助照明を照射し、太陽光311と補助照明光とをミックスすることで、人物301が名画303と同様の色温度で照明されているようにして撮影し、スポットライト光315に合わせたホワイトバランス処理を行うことで、人物301と名画303の両方とも色再現のよい画像を得る。
照明手段172で画面全体に色温度の低い補助照明を照射すると名画303の色温度も低下すると思われがちだが、名画303は人物301の後方の壁に掛けられており、距離が遠いために照明手段172による補助照明はほとんど効果がない。
上述したような補助照明を行うためには、発光色温度を自在に変更できる照明手段が必要である。これを、図4および図5を用いて説明する。
図4は、LEDの発光波長分布の一例を示すグラフで、横軸に波長をとり、縦軸に相対発光強度をとってある。図4において、青色(B)のLEDは発光波長のピークが470nm付近で、緑色(G)のLEDは発光波長のピークが530nm付近、赤色(R)のLEDは発光波長のピークが630nm付近にある。これらの3色のLEDの発光波長の分布にはほとんど重なりがないため、この3色のLEDだけでは、各色の中間の色温度を作り出すことは難しい。
そこで、例えば、図4に示したように、R、G、Bの3色のLEDに比べて発光波長の分布が非常に幅広い電球色(L)のLEDも合わせて用いることで3色のLEDの中間の色温度を作り出すことができるようになり、人の目に感じる色の波長範囲(約450nmから650nm)の全域で自由に色温度が可変に制御できる照明手段を実現できる。もちろん、上述したLEDの組み合わせだけでなく、例えば白色(W)のLEDや、イエローやマゼンタといった補色のLEDを用いることも考えられる。
図5は、色温度を制御するためのLEDの発光パターンの例を示すタイミング図で、横軸に時間を、縦軸に発光強度を示してある。
図5(a)は、パルス発光の発光時間を一定にし、発光回数を変えることで色温度を制御する方法で、ここでは青色(B)のLEDの発光回数が一番多く、緑色(G)、赤色(R)、電球色(L)の順に発光回数が少なくなるようにしてある。従って、発光色温度は高く、青っぽい色となる。
図5(b)は、パルス発光の発光回数を一定にし、発光強度を変えることで色温度を制御する方法で、図の実線が発光強度で、比較のために最も強い発光強度を破線で示してある。ここでは青色(B)のLEDの発光強度が一番弱く、緑色(G)、赤色(R)、電球色(L)の順に発光強度が強くなるようにしてある。従って、発光色温度は低く、赤っぽい色となる。LEDでは実用的な範囲では印加する電流値と発光強度とはほぼ比例するので、印加する電流値を制御することで発光強度を制御することが可能である。
図5(c)は、図5と同じく発光強度を変えることで色温度を制御する方法であるが、発光は1回の長時間発光で行う方法である。ここでは図5(b)と同じ結果になるように設定した例を示してある。
静止している被写体の場合は何れの方法でもよいが、被写体が動いている場合等には、全てのLEDの発光タイミングが同一である方が好ましいので、図5(b)あるいは(c)の方法の方が好ましい。LEDは、電流を印加すると電流によるジュール熱で発熱し、発光効率が低下するとともに、発光色温度が変化する。従って、発熱を防止できる間欠的な駆動の方が好ましい。また、LEDは周囲温度によっても発光色温度が変化するので、温度検知を行って発光色温度のズレを補正することで、さらに精度の高い色温度の制御が可能となる。
続いて、本発明の照明手段を用いた撮影の第1の実施の形態について、図6乃至図9を用いて説明する。図6乃至図9は、第1の実施の形態の動作の流れを示すフローチャートで、図6がメインルーチン、図7乃至図9が図6のサブルーチンである。
図6において、ステップS101でメインスイッチ111が操作されてデジタルカメラ1の電源がオンされると、撮像素子162に通電されて撮像動作が開始され、ステップS103でファインダのEVF121にライブビュー表示が開始される。ステップS105で、レリーズボタンが1段押し下げられてAFスイッチ101aがオンされたか否かが確認され、オンされるまでステップS103とステップS105の動作が繰り返される。
AFスイッチ101aがオンされると(ステップS105;YES)、ステップS111でフラッシュ撮影が行われる設定か否かが確認される。ここでは、ポップアップ部171が立ち上げられてポップアップスイッチ114がオンされている場合にフラッシュ撮影が行われる設定と見なして(ステップS111;YES)、ステップS121の「フォーカススキャンサブルーチン」に進む。ポップアップスイッチ114がオンされていない場合、つまりフラッシュ撮影が行われない設定の場合は(ステップS111;NO)、通常の撮影モードに進む。ここでは説明は省略する。
ステップS121で図7に示す「フォーカススキャンサブルーチン」が実行され、ステップS131の「発光量演算サブルーチン」に進む。ステップS131で図8に示す「発光量演算サブルーチン」が実行され、ステップS141に進む。ステップS141で、レリーズボタンがさらに1段押し下げられてレリーズスイッチ101bがオンされたか否かが確認され、オンされるまでステップS141の動作が繰り返される。
レリーズスイッチ101bがオンされると(ステップS141;YES)、ステップS151で図9に示す「撮影サブルーチン」が実行され、ステップS161でメインスイッチ111が操作されてデジタルカメラ1の電源がオフされたか否かが確認される。オフされた場合(ステップS161;YES)にはそのまま動作が終了される。オフされていない場合(ステップS161;NO)にはステップS103に戻って再びライブビュー表示が開始され、以後上述した動作の流れが繰り返される。
図7は、図6のステップS121「フォーカススキャンサブルーチン」である。図7において、ステップS201で撮影レンズ211が最近接位置まで繰り出されて最近接位置にセットされ、ステップS203で撮影レンズが最近接位置から遠距離側へと繰り込み開始される。ステップS205で、撮像素子162の画像信号から被写体に合焦したか否かがカメラ制御手段151により判定される。
合焦していなければ(ステップS205;NO)、ステップS231で撮影レンズが無限遠位置に達したか否かが判定される。無限遠位置に達していなければ(ステップS231;NO)ステップS203に戻り、撮影レンズ211の繰り込みと合焦判定が繰り返される。ステップS231で撮影レンズが合焦しないままで無限遠位置に達した場合(ステップS231;YES)には、撮影すべき被写体が存在しないと判断して、ステップS233で例えばEVF121に「非合焦警告」等の表示を行い、ここで動作を終了する。ここに、カメラ制御手段151は本発明における主被写体検出手段として機能し、ステップS203、S205およびステップS231、S233は本発明における主被写体検出工程に相当する。
ステップS205で被写体に合焦した場合(ステップS205;YES)、ステップS211で、合焦した被写体が主被写体とみなされて、主被写体の色温度、距離および輝度がカメラ制御手段151により検出され、記録される。ここに、カメラ制御手段151は本発明における主被写体情報検出手段として機能し、ステップS211は本発明における主被写体情報検出工程に相当する。ここでは主被写体の検知方法を、最近接の合焦被写体を主被写体とみなす方法としたが、これに限るものではなく、例えば画面中央の被写体を主被写体とみなす方法や、画像中の肌色部分を主被写体とみなす方法等を用いてもよい。
ステップS213で撮影レンズの繰り込みが継続され、ステップS215で撮像素子162の画像信号から被写体に合焦したか否か、あるいは無限遠位置に達したか否かがカメラ制御手段151により判定される。合焦も無限遠への到達もしていない場合(ステップS215;NO)には、ステップS213に戻り、撮影レンズ211の繰り込みと合焦判定が繰り返される。
被写体に合焦したか、あるいは無限遠位置に達した場合(ステップS215;YES)、ステップS221で、ステップS215で合焦した被写体あるいは無限遠の被写体が背景とみなされて、背景の色温度、距離および輝度がカメラ制御手段151により検出され、記録されて、メインルーチンのステップS121に戻る。ここに、カメラ制御手段151は本発明における背景情報検出手段として機能し、ステップS221は本発明における背景情報検出工程に相当する。
図8は、図6のステップS131「発光量演算サブルーチン」である。ステップS131および後述する図9のステップS507は本発明における照明制御工程に相当する。図8において、ステップS301で、上述したステップS211で記録された主被写体の色温度、距離および輝度を基に、主被写体の分光反射率を例えば人物の肌色と同等と仮定して、主被写体が適正露光になるような照明手段172の発光量FLが演算される。ステップS303で、以降のステップでの演算に用いられる演算用色温度TXが3,300Kに仮設定される。あるいは、ここでは既に主被写体および背景の色温度が分かっていることから、それらの低い方に設定してもよい。
ステップS311で、上述した発光量FLと演算用色温度TXで照明手段172が発光された場合の主被写体の色温度Tfが、主被写体の分光反射率を例えば人物の肌色と同等と仮定して、カメラ制御手段151により演算される。ここに、カメラ制御手段151は本発明における主被写体色温度演算手段として機能し、ステップS311は本発明における主被写体色温度演算工程に相当する。ステップS313で、ステップS311と同様に、上述した発光量FLと演算用色温度TXで照明手段172が発光された場合の背景の色温度Tbがカメラ制御手段151により演算される。ここに、カメラ制御手段151は本発明における背景色温度演算手段として機能し、ステップS313は本発明における背景色温度演算工程に相当する。
ステップS315で、ステップS311と313で算出された主被写体の色温度Tfと背景の色温度Tbの差が規定の判定値以下か否か、つまり上述した発光量FLと演算用色温度TXで照明手段172が発光されることによって、主被写体と背景の色温度がほぼ同等に補正されるか否かがカメラ制御手段151により判定される。ここに、カメラ制御手段151は本発明における色温度比較手段として機能し、ステップS315は本発明における色温度比較工程に相当する。
ここでの判定には、主被写体の色温度Tfと背景の色温度Tbの単なる差分ではなく、ミレッドと呼ばれる色温度の逆数に10の6乗を乗算した値を用いて、(1式)に示すミレッドの差分を用いる方が好ましい。なぜならば、色温度が変わると光色が変わるが、この変化が一定ではなく、同じ色温度差でも色温度の低い状態では色の変化が大きく、高い状態では小さいからである。つまり、例えば同じ100Kの違いでも6,000Kあたりでは変化はほとんどないが、3,000Kあたりは100Kの違いで光色が大きく変わるということである。その点ミレッドでは、たとえば10ミレッド変われば色温度の高低に関わらず一定量だけ色が変わるので、光色の差をあらわしたり、また色温度変換能力を示したりするのに便利だからである。
(1式)が規定の判定値(ここでは、20ミレッドとしてあるが、これに限るものではなく、デジタルカメラ1の仕様によって決定すればよい)以下である場合(ステップS315;YES)には、ステップS321で、発光色温度TLが演算用色温度TXの値に設定されてメインルーチンに戻る。ステップS321および後述する図9のステップS507は本発明における発光制御工程に相当する。(1式)が規定の判定値以下でない場合(ステップS315;NO)には、ステップS331で例外処理を行うか否かが判断される。例外処理の詳細については後述する。
例外処理を行う場合(ステップS331;YES)には、ステップS341で照明手段172の発光色温度TLが例外処理の値に設定されてメインルーチンのステップS131に戻る。例外処理を行わない場合(ステップS331;NO)には、ステップS351で演算に用いられる演算用色温度TXが変更されてステップS311に戻り、再度、主被写体と背景の色温度がほぼ同等に補正されるための照明手段172の発光色温度TLが求められる。
ここで、ステップS331で判定される例外処理について述べる。例外処理には次の3種類がある。
(例外1)主被写体と背景の色温度がほぼ同等に補正されるための発光色温度TLが3,200K(日の出直後あるいは日没直前の色温度)以下である場合。この場合は、日の出あるいは日没時の赤っぽい感じを残すために、ステップS311と313で算出された主被写体の色温度Tfと背景の色温度Tbのうちの色温度の高い方が3,200Kとなるように照明手段172の発光色温度を設定し、図9のステップS511で後述する撮影後のホワイトバランス処理時には、補正色温度が3,300Kとなるように処理を行う。
(例外2)主被写体と背景の色温度がほぼ同等に補正されるための発光色温度TLが8,300K(曇天の色温度)以上である場合。この場合は、曇天の雰囲気を残すためにステップS311と313で算出された主被写体の色温度Tfと背景の色温度Tbのうちの色温度の低い方が8,300Kとなるように照明手段172の発光色温度を設定し、図9のステップS511で後述する撮影後のホワイトバランス処理時には、補正色温度が8,200Kとなるように処理を行う。
(例外3)背景の照明光が蛍光灯の場合。蛍光灯で照明されているか否かは、例えばライブビュー表示のための画像信号163の分光分布から判断できる。太陽光で照明されている場合には、画像信号の分光分布はR<G<B、あるいはR>G>Bといった具合に単調増加あるいは単調減少の分布を示す。これに対して、蛍光灯での照明の場合は、Gが強くRもBも弱い分布を示す。この違いから蛍光灯照明が検出できる。さらに、蛍光灯の種類が色温度から判定できる。白色や昼白色の蛍光灯は約4,000Kの色温度であり、昼光色の蛍光灯は約6,000Kの色温度である。
以上の検出結果から、白色や昼白色の蛍光灯で照明されている場合には赤色(R)と青色(B)のLEDの電流量をともに少なく設定し、昼光色の蛍光灯で照明されている場合には赤色(R)のLEDの電流量を少なく設定し、青色(B)のLEDの電流量を多く設定する。いずれの場合も、図9のステップS511で後述する撮影後のホワイトバランス処理時には、主被写体の色温度Tfに対して適正な補正となるように処理を行う。
図9は、図6のステップS151「撮影サブルーチン」である。図9において、ステップS501で撮像素子162がリセットされて撮影可能状態となる。ステップS503で絞り兼用シャッタ221が適正露光となる絞り値まで絞り込まれ、ステップS505で、照明制御手段173により照明手段172が上述した発光色温度TLと発光量FLで発光され、撮像素子162の電子シャッタ機能により撮影が行われる。ここに、照明制御手段173は本発明における発光制御手段として機能し、ステップS505は本発明における発光制御工程に相当する。
ステップS507で絞り兼用シャッタ221が閉じられ、ステップS509で撮像素子162から画像処理手段165へと画像信号163が転送される。ステップS501からステップS509の各ステップは本発明における撮像工程に相当する。ステップS511で、画像処理手段165により画像信号163に主被写体の色温度が基準色温度(例えば、人物の肌色等)に等しくなるようなホワイトバランス処理等の画像処理が施される。ステップS511は本発明における画像処理工程に相当する。ステップS513で画像処理が施された画像データ167が記録制御手段154を介して画像メモリ155に一旦記録され、最終的にメモリカード156に記録される。ステップS515で画像データ167がモニタ131に表示され、メインルーチンに戻る。
以上に示したように、本発明の第1の実施の形態によれば、異なる光源で照明されている主被写体と背景を発光色温度が制御可能な照明手段で照明することで、主被写体と背景をともに適正な色温度で撮影することができ、自然な色再現の画像を得ることができる。さらに、日の出や日没、曇天あるいは蛍光灯照明等の例外的な照明条件下でも照明手段を適切な色温度で発光させることができ、自然な色再現の画像を得ることができる。
次に、本発明の照明手段を用いた撮影の第2の実施の形態について、図10および図11を用いて説明する。図10および図11は、第2の実施の形態の動作の流れを示すフローチャートで、図10がメインルーチン、図11がサブルーチンである。本第2の実施の形態においては、撮影前に照明手段172が規定の色温度でプリ発光され、得られた画像から主被写体および背景の色温度変化が検出されることで、撮影時の適正な発光色温度が決定される。
図10において、ステップS101からステップS111までは図6と同じ動作であるので、説明は省略する。ステップS111でフラッシュ撮影が行われる場合(ステップS111;YES)、ステップS121で、図7に示す「フォーカススキャンサブルーチン」が実行される。
ステップS171で、図11に示す「プリ発光・演算サブルーチン」が実行され、ステップS141に進む。ステップS141からステップS161までは図6と同じ動作であるので、説明は省略する。
図11は、図10のステップS171「プリ発光・演算サブルーチン」である。図11において、ステップS701でライブビュー画像が画像Aとして取得される。ステップS703で、照明制御手段173により照明手段172のプリ発光色温度TPが既定値(例えば3,300K)に設定され、ステップS705で照明制御手段173により照明手段172がプリ発光されて、ステップS707で照明手段172のプリ発光時のライブビュー画像が画像Bとして取得される。
この時のプリ発光量FPは、図10のステップS121で検出された主被写体の距離と輝度から算出される発光量あるいはそれ以下の弱い発光量である。ここに、照明制御手段173は本発明におけるプリ発光手段として機能し、ステップS701からS707は本発明におけるプリ発光工程に相当する。
ステップS709で、画像Aと画像Bの差分画像から色温度変化量Cがカメラ制御手段151により演算される。色温度変化量Cは主被写体および背景のそれぞれの色温度の変化量を示すものである。ここに、カメラ制御手段151は本発明における色温度変化量演算手段として機能し、ステップS709は本発明における色温度変化量演算工程に相当する。
ステップS710で、以下の演算で使用する演算用発光量FXと演算用色温度TXが、それぞれプリ発光量FPとプリ発光色温度TPに等しいと仮設定され、ステップS711で、上述した画像A、画像Bおよび色温度変化量Cから、演算用発光量FXと演算用色温度TXで照明手段172が発光された場合の主被写体の色温度Tfがカメラ制御手段151により演算される。ここに、カメラ制御手段151は本発明における主被写体色温度演算手段として機能し、ステップS711は本発明における主被写体色温度演算工程に相当する。
ステップS713で、ステップS711と同様に、演算用発光量FXと演算用色温度TXで照明手段172が発光された場合の背景の色温度Tbがカメラ制御手段151により演算される。ここに、カメラ制御手段151は本発明における背景色温度演算手段として機能し、ステップS713は本発明における背景色温度演算工程に相当する。
ステップS715で、ステップS711とS713で算出された主被写体の色温度Tfと背景の色温度Tbの差が規定の判定値以下か否か、つまり上述した演算用発光量FXと演算用色温度TXで照明手段172が発光されることによって、主被写体と背景の色温度がほぼ同等に補正されるか否かがカメラ制御手段151により判定される。ここでの判定も、図8で説明したと同じく(1式)に示すミレッドの差分を用いる方が好ましい。ここに、カメラ制御手段151は本発明における色温度比較手段として機能し、ステップS715は本発明における色温度比較工程に相当する。
(1式)が規定の判定値以下である場合(ステップS715;YES)には、上述した演算用発光量FXと演算用色温度TXで主被写体と背景の色温度がほぼ同等に補正されると見なして、ステップS721で、発光量FLと発光色温度TLがそれぞれ演算用発光量FXと演算用色温度TXの値に設定されてメインルーチンに戻る。ステップS721および図9のステップS507は本発明における発光制御工程に相当する。
(1式)が規定の判定値以下でない場合(ステップS715;NO)には、ステップS731で例外処理を行うか否かが判断される。例外処理は図8で説明したと同じであるので、説明は省略する。
例外処理を行わない場合(ステップS731;NO)には、ステップS751で演算用発光量FXと演算用色温度TXが変更されてステップS711に戻り、再度、主被写体と背景の色温度がほぼ同等に補正されるための照明手段172の発光量FLと発光色温度TLが演算される。例外処理を行う場合(ステップS731;YES)には、ステップS741で照明手段172の発光量FLと発光色温度TLが例外処理の値に設定されて図10のメインルーチンのステップS141に戻る。
以上に示したように、本発明の第2の実施の形態によれば、第1の実施の形態の特徴に加えて、プリ発光によって照明手段での照明による主被写体および背景の画像の変化量、すなわち主被写体および背景の分光反射率が実測できるため、主被写体の分光反射率を人物の肌色と仮定して演算する第1の実施の形態よりもさらに正確で適正な発光量と発光色温度の照明手段を用いて撮影を行うことができ、さらに自然な色再現の画像を得ることができる。
以上に述べたように、本発明によれば、主被写体と背景の色温度等の情報を用いて適正な発光条件を演算し、演算された発光条件を用いて発光条件が制御可能な照明手段を発光させることにより、主被写体と背景とが異なる光源で照明されていても、主被写体と背景の両方が良好な色再現となるような撮像装置および撮像制御方法を提供することができる。
尚、本発明に係る撮像装置および撮像制御方法を構成する各構成の細部構成および細部動作に関しては、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
1 デジタルカメラ
121 電子ビューファインダ(EVF)
122 接眼レンズ
131 モニタ
150 カメラ回路
151 カメラ制御手段
161 撮像制御手段
162 撮像素子
163 画像信号
165 画像処理手段
167 画像データ
171 ポップアップ部
172 照明手段
173 照明制御手段
200 光軸
211 撮影レンズ
221 絞り兼用シャッタ
121 電子ビューファインダ(EVF)
122 接眼レンズ
131 モニタ
150 カメラ回路
151 カメラ制御手段
161 撮像制御手段
162 撮像素子
163 画像信号
165 画像処理手段
167 画像データ
171 ポップアップ部
172 照明手段
173 照明制御手段
200 光軸
211 撮影レンズ
221 絞り兼用シャッタ
Claims (10)
- 主被写体および背景を含む被写体を撮影し、画像信号を出力する撮像手段と、
前記画像信号に少なくともホワイトバランス補正を施す画像処理手段と、
発光条件が制御可能な照明手段と、
前記照明手段の発光条件を制御する照明制御手段とを備えた撮像装置において、
前記主被写体を検出する主被写体検出手段と、
前記主被写体の色温度および輝度と、前記主被写体までの距離を検出する主被写体情報検出手段と、
前記背景の色温度および輝度と、前記背景までの距離を検出する背景情報検出手段とを有し、
前記照明制御手段は、前記主被写体情報検出手段の出力と前記背景情報検出手段の出力とから前記照明手段の発光条件を決定し、決定された発光条件で前記照明手段を発光させるように制御することを特徴とする撮像装置。 - 主被写体および背景を含む被写体を撮影し画像信号を出力する撮像手段と、
前記画像信号に少なくともホワイトバランス補正を施す画像処理手段と、
発光条件が制御可能な照明手段と、
前記照明手段の発光条件を制御する照明制御手段とを備えた撮像装置において、
前記主被写体を検出する主被写体検出手段と、
少なくとも前記主被写体の色温度と、前記主被写体までの距離を検出する主被写体情報検出手段と、
少なくとも前記背景の色温度と、前記背景までの距離を検出する背景情報検出手段と、
前記照明手段を本撮影前にプリ発光させるプリ発光手段とを有し、
前記照明制御手段は、前記プリ発光手段が前記照明手段を基準色温度でプリ発光させたときに得られる画像から前記照明手段の発光条件を決定し、決定された発光条件で前記照明手段を発光させるように制御することを特徴とする撮像装置。 - 前記決定された発光条件とは、主被写体および背景の色温度がともに既定の範囲に収まるような前記照明手段の発光色温度および発光量であることを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
- 前記画像処理手段は、主被写体の色温度が基準色温度に等しくなるようにホワイトバランス補正を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
- 前記照明制御手段は、
前記主被写体情報検出手段の出力から前記照明手段を所定の発光条件で発光させた場合の主被写体の色温度を演算する主被写体色温度演算手段と、
前記背景情報検出手段の出力から前記照明手段を所定の発光条件で発光させた場合の背景の色温度を演算する背景色温度演算手段と、
主被写体色温度演算手段で演算された主被写体の色温度と背景色温度演算手段で演算された背景の色温度とを比較して比較結果を出力する色温度比較手段と、
色温度比較手段の比較結果に基づき前記照明手段の発光条件を決定し、決定された発光条件で前記照明手段を発光させるように制御する発光制御手段とを含むことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。 - 前記照明制御手段は、
前記プリ発光手段が前記照明手段をプリ発光させた前後に得られた画像から、主被写体および背景の色温度の変化量を演算する色温度変化量演算手段と、
色温度変化量演算手段で演算された主被写体の色温度の変化量から、前記照明手段を所定の発光条件で発光させた場合の主被写体の色温度を演算する主被写体色温度演算手段と、
色温度変化量演算手段で演算された背景の色温度の変化量から、前記照明手段を所定の発光条件で発光させた場合の背景の色温度を演算する背景色温度演算手段と、
色温度変化量演算手段で演算された主被写体および背景の色温度の変化量と、主被写体色温度演算手段で演算された主被写体の色温度と、背景色温度演算手段で演算された背景の色温度とを比較して比較結果を出力する色温度比較手段と、
色温度比較手段の比較結果に基づき前記照明手段の発光条件を決定し、決定された発光条件で前記照明手段を発光させるように制御する発光制御手段とを含むことを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。 - 主被写体および背景を含む被写体を撮影し、画像信号を出力する撮像工程と、
前記画像信号に少なくともホワイトバランス補正を施す画像処理工程と、
照明手段の発光条件を制御する照明制御工程とを備えた撮像制御方法において、
前記主被写体を検出する主被写体検出工程と、
前記主被写体の色温度および輝度と、前記主被写体までの距離を検出する主被写体情報検出工程と、
前記背景の色温度および輝度と、前記背景までの距離を検出する背景情報検出工程とを有し、
前記照明制御工程は、
前記主被写体情報検出工程の出力から前記照明手段を所定の発光条件で発光させた場合の主被写体の色温度を演算する主被写体色温度演算工程と、
前記背景情報検出工程の出力から前記照明手段を所定の発光条件で発光させた場合の背景の色温度を演算する背景色温度演算工程と、
主被写体色温度演算工程で演算された主被写体の色温度と背景色温度演算工程で演算された背景の色温度とを比較して比較結果を出力する色温度比較工程と、
色温度比較工程の比較結果に基づき前記照明手段の発光条件を決定し、決定された発光条件で前記照明手段を発光させる発光制御工程とを含むことを特徴とする撮像制御方法。 - 主被写体および背景を含む被写体を撮影し、画像信号を出力する撮像工程と、
前記画像信号に少なくともホワイトバランス補正を施す画像処理工程と、
照明手段の発光条件を制御する照明制御工程とを備えた撮像制御方法において、
前記主被写体を検出する主被写体検出工程と、
少なくとも前記主被写体の色温度と、前記主被写体までの距離を検出する主被写体情報検出工程と、
少なくとも前記背景の色温度と、前記背景までの距離を検出する背景情報検出工程と、
前記照明手段を基準色温度でプリ発光させて画像信号を得るプリ発光工程とを有し、
前記照明制御工程は、
前記プリ発光工程で得られた画像信号から主被写体および背景の色温度の変化量を演算する色温度変化量演算工程と、
色温度変化量演算工程で演算された主被写体の色温度の変化量から、前記照明手段を所定の発光条件で発光させた場合の主被写体の色温度を演算する主被写体色温度演算工程と、
色温度変化量演算工程で演算された背景の色温度の変化量から、前記照明手段を所定の発光条件で発光させた場合の背景の色温度を演算する背景色温度演算工程と、
色温度変化量演算工程で演算された主被写体および背景の色温度の変化量と、主被写体色温度演算工程で演算された主被写体の色温度と、背景色温度演算工程で演算された背景の色温度とを比較して比較結果を出力する色温度比較工程と、
色温度比較工程の比較結果に基づき前記照明手段の発光条件を決定し、決定された発光条件で前記照明手段を発光させる発光制御工程とを含むことを特徴とする撮像制御方法。 - 前記決定された発光条件とは、主被写体および背景の色温度がともに既定の範囲に収まるような前記照明手段の発光色温度および発光量であることを特徴とする請求項7または8に記載の撮像制御方法。
- 前記画像処理工程は、主被写体の色温度が基準色温度に等しくなるようにホワイトバランス補正を行うことを特徴とする請求項7または8に記載の撮像制御方法。
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