JP2007250261A - 複合操作入力装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】操作部材を的確に、かつ容易に操作することができる複合操作入力装置の提供。
【解決手段】回転板7を有し、この回転板7の回転に伴って電気信号を出力する摺動子9及び導電パターン10を含む回転型電気機構と、回転板7を回転操作するとともに、摺動による押圧操作が可能な操作部材5と、この操作部材5の押圧操作に伴って作動するスイッチ機構とを備え、操作部材5が、少なくとも一対の対向面部5dを有するとともに、操作部材5の対向面部5dを押圧方向へ案内する案内部材、すなわち一対の板ばね11を備え、操作部材5を、対向面部5dが板ばね11と整合する位置まで回転させて押圧する押圧操作に伴って、スイッチ機構が作動する構成にしてある。
【選択図】図5
【解決手段】回転板7を有し、この回転板7の回転に伴って電気信号を出力する摺動子9及び導電パターン10を含む回転型電気機構と、回転板7を回転操作するとともに、摺動による押圧操作が可能な操作部材5と、この操作部材5の押圧操作に伴って作動するスイッチ機構とを備え、操作部材5が、少なくとも一対の対向面部5dを有するとともに、操作部材5の対向面部5dを押圧方向へ案内する案内部材、すなわち一対の板ばね11を備え、操作部材5を、対向面部5dが板ばね11と整合する位置まで回転させて押圧する押圧操作に伴って、スイッチ機構が作動する構成にしてある。
【選択図】図5
Description
本発明は、操作部材の回転操作に伴って信号を出力する回転型電気機構と、操作部材の摺動による押圧操作に伴って作動するスイッチ機構とを備えた複合操作入力装置に関する。
この種の従来技術として、特許文献1,2に示されるものがある。特許文献1には、回転可能な軸すなわち回転体を有し、この回転体の回転に伴って電気信号を出力するロータリエンコーダ、すなわち回転型電気機構と、上述の回転板を回転操作するとともに、摺動による押圧操作が可能な駆動体、すなわち操作部材と、この操作部材の上述の押圧操作に伴って作動するプッシュスイッチ、すなわちスイッチ機構とが開示されている。また、操作部材の回転操作を回転型電気機構に伝達可能であるとともに、操作部材の押圧操作を許容させるオルダム接ぎ手が開示されている。
この特許文献1に示されるオルダム接ぎ手は、操作部材に設けた凸部を摺動可能に収容する凹条部すなわち溝部を表面に有するとともに、この溝部と直交する方向に延設され、回転体に設けた凸部を摺動可能に収容する別の凹条部すなわち溝部を裏面に有する伝達部、すなわち継手部材を備えている。
この特許文献1に示される従来技術では、操作部材を回転させることによってオルダム接ぎ手及び回転体を介して回転型電気機構から信号が出力され、例えばこのように操作部材を所定角度だけ回転させた状態で、操作部材の回転中心と直交する方向にオルダム接ぎ手を介して、この操作部材を摺動させて押圧操作を行うことによってスイッチ機構が作動するようになっている。なお、特許文献2にも、上述の特許文献1に開示された構成と同等の構成が開示されている。
特許第3720942号公報
特許第3720952号公報
上述した従来技術では、操作部材の回転操作による回転角度がどのような角度であっても、この操作部材の押圧操作が可能であることから、望ましい回転型電気機構からの信号の出力と、スイッチ機構の作動との動作関係が得られなくなる場合がある。
例えば、操作部材の回転操作による回転型電気機構からの出力によって複数の項目のうちの特定項目を選択し、操作部材の押圧操作によるスイッチ機構の作動によって、その特定項目を選択させる処理が行われるような場合に、操作部材の回転が不足して特定項目の前の項目が選択されて確定されたり、操作部材を回転させ過ぎて特定項目の次の項目が選択されて確定されたりする処理が行われてしまう虞がある。すなわち、上述した従来技術は、操作部材の的確な操作が難しくなる問題があった。
本発明は、上述した従来技術における実状からなされたもので、その目的は、操作部材を的確に、かつ容易に操作することができる複合操作入力装置を提供することにある。
この目的を達成するために、本発明は、回転体を有し、この回転体の回転に伴って電気信号を出力する回転型電気機構と、上記回転体を回転操作するとともに、押圧操作が可能な操作部材と、この操作部材の上記押圧操作に伴って作動するスイッチ機構とを備え、上記操作部材が、少なくとも一対の対向面部を有するとともに、上記操作部材の上記対向面部を上記押圧方向へ案内する案内部材を備え、上記操作部材を、上記対向面部が上記案内部材と整合する位置まで回転させて押圧する上記押圧操作に伴って、上記スイッチ機構が作動することを特徴としている。
このように構成した本発明は、操作部材を、対向面部が案内部材と整合する位置まで回転させて摺動による押圧操作を行えば、操作部材の対向面部が案内部材と整合する回転角度において回転型電気機構から電気信号が出力されたときに、スイッチ機構を作動させることができる。したがって、回転型電気機構から所定の電気信号を出力させる操作部材の回転角度に相応するように、予め操作部材の対向面部と案内部材との配置関係を設定しておくことにより、回転型電気機構からの所定の電気信号の出力と、スイッチ機構の作動との望ましい動作関係が得られる。すなわち、誤操作を生じることなく操作部材を的確に、かつ容易に操作することができる。
また、本発明は、上記発明において、上記回転体が回転板から成り、この回転板と上記操作部材との間に、2軸方向に移動可能であって、上記操作部材の回転操作を上記回転型電気機構に伝達可能であるとともに、上記操作部材の上記押圧操作を許容させる継手部材を備えたことを特徴としている。このように構成した本発明は、操作部材の押圧操作に際して、継手部材を介して操作部材を円滑に摺動させることができる。
また、本発明は、上記発明において、上記回転板に向かい合う操作部材の裏面側に、上記対向面部が形成される突出部を設けるとともに、上記案内部材は、上記操作部材の上記突出部を上記対向面部が上記案内部材と整合するように付勢する弾性部材から成ることを特徴としている。このように構成した本発明は、操作部材が回転操作された際に、弾性部材の付勢力を介して、この操作部材を所定の回転位置に確実に位置決めさせることができる。
また、本発明は、上記発明において、上記操作部材の上記突出部は、複数対の上記対向面部を有する多角形から成るとともに、この突出部は、隣り合う対向面部間に、上記弾性部材との係合、離脱に伴ってクリック感触を与える頂部を有することを特徴としている。このように構成した本発明は、操作部材の突出部の頂部がクリック部材を形成するので、他に特別なクリック部材を設けることを要しない。
また、本発明は、上記発明において、上記弾性部材が、上記操作部材の上記押圧方向に沿って延設される板ばねから成ることを特徴としている。このように構成した本発明は、案内部材を簡単な構成とすることができる。また、板ばねの延設方向に沿うように操作部材を円滑に摺動させることができる。
また、本発明は、上記発明において、上記回転型電気機構は、複数の固定接点と、可動接点とを備え、上記操作部材が、上記対向面部が上記案内部材と整合して上記押圧方向に摺動可能な位置で、上記回転型電気機構が信号を出力することを特徴としている。このように構成した本発明は、回転型電気機構の固定接点と可動接点との接続を介して誤操作を生じない電気信号を、この回転型電気機構から出力させることができる。
本発明は、操作部材が少なくとも一対の対向面部を有するとともに、この操作部材の対向面部を操作部材の押圧方向へ案内する案内部材を備え、操作部材をその対向面部が案内部材と整合する位置まで回転させて押圧操作することによって、スイッチ機構が作動する構成にしてあることから、回転型電気機構からの信号の出力とスイッチ機構の作動との間に望ましい動作関係が得られ、操作部材を誤操作することなく的確に、かつ容易に操作することができ、従来に比べて信頼性の高い装置を実現させることができる。
以下,本発明に係る複合操作入力装置を実施するための最良の形態を図に基づいて説明する。
[本実施形態の構成]
図1は本発明に係る複合操作入力装置の一実施形態を示す斜視図、図2は図1に示す状態から摘みとねじを除いた状態を示す斜視図、図3は図2に示す状態を他方向から見た斜視図、図4は図3の要部を破断して示した斜視図、図5は図2に示す状態の拡大分解斜視図である。また、図6は図2に示す状態から操作部材の小径部を除いた状態を示す平面図、図7は図2のA−A断面拡大図である。また、図8は図6に示す状態から操作部材を摺動させた状態を示す平面図、図9は図6に対応する断面拡大図である。さらに、図10は図6に示す状態から操作部材の大径部を除いた状態を示す平面図、図11は図10に示す状態から操作部材を摺動させた状態を示す平面図、図12は図10に示す状態から操作部材を回転させた状態を示す平面図である。
図1は本発明に係る複合操作入力装置の一実施形態を示す斜視図、図2は図1に示す状態から摘みとねじを除いた状態を示す斜視図、図3は図2に示す状態を他方向から見た斜視図、図4は図3の要部を破断して示した斜視図、図5は図2に示す状態の拡大分解斜視図である。また、図6は図2に示す状態から操作部材の小径部を除いた状態を示す平面図、図7は図2のA−A断面拡大図である。また、図8は図6に示す状態から操作部材を摺動させた状態を示す平面図、図9は図6に対応する断面拡大図である。さらに、図10は図6に示す状態から操作部材の大径部を除いた状態を示す平面図、図11は図10に示す状態から操作部材を摺動させた状態を示す平面図、図12は図10に示す状態から操作部材を回転させた状態を示す平面図である。
図1〜5に示すように、本実施形態は、基体を形成する合成樹脂製のケース1と、このケース1の上面を覆う金属製のカバー2とを備えている。図3に示すように、ケース1の係合突起1aにカバー2の穴部2bがスナップ結合されることによってカバー2がケース1に取り付けられている。
カバー2の上面には孔部2aが形成され、この孔部2aから突出するように、合成樹脂製の操作部材5の小径部5aが移動可能に配置されている。すなわち、操作部材5の小径部5aの外径寸法に比べてカバー2の孔部2aの径寸法を大きく設定してある。
カバー2上には、図1に示すように、摘み3が配置され、この摘み3はねじ4によって操作部材5に取り付けてある。操作部材5には、ねじ4が挿入される孔部5aを形成してある。これにより摘み3と操作部材5とは一体に回転し、また、一体に摺動可能となっている。
操作部材5の裏面側には、合成樹脂製の継手部材6と、回転体例えば合成樹脂製の回転板7とを配置してある。継手部材6は、操作部材5と回転板7との間に配置してある。この継手部材6は、2軸方向に移動可能であって、すなわち一平面内に移動可能であって、後述するように操作部材5の回転操作を回転型電気機構に伝達可能であるとともに、操作部材7の摺動による押圧操作を許容させるものである。
回転板7は、図5,7等に示すように、ケース1に植設される合成樹脂製の軸8に回転可能に保持されている。継手部材6には、軸8の外径寸法よりも十分に大きな径寸法の孔部7bを形成してある。
回転板7の裏面には、図5,7に示すように、可動接点例えば摺動子9を取り付けてあり、ケース1の底部には、この摺動子9が摺接する複数の固定接点、例えば複数の導電パターン10を配置してある。これらの回転板7と、摺動子9と、導電パターン10によって、回転板7の回転に伴って電気信号を出力する回転型電気機構が構成されている。
また、図7に示すように、操作部材5に当接し、軸12を中心に回動可能な回動押圧部材13を備えるとともに、この押圧部材13の押圧部13aによって押圧可能な金属製のドーム形状に形成された可動接点14を備えている。この可動接点14の下方には、可動接点14の周縁部に常時導通する周辺固定接点15aと、可動接点14の中央部が選択的に導通する中央固定接点15bとを配置してある。上述した可動接点14と、周辺固定接点15a及び中央固定接点15bとによって、操作部材5の摺動による回動押圧部材13に対する押圧操作に伴って作動するスイッチ機構が構成されている。
上述した操作部材5は、図5,7等に示すように、小径部5bの下方にカバー2の孔部2aの径寸法よりも十分に大きい外径寸法を有する大径部5cを有し、さらに、この大径部5cの下方に、突出部5dを有している。
本実施形態に備えられる上述した継手部材6は、図6,7等に示すように、互いに直交するそれぞれ一対の第1対向辺部6aと、第2対向辺部6bとを有している。第1対向辺部6aは、操作部材5を一方向にガイドするガイド部から成り、第2対向辺部6bは回転板7を上述の一方向と直交する方向にガイドするガイド部から成っている。
図5に示すように、回転板7の表面には、継手部材6が収容される第2凹部7aを形成してあり、この第2凹部7aは、継手部材6の上述した一対の第2対向辺部6bとそれぞれ対向する一対の第2内壁面7a1を有している。また、回転板7の表面に向かい合う操作部材5の裏面には、図7に示すように、継手部材6が上述の第2凹部7aに収容された状態にある回転板7が収容される第1凹部5c1を形成してあり、この第1凹部5c1は、図6に示すように、継手部材6の上述した一対の第1対向辺部6aとそれぞれ対向する一対の第1内壁面5c1aを有している。第1凹部5c1の外壁は筒状に形成してある。
上述した継手部材6と、回転板7の第2凹部7aの第2内壁面7a1と、操作部材5の第1凹部5c1の第1内壁面5c1aとによって、操作部材5の回転力を回転板7に伝えるとともに、操作部材7の摺動による押圧力を回動押圧部材13に伝えることを許容させる継手機構が構成されている。
また、本実施形態は、操作部材5が、少なくとも一対の対向面部を有するとともに、操作部材5の上述の対向面部を操作部材5の押圧方向へ案内する案内部材を備え、対向面部が案内部材と整合する位置まで操作部材5を回転させて回動押圧部材13を押圧する押圧操作に伴って、上述したスイッチ機構が作動するように構成してある。
上述した対向面部は、例えば図10等に示すように、操作部材5の上述した突出部5dに形成した対向面部5d1から成っている。操作部材5の突出部5dは、複数対の対向面部5d1を有する多角形、例えば3対の対向面部5d1を有する六角形に形成してある。
この突出部5dに形成される対向面部5d1を操作部材5の押圧方向へ案内する上述した案内部材は弾性部材から成り、この弾性部材は、操作部材5の突出部5dを対向面部5d1が案内部材と整合するように付勢する。例えば、この弾性部材は、図10等に示すように、一対の板ばね11から成り、それぞれ操作部材5の押圧方向に沿って延設され、互いに対向配置され、操作部材5をこの操作部材5の回転中心方向に付勢している。
また、図10等に示すように、上述した操作部材5の突出部5dの隣り合う対向面部5d1間には、板ばね11との係合、離脱に伴ってクリック感触を与える頂部5d2が設けられている。
本実施形態は、操作部材5が図10に示す位置にあるときに、すなわち操作部材5が、突出部5dの対向面部5d1が板ばね11と整合して押圧方向に摺動可能な位置にあるときに、上述した回転型電気機構が所定の電気信号を出力するように、操作部材5の突出部5dの対向面部5d1と板ばね11との配置関係、及び回転板7に取り付けられる摺動子9と複数の導電パターン10との配置関係を予め設定してある。例えば六角形から成る操作部材5の突出部5の3対の対向面部5d1を構成する6つの辺のそれぞれが、板ばね11に対向して整合することによって形成される異なった回転形態に対応して、それぞれの回転形態に固有の電気信号が出力されるように、複数の導電パターン10の配置、及びこれらの導電パターン10に摺接する摺動子9の取り付け位置を予め設定してある。
上述した回転形態は、操作部材5を初期位置(回転角度0度)から60度だけ一方向に回転させた形態を第1回転形態とすると、操作部材5を初期位置からそれぞれ120度、180度、240度、300度だけ回転させた形態が、第2回転形態、第3回転形態、第4回転形態、第5回転形態となる。したがって、操作部材5をそれぞれ60度、120度、180度、240度、300度回転させることに伴う摺動子9と導電パターン10との接触により、上述の回転角度のそれぞれに固有な電気信号が出力されるようになっている。
例えば本実施形態を、複数の項目のうちのいずれかの項目を選択して、その選択された項目を確定させる処理を行う装置として活用させる場合には、上述の第1回転形態〜第5回転形態のそれぞれに対応して、異なった項目を予め設定しておけばよい。このように設定した場合には、操作部材5を同一方向に、60度、120度、180度、240度、300度それぞれ選択的に回転させることによって、該当する特定項目に応じた電気信号が回転型電気機構から出力される。
[本実施形態の動作]
操作部材5が初期位置(回転角度0度)に保持されている状態では、図6,7に示すように、スイッチ機構を構成するドーム状の可動接点14の付勢力により押圧回動部材13を介して操作部材5の大径部5cは、例えばケース1の内壁面に当接してその摺動が規制された状態となっている。また、図10に示すように、一対の板ばね11に操作部材5の突出部5dの一対の対向面部5d1のそれぞれが整合しており、この板ばね11の付勢力が突出部5dに与えられている。これらにより、操作部材5が所定位置に位置決めされ、ねじ4を介して摘み3が初期位置に保持された状態となっている。
操作部材5が初期位置(回転角度0度)に保持されている状態では、図6,7に示すように、スイッチ機構を構成するドーム状の可動接点14の付勢力により押圧回動部材13を介して操作部材5の大径部5cは、例えばケース1の内壁面に当接してその摺動が規制された状態となっている。また、図10に示すように、一対の板ばね11に操作部材5の突出部5dの一対の対向面部5d1のそれぞれが整合しており、この板ばね11の付勢力が突出部5dに与えられている。これらにより、操作部材5が所定位置に位置決めされ、ねじ4を介して摘み3が初期位置に保持された状態となっている。
このように摘み3及び操作部材5が初期位置に保持されている状態から、例えば図8,9の矢印16で示すように、スイッチ機構を構成する可動接点14の付勢力に抗して摘み3及び操作部材5に軸8に直交する方向の押圧力を加えて、これらを摺動させ押圧操作を行うと、回動押圧部材13が軸12を中心に回動し、この回動押圧部材13の押圧部13aによってスイッチ機構の可動接点14が撓み、可動接点14の中央部分が中央固定接点15bに接続され、このスイッチ機構が作動する。すなわち、可動接点14を介して中央固定接点15bと周辺固定接点15aとが導通し、スイッチオンとなる。このスイッチオンにより、摘み3及び操作部材5が押圧操作されたことが検出される。
なお、摘み3及び操作部材5を摺動させる際に、操作部材5の突出部5dの一対の対向面部5d1のそれぞれは、図11に示すように板ばね11に案内される。また、上述の操作部材5の摺動に際して、操作部材5の第1凹部5c1の第1内壁面5c1aと継手部材6の第1対向辺部6aとの係合によって、継手部材6が回転板7の第1凹部7aの第2内壁面7a1に相対的にガイドされて、操作部材5と一体的に移動する。
このようにスイッチ機構を作動させている状態から、摘み3及び操作部材5に加えていた押圧力を除くと、可動接点14の復元力によって、可動接点14が中央固定接点15aから離れてスイッチオフとなるとともに、上述の可動接点14の復元力が回動押圧部材13に伝えられ、この回動押圧部材13は軸12を中心に上述とは逆方向に回動し、この回動押圧部材13によって操作部材5は、その大径部5cがケース1の内壁に当接して動きが規制されるまで初期位置方向へ押し戻される。これにより、摘み3及び操作部材5は上述した初期位置に復帰する。
また、図6,7に示す状態から、摘み3及び操作部材5を、例えば一方向に60度回転させると、操作部材5の突出部5cの上述とは異なる一対の対向面部5d1が板ばね11に整合する状態となる。これにより回転型電気機構から回転角度60度に相応する電気信号が出力される。すなわち、摘み3と一体に回転する操作部材5の回転力が、この操作部材5の第1凹部5c1の第1内壁面5c1aと継手部材6の第1対向辺部6aとの係合を介して継手部材6に伝えられる。さらに、この継手部材6に伝えられた回転力が、この継手部材6の第2対向辺部6bと回転板7の第2凹部7aの第2内壁面7a1との係合を介して回転板7に伝えられ、この回転板7が軸8を中心に回転する。この回転板7の回転に伴って、この回転板7に取り付けられた摺動子9が複数の導電パターン10のうちの、回転角度60度に相応する位置に配置された導電パターン10に接触し、回転角度60度に相応する電気信号が出力される。
なお、上述した操作部材5の回転に際して、操作部材5の突出部5dの頂部5d2が板ばね11のそれぞれに係合、離脱することによって、板ばね11の撓みを介在させたクリック感触を得ることができる。
また、上述した摘み3及び操作部材5の回転操作後に、摘み3及び操作部材5を押圧操作すると、操作部材5の第1凹部5c1の第1内壁面5c1aが継手部材6の第1対向辺部6aに一方向にガイドされ、回転板7の第2凹部7aの第2内壁面7a1が継手部材6の第2対向辺部6bに相対的に上述の一方向と直交する方向にガイドされる。これによって、継手部材6が2軸方向に移動して、すなわち一平面内において移動して、操作部材5の摺動が許容され、この操作部材5の摺動によって、上述したように回動押圧部材13が回動する。この回動によって、可動接点14が中央固定接点15bに導通し、スイッチオンとなる。
以下同様に、摘み3及び操作部材5を初期位置から120度、180度、240度、300度それぞれ回転させた場合にも、それぞれの回転角度に固有の電気信号が回転型電気機構から出力される。また、上述のそれぞれの回転角度において摘み3及び操作部材5を摺動させて押圧操作が行われた場合には、該当する回転角度における回転型電気機構の電気信号に関連させて的確にスイッチ機構を作動させることができる。
なお、図12に示すように、回転操作に際して摘み3及び操作部材5を、初期位置から60度に満たない小さな回転角度、例えば15度程度回動させた場合には、板ばね11が操作部材5の頂部5d2に与える付勢力によって、同図12の矢印17で示すように操作部材5に初期位置に戻る方向の回転力が与えられる。したがって、摘み3に加えていた回転力を除くと、摘み3及び操作部材5は初期位置に復帰する。また、摘み3及び操作部材5を、初期位置から60度に満たない大きな回転角度、例えば45度程度回動させた場合には、板ばね11と頂部5d2との位置関係により、操作部材5に上述した矢印17とは逆方向の回転力が働く。したがって摘み3に加えていた回転力を除くと、摘み3及び操作部材5は初期位置から60度の回転角度の位置まで回転し、この位置で操作部材5の突出部5dの対向面部5d1が板ばね11に整合する。
摘み3及び操作部材5を初期位置から120度、180度、240度、300度のそれぞれ付近まで回転させた場合も同様であり、そのときに摘み3に加えていた回転力を除くと、操作部材5の突出部5dの対向面部5d1が板ばね11に整合する回転角度120度、180度、240度、300度の位置のそれぞれに、摘み3及び操作部材5は正しく位置決めされる。
摘み3及び操作部材5の回転操作によって回転型電機機構から電気信号を出力させた後に、これらの摘み3及び操作部材5を押圧操作してスイッチ機構を作動させる場合には、上述のように摘み3及び操作部材5を所定の回転角度において位置決めした後に、押圧操作を行えばよい。
なお、本実施形態を、複数の項目のうちのいずれかの項目を選択して、その選択された項目を確定させる処理を行う装置として活用させる場合には、上述したように第1回転形態(60度)、第2回転形態(120度)、第3回転形態(180度)、第4回転形態(240度)、第5回転形態(300度)のそれぞれに対応して、例えば異なった項目が予め設定される。したがって、摘み3及び操作部材5を同一方向に、60度、120度、180度、240度、300度それぞれ選択的に回転させることによって、該当する回転角度に相当する特定項目に応じた電気信号が回転型電気機構から出力される。それぞれの回転角度において、摘み3及び操作部材5を摺動させて押圧操作を行うと、スイッチ機構が作動し、選択された特定項目を確定する処理がなされる。このように本実施形態に係る複合操作入力装置を活用した場合には、複数の項目のうちの特定項目を確実に選択し、確定する処理を行うことができる。
[本実施形態の効果]
以上のように構成した本実施形態によれば、ガイド部を形成する継手部材6の第1対向辺部6a及び第2対向辺部6bを介して操作部材5を一方向に、回転板7をこの一方向と直交する方向に、それぞれガイドすることができる。すなわち、操作部材5と回転板7に対するガイド機能を、継手部材6の表面及び裏面に溝部を形成することなく、継手部材6の第1対向辺部6aと第2対向辺部6bを活用させることによって確保することができる。これにより、継手部材6の表面及び裏面に溝部を設けることによって大きく設定せざるを得なかった継手部材6の厚さ寸法を、小さく設定することが可能となり、装置の薄型化を実現させることができる。また、2軸方向に摺動可能な上述の継手部材6を備えたことから、この継手部材6を介して操作部材5を円滑に摺動させて、良好な押圧操作を実施させることができる。
以上のように構成した本実施形態によれば、ガイド部を形成する継手部材6の第1対向辺部6a及び第2対向辺部6bを介して操作部材5を一方向に、回転板7をこの一方向と直交する方向に、それぞれガイドすることができる。すなわち、操作部材5と回転板7に対するガイド機能を、継手部材6の表面及び裏面に溝部を形成することなく、継手部材6の第1対向辺部6aと第2対向辺部6bを活用させることによって確保することができる。これにより、継手部材6の表面及び裏面に溝部を設けることによって大きく設定せざるを得なかった継手部材6の厚さ寸法を、小さく設定することが可能となり、装置の薄型化を実現させることができる。また、2軸方向に摺動可能な上述の継手部材6を備えたことから、この継手部材6を介して操作部材5を円滑に摺動させて、良好な押圧操作を実施させることができる。
また、操作部材5の第1凹部5c1内に回転板7を収容することができるので、操作部材5と回転板7とを含めた部分の厚さ寸法を小さく設定することができ、これによってさらに装置の薄型化を実現できる。
また、案内部材を構成する弾性部材、すなわち操作部材5をこの操作部材5の回転中心方向に付勢する一対の板ばね11を備えたことから、この板ばね11の付勢力を介して、摘み3及び操作部材5の安定した回転操作と押圧操作が可能となり、操作性に優れた信頼性の高い装置とすることができる。また、操作部材5が回転操作された際に、板ばね11の付勢力によってこの操作部材5を所定の回転角度位置に確実に位置決めすることができる。さらに、この板ばね11によって、板ばね11の延設方向に沿うように操作部材5を円滑に摺動させることができ、良好な押圧操作の実現に貢献する。このような板ばね11は、簡単な構成とすることができ、これにより製作費を安くすることができる。
また、本実施形態は、操作部材5を、その突出部5dの対向面部5d1が案内部材すなわち板ばね11と整合する位置まで回動させた後に、摺動による押圧操作を行えば、操作部材5の対向面部5d1が板ばね11と整合する60度、120度、180度、240度、300度の回転角度において回転型電気機構から信号が出力され、その後に可動接点14、及び周辺固定接点15a、中央固定接点15bから成るスイッチ機構を作動させることができる。すなわち、摘み3及び操作部材5の所定回転角度に応じた回転型電気機構からの電気信号の出力と、スイッチ機構の作動との望ましい動作関係を得ることができる。これにより、誤操作を生じることなく、すなわち誤操作を生じない電気信号が回転型電気機構から出力するように摘み3及び操作部材5を的確に、かつ容易に操作することができる。この点でも信頼性の高い装置を実現させることができる。
また、操作部材5の突出部5dの頂部5d2がクリック部材を形成するので、他に特別なクリック部材を設けなくて済み、製作費を安くすることができる。また、突出部5dの頂部5d2と板ばね11との摺接によってクリック感触を得るようにしてあることから、叩打音等が生じない静かな状況が形成された中で良好なクリック感触を得ることができる。この点でも信頼性の高い装置を実現させることができる。
[他の実施形態]
上記実施形態は、操作部材5を押圧方向へ案内する案内部材として板ばね11を設けた構成にしてあるが、本発明は、このように構成することには限られず、案内部材がねじりコイルばねを含む構成であってもよい。
上記実施形態は、操作部材5を押圧方向へ案内する案内部材として板ばね11を設けた構成にしてあるが、本発明は、このように構成することには限られず、案内部材がねじりコイルばねを含む構成であってもよい。
また、上記実施形態は、回転型電気機構を、摺動子9を導電パターン10に摺接させて電気信号を出力させる構成にしてあるが、本発明は、このように構成することには限られず、この回転型電気機構を磁石を備えた非接触式の構成にすることもできる。
1 ケース
1a 係合突起
2 カバー
2a 孔部
2b 穴部
3 摘み
4 ねじ
5 操作部材
5a 孔部
5b 小径部
5c 大径部
5c1 第1凹部
5c1a 第1内壁面
5d 突出部
5d1 対向面部
5d2 頂部
6 継手部材
6a 第1対向辺部
6b 第2対向辺部
6c 孔部
7 回転板(回転型電気機構)
7a 第2凹部
7a1 第2内壁面
7b 孔部
8 軸
9 摺動子(可動接点)[回転型電気機構]
10 導電パターン(固定接点)[回転型電気機構]
11 板ばね(弾性部材)[案内部材]
12 軸
13 回動押圧部材
13a 押圧部
14 可動接点(スイッチ機構)
15a 周辺固定接点(スイッチ機構)
15b 中央固定接点(スイッチ機構)
1a 係合突起
2 カバー
2a 孔部
2b 穴部
3 摘み
4 ねじ
5 操作部材
5a 孔部
5b 小径部
5c 大径部
5c1 第1凹部
5c1a 第1内壁面
5d 突出部
5d1 対向面部
5d2 頂部
6 継手部材
6a 第1対向辺部
6b 第2対向辺部
6c 孔部
7 回転板(回転型電気機構)
7a 第2凹部
7a1 第2内壁面
7b 孔部
8 軸
9 摺動子(可動接点)[回転型電気機構]
10 導電パターン(固定接点)[回転型電気機構]
11 板ばね(弾性部材)[案内部材]
12 軸
13 回動押圧部材
13a 押圧部
14 可動接点(スイッチ機構)
15a 周辺固定接点(スイッチ機構)
15b 中央固定接点(スイッチ機構)
Claims (6)
- 回転体を有し、この回転体の回転に伴って電気信号を出力する回転型電気機構と、上記回転体を回転操作するとともに、押圧操作が可能な操作部材と、この操作部材の上記押圧操作に伴って作動するスイッチ機構とを備え、
上記操作部材が、少なくとも一対の対向面部を有するとともに、
上記操作部材の上記対向面部を上記押圧方向へ案内する案内部材を備え、
上記操作部材を、上記対向面部が上記案内部材と整合する位置まで回転させて押圧する上記押圧操作に伴って、上記スイッチ機構が作動することを特徴とする複合操作入力装置。 - 上記請求項1記載の発明において、
上記回転体が回転板から成り、
この回転板と上記操作部材との間に、2軸方向に移動可能であって、上記操作部材の回転操作を上記回転型電気機構に伝達可能であるとともに、上記操作部材の上記押圧操作を許容させる継手部材を備えたことを特徴とする複合操作入力装置。 - 上記請求項1または2記載の発明において、
上記回転板に向かい合う操作部材の裏面側に、上記対向面部が形成される突出部を設けるとともに、
上記案内部材は、上記操作部材の上記突出部を上記対向面部が上記案内部材と整合するように付勢する弾性部材から成ることを特徴とする複合操作入力装置。 - 上記請求項3記載の発明において、
上記操作部材の上記突出部は、複数対の上記対向面部を有する多角形から成るとともに、この突出部は、隣り合う対向面部間に、上記弾性部材との係合、離脱に伴ってクリック感触を与える頂部を有することを特徴とする複合操作入力装置。 - 上記請求項3または4記載の発明において、
上記弾性部材が、上記操作部材の上記押圧方向に沿って延設される板ばねから成ることを特徴とする複合操作入力装置。 - 上記請求項1〜5のいずれか1項記載の発明において、
上記回転型電気機構は、複数の固定接点と、可動接点とを備え、
上記操作部材が、上記対向面部が上記案内部材と整合して上記押圧方向に摺動可能な位置で、上記回転型電気機構が信号を出力することを特徴とする複合操作入力装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006069327A JP2007250261A (ja) | 2006-03-14 | 2006-03-14 | 複合操作入力装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006069327A JP2007250261A (ja) | 2006-03-14 | 2006-03-14 | 複合操作入力装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007250261A true JP2007250261A (ja) | 2007-09-27 |
Family
ID=38594327
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006069327A Withdrawn JP2007250261A (ja) | 2006-03-14 | 2006-03-14 | 複合操作入力装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007250261A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101103858B1 (ko) * | 2008-12-24 | 2012-01-11 | 인터내셔널 비지네스 머신즈 코포레이션 | 냉각 메커니즘을 포함하는 본딩된 반도체 기판 |
JP2016061016A (ja) * | 2014-09-12 | 2016-04-25 | 日立建機株式会社 | ハイブリッド式建設機械 |
JP6487987B1 (ja) * | 2017-11-08 | 2019-03-20 | 株式会社東海理化電機製作所 | スイッチ操作機構 |
JP2019087542A (ja) * | 2017-11-08 | 2019-06-06 | 株式会社東海理化電機製作所 | スイッチ操作機構 |
-
2006
- 2006-03-14 JP JP2006069327A patent/JP2007250261A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US10984971B2 (en) | 2017-11-08 | 2021-04-20 | Kabushiki Kaisha Tokai Rika Denki Seisakusho | Switch operation mechanism |
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