JP2007251758A - 動画像符号装置及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】基本ブロックの変換係数を量子化した結果が全てゼロであった場合でも、現基本ブロックの量子化パラメータを符号化できるようにして、フィルタリング強度を制御できるようにする。
【解決手段】入力画像信号を基本ブロック単位で直交変換する直交変換手段1と、得られた各変換係数を量子化パラメータで量子化する量子化手段2と、前記量子化パラメータを符号化する符号化手段10と、量子化手段2の量子化結果から動き補償予測のための参照画像信号を生成する復号画像生成手段3,4,5と、得られた参照画像信号について、前記基本ブロックについて非ゼロの有効変換係数が存在する場合に前記量子化パラメータに応じたフィルタリング強度でフィルタリングを行なうフィルタ手段15と、前記変換係数が全てゼロであった場合に、少なくともいずれかの変換係数を非ゼロに制御する制御手段20Aとをそなえる。
【選択図】図1

Description

本発明は、動画像符号化装置及び方法に関し、例えば、H.264符号化方式を採用した装置に用いて好適な技術に関する。
図7はH.264符号化方式を採用する従来の動画像符号化装置(H.264エンコーダ)の要部構成を示すブロック図で、この図7に示す動画像符号化装置(以下、単に「符号化装置」とも称する)は、直交変換部310,量子化部320,逆量子化部330,逆直交変換部340,復号画像生成部(加算器)350,復号画像記憶部(フレームメモリ)360,動きベクトル計算部370,予測画像生成部380,イントラ予測方向計算部381,イントラ予測画像生成部382,コスト比較部383,デブロッキングフィルタ(ループフィルタ)384,イントラ/インター(フレーム内/フレーム間)切り替えスイッチ385,予測誤差信号生成部(減算器)390,係数エントロピー符号化部400,ベクトルエントロピー符号化部400及び多重化部(MUX)420をそなえて構成されている。
かかる構成を有する符号化装置では、予測誤差信号生成部390にて、原画入力(原画像信号)と、予測画像生成部380(又はイントラ予測画像生成部382)により生成された予測画像信号との差分が検出されることにより、予測誤差信号が生成され、当該予測誤差信号について、直交変換部310にて、最大16×16画素(ピクセル)のブロックサイズのマクロブロック(MB)(基本ブロック)単位で離散コサイン変換(DCT)等の直交変換(係数変換)処理が施された後、量子化部320にて、その変換係数が量子化パラメータ(QP)を用いて量子化される。
そして、その量子化結果は、係数エントロピー符号化部400にて、ハフマン符号化や算術符号化等のエントロピー符号化が施され、多重化部420にて、動きベクトル計算部370により計算された動きベクトルをベクトルエントロピー符号化部410でエントロピー符号化した結果と多重化されて出力される。
一方、量子化部320による量子化結果は、逆量子化部330にも入力され、当該逆量子化部330にて逆量子化された後、逆直交変換部340にて逆直交変換されることにより、前記予測誤差信号が再生され、当該再生予測誤差信号と、予測画像生成部380(又はイントラ予測画像生成部382)により生成された画像信号とが、復号画像生成部(加算器)350にて加算(合成)されることにより、原画像信号が再生され、これが予測符号化のための参照画像信号として、イントラ予測方向計算部381,イントラ予測画像生成部382,デブロッキングフィルタ384,復号画像記憶部360にそれぞれ入力される。
イントラ予測方向計算部381では、予測誤差信号生成部390への入力信号である原画像信号と、復号画像生成部350にて再生(復号)された再生原画像信号(以下、復号画像信号ともいう)とに基づいて、イントラ予測(フレーム内予測)方向が計算(決定)され、その結果に応じた方向へのイントラ予測がイントラ予測画像生成部382にて前記再生原画像信号について行なわれてイントラ予測画像信号が生成される。
また、デブロッキングフィルタ384では、前記復号画像信号について、従来の動画像符号化アルゴリズムで課題となっていたブロックノイズ(歪)を軽減する目的で、ブロック境界にローパスフィルタによるフィルタリング処理を施す。このように、H.264では、デブロッキングフィルタ384が符号化ループに組み込まれていることにより、ブロックノイズの除去された画像信号を下記の動き補償予測の参照画像信号として用いることが可能となり、動き補償予測による予測誤差からブロックノイズの影響を除去して、符号化効率を向上することが可能である。
さらに、予測画像生成部380では、復号画像記憶部360に記憶された復号画像信号(参照画像信号)と、動きベクトル計算部370で計算された動きベクトルとに基づいて、動き補償予測(フレーム間予測)を行ない、(フレーム間)予測画像信号を生成する。
なお、このフレーム間予測画像信号と前記イントラ予測画像信号のいずれかが、コスト比較部383でのコスト比較結果に応じたフレーム内/フレーム間切り替えスイッチ(以下、単に「スイッチ」と称する)385の切り替え、つまり、イントラ予測モードとインター予測モードとの切り替えにより、予測誤差信号生成部390での差分検出に用いる予測画像信号として選択的に出力される。
ここで、コスト比較部383は、前記イントラ予測方向計算部381及び動きベクトル計算部370による各計算結果(例えば、イントラ予測での原画面と予測画面との差分絶対値と、インター予測での原画面と予測画面との差分絶対値)を比較して、差分絶対値の小さい方のモード、即ち、シーンチェンジ等の動画像としての連続性が失われてフレーム間予測を用いると却って符号化効率の低下を招くような場合に、イントラ予測画像信号が予測誤差信号生成部390のための参照画像信号として選択され、逆に、動画像としての連続性が保たれており動き補償予測が有利な場合に、フレーム間予測画像信号が予測誤差信号生成部390のための参照画像信号として選択されるように、スイッチ385(イントラ予測モード/インター予測モード)を切り替え制御する。
また、前記動きベクトルは、動きベクトル計算部370にて、現在(現フレーム)の原画像信号と過去(前フレーム)の復号画像信号との差分検出により計算される。
なお、従来の動画像の符号化装置として、他に、下記特許文献1及び2により提案されている技術もある。
特許文献1の技術は、カラー映像のためのビデオ符号化/復号化に関する技術であり、入力映像について第1の動き予測を行ない、その予測結果である予測誤差映像に対して、所定の色成分に基づく第2の動き予測を行なうことにより、色情報による最適な符号化/復号化を実現するものである。
特許文献2の技術は、グレイアルファチャンネルを含んだ映像の符号化/復号化に関する技術であり、画像データのブロックに含まれたグレイアルファ成分の値に応じて各ブロックを前景領域と背景領域とのいずれかに分類し、前景領域に含まれるブロックのグレイアルファ成分と輝度及び色度成分とを順次符号化するとともに、背景領域に含まれるブロックのグレイアルファ成分を符号化するという技術である。
特開2005−39842号公報 特開2005−253088号公報
H.264の規格において、あるマクロブロック(MB)のデブロッキングフィルタ384のフィルタリング強度(係数)は、そのMBのDCT係数を量子化した値(QP)と隣接MBのQPの平均によって決定される。ただし、H.264のシンタックス上では、MBの予測モードが16×16画素のブロックサイズによるイントラ予測モード(Intra_16x16)でなく、かつ、非ゼロDCT係数の存在を示すフラグ(CBP:Coded Block Pattern)が0であった場合、そのMBのQPを符号化しないことになっている。このとき、デブロッキングフィルタ384のフィルタリング強度の決定には、そのMBのQPの代わりに前MBのQPを用いることになる。
そのため、そのMBのDCT係数の量子化を行なったQPと前MBのQPとが異なる可能性があり、前MBのQPを基に決定した強度でフィルタリングするのが適切でない場合がある。例えば、図8に模式的に示すように、#Bで示す位置のMBのDCT係数が全てゼロであった場合、当該#Bの位置のMBと画像平面において距離が遠く統計的な相関が低い可能性のある、#Aで示す位置の前MBのQPを用いてデブロッキングフィルタ384のフィルタリング強度が決定されてしまうことになる。
また、入力画像を分割して、複数系統の符号化器で並列に符号化を行なう場合、MBのストリーム上の順序と符号化するときの順序が入れ替わる場合がある。例えば図9に模式的に示すように、符号A〜Dで示す4つの符号化器でMB(#1〜#40)を並列処理することを想定した場合、符号化器A〜Dにおいて、それぞれ、#1、#11、#21、#31のMBからほとんど同時に処理が開始されることになる。
このとき、#11のMBを処理する場合、#10のMBの処理がまだ終わっていない。つまり、ストリーム上のMBの順序は#10→#11であるが、符号化器内での時間的な処理順序は#11→#10の逆順となっている。ここで、符号化器Bでの#11のDCT係数がすべてゼロである場合、デブロッキングフィルタ384の強度は、#10のQPを用いて決定されるはずであるが、符号化器Bで#11のMBを処理している時点ではまだ、符号化器Aにおいて#10のMBに対するQPは決定していないために、#11についてのデブロッキングフィルタ384のフィルタリング強度を決定することができない。
本発明は、以上のような課題に鑑み創案されたもので、基本ブロックの変換係数を量子化した結果が全てゼロであった場合でも、現基本ブロックの量子化パラメータを符号化できるようにして、フィルタリング強度を制御できるようにすることを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明では、下記の動画像符号化装置及び方法を用いることを特徴としている。即ち、
(1)動画像符号化装置は、入力画像信号の1画面を複数の画素からなる基本ブロックに分割し、各基本ブロック単位で直交変換を行なう直交変換手段と、該直交変換手段による直交変換後の各変換係数を量子化パラメータで量子化する量子化手段と、前記変換係数が非ゼロの場合に前記量子化パラメータを符号化する符号化手段と、該量子化手段の量子化結果を逆量子化し逆直交変換して動き補償予測のための参照画像信号を生成する復号画像生成手段と、該復号画像生成手段により得られた前記参照画像信号について、前記基本ブロックについて非ゼロの有効変換係数が存在する場合に前記量子化パラメータに応じたフィルタリング強度でフィルタリングを行なうフィルタ手段と、該直交変換手段により得られた変換係数が全てゼロであった場合に、少なくともいずれかの変換係数を非ゼロに制御する制御手段とをそなえて構成されたことを特徴としている。
(2)ここで、該制御手段は、該符号化手段で符号化する量子化パラメータを該量子化手段で用いた量子化パラメータ以下の値に制御するように構成されていてもよい。
(3)また、該制御手段は、該符号化手段で符号化する量子化パラメータの範囲を、前記非ゼロに制御した変換係数を逆直交変換した結果が全てゼロになる範囲とするようにしてもよい。
(4)さらに、該制御手段は、色差の直流成分を非ゼロに制御して前記変換係数を非ゼロに制御してもよい。
(5)また、本発明の動画像符号化装置は、入力画像信号の1画面を複数の画素からなる基本ブロックに分割し、各基本ブロック単位で直交変換を行なう直交変換手段と、該直交変換手段による直交変換後の各変換係数を量子化パラメータで量子化する量子化手段と、前記基本ブロックを更に分割した小ブロックのいずれかに非ゼロの変換係数が存在するかを表す符号ブロックパターン(CBP)符号を符号化する符号化手段と、前記CBP符号が非ゼロの変換係数が存在することを示す場合に前記量子化パラメータを符号化する符号化手段と、該量子化手段の量子化結果を逆量子化し逆直交変換して動き補償予測のための参照画像信号を生成する復号画像生成手段と、該復号画像生成手段により得られた前記参照画像信号について、前記基本ブロックについて非ゼロの有効変換係数が存在する場合に前記量子化パラメータに応じたフィルタリング強度でフィルタリングを行なうフィルタ手段と、前記CBP符号が非ゼロの変換係数が存在しないことを示す場合に、前記CBP符号を非ゼロの変換係数が存在することを示す符号に制御する制御手段とをそなえて構成されたことを特徴としている。
(6)さらに、本発明の動画像符号化方法は、入力画像信号の1画面を複数の画素からなる基本ブロックに分割し、各基本ブロック単位で直交変換を行なう直交変換過程と、直交変換後の各変換係数を量子化パラメータで量子化する量子化過程と、前記変換係数が非ゼロの場合に前記量子化パラメータを符号化する符号化過程と、前記量子化結果を逆量子化し逆直交変換して動き補償予測のための参照画像信号を生成する復号画像生成過程と、該復号画像生成過程により得られた前記参照画像信号について、前記基本ブロックについて非ゼロの有効変換係数が存在する場合に前記量子化パラメータに応じたフィルタリング強度でフィルタリングを行なうフィルタリング過程と、前記直交変換過程により得られた変換係数が全てゼロであった場合に、少なくともいずれかの変換係数を非ゼロに制御する制御過程とを有することを特徴としている。
(7)ここで、該制御過程は、該符号化過程で符号化する量子化パラメータを該量子化過程で用いた量子化パラメータ以下の値に制御する過程を含んでいてもよい。
(8)また、該制御過程において、該符号化過程で符号化する量子化パラメータの範囲を、前記非ゼロに制御した変換係数を逆直交変換した結果が全てゼロになる範囲としてもよい。
(9)さらに、該制御過程は、色差の直流成分を非ゼロに制御して前記変換係数を非ゼロに制御する過程を含んでいてもよい。
(10)また、本発明の動画像符号化方法は、入力画像信号の1画面を複数の画素からなる基本ブロックに分割し、各基本ブロック単位で直交変換を行なう直交変換過程と、該直交変換過程による直交変換後の各変換係数を量子化パラメータで量子化する量子化過程と、前記基本ブロックを更に分割した小ブロックのいずれかに非ゼロの変換係数が存在するかを表す符号ブロックパターン(CBP)符号を符号化する符号化過程と、前記CBP符号が非ゼロの変換係数が存在することを示す場合に前記量子化パラメータを符号化する符号化過程と、該量子化過程の量子化結果を逆量子化し逆直交変換して動き補償予測のための参照画像信号を生成する復号画像生成過程と、該復号画像生成過程により得られた前記参照画像信号について、前記基本ブロックについて非ゼロの有効変換係数が存在する場合に前記量子化パラメータに応じたフィルタリング強度でフィルタリングを行なうフィルタリング過程と、前記CBP符号が非ゼロの変換係数が存在しないことを示す場合に、前記CBP符号を非ゼロの変換係数が存在することを示す符号に制御する制御過程とを有することを特徴としている。
上記本発明によれば、少なくとも次のような効果ないし利点が得られる。
(1)基本ブロックの変換係数を量子化した結果が全てゼロであった場合でも、いずれかの変換係数を非ゼロに制御することにより、現基本ブロックの量子化パラメータを符号化し、現基本ブロックのフィルタ手段のフィルタリング強度を制御することができるので、その基本ブロックのフィルタ手段のフィルタリング強度が他の基本ブロック(前基本ブロック)の量子化パラメータだけで決定されてしまうことを防ぐことができる。したがって、フィルタ手段のフィルタリング強度を常に適切に制御することができ、ブロックノイズの除去性能が従来よりも向上し、符号化効率をより向上することが可能となる。
(2)現MBのQPを符号化することができるので、ほとんど情報量、画質を損なうことなく、複数符号化器で並列に符号化を行なう場合の、フィルタ手段のフィルタリング強度の符号化器と復号化器との間のミスマッチを回避することが可能となる。
(3)量子化パラメータを量子化手段で用いた量子化パラメータ以下の値に制御することにより、本来、変換係数がゼロであったところを非ゼロに制御することに起因して生じるノイズを抑制することができる。
以下、図面を用いて、本発明の実施の形態について説明する。
〔A〕第1実施形態の説明
図1は本発明の第1実施形態に係る動画像符号化装置としてのH.264エンコーダの要部構成を示すブロック図で、この図1に示すエンコーダも、図7により前述したエンコーダと同様に、直交変換部1,量子化部2,逆量子化部3,逆直交変換部4,復号画像生成部(加算器)5,復号画像記憶部(フレームメモリ)6,動きベクトル計算部7,予測画像生成部8,予測誤差信号生成部9,係数エントロピー符号化部10,ベクトルエントロピー符号化部11,多重化部12,イントラ予測方向計算部13,イントラ予測画像生成部14,デブロッキングフィルタ(ループフィルタ)15,コスト比較部16及びイントラ/インター(フレーム内/フレーム間)切り替えスイッチ17をそなえるほか、量子化部2と係数エントロピー符号化部10との間に、変換係数/QP制御部20Aがそなえられている。
ここで、予測誤差信号生成部9は、入力画像信号(原画入力)とイントラ(フレーム内)予測モードでの予測画像信号又はインター(フレーム間)予測モードでの予測画像信号との差分を検出することにより、予測誤差信号を生成するものであり、直交変換部1は、当該予測誤差信号(入力画像信号)の1画面を複数の画素からなる基本ブロックであるMB(例えば、最大16×16画素のブロックサイズのMB)に分割し、当該MB単位でDCT変換等の直交変換処理を行なうものであり、量子化部2は、当該直交変換処理により得られた変換係数(例えば、DCT係数)を量子化パラメータ(QP)で量子化するものである。
逆量子化部3は、前記量子化後のMBを逆量子化することにより上記量子化前の変換係数を再生するものであり、逆直交変換部4は、この逆量子化部3により再生された変換係数を逆直交変換することにより、直交変換部1による直交変換前の予測誤差信号を再生するものである。
復号画像生成部5は、上記再生された予測誤差信号と、イントラ予測モードでの予測画像信号又はインター予測モードでの予測画像信号とを加算(合成)することにより、動き補償予測のための参照画像信号として用いられる原画像信号を再生(復号)するものである。
つまり、上記の逆量子化部3,逆直交変換部4及び復号画像生成部5は、量子化部2の量子化結果を逆量子化し逆直交変換して動き補償予測のための参照画像信号を生成する復号画像生成手段としての機能を果たしていることになる。
イントラ予測方向計算部13は、予測誤差信号生成部9への入力信号である原画像信号と、復号画像生成部5にて再生(復号)された復号原画像信号とに基づいて、イントラ予測(フレーム内予測)モードでの予測方向を計算(決定)するもので、その結果は、イントラ予測画像生成部14とコスト比較部16とにそれぞれ供給されるようになっている。
イントラ予測画像生成部14は、上記イントラ予測方向計算部13での計算結果に応じた方向へのイントラ予測を行なってイントラ予測画像信号を生成するものであり、デブロッキングフィルタ(フィルタ手段)15は、復号画像生成部5により得られた復号画像信号について、ブロックノイズ(歪)を軽減すべく、ブロック境界にローパスフィルタによるフィルタリング処理を施すもので、符号化対象のMBを含む、有効な(非ゼロの)変換係数があった最後のMBのQPに応じたフィルタリング強度を決定して、現MBについて、非ゼロの有効な変換係数が存在する場合に決定したフィルタリング強度でフィルタリングを行なうものである。
復号画像記憶部6は、デブロッキングフィルタ15によるフィルタリング処理後(あるいは、未処理)の復号画像信号を記憶するものであり、予測画像生成部8は、この復号画像記憶部6に記憶された復号画像信号(参照画像信号)と、動きベクトル計算部7で計算された動きベクトルとに基づいて、動き補償予測(フレーム間予測)を行ない、(フレーム間)予測画像信号を生成するものである。
動きベクトル計算部7は、現在(現フレーム)の原画像信号と過去(前フレーム)の復号画像信号との差分検出により動きベクトルを計算するものであり、コスト比較部16は、この動きベクトル計算部7により得られた動きベクトルと、イントラ予測方向計算部13での計算結果とに基づいて、イントラ予測モードとインター予測モードとを適応的に切り替えるためのもので、本例においても、イントラ予測方向計算部13及び動きベクトル計算部7による各計算結果(例えば、イントラ予測での原画面と予測画面との差分絶対値と、インター予測での原画面と予測画面との差分絶対値)を比較して、差分絶対値の小さい方のモード、即ち、シーンチェンジ等の動画像としての連続性が失われてフレーム間予測を用いると却って符号化効率の低下を招くような場合に、イントラ予測画像信号が予測誤差信号生成部9のための参照画像信号として選択され、逆に、動画像としての連続性が保たれており動き補償予測が有利な場合に、フレーム間予測画像信号が予測誤差信号生成部9のための参照画像信号として選択されるように、フレーム内/フレーム間切り替えスイッチ(以下、単に「スイッチ」ともいう)17(イントラ予測モード/インター予測モード)を切り替え制御するようになっている。
係数エントロピー符号化部(符号化手段)10は、変換係数/QP制御部20Aの出力(QP,CBP符号)について、ハフマン符号化や算術符号化等のエントロピー符号化を施すもので、ここでは、前記変換係数が非ゼロの場合にQPを符号化するようになっている。ベクトルエントロピー符号化部11は、動きベクトル計算部7により得られた動きベクトルをハフマン符号化や算術符号化等によりエントロピー符号化するものであり、多重化部12は、これらの符号化部10及び11により得られた符号化結果を多重化して出力するものである。
そして、変換係数/QP制御部(制御手段)20Aは、量子化部2による量子化結果、即ち、MBの変換係数を量子化した結果が全てゼロ(即ち、当該MBの変換係数が全てゼロ)であった場合でも、いずれかの変換係数を非ゼロに制御(変更)するとともに、デブロッキングフィルタ15のフィルタリング強度の決定要素として用いられるQP値を制御することができるもので、そのために、例えば図2に示すように、判定部50,係数付加部51,QP生成部52及びスイッチ部53をそなえて構成される。
ここで、判定部50は、MBの予測モードが16×16画素のブロックサイズによるイントラ予測モード(Intra_16x16)でなく、かつ、DCT係数が全てゼロ(CBP符号が0)であるか否かを判定するもので、当該判定条件を満たした場合には、スイッチ部53を係数付加部51側(A側)へ切り替え、当該判定条件を満たさない場合には、スイッチ部53を逆側(B側)に切り替えるようになっている。これにより、前記判定条件を満たした場合には、係数付加部51の出力が後段の係数エントロピー符号化部10及び逆量子化部3に入力され、前記判定条件を満たさない場合には、量子化部2の出力がそのまま後段の係数エントロピー符号化部10及び逆量子化部3に入力されることになる。
係数付加部51は、DCT係数のいずれかを非ゼロの値に変更するもので、例えば、後述するごとく色差CbのDC成分を1とすることにより、DCT係数を非ゼロに変更できるようになっている。
QP生成部52は、判定部50において前記判定条件が満たされた場合に、本来、DCT係数が全てゼロであったところを係数付加部51により非ゼロに変更することに伴って、変更した係数がノイズとなるため、当該ノイズの発生を抑えるべく、本来のQP値(DCT係数を非ゼロに変更する前のQP値)以下のQP値を生成してQP値の変更を行なうものである。
以下、上述のごとく構成された本実施形態のH.264エンコーダの動作について説明する。ただし、以下では、直交変換部1ではDCTによる係数変換を行ない、逆直交変換部4では逆DCT変換を行なうことを前提とする。
まず、原画像信号は、予測誤差信号生成部9,イントラ予測方向計算部13及び動きベクトル計算部7にそれぞれ入力される。予測誤差信号生成部9では、当該原画像信号と、スイッチ17の出力、即ち、イントラ予測画像生成部14又は予測画像生成部8により生成された予測画像信号との差分が検出されることにより、予測誤差信号が生成され、当該予測誤差信号について、直交変換部1にて、最大16×16画素のブロックサイズのMB単位でDCTが施された後(直交変換過程)、量子化部2にて、そのDCT係数が量子化パラメータ(QP)を用いて量子化される(量子化過程)。
そして、その量子化結果は、変換係数/QP制御部20Aの判定部50に入力され、当該変換係数/QP制御部20Aにて、MBの予測モードが16×16画素のブロックサイズによるイントラ予測モード(Intra_16x16)でなく、かつ、DCT係数が全てゼロ(CBPがゼロ)であるか否かが判定される。その結果、当該判定条件を満たさなければ、判定部50によりスイッチ部53がB側(図2参照)に切り替えられて、量子化部2による量子化結果がそのまま係数エントロピー符号化部10及び逆量子化部3へ出力される。
係数エントロピー符号化部10では、前記量子化結果についてハフマン符号化や算術符号化等のエントロピー符号化が施され(符号化過程)、その符号化結果が多重化部12にて、動きベクトル計算部7により計算された動きベクトルをベクトルエントロピー符号化部11でエントロピー符号化した結果と多重化されて出力される。
一方、逆量子化部3では、前記量子化結果を逆量子化して量子化部2による量子化前の信号を再生し、これが逆直交変換部4にて逆DCTされることにより、直交変換部1によるDCT前の前記予測誤差信号が再生される(復号画像生成過程)。そして、当該再生予測誤差信号と、スイッチ17の出力、即ち、予測画像生成部8又はイントラ予測画像生成部14により生成された画像信号とが、復号画像生成部(加算器)5にて加算(合成)されることにより、原画像信号が再生され、これが予測符号化のための画像信号として、イントラ予測方向計算部13,イントラ予測画像生成部14,デブロッキングフィルタ15,復号画像記憶部6にそれぞれ入力される。
イントラ予測方向計算部13では、予測誤差信号生成部9への入力信号である原画像信号と、復号画像生成部5にて再生(復号)された復号画像信号とに基づいて、イントラ予測(フレーム内予測)方向が計算(決定)され、その結果に応じた方向へのイントラ予測がイントラ予測画像生成部14にて前記再生原画像信号について行なわれてイントラ予測画像信号が生成される。
また、デブロッキングフィルタ15では、前記復号画像信号について、従来の動画像符号化アルゴリズムで課題となっていたブロックノイズ(歪)を軽減する目的で、現MBについての前記変換係数に非ゼロの有効係数が存在する場合に、ブロック境界にローパスフィルタによるフィルタリング処理を有効係数が存在した最後のMBについてのQPに応じたフィルタリング強度で施す(フィルタリング過程)。これにより、前述したごとく、ブロックノイズの除去された画像信号を下記の動き補償予測の参照画像信号として用いることが可能となり、動き補償予測による予測誤差からブロックノイズの影響を除去して、符号化効率を向上することが可能となる。
さらに、予測画像生成部8では、復号画像記憶部6に記憶された復号画像信号(参照画像信号)と、動きベクトル計算部7で計算された動きベクトルとに基づいて、動き補償予測(フレーム間予測)を行ない、(フレーム間)予測画像信号を生成する。
なお、このフレーム間予測画像信号と前記イントラ予測画像信号のいずれかが、コスト比較部16でのコスト比較結果に応じたスイッチ17の切り替え、つまり、イントラ予測モードとインター予測モードとの切り替えにより、予測誤差信号生成部9での差分検出に用いる予測画像信号として選択的に出力される。
以上が判定部50での前記判定条件〔MBの予測モードが16×16画素のブロックサイズによるイントラ予測モード(Intra_16x16)でなく、かつ、DCT係数が全てゼロ(CBPがゼロ)〕を満たさない場合の動作であるが、当該判定条件を満たした場合、判定部50は、図2に示すスイッチ部53をA側に切り替えることになる。
これにより、量子化部2による量子化結果は、係数付加部51に入力され、係数付加部51は、例えば図3に模式的に示すように、全てゼロであるDCT係数列の少なくともいずれかを非ゼロにすべく所定の係数a(a≠0)を付加する〔図3の(1),(2)参照:制御過程〕。より詳細には、例えば、色差CbのDC成分を1にする。
一方、QP生成部52では、上述のごとく色差CbのDC成分を1にしたことによって、CBPがゼロから非ゼロ(例えば、16)になるため、当該DCT係数変更によるノイズを抑制する(理想的にはゼロにする)ために、次表1に示す色差の量子化行列DC成分の値(ChromaScalingListDC)から色差の量子化パラメータ値(qpc)をテーブル引きする。なお、次表1は、係数を1(非ゼロ)にしても逆DCT結果が0になる量子化パラメータ値(qpc)の範囲を示している。
そして、求められた量子化パラメータ値(qpc)から、次表2によって、当該量子化パラメータ値(qpc)に対応する輝度の量子化パラメータ値(qp1)をさらにテーブル引きし、当該輝度の量子化パラメータ値(qp1)と前MBについての量子化パラメータ値(qpA)とを比較してより小さい方(同じ値の場合は当然どちらを選択してもよい)を符号化するQP値とする。これにより、図3の(3),(4)に示すように、逆直交変換部4による逆DCT結果は、前記係数付加を行なった場合と行なわない場合とで同じ結果(全DCT係数列がゼロ)となる。
以降の動作は前記判定条件を満たさない場合と同様であるが、デブロッキングフィルタ15では、上述のようにして最終的に求められたQP値を用いて強度を決定することになる。
Figure 2007251758
Figure 2007251758
以上のように、本実施形態によれば、MBの変換係数(DCT係数)を量子化した結果が全てゼロであった場合にでも、いずれかの変換係数を非ゼロに変更することにより、現MBのQPを符号化し、現MBのデブロッキングフィルタ15のフィルタリング強度を制御することができるので、現MBのCBPがゼロであった場合、そのMBのデブロッキングフィルタ15のフィルタリング強度が他のMB(前MB)のQP値だけで決定されてしまうことを防ぐことができる。
したがって、デブロッキングフィルタ15のフィルタリング強度を常に適切に制御することができ、ブロックノイズの除去性能が従来よりも向上し、符号化効率をより向上することが可能となる。
また、図9により前述した並列処理を行なう場合であっても、常に現MBのQPを符号化することができるので、ほとんど情報量、画質を損なうことなく、複数符号化器で並列に符号化を行なう場合の、デブロッキングフィルタ15のフィルタリング強度の符号化器と復号化器との間のミスマッチを回避することが可能となる。
〔B〕第2実施形態の説明
図4は本発明の第2実施形態に係る動画像符号化装置としてのH.264エンコーダの要部構成を示すブロック図で、この図4に示すエンコーダは、図1により前述した第1実施形態のエンコーダに比して、変換係数/QP制御部20Aに代えて、CBP制御部20Bをそなえて構成されている点が異なる。なお、他の既述の符号を付した構成要素は、特に断らない限り、既述の構成要素と同一若しくは同様のものである。
ここで、CBP制御部20Bは、MBを更に分割した小ブロックのいずれかに非ゼロの変換係数が存在するかを表すCBP符号がゼロの場合(非ゼロの変換係数が存在しないことを示す場合)に、CBPを非ゼロの変換係数が存在することを示すように制御(変更)するためのもので、そのために、本例では、例えば図5に示すように、CBP計算部54,判定部55,CBP非ゼロ値変更部56及びスイッチ部57をそなえて構成される。
ここで、CBP計算部54は、量子化部2による量子化結果からCBP符号を計算するものであり、判定部55は、MBの予測モードが16×16画素のブロックサイズによるイントラ予測モード(Intra_16x16)でなく、かつ、CBP計算部54により計算された或るMBのCBP符号がゼロであるかを判定するもので、当該判定条件が満たされると、スイッチ部57をCBP非ゼロ値変更部56側(A側)へ切り替え、当該判定条件が満たされない場合には、スイッチ部57を逆側(B側)へ切り替えるようになっている。これにより、前記判定条件が満たされる場合には、CBP非ゼロ値変更部56の出力が係数エントロピー符号化部10及び逆量子化部3へそれぞれ出力され、前記判定条件が満たされない場合には、CBP計算部54により計算されたCBP符号がそのまま係数エントロピー符号化部10及び逆量子化部3へそれぞれ出力されることになる。
そして、CBP非ゼロ値変更部56は、CBP計算部54により計算されたCBP符号を非ゼロに変更するものである(ただし、DCT係数は全てゼロのままである)。
上述のごとく構成された本実施形態のエンコーダでは、量子化部2による量子化結果を基にCBP制御部20BのCBP計算部54にて現MBのCBP符号が計算され、その結果が、16×16画素のブロックサイズによるイントラ予測モード(Intra_16x16)でない場合で、ゼロであるか否かが判定部55にて判定される。
その結果、当該判定条件を満たした場合には、判定部55によりスイッチ部57がA側に切り替えられ、CBP非ゼロ値変更部56により、例えば図6に模式的に示すごとく、DCT係数は全てゼロのままでCBP符号を非ゼロ値(図6では第1行第1列の値を1)に変更する。
このように、CBP符号が非ゼロの変換係数(DCT係数)が存在しないことを示す場合にでも、当該CBP符号を非ゼロの変換係数が存在することを示すように(強制的に)変更することにより、現MBのQPの符号化を可能とし、現MBのデブロッキングフィルタ15の強度を制御することが可能となる。
したがって、第1実施形態と同様に、現MBのCBPがゼロであった場合でも、そのMBのデブロッキングフィルタ15のフィルタリング強度が他のMB(前MB)のQP値だけで決定されてしまうことを防いで、デブロッキングフィルタ15のフィルタリング強度を常に適切に制御することができ、その結果、ブロックノイズの除去性能が従来よりも向上し、符号化効率をより向上することが可能となる。
また、本例においても、図9により前述した並列処理を行なう場合であっても、常に現MBのQPを符号化することができるので、ほとんど情報量、画質を損なうことなく、複数符号化器で並列に符号化を行なう場合の、デブロッキングフィルタ15のフィルタリング強度の符号化器と復号化器との間のミスマッチを回避することが可能となる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できることはいうまでもない。
以上詳述したように、本発明によれば、基本ブロックの変換係数を量子化した結果が全てゼロであった場合でも、いずれかの変換係数を非ゼロに制御することにより、現基本ブロックの量子化パラメータの符号化を可能とし、現基本ブロックのフィルタ手段のフィルタリング強度を制御することができるので、フィルタ手段のフィルタリング強度を常に適切に制御することができ、ブロックノイズの除去性能が従来よりも向上し、符号化効率をより向上することが可能となる。したがって、動画像の符号化技術を用いる技術分野において極めて有用と考えられる。
本発明の第1実施形態に係る動画像符号化装置としてのH.264エンコーダの要部構成を示すブロック図である。 図1に示す変換係数/QP制御部の構成例を示すブロック図である。 図1及び図2に示す変換係数/QP制御部の動作を説明するための模式図である。 本発明の第2実施形態に係る動画像符号化装置としてのH.264エンコーダの要部構成を示すブロック図である。 図4に示すCBP制御部の構成例を示すブロック図である。 図4及び図5に示すCBP制御部の動作を説明するための模式図である。 H.264符号化方式を採用する従来の動画像符号化装置(H.264エンコーダ)の要部構成を示すブロック図である。 図7に示すH.264エンコーダの課題を説明するための図である。 図7に示すH.264エンコーダの課題を説明するための図である。
符号の説明
1 直交変換部
2 量子化部
3 逆量子化部
4 逆直交変換部
5 復号画像生成部(加算器)
6 復号画像記憶部(フレームメモリ)
7 動きベクトル計算部
8 予測画像生成部
9 予測誤差信号生成部
10 係数エントロピー符号化部
11 ベクトルエントロピー符号化部
12 多重化部
13 イントラ予測方向計算部
14 イントラ予測画像生成部
15 デブロッキングフィルタ(ループフィルタ)
16 コスト比較部
17 イントラ/インター(フレーム内/フレーム間)切り替えスイッチ
20A 変換係数/QP制御部
20B CBP制御部
50,55 判定部
51 係数付加部
52 QP生成部
53,57 スイッチ部
54 CBP計算部
56 CBP非ゼロ値変更部

Claims (10)

  1. 入力画像信号の1画面を複数の画素からなる基本ブロックに分割し、各基本ブロック単位で直交変換を行なう直交変換手段と、
    該直交変換手段による直交変換後の各変換係数を量子化パラメータで量子化する量子化手段と、
    前記変換係数が非ゼロの場合に前記量子化パラメータを符号化する符号化手段と、
    該量子化手段の量子化結果を逆量子化し逆直交変換して動き補償予測のための参照画像信号を生成する復号画像生成手段と、
    該復号画像生成手段により得られた前記参照画像信号について、前記基本ブロックについて非ゼロの有効変換係数が存在する場合に前記量子化パラメータに応じたフィルタリング強度でフィルタリングを行なうフィルタ手段と、
    該直交変換手段により得られた変換係数が全てゼロであった場合に、少なくともいずれかの変換係数を非ゼロに制御する制御手段とをそなえて構成されたことを特徴とする、動画像符号化装置。
  2. 該制御手段が、
    該符号化手段で符号化する量子化パラメータを該量子化手段で用いた量子化パラメータ以下の値に制御するように構成されたことを特徴とする、請求項1記載の動画像符号化装置。
  3. 該制御手段が、
    該符号化手段で符号化する量子化パラメータの範囲を、前記非ゼロに制御した変換係数を逆直交変換した結果が全てゼロになる範囲とすることを特徴とする、請求項1記載の動画像符号化装置。
  4. 該制御手段が、
    色差の直流成分を非ゼロに制御して前記変換係数を非ゼロに制御することを特徴とする、請求項1記載の動画像符号化装置。
  5. 入力画像信号の1画面を複数の画素からなる基本ブロックに分割し、各基本ブロック単位で直交変換を行なう直交変換手段と、
    該直交変換手段による直交変換後の各変換係数を量子化パラメータで量子化する量子化手段と、
    前記基本ブロックを更に分割した小ブロックのいずれかに非ゼロの変換係数が存在するかを表す符号ブロックパターン(CBP)符号を符号化する符号化手段と、
    前記CBP符号が非ゼロの変換係数が存在することを示す場合に前記量子化パラメータを符号化する符号化手段と、
    該量子化手段の量子化結果を逆量子化し逆直交変換して動き補償予測のための参照画像信号を生成する復号画像生成手段と、
    該復号画像生成手段により得られた前記参照画像信号について、前記基本ブロックについて非ゼロの有効変換係数が存在する場合に前記量子化パラメータに応じたフィルタリング強度でフィルタリングを行なうフィルタ手段と、
    前記CBP符号が非ゼロの変換係数が存在しないことを示す場合に、前記CBP符号を非ゼロの変換係数が存在することを示す符号に制御する制御手段とをそなえて構成されたことを特徴とする、動画像符号化装置。
  6. 入力画像信号の1画面を複数の画素からなる基本ブロックに分割し、各基本ブロック単位で直交変換を行なう直交変換過程と、
    直交変換後の各変換係数を量子化パラメータで量子化する量子化過程と、
    前記変換係数が非ゼロの場合に前記量子化パラメータを符号化する符号化過程と、
    前記量子化結果を逆量子化し逆直交変換して動き補償予測のための参照画像信号を生成する復号画像生成過程と、
    該復号画像生成過程により得られた前記参照画像信号について、前記基本ブロックについて非ゼロの有効変換係数が存在する場合に前記量子化パラメータに応じたフィルタリング強度でフィルタリングを行なうフィルタリング過程と、
    前記直交変換過程により得られた変換係数が全てゼロであった場合に、少なくともいずれかの変換係数を非ゼロに制御する制御過程とを有することを特徴とする、動画像符号化方法。
  7. 該制御過程が、
    該符号化過程で符号化する量子化パラメータを該量子化過程で用いた量子化パラメータ以下の値に制御する過程を含むことを特徴とする、請求項6記載の動画像符号化方法。
  8. 該制御過程において、
    該符号化過程で符号化する量子化パラメータの範囲を、前記非ゼロに制御した変換係数を逆直交変換した結果が全てゼロになる範囲とすることを特徴とする、請求項6記載の動画像符号化方法。
  9. 該制御過程が、
    色差の直流成分を非ゼロに制御して前記変換係数を非ゼロに制御する過程を含むことを特徴とする、請求項6記載の動画像符号化方法。
  10. 入力画像信号の1画面を複数の画素からなる基本ブロックに分割し、各基本ブロック単位で直交変換を行なう直交変換過程と、
    該直交変換過程による直交変換後の各変換係数を量子化パラメータで量子化する量子化過程と、
    前記基本ブロックを更に分割した小ブロックのいずれかに非ゼロの変換係数が存在するかを表す符号ブロックパターン(CBP)符号を符号化する符号化過程と、
    前記CBP符号が非ゼロの変換係数が存在することを示す場合に前記量子化パラメータを符号化する符号化過程と、
    該量子化過程の量子化結果を逆量子化し逆直交変換して動き補償予測のための参照画像信号を生成する復号画像生成過程と、
    該復号画像生成過程により得られた前記参照画像信号について、前記基本ブロックについて非ゼロの有効変換係数が存在する場合に前記量子化パラメータに応じたフィルタリング強度でフィルタリングを行なうフィルタリング過程と、
    前記CBP符号が非ゼロの変換係数が存在しないことを示す場合に、前記CBP符号を非ゼロの変換係数が存在することを示す符号に制御する制御過程とを有することを特徴とする、動画像符号化方法。
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